JPH06143596A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH06143596A
JPH06143596A JP32602192A JP32602192A JPH06143596A JP H06143596 A JPH06143596 A JP H06143596A JP 32602192 A JP32602192 A JP 32602192A JP 32602192 A JP32602192 A JP 32602192A JP H06143596 A JPH06143596 A JP H06143596A
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JP
Japan
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blade
recording
ink
ink jet
recording apparatus
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Pending
Application number
JP32602192A
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English (en)
Inventor
Masaharu Imon
正東 井門
Hirofumi Hirano
弘文 平野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイピングユニット30を製造するに際し、溶
着結合のような大掛かりな設備の必要性を無くし、ワイ
ピングブレード31の引き抜き強度等の品質の向上およ
び信頼性の向上を図るとともに、コストダウンおよび取
り扱い性向上を図る。 【構成】記録ヘッド2の吐出口面81を拭き取り清掃す
るためのブレード31を両面から挟んで保持するブレー
ドホルダー32とブレードキャップ33との結合をプラ
スチックのスナップフィットで行ない、ブレードホルダ
ー32のブレード当接面に引き抜け止め用の突起37を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録手段から被記録材へ
インクを吐出して記録を行なうインクジェット記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出
力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づい
て用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材
(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、使用す
る記録手段の記録方式により、インクジェット式、ワイ
ヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式等に
分けることができる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
(文字や記号等を含む)を記録し、1行分の記録を終了
した後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に
次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返
すことにより、被記録材の所望範囲に画像が記録され
る。一方、被記録材を搬送方向に送る副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の全体に画像が記録される。
【0004】そのうち、インクジェット式(インクジェ
ット記録装置)は、記録手段(記録ヘッド)から被記録
材にインクを吐出して記録を行なうものであり、記録手
段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で
記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせず
に記録することができ、ランニングコストが安く、ノン
インパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色
のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であ
るなどの利点を有している。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、一層のコンパクト化を図ることができる。ま
た、IC技術やマイクロ加工技術の長所を活用すること
により、記録手段の長尺化や面状化(2次元化)が容易
であり、記録手段のフルマルチ化および高密度実装化も
容易である。
【0006】上記インクジェット記録装置は微細な吐出
口から被記録材へインク液滴を飛翔させて記録を行なう
ものであり、このようなインクジェット記録装置におい
ては、上記吐出口の目詰まり(吐出不良)を防止すると
ともに、吐出不良が発生した時にこれを解消して安定吐
出状態に回復させる必要があり、そのために回復機構を
設けることが一般に行なわれている。この回復機構は、
例えば、記録ヘッドの吐出口近傍のインクの乾燥を防止
するためのキャップと、キャッピング状態で吐出口から
インクを吸引するためのポンプユニットと、吐出口面に
付着したインクや紙粉等の異物を拭き取るためのワイピ
ングユニットとを備えている。
【0007】図7は従来のワイピングユニットの構成例
を示す分解斜視図であり、図7において、プラスチック
成形品で形成したブレードホルダー102およびブレー
ドキャップ103の間に、ウレタンゴム等の可撓性材質
から成る板状のブレード(拭き取り部材)101を挟み
込み、さらに該ブレードホルダー102とブレードキャ
ップ103を互いに溶着して固着することにより、その
間でブレード101を挟圧保持する構成が採られてい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示すような従来のワイピングユニットを用いるインクジ
ェット記録装置では、その構造上、次のような解決すべ
き課題があった。第1に、ブレードホルダー102とブ
レードキャップ103を溶着するための超音波溶着機が
必要であり、大きな設備投資が必要になる。第2に、超
音波溶着機では、気温や湿度等の環境変化により溶着状
態にバラツキが生じるため、品質の安定化が困難であ
り、また、溶着条件(溶着時間、溶着圧力など)の設定
に時間を要する。第3に、ブレード101に、ブレード
ホルダー102の溶着棒104、104が挿入される孔
105、105を形成する必要があり、そのため、ブレ
ード101の剛性が低下し、ワイピングユニットに組み
立てた状態でのブレード101の引き抜き強度が大幅に
低下する。第4に、一度溶着してワイピングユニットに
してしまうと、再度分解して組み付け直すことが不可能
である。
【0009】本発明はこのような従来の技術的課題を解
決することを目的とするものであり、本発明の目的は、
設備投資を必要とせずに、ワイピングユニットにおける
ブレードの引き抜き強度の向上等の品質向上並びにワイ
ピングユニットのコストダウンを図ることが可能なイン
クジェット記録装置を提供することである。
【0010】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、記録手段
から被記録材へインクを吐出して記録を行なうインクジ
ェット記録装置において、記録手段の吐出口面を拭き取
り清掃するためのブレードを保持する方式がプラスチッ
クのスナップフィットであるワイピングユニットを有す
る構成とすることにより、設備投資を必要とせずに、ワ
イピングユニットにおけるブレードの引き抜き強度の向
上等の品質向上並びにワイピングユニットのコストダウ
ンを図ることが可能なインクジェット記録装置を提供す
るものである。
【0011】請求項2および請求項3の発明は、上記構
成に加えて、ブレードを保持するプラスチック部材の該
ブレードとの当接面の一部にブレード引き抜け防止用の
突起を設ける構成、あるいはブレードを保持するプラス
チック部材の該ブレードとの当接面が、摩擦係数を高め
るために粗くされている構成とすることにより、一層効
率よく上記目的を達成するものである。
【0012】本発明によるワイピングユニットの特徴
を、図7の構造を参照して具体的に列挙すると、次のと
おりである。第1の特徴は、前記ブレード101を挟圧
保持しているプラスチック製の前記ブレードホルダー1
02と前記ブレードキャップ103との結合がスナップ
フィットでなされることである。第2の特徴は、上記第
1の特徴に加えて、前記ブレード101を保持している
ブレードホルダー102およびブレードキャップ103
の少なくとも一方のブレード当接面にブレード引き抜け
防止用突起を設けることである。第3の特徴は、上記第
1の特徴に加えて、前記ブレード101を保持している
ブレードホルダー102およびブレードキャップ103
の少なくとも一方のブレード当接面の摩擦係数を高める
ため、該当接面を粗くすることである。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したインクジェット記録装置
の一実施例の要部構成を示す一部破断斜視図である。図
1において、記録ヘッド2とインクタンク3とを一体化
した構造のインクジェットカートリッジ1がキャリッジ
4に搭載されている。キャリッジ4の一端部は、シャー
シ5に回転可能に軸支されたリードスクリュー6に摺動
可能に案内支持されている。また、キャリッジ4の他端
部に軸支されたガイドローラ7はリードスクリュー6と
平行に形成された溝状のガイドレール8に嵌入されてい
る。リードスクリュー6には螺旋状のリード溝8が形成
されており、キャリッジ4には弾性力でリード溝8に押
圧係合される突起(ピン)10が設けられている。こう
して、リードスクリュー6の正逆回転に伴って、キャリ
ッジ4が一定の姿勢を保ちながら往復移動するように構
成されている。
【0014】駆動モータ12の出力軸にはプーリ13が
固定され、前記リードスクリュー6の一端部にはプーリ
14が固定されており、これらのプーリ13、14には
駆動ベルト15が掛け回されている。したがって、駆動
モータ12が正転、逆転することにより、リードスクリ
ュー6が正転、逆転駆動される。このリードスクリュー
6の正転、逆転に伴って、該リードスクリュー6に螺旋
状に所定ピッチで形成されたリード溝9に嵌入(係合)
した前記突起(ピン)10が矢印A方向およびその逆方
向に往復移動することにより、前記キャリッジ4は該リ
ードスクリュー6に沿って往復移動する。
【0015】記録紙やプラスチック薄板等の被記録材1
6は、中空円筒状の搬送ローラ17(図1中に二点鎖線
で示す)により、記録ヘッド2の前面(吐出口面)と対
向する記録位置を通して紙送り(搬送)される。搬送ロ
ーラ17の両端は、シャーシ5の図示左側の一部位に立
設された第1側板18とシャーシ5の図示右側の一部位
に立設された第2側板19とにそれぞれ回転可能に軸支
されている。また、搬送ローラ17の内部は外気と連通
している。
【0016】前記記録手段(記録ヘッド)2は、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録
手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、この記録手段は、前記
電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生
じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力
変化を利用して、吐出口よりインクを吐出させ、記録を
行なうものである。
【0017】図2は、前記記録ヘッド2のインク吐出部
の構造を模式的に示す部分斜視図である。図2におい
て、被記録材16と所定の隙間(例えば、約0.5〜
