JPH06144302A - 多連結車輌 - Google Patents

多連結車輌

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JPH06144302A
JPH06144302A JP29691392A JP29691392A JPH06144302A JP H06144302 A JPH06144302 A JP H06144302A JP 29691392 A JP29691392 A JP 29691392A JP 29691392 A JP29691392 A JP 29691392A JP H06144302 A JPH06144302 A JP H06144302A
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JP
Japan
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trailer
tractor
hydraulic
vehicle
hydraulic cylinder
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JP29691392A
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English (en)
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Akio Terai
明夫 寺井
Shinroku Satsumi
伸六 薩美
Haruo Hiruma
治雄 比留間
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RINGYO KIKAIKA KYOKAI
Original Assignee
RINGYO KIKAIKA KYOKAI
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は後進時の操向性能を向上し、操作性
の良い多連結車輌を提供する。 【構成】 牽引用のトラクタ63と、荷台9をそれぞれ
水平方向に回動自在に支持する複数の被牽引用のトレー
ラー65,67とを連結した多連結車輌において、隣接
する前記トレーラー65,67にそれぞれ一端を枢着
し、他端を前記荷台9に枢着する一対の油圧シリンダー
75,77を設け、前記一対の油圧シリンダー75,7
7の一方に車輌の旋回による反力が加ったとき、前記荷
台9に対して、前記隣接するトレーラー65,67を互
いに反対方向に回動させるよう他方の油圧シリンダーを
伸縮作動させるための密閉回路を設けるとともに、前記
トラクタ63に前進用の操向機構を設け、後端の前記ト
レーラー67に後進用の操向機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動装置を備えた索引
車輌(トラクタ)と複数台の被索引車輌とを連結した多
連結車輌に係り、詳細には山間地等において木材を運搬
するための木材運搬車等のオフロード走行車両である多
連結車輌に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5には、従来の多連結車輌1
が示されている。これらにおいて、多連結車輌1は、駆
動用走行体である索引車両3(以下「トラクタ」とい
う)と、このトラクタ3に索引された貨物用走行体であ
る2台の被索引車両5,7(以下「トレーラー」とい
う)と、これらのトレーラー5,7にそれぞれ支持され
たフレームビーム(材木等の貨物が積載されるいわゆる
「荷台」)9とで構成されている。なお、図4及び図5
において矢印A方向は走行方向前方側を示す。
【0003】トラクタ3は、両側にキャタピラー11が
支持されたフレーム13上に、操縦室15が設けられ、
この操縦室15の前方側にキャタピラー駆動用の駆動源
17が設けられている。また、操縦室15の後方側には
フレーム19が突設され、トレーラー5のフレーム21
の先端部21aがシャフト23で水平方向に相対回転自
在に連結されている。トラクタ3のフレーム19の側部
には油圧シリンダー25が配置されている。油圧シリン
ダー25は、操向機構26の一部で、シリンダー後端が
フレーム19に回転自在に連結され、ロッド25aの先
端がトレーラー5のフレーム21の先端部21aに回転
自在に連結されている。この油圧シリンダー25のシリ
