JPH06141476A - 充電器の保護回路 - Google Patents

充電器の保護回路

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JPH06141476A
JPH06141476A JP4286285A JP28628592A JPH06141476A JP H06141476 A JPH06141476 A JP H06141476A JP 4286285 A JP4286285 A JP 4286285A JP 28628592 A JP28628592 A JP 28628592A JP H06141476 A JPH06141476 A JP H06141476A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充電器の安定化電圧回路が短絡等の異常状態
を検出する検出感度を向上させた充電器の保護回路の提
供を目的とする。 【構成】 充電動作の開始前に、安定化電圧回路の両端
の電位差を検出し、この電位差によって、安定化電圧回
路の動作状態を確認し、安定化電圧回路に異常が生じて
いる場合は、充電動作を行わないようにすると共に、充
電電流の特性を検出して充電動作をさせるようにして、
2次電池が例えばリチウム電池等であっても適切な充電
が行える構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、充電器の保護回路に関
するものであり、特に、安定化電圧回路が故障した時等
において、充電電圧が上昇して、2次電池が破損するの
を防止する保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電池の充電器には、一般に、充電電圧を
安定させるために、安定化電圧回路が設けられている
が、この安定化電圧回路が何らかの原因によって故障し
て短絡状態になることがある。
【0003】このような時、電圧制御不能となり、充電
電圧が上昇し、電池が破損する結果となる。そのような
事故を防止するために、従来、保護回路が設けられてい
る。
【0004】従来の充電器の保護回路は、充電器の出力
電圧を検出するための検出回路と、この検出回路の出力
によって制御されるスイッチ、ヒュ−ズ等から構成され
ていた。図9はヒュ−ズを用いた一例を示したものであ
る。
【0005】図9において、電源端子1aと、出力端子
4との間は、ヒュ−ズ2と、安定化電源回路3とが直列
に接続されている。安定化電源回路3だけの充電器で
は、安定化電源回路3の入出力端子間が破損等によって
短絡したとすると、入力電圧がそのまま電池10に印加
されるため過充電となり、電池10を破損することにな
る。
【0006】そのような事故を防止するために、安定化
電源回路3の出力端子とア−スとの間に接続された抵抗
器8、9の直列回路と、抵抗器8、9の接続点に一端を
接続されたツェナダイオ−ド6と、ツェナダイオ−ド6
の他端に接続された抵抗器7およびダイオ−ド5とから
なる保護回路が設けられている。
【0007】この保護回路は、安定化電源回路3の出力
電圧が過大になった時、ヒュ−ズ2を切断することによ
って、電池10を保護するようになっている。即ち、出
力端子4の電圧が正常である時は、抵抗器8、9の接続
点の電圧と抵抗器7の電圧とはバランスが取れており、
従って、ツェナダイオ−ド6には電流は流れない。
【0008】しかし、出力電圧が過大になると、ツェナ
ダイオ−ド6は導通し、従って、ダイオ−ド5、ツェナ
ダイオ−ド6、抵抗器9を通じて、ヒュ−ズ2に大きな
電流が流れ、ヒュ−ズ2は切断し、その結果、出力端子
4の電圧はゼロボルトになって、電池10に過大な電圧
が印加されるのを阻止するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術による充電器の保護回路は、充電電圧の検出は安定化
電源回路の出力で行われ、しかも、電圧の検出は充電中
でなければ行われないため、安定化電源回路が破損また
は破壊によって短絡を起こした場合の急激な出力電圧の
上昇に対する応動が遅い。
【0010】そのため、従来技術による保護回路は、リ
チウムイオン電池等のように過電圧によって容易に破損
し易い電池に適用するには、制御感度が不十分であると
いう問題があった。
【0011】従って、リチウムイオン電池等のように過
電圧によって破損し易い電池にも適用することができる
