JPH0614675A - 中層水深用魚礁 - Google Patents
中層水深用魚礁Info
- Publication number
- JPH0614675A JPH0614675A JP4199279A JP19927992A JPH0614675A JP H0614675 A JPH0614675 A JP H0614675A JP 4199279 A JP4199279 A JP 4199279A JP 19927992 A JP19927992 A JP 19927992A JP H0614675 A JPH0614675 A JP H0614675A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floater
- anchor
- rope
- buoyancy
- fish reef
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】魚礁が、正確かつ容易に設置でき、中層以下の
水深を遊泳するカンパチ等の魚を呼び寄せること。 【構成】張設枠2、2間に人工藻ロープ10を接続した
ものを、一方には、係留索16で十字断面形状のアンカ
20に接続し、他方には、中間部フロータ5、上部フロ
ータ6等の浮力を生じるものを接続して、海中におい
て、人工藻ロープ10が浮力により上下方向に伸延する
ように設けて構成される。
水深を遊泳するカンパチ等の魚を呼び寄せること。 【構成】張設枠2、2間に人工藻ロープ10を接続した
ものを、一方には、係留索16で十字断面形状のアンカ
20に接続し、他方には、中間部フロータ5、上部フロ
ータ6等の浮力を生じるものを接続して、海中におい
て、人工藻ロープ10が浮力により上下方向に伸延する
ように設けて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中層以下の水深を遊泳
するカンパチ等の魚を呼び寄せるのに好適な中層水深用
魚礁に関する。
するカンパチ等の魚を呼び寄せるのに好適な中層水深用
魚礁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中層以下の水深を遊泳するカンパ
チ等の魚を漁獲する場合、定置網を水深が中層以下にな
るように設置して、漁獲していた。
チ等の魚を漁獲する場合、定置網を水深が中層以下にな
るように設置して、漁獲していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、定
置網の設置が難しく、また、カンパチ等の魚の漁獲量も
少なかった。
置網の設置が難しく、また、カンパチ等の魚の漁獲量も
少なかった。
【0004】そこで、本発明は、上記事情に鑑み、正確
かつ容易に設置でき、また中層以下の水深を遊泳するカ
ンパチ等の魚を呼び寄せるのに好適な中層水深用魚礁を
提供することを目的とする。
かつ容易に設置でき、また中層以下の水深を遊泳するカ
ンパチ等の魚を呼び寄せるのに好適な中層水深用魚礁を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、張設手
段(2、2)を有し、前記張設手段の間に、人工藻部材
(10)を設け、また、前記張設手段の一方に、側面
(20b、20c)が形成された十字断面形状のアンカ
(20)を繋留ロープ(16)により接続する形で設け
ると共に、前記張設手段の他方に、浮力を有する浮力部
材(5、6)を前記人工藻部材が浮力により上下方向に
伸延し得る形で設けて構成される。
段(2、2)を有し、前記張設手段の間に、人工藻部材
(10)を設け、また、前記張設手段の一方に、側面
(20b、20c)が形成された十字断面形状のアンカ
(20)を繋留ロープ(16)により接続する形で設け
ると共に、前記張設手段の他方に、浮力を有する浮力部
材(5、6)を前記人工藻部材が浮力により上下方向に
伸延し得る形で設けて構成される。
【0006】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0007】
【作用】上記した構成により、本発明は、アンカ(2
0)を十字断面形状に形成したことにより、アンカの幅
に対して側面(20b、20c)を高く、かつ、アンカ
の底面積を小さく形成し得るように作用する。また、ア
ンカに、繋留ロープ(16)を介して張設手段(2、
2)及び浮力手段(5、6)を接続したことにより、重
心と浮心を離しえるように作用する。更に、繋留ロープ
(16)の長さを調整することにより、張設手段(2、
2)を任意の水深に位置し得るように作用する。更に、
潮流が海底に設置されたアンカ(20)の側面(20
b、20c)に当たることにより、渦を巻きながら上昇
する湧昇流が発生するように作用する。
0)を十字断面形状に形成したことにより、アンカの幅
に対して側面(20b、20c)を高く、かつ、アンカ
の底面積を小さく形成し得るように作用する。また、ア
ンカに、繋留ロープ(16)を介して張設手段(2、
2)及び浮力手段(5、6)を接続したことにより、重
心と浮心を離しえるように作用する。更に、繋留ロープ
(16)の長さを調整することにより、張設手段(2、
2)を任意の水深に位置し得るように作用する。更に、
潮流が海底に設置されたアンカ(20)の側面(20
b、20c)に当たることにより、渦を巻きながら上昇
する湧昇流が発生するように作用する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による中層水深用魚礁が適用された
魚礁の一実施例を示す図、図2は、人工藻ロープの詳細
を示す図、図3は、水中に物を落下させた場合の落下物
の相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図であり、
(a)は、相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図であ
る。(b)は、(a)に示した図における、落下物の高
さ及び幅、揺れ幅の定義を示す図である。
る。図1は、本発明による中層水深用魚礁が適用された
魚礁の一実施例を示す図、図2は、人工藻ロープの詳細
を示す図、図3は、水中に物を落下させた場合の落下物
の相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図であり、
(a)は、相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図であ
る。(b)は、(a)に示した図における、落下物の高
さ及び幅、揺れ幅の定義を示す図である。
【0009】本発明による中層水深用魚礁が適用された
魚礁1は、図1に示すように、硬質塩ビ管等から成る円
環状の張設枠2、2及びフロータ取付枠3を有してお
り、張設枠2、2には、それぞれ開口部2bが形成され
ている。フロータ取付枠3には、開口部3bが張設枠2
の開口部2bの外径よりも大きい内径に形成されてい
る。また、魚礁1は、発泡スチロール等から成る8個の
中間部フロータ5、及び、発泡スチロール等から成る上
部フロータ6を有しており、各中間部フロータ5は、直
方体形状に形成されている。また、上部フロータ6は、
張設枠2の開口部2bの内径よりも小さい径の円柱形状
に形成されており、また、上部フロータ6の上方には、
円環状の補強枠7が上部フロータ6の上方の角を外力か
ら保護する形で設けられている。なお、図1に示す魚礁
1の状態は、海中における設置状態を示したものであ
り、陸上においては、張設枠2、2、中間部フロータ5
及び上部フロータ6の浮力が作用しないので、フロータ
取付枠3の開口部3b中に、張設枠2が嵌入し、張設枠
2、2の開口部2b、2b中に、上部フロータ6が嵌入
した形となる。
魚礁1は、図1に示すように、硬質塩ビ管等から成る円
環状の張設枠2、2及びフロータ取付枠3を有してお
り、張設枠2、2には、それぞれ開口部2bが形成され
ている。フロータ取付枠3には、開口部3bが張設枠2
の開口部2bの外径よりも大きい内径に形成されてい
る。また、魚礁1は、発泡スチロール等から成る8個の
中間部フロータ5、及び、発泡スチロール等から成る上
部フロータ6を有しており、各中間部フロータ5は、直
方体形状に形成されている。また、上部フロータ6は、
張設枠2の開口部2bの内径よりも小さい径の円柱形状
に形成されており、また、上部フロータ6の上方には、
円環状の補強枠7が上部フロータ6の上方の角を外力か
ら保護する形で設けられている。なお、図1に示す魚礁
1の状態は、海中における設置状態を示したものであ
り、陸上においては、張設枠2、2、中間部フロータ5
及び上部フロータ6の浮力が作用しないので、フロータ
取付枠3の開口部3b中に、張設枠2が嵌入し、張設枠
2、2の開口部2b、2b中に、上部フロータ6が嵌入
した形となる。
【0010】張設枠2、2は、図1に示すように、図中
上下方向に所定の間隔L1を形成する形でテトロンの組
紐等から成る結束ロープ9により図中上下方向の位置関
係を規制されており、結束ロープ9は、上下方向に隣接
する張設枠2、2を上下方向に連結している。また、上
方の張設枠2とフロータ取付枠3も、図中斜め上下方向
に所定の間隔を形成する形でテトロンの組紐等から成る
取付ロープ11により図中上下方向の位置関係を規制さ
れており、取付ロープ11は、上下方向に隣接する枠
2、3を上下方向に連結している。また、これら張設枠
2、2の間には、ビニロンモールコード等からなる人工
藻ロープ10がそれら張設枠2、2の間を接続する形で
上下方向に複数個設けられており、これら上下方向に設
けられた人工藻ロープ10の円周方向には、人工藻ロー
プ10が張設枠2と略同等の円周形状にそれら上下方向
の人工藻ロープ10を接続する形で複数個設けられてい
る。ところで、人工藻ロープ10は、図2に示すよう
に、張設枠2、2との間等を接続する接続コード10a
を有しており、接続コード10aには直径が非常に小さ
い糸状の繊維により所定長さに形成された人工藻10b
が接続コード10aに沿って多数植設されている。
上下方向に所定の間隔L1を形成する形でテトロンの組
紐等から成る結束ロープ9により図中上下方向の位置関
係を規制されており、結束ロープ9は、上下方向に隣接
する張設枠2、2を上下方向に連結している。また、上
方の張設枠2とフロータ取付枠3も、図中斜め上下方向
に所定の間隔を形成する形でテトロンの組紐等から成る
取付ロープ11により図中上下方向の位置関係を規制さ
れており、取付ロープ11は、上下方向に隣接する枠
2、3を上下方向に連結している。また、これら張設枠
2、2の間には、ビニロンモールコード等からなる人工
藻ロープ10がそれら張設枠2、2の間を接続する形で
上下方向に複数個設けられており、これら上下方向に設
けられた人工藻ロープ10の円周方向には、人工藻ロー
プ10が張設枠2と略同等の円周形状にそれら上下方向
の人工藻ロープ10を接続する形で複数個設けられてい
る。ところで、人工藻ロープ10は、図2に示すよう
に、張設枠2、2との間等を接続する接続コード10a
を有しており、接続コード10aには直径が非常に小さ
い糸状の繊維により所定長さに形成された人工藻10b
が接続コード10aに沿って多数植設されている。
【0011】また、各中間部フロータ5及び上部フロー
タ6には、図1に示すように、ナイロンラッセルネット
等からなる保護網12が各中間部フロータ5及び上部フ
ロータ6の表面を覆う形で設けられており、更に、各中
間部フロータ5及び上部フロータ6には、取付ロープ1
1が井桁状に設けられている。フロータ取付枠3と各中
間部フロータ5とは、図中斜め上下方向に所定の間隔を
形成する形で取付ロープ11により連結されており、各
中間部フロータ5は、フロータ取付枠3の周囲に略当間
隔で設けられている。一方、上方の張設枠2と上部フロ
ータ6とは、図中上下方向に所定の間隔を形成する形で
スイベルジョイント15を介して連結されている。即
ち、上方の張設枠2には、図1に示すように、ナイロン
ロープ等から成る上部索13が、図中上方、即ち海面に
向けて伸びる形で設けられており、それら上部索13
は、上方の張設枠2の図中上方の結束点13a(図1中
〇印で表示)で結び目を形成し一体化してスイベルジョ
イント15の一端に接続されている。また、上部フロー
タ6に設けられた取付ロープ11が、図中下方、即ち海
底に向けて伸びる形で設けられており、それら取付ロー
プ11は、上部フロータ6の図中下方の結束点11a
(図1中〇印で表示)で結び目を形成し一体化してスイ
ベルジョイント15の他端に接続されている。
タ6には、図1に示すように、ナイロンラッセルネット
等からなる保護網12が各中間部フロータ5及び上部フ
ロータ6の表面を覆う形で設けられており、更に、各中
間部フロータ5及び上部フロータ6には、取付ロープ1
1が井桁状に設けられている。フロータ取付枠3と各中
間部フロータ5とは、図中斜め上下方向に所定の間隔を
形成する形で取付ロープ11により連結されており、各
中間部フロータ5は、フロータ取付枠3の周囲に略当間
隔で設けられている。一方、上方の張設枠2と上部フロ
ータ6とは、図中上下方向に所定の間隔を形成する形で
スイベルジョイント15を介して連結されている。即
ち、上方の張設枠2には、図1に示すように、ナイロン
ロープ等から成る上部索13が、図中上方、即ち海面に
向けて伸びる形で設けられており、それら上部索13
は、上方の張設枠2の図中上方の結束点13a(図1中
〇印で表示)で結び目を形成し一体化してスイベルジョ
イント15の一端に接続されている。また、上部フロー
タ6に設けられた取付ロープ11が、図中下方、即ち海
底に向けて伸びる形で設けられており、それら取付ロー
プ11は、上部フロータ6の図中下方の結束点11a
(図1中〇印で表示)で結び目を形成し一体化してスイ
ベルジョイント15の他端に接続されている。
【0012】更に、下方の張設枠2には、図1に示すよ
うに、係留索16が、図中下方、即ち海底40に向けて
伸びており、それら係留索16は、下方の張設枠2の図
中下方の結束点16a(図1中〇印で表示)で結び目を
形成し一体化してスイベルジョイント15の一端に接続
されている。スイベルジョイント15の他端には、十字
断面形状のアンカ20がアンカ20の十字形状の上面2
0dの略中央に接続する形で設けられており、アンカ2
0には、高さD(約2000mm)、片幅L(約2000mm)の側
面20bが8面形成され、かつ高さD(約2000mm)、厚
さt(約500mm)の側面20cが4面形成されている。
側面20bの片幅Lに対する高さDの比を相対高さD/
Lとすると、アンカ20は、相対高さD/Lが1.0以
上に形成されている。
うに、係留索16が、図中下方、即ち海底40に向けて
伸びており、それら係留索16は、下方の張設枠2の図
中下方の結束点16a(図1中〇印で表示)で結び目を
形成し一体化してスイベルジョイント15の一端に接続
されている。スイベルジョイント15の他端には、十字
断面形状のアンカ20がアンカ20の十字形状の上面2
0dの略中央に接続する形で設けられており、アンカ2
0には、高さD(約2000mm)、片幅L(約2000mm)の側
面20bが8面形成され、かつ高さD(約2000mm)、厚
さt(約500mm)の側面20cが4面形成されている。
側面20bの片幅Lに対する高さDの比を相対高さD/
Lとすると、アンカ20は、相対高さD/Lが1.0以
上に形成されている。
【0013】魚礁1は以上のような構成を有するので、
魚礁1を海に設置する際は、まず、アンカ20と下方の
張設枠2との間の係留索16の設置長さHを、張設枠
2、2間に設けられた人工藻10bが、中層以下を遊泳
するカンパチ等の魚が遊泳する水深に位置するように、
アンカ20が定着する海底40を基準と調整しておく。
そして、船等に魚礁1を積載して沖合等に移動し、魚礁
1を設置すべき所定位置に海上から落下させる。する
と、魚礁1のアンカ20は海中では横揺れをほとんど起
こすことなく、魚礁1を設置すべき所定位置に略目標通
りに落下し、また、張設枠2、2の間に設けられた人工
藻10bが、係留索16の設置長さHに対応して中層の
水深に位置決めされる。従って、魚礁1を、張設枠2、
2の間に設けられた人工藻10bを中層の水深に位置決
めした形で、正確かつ容易に設置することができるの
で、所定間隔で魚礁1を所定数設置して、人工藻10b
が設けられた魚礁1から成る魚礁群を中層の水深に形成
する。
魚礁1を海に設置する際は、まず、アンカ20と下方の
張設枠2との間の係留索16の設置長さHを、張設枠
2、2間に設けられた人工藻10bが、中層以下を遊泳
