JPH06146183A - 鋼索の製造用材料被覆体 - Google Patents

鋼索の製造用材料被覆体

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JPH06146183A
JPH06146183A JP31556392A JP31556392A JPH06146183A JP H06146183 A JPH06146183 A JP H06146183A JP 31556392 A JP31556392 A JP 31556392A JP 31556392 A JP31556392 A JP 31556392A JP H06146183 A JPH06146183 A JP H06146183A
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JP
Japan
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rope
oil agent
film
tape
steel rope
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Pending
Application number
JP31556392A
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English (en)
Inventor
Masaharu Naganuma
正治 長沼
Tetsuo Kono
哲夫 河野
Yasuo Igarashi
康夫 五十嵐
Ryuichi Suenaga
隆一 末永
Yoshiaki Yugawa
義明 湯川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAKKO KOUYU KK
Original Assignee
HAKKO KOUYU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要最小限の油剤等をロープ内部に確実かつ
均一に給油し、油剤等の湿潤の偏り、ロープ表面への油
剤の浸出を防止可能な、鋼索の製造用材料被覆体を提供
する。 【構成】 半固体状の油剤1を連続する棒状体に形成
し、該棒状体の周囲をテープ状の不織布フイルム2ある
いは長手方向に複数状のスリット3が設けられた合成樹
脂フイルム等でくるんで被覆体を構成する。被覆体を素
線と共に撚り込むことにより、油剤等がフイルムを通過
して鋼索の内部に均一に充填封入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤーロープ等(以
下、鋼索という)の製造において、特にワイヤー集束体
製造に好都合に使用し得る固体ないし半固体状の油剤
等、鋼索の製造に必要な材料を被覆した被覆体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ワイヤーロープ、ケーブル等の製造に当
たっては、その表面のみならず各ストランドの内部中心
素線に至るまで保護油剤を均一に塗布する必要がある。
そして、この保護油剤は要求される保護性能上、固体あ
るいは常温において半固体状の油剤であるから、各素線
面に均一に施すために、通常加熱流動化させていわゆる
塗布操作を行っている。すなわち、製綱機のボイス口で
各ワイヤーが撚られる直前に加熱噴射式給油装置によっ
て油剤をワイヤーに噴きつけて塗油している。しかし、
この方法によると油剤の飛散による諸設備の汚染等、作
業環境を悪化させる等の問題点がある。このような不都
合を解消するため、本出願人はワイヤーロープ等の製造
用材料封入体及び封入体を用いてワイヤーロープに油剤
等を塗布封入する方法を既に提案した(特公昭50−7
664号公報及び特公昭47−34245号公報参
照)。これらの発明は、フイルム状高分子材料により多
数の区分された連続した小室にワイヤーロープ油剤等の
材料を封入して全体の形状を紐状又はリボン状に形成し
たものを用い、この封入体を、各小室を順次撚圧力によ
り破裂せしめつつ素線と共に撚り込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法は撚圧力を
利用して内部給油を行うものであり、半固体の油剤等を
加熱を施さずに常温で給油充填ができるという利点を有
するものである。しかし、この方法では次のような問題
点が指摘される。 シールされた各小室を順次すなわち段階的に撚圧力に
より破裂せしめつつ封入体を撚り込むため、給油部位が
点在することになりまた小室が破れた方向のみに油剤の
湿潤が偏り易い。特にワイヤーロープが大径の場合、ロ
ープ表面まで浸出することがある。ロープ表面には油剤
の浸出が少なく使用中には滴下のない所謂クリーンロー
プが特に要請される今日においてはこのようなものは好
ましくない。また、湿潤の偏りは部分的な発錆につなが
る。 小室の破裂を行わせるためには、ワイヤー間隙の容積
より大きい容量の油剤の入ったチューブを用いる必要が
あるが、別個独立した小室が形成されたチューブ状であ
るため、ロープ表面への浸出を避けることができる適量
を給油するためのチューブの選定が難しく計算通りにい
かず、上記と相まってややもすれば、油剤過剰になり
ロープ表面に多量浸出する事態を招く。 チューブの油剤容量がワイヤー間隙の容積より小さい
と、小室の破裂が確実に行われず、湿潤が不完全となり
部分発錆を招く。特に小径、極細径の場合はその選定が
難しく、破裂しない部分が発生し易い。 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
ものであって、必要最小限の油剤等をロープ内部に確実
かつ均一に給油することができ、油剤等の湿潤の偏り、
ロープ表面への油剤の浸出を防止することができる、鋼
索の製造用材料被覆体を提供することを目的とするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究の結果、本発明に到達した。すなわ
ち、本発明は、固体ないし半固体状の油剤等を連続する
棒状体に形成し、該棒状体の周囲を、加圧により前記油
剤等が通過可能なテープ状フイルムで被覆してなる鋼索
の製造用材料被覆体である。本発明においては、通常、
被覆にあたりヒートシール、接着剤等を用いたシール手
段は使用せず、油剤自体の粘着力でテープ状フイルムを
油剤に接着させて包み込んだ(くるんだ)状態とするも
のであるが、必要に応じて合わせ部分等をシールしても
よい。本発明に用いるテープ状フイルムは、加圧により
油剤等が通過可能な、すなわち油剤等をフイルムで被覆
した状態で外圧が加えられた際、内部の油剤等がフイル
ムを通過して外部へ浸出することができるものである。
例えば、不織布のような多孔構造を有するもの、フイル
ムに複数のスリット又は細孔を形成したもの等が挙げら
れる。
【0005】
【作用】固体ないし半固体状の油剤等を連続する棒状体
に形成し、その周囲を前記油剤等が加圧により通過可能
なテープ状フイルムでくるみ被覆することにより、油剤
の粘着力でテープ状フイルムが油剤に接着されて包み込
まれた状態となる。このような被覆体を素線と共に撚り
込むと、中身の油剤は、高い撚圧力が加わらなくても、
被覆したテープ状フイルムを通過してフイルムの外、四
方八方に容易に連続的に押し出されて素線間隙に万遍な
く湿潤する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明に係る鋼索の製造用材料被覆体の一
例を示す斜視図である。図2は被覆前のテープ状フイル
ム2の一例を示す平面図である。固体ないし半固体状の
油剤1は、連続する棒状体に形成されており、該棒状体
の周囲はテープ状フイルム2(不織布)で巻き包まれる
ように被覆されている。棒状体をなす油剤1の直径は、
通常1〜5mm程度であるが、製造される鋼索の目的、
用途に応じて適宜設定し得るものである。断面を円形の
他、三角形等の多角形状としてもよい。
【0007】テープ状フイルム2は、ワイヤーの性状に
影響を与えない、無害なもので一定の強度があればよ
く、薄い不織布等の多孔構造の材料あるいは合成樹脂、
紙、布、金属箔又はこれらの複合体等から適宜選択する
ことができる。その厚さは0.1mm以下のものが柔軟
であって好ましい。合成樹脂フイルムとしては、例え
ば、ポリエチレンフイルムで特に長手方向の強度を強化
して長手方向に裂けやすい加工を施したもの(厚さ10
〜30μm程度)等が挙げられる。テープ状フイルム2
は、連続する棒状体の油剤1の周囲を丁度包む程度、す
なわち棒状体の円周と同じかそれよりやや大きい幅を有
するものが好適に使用され、フイルム2の合わせ目が棒
状体の長手方向に沿うように被覆する。通常、油剤等を
押出機により連続する棒状体として押し出した後、機械
的手段によって油剤1を被覆する。また、不織布等の場
合はそのまま用いることができるが、多孔構造を有しな
い合成樹脂フイルム等を用いる場合は、例えば図2に示
すとおり、テープ状フイルム2に長手方向に複数条のス
リット3を設けたり、あるいは複数の細孔を設ける。素
線と共に撚り込まれるとき、このスリット3が開かれて
内部の油剤等が四方八方に押し出されるので、万遍なく
素線に湿潤することができるからである。さらに、この
ようなスリット3を設けることにより、テープ状フイル
ム自体の可撓性が増すので、例えば直径1mm以下の極
小径の被覆体を製造する場合でも、油剤に容易に巻き付
いて良好な接着状態が保たれる。スリット又は細孔の
数、形状、大きさ、配列等は必要に応じて適宜選択でき
る。
【0008】上記のように構成された被覆体は表面がフ
イルムで被覆されているので、ボビン等に巻取ることに