ような、制御感度の高く、かつ、安定に動作する充電器
の保護回路を実現することに解決しなければならない課
題を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による充電器の保護回路は、入力された電源
から2次電池への充電電圧を発生させ、該充電電圧を安
定化させる安定化電圧回路と、該安定化電圧回路の入出
力端間の電位差を検出する検出回路と、該検出回路で検
出した電位差に基づいて前記安定化電圧回路の動作状態
を検出する検出手段とから構成された充電器の保護回路
であって、前記検出手段による検出は、予め設定された
閾値に基づいて検出し、前記電圧検出回路の異常を検出
した時は、前記入力側の電源、又は前記2次電池の端子
を遮断する充電器の保護回路である。
【0013】又、上記検出回路の検出は、安定化電圧回
路の両端に発生する電流に基づいた電位差により検出す
ること;上記検出手段は、充電開始から所定時間定電流
を供給した後に、上記検出回路からの電位差を検出する
ようにしたこと;上記検出回路で上記安定化電圧回路の
両端の電位差の検出を行わせるために、上記2次電池に
供給される充電電流を遮断する充電遮断回路を備えたこ
と;充電の時に、所定の期間上記2次電池の充電経路を
遮断し、上記検出手段で上記安定化電圧回路の状態を検
出し、前記安定化電圧回路が正常でない場合は、定電流
を所定時間供給後も引き続き前記2次電池の充電経路を
遮断し、前記安定化電圧回路が正常な場合は、定電流を
所定時間供給後、2次電池の充電経路の遮断を解除する
ようにしたこと;充電電流の変化を所定期間毎に検出し
て上記2次電池の充電状態を検出するようにした充電器
の保護回路である。
【0014】
【作用】上記構成により、検出手段は、電圧安定化回路
の両端の電流の差に基づいて電位差をオペアンプにより
測定することによって、電圧安定化回路の故障の有無を
検出するので、2次電池へ充電電圧が供給する前に充電
器の良否を判断することができる。
【0015】又、2次電池への充電の遮断は、検出手段
の出力信号の値に基づき、電圧安定化回路が正常である
時は2次電池の充電経路を導通させ、それが正常でない
時は入力電源、又は2次電池の端子で遮断することによ
って、2次電池の破損を未然に防止することが可能にな
る。
【0016】更に、検出手段による電圧安定化回路の両
端の電位差の検出は、定電電流期間経過後に行われるた
め、誤動作を防止し、正確な検出状態を得ることが可能
になる。
【0017】そして、充電器の保護回路は、起動時、所
定の期間、電池の充電経路を遮断した上で、検出手段に
よって電圧安定化回路の状態を検出し、その結果、電圧
安定化回路が正常でない場合は、定電流期間経過後も引
き続き電池の充電経路を遮断して充電が行われないよう
にし、電圧安定化回路が正常な場合は、この定電流期間
経過後、電池の充電経路の遮断を解除するようにして2
次電池の破損等を未然に防止することが可能になる。
【0018】そして、充電電流は予め定められた間隔で
検出するようにしたのでリチウム電池等の2次電池であ
っても適切な充電状態を維持することができるようにな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。本発明による充電器の保護回路1
は、図1に示すように、変圧器Tと、MOSFETトラ
ンジスター11と、PWM回路12と、ストップ回路1
3と、オペアンプ14と、ダイオード15と、コンデン
サ16と、直列型安定化回路Regと、抵抗器R1、R
2、R3、R4とから構成されている。以下この接続状
態を説明した後に動作及び機能を説明する。
【0020】電源端子1aは、変圧器Tの1次巻線の一
端に接続され、その他端はMOSFETトランジスター
11のソ−ス端子側に接続されている。
【0021】この変圧器Tの2次巻線の一端は、ダイオ
−ド15を介して、直列型安定化回路Regの入力端子
に接続され、その他端は接地されている。
【0022】このMOSFETトランジスター11のド
レーン端子側は接地され、そのゲ−ト端子側は、PWM
(パルス幅変調)回路12の出力端子に接続されてい
る。これによって、MOSFETトランジスター11を
流れる電流、即ち、変圧器Tの1次電流は、PWM回路
12の出力によって制御され、定電流制御が行われる。
【0023】PWM回路12の入力端子は、ストップ回
路(電停止回路)13の出力端子と接続され、その出力
端子はMOSFETトランジスター11に接続されてい