するカンパチ等の魚が遊泳する水深に位置するように、
アンカ20が定着する海底40を基準と調整しておく。
そして、船等に魚礁1を積載して沖合等に移動し、魚礁
1を設置すべき所定位置に海上から落下させる。する
と、魚礁1のアンカ20は海中では横揺れをほとんど起
こすことなく、魚礁1を設置すべき所定位置に略目標通
りに落下し、また、張設枠2、2の間に設けられた人工
藻10bが、係留索16の設置長さHに対応して中層の
水深に位置決めされる。従って、魚礁1を、張設枠2、
2の間に設けられた人工藻10bを中層の水深に位置決
めした形で、正確かつ容易に設置することができるの
で、所定間隔で魚礁1を所定数設置して、人工藻10b
が設けられた魚礁1から成る魚礁群を中層の水深に形成
する。
【0014】即ち、アンカ20は、側面20bが相対高
さD/Lが1.0以上に形成されており、相対高さD/
Lは0.5以上になると、図3(a)に示すように、物
を水中に落下させると、木の葉が横揺れしながら落下す
るように、水中で横揺れする相対揺れ幅K/L(図3
(b)に示すように、水中で落下物が横揺れする幅を揺
れ幅Kとし、落下物の幅Lに対する揺れ幅Kの比を相対
揺れ幅K/Lとした場合)が小さくなる。即ち、アンカ
20を十字断面形状に形成したことにより、側面20b
の片幅Lに対して高さDを高くとること(相対高さD/
Lが1.0以上に形成)ができ、かつ、アンカ20の落
下時に水に対抗する十字形状の底面20aの底面積Sを
小さく形成できたので、アンカ20落下時の渦の発生が
少なくなり、アンカ20は、海中で横揺れをほとんど起
こすことなく落下する。また、アンカ20に、係留索1
6を介して張設枠2、2及び中間部フロータ5、上部フ
ロータ6等を接続したことにより、魚礁1の重心と浮心
を離すことができる。即ち、魚礁1の重心は略アンカ2
0内に位置し、一方、浮心は、中間部フロータ5、上部
フロータ6の中間付近に位置するので、重心と浮心は離
れ、アンカ20は安定して海中を落下することができ
る。また、魚礁1設置前に係留索16の長さを調整して
いるので、魚礁1は、張設枠2、2間に設けられた人工
藻10bが、中層付近の水深に位置決めされる形で正確
に容易に設置することができる。
さD/Lが1.0以上に形成されており、相対高さD/
Lは0.5以上になると、図3(a)に示すように、物
を水中に落下させると、木の葉が横揺れしながら落下す
るように、水中で横揺れする相対揺れ幅K/L(図3
(b)に示すように、水中で落下物が横揺れする幅を揺
れ幅Kとし、落下物の幅Lに対する揺れ幅Kの比を相対
揺れ幅K/Lとした場合)が小さくなる。即ち、アンカ
20を十字断面形状に形成したことにより、側面20b
の片幅Lに対して高さDを高くとること(相対高さD/
Lが1.0以上に形成)ができ、かつ、アンカ20の落
下時に水に対抗する十字形状の底面20aの底面積Sを
小さく形成できたので、アンカ20落下時の渦の発生が
少なくなり、アンカ20は、海中で横揺れをほとんど起
こすことなく落下する。また、アンカ20に、係留索1
6を介して張設枠2、2及び中間部フロータ5、上部フ
ロータ6等を接続したことにより、魚礁1の重心と浮心
を離すことができる。即ち、魚礁1の重心は略アンカ2
0内に位置し、一方、浮心は、中間部フロータ5、上部
フロータ6の中間付近に位置するので、重心と浮心は離
れ、アンカ20は安定して海中を落下することができ
る。また、魚礁1設置前に係留索16の長さを調整して
いるので、魚礁1は、張設枠2、2間に設けられた人工
藻10bが、中層付近の水深に位置決めされる形で正確
に容易に設置することができる。
【0015】また、潮流が海底40に設置された各アン
カ20の側面20b、20cに当たることにより、渦を
巻きながら上昇する湧昇流R(図1中2点鎖線)が発生
するので、海底40に滞留している富栄養の海水が上昇
してくる。更に、海底40に設けられたアンカ20に係
留索16により接続されて海中に設置された各魚礁1
は、図1に示すように、海中においては、フロータ5、
6の浮力により張設枠2、2が上下方向に伸延した形を
維持しつつ、係留索16を中心にして潮流により中層付
