JPH0614341A - 静止画再生装置 - Google Patents

静止画再生装置

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JPH0614341A
JPH0614341A JP4167371A JP16737192A JPH0614341A JP H0614341 A JPH0614341 A JP H0614341A JP 4167371 A JP4167371 A JP 4167371A JP 16737192 A JP16737192 A JP 16737192A JP H0614341 A JPH0614341 A JP H0614341A
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signal
color difference
memory
line sequential
color
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Maki Nakano
真樹 中野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生画における、色のラインフリッカがな
く、色のはみ出しのない静止画再生装置を提供する。 【構成】 ヘッドアンプ3から直接のFM信号と、この
FM信号を1/2・H遅延線10に通したFM信号と
を、1フィールド期間ごとに切替スイッチ11で選択
し、FM信号状態のフレーム信号を得る。このフレーム
信号は色差線順次信号であり、1H遅延線12と、1H
ごとに切替わる切替スイッチ13により同時化する。こ
の構成により、遅延線10,12でf特性,ゲインの温
度による特性変化が生じても後続の復調器のリミッタで
除去できるので色のラインフリッカが生ずることがな
く、また復調後のエンコーダにおいて、サブキャリアで
変調しているので、サブキャリアの位相の連続を損なう
ことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画再生装置に関
し、特にその再生信号の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】a.図7は、従来の静止画再生装置の1
例(以下従来例1という)信号処理回路のブロック図で
ある。クロマ(色)系の信号の処理は、図に示すよう
に、クロマ用復調器31,クロマ用ディエンファシス回
路32によってベースバンド化された色差線順次信号を
得て、これを1H遅延線33により1H(水平走査期
間)遅延させた信号と、そのままの信号を1Hごとにス
イッチ34で切り換えて同時化し、連続したR−Y,B
−Yの2色差信号をサブキャリアfSC1,fSC2でエン
コードしクロマ信号を作っている。
【0003】このクロマ信号を1/2・H遅延線35で
1/2・H遅延させて、前値補間されたもう一方のフィ
ールド画のクロマ信号を生成し、スイッチ36を1フィ
ールド期間ごとに切り換えて、フレーム信号を生成して
いる。
【0004】b.図8は従来の静止画再生装置の他の1
例(以下従来例2という)の信号処理回路のブロック図
である。同図において、51はシステム全体をコントロ
ールするシステムコントローラ、52は静止画が記録さ
れているビデオフロッピ、53はビデオフロッピ52を
定速回転させるスピンドルモータ、54は磁気ヘッド、
55は再生RF信号を増幅するヘッドアンプ、56は再
生RF信号のうちFM変調されたY+S(輝度+同期)
信号を抜き出すための、2MHzカットオフのハイパス
フィルタ、57は同じくFM変調された色差線順次信号
を抜き出すための、2MHzカットオフのローパスフィ
ルタ、58,59はそれぞれY系,色差系のFM復調
器、60は復調されたY+S信号からFMキャリア成分
を除去するための6MHzカットオフのローパスフィル
タ、61は復調された色差線順次信号からFMキャリア
成分を除去するための1MHzカットオフのローパスフ
ィルタ、62,63はそれぞれY系,色差系のディエン
ファシス回路、64,65はそれぞれY系,色差系信号
をディジタル信号化するA/Dコンバータである。66
はメモリ,D/Aコンバータ等から構成され、クロマ・
エンコード処理等を行うディジタル信号処理回路であ
り、67,68はそれぞれ再生Y+S信号,再生クロマ
信号の出力端子である。
【0005】図8にもとづいて動作を説明する。磁気ヘ