る。
【0024】ストップ回路13の入力端子は、オペアン
プ14の出力端子に接続され、その出力端子はPWM回
路12に接続されている。このストップ回路13は、オ
ペアンプ14の出力信号が所定値(閾値)を越えた時、
PWM回路12に対しストップ信号を出力することによ
ってMOSFETトランジスター11をオフにし、変圧
器Tの1次電流を遮断するように動作するものである。
【0025】オペアンプ14のプラス(+)入力端子
は、抵抗器R3、R4の間に接続され、マイナス(−)
入力端子は抵抗器R3、R4の間に接続されている。
【0026】このオペアンプ14は、その入力電流と出
力電流との差に比例する大きさ化ら生じる電圧差を検出
して出力する差動回路として動作するものである。
【0027】直列型安定化回路Regの出力端子は、抵
抗器R3の一端と、2次電池10の一方の端子4に接続
されている。尚、2次電池10の他方の端子は接地され
ている。
【0028】又、直列型安定化回路Regの入力端子と
ア−スとの間には、コンデンサ16と、抵抗器R1の一
端と、ダイオード15のカソード側とが接続されてい
る。尚、抵抗器R1の一端は抵抗器R2の一端に接続
し、抵抗器R2の他端は接地されている。又、抵抗器R
3の他端は、オペアンプのプラス(+)入力端子と、抵
抗器R4の一端とに接続され、抵抗器R4の他端は接地
されている。
【0029】この直列型安定化回路Regの等価回路
は、図2に示すように、正常な直列型安定化回路Reg
では、電源1bから発生する入力電圧EINは、常に2
次電池10に発生している出力電圧EBより大きくなる
ように制御されている。
【0030】このような接続状態からなる充電器の保護
回路1の動作及び機能について以下説明する。直列型安
定化回路Regが正常状態である場合は、前記説明した
図2に示すように、直列型安定化回路Regの入力電圧
EINは出力電圧EBより高い。このことは、図1に示
す抵抗器R1、R2の接続点の電圧は、抵抗器R3、R
4の接続点の電圧より高いから、オペアンプ14のプラ
ス(+)入力端子とマイナス(−)入力端子との間には
電位差がある。従って、その電位差に比例する大きさの
出力信号がオペアンプ14から出力される。
【0031】この正常な場合のオペアンプ14の出力信
号は、予め設定された閾値より大きいな値なので、スト
ップ回路13はストップ信号を出力しない。従って、P
WM回路12は定電流制御動作を継続することができ
る。
【0032】いま、直列型安定化回路Regが破損また
は破壊したため短絡状態になったとすると、オペアンプ
14のプラス(+)入力端子とマイナス(−)入力端子
との両端の電位差はゼロとなる。その結果、オペアンプ
14の2つの入力電圧は等しいか、きわめて等しい値に
なる。従って、オペアンプ14の出力信号は、予め設定
された閾値よりも小さい値となり、ストップ回路13か
らストップ信号を出力する。
【0033】ここでPWM回路12は、ストップ回路1
3からのストップ信号に応動してMOSFETトランジ
スター11をオフにする。その結果、変圧器Tの1次電
流は遮断され、直列型安定化回路Regの出力電圧もゼ
ロとなる。従って、充電器の短絡等による2次電池10
への悪影響を最小限に抑制することができる。
【0034】本発明に係る第2の実施例は、図3に示す
ように、直列型安定化回路Regの短絡状態を検出する
充電器の保護回路1Aは、図1を参照にして前記第1の
実施例で説明した場合と同様に、4つの抵抗器R1〜R
4とオペアンプ17とから構成される。そして、短絡状
態を検出した場合は、2次電池10の接地側をオープン
状態にさせて保護しようとするものである。以下、その
接続状態を説明した後、動作及び機能を説明する。
【0035】充電器の保護回路1Aは、直列型安定化回
路Regと、オペアンプ17と、ストップ回路18と、
MOSFETトランジスター19と、抵抗器R1、R
2、R3、R4とから構成されている。
【0036】オペアンプ17のプラス(+)入力端子
は、抵抗器R3の他端と、抵抗器R3の一端に接続さ
れ、マイナス(−)入力端子は抵抗器R1の他端と抵抗
器R2の一端に接続され、その出力端子はストップ回路
18の入力端子に接続されている。尚、抵抗器R1の一
端は入力端子1aに接続され、抵抗器R2の他端は接地
され、抵抗器R3の一端は直列型安定化回路Regの出
力端子に接続され、抵抗器R4の他端は接地されてい
る。
【0037】ストップ回路18の出力端子は、MOSF
