JPH06146125A - 難燃性高吸水紡績糸 - Google Patents

難燃性高吸水紡績糸

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Publication number
JPH06146125A
JPH06146125A JP32130292A JP32130292A JPH06146125A JP H06146125 A JPH06146125 A JP H06146125A JP 32130292 A JP32130292 A JP 32130292A JP 32130292 A JP32130292 A JP 32130292A JP H06146125 A JPH06146125 A JP H06146125A
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JP
Japan
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flame
retardant
spinning
water
highly water
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Pending
Application number
JP32130292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikatsu Mizukami
義勝 水上
Yutaka Tanaka
豊 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生理食塩水に対する吸水性が高い難燃性高吸
水紡績糸を提供する。 【構成】 難燃性高吸水紡績糸を20から50重量%、
芳香族難燃繊維を80から50重量%含有することを特
徴とする難燃性高吸水紡績糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は難燃性高吸水紡績糸に関
する。および、難燃性高吸水紡績糸を用いた布帛、紐類
に関する。
【0002】
【従来の技術】高吸水繊維を用いた紡績糸は既に特開昭
64−85339号公報に記載されている。この公報で
は高吸水繊維の吸水性能を発揮させるためにラッピング
紡績を提唱している。一般に高吸水繊維単独では一般的
な紡績が困難なためである。また、高吸水繊維であって
も難燃性を具備するとは限らない。難燃性を具備する高
吸水繊維としては、例えば架橋したカルボン酸アルカリ
金属塩基を持つモノマーを共重合した高吸水繊維があ
る。しかし、上記の架橋繊維も強度が低く、単独では通
常の紡績をすることは難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生理
食塩水に対する吸水性が高い難燃性高吸水紡績糸を提供
するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは生理食塩水
に対する吸水性が高い難燃性高吸水繊維を用い、紡績糸
の調合を研究し本発明の完成に至った。即ち、本発明の
難燃性高吸水紡績糸は難燃性高吸水繊維を20から50
重量%、芳香族難燃繊維を80から50重量%含有する
ことを特徴とする。
【0005】好ましくは難燃性高吸水繊維がカルボン酸
基を持つモノマーと、カルボン酸基と反応してエステル
架橋結合を形成し得るヒドロキシル基を持つモノマー
と、カルボン酸アルカリ金属塩基を持つモノマーを共重
合し、熱により架橋した繊維で、且つ生理食塩水を80
0重量%以上、2000重量%未満吸水し、限界酸素指
数が35以上であり、この難燃性高吸水繊維を含有する
ことを特徴とする難燃性高吸水紡績糸である。
【0006】本発明に用いる高吸水性繊維のカルボン酸
基を持つモノマーとしては、例えばアクリル酸(以下
「AA」と略記する。),メタクリル酸,マレイン酸等
が用いられる。
【0007】カルボン酸アルカリ金属塩基を持つモノマ
ーとしては、例えばアクリル酸,メタクリル酸,マレイ
ン酸等のアルカリ金属塩が用いられる。アルカリ金属と
してはナトリウム(以下「Na」と略記する。),カリ
ウム等が用いられる。
【0008】カルボン酸基を持つモノマーとカルボン酸
アルカリ金属塩基を持つモノマーとの割合は1/1から
1/10である。カルボン酸基を持つモノマーとカルボ
ン酸アルカリ金属塩基を持つモノマーの合計は70重量
%から99.5重量%である。好ましくは80重量%以
上である。70重量%未満では生理食塩水の吸水率が不
足する。
【0009】またヒドロキシル基を持つモノマーとして
は、例えばヒドロキシエチルメタクリレート(以下「H
EMA」と略記する。),ヒドロキシプロピルメタクリ
レート,ヒドロキシエチルアクリレート,ヒドロキシプ
ロピルアクリレート,グリセリルモノメタクリレート,
グリセリルモノアクリレート等が用いられる。
【0010】これらのモノマーは各々複数の種類で用い
てもよい。ヒドロキシル基を持つモノマーはフリーのア
クリル酸と当量以下で0.5重量%以上含まれる。0.