2.0ミリ程度)をおいて対面する吐出口面81には、
所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室
83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿
ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱
変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。本例
においては、記録ヘッド2は、前記吐出口82がキャリ
ッジ4の移動方向(主走査方向)と交叉する方向に並ぶ
ような位置関係で、該キャリッジ4に搭載されている。
こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する
電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のイ
ンクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出
口82からインクを吐出させる記録手段(記録ヘッド)
2が構成されている。
【0018】図1において、搬送ローラ17の図示左側
には、記録ヘッド2のインク吐出機能を維持回復するた
めの回復装置が配置されている。この回復装置は、記録
ヘッド2の吐出口面81に圧接されて吐出口82を密封
(キャッピング)するためのキャッピング部20と、吐
出口82をキャッピングした状態でキャッピング部20
の内部を負圧を発生させることにより該吐出口82から
インクを強制的に排出させ、排インクを排インク管23
へ送り出すポンプユニット21と、吐出口面81に付着
したインクや紙粉等の異物を拭き取り清掃(クリーニン
グ)するためのワイピングユニット30と、前記キャッ
ピング20を吐出口面81に対して前進(圧接)後退
(退避)移動させるとともにポンプユニット21に駆動
力を伝達するための伝動機構部22とを備えている。
【0019】前記伝動機構部22はカムやギア等で構成
されている。前記リードスクリュー6には、スプライン
溝等の回り止め摺動手段を介して、クラッチギア24が
軸方向に摺動可能に嵌合されている。また、このクラッ
チギア24はスプリング25により常時キャリッジ4の
方向へ付勢されている。そして、前記伝動機構部22に
対して、このクラッチギア24を介して前記リードスク
リュー6の回転駆動力を伝達し得るようになっている。
【0020】すなわち、リードスクリュー6の矢印D方
向の回転(正転)によりキャリッジ4が図示の位置から
矢印A方向に移動し、該キャリッジ4の押圧部11によ
りクラッチギア24がスプリング25に抗して図示左側
へ移動させられると、該クラッチギア24と前記伝動機
構部22のタイミングギア26とが噛み合って該タイミ
ングギア26を矢印B方向に回転させることになり、こ
れによって、リードスクリュー6の回転駆動力が前記伝
動機構部22に伝達されるようになる。
【0021】前記リードスクリュー6のリード溝9の図
示左側端部には零リードの円周溝9Aが設けられてい
る。この円周溝9Aは、リードスクリュー6が回転して
も記録ヘッド2を所定位置に停止させるためのものであ
る。そして、この円周溝9Aは、クラッチギア24がリ
ードスクリュー6の回転駆動力を伝達している間、記録
ヘッド2の吐出口面81をキャッピング部20と対向す
る位置に停止させる位置に設けられている。
【0022】前記中空円筒状の搬送ローラ17の内部に
は、薄肉円筒状の被覆部材27の内部に充填された状態
のインク吸収体28が配置されている。また、前記吐出
口面81がキャッピング部20によりキャッピングさ
れ、かつ前記伝動機構部22によりポンプユニット21
が駆動されると、前記吐出口82からインクが排出され
る。そして、この排インクは、ポンプユニット21から
排インク管23へ送り出され、該排インク管23を通っ
て前記インク吸収体28の内部に吸収される。
【0023】前記インク吸収体28は、スポンジまたは
樹脂発泡体等のインク吸収性に優れた多孔質部材で形成
されている。また、前記被覆部材27は、例えばポリエ
チレンやEVA等のプラスチック材料で形成されてい
る。なお、この被覆部材27は、前記搬送ローラ17の
内部に位置するとともに、その第1側板18側の端部が
前記ポンプユニット21の一部位に固定され、他端部が
第2側板19に固定されている。また、前記ポンプユニ
ット21に接続されている排インク管23は、前記被覆
部材27の中心部を通して、前記インク吸収体28の内
部に適当な長さだけ挿入されている。
【0024】図1のインクジェット記録装置における前
記回復装置は、前記キャッピング部20および前記ポン
プユニット21の他に、前記ワイピングユニット30を
備えている。図3はワイピングユニット30およびその
保持機構を示す部分斜視図である。図3において、ワイ
ピングユニット30は、インクキャリアホルダー40の
先端部に取り付けられている。このインクキャリアホル
ダー40は装置本体に対して軸心41を中心に回動可能
に取り付けられており、該インクキャリアホルダー40
を回動させることで、前記ワイピングユニット30(詳
しくはそのブレード)により記録ヘッド2の吐出口面8
1に付着したインクや紙粉等の異物を拭き取るように構
成されている。また、前記キャリアホルダー40の前記
ワイピングユニット30の下側の位置には、ワイピング
ユニット30から滴り落ちるインクを受け止めるための
インク吸収体42が装着されている。
【0025】図4は前記ワイピングユニット30の第1
実施例の分解斜視図である。図4において、ワイピング
ユニット30はブレード31とブレードホルダー32と
ブレードキャップ33とで構成されており、板状のゴム
状弾性体から成る前記ブレード31は、ブレードホルダ
ー32とブレードキャップ33との間に挟圧保持されて
いる。前記ブレードホルダー32および前記ブレードキ
ャップ33はプラスチック成形品であり、ブレードホル
ダー32にはスナップフィット用の爪34、34が形成
され、ブレードキャップ33には前記爪34、34を係
合(スナップフィット)させるための引っ掛け部35、
35が形成されている。そして、前記爪34、34と前
記引っ掛け部35、35を係合させることにより、前記
ブレード31は前記ブレードホルダー32と前記ブレー
ドキャップ33との間で位置決めされて挟圧保持され
る。
【0026】図4に示すワイピングユニット30によれ
ば、ブレード31を両面から挟んで位置決め保持するた
めのブレードホルダー32とブレードキャップ33を互
いにスナップフィットで結合する構成としたので、次の
ような効果が得られた。第1に、溶着などのように固着
のための特別な設備投資が不必要である。第2に、溶着
のような気温や湿度等の環境による結合力の変化が無い
ため品質の安定化と信頼性の向上を図ることができる。
第3に、ブレード31に溶着用の棒を挿通するための孔
を開ける必要が無いので、ブレード31を単純な平板形
状にすることができ、ブレード31の加工の容易化およ
び剛性の向上を図ることができる。第4に、一度組み込
んだユニットを再度分解して組み直すことが可能であ
り、保守点検が容易である。
【0027】図5は前記ブレードホルダー32の第2実
施例を示す斜視図である。図5において、ブレードホル
ダー32のブレード31との当接面36の一部にブレー
ド引き抜け防止用の突起37が形成されている。本実施
例は前記突起37を形成する点で図4の第1実施例と相
違するが、その他の点では実質上同じ構成をしている。
図5の第2実施例によれば、前述の第1実施例の場合と
同様の効果が得られる他に、ブレード31の引き抜き力
をさらに向上させ得るという効果が得られる。
【0028】図6は前記ブレードホルダー32の第3実
施例を示す斜視図である。図6において、ブレードホル
ダー32のブレード31との当接面38は、ブレード3
1との摩擦係数を高めるために粗くされている。図示の
例では、前記当接面38は、互いに交叉する線状の筋
(凸筋または凹筋)を所定ピッチで形成することにより
粗くされているが、これは多数の微小突起を形成するな
ど、他の方法で粗くしてもよい。本実施例は前記当接面
38を粗い面にする点で図4の第1実施例と相違する
が、その他の点では実質上同じ構成をしている。図6の
第3実施例によっても、前述の第1実施例の場合と同様
の効果が得られる他に、ブレード31の引き抜き力をさ
らに向上させ得るという効果が得られる。
【0029】なお、前述の実施例では、記録ヘッド2を
キャリジ4に搭載するシリアル型記録装置の場合を例に
挙げて説明したが、本発明は、被記録材の幅の全体また
は一部をカバーする長さのライン型記録ヘッドを用いる
記録装置の場合にも同様に適用することができ、同様の
効果が得られるものである。また、前述の実施例では、
1個の記録ヘッド2で記録する場合を例示したが、本発
明は、異なる色で記録する複数の記録ヘッドを用いるカ
ラーインクジェット記録装置、あるいは同一色彩で濃度
の異なるインクで記録する複数の記録ヘッドを用いる階
調記録用のインクジェット記録装置など、記録ヘッドの
数や記録色に関係なく広く適用することができ、同様の
効果が得られるものである。
【0030】さらに、本発明は、前述のように記録ヘッ
ド2とインクタンク3を一体化した交換可能なインクジ
ェットカートリッジ1を使用する他、記録ヘッドとイン
クタンクを別体にしてチューブ等で接続するなど、記録
ヘッドとインクタンクの配置形態がどのようなものであ
っても、同様に適用することができ、同様の効果を達成
し得るものである。
【0031】なお、本発明は、インクジェット記録装置
であれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を
用いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用で
きるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出
する方式のインクジェット記録装置において優れた効果
をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高
密度化、高精細化が達成できるからである。
【0032】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一に対応し液
体(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0033】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0034】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0035】さらに、前述のように、記録装置が記録で
きる被記録材(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有
するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明
は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。加えて、上例のようなシリアル
タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、
あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0036】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる記録ヘッドに対しての回復手段または予備的な補
助手段等を付加することは、本発明の効果を一層安定で
きるので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対しての、前述のようなキャッピング
手段、クリーニング手段、吸引回復手段の他に、加圧式
の回復手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定した
記録を行なうために有効である。
【0037】また、前述したように、搭載される記録ヘ
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0038】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0039】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0040】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、記録手段から被記録材へインクを吐
出して記録を行なうインクジェット記録装置において、
記録手段の吐出口面を拭き取り清掃するためのブレード
を保持する方式がプラスチックのスナップフィットであ
るワイピングユニットを有する構成としたので、設備投
資を必要とせずに、ワイピングユニットにおけるブレー
ドの引き抜き強度の向上等の品質向上並びにワイピング
ユニットのコストダウンを図ることが可能なインクジェ
ット記録装置が提供される。
【0042】請求項2および請求項3の発明によれば、
上記構成に加えて、ブレードを保持するプラスチック部
材の該ブレードとの当接面の一部にブレード引き抜け防
止用の突起を設ける構成、あるいはブレードを保持する
プラスチック部材の該ブレードとの当接面が、摩擦係数
を高めるために粗くされている構成としたので、上記効
果に加えて、ブレードの引き抜き強度がさらに向上する
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するのに好適なインクジェット記
録装置の構成例を示す一部破断斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す部分斜視図である。
【図3】図1中のワイピングユニットの取り付け構造を
示す斜視図である。
【図4】図1中のワイピングユニットの第1実施例を示
す分解斜視図である。
【図5】図1中のワイピングユニットの第2実施例のブ
レードホルダーを示す斜視図である。
【図6】図1中のワイピングユニットの第3実施例のブ
レードホルダーを示す斜視図である。
【図7】従来のインクジェット記録装置のワイピングユ
ニットを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 インクジェットカートリッジ 2 記録手段(記録ヘッド) 3 インクタンク 4 キャリッジ 5 シャーシ 6 リードスクリュー 9 リード溝 10 突起 12 駆動モータ 15 駆動ベルト 16 被記録材 17 搬送ローラ 20 キャッピング部 21 ポンプユニット 22 伝動機構部 24 クラッチギア 26 タイミングギア 30 ワイピングユニット 31 ブレード 32 ブレードホルダー 33 ブレードキャップ 34 スナップフィット用の爪 35 引っ掛け部 36 ブレード当接面 37 突起 38 ブレード当接面(粗い面) 81 吐出口面 82 吐出口 84 液路 85 電気熱変換体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から被記録材へインクを吐出
    して記録を行なうインクジェット記録装置において、記
    録手段の吐出口面を拭き取り清掃するためのブレードを
    保持する方式がプラスチックのスナップフィットである
    ワイピングユニットを有することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 ブレードを保持するプラスチック部材
    の該ブレードとの当接面の一部にブレード引き抜け防止
    用の突起を設けることを特徴とする請求項1のインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 ブレードを保持するプラスチック部材
    の該ブレードとの当接面が、摩擦係数を高めるために粗
    くされていることを特徴とする請求項1のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録手段が、インクを吐出するた
    めに利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を
    備えているインクジェット記録手段であることを特徴と
    する請求項1のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段が、前記電気熱変換体が
    発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利
    用して、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とす
    る請求項4のインクジェット記録装置。
JP32602192A 1992-11-11 1992-11-11 インクジェット記録装置 Pending JPH06143596A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062488A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Seiko Precision Inc パッド保持具及び印刷装置
JP2014076576A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Seiko Epson Corp 液体吐出装置

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JP2008062488A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Seiko Precision Inc パッド保持具及び印刷装置
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