ETトランジスター19のゲ−ト端子に接続されてい
る。
【0038】MOSFETトランジスター19のドレー
ン端子は端子を介して2次電池10の他端に接続し、そ
のソース端子は接地されている。
【0039】このような接続状態からなる充電器保護回
路1Aの回路構成によって、オペアンプ17は、直列型
安定化回路Regの入出力端子間が短絡した場合、スト
ップ回路18へ検出信号を送ることができる。ストップ
回路18は、オペアンプ17からの検出信号に応動し
て、MOSFETトランジスター19をオフにする。そ
の結果、2次電池10の充電経路は遮断される。尚、動
作及び機能は、第1の実施例(図1参照)と同じであ
り、ただ2次電池10への充電経路の遮断位置が異な
る。
【0040】次に、本発明に係る第3の実施例は、2次
電池10がリチウム電池、又はリチウム電池の特性に近
似する電池である場合に適用した実施例である。即ち、
リチウム電池の充電電圧電流特性は、図4に示すよう
に、定電流期間t0〜t1では定電流制御動作が行わ
れ、この間、電流Iは一定電流値I0に保持され、電圧
Vは電圧値V0(ゼロボルト)から電圧値V1まで上昇
する。
【0041】又、定電圧期間t1〜t2では定電圧制御
動作が行われ、この間、電圧Vは一定電圧値V1に保持
され、電流Iは、急速に減少し、ゼロに近づく。
【0042】このような充電電圧電流特性を持つリチウ
ム電池は、上記第1、第2実施例の保護回路を使用した
場合、定電流期間(t0〜t1)においては電圧Vは直
列型安定化回路Regの制御電圧以下であるので、直列
型安定化回路Regの両端の電位差は殆どゼロである。
従って、この期間においては、直列型安定化回路Reg
が故障していなくてもストップ回路13が動作してしま
う。即ち、所謂誤動作により充電経路を遮断してしまう
恐れがある。
【0043】そこで、上記のようなリチウム電池の充電
特性を考慮して、下記表1に示すように、定電流期間t
0〜t1の定電流制御動作時には保護回路の動作を停止
し、定電圧期間t1〜t2の定電圧制御動作時には保護
回路を動作させるように、時刻t1において保護回路の
動作を切り換えるようにする。
【0044】
【表1】
【0045】このようにリチウム電池を充電するための
充電器の保護回路1Cは、図5に示すように、変圧器T
と、MOSFETトランジスター11と、オペアンプ1
4、22と、スイッチ20と、検出回路21と、ストッ
プ回路23と、直列型安定化回路Regと、ダイオード
15と、コンデンサ16、24と、抵抗器25、R1、
R2、R3、R4とから構成されている。この充電器の
保護回路1Cの接続状態は以下に示す通りである。
【0046】変圧器Tの1次巻線の一端は電源端子1a
に接続され、その他端はMOSFETトランジスター1
1のドレーン端子に接続されている。
【0047】この変圧器Tの2次巻線の一端は、ダイオ
−ド15を介して直列型安定化回路Regの入力端子に
接続されており、その他端は、抵抗器2の一端と、コン
デンサ24の一端とに接続され、所謂整流回路を形成す
ると共に、オペアンプ22のプラス(+)入力端子と、
スイッチ20の一つの接点aとに接続されている。尚、
抵抗器25の他端と、コンデンサ24の他端と、この整
流回路を形成するオペアンプ22のマイナス(−)入力
端子は接地されている。
【0048】スイッチ20は、制御端子dへの入力信号
によって、センタ端子cを、接点aまたはbに切り換え
接続する機能を有するものであり、そのセンタ端子c
は、PWM回路12の入力端子と接続されており、その
もう一つの接点bはストップ回路23の出力端子cと接
続されている。
【0049】検出回路21は、オペアンプ22からの整
流回路の出力電圧とアース電圧との差電圧が所定値(V
1)より小さい時は”0”、所定値を越える時は”1”
の2値信号を出力する機能を有するものであり、その出
力端子は、スイッチ20の制御端子dと、ストップ回路
23の入力端子aとに接続されている。
【0050】オペアンプ22は、整流回路の出力電圧と
ア−ス電圧との差に比例する検出信号を出力するもので
あり、その出力端子は、検出回路21の入力端子に接続
されている。
【0051】ストップ回路23の入力端子aは、検出回
路21に接続し、その入力端子bはオペアンプ14の出
力端子に接続し、その入力端子cはスイッチ20のセン
タ端子cに接続されている。
【0052】そして、このストップ回路23は、その入
力端子aに検出回路21からの検出信号が”0”である
