JPH06148413A - 回折格子の作成方法 - Google Patents
回折格子の作成方法Info
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- JPH06148413A JPH06148413A JP31786592A JP31786592A JPH06148413A JP H06148413 A JPH06148413 A JP H06148413A JP 31786592 A JP31786592 A JP 31786592A JP 31786592 A JP31786592 A JP 31786592A JP H06148413 A JPH06148413 A JP H06148413A
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- Japan
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- diffraction grating
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- pattern
- thin film
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Abstract
(57)【要約】
【目的】同一基板上に位相の変化した回折格子を精度良
く安定に作成することである。 【構成】基板1上に基準となる周期を有する薄膜材料の
矩形状の回折格子パターン3を形成する。この回折格子
パターン3の周期とは反転した周期を有する回折格子を
形成する領域に、反転周期パターンを異種材料8で形成
し、薄膜材料3を除去することにより周期の反転した異
種材料の回折格子パターン8を形成する。リフトオフ法
により、中間層4を除去することにより基準となる周期
パターン3を形成する。これら基準周期回折格子パター
ン3及び反転周期回折格子パターン8をエッチングマス
クとして位相シフト型の回折格子11を得る。
く安定に作成することである。 【構成】基板1上に基準となる周期を有する薄膜材料の
矩形状の回折格子パターン3を形成する。この回折格子
パターン3の周期とは反転した周期を有する回折格子を
形成する領域に、反転周期パターンを異種材料8で形成
し、薄膜材料3を除去することにより周期の反転した異
種材料の回折格子パターン8を形成する。リフトオフ法
により、中間層4を除去することにより基準となる周期
パターン3を形成する。これら基準周期回折格子パター
ン3及び反転周期回折格子パターン8をエッチングマス
クとして位相シフト型の回折格子11を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回折格子の作成方法に
関し、特に、位相シフト型回折格子を作成する為の作成
方法、及び位相シフト型回折格子の作成プロセスにおけ
るマスク方法に関する。
関し、特に、位相シフト型回折格子を作成する為の作成
方法、及び位相シフト型回折格子の作成プロセスにおけ
るマスク方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回折格子は、光エレクトロニクス
の分野において、フィルター、光結合器、分布帰還型
(DFB)レーザ、分布ブラッグ反射型(DBR)レー
ザ等の種々の光素子に用いられている。特に、光通信用
などの光源として、レーザ共振器の反射器として回折格
子を用いたDFB、DBRレーザは、直接変調しても波
長安定であると言うその安定な動的単一モード特性から
盛んに研究、開発がなされている。一方、数年前には、
これらレーザの更に高い単一性の向上を目的としてλ/
4シフト型DFBレーザが開発されている(特開昭62
−262004参照)。λ/4シフト型DFBレーザは
ブラッグ波長に完全に一致した1本の軸モードで発振す
る為、従来構造で問題になっていた2軸モードで発振す
る素子は少なくなった。
の分野において、フィルター、光結合器、分布帰還型
(DFB)レーザ、分布ブラッグ反射型(DBR)レー
ザ等の種々の光素子に用いられている。特に、光通信用
などの光源として、レーザ共振器の反射器として回折格
子を用いたDFB、DBRレーザは、直接変調しても波
長安定であると言うその安定な動的単一モード特性から
盛んに研究、開発がなされている。一方、数年前には、
これらレーザの更に高い単一性の向上を目的としてλ/
4シフト型DFBレーザが開発されている(特開昭62
−262004参照)。λ/4シフト型DFBレーザは
ブラッグ波長に完全に一致した1本の軸モードで発振す
る為、従来構造で問題になっていた2軸モードで発振す
る素子は少なくなった。
【0003】λ/4シフト効果を実現する構造として、
大きく分けると次の方法がある。 (1)回折格子の周期を途中で反転させてλ/4だけ位
相シフトさせる。 (2)回折格子の幅を変化させるなどして伝搬定数を一
部調整して等価的に光の位相をシフトさせる。 これらの中でも、比較的簡単に実現できるものが、一般
的な回折格子の作成技術を応用して実現できる(1)の
方法である。
大きく分けると次の方法がある。 (1)回折格子の周期を途中で反転させてλ/4だけ位
相シフトさせる。 (2)回折格子の幅を変化させるなどして伝搬定数を一
部調整して等価的に光の位相をシフトさせる。 これらの中でも、比較的簡単に実現できるものが、一般
的な回折格子の作成技術を応用して実現できる(1)の
方法である。
【0004】また、位相シフト型回折格子の作成方法に
は大きく分けて次の方法が良く知られている。
は大きく分けて次の方法が良く知られている。
【0005】(1)図5に示す様な電子ビーム直接描画
法。 (2)図6に示すノボラック系の高分解能のポジ型レジ
ストとネガ型レジストを併用する方法。 (3)図7に示す石英のコンタクトマスク(位相マス
ク)を用いる干渉露光法。 (4)図8に示す位相マスク(位相板)の投影像を用い
る干渉露光法。 (5)図9に示す様に、通常の干渉露光法を利用し、一
部分をECR−CVD法によるSiNx膜を用いて基板
に反転して転写する方法。
法。 (2)図6に示すノボラック系の高分解能のポジ型レジ
ストとネガ型レジストを併用する方法。 (3)図7に示す石英のコンタクトマスク(位相マス
ク)を用いる干渉露光法。 (4)図8に示す位相マスク(位相板)の投影像を用い
る干渉露光法。 (5)図9に示す様に、通常の干渉露光法を利用し、一
部分をECR−CVD法によるSiNx膜を用いて基板
に反転して転写する方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上述べた位
相シフト型回折格子の作成方法には、次のような問題が
あった。
相シフト型回折格子の作成方法には、次のような問題が
あった。
【0007】第1の方法(図5)では、微細なパターン
を高精度に直接描画することができるが、反面、隣接す
る格子間で生じる近接効果(格子間隔(例えば0.25
μm)と電子ビーム径(例えば0.1μm)との関係に
よる)や、レジストの塗布された基板面での電子ビーム
散乱による後方散乱の為、0.3μm以下の周期を持つ
回折格子を厚いレジスト、厚い基板の上に描画すること
は困難であり、更にスループット、歩留まりが低下する
と言う欠点がある。
を高精度に直接描画することができるが、反面、隣接す
る格子間で生じる近接効果(格子間隔(例えば0.25
μm)と電子ビーム径(例えば0.1μm)との関係に
よる)や、レジストの塗布された基板面での電子ビーム
散乱による後方散乱の為、0.3μm以下の周期を持つ
回折格子を厚いレジスト、厚い基板の上に描画すること
は困難であり、更にスループット、歩留まりが低下する
と言う欠点がある。
【0008】第2の方法(図6)では、複雑な作成プロ
セスを必要とし、感度の異なるポジレジスト(AZ)、
ネガレジスト(ONNR)での露光、現像条件の違いか
ら条件の制御が難しく、再現性に乏しく、歩留まりが悪
い。
セスを必要とし、感度の異なるポジレジスト(AZ)、
ネガレジスト(ONNR)での露光、現像条件の違いか
ら条件の制御が難しく、再現性に乏しく、歩留まりが悪
い。
【0009】第3の方法(図7)では、コンタクトマス
ク(位相マスク)の基板表面上に塗布されたホトレジス
ト膜への密着が十分でないと、干渉露光させる為に照射
した光束のフレネル回折によりレーザ共振器の位相遷移
領域が広がってしまう。
ク(位相マスク)の基板表面上に塗布されたホトレジス
ト膜への密着が十分でないと、干渉露光させる為に照射
した光束のフレネル回折によりレーザ共振器の位相遷移
領域が広がってしまう。
【0010】第4の方法(図8)では、位相シフトに相
当する段差を有する石英板である位相板を光学系の中に
組み込んでこの位相シフターを斜め投影する為(2光束
が斜めに投影される試料面に結像する必要があるから斜
め投影となる)、試料面上で収差を生じ回折格子作成面
積が制限されてしまう。
当する段差を有する石英板である位相板を光学系の中に
組み込んでこの位相シフターを斜め投影する為(2光束
が斜めに投影される試料面に結像する必要があるから斜
め投影となる)、試料面上で収差を生じ回折格子作成面
積が制限されてしまう。
【0011】第5の方法(図9)では、レジスト上と基
板上でのSiNx膜のエッチング条件の制御が難しく、
また基板のエッチングを2回行なう為、その際の条件の
制御不足により形状の不整が生じ、深さ、寸法精度の安
定性に欠けると言う欠点があった。
板上でのSiNx膜のエッチング条件の制御が難しく、
また基板のエッチングを2回行なう為、その際の条件の
制御不足により形状の不整が生じ、深さ、寸法精度の安
定性に欠けると言う欠点があった。
【0012】従って、本発明は、上記問題点に鑑み、同
一基板上に位相の変化した回折格子を精度良く安定的に
作成できる回折格子作成方法を提供することを目的とす
る。
一基板上に位相の変化した回折格子を精度良く安定的に
作成できる回折格子作成方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による回折格子の第1の形態の作成方法においては、
基板上に、最下層を、基準となる周期を有する薄膜材料
の回折格子パターン層として、順次、中間層、最上層を
形成して複数のマスク層とする工程と;中間層、最上層
にパターン形成する工程と;露出した前記薄膜材料上及
び基板の露出部に異種材料を被覆する工程と;前記薄膜
材料を除去することにより異種材料による周期の反転し
た回折格子パターンを得る工程と;前記中間層を除去す
ることにより、前記基準となる薄膜材料の回折格子パタ
ーンを露出させる工程とを含み、更に前記基準となる周
期を有する薄膜材料の回折格子パターン及び前記周期の
反転した異種材料の回折格子パターンをエッチングマス
クとして基板をエッチングして位相シフト型の回折格子
を得る事を特徴とする。
明による回折格子の第1の形態の作成方法においては、
基板上に、最下層を、基準となる周期を有する薄膜材料
の回折格子パターン層として、順次、中間層、最上層を
形成して複数のマスク層とする工程と;中間層、最上層
にパターン形成する工程と;露出した前記薄膜材料上及
び基板の露出部に異種材料を被覆する工程と;前記薄膜
材料を除去することにより異種材料による周期の反転し
た回折格子パターンを得る工程と;前記中間層を除去す
ることにより、前記基準となる薄膜材料の回折格子パタ
ーンを露出させる工程とを含み、更に前記基準となる周
期を有する薄膜材料の回折格子パターン及び前記周期の
反転した異種材料の回折格子パターンをエッチングマス
クとして基板をエッチングして位相シフト型の回折格子
を得る事を特徴とする。
【0014】より具体的には、前記基準となる周期を有
する薄膜材料の回折格子パターン及び前記周期の反転し
た異種材料の回折格子パターンの基板への転写を同時に
行ったり、前記中間層の材料は非感光性材料とし誘電
体、金属または有機物であったり、最上層の材料は感光
性材料であったり、異種材料は金属酸化物であったりす
る。
する薄膜材料の回折格子パターン及び前記周期の反転し
た異種材料の回折格子パターンの基板への転写を同時に
行ったり、前記中間層の材料は非感光性材料とし誘電
体、金属または有機物であったり、最上層の材料は感光
性材料であったり、異種材料は金属酸化物であったりす
る。
【0015】上記目的を達成する本発明による第2の形
態の回折格子作成方法においては、基板上に、基準とな
る周期を有する薄膜材料の回折格子パターンを形成し、
前記回折格子パターンの周期とは反転した周期を有する
回折格子を形成する領域の前記薄膜材料上及び前記基板
の露出部に異種材料である金属酸化物を被覆し、リフト
オフ法により前記薄膜材料を除去することにより、周期
を反転させ前記基板に前記異種材料で形成した周期の反
転した異種材料の回折格子パターンを得、更に前記基準
周期を有する薄膜材料の回折格子パターン及び前記周期
の反転した異種材料の回折格子パターンをエッチングマ
スクとして基板をエッチングして位相シフト型の回折格
子を得ることを特徴とする。
態の回折格子作成方法においては、基板上に、基準とな
る周期を有する薄膜材料の回折格子パターンを形成し、
前記回折格子パターンの周期とは反転した周期を有する
回折格子を形成する領域の前記薄膜材料上及び前記基板
の露出部に異種材料である金属酸化物を被覆し、リフト
オフ法により前記薄膜材料を除去することにより、周期
を反転させ前記基板に前記異種材料で形成した周期の反
転した異種材料の回折格子パターンを得、更に前記基準
周期を有する薄膜材料の回折格子パターン及び前記周期
の反転した異種材料の回折格子パターンをエッチングマ
スクとして基板をエッチングして位相シフト型の回折格
子を得ることを特徴とする。
【0016】より具体的には、前記金属酸化物は二酸化
ケイ素または二酸化チタンであったり、前記リフトオフ
工程における周期の反転した異種材料の回折格子パター
ンの形成と前記基準周期を有する半導体基板の回折格子
のエッチング保護膜(好適には、金属酸化物)の形成と
回折格子の基準周期領域と周期反転領域の形成を同時に
行なったり、前記回折格子の基準周期領域とこれとは反
転した周期反転領域の形成法において、マスクアライメ
ントを含まなかったり、前記基準となる周期を有する薄
膜材料の回折格子パターンは矩形状回折格子パターンで
あったりする。
ケイ素または二酸化チタンであったり、前記リフトオフ
工程における周期の反転した異種材料の回折格子パター
ンの形成と前記基準周期を有する半導体基板の回折格子
のエッチング保護膜(好適には、金属酸化物)の形成と
回折格子の基準周期領域と周期反転領域の形成を同時に
行なったり、前記回折格子の基準周期領域とこれとは反
転した周期反転領域の形成法において、マスクアライメ
ントを含まなかったり、前記基準となる周期を有する薄
膜材料の回折格子パターンは矩形状回折格子パターンで
あったりする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1及び図2は、本発明に基づく回折格子の作成方
法の第1実施例の工程を示す工程図である。
る。図1及び図2は、本発明に基づく回折格子の作成方
法の第1実施例の工程を示す工程図である。
【0018】先ず、初めに半導体基板1を界面活性剤で
洗浄し、次に有機溶剤による超音波洗浄を2〜3回繰り
返した後、N2ブローで乾燥して200°C、30分の
熱処理を基板1に行う。続いて、干渉露光用のフォトレ
ジストを所望に稀釈したものを基板1全面に塗布してフ
ォトレジスト層2を基板1上に形成し、ホットプレート
による115°C、45秒のソフトベークを行う。フォ
トレジスト2の厚さは800Å〜1000Å程度が適当
である。
洗浄し、次に有機溶剤による超音波洗浄を2〜3回繰り
返した後、N2ブローで乾燥して200°C、30分の
熱処理を基板1に行う。続いて、干渉露光用のフォトレ
ジストを所望に稀釈したものを基板1全面に塗布してフ
ォトレジスト層2を基板1上に形成し、ホットプレート
による115°C、45秒のソフトベークを行う。フォ
トレジスト2の厚さは800Å〜1000Å程度が適当
である。
【0019】次に、He−Cdレーザ(波長λ=325
nm)による二光束干渉露光法で、所望の周期に対応す
る入射角度で二光束を照射して上記フォトレジスト層2
を露光する。その後、フォトレジスト層2をアルカリ系
の現像液で現像し、干渉露光により生じた干渉縞の強度
分布に応じた感光度合に対応したレジストパターン(回
折格子)3を形成する(図1(b))。この断面形状は
矩形状であることが好ましい。
nm)による二光束干渉露光法で、所望の周期に対応す
る入射角度で二光束を照射して上記フォトレジスト層2
を露光する。その後、フォトレジスト層2をアルカリ系
の現像液で現像し、干渉露光により生じた干渉縞の強度
分布に応じた感光度合に対応したレジストパターン(回
折格子)3を形成する(図1(b))。この断面形状は
矩形状であることが好ましい。
【0020】次に、中間層として窒化シリコン膜4を、
CVD法を用いてレジストパターン3を埋め込むように
全面に堆積する。このときの窒化シリコン膜4の厚さは
レジストパターン3の厚みの3倍程度が好ましい(図1
(c))。
CVD法を用いてレジストパターン3を埋め込むように
全面に堆積する。このときの窒化シリコン膜4の厚さは
レジストパターン3の厚みの3倍程度が好ましい(図1
(c))。
【0021】続いて、位相領域(基準周期)、位相シフ
ト領域(反転周期)を形成する為の最上層として、例え
ば、フォトレジスト層5(商品名RD−2000N:日
立化成社製)を中間層(窒化シリコン膜4)上全面に塗
布形成し、80°C、20分の乾燥を行う(図1
(d))。この時のフォトレジスト5の厚さは1.5μ
m〜2.0μmが適当である。
ト領域(反転周期)を形成する為の最上層として、例え
ば、フォトレジスト層5(商品名RD−2000N:日
立化成社製)を中間層(窒化シリコン膜4)上全面に塗
布形成し、80°C、20分の乾燥を行う(図1
(d))。この時のフォトレジスト5の厚さは1.5μ
m〜2.0μmが適当である。
【0022】次に、通常のフォトリソグラフィー技術を
用いて、フォトマスク6によりマスク露光を行う(図1
(e))。更に、前記フォトレジスト層5の専用現像液
(商品名RD−Developer:日立化成社製)と
専用リンス液(商品名RD−Postrinse:日立
化成社製)で順次、現像、リンスを行う。これにより、
半導体基板1上にフォトレジスト5のストライプパター
ン7が形成される(図1(f))。
用いて、フォトマスク6によりマスク露光を行う(図1
(e))。更に、前記フォトレジスト層5の専用現像液
(商品名RD−Developer:日立化成社製)と
専用リンス液(商品名RD−Postrinse:日立
化成社製)で順次、現像、リンスを行う。これにより、
半導体基板1上にフォトレジスト5のストライプパター
ン7が形成される(図1(f))。
【0023】更に、露出した中間層である窒化シリコン
膜4を、フォトレジストのストライプパターン7をエッ
チングマスクとして、例えば、バッファフッ酸を用いて
エッチングする(図2(g))。これにより、位相反転
領域(図の左側の部分)にはフォトレジストの回折格子
パターン3が残存し、位相領域(図の右側の部分)に
は、フォトレジストの回折格子パターン3、中間層であ
る窒化シリコン膜4、フォトレジストのストライプパタ
ーン7が残存している。
膜4を、フォトレジストのストライプパターン7をエッ
チングマスクとして、例えば、バッファフッ酸を用いて
エッチングする(図2(g))。これにより、位相反転
領域(図の左側の部分)にはフォトレジストの回折格子
パターン3が残存し、位相領域(図の右側の部分)に
は、フォトレジストの回折格子パターン3、中間層であ
る窒化シリコン膜4、フォトレジストのストライプパタ
ーン7が残存している。
【0024】次に、電子ビーム蒸着法により、位相シフ
ト用の反転マスク層8である例えば金属チタンを半導体
基板1全面に蒸着する。このときの条件は、到達真空
度:2.0×10-6Torr、基板温度:室温、加速電
圧:10kV、エミッション電流:95mAである。こ
の条件の下、蒸着レートを2Å/secとした。また、
この時の金属チタン8の膜厚は100Å〜200Åが適
当である(図2(h))。この膜厚は、回折格子3の厚
さの1/2以下になっているのが好ましい。
ト用の反転マスク層8である例えば金属チタンを半導体
基板1全面に蒸着する。このときの条件は、到達真空
度:2.0×10-6Torr、基板温度:室温、加速電
圧:10kV、エミッション電流:95mAである。こ
の条件の下、蒸着レートを2Å/secとした。また、
この時の金属チタン8の膜厚は100Å〜200Åが適
当である(図2(h))。この膜厚は、回折格子3の厚
さの1/2以下になっているのが好ましい。
【0025】次に、位相反転領域にエッチオフ法により
金属チタンの反転マスク層8(回折格子)を形成するた
めに、半導体基板1に、例えば、酸素のリアクティブイ
オンエッチング(RIE)を行うと、位相反転領域に露
出しているフォトレジストの回折格子パターン3とこの
パターン上の不要な金属チタン8がエッチオフされ金属
チタンの反転マスク層8(回折格子)が形成される。こ
の時、位相領域の最下層のフォトレジストの回折格子パ
ターン3は中間層4、最上層のストライプパターン7、
金属チタン8によって保護される(図2(i))。
金属チタンの反転マスク層8(回折格子)を形成するた
めに、半導体基板1に、例えば、酸素のリアクティブイ
オンエッチング(RIE)を行うと、位相反転領域に露
出しているフォトレジストの回折格子パターン3とこの
パターン上の不要な金属チタン8がエッチオフされ金属
チタンの反転マスク層8(回折格子)が形成される。こ
の時、位相領域の最下層のフォトレジストの回折格子パ
ターン3は中間層4、最上層のストライプパターン7、
金属チタン8によって保護される(図2(i))。
【0026】更に、位相領域のフォトレジストの回折格
子パターン3を露出させる為に、不要な中間層である窒
化シリコン膜4、最上層のストライプパターン7、更に
その上の金属チタン8を除去する。この時、窒化シリコ
ン膜4を、例えば、バッファフッ酸を用いて除去する
と、ストライプパターン7や金属チタン8もエッチオフ
により除去される。こうして同一基板1上にフォトレジ
ストの回折格子パターン3と金属チタンによる反転マス
ク層8(回折格子)が形成される(図2(j))。
子パターン3を露出させる為に、不要な中間層である窒
化シリコン膜4、最上層のストライプパターン7、更に
その上の金属チタン8を除去する。この時、窒化シリコ
ン膜4を、例えば、バッファフッ酸を用いて除去する
と、ストライプパターン7や金属チタン8もエッチオフ
により除去される。こうして同一基板1上にフォトレジ
ストの回折格子パターン3と金属チタンによる反転マス
ク層8(回折格子)が形成される(図2(j))。
【0027】そして、これをエッチングマスクとして半
導体基板1を例えば塩素系のリアクティブイオンビーム
エッチング(RIBE)でエッチングを行うと、エッチ
ングマスク3の領域には半導体回折格子9が形成され、
エッチングマスク8の領域には周期反転した回折格子1
0が形成される(図2(k))。
導体基板1を例えば塩素系のリアクティブイオンビーム
エッチング(RIBE)でエッチングを行うと、エッチ
ングマスク3の領域には半導体回折格子9が形成され、
エッチングマスク8の領域には周期反転した回折格子1
0が形成される(図2(k))。
【0028】続いて、上記エッチングマスク3、8を除
去すると、半導体基板1に位相シフト型回折格子11を
得る事ができる(図2(l))。
去すると、半導体基板1に位相シフト型回折格子11を
得る事ができる(図2(l))。
【0029】ところで、上記第1実施例においては次の
様な変更ができる。例えば、干渉露光用の紫外線レーザ
の種類や波長は仕様に応じて定めれば良い。また、上記
実施例では半導体基板を用いたが、ガラス、光学ガラス
などでも良い。更に、薄膜材料2として上記実施例では
フォトレジストを用いたが、基準となる周期を有した回
折格子パターン3を形成できれば形成方法は問わず、ま
た材料も例えば酸化膜、窒化膜、若しくは金属材料でも
構わない。
様な変更ができる。例えば、干渉露光用の紫外線レーザ
の種類や波長は仕様に応じて定めれば良い。また、上記
実施例では半導体基板を用いたが、ガラス、光学ガラス
などでも良い。更に、薄膜材料2として上記実施例では
フォトレジストを用いたが、基準となる周期を有した回
折格子パターン3を形成できれば形成方法は問わず、ま
た材料も例えば酸化膜、窒化膜、若しくは金属材料でも
構わない。
【0030】また、ストライプパターン形成用のフォト
レジスト層5は上記実施例ではネガタイプのRD−20
00Nを用いたが、種類やポジ・ネガのタイプは仕様に
応じて定めれば良い。更に、反転マスク層8として金属
チタンを用いたが、例えば、SiO2やSi3N4の酸化
膜や窒化膜、若しくは他の金属材料でも良く、膜厚比や
エッチング時の選択性及び仕様に応じて定めれば良い。
レジスト層5は上記実施例ではネガタイプのRD−20
00Nを用いたが、種類やポジ・ネガのタイプは仕様に
応じて定めれば良い。更に、反転マスク層8として金属
チタンを用いたが、例えば、SiO2やSi3N4の酸化
膜や窒化膜、若しくは他の金属材料でも良く、膜厚比や
エッチング時の選択性及び仕様に応じて定めれば良い。
【0031】更には、反転マスク層8の金属チタンの形
成方法に電子ビーム蒸着法を用いたが、仕様に応じてス
パッタ蒸着や抵抗加熱蒸着でも良く、材料に合わせて選
べば良い。加えて、上記実施例では半導体基板1のエッ
チングにドライな方法である塩素ガスを用いたリアクテ
ィブイオンビームエッチングを用いたが、エッチングの
種類及びガス種は限定されるものではなく、材料や選択
性等の仕様に応じて定めれば良い。
成方法に電子ビーム蒸着法を用いたが、仕様に応じてス
パッタ蒸着や抵抗加熱蒸着でも良く、材料に合わせて選
べば良い。加えて、上記実施例では半導体基板1のエッ
チングにドライな方法である塩素ガスを用いたリアクテ
ィブイオンビームエッチングを用いたが、エッチングの
種類及びガス種は限定されるものではなく、材料や選択
性等の仕様に応じて定めれば良い。
【0032】ところで、上記実施例の位相シフト型回折
格子の作成方法においては、(1)上記プロセス中で使
用される金属のマスク材が基板表面に残り易く、その結
果、該マスク材の除去工程に時間を要す、(2)該マス
ク材の残渣物の影響で基板上にエピタキシャル成長しに
くい、またはエピタキシャル成長しても段差を生じ易
い、等の点が指摘されうる。また、その結果として、上
記デバイスの品質及び歩留まりが悪くなる傾向がある。
そこで、変更例のところで少し触れた様に、マスク材と
して金属酸化物(例えば、SiO2)を用いるとこの様
な問題点が解決される。
格子の作成方法においては、(1)上記プロセス中で使
用される金属のマスク材が基板表面に残り易く、その結
果、該マスク材の除去工程に時間を要す、(2)該マス
ク材の残渣物の影響で基板上にエピタキシャル成長しに
くい、またはエピタキシャル成長しても段差を生じ易
い、等の点が指摘されうる。また、その結果として、上
記デバイスの品質及び歩留まりが悪くなる傾向がある。
そこで、変更例のところで少し触れた様に、マスク材と
して金属酸化物(例えば、SiO2)を用いるとこの様
な問題点が解決される。
【0033】また、上記実施例に限らず、金属酸化物を
マスク材として用いることによって、回折格子の他の形
成方法においても同様の効果が得られる。このことを以
下の第2実施例で説明する。
マスク材として用いることによって、回折格子の他の形
成方法においても同様の効果が得られる。このことを以
下の第2実施例で説明する。
【0034】次に、第2実施例を説明する。この実施例
は、金属酸化物のマスク材を用いた他の形態の回折格子
作成方法である。
は、金属酸化物のマスク材を用いた他の形態の回折格子
作成方法である。
【0035】即ち、本実施例は、ホログラフィックな方
法で回折格子を作成するプロセスにおいて、マスク材と
して二酸化ケイ素や二酸化チタン等の金属酸化物を用い
ることを特徴とするマスク方法である。上記金属酸化物
の中では、二酸化ケイ素が好ましい。また、好適な例で
は、上記金属酸化物のマスクの形成方法として電子ビー
ム蒸着法を使用する。更に、本実施例における好適な例
では、上記金属酸化物マスクの膜厚を2nmから2μm
に設定する。
法で回折格子を作成するプロセスにおいて、マスク材と
して二酸化ケイ素や二酸化チタン等の金属酸化物を用い
ることを特徴とするマスク方法である。上記金属酸化物
の中では、二酸化ケイ素が好ましい。また、好適な例で
は、上記金属酸化物のマスクの形成方法として電子ビー
ム蒸着法を使用する。更に、本実施例における好適な例
では、上記金属酸化物マスクの膜厚を2nmから2μm
に設定する。
【0036】なお、電子ビーム蒸着法による標準的なマ
スク形成条件は、マスク材:二酸化ケイ素、到達真空
度:2.0×10-6Torr、基板温度:室温、加速電
圧:10kV、エミッション電流:25mAである。ま
た、上記マスクの除去には公知の方法を利用することが
できる。
スク形成条件は、マスク材:二酸化ケイ素、到達真空
度:2.0×10-6Torr、基板温度:室温、加速電
圧:10kV、エミッション電流:25mAである。ま
た、上記マスクの除去には公知の方法を利用することが
できる。
【0037】本実施例のマスク方法を機器分析手法を用
いて評価することも可能である。即ち、上記金属酸化物
マスクを形成しその後除去処理を施した回折格子を、表
面分析手法、例えば、X線光電子分光法(ESCA)や
オージェ電子分光法(AES)等で調べることによりマ
スクの残存状態を把握することができる。例えば、マス
ク材として金属クロムを用いてマスクを形成し、その後
マスクの除去処理を施した回折格子の表面をESCAで
分析すると、微量ながら回折格子表面からクロムが検出
される。一方、マスク材として二酸化ケイ素等の金属酸
化物を用いた場合には、マスク材が不検出となる。この
ことからも、回折格子作成プロセスの中で使用するマス
ク材として二酸化ケイ素等の金属酸化物が優れているこ
とが証明される。
いて評価することも可能である。即ち、上記金属酸化物
マスクを形成しその後除去処理を施した回折格子を、表
面分析手法、例えば、X線光電子分光法(ESCA)や
オージェ電子分光法(AES)等で調べることによりマ
スクの残存状態を把握することができる。例えば、マス
ク材として金属クロムを用いてマスクを形成し、その後
マスクの除去処理を施した回折格子の表面をESCAで
分析すると、微量ながら回折格子表面からクロムが検出
される。一方、マスク材として二酸化ケイ素等の金属酸
化物を用いた場合には、マスク材が不検出となる。この
ことからも、回折格子作成プロセスの中で使用するマス
ク材として二酸化ケイ素等の金属酸化物が優れているこ
とが証明される。
【0038】以下、第2実施例を回折格子作成プロセス
を含めて具体的に説明する。図3及び図4は、回折格子
作成プロセスの全工程図である。
を含めて具体的に説明する。図3及び図4は、回折格子
作成プロセスの全工程図である。
【0039】まず初めに、半導体基板21を界面活性剤
で洗浄し、次に有機溶剤による超音波洗浄を2〜3回繰
り返した後、窒素ブローで乾燥して、200°C、30
分の熱処理を基板21に行う。続いて、干渉露光用のフ
ォトレジストを所望に稀釈したものを全面に塗布してフ
ォトレジスト層22を基板21上に形成し、ホットプレ
ートによる115°C、45秒のソフトベークを行う。
本実施例では、上記干渉露光用フォトレジストの組成物
として、丸善石化製のポリビニルフェノール(商品名:
マルカリンカー、平均分子量:15,000(ポリスチ
レン換算))と、ナフトキノンジアジドー5−スルフォ
ニルクロリドと2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェ
ノンのエステル化合物(感光剤)を重量比3:1で混合
したものをエチルセロソルブアセテートに溶解し、0.
2μmのテフロン製メンブレンフィルターで濾過したも
のを用いた。フォトレジストの厚さは80〜100nm
程度が適当である(図3(a))。
で洗浄し、次に有機溶剤による超音波洗浄を2〜3回繰
り返した後、窒素ブローで乾燥して、200°C、30
分の熱処理を基板21に行う。続いて、干渉露光用のフ
ォトレジストを所望に稀釈したものを全面に塗布してフ
ォトレジスト層22を基板21上に形成し、ホットプレ
ートによる115°C、45秒のソフトベークを行う。
本実施例では、上記干渉露光用フォトレジストの組成物
として、丸善石化製のポリビニルフェノール(商品名:
マルカリンカー、平均分子量:15,000(ポリスチ
レン換算))と、ナフトキノンジアジドー5−スルフォ
ニルクロリドと2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェ
ノンのエステル化合物(感光剤)を重量比3:1で混合
したものをエチルセロソルブアセテートに溶解し、0.
2μmのテフロン製メンブレンフィルターで濾過したも
のを用いた。フォトレジストの厚さは80〜100nm
程度が適当である(図3(a))。
【0040】次に、He−Cdレーザ(波長λ=325
nm)による二光束干渉露光法で、所望の周期に対応す
る入射角度で二光束を照射して上記フォトレジスト層2
2を露光する。その後、フォトレジスト層22をアルカ
リ系の現像液で現像し、干渉露光により生じた干渉縞の
強度分布に応じた感光度合いに対応したレジストパター
ン(回折格子)23を形成する(図3(b))。この回
折格子23は矩形状になっている。
nm)による二光束干渉露光法で、所望の周期に対応す
る入射角度で二光束を照射して上記フォトレジスト層2
2を露光する。その後、フォトレジスト層22をアルカ
リ系の現像液で現像し、干渉露光により生じた干渉縞の
強度分布に応じた感光度合いに対応したレジストパター
ン(回折格子)23を形成する(図3(b))。この回
折格子23は矩形状になっている。
【0041】次に、電子ビーム蒸着法により位相シフト
用に反転マスク層24である、例えば、二酸化ケイ素を
蒸着する。この時の条件は、到達真空度:2.0×10
-6Torr、基板温度:室温、加速電圧:10kV、エ
ミッション電流:25mAである。この条件のもと、蒸
着レートを0.2nm/秒とした。また、この時の二酸
化ケイ素の膜厚は10〜20nmが適当である(図3
(c))。これは、フォトレジスト22の厚さ80〜1
00nm程度の1/2以下になっている。
用に反転マスク層24である、例えば、二酸化ケイ素を
蒸着する。この時の条件は、到達真空度:2.0×10
-6Torr、基板温度:室温、加速電圧:10kV、エ
ミッション電流:25mAである。この条件のもと、蒸
着レートを0.2nm/秒とした。また、この時の二酸
化ケイ素の膜厚は10〜20nmが適当である(図3
(c))。これは、フォトレジスト22の厚さ80〜1
00nm程度の1/2以下になっている。
【0042】次に、位相領域(基準周期領域、図の左側
の部分)、位相シフト領域(反転周期領域、図の右側の
部分)を形成するための、例えば、フォトレジスト層2
5(商品名:RD−2000N:日立化成製)を半導体
基板21全面に塗布形成し、80°C、20分の乾燥を
行う(図3(d))。この時のフォトレジストの厚さは
1.5〜2.0μmが適当である。 続いて、通常のフ
ォトリソグラフィー技術を用いてフォトマスク26によ
りマスク露光する(図3(e))。
の部分)、位相シフト領域(反転周期領域、図の右側の
部分)を形成するための、例えば、フォトレジスト層2
5(商品名:RD−2000N:日立化成製)を半導体
基板21全面に塗布形成し、80°C、20分の乾燥を
行う(図3(d))。この時のフォトレジストの厚さは
1.5〜2.0μmが適当である。 続いて、通常のフ
ォトリソグラフィー技術を用いてフォトマスク26によ
りマスク露光する(図3(e))。
【0043】更に、前記フォトレジスト層25の専用現
像液(商品名:RD−デベロッパー(Develope
r)、日立化成製)と専用リンス液(商品名:RD−ポ
ストリンス(Postrinse)、日立化成製)で、
順次、現像、リンスを行う。これにより半導体基板21
上にストライプパターン27が形成される(図3
(f))。前記ストライプパターン27は位相領域エッ
チング時の位相シフト領域のエッチング保護層と位相領
域の保護膜形成用のリフトオフ層を兼ねている。
像液(商品名:RD−デベロッパー(Develope
r)、日立化成製)と専用リンス液(商品名:RD−ポ
ストリンス(Postrinse)、日立化成製)で、
順次、現像、リンスを行う。これにより半導体基板21
上にストライプパターン27が形成される(図3
(f))。前記ストライプパターン27は位相領域エッ
チング時の位相シフト領域のエッチング保護層と位相領
域の保護膜形成用のリフトオフ層を兼ねている。
【0044】次に、位相領域の半導体基板21のエッチ
ングのために、不要な二酸化ケイ素24を、例えば、バ
ッファフッ酸を用いて除去する(図4(g))。これに
より位相領域にフォトレジストの回折格子パターン23
のみが残存する。
ングのために、不要な二酸化ケイ素24を、例えば、バ
ッファフッ酸を用いて除去する(図4(g))。これに
より位相領域にフォトレジストの回折格子パターン23
のみが残存する。
【0045】次に、前記位相領域上のフォトレジストの
回折格子パターン23をエッチングマスクとして、半導
体基板21を、例えば、塩素系のリアクティブイオンエ
ッチング(RIBE)でエッチングを行う(図4
(h))。この時、位相シフト領域はスイライプパター
ン27がエッチング保護層となってカバーされる。
回折格子パターン23をエッチングマスクとして、半導
体基板21を、例えば、塩素系のリアクティブイオンエ
ッチング(RIBE)でエッチングを行う(図4
(h))。この時、位相シフト領域はスイライプパター
ン27がエッチング保護層となってカバーされる。
【0046】続いて、上記エッチングマスク23をウェ
ット或いはドライで除去すると半導体基板21の位相領
域に半導体回折格子28を得ることができる(図4
(i))。
ット或いはドライで除去すると半導体基板21の位相領
域に半導体回折格子28を得ることができる(図4
(i))。
【0047】次に、電子ビーム蒸着法により前記半導体
回折格子28のエッチングマスク層29として、例え
ば、二酸化ケイ素を全面に蒸着する。この時の条件は、
到達真空度:2.0×10-6Torr、基板温度:室
温、加速電圧:10kV、エミッション電流:25mA
である。上記条件のもと、蒸着レートを0.2nm/秒
とした。また、この時の二酸化ケイ素の膜厚は200〜
300nmが適当である(図4(j))。ここで、位相
領域と位相シフト領域の形成は、マスクアライメントを
含まず、ストライプパターン27を用いたセルフアライ
メントで行われる。
回折格子28のエッチングマスク層29として、例え
ば、二酸化ケイ素を全面に蒸着する。この時の条件は、
到達真空度:2.0×10-6Torr、基板温度:室
温、加速電圧:10kV、エミッション電流:25mA
である。上記条件のもと、蒸着レートを0.2nm/秒
とした。また、この時の二酸化ケイ素の膜厚は200〜
300nmが適当である(図4(j))。ここで、位相
領域と位相シフト領域の形成は、マスクアライメントを
含まず、ストライプパターン27を用いたセルフアライ
メントで行われる。
【0048】次に、位相シフト領域に回折格子を形成す
るために、リフトオフ法により二酸化ケイ素の反転マス
ク層24を形成する。この時、フォトレジストの回折格
子パターン23と共に不要となったストライプパターン
27のフォトレジスト、また前工程で蒸着したリフトオ
フ用の二酸化ケイ素29を同時にリフトオフする。この
時の条件は、剥離液(商品名:マイクロポジット リム
ーバ(Microposit Remover)、シプ
レー(Shipley)社製)をホットプレートで80
〜90°Cに加熱し、その後、超音波洗浄でリフトオフ
を行う。こうして、位相領域上の半導体回折格子28は
二酸化ケイ素29によって保護され、位相シフト領域に
は二酸化ケイ素の反転マスク層24が形成される(図4
(k))。
るために、リフトオフ法により二酸化ケイ素の反転マス
ク層24を形成する。この時、フォトレジストの回折格
子パターン23と共に不要となったストライプパターン
27のフォトレジスト、また前工程で蒸着したリフトオ
フ用の二酸化ケイ素29を同時にリフトオフする。この
時の条件は、剥離液(商品名:マイクロポジット リム
ーバ(Microposit Remover)、シプ
レー(Shipley)社製)をホットプレートで80
〜90°Cに加熱し、その後、超音波洗浄でリフトオフ
を行う。こうして、位相領域上の半導体回折格子28は
二酸化ケイ素29によって保護され、位相シフト領域に
は二酸化ケイ素の反転マスク層24が形成される(図4
(k))。
【0049】次に、位相シフト領域上の前記反転マスク
層24をエッチングマスクとして、半導体基板21を、
例えば、塩素系のRIBEでエッチングを行い、位相領
域に作成したものとは周期反転した回折格子30を得
る。この時、位相領域上の半導体回折格子28は二酸化
ケイ素のエッチングマスク29で保護される(図4
(l))。
層24をエッチングマスクとして、半導体基板21を、
例えば、塩素系のRIBEでエッチングを行い、位相領
域に作成したものとは周期反転した回折格子30を得
る。この時、位相領域上の半導体回折格子28は二酸化
ケイ素のエッチングマスク29で保護される(図4
(l))。
【0050】続いて、不要な上記反転マスク層24とエ
ッチングマスク層29の二酸化ケイ素を、例えば、バッ
ファフッ酸を用いて除去すると、半導体基板21に位相
シフト型回折格子31を得ることができる(図4
(m))。
ッチングマスク層29の二酸化ケイ素を、例えば、バッ
ファフッ酸を用いて除去すると、半導体基板21に位相
シフト型回折格子31を得ることができる(図4
(m))。
【0051】比較例として、第2実施例において、二酸
化ケイ素の代わりに金属クロムを用い、電子ビーム蒸着
法によりマスクを形成する際のエミッション電流を95
mAとし、また、マスクの除去にバッファフッ酸を用い
る代わりに、燐酸、塩酸、水の1:1:1(容量比)混
合物と金属亜鉛板を組み合わせたものを用いる以外は第
2実施例と同様にして回折格子を作成した。得られた回
折格子では安定したレーザが発振しなかった。
化ケイ素の代わりに金属クロムを用い、電子ビーム蒸着
法によりマスクを形成する際のエミッション電流を95
mAとし、また、マスクの除去にバッファフッ酸を用い
る代わりに、燐酸、塩酸、水の1:1:1(容量比)混
合物と金属亜鉛板を組み合わせたものを用いる以外は第
2実施例と同様にして回折格子を作成した。得られた回
折格子では安定したレーザが発振しなかった。
【0052】上記第2実施例によれば、回折格子作成プ
ロセスにおける従来のマスク方法に比べ、(1)マスク
材の除去工程の時間が短縮される、(2)マスク材が残
存しないためエピタキシャル成長が容易になり、かつエ
ピタキシャル成長後段差が生じない、等の効果がもたら
される。またその結果として、上記デバイスの品質及び
歩留まりが向上する。
ロセスにおける従来のマスク方法に比べ、(1)マスク
材の除去工程の時間が短縮される、(2)マスク材が残
存しないためエピタキシャル成長が容易になり、かつエ
ピタキシャル成長後段差が生じない、等の効果がもたら
される。またその結果として、上記デバイスの品質及び
歩留まりが向上する。
【0053】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、前
記従来技術と比較して、位相シフト型回折格子を作成す
る上で、(1)簡単な作成方法で作成できる、(2)条
件の制御が簡単である、(3)パターン寸法精度、形状
の安定性が向上する、(4)基板のエッチングが1回で
済む、(5)遷移領域を短くできる、等の効果がもたら
される。
記従来技術と比較して、位相シフト型回折格子を作成す
る上で、(1)簡単な作成方法で作成できる、(2)条
件の制御が簡単である、(3)パターン寸法精度、形状
の安定性が向上する、(4)基板のエッチングが1回で
済む、(5)遷移領域を短くできる、等の効果がもたら
される。
【図1】本発明の第1実施例の前半の工程を説明する断
面図。
面図。
【図2】本発明の第1実施例の後半の工程を説明する断
面図。
面図。
【図3】本発明の第2実施例の前半の工程を説明する断
面図。
面図。
【図4】本発明の第2実施例の後半の工程を説明する断
面図。
面図。
【図5】従来の第1の回折格子作成方法を説明する図。
【図6】従来の第2の回折格子作成方法を説明する図。
【図7】従来の第3の回折格子作成方法を説明する図。
【図8】従来の第4の回折格子作成方法を説明する図。
【図9】従来の第5の回折格子作成方法を説明する図。
1,21 半導体基板 2,22 フォトレジスト層 3,23 フォトレジスト層の回折格子パターン 4 窒化シリコン膜 5,25 フォトレジスト層 6,26 フォトマスク 7,27 ストライプパターン 8,24 反転マスク層 9,28 半導体回折格子 10,30 周期反転した回折格子 11,31 位相シフト型回折格子 29 エッチングマスク層
Claims (15)
- 【請求項1】基板上に、最下層を、基準となる周期を有
する薄膜材料の回折格子パターン層として、順次、中間
層、最上層を形成して複数のマスク層とする工程と;中
間層、最上層にパターンを形成する工程と;露出した前
記薄膜材料上及び基板の露出部に異種材料を被覆する工
程と;前記薄膜材料を除去することにより異種材料によ
る周期の反転した回折格子パターンを得る工程と;前記
中間層を除去することにより、前記基準となる薄膜材料
の回折格子パターンを露出させる工程を含み、更に、前
記基準となる周期を有する薄膜材料の回折格子パターン
及び前記周期の反転した異種材料の回折格子パターンを
エッチングマスクとして基板をエッチングして位相シフ
ト型の回折格子を得る事を特徴とする回折格子の作成方
法。 - 【請求項2】前記異種材料による周期の反転した回折格
子パターンはエッチングにより形成される事を特徴とす
る請求項1記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項3】前記薄膜材料と異種材料の膜厚の関係は前
記薄膜材料を1とした場合、異種材料は1/2以下であ
ることを特徴とする請求項1記載の回折格子の作成方
法。 - 【請求項4】前記基準となる周期を有する薄膜材料の回
折格子パターン及び前記周期の反転した異種材料の回折
格子パターンの基板への転写を同時に行う事を特徴とす
る請求項1記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項5】前記中間層の材料は非感光性材料とし、最
上層の材料は感光性材料である事を特徴とする請求項1
記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項6】前記異種材料は金属酸化物である事を特徴
とする請求項1記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項7】基板上に、基準となる周期を有する薄膜材
料の回折格子パターンを形成し、前記回折格子パターン
の周期とは反転した周期を有する回折格子を形成する領
域の前記薄膜材料上及び前記基板の露出部に異種材料で
ある金属酸化物を被覆し、リフトオフ法により前記薄膜
材料を除去することにより、周期を反転させ前記基板に
前記異種材料で形成した周期の反転した異種材料の回折
格子パターンを得、更に、前記基準周期を有する薄膜材
料の回折格子パターン及び前記周期の反転した異種材料
の回折格子パターンをエッチングマスクとして基板をエ
ッチングして位相シフト型の回折格子を得る事を特徴と
する回折格子の作成方法。 - 【請求項8】前記リフトオフ工程における周期の反転し
た異種材料の回折格子パターンの形成と前記基準周期を
有する半導体基板の回折格子のエッチング保護膜の形成
と回折格子の基準周期領域と周期反転領域の形成を同時
に行なう事を特徴とする請求項7記載の回折格子の作成
方法。 - 【請求項9】前記回折格子の基準周期領域とこれとは反
転した周期反転領域の形成法において、マスクアライメ
ントを含まない事を特徴とする請求項7記載の回折格子
の作成方法。 - 【請求項10】前記基準となる周期を有する薄膜材料の
回折格子パターンは矩形状回折格子パターンである事を
特徴とする請求項7記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項11】回折格子を有する化合物半導体基板上に
エピタキシャル成長してなるデバイスの作成プロセスに
おいて、該回折格子をホログラフィックな方法で作成す
るに際し、金属酸化物をマスク材として用いる事を特徴
とする回折格子の作成方法。 - 【請求項12】上記金属酸化物のマスクを電子ビーム蒸
着法により形成する事を特徴とする請求項7または11
記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項13】上記金属酸化物のマスクの膜厚を2nm
から2μmの間に設定する事を特徴とする請求項7また
は11記載の回折格子の作成方法。 - 【請求項14】前記金属酸化物は二酸化ケイ素である事
を特徴とする請求項7または11記載の回折格子の作成
方法。 - 【請求項15】前記金属酸化物は二酸化チタンである事
を特徴とする請求項7または11記載の回折格子の作成
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31786592A JPH06148413A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 回折格子の作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31786592A JPH06148413A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 回折格子の作成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06148413A true JPH06148413A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18092925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31786592A Pending JPH06148413A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 回折格子の作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06148413A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6344367B1 (en) * | 1999-07-08 | 2002-02-05 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method of fabricating a diffraction grating |
| JP2002158398A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-31 | Mitsubishi Electric Corp | 分布帰還型レーザおよびその製造方法 |
| US7282455B2 (en) * | 2004-12-10 | 2007-10-16 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Method of producing a diffraction grating |
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| CN109859882A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-06-07 | 南京大学 | 一种柔性透明金属导电薄膜及其制备方法 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP31786592A patent/JPH06148413A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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