JPH06142346A - 櫛歯状刃 - Google Patents
櫛歯状刃Info
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- JPH06142346A JPH06142346A JP30339092A JP30339092A JPH06142346A JP H06142346 A JPH06142346 A JP H06142346A JP 30339092 A JP30339092 A JP 30339092A JP 30339092 A JP30339092 A JP 30339092A JP H06142346 A JPH06142346 A JP H06142346A
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- 210000004209 hair Anatomy 0.000 description 7
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 4
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 244000126211 Hericium coralloides Species 0.000 description 2
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Dry Shavers And Clippers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 顎下や腋のような窪んだところの毛の切断を
行うために湾曲させた場合にも、良好な切れ味を確保す
ることができる。 【構成】 櫛歯状の固定刃3と櫛歯状であって固定刃3
に摺接する可動刃4とからなる櫛歯状刃において、可動
刃4の往復動方向において固定刃3及び可動刃4が湾曲
しているとともに、可動刃4と固定刃3の少なくとも一
方は、断面凸型に形成されて、湾曲状態において一面が
刃先部分と面一となるまで研削されており、剛性が低く
なるために、他方の刃に添いやすくなって、固定刃と可
動刃との密着性がよい。
行うために湾曲させた場合にも、良好な切れ味を確保す
ることができる。 【構成】 櫛歯状の固定刃3と櫛歯状であって固定刃3
に摺接する可動刃4とからなる櫛歯状刃において、可動
刃4の往復動方向において固定刃3及び可動刃4が湾曲
しているとともに、可動刃4と固定刃3の少なくとも一
方は、断面凸型に形成されて、湾曲状態において一面が
刃先部分と面一となるまで研削されており、剛性が低く
なるために、他方の刃に添いやすくなって、固定刃と可
動刃との密着性がよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気かみそり等において
使用される共に櫛歯状の固定刃と可動刃とからなる櫛歯
状刃に関するものである。
使用される共に櫛歯状の固定刃と可動刃とからなる櫛歯
状刃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】櫛歯状の固定刃と櫛歯状であって固定刃
に摺接する可動刃とからなる櫛歯状刃は、刃孔を形成し
た外刃とこの外刃内面に摺接する内刃とからなる刃に比
して、長い毛の導入切断が容易であるために、電気かみ
そりにおいてもトリマー刃として常用されており、また
顎下や腋のような窪んだところの毛を剃る場合を考慮し
て可動刃の往復動方向において湾曲したものとして形成
することが提案されている。
に摺接する可動刃とからなる櫛歯状刃は、刃孔を形成し
た外刃とこの外刃内面に摺接する内刃とからなる刃に比
して、長い毛の導入切断が容易であるために、電気かみ
そりにおいてもトリマー刃として常用されており、また
顎下や腋のような窪んだところの毛を剃る場合を考慮し
て可動刃の往復動方向において湾曲したものとして形成
することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、窪んだ肌と
の密着性がよくなるために、湾曲していない直線状のも
のに比して毛の切断効率がよくなるものの、固定刃から
可動刃が浮きやすくなるために、切れ味の低下を招きや
すく、また固定刃と可動刃との間に毛を挟み込んでしま
う事態の発生が多くなってしまう。
の密着性がよくなるために、湾曲していない直線状のも
のに比して毛の切断効率がよくなるものの、固定刃から
可動刃が浮きやすくなるために、切れ味の低下を招きや
すく、また固定刃と可動刃との間に毛を挟み込んでしま