近の水深で全体が海藻のように漂う。また、各張設枠
2、2間に多数設けられた人工藻ロープ10は、人工藻
10bが潮流により微妙に揺れ動き、全体として海藻が
密に成育した状況に近似した状態を呈した魚礁1から成
る魚礁群が中層付近の水深に形成される。すると、各魚
礁1のアンカ20が巻き上げる富栄養の海水が、あたか
も撒餌をしたように、隣接する魚礁1の中層の水深に位
置する張設枠2、2間に多数設けられた揺れ動く人工藻
10b付近に漂うので、流れ藻等に付いて移動するカン
パチ等が人工藻10bや富栄養の海水に誘われて来る。
従って、魚礁1から成る魚礁群に、中層以下を遊泳する
カンパチ等の魚を呼び寄せることができる。
カ20の側面20b、20cに当たることにより、渦を
巻きながら上昇する湧昇流R(図1中2点鎖線)が発生
するので、海底40に滞留している富栄養の海水が上昇
してくる。更に、海底40に設けられたアンカ20に係
留索16により接続されて海中に設置された各魚礁1
は、図1に示すように、海中においては、フロータ5、
6の浮力により張設枠2、2が上下方向に伸延した形を
維持しつつ、係留索16を中心にして潮流により中層付
近の水深で全体が海藻のように漂う。また、各張設枠
2、2間に多数設けられた人工藻ロープ10は、人工藻
10bが潮流により微妙に揺れ動き、全体として海藻が
密に成育した状況に近似した状態を呈した魚礁1から成
る魚礁群が中層付近の水深に形成される。すると、各魚
礁1のアンカ20が巻き上げる富栄養の海水が、あたか
も撒餌をしたように、隣接する魚礁1の中層の水深に位
置する張設枠2、2間に多数設けられた揺れ動く人工藻
10b付近に漂うので、流れ藻等に付いて移動するカン
パチ等が人工藻10bや富栄養の海水に誘われて来る。
従って、魚礁1から成る魚礁群に、中層以下を遊泳する
カンパチ等の魚を呼び寄せることができる。
【0016】また、枠2、2、3の開口部2b、3bを
上部フロータ6が嵌入し得る形状とし、かつそれら枠
2、2、3、とフロータ5、6との間をロープ9、1
1、13で接続したことにより、浮力の生じない地上に
おいては、これら枠2、2、3の開口部2b、3b中に
上部フロータ6が嵌入した形で積載・保管することがで
きるので、容積が小さく輸送や保管が極めて便利であ
る。
上部フロータ6が嵌入し得る形状とし、かつそれら枠
2、2、3、とフロータ5、6との間をロープ9、1
1、13で接続したことにより、浮力の生じない地上に
おいては、これら枠2、2、3の開口部2b、3b中に
上部フロータ6が嵌入した形で積載・保管することがで
きるので、容積が小さく輸送や保管が極めて便利であ
る。
【0017】なお、上述の実施例では、中間部フロータ
5は直方体形状、上部フロータ6は円柱形状の場合につ
いて述べたが、フロータ5、6は人工藻ロープ10を海
中において上下方向に伸延し得れる浮力を有していれば
良く、ブイ等でも良いし、中間部フロータ5、上部フロ
ータ6と分けて設ける必要はなく、フロータの数、形状
及び種類は任意である。また、上述の実施例では、枠
2、2、3が円環形状の場合について述べたが、枠2、
2、3の形状は円環形状に限らず任意の形状が可能であ
り、上部フロータ及び枠の形状がそれぞれ相違していて
も何ら問題は無い。更に、張設枠2、2の数も、実施例
のように上下1個ずつの場合の他に、魚礁の設置規模に
応じて2個以上適宜な個数を設置しても良い。更に、上
述の実施例では、人工藻ロープ10を張設枠2、2の間
に設けた場合について述べたが、人工藻ロープ10を上
下方向に設けることができれば良く、張設枠2、2の代
わりにフロータを設け、これらフロータの間に人工藻ロ
ープ10を設けても良い。
5は直方体形状、上部フロータ6は円柱形状の場合につ
いて述べたが、フロータ5、6は人工藻ロープ10を海
中において上下方向に伸延し得れる浮力を有していれば
良く、ブイ等でも良いし、中間部フロータ5、上部フロ
ータ6と分けて設ける必要はなく、フロータの数、形状
及び種類は任意である。また、上述の実施例では、枠
2、2、3が円環形状の場合について述べたが、枠2、
2、3の形状は円環形状に限らず任意の形状が可能であ
り、上部フロータ及び枠の形状がそれぞれ相違していて
も何ら問題は無い。更に、張設枠2、2の数も、実施例
のように上下1個ずつの場合の他に、魚礁の設置規模に
応じて2個以上適宜な個数を設置しても良い。更に、上
述の実施例では、人工藻ロープ10を張設枠2、2の間
に設けた場合について述べたが、人工藻ロープ10を上
下方向に設けることができれば良く、張設枠2、2の代
わりにフロータを設け、これらフロータの間に人工藻ロ
ープ10を設けても良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、張設枠
2、2等の張設手段を有し、前記張設手段の間に、人工
藻ロープ10等の人工藻部材を設け、また、前記張設手
段の一方に、側面20b、20c等の側面が形成された
十字断面形状のアンカ20等のアンカを係留索16等の
繋留ロープにより接続する形で設けると共に、前記張設
手段の他方に、浮力を有する中間部フロータ5、上部フ
ロータ6等の浮力部材を前記人工藻部材が浮力により上
下方向に伸延し得る形で設けて構成したので、
2、2等の張設手段を有し、前記張設手段の間に、人工
藻ロープ10等の人工藻部材を設け、また、前記張設手
段の一方に、側面20b、20c等の側面が形成された
十字断面形状のアンカ20等のアンカを係留索16等の
繋留ロープにより接続する形で設けると共に、前記張設
手段の他方に、浮力を有する中間部フロータ5、上部フ
ロータ6等の浮力部材を前記人工藻部材が浮力により上
下方向に伸延し得る形で設けて構成したので、
【0019】アンカを十字断面形状に形成したことによ
り、アンカの片幅に対して側面を高くすることができ、
かつ、アンカの底面積を小さく形成することができるの
で、落下時の渦の発生が少なくなり、アンカは海中で横
揺れをほとんど起こすことなく落下することができる。
また、アンカに、繋留ロープを介して浮力部材及び張設
手段を接続したことにより、重心と浮心を離すことがで
きるので、アンカは安定して海中を落下することができ
る。従って、魚礁を所定位置に正確に設置することがで
きる。また、繋留ロープの長さを調整して、アンカと張
設手段に設けられた人工藻部材との間の長さを調整する
ことにより、アンカが海底に固定される形で海底を基準
として人工藻部材を任意の水深に位置決めすることがで
きるので、魚礁設置前に繋留ロープの長さを調整してお
くだけで、人工藻部材を中層付近の水深に位置決めする
形で魚礁を正確に容易に設置することができる。更に、
張設手段を中層付近の水深に位置決めした魚礁におい
て、潮流が海底に設置された各アンカの側面に当たるこ
とにより、渦を巻きながら上昇する湧昇流が発生するの
で、全体が海藻のように繋留ロープを中心にして漂う各
張設手段付近に、海底に滞留している富栄養の海水が上
昇してきて漂うので、中層以下の水深を遊泳するカンパ
チ等の魚を呼び寄せることができる。
り、アンカの片幅に対して側面を高くすることができ、
かつ、アンカの底面積を小さく形成することができるの
で、落下時の渦の発生が少なくなり、アンカは海中で横
揺れをほとんど起こすことなく落下することができる。
また、アンカに、繋留ロープを介して浮力部材及び張設
手段を接続したことにより、重心と浮心を離すことがで
きるので、アンカは安定して海中を落下することができ
る。従って、魚礁を所定位置に正確に設置することがで
きる。また、繋留ロープの長さを調整して、アンカと張
設手段に設けられた人工藻部材との間の長さを調整する
ことにより、アンカが海底に固定される形で海底を基準
として人工藻部材を任意の水深に位置決めすることがで
きるので、魚礁設置前に繋留ロープの長さを調整してお
くだけで、人工藻部材を中層付近の水深に位置決めする
形で魚礁を正確に容易に設置することができる。更に、
張設手段を中層付近の水深に位置決めした魚礁におい
て、潮流が海底に設置された各アンカの側面に当たるこ
とにより、渦を巻きながら上昇する湧昇流が発生するの
で、全体が海藻のように繋留ロープを中心にして漂う各
張設手段付近に、海底に滞留している富栄養の海水が上
昇してきて漂うので、中層以下の水深を遊泳するカンパ
チ等の魚を呼び寄せることができる。
【図1】図1は、本発明による中層水深用魚礁が適用さ
れた魚礁の一実施例を示す図である。
れた魚礁の一実施例を示す図である。
【図2】図2は、人工藻ロープの詳細を示す図である。
【図3】図3は、水中に物を落下させた場合の落下物の
相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図であり、(a)
は、相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図である。
(b)は、(a)に示した図における、落下物の高さ及
び幅、揺れ幅の定義を示す図である。
相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図であり、(a)
は、相対高さと相対揺れ幅との関係を示す図である。
(b)は、(a)に示した図における、落下物の高さ及
び幅、揺れ幅の定義を示す図である。
2……張設手段(張設枠) 5……浮力部材(中間部フロータ) 6……浮力部材(上部フロータ) 10……人工藻部材(人工藻ロープ) 16……繋留ロープ(係留索) 20……アンカ(アンカ) 20b……側面(側面) 20c……側面(側面)
Claims (1)
- 【請求項1】 張設手段を有し、 前記張設手段の間に、人工藻部材を設け、 また、前記張設手段の一方に、側面が形成された十字断
面形状のアンカを繋留ロープにより接続する形で設ける
と共に、 前記張設手段の他方に、浮力を有する浮力部材を前記人
工藻部材が浮力により上下方向に伸延し得る形で設けて
構成した中層水深用魚礁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4199279A JPH0614675A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 中層水深用魚礁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4199279A JPH0614675A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 中層水深用魚礁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0614675A true JPH0614675A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16405152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4199279A Pending JPH0614675A (ja) | 1992-07-02 | 1992-07-02 | 中層水深用魚礁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614675A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101005634B1 (ko) * | 2008-12-02 | 2011-01-05 | (특수법인) 한국어촌어항협회 | 생태계 복원용 인조 해조류 어초 및 그 제조방법 |
| CN103283660A (zh) * | 2013-06-26 | 2013-09-11 | 方世海 | 一种海参养殖与捕捞两用器及海参养殖与捕捞方法 |
-
1992
- 1992-07-02 JP JP4199279A patent/JPH0614675A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101005634B1 (ko) * | 2008-12-02 | 2011-01-05 | (특수법인) 한국어촌어항협회 | 생태계 복원용 인조 해조류 어초 및 그 제조방법 |
| CN103283660A (zh) * | 2013-06-26 | 2013-09-11 | 方世海 | 一种海参养殖与捕捞两用器及海参养殖与捕捞方法 |
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