JPH06145102A - カルボン酸アリールエステルの製法 - Google Patents

カルボン酸アリールエステルの製法

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JPH06145102A
JPH06145102A JP4324956A JP32495692A JPH06145102A JP H06145102 A JPH06145102 A JP H06145102A JP 4324956 A JP4324956 A JP 4324956A JP 32495692 A JP32495692 A JP 32495692A JP H06145102 A JPH06145102 A JP H06145102A
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JP
Japan
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acid
aryl ester
carboxylic acid
group
catalyst
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JP4324956A
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English (en)
Inventor
Akira Fukunishi
彬 福西
Mitsusachi Mori
光幸 森
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 着色が少なく、経済的に高純度のカルボン酸
アリールエステルを収率良く得られる製法を提供する。 【構成】 カルボン酸(A)とフェノール類(B)と
を、エステル化触媒(C)の存在下でエステル化反応さ
せるカルボン酸アリールエステルの製法において、該触
媒(C)が、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の
硫酸塩(a)と硫酸もしくはスルファミン酸(b)及び
次亜燐酸(c)との混合物を用いることを特徴とするカ
ルボン酸アリールエステルの製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルボン酸アリールエ
ステルの製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】触媒の存在下カルボン酸とフェノール類
をエステル化反応させることによりカルボン酸アリール
エステルを製造する方法に関しては、従来より多くの研
究がなされ種々の方法が提案されている。その代表的な
ものは、(1)触媒として硫酸およびほう酸を使用する
方法、(2)ポリ燐酸を使用する方法、(3)ポリ燐酸
エステルを使用する方法などである(例えば、新実験化
学講座、14巻(2),P1004,丸善)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のいずれ
の方法でも、反応生成物の着色が著しく、経済的に高純
度のカルボン酸アリールエステルを収率よく得ることは
できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題を解決すべく鋭意検討した結果、特定の3種類の触
媒の組合せ、すなわちアルカリ金属もしくはアルカリ
土類金属の硫酸塩(a)、硫酸もしくはスルファミン
酸(b)、次亜燐酸(c)との混合物からなる触媒を
用いることによって着色の少ないカルボン酸アリールエ
ステルを経済的かつ高純度、高収率で製造できることを
見いだし、本発明に到達した。すなわち本発明は、カル
ボン酸(A)とフェノール類(B)とを、触媒(C)の
存在下でエステル化反応させるカルボン酸アリールエス
テルの製法において、(C)が、アルカリ金属もしくは
アルカリ土類の金属硫酸塩(a)と硫酸もしくはスルフ
ァミン酸(b)及び次亜燐酸(c)との混合物であるこ
とを特徴とするカルボン酸アリールエステルの製法であ
る。
【0005】本発明において、カルボン酸(A)として
は、酢酸、プロピオン酸、n−酪酸、イソ酪酸、n−吉
草酸、イソ吉草酸、ピバル酸などの脂肪族モノカルボン
酸;安息香酸、トルイル酸、ジメチル安息香酸、ナフト
エ酸などの芳香族モノカルボン酸;しゅう酸、マロン
酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、メ
チルマロン酸、エチルマロン酸、メチル琥珀酸、α−メ
チルグルタル酸、α−メチルアジピン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族
ジカルボン酸などが挙げられる。
【0006】本発明において、フェノール類(B)の具
体例としては、フェノール;ナフトール;アルキル基
(メチル、エチル、n-プロピル、t-ブチル、ヘキシル、
オクチル、ノニル、デシル基など)、アルケニル基(イ
ソプロペニル、アリル基など)、アリール基(フェニ
ル、トリル、キシリル、ビフェニル、ナフチル、クミル
基など)、シクロアルキル基(シクロヘキシル基な
ど)、アルコキシ基(メトキシ、エトキシ基など)、ア
リールオキシ基(フェノキシ基など)、アルキルチオ基
(メチルチオ基、エチルチオ基など)、アリールチオ基
(フェニルチオ基など)、ハロゲン基(フルオロ、クロ
ロ、ブロモ基など)、シアノ基もしくはニトロ基で芳香
環に直結した水素原子が置換された置換フェノール;同
様の基で置換された置換ナフトールなどが挙げられる。
【0007】本発明において、触媒(C)は、アルカリ
金属もしくはアルカリ土類金属の硫酸塩(a)と硫酸も
しくはスルファミン酸(b)及び次亜燐酸(c)との併
用であり、必要によってはメタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、スルホン型イオン交換樹脂、p−トルエン
スルホン酸などを併用しても良い。(a)の具体例とし
ては、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カリウ
ム、硫酸カルシウムなどが挙げられ、好ましくは、硫酸
ナトリウム、硫酸マグネシウムである。
【0008】該触媒(C)において、アルカリ金属もし
くはアルカリ土類金属の硫酸塩(a)と硫酸もしくはス
ルファミン酸(b)と次亜燐酸(c)の重量比は、通常
(a):(b):(c)=1:(0.01〜5):
(0.1〜5)であり、好ましくは、1:(0.05〜
1):(0.3〜3)である。硫酸もしくはスルファミ
ン酸(b)の比率が5を越えると、副反応の速度が加速
されるため着色が著しくなる。0.01未満では、著し
く反応に時間を要し、不経済である。次亜燐酸の比率が
0.1未満では、着色をおさえる効果はなく、5を越え
ると硫酸の還元による硫黄の生成が激しくなり着色が著
しくなる。
【0009】本発明の方法で用いるカルボン酸(A):
フェノール類(B)の当量比は、通常1:(0.5〜1
0)であり、好ましくは、1:(1.1〜4)である。
(B)が0.5未満では、未反応カルボキシル基が大量
に残り、精製を困難にするため好ましくない。(B)が
10を越えると、未反応の(B)の除去に時間を要する
ため不経済である。
【0010】本発明の方法で用いるカルボン酸(A):
触媒(C)の重量比は、通常1:(0.001〜0.