ンダー25b内へのロッド25aの出没によりフレーム
21とフレーム19とが相対回転して、トラクタ3の操
向を行うことができるようになっている。
【0004】トレーラー5は、フレーム21の両側にキ
ャタピラー11がそれぞれ支持され、これらのキャタピ
ラー11間のフレーム19の上部に三角形状の支持板2
7が、所定の間隔を設けて一対設けられている。これら
の支持板27には、シャフト29の両端部がそれぞれ支
持され、このシャフト29には三角形状の引張板31が
ベアリングを介して回転自在に連結されている。この引
張板31は、フレームビーム9の前方側下面に、フレー
ムビーム9が水平方向に回動自在となるようにシャフト
33を介して支持されている。これにより、フレームビ
ーム1がシャフト29を中心に回動自在となっている。
トレーラー5の後部側には、クロス・タップ・ベアリン
グ35を介して任意の方向移動自在にフロントビーム3
7の一端が連結されている。このフロントビーム37の
他端は、トレーラー7のフレーム39に支持されたリア
ービーム41の引張フック43と連結されている。
【0005】トレーラー7は、トレーラー5と同様にフ
レーム39の両側にキャタピラー11がそれぞれ支持さ
れ、これらのキャタピラー11間のフレーム39にリア
ービーム41が走行方向に沿ってスライド自在に支持さ
れている。また、フレーム39上部には、支持部45が
形成され、この支持部45には、フレームビーム9の後
方側下面に、フレームビーム9が水平方向に回動自在と
なるようにシャフト47を介して支持されている。
【0006】フレームビーム9は、中央部分でベアリン
グ機構55を通る前後方向の軸心線を中心として互いに
揺動自在に連結されたフロントフレームビーム49とリ
アーフレームビーム51とからなり、これらのビーム4
9,51の両側部には、支柱53がそれぞれ立設されて
いる。
【0007】このような、多連結車輌1を前進走行(矢
印a方向)させる場合には、トラクタ3のキャタピラー
11に駆動を付与する。この場合、右折あるいは左折等
を行うときは、油圧シリンダー25のロッド25aをシ
リンダー25bに対して出没させることにより、トラク
タ3をトレーラー5に対して相対的に回転させる。
【0008】また、後進走行させる場合には、トラクタ
3を後進させて被索引車両5,7に後進方向への力を付
与する。この場合、後進しながら右折あるいは左折を行
うときは、曲がる方向に対して逆方向にトラクタ3を移
動させて走行方向の先頭に位置するトレーラー7を曲が
る方向に向けた後に、トラクタ3を曲がる方向に向けて
移動させて、トレーラー5,7を押す。
【0009】ところが、このような多連結車輌1の後進
走行では先頭車両に付与される力の向きが、先頭車両の
重心の左右いずれかにあるかにより先頭車両の進行方向
が決まるため、先頭車両のどちら側に力を付与するかを
判断する際に、先頭車両が操向を行う車両から離れてい
る場合は操向感覚がつかめず、オペレータにとって操作
性が非常に悪い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の多連結車輌においては、後進走行時に操作性が悪く、
しかも、山林等の狭幅の道路での後進走行時の操向(い
わゆる切り返し)はさらにオペレータにとって困難な作
業であった。
【0011】そこで本発明は、後進走行時の操向性能を
向上させて、操作性の良い多連結車輌を提供することが
目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、各隣接する車輌間に、この隣接する車輌を相
対的に水平回動させるための油圧シリンダーを両側にそ
れぞれ設け、この両側の油圧シリンダー間に密閉回路を
設けるとともに、前後両端の車輌に操向回路を設けたも
のである。
【0013】
【作用】本発明によれば、後進走行時には、後進方向先
頭側のトレーラーの操向機構を設けてトレーラーを操向
することが可能となり、後進走行時の操向性能を向上す
ると共に、操作性を向上することができるものである。
【0014】また、前進走行時には、トラクターの操向
機構を作動させて、前進方向側の先頭車両であるトラク
ターを操向して、前進時の操向性能を向上することがで
きるものである。
【0015】
【実施例】次に本発明に係る多連結車輌の実施例につい
て図を用いて説明する。なお、図4に示す多連結車輌1
と同構成部分については図面に同符号を付して重複した
説明を省略する。
【0016】図1乃至図3には、多連結車輌61が示さ
れている。これらの図において、多連結車輌61は、ト
ラクタ63にトレーラー65,67が連結され、これら
のトレーラー65,67のフレーム21,39にフレー
ムビーム9がシャフト33,47を介してそれぞれ支持
されている。また、本実施例の多連結車輌61には、ト
レーラー65とトレーラー67との間に、油圧装置69
が配設されるとともに、トラクタ63とトレーラー65
との間に油圧装置71が配設されている。
【0017】油圧装置69は、両側の一対の油圧シリン
ダー75,77からなっている。一方の油圧シリンダー
75はシリンダー後端部がフロントフレームビーム49
に回転自在に連結され、ロッド先端部がトレーラー67
のフレーム39に回転自在に連結されている。また、他
方の油圧シリンダー77はシリンダー後端がリアーフレ
ームビーム51に回転自在に連結され、ロッド先端部が
トレーラー65のフレーム21に回転自在に連結されて
いる。
【0018】さらに、これらの油圧シリンダー75,7
7は、ピストンで分割されたシリンダー内の油室が管路
79,81で切換弁83を介してそれぞれ連通されてお
り、切換位置aにおいて油圧シリンダー75のロッドが
シリンダー内から突出した量と等量分油圧シリンダー7
7のロッドがシリンダー内に引き込むように密閉回路が
形成されている。
【0019】また、切換弁83をb位置に切り換えると
油圧ポンプ85の油圧が油圧シリンダー75,77を伸
縮反対方向に作動させて、トレーラー65,67を相対
的に旋回させるよう操向回路が設けられている。
【0020】油圧装置71は両側の油圧シリンダー8
7,89からなり、両方の油圧シリンダー87,89は
シリンダー後端部がトラクタ63のフレーム19に回転
自在に連結され、ロッド先端部はトレーラー65のフレ
ーム21に回転自在に連結されている。
【0021】これら油圧シリンダー87,89はピスト
ンで分割されたシリンダー内の油室が管路91,93で
切換弁95を介してそれぞれ連結されており、切換位置
aにおいて油圧シリンダー87のロッドがシリンダー内
から突出した量と等量分油圧シリンダー89のロッドが
シリンダー内に引き込むよう密閉回路が形成されてい
る。
【0022】また、切換弁95をb位置に切り換えると
油圧ポンプ85の油圧が油圧シリンダー87,89を伸
縮反対方向に作動させて、トラクタ63とトレーラー6
5とを相対的に旋回させるよう操向回路が設けられてい
る。油圧ポンプ85の圧油は、並設された操作弁97,
99を介してそれぞれ油圧装置69,71の操向回路に
送られて、それぞれ後進時および前進時の操向操作を行
うよう設けられている。
【0023】トラクタ63を先頭にして前進する場合
は、操作弁97を閉鎖し、切換弁83をa位置に切り換
えて密閉回路とし、また切換弁95をb位置に切り換
え、操作弁99を、たとえば、油圧シリンダー89を伸
長するよう切り換えると、同時に油圧シリンダー87が
収縮し、トレーラー65はトラクタ63に対し右方向に
旋回前進姿勢となる。また、トレーラー67は油圧装置
69が密閉回路となっているので、トラクタ63,トレ
ーラー65の旋回前進運動に対して、容易に追隨する。
【0024】またトレーラー67を先頭にして後進する
場合は、操作弁99を閉鎖し、切換弁95をa位置に切
り換えて密閉回路とし、また切換弁83をb位置に切り
換え、操作弁97を、たとえば、油圧シリンダー77を
伸長するよう切り換えると、同時に油圧シリンダー75
が収縮し、トレーラー67,65はフレームビーム9に
対して後進に向って左方向に旋回姿勢となる。また、ト
ラクタ63は油圧装置71が密閉回路となっているの
で、トレーラー67,65の旋回後進運動に対して、容
易に追隨する。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、隣接する車輌間
に油圧シリンダーを両側に設けたもので、各車輌間を密
閉回路とするとともに前、後端の車輌を操向回路とする
ことが可能となり、前進、後進ともに、操向性能が向上
し、操作も容易とすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多連結車輌の一実施例の側面図で
ある。
【図2】図1のII−II線の平断面図である。
【図3】同油圧回路図である。
【図4】従来の多連結車輌の側面図である。
【図5】図4のV−V線の平断面図である。
【符号の説明】
63 トラクタ 65,67 トレーラー 75,77,87,89 油圧シリンダー 85 油圧ポンプ 95,97 切換弁
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 多連結車輌
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動装置を備えた牽引
車輌(トラクタ)と複数台の被牽引車輌とを連結した多
連結車輌に係り、詳細には山間地等において木材を運搬
するための木材運搬車等のオフロード走行車両である多
連結車輌に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5には、従来の多連結車輌1
が示されている。これらにおいて、多連結車輌1は、駆
動用走行体である牽引車両3(以下「トラクタ」とい
う)と、このトラクタ3に牽引された貨物用走行体であ
る2台の被牽引車両5,7(以下「トレーラー」とい
う)と、これらのトレーラー5,7にそれぞれ支持され
た荷台9とで構成されている。なお、図4及び図5にお
いて矢印A方向は走行方向前方側を示す。
【0003】トラクタ3は、両側にキャタピラー11が
支持されたフレーム13上に、操縦室15が設けられ、
この操縦室15の前方側にキャタピラー駆動用の駆動源
17が設けられている。また、操縦室15の後方側には
フレーム19が突設され、トレーラー5のフレーム21
の先端部21aがシャフト23で水平方向に相対回転自
在に連結されている。トラクタ3のフレーム19の側部
には油圧シリンダー25が配置されている。油圧シリン
ダー25は、前進用の操向機構26の一部で、シリンダ
ー後端がフレーム19に回転自在に連結され、ロッド2
5aの先端がトレーラー5のフレーム21の先端部21
aに回転自在に連結されている。この油圧シリンダー2
5のシリンダー25b内へのロッド25aの出没により
フレーム21とフレーム19とが相対回転して、トラク
タ3の操向を行うことができるようになっている。
【0004】トレーラー5は、フレーム21の両側にキ
ャタピラー11がそれぞれ支持され、これらのキャタピ
ラー11間のフレーム19の上部に三角形状の支持板2
7が、所定の間隔を設けて一対設けられている。これら
の支持板27には、シャフト29の両端部がそれぞれ支
持され、このシャフト29には三角形状の引張板31が
ベアリングを介して回転自在に連結されている。この引
張板31は、荷台9の前方側下面に、荷台9が水平方向
に回動自在となるようにシャフト33を介して支持され
ている。これにより、荷台9がシャフト29を中心に回
動自在となっている。トレーラー5の後部側には、クロ
ス・タップ・ベアリング35を介して任意の方向移動自
在にフロントビーム37の一端が連結されている。この
フロントビーム37の他端は、トレーラー7のフレーム
39に支持されたリアービーム41の引張フック43と
連結されている。
【0005】トレーラー7は、トレーラー5と同様にフ
レーム39の両側にキャタピラー11がそれぞれ支持さ
れ、これらのキャタピラー11間のフレーム39にリア
ービーム41が走行方向に沿ってスライド自在に支持さ
れている。また、フレーム39上部には、支持部45が
形成され、この支持部45には、荷台9の後方側下面
に、荷台9が水平方向に回動自在となるようにシャフト
47を介して支持されている。
【0006】荷台9は、中央部分でベアリング機構55
を通る前後方向の軸心線を中心として互いに揺動自在に
連結された前荷台49と後荷台51とからなり、これら
の前荷台49,後荷台51の両側部には、支柱53がそ
れぞれ立設されている。
【0007】このような、多連結車輌1を前進走行(矢
印a方向)させる場合には、トラクタ3のキャタピラー
11に駆動を付与する。この場合、右折あるいは左折等
を行うときは、油圧シリンダー25のロッド25aをシ
リンダー25bに対して出没させることにより、トラク
タ3をトレーラー5に対して相対的に回転させる。
【0008】また、後進走行させる場合には、トラクタ
3を後進させて被牽引車両5,7に後進方向への力を付
与する。この場合、後進しながら右折あるいは左折を行
うときは、曲がる方向に対して逆方向にトラクタ3を移
動させて走行方向の先頭に位置するトレーラー7を曲が
る方向に向けた後に、トラクタ3を曲がる方向に向けて
移動させて、トレーラー5,7を押す。
【0009】ところが、このような多連結車輌1の後進
走行では先頭車両に付与される力の向きが、先頭車両の
重心の左右いずれかにあるかにより先頭車両の進行方向
が決まるため、先頭車両のどちら側に力を付与するかを
判断する際に、先頭車両が操向を行う車両から離れてい
る場合は操向感覚がつかめず、オペレータにとって操作
性が非常に悪い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の多連結車輌においては、後進走行時に操作性が悪く、
しかも、山林等の狭幅の道路での後進走行時の操向(い
わゆる切り返し)はさらにオペレータにとって困難な作
業であった。
【0011】そこで本発明は、後進走行時の操向性能を
向上させて、操作性の良い多連結車輌を提供することが
目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、荷台をそれぞれ水平方向に回動自在に支持す
る隣接する車輌間に、この隣接する車輌を荷台に対して
相対的に水平回動させるための一対の油圧シリンダーを
設け、この一対の油圧シリンダー間に密閉回路を設ける
とともに、前後両端の車輌に操向機構を設けたものであ
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、後進走行時には、後進方向先
頭側のトレーラーの操向機構によってトレーラーを操向
することが可能となり、後進走行時の操向性能を向上す
ると共に、操作性を向上することができるものである。
【0014】また、前進走行時には、トラクタの操向機
構を作動させて、前進方向側の先頭車両であるトラクタ
ーを操向すれば、各車輌は同一軌跡を走行して前進時の
操向性能を向上することができるものである。
【0015】
【実施例】次に本発明に係る多連結車輌の実施例につい
て図を用いて説明する。なお、図4,図5に示す従来の
多連結車輌1と同構成部分については図面に同符号を付
して重複した説明を省略する。
【0016】図1乃至図3には、多連結車輌61が示さ
れている。これらの図において、多連結車輌61は、ト
ラクタ63にトレーラー65,67が連結され、これら
のトレーラー65,67のフレーム21,39に荷台9
がシャフト33,47を介してそれぞれ支持されてい
る。また、本実施例の多連結車輌61には、トレーラー
65とトレーラー67との間に、操向機構用の油圧装置
69が配設されるとともに、トラクタ63とトレーラー
65との間に操向機構を兼ねた油圧装置71が配設され
ている。
【0017】油圧装置69は、両側の一対の油圧シリン
ダー75,77からなっている。一方の油圧シリンダー
75はシリンダー後端部が前荷台49に回転自在に連結
され、ロッド先端部がトレーラー67のフレーム39に
回転自在に連結されている。また、他方の油圧シリンダ
ー77はシリンダー後端が後荷台51に回転自在に連結
され、ロッド先端部がトレーラー65のフレーム21に
回転自在に連結されている。
【0018】さらに、これらの油圧シリンダー75,7
7は、ピストンで分割されたシリンダー内のボトム側の
油室が管路79で後述の切換弁97の中立位置を介して
連通されており、ピストンロッド側の油室は管路81を
介して直接連通している。油圧シリンダー75のロッド
がシリンダー内から伸長し、あるいは収縮した量と等量
分油圧シリンダー77のロッドがシリンダー内に収縮
し、あるいは伸長するように密閉回路が形成されてい
る。
【0019】また、切換弁97を切り換えると油圧ポン
プ85の油圧が油圧シリンダー75,77を互いに伸縮
反対方向に作動させて、トレーラー65,67を相対的
に旋回させるよう後進の操向回路が設けられている。
【0020】油圧装置71は両側の油圧シリンダー8
7,89からなり、両方の油圧シリンダー87,89は
シリンダー後端部がトラクタ63のフレーム19に回転
自在に連結され、ロッド先端部はトレーラー65のフレ
ーム21に回転自在に連結されている。
【0021】これら油圧シリンダー87,89はピスト
ンで分割されたシリンダー内の油室がそれぞれ管路9
1,93で切換弁95を介してそれぞれ連結されてお
り、切換位置bにおいて油圧シリンダー87のロッドが
シリンダー内伸長あるいは収縮突出した量と等量分油圧
シリンダー89のロッドがシリンダー内に収縮あるいは
伸長するよう密閉回路が形成されている。
【0022】また、切換弁95をa位置に切り換えると
油圧ポンプ85の油圧が油圧シリンダー87,89を伸
縮反対方向に作動させて、トラクタ63とトレーラー6