間動作しないが、それが”1”になると、その端子bに
入力するオペアンプ14の検出信号に対応する値の制御
信号を出力端子cからスイッチ20の接点bへ出力する
機能を有する。
【0053】尚、直列型安定化回路Regと、オペアン
プ14と、抵抗器R1、R2、R3、R4の接続状態は
前記第1、第2の実施例(図1、図3参照)と同じであ
るのでその説明は省略する。
【0054】このような接続状態からなる充電器の保護
回路1Cの動作及び機能を以下に説明する。最初、スイ
ッチ20は、センタ端子cと接点aとが接続された状態
(図示の状態)にある。そして前記図4で示したように
時刻t0において、変圧器Tの一次側に電源電圧が印加
されると、充電電圧Vは上昇を始める。
【0055】そして、時刻t1で充電電圧VがV1に達
するまでは、オペアンプ22の出力は小さいため検出回
路21の出力信号は”0”である。従って、スイッチ2
0のセンタ端子cは接点aと接続したままである。この
状態で、PWM回路12と、MOSFETトランジスタ
ー11とにより、直列型安定化回路Regの出力電流I
は一定電流値I0に維持される。
【0056】また、ストップ回路23の端子aの入力
も”0”であるので、ストップ回路23はストップ信号
を出力しない。
【0057】そして、時刻t1で電圧Vが電圧値V1に
到達すると、検出回路21はスイッチ20とストップ回
路23とへ”1”の制御信号を出力する。この制御信号
によって、スイッチ20は接点aから接点bへ切り換え
られ、これによって、PWM回路12は直列型安定化回
路Regから切り離され、ストップ回路23と接続され
る。これで定電流制御動作は終了し、直列型安定化回路
Regの制御の下で定電圧制御動作に入る。
【0058】ストップ回路23は、検出回路21から出
力された”1”の制御信号によって動作を開始する。即
ち、直列型安定化回路Regの故障状態を表すオペアン
プ14の出力信号に対応する制御信号をPWM回路12
へ送出する。
【0059】もし、直列型安定化回路Regの短絡等に
よって充電電圧Vが上昇しようとすると、オペアンプ1
4はこれを検出し、ストップ回路23へ知らせる。する
と、ストップ回路23は、PWM回路12およびMOS
FETトランジスター11を通じて入力電源を遮断する
ことによって、直列型安定化回路Regの出力電圧をゼ
ロにする。
【0060】次に、本発明に係る第4の実施例について
説明する。第1、第2、第3の実施例では、充電器を起
動するとすぐに充電が開始され、充電中に直列型安定化
回路Regの両端の電位差の検出が行われる。しかし、
充電開始前に直列型安定化回路Regの両端の電位差を
検出する。もし、直列型安定化回路Regの状態が不良
であったら、充電を開始しないようにすれば、更に保護
回路の効果が上がる。このような発明に係る第4の実施
例の充電器の保護回路1Dの基本構成を図6を参照にし
て説明する。
【0061】充電器の保護回路1Dは、図6に示すよう
に、起動スイッチ26と、パルス発生回路27と、故障
検出回路28と、電圧検出回路30と、充電遮断回路3
1と、スイッチング回路32と、直列型安定化回路Re
gとから構成され、その接続状態は以下に示す通りであ
る。
【0062】起動スイッチ26と直列型安定化回路Re
gとの間に起動時パルス発生回路27が接続されてい
る。この起動時パルス発生回路27は、起動時、あらか
じめ設定されたパルス幅のワンショットパルスを発生す
る。このパルス幅は、充電器の起動から充電開始までの
時間を規制するもので、例えば、起動時点から、充電電
流の変化点よりやや遅れた時点までの時間間隔とする。
【0063】起動時パルス発生回路27の出力端子は、
充電前の直列型安定化回路Reg故障検出回路28の入
力端子と接続されている。充電前の直列型安定化回路R
eg故障検出回路28の出力端子は、スイッチング回路
32の入力端子aと接続されている。
【0064】また、直列型安定化回路Regの入力、出
力端子間には、電圧差を検出する電圧検出回路30が接
続されており、この電圧検出回路30の出力端子はスイ
ッチング回路32の入力端子bと接続されている。
【0065】スイッチング回路32の出力端子cは、充
電遮断回路31の入力端子と接続されている。スイッチ
ング回路32は、起動時パルス発生回路27から出力さ
れる起動パルスに応動して出力端子cを入力端子aまた
はbに切り換え接続するスイッチ機能を有する。
【0066】充電遮断回路31の出力端子と直列型安定