ッド54によりビデオフロッピ52から再生されたRF
信号は、ヘッドアンプ55で所定のレベルまで増幅され
た後、Y系のFM信号成分である2MHz〜10MHz
の帯域のRF信号は、2MHzHPF56で弁別され
て、Y系復調器58に供給される。一方RF信号中、色
差系のFM信号成分である2MHz以下の帯域のRF信
号は、2MHzLPF57で弁別されて、色差系復調器
59に供給される。
【0006】Y系復調器58では、入力されたFM信号
を復調し、Y+S信号を得る。このY+S信号は、FM
信号のキャリア成分がまざっており、6MHzLPF6
0によりこれを除去された後、Y系ディエンファシス回
路62でエンファシスが取りのぞかれ、A/Dコンバー
タ64に入力される。
【0007】色差系も同様に、色差系復調器59で復調
され、FM信号のキャリア成分を1MHzLPF61に
より除去され、色差系ディエンファシス回路63でエン
ファシスがはずされ、A/Dコンバータ65に入力され
る。
【0008】A/D変換されたディジタル信号は、ディ
ジタル信号処理回路66内のメモリにフリーズされ、色
差線順次信号の同時化やクロマ・エンコード処理が行わ
れる。D/A変換され、アナログ信号に戻されたY+S
信号及びクロマ信号は、それぞれ出力端子67,68か
ら出力される。
【0009】この時Y系の2MHzHPF56と6MH
zLPF60において発生する信号の遅延量よりも色差
系の2MHzLPF57と1MHzLPF61において
発生する信号の遅延量の方が大きく、1μsec近く色
差線順次信号の方がY+S信号より遅れてしまう。
【0010】この遅延量は、従来、Y+S信号と色差線
順次信号のディジタルデータをディジタル信号処理回路
内のメモリに取り込む際、あるいはメモリからの読み出
す際のアドレスをY系と色差系で1定値だけ変える等の
手法で吸収している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1には
2つの遅延線33,35に起因する次のa−1,a−2
に示すような問題がある。
【0012】a−1 色差信号の同時化に用いる1H遅
延線33で1H遅延された色差信号と、原信号の間でf
特性,ゲインの温度特性が完全に一致せず、また遅延線
33にCCD遅延線を用いた場合は、遅延出力にクロッ
ク(一般にfSC又は2fSC)が漏れ、これがエンコーダ
のサブキャリアと重なり、色相や振幅の狂いが生じ易
い。これらは色のラインフリッカとなり、特にビデオプ
リンタ等に出力した場合に目立ち易い。
【0013】a−2 クロマ信号のスキュー保償(前値
補間のフィールド信号の生成)において、1/2・H遅
延された信号と遅延されていない信号との切替時に、サ
ブキャリアの位相の連続性を保つのがむずかしく、モニ
タTVによっては、サブキャリアの同期の引き込みに失
敗することもある。特にPAL信号の場合は、R−Y信
号の変調角が1Hごとに変化しており、サブキャリア位
相の連続性が失われると、これを受け取るモニタTV等
のクロマデコーダがデコードできなくなることも考えら
れる。又、エンコーダに与えているサブキャリア(fSC
1,fSC2)も1フィールドごとに1/2・H遅延させ
られることを考慮してサブキャリア発生器において位相
をコントロールする必要が生じる。
【0014】また、従来例2には次のb−1,b−2に
示すような問題がある。
【0015】b−1 従来例2の手法では、決められた
一定の遅延量しか設定できず、遅延時間発生源である4
つのフィルタのばらつきは無視せざるを得ない。通常、
アナログフィルタの遅延量ばらつきは10〜15%程度
有り、4つのフィルタの組み合わせでは最悪300ns
ec程度のばらつきが発生しうる。一般にY信号とクロ
マ信号の時間差は100nsec以内におさめるのが望
ましいとされているが、この範囲からはみ出して、再生
画の色のはみ出しが生じる。
【0016】b−2 従来、このばらつきは無視する
か、もしくは図8に示す様なLCRからなる可変遅延回
路を設ける等したが、この可変遅延回路は、広い周波数
範囲において十分な可変量を得ることはできなかった。
【0017】本発明は、このような問題を解消するため
なされたもので、色に関する画質のよい、すなわち色の
ラインフリッカ,色のはみ出し等のない静止画再生装置
を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、静止画再生装置をつぎの(1),(2),
