JPH0615030Y2 - 発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツ - Google Patents
発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツInfo
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- JPH0615030Y2 JPH0615030Y2 JP3302189U JP3302189U JPH0615030Y2 JP H0615030 Y2 JPH0615030 Y2 JP H0615030Y2 JP 3302189 U JP3302189 U JP 3302189U JP 3302189 U JP3302189 U JP 3302189U JP H0615030 Y2 JPH0615030 Y2 JP H0615030Y2
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
本考案は、発泡溶融樹脂の付着による目詰りを防止でき
るように改良した発泡成形用金型の蒸気透過用コアベン
ツに関する。
るように改良した発泡成形用金型の蒸気透過用コアベン
ツに関する。
熱可塑性予備発泡樹脂粒子(以下、単に発泡粒子とい
う)を金型のキャビティ内に充填し、蒸気を加熱媒体と
して発泡粒子を加熱発泡させ、発泡粒子同士を互いに熱
融着して発泡成形品を製造できるようにした金型装置の
雌雄両金型の型壁には、例えば実開昭56−16561
2号公報や実公昭58−48112号公報に開示されて
いるように多数の蒸気孔(一般にはコアベンツと呼ばれ
ている)が装着されている。そして、この蒸気孔はアル
ミニウム製である筒状体の一端閉塞面部に多数のスリッ
ト乃至は小孔を設けて構成されている。
う)を金型のキャビティ内に充填し、蒸気を加熱媒体と
して発泡粒子を加熱発泡させ、発泡粒子同士を互いに熱
融着して発泡成形品を製造できるようにした金型装置の
雌雄両金型の型壁には、例えば実開昭56−16561
2号公報や実公昭58−48112号公報に開示されて
いるように多数の蒸気孔(一般にはコアベンツと呼ばれ
ている)が装着されている。そして、この蒸気孔はアル
ミニウム製である筒状体の一端閉塞面部に多数のスリッ
ト乃至は小孔を設けて構成されている。
発泡成形品の素材がポリスチレンや架橋ポリエチレンに
より形成された発泡粒子の場合は成形時の温度変化によ
る溶融粘弾性の変化が小さいので、蒸気孔に目詰りの発
生することは少ないが、上記素材が架橋されていないポ
リプロピレンやポリエチレンのように結晶性の発泡粒子
であると(特開昭58−25334号公報、特開昭62
−212131号公報を参照)、該発泡粒子の温度が樹
脂の融点を超えた場合には溶融粘弾性が大きく低下し、
発泡圧や圧縮充填に対する復元力によって溶融樹脂が蒸
気孔を形成しているスリットや小孔に侵入する。これが
原因で、金型から成形品を離型する際にスリットや小孔
に侵入した樹脂が成形品よりち切れ、蒸気孔側に樹脂が
残存して目詰りが発生することになる(通常は500〜
600回の成形作業で目詰りを生じ始める)。 目詰りが発生した場合には成形作業を中止し、コアベン
ツを目詰りのないものと取替える必要があるが、金型に
装着されているコアベンツの個数は多く、その取替え作
業にはかなりの時間と労力が必要である。したがって、
成形作業の中止により生産性の低下を招くという問題が
あった。 そこで、本考案の目的は特に小孔タイプのコアベンツに
適用して有効であり、溶融樹脂に対する摩擦係数を低く
して目詰りの発生を防止し、かつ離型性を向上できるよ
うに改良した発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツを
提供することにある。
より形成された発泡粒子の場合は成形時の温度変化によ
る溶融粘弾性の変化が小さいので、蒸気孔に目詰りの発
生することは少ないが、上記素材が架橋されていないポ
リプロピレンやポリエチレンのように結晶性の発泡粒子
であると(特開昭58−25334号公報、特開昭62
−212131号公報を参照)、該発泡粒子の温度が樹
脂の融点を超えた場合には溶融粘弾性が大きく低下し、
発泡圧や圧縮充填に対する復元力によって溶融樹脂が蒸
気孔を形成しているスリットや小孔に侵入する。これが
原因で、金型から成形品を離型する際にスリットや小孔
に侵入した樹脂が成形品よりち切れ、蒸気孔側に樹脂が
残存して目詰りが発生することになる(通常は500〜
600回の成形作業で目詰りを生じ始める)。 目詰りが発生した場合には成形作業を中止し、コアベン
ツを目詰りのないものと取替える必要があるが、金型に
装着されているコアベンツの個数は多く、その取替え作
業にはかなりの時間と労力が必要である。したがって、
成形作業の中止により生産性の低下を招くという問題が
あった。 そこで、本考案の目的は特に小孔タイプのコアベンツに
適用して有効であり、溶融樹脂に対する摩擦係数を低く
して目詰りの発生を防止し、かつ離型性を向上できるよ