化回路Regの出力端子との間に、電池10が接続され
ている。尚、充電前直列型安定化回路Reg故障検出回
路28は、独立に直列型安定化回路Regの故障状態を
検出するようにしてもよいし、或は、電圧検出回路30
を包含することによって、電圧検出回路30の検出信号
を利用して直列型安定化回路Regの状態を検出するよ
うにしてもよい。
【0067】このように構成された充電器の保護回路1
Dの動作及び機能を以下に説明する。起動前は、スイッ
チング回路32の出力端子cは、入力端子aと接続され
ている。そして、スイッチ26をオンにして起動する
と、起動時パルス発生回路27は起動パルスを出力す
る。
【0068】充電前直列型安定化回路Reg故障検出回
路28は、起動時パルス発生回路27からの起動パルス
の前縁によって動作を開始し、スイッチング回路32を
通じて充電遮断回路31へ制御信号を送る。この制御信
号によって、充電遮断回路31は電池10の充電経路を
遮断する。そこで、充電前直列型安定化回路Reg故障
検出回路28は、直列型安定化回路Regの動作状態を
調べる。
【0069】直列型安定化回路Regが短絡していない
場合には、充電前直列型安定化回路Reg故障検出回路
28は充電遮断回路31へ制御信号を送り、電池10の
充電経路の遮断を解除させる。
【0070】そして、起動パルスのパルス幅の時間が経
過すると、起動パルスは消える。スイッチング回路32
は、起動パルスの後縁を検出したら、出力端子cを入力
端子bへ切り換え接続する。この時、電圧検出回路30
の出力は直列型安定化回路Regが正常であることを示
しているので、充電遮断回路31は、電池10の充電経
路の導通状態をそのまま維持する。
【0071】直列型安定化回路Regが短絡している場
合には、起動パルス期間が経過すると、スイッチング回
路32の切り換え動作によって、電圧検出回路30から
直列型安定化回路Regの故障を示す検出信号が充電遮
断回路31へ出力されるので、充電遮断回路31はその
まま電池10の充電経路の遮断状態を維持する。
【0072】このようにして、直列型安定化回路Reg
が故障の場合は、起動と同時にそれを検出し、始めから
充電動作を行わない。尚、充電前の直列型安定化回路R
eg故障検出回路28が直列型安定化回路Regの状態
の調査を独自に行うものとしたが、電圧検出回路30の
検出出力を利用するようにしてもよい。
【0073】このような動作及び機能を有する充電器の
保護回路1Dの基本構成に基づく具体的な回路の一例を
図7を参照にして説明する。充電器の保護回路1Dは、
スイッチ26と、MOSFETトランジスター33と、
トランジスターTR1、TR2、TR3と、オペアンプ
34と、安定化電圧回路Reg1と、抵抗器R、R5、
R6、R7、R8、R9、R10、R11と、ダイオー
ドD1、D2、D3とから構成され、その接続状態は以
下のようになっている。
【0074】電源入力端子1aは、スイッチ26を介し
て安定化電圧回路Reg1の入力端子に接続されてい
る。安定化電圧回路Reg1の入力端子は、コンデンサ
Cの一端に接続されている。このコンデンサCの他端
は、抵抗器Rの一端と、ダイオ−ドD1のカソード側と
に接続されている。尚ダイオードD1のアノード側と、
抵抗器Rの他端は接地されている。
【0075】抵抗器R、コンデンサC、ダイオ−ドD1
は、図6に示した起動時パルス発生回路27を形成して
おり、起動パルスのパルス幅はコンデンサC、ダイオ−
ドD1の各値によって決まる。
【0076】コンデンサCと抵抗器Rとの接続点Pに
は、抵抗器R5を介して、エミッタ接地型トランジスタ
Tr1のベ−スと、抵抗器R7とダイオ−ドD2との直
列回路を介して、エミッタ接地型トランジスタTr2の
ベ−スとが接続されている。尚、トランジスタTr2の
ベースには抵抗器R11の一端が接続され、この抵抗器
R11の他端は端子Dに接続されている。
【0077】トランジスタTr1のコレクタは、抵抗器
R6を介して安定化電圧回路Reg1の出力端子と接続
されており、また、トランジスタTr2のコレクタは、
MOSFETトランジスター33のゲ−ト端子と接続さ
れている。
【0078】このMOSFETトランジスター33は、
電池10と直列に、安定化電圧回路Reg1の出力端子
とア−ス間に接続されており、図6に示す充電遮断回路
31を形成している。尚、MOSFETトランジスター
33のドレーン端子とソース端子間にはダイオードD3
が接続されている。