う事態の発生が多くなってしまう。
【0004】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは顎下や腋のような窪ん
だところの毛の切断を行うために湾曲させた場合にも、
良好な切れ味を確保することができる櫛歯状刃を提供す
るにある。
であり、その目的とするところは顎下や腋のような窪ん
だところの毛の切断を行うために湾曲させた場合にも、
良好な切れ味を確保することができる櫛歯状刃を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、櫛歯
状の固定刃と櫛歯状であって固定刃に摺接する可動刃と
からなる櫛歯状刃において、可動刃の往復動方向におい
て固定刃及び可動刃が湾曲しているとともに、可動刃と
固定刃の少なくとも一方は、断面凸型に形成されて、湾
曲状態において一面が刃先部分と面一となるまで研削さ
れていることに特徴を有している。
状の固定刃と櫛歯状であって固定刃に摺接する可動刃と
からなる櫛歯状刃において、可動刃の往復動方向におい
て固定刃及び可動刃が湾曲しているとともに、可動刃と
固定刃の少なくとも一方は、断面凸型に形成されて、湾
曲状態において一面が刃先部分と面一となるまで研削さ
れていることに特徴を有している。
【0006】
【作用】本発明によれば、研削された一方の刃はその剛
性が低くなるために、他方の刃に添いやすくなって、固
定刃と可動刃との密着性がよくなるものである。この
時、刃先を他方の刃に向けて傾斜させておけば、刃先で
の密着性の確保をより確実に行うことができる。
性が低くなるために、他方の刃に添いやすくなって、固
定刃と可動刃との密着性がよくなるものである。この
時、刃先を他方の刃に向けて傾斜させておけば、刃先で
の密着性の確保をより確実に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の電気かみそりにおける実
施例に基づいて詳述すると、この電気かみそりは、図1
に示すように、多数の刃孔を有する網刃として形成され
ている外刃1と多数の内刃ブレード21が内刃基台20
に植設されたものとして形成されている内刃2とからな
る主刃Mの両側に、櫛歯状の固定刃3と可動刃4とから
なるトリマー刃T,Tを夫々配したものとして形成され
ている。
施例に基づいて詳述すると、この電気かみそりは、図1
に示すように、多数の刃孔を有する網刃として形成され
ている外刃1と多数の内刃ブレード21が内刃基台20
に植設されたものとして形成されている内刃2とからな
る主刃Mの両側に、櫛歯状の固定刃3と可動刃4とから
なるトリマー刃T,Tを夫々配したものとして形成され
ている。
【0008】ここにおける主刃Mの外刃1は、図3に示
すように、内刃2の往復動方向Xと直交する方向Yに湾
曲するだけでなく、内刃2の往復動方向Xにおいても湾
曲しているもので、矩形枠状に形成された外刃枠15に
取り付けられる。この取り付けは、外刃枠15から突設
した複数個の取付ボス16を、外刃1の両側に設けた取
付孔10に挿入することで行われる。この時、外刃1に
おける内刃2の往復動方向両端側に位置する取付孔10
に挿入された取付ボス16だけに熱かしめを行い、他の
取付ボス16は単に取付孔10に挿入するだけとしてい
る。これは、外刃1の内刃2の往復動方向における湾曲
を滑らかに且つ所要の曲率半径R1を持つようにするた
めであり、各取付ボス16を結ぶ曲率半径R3の円弧
が、外刃1の上記曲率半径R1である円弧と同じ中心を
もつようにしているのも、外刃1の内刃2往復動方向に
おける中央部で且つ往復動方向と直交する方向の両端部
に切欠部11を設けているのも同じ理由による。
すように、内刃2の往復動方向Xと直交する方向Yに湾
曲するだけでなく、内刃2の往復動方向Xにおいても湾
曲しているもので、矩形枠状に形成された外刃枠15に
取り付けられる。この取り付けは、外刃枠15から突設
した複数個の取付ボス16を、外刃1の両側に設けた取
付孔10に挿入することで行われる。この時、外刃1に
おける内刃2の往復動方向両端側に位置する取付孔10
に挿入された取付ボス16だけに熱かしめを行い、他の
取付ボス16は単に取付孔10に挿入するだけとしてい
る。これは、外刃1の内刃2の往復動方向における湾曲
を滑らかに且つ所要の曲率半径R1を持つようにするた
めであり、各取付ボス16を結ぶ曲率半径R3の円弧
が、外刃1の上記曲率半径R1である円弧と同じ中心を
もつようにしているのも、外刃1の内刃2往復動方向に
おける中央部で且つ往復動方向と直交する方向の両端部
に切欠部11を設けているのも同じ理由による。