(3),(4)のとおりに構成するものである。
【0019】(1)信号を1水平走査期間遅延させる1
H遅延素子と、色差線順次信号で変調されたFM信号と
このFM信号を前記1H遅延素子で遅延させた信号とか
ら同時化した色差信号を生成する色差信号同時化手段と
を備えた静止画再生装置。
【0020】(2)信号を1/2・H水平走査期間遅延
させる1/2H遅延素子と、信号を1水平走査期間遅延
させる1H遅延素子と、フィールド画の色差線順次信号
で変調されたFM信号とこのFM信号を前記1/2・H
遅延素子で遅延させた信号とを1フィールド期間ごとに
交互に選択してFM信号の状態でのフレーム信号を生成
する信号生成手段と、前記フレーム信号と該フレーム信
号を前記1H遅延素子で遅延させた信号とから同時化し
た色差信号を生成する色差信号同時化手段とを備えた静
止画再生装置。
【0021】(3)輝度信号を記憶する第1のメモリ
と、色差線順次信号を記憶する第2のメモリと、再生系
における輝度信号と色差線順次信号の遅延時間差を検出
する遅延時間差検出手段と、この遅延時間差検出手段の
出力データにもとづいて、同じタイミングの輝度信号と
色差線順次信号を前記第1のメモリ,第2のメモリの同
一アドレスに記憶させるように、第1のメモリ,第2の
メモリのライトアドレスを生成するライトアドレス生成
手段とを備えた静止画再生装置。
【0022】(4)輝度・同期信号における水平同期信
号の前縁時点を検出する水平同期検出手段と、色差線順
次信号のオフセット変化時点を検出する色差線順次信号
オフセット検出手段と、前記輝度・同期信号を記憶する
メモリと、前記水平同期信号検出手段の出力でリセット
されて前記メモリのライトアドレスカウントを開始する
ライトアドレスコントロール手段と、前記色差線順次信
号オフセット検出手段の出力でリセットされて前記メモ
リのリードアドレスカウントを開始するリードアドレス
コントロール手段とを備えた静止画再生装置。
【0023】
【作用】前記(1)の構成により、FM信号の状態で色
差信号の同時化が行われる。前記(2)の構成により、
FM信号の状態のフィールド信号から前値補間のフレー
ム信号が得られ、このFM信号の状態のフレーム信号で
色差信号の同時化が行われる。前記(3)の構成によ
り、再生系における輝度信号と色差線順次信号の遅延時
間差にもとづいて、第1のメモリ,第2のメモリのライ
トアドレスの生成が制御され、同じタイミングの輝度信
号,色差線順次信号が第1のメモリ,第2のメモリの同
一アドレスに記憶される。前記(4)の構成により、輝
度・同期信号を記憶するメモリにおいて、水平同期信号
の前縁時点でライトアドレスカウントが開始され、色差
線順次信号のオフセット変化時点でリードアドレスカウ
ントが開始される。
【0024】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0025】(実施例1)図1は実施例1である“静止
画再生装置”のブロック図である。図において、実線は
主な再生信号の流れを、また破線はシステムをコントロ
ールするための主な制御信号の流れを示す。同図におい
て、1はスチルビデオ(以下SVという)フォーマット
に準じて映像信号が記録されているフロッピディスク、
2はフロッピディスク1上の記録信号をピックアップす
るための磁気ヘッド、3は磁気ヘッド2による再生FM
信号を増幅するヘッドアンプ、4は輝度信号系(Y系)
復調器、5はY系ディエンファシス回路、6はY系スキ
ュー保償用の1/2・H遅延線、7はY系スキュー保償
用の切替スイッチ、8はY+S信号出力バッファ、9は
Y+S信号出力端子、10はクロマ信号系(C系)スキ
ュー保償用1/2・H遅延線、11はC系スキュー保償
用切替スイッチ、12はC系同時化用1H遅延線、13
はC系色差信号同時化用切替スイッチ、14はR−Y信
号用復調器、15はB−Y信号用復調器、28,29は
ブランキング回路、16は復調されたR−Y信号のエン
ファシスをはずすためのディエンファシス回路、17は
同様にB−Y信号用ディエンファシス回路、18は2色
差信号をサブキャリア信号fSC1,fSC2で変調し、ク
ロマ信号化するエンコーダ、19はクロマ信号出力バッ
ファ、20はクロマ信号出力端子、21は1/2・H遅
延線10と切替スイッチ11でスキュー保償されたC系
RF信号の中からR−Y信号の0レベルに相当する1.