【0079】安定化電圧回路Reg1の両端間には、オ
ペアンプ34の2つの入力端子が接続されており、これ
は、図6に示す電圧検出回路30を形成していると同時
に、充電前Reg故障検出回路28の一部ともなってい
る。オペアンプ34の出力端子は、抵抗器R8を介して
コレクタ接地型トランジスタTr3のベ−スと接続され
ている。
【0080】トランジスタTr3のエミッタは、MOS
FETトランジスター33のゲ−ト端子と接続されると
共に抵抗器R9を介して安定化電圧回路Reg1の出力
端子と接続されている。
【0081】オペアンプ34と、トランジスタTr1、
Tr2、Tr3と、それ等に付属する抵抗器およびダイ
オ−ドとは、図6に示す充電前Reg故障検出回路28
を形成している。
【0082】このように構成された充電器の保護回路1
Dの動作及び機能について以下説明する。図6及び図7
に示すように、スイッチ26をオンにすると、RC回路
の動作により、接続点Pにおいてワンショットパルスが
発生する。このパルスはトランジスタTr1、Tr2の
各ベ−スに印加され、両者をオン状態にする。
【0083】トランジスタTr2がオンになると、MO
SFETトランジスター33のベ−ス端子は接地され、
その結果、MOSFETトランジスター33はオフとな
る。従って、電池10の充電回路は遮断される。この
時、安定化電圧回路Reg1の出力は、抵抗器R6を通
じてア−スに落ちる。
【0084】一方、オペアンプ34は、スイッチ26が
閉じるとすぐに、安定化電圧回路Reg1の入出力端子
間の電位差により、短絡等の故障の有無をチェックす
る。安定化電圧回路Reg1が短絡していれば、オペア
ンプ34の出力電圧はゼロに近いため、トランジスタT
r3はオンになる。トランジスタTr3がオンになれ
ば、MOSFETトランジスター33のゲ−ト端子は、
トランジスタTr2のオン/オフに関係なく接地され
る。
【0085】反対に、安定化電圧回路Reg1が正常で
あれば、トランジスタTr3はオフとなり、MOSFE
Tトランジスター33のオン/オフはトランジスタTr
2のオン/オフに依存することになる。
【0086】さて、上述の初期状態は、接続点Pにおけ
るパルスが消滅すると終了する。すなわち、トランジス
タTr1、Tr2はオフとなる。この時、安定化電圧回
路Reg1が正常であれば、オペアンプ34の出力によ
ってトランジスタTr3はオフのままである。従って、
トランジスタTr2がオフになると、MOSFETトラ
ンジスター33はオンになり、電池10の充電回路は導
通状態になる。
【0087】反対に、安定化電圧回路Reg1が短絡し
ていると、前述のようにトランジスタTr3はオンのま
まであり、従って、トランジスタTr2がオフになって
も、MOSFETトランジスター33のゲ−ト端子の電
圧をゼロのまま維持する。つまり、そのまま、電池10
の充電回路は遮断されたままとなる。
【0088】このように実施例では、制御パルスのパル
ス幅は、充電の開始が充電電流の変化点t1からΔt経
過した時点t3となるように選定される。この充電電流
の変化点は、充電器の定電流回路によって、事前の実験
によって、或は、動作時に検出される。
【0089】即ち、2次電池の充電特性を考慮した検出
方法にすること、具体的には2次電池の残留電流と充電
電流とを測定することにより行うのであって、これを図
8を参照にして説明する。
【0090】図8は、電池を完全に放電させた後に充電
した場合の充電曲線Q1と、電池に残留電圧がある場合
の充電曲線Q2とを比較する実験結果を示す。尚、タイ
マによって、所定の時間間隔毎に充電電流を測定した。
【0091】その結果、充電曲線Q1においては、各時
刻T0、T1、T2、T3・・における充電電流Iが、
それぞれ、電流値I1、I2、I3・・となったのに対
して、充電曲線Q2では、各時刻での電流値は、充電曲
線Q1に比べて小さい。つまり、充電曲線Q2の電流値
の低下の速度は、充電曲線Q1のそれよりも早い。
【0092】しかし、時刻T3以後は、電池の漏洩電流
と充電電流との差は無くなる。従って、この時刻T3を
検出すれば充電が完了したことを検出できることにな
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
直列型安定化回路の両端の電位差により、直列型安定化
回路の動作状態を検出し、その検出結果に基づいて2次
電池の充電経路を遮断したり導通したりするようにした