【0009】このように外刃1が取り付けられた外刃枠
15は、図6に示す刃フレーム8に取り付けられる。上
下に開口する矩形筒状となっている刃フレーム8は、そ
の長手方向両端の内壁面に、係止突起83と、この係止
突起83の下方に位置する傾斜面84とを備えており、
長手方向両端から弾性片18を突出させているとともに
両端上面に平面部17を有している外刃枠15を刃フレ
ーム8の下方側から押し込めば、図2に示すように、外
刃枠15は弾性片18の先端が傾斜面84に接すること
によって生じる上方への付勢力により、平面部17を係
止突起83の下面に接触させた状態となり、この結果、
外刃枠15は刃フレーム8にがたつきなく取り付けられ
ると同時に、刃フレーム8を外して掃除を行う際に不用
意に刃フレーム8から外れてしまうことが防がれてい
る。
15は、図6に示す刃フレーム8に取り付けられる。上
下に開口する矩形筒状となっている刃フレーム8は、そ
の長手方向両端の内壁面に、係止突起83と、この係止
突起83の下方に位置する傾斜面84とを備えており、
長手方向両端から弾性片18を突出させているとともに
両端上面に平面部17を有している外刃枠15を刃フレ
ーム8の下方側から押し込めば、図2に示すように、外
刃枠15は弾性片18の先端が傾斜面84に接すること
によって生じる上方への付勢力により、平面部17を係
止突起83の下面に接触させた状態となり、この結果、
外刃枠15は刃フレーム8にがたつきなく取り付けられ
ると同時に、刃フレーム8を外して掃除を行う際に不用
意に刃フレーム8から外れてしまうことが防がれてい
る。
【0010】一方、内刃2は、多数の内刃ブレード21
が内刃基台20の上面に平行並列に植設されたものとし
て形成されているのであるが、ここにおける内刃ブレー
ド21は、図7に示すように、各内刃ブレード21の上
端を結ぶ包絡線がある曲率半径の円弧2aとなるように
植設されるとともに、往復動方向における片側と他側で
つかし部26の向きが逆となるようにされている。ま
た、これら内刃ブレード21は、内刃基台20に植設さ
れた後、図中2bで示す曲率半径R4の円弧が上端を結
ぶ包絡線となるところまで研削されるのであるが、この
ように研削すると、中心部に位置する内刃ブレード21
の刃先角より両端に位置する内刃ブレード21の刃先角
が大きくなってしまう。このために、ここでは両端に位
置する内刃ブレード21の刃先半径R4の中心からの開
き角αよりも、つかし部26を設けたことによる逃げ角
βを大きくすることで、図7(b)に示すように、研削後
の刃先角γが90°以下となるようにして、両端の内刃
ブレード21においても良好な切れ味が得られるように
している。
が内刃基台20の上面に平行並列に植設されたものとし
て形成されているのであるが、ここにおける内刃ブレー
ド21は、図7に示すように、各内刃ブレード21の上
端を結ぶ包絡線がある曲率半径の円弧2aとなるように
植設されるとともに、往復動方向における片側と他側で
つかし部26の向きが逆となるようにされている。ま
た、これら内刃ブレード21は、内刃基台20に植設さ
れた後、図中2bで示す曲率半径R4の円弧が上端を結
ぶ包絡線となるところまで研削されるのであるが、この
ように研削すると、中心部に位置する内刃ブレード21
の刃先角より両端に位置する内刃ブレード21の刃先角
が大きくなってしまう。このために、ここでは両端に位
置する内刃ブレード21の刃先半径R4の中心からの開
き角αよりも、つかし部26を設けたことによる逃げ角
βを大きくすることで、図7(b)に示すように、研削後
の刃先角γが90°以下となるようにして、両端の内刃
ブレード21においても良好な切れ味が得られるように
している。
【0011】この内刃2は、図4に示す駆動子7によっ
て往復駆動される。上下方向中程の部分がピン70によ
って軸支されることで揺動自在とされるとともに、モー
タ76の出力軸に取り付けられたバランサー付の偏心軸
77が係合するカム溝71を下端に備えて内刃2が上端
に連結される駆動子7は、モータ76の回転に伴って、
ピン70を中心に揺動する。
て往復駆動される。上下方向中程の部分がピン70によ
って軸支されることで揺動自在とされるとともに、モー
タ76の出力軸に取り付けられたバランサー付の偏心軸
77が係合するカム溝71を下端に備えて内刃2が上端
に連結される駆動子7は、モータ76の回転に伴って、
ピン70を中心に揺動する。
【0012】この駆動子7と内刃2との連結は、筒状と
なっているとともに内部に圧縮コイルばね25が収めら
れている駆動子7の上端部内に、内刃基台20から突設
した連結ボス22を差し込むとともに、連結ボス22の
両側に突出する係合部23と、駆動子7の上端に設けた
フック72との間で抜け止めを行うことでなされてお
り、この時、係合部23は駆動子7における上下に長い
溝73内に位置して、駆動子7の軸方向に内刃2が所定
範囲内でスライド自在となる。
なっているとともに内部に圧縮コイルばね25が収めら
れている駆動子7の上端部内に、内刃基台20から突設
した連結ボス22を差し込むとともに、連結ボス22の
両側に突出する係合部23と、駆動子7の上端に設けた
フック72との間で抜け止めを行うことでなされてお
り、この時、係合部23は駆動子7における上下に長い
溝73内に位置して、駆動子7の軸方向に内刃2が所定
範囲内でスライド自在となる。
【0013】以上のように構成された主刃Mにおける内
刃2は、モータ76を回転させた時、外刃1内面に添う
円弧状の軌跡で往復動を行うわけであるが、この内刃2
の往復動をスムーズにするために、ここでは内刃2の駆
動半径R2、つまりは駆動子7を支持しているピン70
から内刃2の中央部の刃先までの距離を、外刃1の半径
R1より小さくしている。ピン70から外刃1内面まで
の距離が、両端にいくほど大きくなるようにしているわ
けである。この結果、内刃2はその往復動方向の両端に
いくにつれて、上記圧縮コイルばね25から受ける付勢
力が小さくなり、外刃1につっかかるおそれが少なくな
っているものである。
刃2は、モータ76を回転させた時、外刃1内面に添う
円弧状の軌跡で往復動を行うわけであるが、この内刃2
の往復動をスムーズにするために、ここでは内刃2の駆
動半径R2、つまりは駆動子7を支持しているピン70
から内刃2の中央部の刃先までの距離を、外刃1の半径
R1より小さくしている。ピン70から外刃1内面まで
の距離が、両端にいくほど大きくなるようにしているわ
けである。この結果、内刃2はその往復動方向の両端に
いくにつれて、上記圧縮コイルばね25から受ける付勢
力が小さくなり、外刃1につっかかるおそれが少なくな
っているものである。
【0014】すなわち、内刃2はその往復動の中央部に
位置する時、その移動速度が最大であるために、外刃1
との間の接触圧が少々高くとも、外刃1に内刃ブレード
21がつっかかることはなく、両端にいくにつれて移動
速度が小さくなるために、外刃1につっかかりやすくな
るが、両端に行くほど圧縮コイルばね25から受ける付
勢力が少なくなってこの力に比例する内刃2の外刃1に
対する抗力も小となるために、内刃ブレード21が外刃
1につっかかるおそれが少なくなり、内刃2の往復動方
向においても湾曲している外刃1の内面に添った内刃2
の円弧状軌跡を描く往復動が円滑になされるものであ
り、また内刃2が外刃1内面から浮くこともなくなるた
めに、切れ味の低下を招くこともないものである。
位置する時、その移動速度が最大であるために、外刃1
との間の接触圧が少々高くとも、外刃1に内刃ブレード
21がつっかかることはなく、両端にいくにつれて移動
速度が小さくなるために、外刃1につっかかりやすくな
るが、両端に行くほど圧縮コイルばね25から受ける付
勢力が少なくなってこの力に比例する内刃2の外刃1に
対する抗力も小となるために、内刃ブレード21が外刃
1につっかかるおそれが少なくなり、内刃2の往復動方
向においても湾曲している外刃1の内面に添った内刃2
の円弧状軌跡を描く往復動が円滑になされるものであ
り、また内刃2が外刃1内面から浮くこともなくなるた
めに、切れ味の低下を招くこともないものである。
【0015】また、ここでは図9から明らかなように、
内刃2の刃先の曲率半径R4を外刃1の半径R1より小
さくして、内刃2の中央部から先に外刃1内面に接触す
るようにしているために、内刃2と外刃1との接触がそ
の全面においてまんべんなく行われる上に、つっかかり
が生じやすい両端部における上記付勢力が、中央部より
も低くなっているために、なおさら、つっかかりが生じ
にくくなっている。
内刃2の刃先の曲率半径R4を外刃1の半径R1より小
さくして、内刃2の中央部から先に外刃1内面に接触す
るようにしているために、内刃2と外刃1との接触がそ
の全面においてまんべんなく行われる上に、つっかかり
が生じやすい両端部における上記付勢力が、中央部より
も低くなっているために、なおさら、つっかかりが生じ
にくくなっている。
【0016】さらに、駆動子7からの駆動力Fが連結ボ
ス22を通じて内刃2に伝えられる時、内刃2と外刃1
との接触部のうち、一端a側における内刃2が外刃1を
押す抗力は、b側に対して大となるが、この時の抗力の
差は、内刃2の両端に位置する内刃ブレード21間の距
離Bと、上記駆動力Fが内刃に伝えられる駆動点から端
部に位置する内刃ブレード21の先端までの高さHとの
比H/Bに比例する。つまり、圧縮コイルばね25の押
し上げ力をPとする時、a側にかかる抗力はP/2+H
F/B、b側にかかる抗力はP/2−HF/Bとなるた
めに、ab間の差は2HF/Bとなり、この値が大きく
なると、外刃1に対して内刃2が浮き上がりやすくなる
とともに、内刃2の両端における外刃1との密着度の差
が大きくなる。
ス22を通じて内刃2に伝えられる時、内刃2と外刃1
との接触部のうち、一端a側における内刃2が外刃1を
押す抗力は、b側に対して大となるが、この時の抗力の
差は、内刃2の両端に位置する内刃ブレード21間の距
離Bと、上記駆動力Fが内刃に伝えられる駆動点から端
部に位置する内刃ブレード21の先端までの高さHとの
比H/Bに比例する。つまり、圧縮コイルばね25の押
し上げ力をPとする時、a側にかかる抗力はP/2+H
F/B、b側にかかる抗力はP/2−HF/Bとなるた
めに、ab間の差は2HF/Bとなり、この値が大きく
なると、外刃1に対して内刃2が浮き上がりやすくなる
とともに、内刃2の両端における外刃1との密着度の差
が大きくなる。
【0017】このために、ここでは上記H/Bの値が
0.3以下となるように、連結ボス22における駆動子
7から駆動力を受ける点を、駆動子7に内刃2を取り付
けている係合部23より上方に位置させて上記Hの値を
小さくしており、これによって外刃1からの内刃2の浮
き上がりの防止と、外刃1と内刃2との密着度の確保と
を行っている。なお、実験によれば、外刃1の内刃2の
往復動方向における曲率半径が35mm程度以下の小さ
いものである時には、H/Bの値は0.2以下にするこ
とが好ましく、このためには、駆動子7から内刃2の連
結ボス22に駆動力が伝達される点の高さ位置を、内刃
ブレード21と外刃1との接触部における最下端G(端
部に位置する内刃ブレード21の側縁下部と外刃1とが
接触するところであり、内刃ブレード21の先端からg
だけ下がったところ)に近づけることが有効である。図
中G’は内刃2の中央部における内刃ブレード21と外
刃1との接触部の最下端を示す。このようにH/Bの値
を設定する時は、駆動子7がピン70を中心に揺動する
タイプでなく、モータ76の回転を往復直線運動に変換
するタイプのものであってもよい。
0.3以下となるように、連結ボス22における駆動子
7から駆動力を受ける点を、駆動子7に内刃2を取り付
けている係合部23より上方に位置させて上記Hの値を
小さくしており、これによって外刃1からの内刃2の浮
き上がりの防止と、外刃1と内刃2との密着度の確保と
を行っている。なお、実験によれば、外刃1の内刃2の
往復動方向における曲率半径が35mm程度以下の小さ
いものである時には、H/Bの値は0.2以下にするこ
とが好ましく、このためには、駆動子7から内刃2の連
結ボス22に駆動力が伝達される点の高さ位置を、内刃
ブレード21と外刃1との接触部における最下端G(端
部に位置する内刃ブレード21の側縁下部と外刃1とが
接触するところであり、内刃ブレード21の先端からg
だけ下がったところ)に近づけることが有効である。図
中G’は内刃2の中央部における内刃ブレード21と外
刃1との接触部の最下端を示す。このようにH/Bの値
を設定する時は、駆動子7がピン70を中心に揺動する
タイプでなく、モータ76の回転を往復直線運動に変換
するタイプのものであってもよい。
【0018】次に主刃Mの両側に配される一対のトリマ
ー刃Tについて説明する。このトリマー刃Tは、図5に
示すように、基台5と、基台5における湾曲面とされた
上面に嵌合突起57との嵌合で固定される固定刃3と、
この固定刃3の上面側に配されるとともに嵌合突起57
によってスライドガイドされる可動刃4と、可動刃4を
固定刃3側に押さえる押さえばね65と、カバー6とか
らなるもので、押さえばね65は、その垂直平板部66
がカバー6にばね止め突起60との係合で取り付けら
れ、カバー6がフック61によって基台5に取り付けら
れる時、垂直平板部66がカバー6と基台5との間で挟
持固定された状態で、複数個のばね片67を可動刃4の
上面に接触させるものとなっている。
ー刃Tについて説明する。このトリマー刃Tは、図5に
示すように、基台5と、基台5における湾曲面とされた
上面に嵌合突起57との嵌合で固定される固定刃3と、
この固定刃3の上面側に配されるとともに嵌合突起57
によってスライドガイドされる可動刃4と、可動刃4を
固定刃3側に押さえる押さえばね65と、カバー6とか
らなるもので、押さえばね65は、その垂直平板部66
がカバー6にばね止め突起60との係合で取り付けら
れ、カバー6がフック61によって基台5に取り付けら
れる時、垂直平板部66がカバー6と基台5との間で挟
持固定された状態で、複数個のばね片67を可動刃4の
上面に接触させるものとなっている。
【0019】また、上記基台5は、下方に向けて一対の
係止片50,50と、一対のフック52,52と、一対
の係止片51,51とを突出させるとともに、中央部に
一対の薄肉弾性片53,53で支持されたトリマー駆動
子54を備えたものとなっており、刃フレーム8におけ
る短手方向の内壁面に形成されている二対の係止部8
1,82に係止片50,51を差し込むとともに、支持
軸80によってトリマー駆動子54が軸支されること
で、刃フレーム8に取り付けられる。ただし、両トリマ
ー刃Tのうち、一方のトリマー刃Tのトリマー駆動子5
4を軸支する支持軸80は、刃フレーム8に上下スライ
ド自在に取り付けられるスライド釦85に設けられてお
り、上記係止部81,82と係止片50,51との係合
が上下にスライド自在なものとなっていることと併せ
て、スライド釦85の上下スライドに伴い、一方のトリ
マー刃Tも上下にスライドするようになっている。
係止片50,50と、一対のフック52,52と、一対
の係止片51,51とを突出させるとともに、中央部に
一対の薄肉弾性片53,53で支持されたトリマー駆動
子54を備えたものとなっており、刃フレーム8におけ
る短手方向の内壁面に形成されている二対の係止部8
1,82に係止片50,51を差し込むとともに、支持
軸80によってトリマー駆動子54が軸支されること
で、刃フレーム8に取り付けられる。ただし、両トリマ
ー刃Tのうち、一方のトリマー刃Tのトリマー駆動子5
4を軸支する支持軸80は、刃フレーム8に上下スライ
ド自在に取り付けられるスライド釦85に設けられてお
り、上記係止部81,82と係止片50,51との係合
が上下にスライド自在なものとなっていることと併せ
て、スライド釦85の上下スライドに伴い、一方のトリ
マー刃Tも上下にスライドするようになっている。
【0020】そして、上端が可動刃4に係合する係合部
55となっているトリマー駆動子54の下端は、前記駆
動子7に設けられた駆動突起75と係合して、駆動子7
の動きがトリマー駆動子54に伝達される被係合部56
となっている。駆動子7が揺動を行う時、トリマー駆動
子54は、支持軸80を中心に揺動し、櫛歯状に形成さ
れている固定刃3に対して、同じく櫛歯状に形成されて
いる可動刃4を往復摺動させる。なお、係合部55と被
係合部56とは上下の同一直線上に位置するようにし
て、トリマー駆動子54がねじれにくくなるようにして
ある。
55となっているトリマー駆動子54の下端は、前記駆
動子7に設けられた駆動突起75と係合して、駆動子7
の動きがトリマー駆動子54に伝達される被係合部56
となっている。駆動子7が揺動を行う時、トリマー駆動
子54は、支持軸80を中心に揺動し、櫛歯状に形成さ
れている固定刃3に対して、同じく櫛歯状に形成されて
いる可動刃4を往復摺動させる。なお、係合部55と被
係合部56とは上下の同一直線上に位置するようにし
て、トリマー駆動子54がねじれにくくなるようにして
ある。
【0021】ここにおいて、支持軸80から被係合部8
5までの長さL1は、図1に示すように、支持軸80か
ら係合部80までの長さL2よりも短くなっているため
に、駆動子7の途中から動力をとるとはいえ、可動刃4
の往復ストロークは十分長いものとなっている。また、
スライド釦85の支持軸80で支持されている側のトリ
マー刃Tに対しては、駆動子7は上下2つの駆動突起7
5,75を備えていて、スライド釦85の上動で、この
トリマー刃Tを上方へ移動させた時には、上方側の駆動
突起75が被係合部56に係合するようにしているわけ
であるが、この時、上下2つの駆動突起75,75では
その揺動ストロークが異なっており、上方側の駆動突起
75の方が下方の駆動突起75の揺動ストロークより大
きくなっているために、両駆動突起75,75の上下間
隔Eを、スライド釦85の上下スライド量より小さくし
て、トリマー刃Tを上下させても可動刃4の往復ストロ
ークが変化しないようにしてある。
5までの長さL1は、図1に示すように、支持軸80か
ら係合部80までの長さL2よりも短くなっているため
に、駆動子7の途中から動力をとるとはいえ、可動刃4
の往復ストロークは十分長いものとなっている。また、
スライド釦85の支持軸80で支持されている側のトリ
マー刃Tに対しては、駆動子7は上下2つの駆動突起7
5,75を備えていて、スライド釦85の上動で、この