2MHzの信号のみを取り出すためのバンドパスフィル
タ、22は同様にB−Y信号の0レベルに相当する1.
3MHzの信号のみを取り出すためのバンドパスフィル
タ、23は1.2MHzバンドパスフィルタ21と、
1.3MHzバンドフィルタ22の出力のエンベロープ
レベルを比較し、2色差信号のうちいずれを再生してい
るかを知るための色差判別回路、24は再生されたY信
号から同期信号を抜き出す同期分離回路、25aは色差
判別回路23や同期分離回路25の出力をもとに、各種
タイミング信号やシステム全体を制御するための制御信
号を作るシステムコントローラ、26はフロッピディス
クを回転させるためのモータ、27はシステムコントロ
ーラ25aの指示により、モータ26を定速で回転させ
るためのサーボ回路である。
【0026】磁気ヘッド2でフロッピディスク1から読
み出されたRF信号は、ヘッドアンプ3で適当なレベル
まで増幅され、Y系復調器4と、C系スキュー保償回路
(1/2・H遅延線10と切替スイッチ11で構成)に
入力される。Y系復調器4ではこのRF信号からY信号
のFM成分である約2MHzから上の信号を復調してY
+S信号を得る。復調された信号は記録時にS/N劣化
の対策として高域成分のレベルを持ち上げるエンファシ
スがかけてあり、これをはずして元のf特性の信号に戻
すために、ディエンファシス回路5を通る。この信号
は、フィールド記録された映像の再生画にはスキューが
あるので、1フィールド期間ごとに1/2・H遅延線6
を通った信号と通さない信号を切替スイッチ7で選択
し、フレーム信号化する。以上の処理で得られた再生Y
+S信号は、Y+S信号出力バッファ回路8を経てY+
S信号出力端子9へ送り出される。
【0027】一方、C系スキュー保償回路10,11で
は、前述のヘッドアンプ3からのRF信号の中から色差
信号のFM成分である1.2MHz前後の信号を抜き出
し、1/2・H遅延線10を通った信号と通っていない
信号とを切替スイッチ11で選択する。なお、この切替
スイッチ11とY系のスキュー保償回路用の切替スイッ
チ7とは連動している。
【0028】スキューを取り除かれたC系FM信号は、
1HおきにR−Y信号とB−Y信号からなる色差線順次
信号であり、1H遅延線12と切替スイッチ13からな
る色差信号同時化回路にて連続したR−Y信号とB−Y
信号に対応したFM信号を得る。このR−YおよびB−
YのFM信号はそれぞれ専用の復調器14,15、ブラ
ンキング回路28,29とディエンファシス回路16,
17を経て、ベースバンドの2色差信号となり、クロマ
エンコーダ18に入力される。クロマエンコーダ18
は、この2色差信号をシステムコントローラ25aから
供給されるR−Y用およびB−Y用サブキャリアf
SC1,fSC2でエンコードし、クロマ信号Cを出力す
る。このクロマ信号Cはクロマ用バッファ19を介して
クロマ信号出力端子20へ出力される。
【0029】ディエンファシス回路5から出力されたY
+S信号は、同期分離回路24にて同期信号を抜き出
し、システムコントローラ25aへ供給される。システ
ムコントローラ25aでは、この同期信号を元に、スキ
ュー切替タイミングを作り出し、切替スイッチ7と切替
スイッチ11をコントロールする。また、同期信号のタ
イミングに合わせて、ブランキング期間の1.2MHz
のバンドパスフィルタ21と1.3MHzのバンドパス
フィルタ22の出力レベルを色差判別回路23にて比較
し、再生FM信号がR−Y信号であるか、B−Y信号で
あるかの判別をし、システムコントローラ25aに伝達
する。システムコントローラ25aは、これを元に同期
信号のタイミングに合わせて色差信号同時化切替スイッ
チ13を制御し、R−Y用復調器14およびB−Y用復
調器15にはそれぞれ常にR−Y信号,B−Y信号に相
当するFM信号が給供できるようにする。
【0030】このFM信号は、切換ポイントの前後で位
相の連続性が保たれず、復調器14,15での復調出力
には激しいスパイク状のノイズが発生する。ブランキン
グ回路28,29はこの部分をブランキングし、スパイ
クノイズを消す。
【0031】以上説明したように、本実施例によれば、
FM信号の状態で、1H遅延素子と切替スイッチで色差
信号の同時化を行っているので、たとえこの1H遅延線
でf特性,ゲインの温度による特性変化が生じても、復