よって移動運搬、保管が可能である。そして、鋼索を製
造する際、製綱機のボイス口において被覆体を素線と共
に撚り込むことにより、鋼索に油剤等を充填、湿潤させ
ることができる。必要に応じて複数本の被覆体を撚り込
むようにしてもよい。被覆体の中身の油剤はテープ状フ
イルムによって被覆されているが、密封シールされてい
るものではないから、素線と共に撚り込まれる際、高い
撚圧力がかからなくても、被覆したテープ状フイルム自
体あるいはスリット等の開口を通過して四方八方に容易
に押し出されてロープ全長にわたって素線間隙に連続的
に確実にかつ万遍なく湿潤が行われる。したがって、湿
潤の偏りや油剤過剰によるロープ表面への浸出を避ける
ことができる。また、断面積が一定の棒状体であるか
ら、各種ロープの目的、用途に応じて必要最小限の適量
を選定することが容易である。
【0009】なお、製造の際、ワイヤー間隙の容積より
小さい容量の油剤を包んだ被覆体を用いる場合がある。
使用の際、ロープにテンションがかかってロープが絞ら
れる(ロープ径が細くなる)状態になっても、内部の油
剤が表面に浸出しないよう、油剤の量を規制するような
場合である。本発明にあっては、従来のようにシールさ
れた小室の、高い撚圧力による破裂を前提としないか
ら、このようにワイヤー間隙率よりも少量の油剤を充填
し湿潤させることも可能である。もっとも、このような
場合のロープ内部は油剤の未湿潤の部分があり得、その
部分が発錆するおそれもあることから、被覆体の表面に
気化性防錆剤(油剤と粉状とがある。JIS−Z−18
06(NP−20)参照)を塗布することにより、保管
中等の発錆を確実に防止することができる。
【0010】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
は上記実施例に限られず、本発明の要旨の範囲内で適宜
変更実施することができるものであり、例えばロープ芯
綱に使用される麻繊維綱の含油等にも適用され、熱を嫌
う合成繊維にも含浸させることができるのは勿論、二液
反応性合成樹脂による処理、絶縁材料(ペースト状
の)、コーキング材料等を施すワイヤーロープ、電線、
電纜、PCアンカー等の鋼索の製造に適用し得る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る被覆
体によれば、半固体の油剤等を加熱を施さずに常温で鋼
索に給油充填ができるのは勿論のこと、次のような効果
が奏される。高い撚圧力がかからなくても、被覆したテ
ープ状フイルムを通過して油剤等が容易に四方八方へ押
し出されて素線間隙に万遍なく湿潤するため、必要最小
限の油剤等をロープ内部に確実かつ均一に給油すること
ができ、油剤等の湿潤の偏り、ロープ表面への油剤等の
浸出を防止することができる。小径、極細径のものを製
造する場合でも、その目的、用途に応じて必要最小限の
適量を選定することが容易となる。したがって、所謂ク
リーンロープが特に要請される今日において、その要請
に応える高品質な鋼索が得られるので、極めて有益であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼索の製造用材料被覆体の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】被覆前のテープ状フイルム2の一例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 油剤 2 テープ状フイルム 3 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末永 隆一 東京都中央区日本橋室町2−3−14 東京 製綱株式会社内 (72)発明者 湯川 義明 神奈川県横浜市南区永田東3−5−10 湯 川技術士事務所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体ないし半固体状の油剤等を連続する
    棒状体に形成し、該棒状体の周囲を、加圧により前記油
    剤等が通過可能なテープ状フイルムで被覆してなる鋼索
    の製造用材料被覆体。
  2. 【請求項2】 テープ状フイルムに不織布を用いてなる
    請求項1記載の鋼索の製造用材料被覆体。
  3. 【請求項3】 テープ状フイルムには複数のスリット又
    は細孔が設けられている請求項1又は2記載の鋼索の製
    造用材料被覆体。
  4. 【請求項4】 被覆体の表面に気化性防錆剤を施してな
    る請求項1,2又は3記載の鋼索の製造用材料被覆体。
JP31556392A 1992-11-02 1992-11-02 鋼索の製造用材料被覆体 Pending JPH06146183A (ja)

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