ので、検出感度が極めて高く、なると云う優れた効果を
奏する。
【0094】また、直列型安定化回路の両端の電位差の
検出は定電圧期間に入ってから行うようにしたので、動
作の安定性も極めて高い充電器の保護回路が得られ、リ
チウム電池等の過電圧に弱い電池を充電する場合の保護
回路として、きわめて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施例を示す略示的回路図
である。
【図2】直列型安定化回路の説明図である。
【図3】本発明に係る第2の実施例を示す略示的回路図
である。
【図4】リチウム電池の充電特性をグラフで示したもの
である。
【図5】本発明に係る第3の実施例を示す略示的回路図
である。
【図6】本発明に係る第4の実施例を示すブロック図で
ある。
【図7】図6のブロック図を略字的回路図で示したもの
である。
【図8】充電電流曲線を比較したグラフである。
【図9】従来技術を示す略示的回路図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 ヒュ−ズ 3 安定化電源回路 4 出力端子 5、15、D1、D2 ダイオ−ド 6 ツェナ−ダイオ−ド 7、8、9 抵抗器 10 電池 11、19、33 MOSFETトランジスター 12 PWM回路 13、18、23 ストップ回路 14、17、22、34 オペアンプ 16、24、C コンデンサ 20、26 スイッチ 21 検出回路 25,R、R1〜R9 抵抗器 27 起動時パルス発生回路 28 充電前Reg故障検出回路 30 電圧検出回路 31 充電遮断回路 32 スイッチング回路 I、I1〜I3 充電電流 P 接続点 Q1、Q2 充電電流曲線 Reg 直列型安定化回路 Reg1 安定化電圧回路 T 変圧器 T1〜T4 時刻 Tr1〜Tr3 トランジスタ V 充電電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電源から2次電池への充電電
    圧を発生させ、該充電電圧を安定化させる安定化電圧回
    路と、該安定化電圧回路の入出力端間の電位差を検出す
    る検出回路と、該検出回路で検出した電位差に基づいて
    前記安定化電圧回路の動作状態を検出する検出手段とか
    ら構成された充電器の保護回路であって、 前記検出手段による検出は、予め設定された閾値に基づ
    いて検出し、前記電圧検出回路の異常を検出した時は、
    前記入力側の電源、又は前記2次電池の端子を遮断する
    ことを特徴とする充電器の保護回路。
  2. 【請求項2】 上記検出回路の検出は、安定化電圧回路
    の両端に発生する電流に基づいた電位差により検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の充電器の保護回路。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、充電開始から所定時間
    定電流を供給した後に、上記検出回路からの電位差を検
    出するようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の充電器の保護回路。
  4. 【請求項4】 上記検出回路で上記安定化電圧回路の両
    端の電位差の検出を行わせるために、上記2次電池に供
    給される充電電流を遮断する充電遮断回路を備えたこと
    を特徴とする請求項1、2又は3に記載の充電器の保護
    回路。
  5. 【請求項5】 充電の時に、所定の期間上記2次電池の
    充電経路を遮断し、上記検出手段で上記安定化電圧回路
    の状態を検出し、前記安定化電圧回路が正常でない場合
    は、定電流を所定時間供給後も引き続き前記2次電池の
    充電経路を遮断し、前記安定化電圧回路が正常な場合
    は、定電流を所定時間供給後、2次電池の充電経路の遮
    断を解除するようにしたことを特徴とする請求項1、
    2、3又は4に記載の充電器の保護回路。
  6. 【請求項6】 充電電流の変化を所定期間毎に検出して
    上記2次電池の充電状態を検出するようにしたことを特
    徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の充電器の
    保護回路。
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