調器のリミッタで除去でき、色ラインフリッカが生じる
ことがない。また、FM信号の状態で前値補間のフレー
ム信号を生成し、復調後エンコーダにおいて、サブキャ
リアで変調しているので、サブキャリアの位相の連続性
を損なうことがない。
【0032】(実施例2)図2は実施例2である“静止
画再生装置”の要部の回路ブロック図であり、図8に示
す従来例2のY系A/Dコンバータ64,色差系A/D
コンバータ65及びディジタル信号処理回路66に含ま
れるメモリ,メモリ・アドレスコントローラと置き換わ
る部分のブロック図である。図2中、71は再生Y+S
信号入力端子、72は再生色差線順次信号入力端子、7
3,74はそれぞれ再生Y+S信号,再生色差線順次信
号をディジタル信号化するA/Dコンバータ、75,7
6はそれぞれY信号,色差信号用のフレームメモリ、7
7は水平同期信号検出回路、78は色差線順次信号オフ
セット検出回路、79は遅延時間差検出回路、80はメ
モリのアドレスコントローラ、81はディジタルデータ
の減算処理を行う減算器である。なお、同図には示して
いないが、各ブロックに対して同期のとれたサンプリン
グ用クロックが供給されている。
【0033】図4は図2,図3の各部波形の水平同期信
号の付近を示す説明図である。図4において、101は
再生Y+S信号、102は再生色差線順次信号、103
は水平同期検出信号、104は水平ブランキング信号、
105は色差線順次オフセット検出信号を示す。また同
図における201は、遅延時間差検出回路79の出力す
る遅延時間差データ、202はアドレスコントローラ8
0の出力するアドレスデータ、203は減算器81の出
力する第2のアドレスデータを示し、aは入力された再
生Y+S信号101の水平同期信号の前縁のタイミング
を、bは入力された再生色差線順次信号102のR−
Y,B−Yの信号が切り換わるタイミングを、cは水平
ブランキングパルスの後縁のタイミングを、dはY信号
の有効映像期間の始まるタイミングを、eは色差信号の
有効映像期間の始まるタイミングを示す。
【0034】次に図4により動作を説明する。入力され
た再生Y+S信号101は、Y系A/Dコンバータ3に
よりディジタル信号化され、Y系フレームメモリ75に
入力されるとともに、水平同期検出回路77に入力され
る。水平同期検出回路77は、入力されたY+S信号に
含まれる水平同期信号の前縁のタイミングから始まるサ
ンプリングクロック1クロック分の幅の下向きパルスで
ある、水平同期検出信号103を出力するとともに、有
効映像信号のスタートする少し手前まで続く水平ブラン
キングパルス104を出力する。
【0035】一方入力された再生色差線順次信号102
は、色差系A/Dコンバータ74に入力され、ディジタ
ル信号化された後色差系フレームメモリ6に出力される
とともに、色差線順次オフセット検出回路78に入力さ
れる。SVフォーマットにおいて、色差線順次信号は、
R−Y信号及びB−Y信号が、それぞれ1.2MHz,
1.3MHzのキャリア周波数をFM変調して記録され
ており、これを復調すると、R−Y,B−Y信号はそれ
ぞれ異なったDCオフセットが与えられた信号として再
生され、その切換えポイントがライン切換えポイントに
相当し、図4におけるbのタイミングがこれに当たる。
色差線順次オフセット検出回路78は、このDCオフセ
ット変化を検出し、R−Y,B−Yの切換えタイミング
から始まるサンプリングクロック1クロック分の幅の下
向きパルスである、色差線順次オフセット検出パルス1
04を出力する。なお映像信号に含まれるDC変化を誤
って検出しないよう、水平ブランキングパルス104が
“L”の期間のみ、つまり有効映像期間以外でのみ動作
する様に、水平ブランキングパルス104でゲートをか
けている。
【0036】遅延時間差検出回路79はサンプリングク
ロックをカウントする機能を有し、水平同期検出信号1
03が入力するとカウント値をリセットし、新しくカウ
ントをスタートする。そして色差線順次オフセット検出
信号105が入力されるとカウントをストップし、その
時のカウント値を遅延時間差データ201として保持す
る。図4の201に示した例では、aのタイミングから
カウントを開始し、bのタイミングでカウントを停止
し、その期間のサンプリングクロック数“10”をカウ
ントしている。このカウント値“10”は、再生Y+S