3)であり、好ましくは、1:(0.005〜0.1)
である。(C)が0.001未満であると、触媒(C)
の効果がほとんど発揮されず、また0.3を越えると不
経済である。
【0011】本発明の製造方法において、エステル化反
応は無溶媒で行ってもよいし、溶剤中で行ってもよい。
エステル化反応の温度は、通常40〜300゜C、好まし
くは80〜230゜Cである。300゜Cを越えると、着色
が著しくなるので好ましくなく、40゜C未満では、著し
く反応に時間がかかるため不経済である。
【0012】溶剤中で行う場合、用いる有機溶剤の沸点
は通常40〜220゜Cである。この有機溶剤の具体例と
しては、芳香族炭化水素系溶剤(ベンゼン、キシレン、
エチルベンゼン、トルエンなど)、脂肪族炭化水素系溶
剤(ヘキサン、ペンタンなど)、ハロゲン化炭化水素系
溶剤(クロロホルム、エチレンジクロライドなど)エー
テル系溶剤(テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)な
どが挙げられる。これらは2種以上併用してもよい。こ
れらのうち好ましいものはベンゼン、トルエン、キシレ
ンおよびエチルベンゼンから選ばれる1種以上である。
【0013】該エステル化反応に伴い副生する水を、反
応中除去する方法としては、脱水装置などによって連続
的に除去する方法、脱水剤(例えばジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、無水トリフルオロ酢酸など)を共存させ
る方法などが挙げられる。この脱水装置としては、ディ
ーンシュタルク型脱水装置、ソックスレー抽出器に乾燥
剤[モレキュラシーブ(モレキュラシーブ5Aなど)な
ど]を入れた装置などを挙げることができる。
【0014】エステル化反応終了後、生成物からカルボ
ン酸アリールエステルを精製単離する方法を例示する
と、この生成物を弱アルカリ水で洗浄して、触媒(C)
および未反応成分や副生物を除去した後、溶剤を用いた
場合は脱溶剤することによってカルボン酸アリールエス
テルを単離することができる。必要により、さらに蒸留
精製や、各種溶剤を用いて再結晶を行い精製してもよ
い。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0016】実施例1 ディーンシュタルク型脱水装置の付いた500mlの4
つ口フラスコにキシレン229g、アジピン酸51g、
フェノール99g、無水硫酸ナトリウム1.0g、硫酸
0.3g、次亜燐酸1.0gを投入し、キシレンの還流
温度144゜Cまで昇温した。約8時間還流させながら生
成水を12g除去した後、ほぼ透明な反応混合物を50
゜Cまで冷却した。混合物を水酸化ナトリウム水溶液で洗
浄した後、水洗し未反応物と触媒残渣を除去した。さら
にキシレン150gを減圧下除去し氷冷却した。混合物
を濾別することにより白色結晶状のアジピン酸ジフェニ
ルエステル95g(収率91%、融点107〜108゜
C)を得た。この濾別したアジピン酸ジフェニルエステ
ルの50%アセトン溶液を作成し、この溶液の色相をA
PHA法で測定したところ20であった。
【0017】実施例2 実施例1の無水硫酸ナトリウム1.0gを無水硫酸マグ
ネシウム1.0gに代えたほかは実施例1と同様にし
て、白色結晶状のアジピン酸ジフェニルエステル93g
(収率89%)を得た。同様にアセトン溶液としての色
相は20であった。
【0018】実施例3 実施例1のフェノール99gをp−クレゾール120g
に代えたほかは実施例1と同様にして、白色結晶状のア
ジピン酸ジクレジルエステル100g(収率88%)を
得た。同様にアセトン溶液としての色相は30であっ
た。
【0019】実施例4 実施例1のアジピン酸51gをピバリン酸71gに代
え、フェノール99gをα−ナフトール150gに代え
たほかは実施例1と同様にして、白色結晶状のピバリン
酸α−ナフチルエステル135g(収率85%、融点6
5〜67゜C)を得た。同様にアセトン溶液としての色相
は40であった。
【0020】実施例5 実施例1のアジピン酸51gを安息香酸85gに代えた
ほかは実施例1と同様にして、白色結晶状の安息香酸フ
ェニルエステル120g(収率87%、融点68〜70
゜C)を得た。同様にアセトン溶液としての色相は20で
あった。
【0021】実施例6 実施例1のアジピン酸51gをテレフタル酸58gに代
え、硫酸0.3gをスルファミン酸0.3gに代えたほ
かは実施例1と同様にして、白色結晶状のテレフタル酸
ジフェニルエステル100g(収率90%、融点74〜
75゜C)を得た。同様にアセトン溶液としての色相は3
0であった。
【0022】比較例1 無水硫酸ナトリウムを用いない以外は実施例1と同様に
して反応を行った。反応系は黒色であった。混合物を水
酸化ナトリウム水溶液で洗浄した後、水洗した。さらに
キシレンを減圧下除去し氷冷却した。混合物を濾別し、
アジピン酸ジフェニルエステルを主成分とする黒色物6
0g(収率58%、融点100〜106゜C)を得た。こ
の黒色物の50%アセトン溶液を作成し、この溶液の色
相をAPHA法で測定したところ300であった。さら
に、この黒色物をエタノール200gを用いて再結晶を
行ったが脱色することはできなかった。
【0023】比較例2 次亜燐酸を用いない以外は実施例1と同様にして反応を
行った。反応系は黒色であった。混合物を水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄した後、水洗した。さらにキシレンを
減圧下除去し氷冷却した。混合物を濾別し、アジピン酸
ジフェニルエステルを主成分とする黒色物45g(収率
43%、融点100〜106゜C)を得た。同様にアセト
ン溶液の色相は400であり、再結晶を行っても脱色す
ることはできなかった。
【0024】比較例3 無水硫酸ナトリウム、次亜燐酸を用いない以外は実施例
1と同様にして反応を行った。反応系は黒色であった。
混合物を水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した後、水洗し
た。さらにキシレンを減圧下除去し氷冷却した。混合物
を濾別し、アジピン酸ジフェニルエステルを主成分とす
る黒色物30g(収率29%、融点98〜106゜C)を
得た。同様にアセトン溶液の色相は500であり、再結
晶を行っても脱色することはできなかった。
【0025】比較例4 硫酸、無水硫酸ナトリウム、次亜燐酸を用いず、ポリ燐
酸0.5gを代わりに用いた以外は実施例1と同様にし
て反応を行った。反応系は黒色であった。混合物を水酸
化ナトリウム水溶液で洗浄した後、水洗した。さらにキ
シレンを減圧下除去し氷冷却した。混合物を濾別し、ア
ジピン酸ジフェニルエステルを主成分とする黒色物30
g(収率29%、融点99〜107゜C)を得た。同様に
アセトン溶液の色相は500であり、再結晶を行っても
脱色することはできなかった。
【0026】
【発明の効果】本発明の製法により、着色がなく高収率
で高純度のカルボン酸アリールエステルを得ることがで
きる。特に、この製法で得られるジカルボン酸ジアリー
ルエステルはポリエステル原料として有用であるほか、
感熱記録紙用増感剤、その他各種合成中間体としても有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 69/78 9279−4H 69/82 A 9279−4H // C07B 61/00 300

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボン酸(A)とフェノール類(B)
    とを、エステル化触媒(C)の存在下でエステル化反応
    させるカルボン酸アリールエステルの製法において、該
    触媒(C)が、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
    の硫酸塩(a)と硫酸もしくはスルファミン酸(b)及
    び次亜燐酸(c)との混合物を用いることを特徴とする
    カルボン酸アリールエステルの製法。
  2. 【請求項2】 該触媒(C)において、重量比が
    (a):(b):(c)=1:(0.01〜5):
    (0.1〜5)である請求項1記載のカルボン酸アリー
    ルエステルの製法。
JP4324956A 1992-11-09 1992-11-09 カルボン酸アリールエステルの製法 Pending JPH06145102A (ja)

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