5とを相対的に旋回させるよう操向回路が設けられてい
る。油圧ポンプ85の圧油は、並設された操作弁97,
99を介してそれぞれ油圧装置69,71の操向回路に
送られて、それぞれ後進時および前進時の操向操作を行
うよう設けられている。
【0023】トラクタ63を先頭にして前進する場合
は、操作弁97を中立位置として油圧シリンダー75,
77を密閉回路とし、また切換弁95をa位置に切り換
え、操作弁99を、たとえば、油圧シリンダー89を伸
長するよう切り換えると、同時に油圧シリンダー87が
収縮し、トレーラー65はトラクタ63に対し右方向に
旋回前進姿勢となる。また、トレーラー67は油圧装置
69が密閉回路となっているので、荷台9に対してトレ
ーラー65と反対方向に同じ角度回動してトラクタ6
3,トレーラー65の旋回前進運動に対して、同一軌跡
を走行して容易に追隨する。
【0024】またトレーラー67を先頭にして後進する
場合は、操作弁99を中立位置に閉鎖し、切換弁95を
b位置に切り換えて密閉回路とし、操作弁97を、たと
えば、油圧シリンダー77を伸長するよう切り換える
と、管路81を介して同時に油圧シリンダー75が収縮
し、トレーラー67,65は荷台9に対して後進に向っ
て左方向に旋回姿勢となる。また、トラクタ63は油圧
装置71が密閉回路となっているので、トレーラー6
7,65の旋回後進運動に対して、同一軌跡を走行して
容易に追隨する。
【0025】なお、本発明は、前述の実施例では、隣接
するトレーラー65,67を反対方向に連動させるため
の密閉回路を設けた一対の油圧シリンダー75,77を
後進用の操向機構の油圧シリンダーと兼用しているが、
操向機構専用の油圧シリンダーを、隣接するトレーラー
のいずれか一方あるいは両方に設けてもよい。
【0026】また、操向機構は油圧式に限定されるもの
ではなく、機械式あるいは油圧,機械併用式でもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、前進,後進とも後続の
車輌の追随が容易となり、また後進の操向操作がきわめ
て容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多連結車輌の一実施例の側面図で
ある。
【図2】図1のII−II線の平断面図である。
【図3】同油圧回路図である。
【図4】従来の多連結車輌の側面図である。
【図5】図4のV −V 線の平断面図である。
【符号の説明】 9 荷台 63 トラクタ 65,67 トレーラー 75,77,87,89 油圧シリンダー
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 索引用のトラクタ63と複数の被索引用
    のトレーラー65,67とを連結した多連結車輌におい
    て、各隣接する車輌間のすべてに、前記隣接する車輌を
    相対的に水平回動させるための油圧シリンダー87,8
    9、75,77を両側にそれぞれ設け、前記両側の油圧
    シリンダーの一方に車輌の旋回による反力が加ったと
    き、正圧の発生する油室の油圧により他方の油圧シリン
    ダーを伸縮反対方向に作動させるための密閉回路を設け
    るとともに、トラクタ63および後端のトレーラー67
    における前記両側の油圧シリンダー87,89、75,
    77を油圧ポンプ85により互いに伸縮反対方向に加圧
    するための操向回路を設けてなる多連結車輌。
  2. 【請求項2】 トラクタ63と後端のトレーラー67と
    の、前記密閉回路と前記操向回路とを切り換えるための
    切換弁83,95を設けてなる請求項1の多連結車輌。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007076627A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Tokyo Institute Of Technology 移動体連結装置
JP2011255798A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Ohbayashi Corp 列車
JP2017210131A (ja) * 2016-05-26 2017-11-30 いすゞ自動車株式会社 調整装置

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