トリマー刃Tを上方へ移動させた時には、上方側の駆動
突起75が被係合部56に係合するようにしているわけ
であるが、この時、上下2つの駆動突起75,75では
その揺動ストロークが異なっており、上方側の駆動突起
75の方が下方の駆動突起75の揺動ストロークより大
きくなっているために、両駆動突起75,75の上下間
隔Eを、スライド釦85の上下スライド量より小さくし
て、トリマー刃Tを上下させても可動刃4の往復ストロ
ークが変化しないようにしてある。
【0022】さらに、ここにおけるトリマー刃Tは、主
刃Mと協調した毛の切断、つまり長い毛はトリマー刃T
で受け持ち、トリマー刃Tで切断した後の短い毛を主刃
Mでさらに短く切断するという動作をスムーズに行うこ
とができるように、主刃Mにおける内刃2の往復動方向
において、トリマー刃Tも湾曲させているのであるが、
この時、主刃Mの外刃1の稜線と、トリマー刃Tにおけ
る可動刃4と固定刃3との摺動面とが図1及び図8に示
すように、全域において一定の間隔Dを保つようにして
ある。なお、支持軸80から可動刃4までの距離L2
を、摺動面からその円弧の中心までの距離L0より小さ
くしているのは、トリマー駆動子54の係合部55が可
動刃4を動かす際に、係合部55と可動刃4上面との間
になす角が鈍角となるようにするためである。この角度
が鋭角である場合、係合部55が可動刃4を押さえ込ん
で固定刃3との間に可動刃4を挟みこんでしまう事態が
生じて円滑な駆動が望めなくなるものである。
刃Mと協調した毛の切断、つまり長い毛はトリマー刃T
で受け持ち、トリマー刃Tで切断した後の短い毛を主刃
Mでさらに短く切断するという動作をスムーズに行うこ
とができるように、主刃Mにおける内刃2の往復動方向
において、トリマー刃Tも湾曲させているのであるが、
この時、主刃Mの外刃1の稜線と、トリマー刃Tにおけ
る可動刃4と固定刃3との摺動面とが図1及び図8に示
すように、全域において一定の間隔Dを保つようにして
ある。なお、支持軸80から可動刃4までの距離L2
を、摺動面からその円弧の中心までの距離L0より小さ
くしているのは、トリマー駆動子54の係合部55が可
動刃4を動かす際に、係合部55と可動刃4上面との間
になす角が鈍角となるようにするためである。この角度
が鋭角である場合、係合部55が可動刃4を押さえ込ん
で固定刃3との間に可動刃4を挟みこんでしまう事態が
生じて円滑な駆動が望めなくなるものである。
【0023】ところで、固定刃3及び可動刃4を摺動方
向において湾曲させた時、全域において固定刃3に可動
刃4を隙間なく密着させることが困難となるために、図
10(a)に示すように、固定刃3の曲率半径よりも可動
刃4の曲率半径より小さくしておいて、組み立てた時、
つまり固定刃3に可動刃4が押し付けられるようにした
時、可動刃4が固定刃3に密着するようにしてある。ま
た、可動刃4の形成に際しては、図10(b)に示すよう
に、固定刃3と同様にその断面において凸状の曲げ形状
を有しているものとして形成して湾曲させた後、図10
(c)に示すように、面一となるように下面を研削するこ
とで、可動刃4の往復動方向の剛性を小さくして、固定
刃3との密着が確実になされるようにしている。さら
に、可動刃4の刃先部分は、図10(c)に示すように、
固定刃3側に向けて角度δの傾斜をつけているために、
固定刃3に可動刃4を押し付ける時、刃先側から固定刃
3に密着するものであり、良好な切れ味を得られるもの
となっている。なお、固定刃3側はその断面において凸
部形状を残すようにしているために、固定刃3と可動刃
4との間の擦れ合いによる駆動負荷の増大はない。
向において湾曲させた時、全域において固定刃3に可動
刃4を隙間なく密着させることが困難となるために、図
10(a)に示すように、固定刃3の曲率半径よりも可動
刃4の曲率半径より小さくしておいて、組み立てた時、
つまり固定刃3に可動刃4が押し付けられるようにした
時、可動刃4が固定刃3に密着するようにしてある。ま
た、可動刃4の形成に際しては、図10(b)に示すよう
に、固定刃3と同様にその断面において凸状の曲げ形状
を有しているものとして形成して湾曲させた後、図10
(c)に示すように、面一となるように下面を研削するこ
とで、可動刃4の往復動方向の剛性を小さくして、固定
刃3との密着が確実になされるようにしている。さら
に、可動刃4の刃先部分は、図10(c)に示すように、
固定刃3側に向けて角度δの傾斜をつけているために、
固定刃3に可動刃4を押し付ける時、刃先側から固定刃
3に密着するものであり、良好な切れ味を得られるもの