信号101と、再生色差線順次信号102の遅延時間の
差に相当する。
【0037】アドレスコントローラ80は、メモリ7
5,76へのライトアドレスをコントロールする回路で
あり、水平ブランキングパルス104の後縁のタイミン
グcから第1のアドレスデータ202をスタートする。
そして減算器81は、この第1のアドレスデータ202
から先の遅延時間差データ201(実施例では“1
0”)を減算して得た、第2のアドレスデータ203を
出力する。
【0038】ディジタル信号化されたY+S信号は、第
1のアドレスデータ202にしたがってY系フレームメ
モリ75に書き込まれ、色差線順次信号は第2のアドレ
スデータ203にしたがって色差系フレームメモリ76
に書き込まれる。第2のアドレスデータ203は常に第
1のアドレスデータ202よりも、再生Y+S信号10
1と再生色差線順次信号102の遅延時間差に相当する
遅延時間差データ201の値だけ遅れることになり、2
つのフレームメモリ75,76上の同一のアドレスには
同一のタイミングのY信号,色差信号が記憶される。
【0039】図4の例によれば、Y+S信号の有効映像
信号は、dのタイミングでアドレスNo.“6”に書き
込まれ。色差信号の有効映像信号はeのタイミングで同
じくアドレスNo.“6”に書き込まれる。
【0040】この時、サンプリングクロックに4f
sc(=14.31818MHz)を用いれば1クロック
周期に相当する69.8nsec、6fsc(=21.4
7727MHz)を用いれば同じく、46.6nsec
の精度でY信号と色差信号の遅延時間差を補正できる。
【0041】このようにして、フレームメモリ75,7
6の読出しの際、同じタイミングの輝度信号と色差線順
次信号が同時に読み出され、再生画における色のはみ出
しが無調整でなくなる。
【0042】(実施例3)図3は実施例3の回路ブロッ
ク図である。図2と同一の機能を有するブロックには同
一の番号がふってある。図3にのみ記されている82
は、第1のアドレスデータ202と遅延時間差データ2
01を加算するディジタル加算器であり、これの加算デ
ータ出力は第2のアドレスデータ204である。
【0043】図4における各波形は、本実施例にもあて
はまり、同図中の204は第2のアドレスデータを示し
ている。
【0044】本実施例において、遅延時間差検出回路7
9により、再生Y+S信号101と再生色差線順次信号
102の遅延時間差データ201を得るまでは実施例2
と同じであり、アドレスコントローラ80も、第1のア
ドレスデータ202を発する。そして加算器82にて第
1のアドレスデータ202と、遅延時間差データ201
を加算して、第2のアドレスデータ204を得る。第1
のアドレスデータ202は、色差信号を色差系フレーム
メモリ76に書き込む時のアドレスデータとして用い、
第2のアドレスデータ204は、Y信号をY系フレーム
メモリ76に書き込む時のアドレスデータとして用い
る。第2のアドレスデータ204は、常に第1のアドレ
スデータ202よりも再生Y+S信号101と再生色差
線順次信号102の遅延時間差に相当する遅延時間デー
タ201の値“10”だけ進むことになり、2つのメモ
リ75,76上の同一のアドレスには、同一のタイミン
グのY信号,色差信号が記憶される。
【0045】図4の例によれば、Y+S信号の有効映像
信号はdのタイミングからアドレスNo.“16”に書
き込まれ、色差信号の有効映像信号はeのタイミングか
ら同じくアドレスNo.“16”に書き込まれる。
【0046】このようにして、フレームメモリ75,7
6の読出しの際、同じタイミングの輝度信号と色差線順
次信号が同時に読み出され、再生画における色のはみ出
しが無調整でなくなる。
【0047】(実施例4)図5は実施例4の要部の回路
ブロック図であり、図8の従来例2のY系A/Dコンバ
ータ64,色差系A/Dコンバータ65と置き換わる部
分のブロック図である。
【0048】図5中、71は再生Y+S信号入力端子、
72は再生色差線順次信号入力端子、73はY+S信号
用A/Dコンバータ、74は色差線順次信号用A/Dコ
ンバータ、77は水平同期信号検出回路、78は色差線
順次オフセット検出回路、90はラインメモリ、91は
Y+S信号のディジタル出力端子、92は色差線順次信
号のディジタル出力端子、93はライトアドレスコント