5重量%未満では架橋が不足する。
【0011】上記のモノマー以外に可塑性を付与するた
めに他のビニルモノマー、例えば酢酸ビニル(以下「V
A」と略記する。),アクリロニトリル等を用いてもよ
い。可塑化のためのモノマーの量は30重量%以下が好
ましい。
【0012】本発明に用いる重合方法は特に限定はしな
いが、モノマー組成が水溶性であれば水系重合すればよ
い。重合開始剤には一般に用いる過硫酸ナトリウム等を
用いればよい。
【0013】本発明に用いる紡糸方法は一般的な乾式紡
糸がよい。湿式紡糸の場合は凝固剤に水を使用できない
ので有機溶剤系で用いなければならない。
【0014】乾式紡糸した後、水分が10重量%以上残
ったまま乾熱で1.3倍以上延伸し、次に乾熱で架橋処
理を行なう。クリンプ付与,カットを適宜行なう。水分
が10重量%以上残ったまま乾熱で1.3倍以上延伸し
ないと繊維の強度が不足する。分子量の大きい繊維は吸
水量も大きいが、一方、分子量が大きいために延伸しに
くく、繊維強度が低くなる。
【0015】上記の方法にて製造した本発明に用いる難
燃性高吸水繊維は生理食塩水を800重量%以上吸水す
る。好ましくは1200%以上である。2000重量%
を越えると繊維強度が低下する。
【0016】本発明に用いる難燃性高吸水紡績糸の製造
方法は一般的な方法でよい。例えばリング式紡績,空気
式紡績,結束紡績,ラッピング紡績等が用いられる。
【0017】本発明の難燃性高吸水紡績糸は難燃性高吸
水繊維を20から50重量%含有する。用途により異な
るが好ましくは30重量%以上である。20重量%未満
では実用上、吸水能力が不足し、50重量%を越えると
紡績性が低下する。
【0018】本発明の難燃性高吸水紡績糸は芳香族難燃
繊維を50から80重量%含有する。50重量%未満で
は紡績性が低下し、80重量%を越えると吸水能力が不
足する。
【0019】本発明に用いる芳香族難燃繊維としては、
例えばテレフタル酸クロライド,p−アミノアニリン縮
重合物,イソフタル酸クロライド,p−アミノアニリン
縮重合物,テレフタル酸クロライド,トルエンジイソシ
アネート縮重合物,イソフタル酸クロライド,トルエン
ジイソシアネート縮重合物等がある。例えば帝人(株)
より「コーネックス」、デュポン(株)より「ケブラ
ー」の商標で市販されている。
【0020】ラッピング紡績では上記の芳香族難燃繊維
のフィラメントを用いるとよい。一般的な紡績では難燃
性高吸水繊維の伸度が低いため、混紡する芳香族難燃繊
維は伸度が大きい方がよい。例えばテレフタル酸クロラ
イド,トルエンジイソシアネート縮重合物,イソフタル
酸クロライド,トルエンジイソシアネート縮重合物等が
より好ましい。
【0021】用途により異なるが30重量%未満で、他
の難燃性繊維を混紡することもできる。例えばハロゲン
含有モダクリル等がある。ただし、この場合は燃焼時ハ
ロゲン化水素が発生する。また東洋紡(株)の「ハイ
ム」のような難燃性ポリエステルがある。この場合は燃
焼時ドリップが生じる。
【0022】
【発明の効果】本発明の難燃性高吸水紡績糸は生理食塩
水の吸水量が高く、海水等もよく吸収する。火災時、本
発明の紡績糸を用いた消防服に水を掛け、含水状態で消
火に当たれば含水した水の蒸発潜熱で消防服の昇温を遅
くすることができる。
【0023】また、キッチンで鍋の油に火が入った時、
本発明の紡績糸を用いた布で覆うと消火することができ
る。この布に水を含ませて置くとさらに効果的である。
【0024】また、モダクリルを混紡しない場合は、成
分にハロゲンを含有していないため、燃焼時ハロゲン化
水素の発生がなく、燃焼時炭化するのみであり、溶融す
ることがない。従って、安全性が高い。
【0025】
【実施例】さらに詳細は実施例にて説明する。実施例中
特に断わらない限り「%」は「重量%」とする。難燃性
高吸水繊維の生理食塩水吸水率はDIN 53814に
準じて測定し、難燃性高吸水繊維の組成は蛍光X線分析
によりアルカリ金属塩の含有量を測定した。
【0026】また、モノマー組成は真空乾燥した試料を
IRで測定し、重合率はイヤトロスキャンMK5(TL
C/FID)で測定した。紡績糸中の難燃性高吸水繊維
の含有率は、真水の吸水率を測定し換算して求めた。繊
維強度等はJIS L 1015に準じて測定した。
【0027】糸の難燃性はJIS K720−1A1に
準じて限界酸素指数(以下「LOI」と略記する。)を
測定し、評価した。
【0028】製造例1 表1に示す重合組成でモノマー濃度15%、重合温度5