となっている。なお、固定刃3側はその断面において凸
部形状を残すようにしているために、固定刃3と可動刃
4との間の擦れ合いによる駆動負荷の増大はない。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明においては、可動刃
の往復動方向において固定刃及び可動刃が湾曲している
ために、窪んだ肌への密着性がよいものであり、しかも
このように湾曲させたといはいえ、可動刃と固定刃の少
なくとも一方は、断面凸型に形成されて、湾曲状態にお
いて一面が刃先部分と面一となるまで研削されてその剛
性が低くされているために、他方の刃に添いやすく、従
って固定刃と可動刃との密着性もよいものであり、この
ために切れ味が悪くなってしまうことがないものであ
る。
の往復動方向において固定刃及び可動刃が湾曲している
ために、窪んだ肌への密着性がよいものであり、しかも
このように湾曲させたといはいえ、可動刃と固定刃の少
なくとも一方は、断面凸型に形成されて、湾曲状態にお
いて一面が刃先部分と面一となるまで研削されてその剛
性が低くされているために、他方の刃に添いやすく、従
って固定刃と可動刃との密着性もよいものであり、この
ために切れ味が悪くなってしまうことがないものであ
る。
【0025】また、刃先を他方の刃に向けて傾斜させて
おけば、刃先での密着性の確保をより確実に行うことが
できる。
おけば、刃先での密着性の確保をより確実に行うことが
できる。
【図1】一実施例の横断面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の主刃の分解斜視図である。
【図4】同上のモータと駆動子の分解斜視図である。
【図5】同上の一対のトリマー刃の分解斜視図である。
【図6】同上の刃フレームの破断斜視図である。
【図7】同上の主刃における内刃を示すもので、(a)は
正面図、(b)はA部の拡大断面図である。
正面図、(b)はA部の拡大断面図である。
【図8】同上のトリマー刃を示す縦断面図である。
【図9】同上の主刃における内刃と外刃の曲率半径を示
す正面図である。
す正面図である。
【図10】同上のトリマー刃を示すもので、(a)は固定
刃と可動刃の曲率半径を示す正面図、(b)は可動刃の研
削工程前の状態における断面図、(c)は研削工程後の状
態における断面図である。
刃と可動刃の曲率半径を示す正面図、(b)は可動刃の研
削工程前の状態における断面図、(c)は研削工程後の状
態における断面図である。
3 固定刃 4 可動刃
Claims (2)
- 【請求項1】 櫛歯状の固定刃と櫛歯状であって固定刃
に摺接する可動刃とからなる櫛歯状刃において、可動刃
の往復動方向において固定刃及び可動刃が湾曲している
とともに、可動刃と固定刃の少なくとも一方は、断面凸
型に形成されて、湾曲状態において一面が刃先部分と面
一となるまで研削されていることを特徴とする櫛歯状
刃。 - 【請求項2】 刃先は他方の刃側に向けて傾斜している
ことを特徴とする請求項1記載の櫛歯状刃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30339092A JPH06142346A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 櫛歯状刃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30339092A JPH06142346A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 櫛歯状刃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06142346A true JPH06142346A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17920448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30339092A Withdrawn JPH06142346A (ja) | 1992-11-13 | 1992-11-13 | 櫛歯状刃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06142346A (ja) |
-
1992
- 1992-11-13 JP JP30339092A patent/JPH06142346A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |