JPH06149143A - 立体写真作成方法・装置およびレーザ光出力装置 - Google Patents

立体写真作成方法・装置およびレーザ光出力装置

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Publication number
JPH06149143A
JPH06149143A JP30100292A JP30100292A JPH06149143A JP H06149143 A JPH06149143 A JP H06149143A JP 30100292 A JP30100292 A JP 30100292A JP 30100292 A JP30100292 A JP 30100292A JP H06149143 A JPH06149143 A JP H06149143A
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JP
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laser light
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transmissive display
image
display
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JP30100292A
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English (en)
Inventor
Kenji Kurono
健治 黒野
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PATOROMA RES KK
Original Assignee
PATOROMA RES KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インテグラルホログラムの立体画像を手間を
かけずに実現 【構成】 立体写真カメラ2内部には、CCDカメラ
6,8と、コントローラ22と、フィルム収納部24,
26と、液晶ディスプレイ30と、レーザ光出力装置3
2と、このレーザ光出力装置32の移動ガイド34と、
移動用駆動装置36とを備えている。液晶ディスプレイ
30の板状ガラス30bを透過する間に2本の光路は集
束して、液晶ディスプレイ30の直下に配置されている
感光フィルム28を感光させる。レーザ光出力装置32
は移動ガイド34に沿って移動することができるので、
感光フィルム28の任意の領域を連続画像で連続的に感
光させることができる。得られた感光フィルム28を現
像すれば、インテグラルホログラムが完成し、コヒーレ
ント光の照射により立体画像を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、立体写真作成方法およ
び立体写真作成装置に関するものであり、特にインテグ
ラルホログラムの分野における簡易な立体写真作成に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ホログラフィーによる立体写真は、完全
な立体視を得ることができるものから、視差のみにより
立体視が得られるものまでが存在する。これらの内で、
視差のみにより立体視が得られるものとしては、インテ
グラルホログラムが知られている。インテグラルホログ
ラムとしては、ホログラフィックステレオグラムおよび
マルチプレックスホログラムが知られている。これらの
技術は、ともに立体写真の被写体をまず多方向から通常
の写真を撮影し、ついでそのネガフィルムあるいはポジ
フィルムを用いて、ホログラフィーの手法を用いて短冊
状に感光フィルム上に焼き付けることにより、視差のみ
による立体写真を作成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
では必ず写真を撮影して、それを現像したのちに、再度
そのフィルムを用い、コヒーレント光にて写真フィルム
に焼き付けている。このように二度の手間により作成し
ているため、インテグラルホログラムの撮像対象の広さ
にも関わらず、普及していないのが現状である。
【0004】本発明は、これを液晶ディスプレイ等の透
過型ディスプレイを利用することにより、手間をかけず
に実現しようとするものであり、さらにそのための装置
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、第1発明の立
体写真作成方法は、被写体に対して多方向から得られた
複数の画像データを用いて、透過型ディスプレイに短冊
状に方向順に並べて画像を表示し、該複数の短冊状画像
を用いてインテグラルホログラムの手法により、写真フ
ィルム上に焼き付けることを特徴とする。
【0006】第2発明の立体写真作成方法は、被写体に
対して多方向から撮像した複数の画像データを記憶し、
該画像データを用いて、透過型ディスプレイに短冊状に
方向順に並べて画像を表示し、コヒーレント光発光装置
からのコヒーレント光を上記短冊状の画像各々を透過さ
せて、上記透過型ディスプレイに対向させて配置した写
真フィルム上に照射し、同時に前記コヒーレント光発光
装置からの参照光を写真フィルム上に照射することを特
徴とする。
【0007】第3発明の立体写真作成装置は、撮像手段
と、該撮像手段から得られた画像データを記憶する記憶
手段と、該記憶された画像データを表示可能な透過型デ
ィスプレイと、感光フィルムを感光位置に配置する配置
手段と、上記透過型ディスプレイを透過してレーザ光を
上記配置手段上に照射するとともに、上記透過型ディス
プレイを透過させずに迂回させてレーザ光を配置手段上
に照射するレーザ光照射手段と、上記透過型ディスプレ
イ上への、上記レーザ光照射手段からのレーザ光の照射
領域を移動可能な照射位置移動手段と、上記記憶手段の
複数の画像データを上記透過型ディスプレイ上に短冊状
に表示するとともに、上記照射位置移動手段により上記
レーザ光照射手段からのレーザ光を各短冊状画像に順次
照射させる露光制御手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】第4発明の立体写真作成装置は、撮像手段
と、該撮像手段から得られた画像データを記憶する記憶
手段と、該記憶された画像データを表示可能な短冊状の
透過型ディスプレイと、感光フィルムを感光位置に配置
する配置手段と、上記透過型ディスプレイを透過してレ
ーザ光を上記配置手段上に照射するとともに、上記透過
型ディスプレイを透過させずに迂回させてレーザ光を上
記配置手段上に照射するレーザ光照射手段と、上記配置
手段上にて感光フィルムを移動可能なフィルム移動手段
と、上記記憶手段の複数の画像データを上記透過型ディ
スプレイ上に順次表示するとともに、上記フィルム移動
手段により上記感光フィルムを移動させることにより上
記レーザ光照射手段からのレーザ光による照射領域を各
画像毎に順次移動させる露光制御手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0009】第5発明のレーザ光出力装置は、レーザ光
照射手段と、該レーザ光照射手段から照射されるレーザ
光を二つの光路に分けるハーフミラーと、上記光路の一
方に配置され、画像を表示可能な透過型ディスプレイ
と、上記光路の他方に配置され、該光路のレーザ光を反
射することにより上記透過型ディスプレイを透過してき
た画像光の光路上に、反射したレーザ光を交差させる反
射板と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
【作用】第1,2発明は、画像データを液晶ディスプレ
イに表示させることにより、面倒なフィルム現像に伴う
処理の内、最初の処理を無くして、直ちにコヒーレント
光を用いたインテグラルホログラムの作成を実行するこ
とが可能となる。
【0011】また、第3,4発明は、特に撮像手段と透
過型ディスプレイとの組み合わせにより、簡単に複数の
画像データが得られ、直ちにホログラムの作成に移るこ
とができる。第5発明は、フィルムの代わりに透過型デ
ィスプレイを用いているためホログラムの作成を簡単に
実施することができる。
【0012】
【実施例】第1発明の一実施例としての立体写真カメラ
2を図1乃至図3に示す。図1は立体写真カメラ2の前
面2a側からの斜視図を表している。全体は偏平な直方
体状であり、その前面2aには突出部4が設けられてい
る。突出部4には両端に2個のCCDカメラのレンズ6
a,8aが突出している。また上面2bにはシャッタボ
タン10が設けられてる。
【0013】図2は裏面2c側からの斜視図を表してい
る。図3は、上方から見た内部構成を示す概略説明図を
表している。裏面2cには接眼部12が設けられ、接眼
部12にはレンズ14,16が設けられている。このレ
ンズ14,16により、接眼部12の内部に設けられて
いる液晶ディスプレイ18,20を肉眼で観察できる。
また裏面2c側にはスライドスイッチ21が設けられ、
このスライドスイッチ21により、この立体写真カメラ
2を所望の動作モードに設定することを可能にしてい
る。
【0014】立体写真カメラ2内部には、CCDカメラ
6,8と、コントローラ22と、フィルム収納部24,
26と、液晶ディスプレイ30と、レーザ光出力装置3
2と、このレーザ光出力装置32の移動ガイド34と、
移動用駆動装置36と、を備えている。
【0015】コントローラ22は、マイクロコンピュー
タとして構成され、CPU、ROM、RAM、I/O等
から構成されて、立体写真カメラ2の各種構成を制御し
ている。フィルム収納部24,26は、左右端部に配置
され、撮影に際して左側のフィルム収納部24から右側
のフィルム収納部26へ感光フィルム28を移動させ
る。液晶ディスプレイ30は、フィルム収納部24,2
6の間に、感光フィルム28に接触した状態あるいは少
し離れた状態で配置されている。レーザ光出力装置32
は画像光および参照光の光源となる。このレーザ光出力
装置32は、移動用駆動装置36によって移動ガイド3
4上を移動されることにより、液晶ディスプレイ30に
並行に移動可能である。CCDカメラ6,8は、外部の
景色を電気信号の画像データとして、コントローラ22
に出力している。
【0016】レーザ光出力装置32の詳細説明図を図4
に示す。レーザ光出力装置32はレーザ光出力部42、
ハーフミラー44および全反射ミラー46とが備えられ
ている。レーザ光出力部42から発射されたレーザ光は
ハーフミラー44により2本の光路に分かれ、一方は液
晶ディスプレイ30の上面の一部の領域Anを直接照射
し、他方は更に全反射ミラーで反射されて領域Anとは
隣接する領域An+1を照射する。
【0017】液晶ディスプレイ30の上部には液晶表示
部30aが設けられ、下部は透明な板状ガラス30bが
設けられている。この板状ガラス30bを透過する間に
2本の光路は集束して、液晶ディスプレイ30の直下に
配置されている感光フィルム28の同一領域Fnを感光
させる。レーザ光出力装置32の全体は移動ガイド34
に沿って移動することができるので、感光フィルム28
の領域間を移動する毎にレーザ光が出力されれば、感光
フィルム28の任意の領域を連続的に感光させることが
できる。
【0018】次に、コントローラ22が実行する処理に
ついて図6に基づいて説明する。立体写真カメラ2の電
源がオンされると、まずモードがチェックされる(ステ
ップ60)。モードは図5にしめすスライドスイッチ2
1の切り替え位置により決定される。モードは撮影モー
ド、ホログラムモード、巻上モード、および巻戻モード
の4モードがあり、その4モードに対応して、スライド
スイッチ21の切り替え位置が設定してある。
【0019】スライドスイッチ21の位置に応じて、撮
影処理(ステップ70)、HG[ホログラム]処理(ス
テップ80)、巻上処理(ステップ90)、あるいは巻
戻処理(ステップ100)が実行される。まず、撮影モ
ードが設定された場合の撮影処理(ステップ70)を図
7に基づいて説明する。撮影処理(ステップ70)が開
始されると、シャッタオンか否かが判定される(ステッ
プ110)。シャッタがオフ状態で有ればそのまま処理
を終了する。
【0020】シャッタがオン状態で有れば、二つのCC
D6,8から画像データが読みとられる(ステップ12
0)。このことにより被写体に対する二つの方向からの
画像データが得られる。ただし、本実施例において、二
つの画像データを得ているのは、そのものを視差による
立体画像として得るためではない。本実施例においては
多数の画像を必要とするのであるが、その画像同士がそ
れぞれほぼ等しい視差にて得られているか否かを判断す
るために、二つのCCD6,8にて同時に二方向からの
二つの画像データを得ているのである。
【0021】従って、次の処理にて、所定分の移動が有
ったか否かをこの二つの画像データと前回撮影した二つ
の画像データとの比較により判断している(ステップ1
30)。この判断は次のようになされる。即ち、前回撮
影した二つの画像データの内、いずれに今回撮影した二
つの画像データが近いかを判定する。このことにより立
体写真カメラ2が左に移動しているか右に移動している
かを判定することができる。
【0022】もし今回撮影した左の画像が前回の画像の
内、左よりも右の画像に近く、今回撮影した右の画像が
前回の二つの画像と十分に違いが有れば、右に立体写真
カメラ2は移動していると判断でき、その逆に今回撮影
した右の画像が前回の画像の内、右よりも左の画像に近
く、今回撮影した左の画像が前回の二つの画像と十分違
いが有れば、左に立体写真カメラ2は移動していると判
断できる。このような画像の違いを判断する処理は良く
知られているので、詳細な説明は省略する。
【0023】ここで、シャッタがオン状態の立体写真カ
メラ2が右に移動しているとして説明を進める。ステッ
プ130の判断処理では、今回の左右の画像データがそ
れぞれ前回の左右の画像データとほとんど差が無けれ
ば、「NO」と判定れさて一旦処理を終了する。十分に
立体写真カメラ2が右に移動して今回の左の画像データ
が前回の右の画像データと十分に近似となれば、ステッ
プ130では「YES」と判定されて、次に左の画像デ
ータがホログラム処理(ステップ80)のためと、左右
の画像データ(ホログラム処理用に左の画像データを記
憶しているので、比較用には反対側である右の画像デー
タのみの記憶でもよい。)が比較のために記憶される
(ステップ140)。このとき右に移動していることが
判明するので、フラグで右移動していることも記憶して
おく。
【0024】本実施例では右に移動される場合、左のC
CD6が出力する画像データが記憶されるが、右のCC
D8の出力する画像データでもよい。このようにして右
へ所定量移動される毎にステップ140の実行により、
視差が少しずつ異なる複数の画像データが得られる。そ
してシャッタボタン10をオフすると、ステップ110
にて「NO」と判定されて、画像データの読み取り・記
憶の処理は終了する。
【0025】尚、シャッタボタン10をオンとして最初
に画像データを得た時は、前回の画像は存在しないの
で、比較してもステップ130にては「NO」と判定さ
れる。またシャッタボタン10をオフした時点で、最後
に比較用に記憶されている右のCCD8の画像データを
ホログラム用として用いるようにしても良い。
【0026】ここで、画像データが記憶される容量は限
られているので、所定枚数例えば20〜100枚分の画
像データが得られた時点で、撮影処理を終了する様にし
ても良い。この画像データはメモリの記憶容量を大量に
消費するので、RAMなどではなく、フロッピーディス
クやハードディスク等の記憶装置を設けて、それに記憶
させておいても良く、いかなる記憶媒体でも良い。
【0027】また、本実施例では、2台のCCD6,8
を用いたが、1台でも、画像の内の特定形状物が移動す
るのを捉えて、その移動方向から立体写真カメラ2の移
動方向を検出しても良い。次に、スライドスイッチ21
を切り替えて、モードをホログラムモードとすると、こ
のようにして得られた一連の画像データを用いたホログ
ラム処理が実行される。この処理を図8に基づいて説明
する。
【0028】ホログラム処理が開始されるとステップ2
10にて、レーザ光出力装置32を初期位置に移動させ
る。記録されているフラグから判断して、これから処理
する画像が右に移動して得られた画像であるならば、レ
ーザ光出力装置32は図3において左端の位置に移動す
る。逆に画像が左に移動して得られているならば、レー
ザ光出力装置32は図3において右端の位置に移動す
る。
【0029】次にステップ215にて、ホログラム処理
される画像データが、今までに撮影されて記憶されてい
る画像データ群の中から選択される。この選択は例えば
液晶ディスプレイ18,20に画像を順に表示し、該当
画像になった場合に、シャッタボタン10や図示しない
他の選択ダイヤルあるいはスイッチによりなされる。
【0030】次にステップ220にて、ステップ215
にて選択された画像データ群の内から所定の画像データ
の指定がなされる。指定は撮影された順番に指定され
る。この例では、左から右へ移動して撮影した画像であ
るので、左側の画像から順に指定されることになる。
【0031】次にステップ230にて、液晶ディスプレ
イ30の内の表示領域が指定され、そこに指定された画
像が表示される。次にステップ240にて、感光フィル
ム28の所定領域が露光される。この場合、図3に示す
感光フィルム28の左側の領域がまず露光される。この
とき既にレーザ光出力装置32は左端に移動しているが
その位置の液晶ディスプレイ30の液晶表示部30aが
ステップ230にて指定された表示領域の画像を表示す
る。
【0032】このことにより、感光フィルム28に対し
て図4に示すように露光がなされ、画像光と参照光とに
より干渉した光が液晶ディスプレイ30に照射される。
次にステップ250で選択された画像データがまだ存在
するか否かが判定される。データが存在していれば、ス
テップ230の処理に戻る。ステップ230では、上記
画像データの内の次の表示領域が指定される。この例で
は、右に移動して撮影した画像であるので、左側から二
番目の画像が指定されることになる。
【0033】そしてステップ240では、レーザ光出力
装置32を右に位置領域分移動させ、更に液晶ディスプ
レイ30の画像表示もレーザ光出力装置32の移動に対
応させて、右へ一つ移動させる。こうして、前回の露光
領域に隣接して今回の画像による干渉光の露光がなされ
る。
【0034】このようにしてステップ220〜ステップ
250の処理を繰り返す。例えば画像データがm個の画
像からなるとすると、感光フィルム28上の短冊状の領
域F1・・・Fn・・・Fmに露光が各画像毎になされ
る。短冊状の各画像はCCDカメラ6で撮影した各画像
を横方向を圧縮して短冊状に表現したものである。これ
は液晶表示部30aの各表示領域を横方向の画素密度を
縦方向よりも何倍も高くすることにより横方向を圧縮し
た画像を用いてホログラム処理が可能となる。
【0035】こうして露光処理が終了すると、ステップ
260にて巻上処理がなされて、感光フィルム28の未
露光部分が液晶ディスプレイ30に沿って配置される。
巻上処理は図示しない巻上駆動装置により行われる。こ
うして次の画像データの露光準備が行われる。
【0036】このようにして感光フィルム28が全て露
光されれば、感光フィルム28の終端を検出する機構
(図示せず)により判断されて、自動的に巻戻される。
尚、スライドスイッチ21により任意な時期に巻上、巻
戻処理をすることは可能である。
【0037】こうして得られた感光フィルム28を現像
すれば、インテグラルホログラムが完成し、コヒーレン
ト光の照射により立体画像を表示することができる。次
に図9に第2実施例の立体写真カメラ302の概略断面
図を示す。立体写真カメラ302は全体は偏平な直方体
状であり、その前面302aには突出部304が設けら
れている。突出部304には1個のCCDカメラ306
のレンズ306aが突出している。また図示しない上面
にはシャッタボタン310が設けられてる。
【0038】図示しない裏面には接眼部312a,31
2bが設けられている。接眼部312a,312bには
レンズ314,316が設けられ、接眼部312a,3
12b内部の液晶ディスプレイ318,320を肉眼で
観察できるようにされている。またスライドスイッチ3
21が設けられ、このスライドスイッチ321により、
立体写真カメラ302の動作モードを設定可能にしてい
る。立体写真カメラ302内部にはコントローラ322
と、フィルム収納部324,326と、露光板330
と、レーザ光出力装置332とを備えている。
【0039】コントローラ322は、マイクロコンピュ
ータとして構成され、CPU、ROM、RAM、I/O
等から構成されて、立体写真カメラ302の各種構成を
制御している。フィルム収納部324,326は、左右
端部に配置され、撮影およびホログラム処理に際して左
側のフィルム収納部324から右側のフィルム収納部3
26へ感光フィルム328を移動させる。露光板330
は、フィルム収納部324,326の間に、感光フィル
ム328に接触した状態あるいは少し間隔をおいて配置
されている。この露光板330の内、レーザ光出力装置
332に対応する部分には、短冊状の露光用開口部33
0aが設けられている。レーザ光出力装置332は所定
の位置に固定され、画像光および参照光の光源となる。
CCDカメラ306は、外部の景色を電気信号の画像デ
ータとして、コントローラ322に出力している。
【0040】レーザ光出力装置332の詳細を図10に
示す。レーザ光出力装置332はレーザ光出力部34
2、ハーフミラー344および全反射ミラー346と、
液晶ディスプレイ348が備えられている。レーザ光出
力部342から発射されたレーザ光はハーフミラー34
4により2本の光路に分かれ、一方は液晶ディスプレイ
348を直接照射して透過し、露光用開口部330a内
に露出している感光フィルム328を照射する。レーザ
光出力部342から発射されたレーザ光の他方は更に全
反射ミラー346で反射されて、異なる方角から露光用
開口部330a内に露出している感光フィルム328を
照射する。
【0041】感光フィルム328はレーザ光出力装置3
32による露光の間、図示しない巻戻あるいは巻上機構
により移動することができる。従って、この移動により
感光フィルム328の任意の領域を感光させることがで
きる。次に、コントローラ322が実行する処理につい
て図11の撮影処理及び図12のホログラム処理に基づ
いて説明する。尚、モード選択処理は図6の処理と同一
なので説明は省略する。
【0042】撮影処理が選択されると、シャッタボタン
310がオンか否かが判定される(ステップ410)。
シャッタがオフ状態で有ればそのまま処理を終了する。
シャッタがオン状態で有れば、二つのCCD306から
画像データが読みとられる(ステップ420)。このこ
とにより被写体に対し一つの方向からの画像データが得
られる。
【0043】次の処理にて、所定分の移動が有ったか否
かを今回撮影した画像データと前回撮影した二つの画像
データとの比較により判断している(ステップ43
0)。勿論、最初の画像データ撮影時にはこの比較はな
されず「NO」と判定され、2回目以降の撮影時に比較
されることになる。その比較の結果により画像のずれ量
が不足で有れば「NO」と判定され、十分で有れば「Y
ES」と判定される。
【0044】次に2回目の画像データを得たタイミング
か否かが判定される(ステップ440)。2回目の画像
データが得られた場合、最初の画像データとの間のずれ
方向から立体写真カメラ302が右か左かいずれの方向
に移動したかを判断し、その結果を方向を示すフラグに
設定している(ステップ450)。
【0045】次に画像データがホログラム処理のために
記憶される(ステップ460)。このようにして左また
は右へ所定量移動される毎にステップ460の実行によ
り、視差が少しずつ異なる複数の画像データが得られ
る。そしてシャッタボタン310をオフすると、ステッ
プ410にて「NO」と判定されて、画像データの読み
取り・記憶の処理は終了する。
【0046】ここで、画像データが記憶される容量は限
られているので、所定枚数例えば20〜100枚分の画
像データが得られた時点で、撮影処理を終了する様にし
ても良い。この画像データはメモリの記憶容量を大量に
消費するので、RAMなどではなく、フロッピーディス
クやハードディスク等の記憶装置を設けて、それに記憶
させておいても良く、いかなる記憶媒体でも良い。
【0047】また、本実施例では、1台のCCD306
を用いたが、前実施例のごとく2台で実施しても良い。
次に、スライドスイッチ321を切り替えて、モードを
ホログラムモードとすると、このようにして得られた一
連の画像データを用いたホログラム処理が実行される。
この処理を図12に基づいて説明する。
【0048】ホログラム処理が開始されるとステップ5
10にて、レーザ光出力装置332を初期位置に移動さ
せる。記録されているフラグから判断して、これから処
理する画像が右に移動して得られた画像であるならば、
レーザ光出力装置332は図9において左端の位置に移
動する。逆に画像が左に移動して得られているならば、
レーザ光出力装置332は図9において右端の位置に移
動する。
【0049】次にステップ515にて、ホログラム処理
される画像データが、今までに撮影されて記憶されてい
る画像データ群の中から選択される。この選択は例えば
液晶ディスプレイ318,320に画像を順に表示し、
該当画像になった場合に、シャッタボタン310や図示
しない他の選択ダイヤルあるいはスイッチによりなされ
る。
【0050】次にステップ520にて、ステップ515
にて選択された画像データ群の内から所定の画像データ
の指定がなされる。指定は撮影された順番に指定され
る。この例では、左から右へ移動して撮影した画像であ
るので、左側の画像から順に指定されることになる。
【0051】次にステップ530にて、レーザ光出力装
置332の液晶ディスプレイ348に指定された画像が
表示される。次にステップ540にて、レーザ光出力部
342からレーザ光を照射することにより、図10に示
すごとく、感光フィルム328の所定領域に液晶ディス
プレイ348からの画像光と全反射ミラー346からの
参照光とが干渉状態で照射される。
【0052】次に選択された画像データ群の内まだ露光
処理していない画像データがいまだ存在するか否かが判
定される(ステップ550)。データが存在していれ
ば、感光フィルム328を一露光単位移動させて(ステ
ップ560)、ステップ530の処理に戻る。ステップ
530では、上記画像データの内の次の画像データが指
定される。この例では、右に移動して撮影した画像であ
るので、左側から二番目の画像が指定されることにな
る。こうして、感光フィルム328上の前回の露光領域
に隣接した領域に今回の画像による干渉光の露光がなさ
れる。
【0053】このようにステップ520〜ステップ56
0の処理を繰り返す。例えば画像データがm個の画像か
らなるとすると、感光フィルム328上の短冊状の領域
F1・・・Fn・・・Fmに露光が各画像毎になされる。
短冊状の各画像はCCDカメラ306で撮影した各画像
を横方向を圧縮して短冊状に表現したものである。これ
は液晶ディスプレイ348の横方向の画素密度を縦方向
よりも何倍も高くすることにより横方向を圧縮した画像
を用いることにより可能となる。
【0054】このようにして感光フィルム328が全て
露光されれば、感光フィルム328の終端を検出する機
構(図示せず)により判断されて、自動的に巻戻され
る。尚、スライドスイッチ321により任意な時期に巻
上、巻戻処理をすることは可能である。
【0055】こうして得られた感光フィルム328を現
像すれば、インテグラルホログラムが完成し、コヒーレ
ント光の照射により立体画像を表示することができる。
上記実施例のレーザ光出力装置32,332において
は、その光路には光を拡散あるいは収束する光学装置が
適宜配置される。またレンズ6a8a306aの焦点距
離も図示しない調節装置により適宜調節される。その他
必要に応じて周知の各種の装置が付加される。
【0056】また各立体写真カメラ2,302は、直接
外部の景色を撮影対象とするばかりでなく、映画フィル
ム等の連続写真を撮影対象として、その映画の場面を動
的な立体画像とすることもできる。勿論、直接外部の景
色であっても、その中に活動しているものがあれば動的
な立体画像となる。
【0057】本発明は上記各実施例に限られることな
く、その要旨を変更しない限り、他の種々の態様で実施
することが可能である。
【0058】
【発明の効果】第1,2発明は、画像データを透過型デ
ィスプレイに表示させることにより、面倒なフィルム現
像に伴う処理の内、最初の処理を無くして、直ちにコヒ
ーレント光を用いたインテグラルホログラムの作成を実
行することが可能となる。
【0059】また、第3,4発明は、特に撮像手段と透
過型ディスプレイとの組み合わせにより、簡単に複数の
画像データが得られ、直ちにホログラムの作成に移るこ
とができる。第5発明は、フィルムの代わりに透過型デ
ィスプレイを用いているためホログラムの作成を簡単に
実施することができる。
【0060】このように本発明は、透過型ディスプレイ
を利用することにより、手間をかけずにインテグラルホ
ログラムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の概略斜視図である。
【図2】 その裏面側からみた概略斜視図である。
【図3】 その概略構造図である。
【図4】 そのレーザ光出力装置の概略構造図である。
【図5】 そのスライドスイッチの構成図である。
【図6】 そのコントローラが実行するメインルーチン
処理のフローチャートである。
【図7】 同じく撮影処理のフローチャートである。
【図8】 同じくホログラム処理のフローチャートであ
る。
【図9】 第2実施例の概略斜視図である。
【図10】 そのレーザ光出力装置の概略構造図であ
る。
【図11】 そのコントローラが実行する撮影処理のフ
ローチャートである。
【図12】 同じくホログラム処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
2・・・立体写真カメラ 6・・・CCD
カメラ 10・・・シャッタボタン 18・・・液晶デ
ィスプレイ 21・・・スライドスイッチ 22・・・コント
ローラ 28・・・感光フィルム 30・・・液晶デ
ィスプレイ 30a・・・液晶表示部 30b・・・板状
ガラス 32・・・レーザ光出力装置 34・・・移動ガ
イド 36・・・移動用駆動装置 42・・・レーザ
光出力部 44・・・ハーフミラー 46・・・全反射
ミラー 302・・・立体写真カメラ 306・・・CCD
カメラ 310・・・シャッタボタン 318・・・液晶デ
ィスプレイ 321・・・スライドスイッチ 322・・・コント
ローラ 328・・・感光フィルム 330・・・露光板 330a・・・露光用開口部 332・・・レーザ
光出力装置 342・・・レーザ光出力部 344・・・ハーフ
ミラー 346・・・全反射ミラー 348・・・液晶デ
ィスプレイ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に対して多方向から得られた複数
    の画像データを用いて、透過型ディスプレイに短冊状に
    方向順に並べて画像を表示し、 該複数の短冊状画像を用いてインテグラルホログラムの
    手法により、写真フィルム上に焼き付けることを特徴と
    する立体写真作成方法。
  2. 【請求項2】 被写体に対して多方向から撮像した複数
    の画像データを記憶し、 該画像データを用いて、透過型ディスプレイに短冊状に
    方向順に並べて画像を表示し、 コヒーレント光発光装置からのコヒーレント光を上記短
    冊状の画像各々を透過させて、上記透過型ディスプレイ
    に対向させて配置した写真フィルム上に照射し、同時に
    前記コヒーレント光発光装置からの参照光を写真フィル
    ム上に照射することを特徴とする立体写真作成方法。
  3. 【請求項3】 被写体に対して多方向から撮像した複数
    の画像データを記憶し、 該画像データを用いて、短冊状の透過型ディスプレイに
    方向順に順次画像を表示し、 コヒーレント光発光装置からのコヒーレント光を上記短
    冊状の透過型ディスプレイを透過させて、該透過型ディ
    スプレイに対向させて配置した写真フィルム上に照射
    し、同時に前記コヒーレント光発光装置からの参照光を
    写真フィルム上に照射することを特徴とする立体写真作
    成方法。
  4. 【請求項4】 透過型ディスプレイが液晶ディスプレイ
    である請求項1〜3のいずれか記載の立体写真作成方
    法。
  5. 【請求項5】 撮像手段と、 該撮像手段から得られた画像データを記憶する記憶手段
    と、 該記憶された画像データを表示可能な透過型ディスプレ
    イと、 感光フィルムを感光位置に配置する配置手段と、 上記透過型ディスプレイを透過してレーザ光を上記配置
    手段上に照射するとともに、上記透過型ディスプレイを
    透過させずに迂回させてレーザ光を配置手段上に照射す
    るレーザ光照射手段と、 上記透過型ディスプレイ上への、上記レーザ光照射手段
    からのレーザ光の照射領域を移動可能な照射位置移動手
    段と、 上記記憶手段の複数の画像データを上記透過型ディスプ
    レイ上に短冊状に表示するとともに、上記照射位置移動
    手段により上記レーザ光照射手段からのレーザ光を各短
    冊状画像に順次照射させる露光制御手段と、 を備えたことを特徴とする立体写真作成装置。
  6. 【請求項6】 撮像手段と、 該撮像手段から得られた画像データを記憶する記憶手段
    と、 該記憶された画像データを表示可能な短冊状の透過型デ
    ィスプレイと、 感光フィルムを感光位置に配置する配置手段と、 上記透過型ディスプレイを透過してレーザ光を上記配置
    手段上に照射するとともに、上記透過型ディスプレイを
    透過させずに迂回させてレーザ光を上記配置手段上に照
    射するレーザ光照射手段と、 上記配置手段上にて感光フィルムを移動可能なフィルム
    移動手段と、 上記記憶手段の複数の画像データを上記透過型ディスプ
    レイ上に順次表示するとともに、上記フィルム移動手段
    により上記感光フィルムを移動させることにより上記レ
    ーザ光照射手段からのレーザ光による照射領域を各画像
    毎に順次移動させる露光制御手段と、 を備えたことを特徴とする立体写真作成装置。
  7. 【請求項7】 透過型ディスプレイが液晶ディスプレイ
    である請求項5または6記載のレーザ光出力装置。
  8. 【請求項8】 レーザ光照射手段と、 該レーザ光照射手段から照射されるレーザ光を二つの光
    路に分けるハーフミラーと、 上記光路の一方に配置され、画像を表示可能な透過型デ
    ィスプレイと、 上記光路の他方に配置され、該光路のレーザ光を反射す
    ることにより上記透過型ディスプレイを透過してきた画
    像光の光路上に、反射したレーザ光を交差させる反射板
    と、 を備えたことを特徴とするレーザ光出力装置。
  9. 【請求項9】 レーザ光照射手段、ハーフミラー、透過
    型ディスプレイ、および反射板が一体化されていること
    を特徴とする請求項6記載のレーザ光出力装置。
  10. 【請求項10】 透過型ディスプレイが液晶ディスプレ
    イである請求項8または9記載のレーザ光出力装置。
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