5℃、重合開始剤に過硫酸ナトリウムを用い、重合時間
4時間で水溶液重合を行った。重合率をTLCで測定し
た結果、モノマーのピークはなかったので重合率は実用
上100%であった。従って得られたポリマーの重合組
成は重合仕込組成と一致した。
【0029】次に得られたポリマードープを濃縮し、5
0℃で90ポイズ近くに粘度調整した。一般に用いられ
る乾式紡糸と同様にして乾熱窒素気流中に紡出、乾燥
し、水分が20%残った糸を乾熱100℃で1.5倍延
伸した。ギアクリンパーでクリンプを付与した後、12
0℃で5分間乾熱架橋処理を行い、カットし、2デニー
ル、51mmの難燃性高吸水繊維を得た。得られた難燃
性高吸水繊維の生理食塩水の吸水率とLOIを表1に示
した。
【0030】
【表1】
【0031】得られた繊維の機械的強度は1.5gr/
デニール以上あり、通常のカードに仕掛けることができ
た。水分が20%残った糸を乾熱100℃で1.1倍延
伸した繊維の機械的強度は1.0gr/デニール未満で
あり、通常のカードに仕掛けることができなかった。
【0032】組成No.4,5は吸水率は高いが架橋が
不足し、水に部分的に溶解した。組成No.6は吸水率
が不足し、難燃性も低かった。
【0033】実施例1 製造例1で製造した組成No.2の難燃性高吸水繊維と
市販の芳香族難燃繊維コーネックス3デニール51mm
を表2に示す割合で調合し、一般に用いられる2インチ
紡機により10/1糸を製造した。即ち、混綿後、カー
ディングし、練条を2回掛け、粗紡機、精紡機の順に掛
け撚係数90で紡績した。得られた難燃性高吸水紡績糸
のLOIと糸強力と生理食塩水の吸水率を表2に示し
た。
【0034】
【表2】
【0035】調合No.4は吸水率が低く、調合No.
5は糸強力が低かった。
【0036】実施例2 実施例1と同様にしてハロゲンを含有している難燃モダ
クリル繊維,鐘紡(株)の「ルフネン」ダル2デニール
51mmを表3の割合で調合,紡績し、得られた難燃性
高吸水紡績糸のLOIを表3に示した。
【0037】
【表3】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記の方法にて製造した本発明に用いる難
燃性高吸水繊維は生理食塩水を800重量%以上吸水す
る。好ましくは1200重量%以上である。2000重
量%を越えると繊維強度が低下する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【表1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】組成No.4は吸水率は高いが架橋が不足
し、水に部分的に溶解した。組成No.5は吸水率が不
足し、難燃性も低かった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 難燃性高吸水繊維を20から50重量
    %、芳香族難燃繊維を80から50重量%含有すること
    を特徴とする難燃性高吸水紡績糸。
  2. 【請求項2】 難燃性高吸水繊維がカルボン酸基を持つ
    モノマーと、カルボン酸基と反応してエステル架橋結合
    を形成し得るヒドロキシル基を持つモノマーと、カルボ
    ン酸アルカリ金属塩基を持つモノマーを共重合し、熱に
    より架橋した繊維で、且つ生理食塩水を800重量%以
    上、2000重量%未満吸水し、限界酸素指数が35以
    上であり、この難燃性高吸水繊維を含有することを特徴
    とする請求項1記載の難燃性高吸水紡績糸。
JP32130292A 1992-11-04 1992-11-04 難燃性高吸水紡績糸 Pending JPH06146125A (ja)

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JP (1) JPH06146125A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013511628A (ja) * 2009-11-17 2013-04-04 アウトラスト テクノロジーズ,リミテッド ライアビリティ カンパニー 耐火性と増強された可逆的熱特性の組合せを有する繊維および物品
CN106894127A (zh) * 2017-01-22 2017-06-27 江苏苏丝丝绸股份有限公司 蚕丝洗唛纱线及其制备方法

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