ローラ、94はリードアドレスコントローラである。
【0049】図6は、図5における各部波形を示したも
のである。同図において、101,102はそれぞれ入
力される再生Y+S信号,再生色差線順次信号、103
は水平同期信号検出信号、104は水平ブランキングパ
ルス、105は色差線順次オフセット検出信号、106
はY+S信号ディジタル出力をアナログで表現した場合
の信号を示す。また同図中、a,b,cは再生Y+S信
号の水平同期信号前縁のタイミングを、fは再生色差線
順次信号のB−Y信号からR−Y信号に切り換わるタイ
ミングを、gは同じくR−Y信号からB−Y信号に切り
換わるタイミングを示す。
【0050】以下、図5,図6を用いて本実施例の動作
を説明する。再生Y+S信号101は、Y+S信号用A
/Dコンバータ73に入力されるとともに、水平同期検
出回路77に入力される。水平同期検出回路77は入力
された再生Y+S信号に含まれる水平同期信号をもとに
2つの信号を出力する。その内1つは水平同期信号の立
ち下がりと同時に“L”になる、幅のせまい下向きパル
ス(40nsec程度)である水平同期検出信号103
であり、もう1つは水平ブランキング期間“L”にな
る、水平ブランキングパルス104である。水平同期検
出信号103はライトアドレスコントローラ93に入力
され、このタイミングをもってライトアドレスコントロ
ーラ93の発生するライトアドレスデータはリセットを
うける。ライトアドレスコントローラ93の出力するラ
イトアドレスデータにしたがって、ラインメモリ90
は、Y+S信号用A/Dコンバータ73の出力信号を書
き込む。
【0051】一方再生色差線順次信号102は、再生Y
+S信号101よりも遅延した信号が入力され、その遅
延量はaとeもしくはbとf,cとgのタイミング差に
相当し、約1μsecである。入力された色差線順次信
号102はA/Dコンバータ74に入力されるととも
に、色差線順次オフセット検出回路78に入力される。
SVフォーマットにおいて色差線順次信号は、R−Y信
号が1.2MHzに対してB−Y信号が1.3MHzと
いう様にオフセットがついた状態でFM変調されてお
り、これをそのまま復調すると、図6の102のよう
に、R−Y信号の期間とB−Y信号の期間でDCオフセ
ットがつく。色差線順次オフセット検出回路78では、
入力される水平ブランキングパルス104が“L”の期
間についてのみ、もう1つの入力信号である再生色差線
順次信号102のDCレベル変化をとらえ、色差線順次
オフセット検出信号105を作る。この色差線順次オフ
セット検出信号105はDCオフセットレベルが変化す
ると同時に“L”となる、幅のせまい(40nsec程
度)パルスであり、リードアドレスコントローラ94に
供給される。リードアドレスコントローラ94は、この
タイミングをもってリードアドレスデータをリセットす
る。ラインメモリ90に記憶されたデータは、このリー
ドアドレスデータにしたがって読み出され、Y+S信号
のディジタルデータとして出力される。このデータは8
ビットのディジタル信号であるが、106は説明の都合
上模式的にアナログ信号に置き換えて表現したものであ
り、色差線順次信号のディジタル出力は102がそれに
当たる。
【0052】つまり、再生色差線順次信号102はその
ままのタイミングでディジタル出力されるが、1μse
c程、先に入力された再生Y+S信号101はディジタ
ル信号化された後一旦ラインメモリ90に記憶され、遅
れてやって来る再生色差線順次信号102のタイミング
に合わせてディジタル出力を行う。すなわち、同じタイ
ミングの輝度信号と色差線順次信号が出力端子91,9
2から同時に出力され、再生画における色のはみ出しが
無調整でなくなる。この場合、ラインメモリ90は、1
H分の容量は必ずしも必要ではない。今サンプリングク
ロックを4fsc(=14.31818MHz),8ビッ
ト精度とした場合、1サイクルは約70nsecであ
り、Y−色差間の時間差をバラツキも含めて最大140
0nsecとすると、20クロック分、つまり160ビ
ット分あれば充分である。
【0053】なお、Y−色差間の時間差はサンプリング
クロックに4fsc(=14.31818MHz)を用い
た場合は1サイクル相当の69.8nsec、6f
sc(=21.47727MHz)を用いた場合は46.
6nsecの精度となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
色に関する画質が向上する。すなわち請求項1,2の発
明では、FM信号の状態で、1H遅延素子と切替スイッ
チで色差信号の同時化を行っているので、たとえこの1
H遅延線でf特性,ゲインの温度による特性変化が生じ
ても、復調器のリミッタで除去でき、色ラインフリッカ
が生じることがない。また、請求項2の発明では、FM
信号の状態で前値補間のフレーム信号を生成し、復調後
エンコーダにおいて、サブキャリアで変調しているの
で、サブキャリアの位相の連続性を損なうことがない。
また請求項3,4では再生画における色のはみ出しが無
調整で無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のブロック図
【図2】 実施例の要部のブロック図
【図3】 実施例3の要部のブロック図
【図4】 実施例2,実施例3のタイムチャート
【図5】 実施例4の要部のブロック図
【図6】 実施例4のタイムチャート
【図7】 従来例1のブロック図
【図8】 従来例2のブロック図
【図9】 可変遅延回路の回路図
【符号の説明】
10 1/2・H遅延線 11 C系スキュー保償用切替スイッチ 12 1H遅延線 13 C系色差信号同時化用切替スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号を1水平走査期間遅延させる1H遅
    延素子と、色差線順次信号で変調されたFM信号とこの
    FM信号を前記1H遅延素子で遅延させた信号とから同
    時化した色差信号を生成する色差信号同時化手段とを備
    えたことを特徴とする静止画再生装置。
  2. 【請求項2】 信号を1/2・H水平走査期間遅延させ
    る1/2・H遅延素子と、信号を1水平走査期間遅延さ
    せる1H遅延素子と、フィールド画の色差線順次信号で
    変調されたFM信号とこのFM信号を前記1/2・H遅
    延素子で遅延させた信号とを1フィールド期間ごとに交
    互に選択してFM信号の状態でのフレーム信号を生成す
    る信号生成手段と、前記フレーム信号とこのフレーム信
    号を前記1H遅延素子で遅延させた信号とから同時化し
    た色差信号を生成する色差信号同時化手段とを備えたこ
    とを特徴とする静止画再生装置。
  3. 【請求項3】 輝度信号を記憶する第1のメモリと、色
    差線順次信号を記憶する第2のメモリと、再生系におけ
    る輝度信号と色差線順次信号の遅延時間差を検出する遅
    延時間差検出手段と、この遅延時間差検出手段の出力デ
    ータにもとづいて、同じタイミングの輝度信号と色差線
    順次信号を前記第1のメモリ,第2のメモリの同一アド
    レスに記憶させるように、第1のメモリ,第2のメモリ
    のライトアドレスを生成するライトアドレス生成手段と
    を備えたことを特徴とする静止画再生装置。
  4. 【請求項4】 輝度・同期信号における水平同期信号の
    前縁時点を検出する水平同期検出手段と、色差線順次信
    号のオフセット変化時点を検出する色差線順次信号オフ
    セット検出手段と、前記輝度・同期信号を記憶するメモ
    リと、前記水平同期信号検出手段の出力でリセットされ
    て前記メモリのライトアドレスカウントを開始するライ
    トアドレスコントロール手段と、前記色差線順次信号オ
    フセット検出手段の出力でリセットされて前記メモリの
    リードアドレスカウントを開始するリードアドレスコン
    トロール手段とを備えたことを特徴とする静止画再生装
    置。
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