うに改良した発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツを
提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の特徴とする発泡成
形用金型のコアベンツは一端閉塞面部に多数の小孔が穿
設されているアルミニウム製の筒状体を基材とするコア
ベンツであって、上記小孔を含めて筒状体の表面にこれ
らと一体に形成された酸化アルミニウムの中間層を、更
にこの中間層にフッ化炭化水素重合体を吸着結合して形
成した表面層を順次設けて成るものである。
形用金型のコアベンツは一端閉塞面部に多数の小孔が穿
設されているアルミニウム製の筒状体を基材とするコア
ベンツであって、上記小孔を含めて筒状体の表面にこれ
らと一体に形成された酸化アルミニウムの中間層を、更
にこの中間層にフッ化炭化水素重合体を吸着結合して形
成した表面層を順次設けて成るものである。
小孔を含めて筒状体の表面層は中間層に吸着結合したフ
ッ化炭化水素重合体により形成されているので、溶融樹
脂の付着を防止して目詰りの発生する不具合を解消でき
る。
ッ化炭化水素重合体により形成されているので、溶融樹
脂の付着を防止して目詰りの発生する不具合を解消でき
る。
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しながら説明
する。 1はコアベンツの基材であるアルミニウム製の筒状体で
あって、その一端閉塞面部2aには多数の上記透過用の
小孔3が穿設されていると共に、他端面部2b側は開口
している。そして、小孔3の孔壁面を含めて筒状体1の
表面にこれと一体に形成された酸化アルミニウの中間層
4を、更にこの中間層4にフッ化炭化水素重合体を吸着
結合して形成した表面層5を順次設けてコアベンツを構
成する。 なお、表面層5は、第2図に示すようにフッ化炭化水素
重合体が中間層4の間隙や気孔に侵入した状態の皮膜と
して形成されるもので、この皮膜を形成する方法につい
ては、特公昭52−39059号公報に開示されている
ようにアルミニウムの表面を無機の強酸で腐食(etchin
g)して表面に小孔や凹所を形成し、その上にフッ素炭素
樹脂を塗布して焼結する方法や、アルミニウム素材を、
約−3.9〜4.4℃の低温に保持した約112〜13
5g/の濃度の硫酸水溶液中において、空気を通して
攪拌しながら電圧を約24〜90ボルト、電流密度を約
25〜60アンペア/Ft2の間徐々に上げながら陽極酸
化して該基材表面に該基材と一体に不規則な粗大結晶粒
子から成る多孔質吸着性の酸化アルミニウムの層を形成
し、該酸化アルミニウムの層に粒子サイズ2μ以下のフ
ッ化炭化水素重合体の水性分散液を含浸せしめ、乾燥し
てフッ化炭化水素重合体皮膜を形成する方法が知られて
いる。 次に、コアベンツが装着されている金型による型内発泡
体の製造例を説明し、その後で本考案に係る蒸気孔と比
較例との目詰り状態を比較する。 嵩密度が28g/のエチレン・プロピレン共重合体で
ある発泡粒子を用いて、特開昭62−198444号公
報の実施例1に示されている方法(圧縮充填、型内加熱
粒子融着法)により成形を行なった。また、金型として
は幅300mm、長さ300mm、高さ50mmの成形品を製
造できる内容積が4.5の金型を用いた。そして、こ
の成形機の金型には本考案に係るコアベンツ(本考案
品)、本考案と同様な表面層5を備えているスリットタ
イプのコアベンツ(比較例I)、表面層5を備えていな
い通常アルミニウム製の小孔タイプのコアベンツ(比較
例II)、表面層5を備えていない通常のアルミニウム製
のスリットタイプのこあべんつ(比較例III)をそれぞ
れ装着して型内発泡体の成形作業を行ない、その成形工
程を1ショットとして、上記各コアベンツがポリプロピ
レン系樹脂により目詰りを起し蒸気加熱が不十分となる
ショット回数を調べた。その結果は次の表に示す通りで
ある。 なお、小孔の径は0.5mmφ、スリットの幅は0.5mm
である。
する。 1はコアベンツの基材であるアルミニウム製の筒状体で
あって、その一端閉塞面部2aには多数の上記透過用の
小孔3が穿設されていると共に、他端面部2b側は開口
している。そして、小孔3の孔壁面を含めて筒状体1の
表面にこれと一体に形成された酸化アルミニウの中間層
4を、更にこの中間層4にフッ化炭化水素重合体を吸着
結合して形成した表面層5を順次設けてコアベンツを構
成する。 なお、表面層5は、第2図に示すようにフッ化炭化水素
重合体が中間層4の間隙や気孔に侵入した状態の皮膜と
して形成されるもので、この皮膜を形成する方法につい
ては、特公昭52−39059号公報に開示されている
ようにアルミニウムの表面を無機の強酸で腐食(etchin
g)して表面に小孔や凹所を形成し、その上にフッ素炭素
樹脂を塗布して焼結する方法や、アルミニウム素材を、
約−3.9〜4.4℃の低温に保持した約112〜13
5g/の濃度の硫酸水溶液中において、空気を通して
攪拌しながら電圧を約24〜90ボルト、電流密度を約
25〜60アンペア/Ft2の間徐々に上げながら陽極酸
化して該基材表面に該基材と一体に不規則な粗大結晶粒
子から成る多孔質吸着性の酸化アルミニウムの層を形成
し、該酸化アルミニウムの層に粒子サイズ2μ以下のフ
ッ化炭化水素重合体の水性分散液を含浸せしめ、乾燥し
てフッ化炭化水素重合体皮膜を形成する方法が知られて
いる。 次に、コアベンツが装着されている金型による型内発泡
体の製造例を説明し、その後で本考案に係る蒸気孔と比
較例との目詰り状態を比較する。 嵩密度が28g/のエチレン・プロピレン共重合体で
ある発泡粒子を用いて、特開昭62−198444号公
報の実施例1に示されている方法(圧縮充填、型内加熱
粒子融着法)により成形を行なった。また、金型として
は幅300mm、長さ300mm、高さ50mmの成形品を製
造できる内容積が4.5の金型を用いた。そして、こ
の成形機の金型には本考案に係るコアベンツ(本考案
品)、本考案と同様な表面層5を備えているスリットタ
イプのコアベンツ(比較例I)、表面層5を備えていな
い通常アルミニウム製の小孔タイプのコアベンツ(比較
例II)、表面層5を備えていない通常のアルミニウム製
のスリットタイプのこあべんつ(比較例III)をそれぞ
れ装着して型内発泡体の成形作業を行ない、その成形工
程を1ショットとして、上記各コアベンツがポリプロピ
レン系樹脂により目詰りを起し蒸気加熱が不十分となる
ショット回数を調べた。その結果は次の表に示す通りで
ある。 なお、小孔の径は0.5mmφ、スリットの幅は0.5mm
である。
本考案は上記の如くであって、コアベンツの基材である
アルミニウム製の筒状体の表面に酸化アルミニウムの中
間層を設け、この中間層にフッ化炭化水素重合体を吸着
結合して形成した表面層を順次設けてあるので、この表
面層によって溶融樹脂の付着が防止され、また、コアベ
ンツの成形品に対する離型性も向上し、前掲した表で確
認できるように従来のコアベンツと比較して目詰り防止
の点で格段と優れており、耐久性に富んでいて生産性の
より向上を達成する上に極めて有効である。
アルミニウム製の筒状体の表面に酸化アルミニウムの中
間層を設け、この中間層にフッ化炭化水素重合体を吸着
結合して形成した表面層を順次設けてあるので、この表
面層によって溶融樹脂の付着が防止され、また、コアベ
ンツの成形品に対する離型性も向上し、前掲した表で確
認できるように従来のコアベンツと比較して目詰り防止
の点で格段と優れており、耐久性に富んでいて生産性の
より向上を達成する上に極めて有効である。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は側断面
図、第2図は第1図A部分の拡大断面図である。 図中、1は筒状体、2aは一端閉塞面部、3は小孔、4
は中間層、5は表面層である。
図、第2図は第1図A部分の拡大断面図である。 図中、1は筒状体、2aは一端閉塞面部、3は小孔、4
は中間層、5は表面層である。
Claims (1)
- 【請求項1】一端閉塞面部に多数の小孔が穿設されてい
るアルミニウム製の筒状体を基材とするコアベンツであ
って、上記小孔を含めて筒状体の表面にこれらと一体に
形成された酸化アルミニウムの中間層を、更にこの中間
層にフッ化炭化水素重合体を吸着結合して形成した表面
層を順次設けて成ることを特徴とする発泡成形用金型の
蒸気透過用コアベンツ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302189U JPH0615030Y2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3302189U JPH0615030Y2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02124133U JPH02124133U (ja) | 1990-10-12 |
| JPH0615030Y2 true JPH0615030Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31536355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3302189U Expired - Lifetime JPH0615030Y2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 発泡成形用金型の蒸気透過用コアベンツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615030Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5112221B2 (ja) * | 2008-08-22 | 2013-01-09 | 積水化成品工業株式会社 | 成形装置及びこの成形装置を用いた発泡成形品の製造方法 |
-
1989
- 1989-03-23 JP JP3302189U patent/JPH0615030Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02124133U (ja) | 1990-10-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |