JPH0615052B2 - 車体の色かぶり自動防止システム - Google Patents

車体の色かぶり自動防止システム

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JPH0615052B2
JPH0615052B2 JP61215681A JP21568186A JPH0615052B2 JP H0615052 B2 JPH0615052 B2 JP H0615052B2 JP 61215681 A JP61215681 A JP 61215681A JP 21568186 A JP21568186 A JP 21568186A JP H0615052 B2 JPH0615052 B2 JP H0615052B2
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武彦 奥田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車体の色かぶり自動防止システム、特に自動車
のボディー上塗り塗装工程に搬入される車両ワーク並び
を調製してボディーの色かぶりを自動的に防止する装置
に関する。
[従来の技術] 自動車工場内における車体のボディー塗装は各塗装工程
において異なった色の塗装を同一ライン上で行うことが
多く、特に近年における消費者の嗜好の多様化に伴い、
その車体の塗色の種類も著しく増加する傾向にある。
ところで、一般に塗装工程では同一のガンで塗装作業が
行われるため、濃色(例えば赤や黒)の塗装車両に連続
して淡色(例えば白)の塗装車両が投入された場合、後
車の淡色の車体の前者の塗装に用いられていた濃色の塗
料が付着して、いわゆる色かぶりが生じ、塗装不良の車
両が発生するという問題があった。特に、車体表面に美
観、色彩感を与え商品価値を向上させるための重要な工
程である上塗り塗装工程におけるこのような色かぶりの
発生は重大な欠陥となっていた。
従来、このような自動車の上塗り塗装工程での色かぶり
の防止は、上塗り工程の前工程、一般には水研ぎ工程の
作業者が該水研ぎ工程を流れる車体に設けられた色コー
ドによりその色を判断し、濃色の車両のみにピンを立
て、上塗り塗装工程の前工程に併設されたバイパスライ
ンへそのピンを目印にして投入し、その上塗りの作業者
が、上塗り塗装工程の最後尾の車両の色を見ながら、濃
色車両の直後に淡色車両が続かないように適宜バイパス
ラインにある濃色の車両を上塗り塗装工程に投入し、色
かぶりを防止していた。
しかしながら、このような従来の人為的な方法では、判
断ミスが生じ易いことに加え、前述したようなピン立
て、上塗り塗装工程への投入車両の選択など新たな作業
工数が増加してしまうという問題があった。
また作業者の不注意でバイパスライン内の車両を上塗り
塗装工程へ投入することを忘れてしまった場合など、投
入機会は失われてしまい、バイパスライン内に車両が充
満して最悪の場合にはラインがストップし、前工程の作
業が中断してしまうという問題があった。
発明の目的 本発明は上記従来に課題に鑑みなされたものであり、そ
の目的は、上塗り塗装工程の前工程における車両ワーク
の並びの調整及び上塗り塗装工程への車両ワークの投入
を自動的に行い、人手を介することなく車体の色かぶり
を防止することのできる車体の色かぶり自動防止システ
ムを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は車体の上塗り塗装工
程とその前工程との間に複数のワーク再編成ラインを設
けて車両ワークの並びを調整し前記上塗り塗装工程にお
ける車体の色かぶりを防止するシステムにおいて、 前記各工程及びラインに搬出入される車両ワークの識別
情報を検出する識別情報入力手段と、所定の条件に基づ
き前記前工程から搬出された車両ワークが搬入される再
編成ライン及び各編成ラインから上塗り塗装工程へ投入
される車両ワークを指示し、また、前記識別情報に基づ
き各再編成ライン内の車両ワーク並びデータを作成する
と共に前記各識別情報及び条件を書き込み記憶する演算
処理装置と、該演算処理装置からの指令に基づき各工程
及びラインを制御するライン制御盤と、前記各再編成ラ
インへ投入される車両ワーク種類及び色かぶりの発生す
る車両ワーク並びの条件設定を行うための条件入力装置
と、を有し、上塗り塗装工程における車体の色かぶりを
防止することを特徴とする。
[実施例] 以下図面に基づき本発明の好適な実施例を説明する。
第1図には本発明に係る車体の色かぶり自動防止システ
ムの全体構成、及び生産ラインとの関係が示されてい
る。図において、生産ライン100上の上塗り塗装工程
14とその前工程10(一般には水研ぎ工程)との間に
はメインライン及びバイパスライン13とから成る車両
ワークの再編成ラインが平行配置されており、これら各
工程及びライン上を複数種類の車両ワーク20a〜20
kが流れ、各工程10、14において所定の塗装作業が
なされる。本実施例においては再編成ライン12、13
は車両ワークの並びを調整するためのラインであり、こ
の再編成ラインにおいては実際の塗装作業は行われな
い。15,17は前記前工程10から搬出されたワーク
をバイパスライン13に搬入し、またバイパスライン1
3から上塗り塗装工程14へ搬送するためのトラバーサ
で、それぞれ駆動部16,17により駆動される。
再編成ライン12、13の車両ワーク搬入口近傍には前
工程10から搬出されたワークの識別情報を検出する識
別情報センサ22が、また、その搬出口近傍にはそれぞ
れリミットスイッチ24、26が、そして上塗り塗装工
程14の搬入口にはリミットスイッチ28が設置されて
いる。そしてこれら識別情報センサ及び各リミットスイ
ッチはその内部構成が第2図にて示される演算処理装置
30に接続されている。演算処理装置30は識別情報セ
ンサ22及び各リミットスイッチ24、26、28に対
応して設けられこれらセンサ及び各リミットスイッチか
らの信号36,38,40,42をそれぞれ取り込む入
力部48、50、52、54と、各入力部を介して取込
まれた信号を所定のプログラムに従って処理する中央処
理部60とを含む。また入力部56は各再編成ライン1
2、13に搬入されるワークの種類の指定及び上塗り塗
装工程14において色かぶりの発生するワークの並びの
条件などを入力するための条件入力装置34から入力さ
れた各条件設定信号を取り込み、中央処理部60及び記
憶部62に出力する。記憶部62において条件入力装置
34からの各種条件と前記中央処理部60にて演算処理
された各ワークの識別情報が所定のアドレスで書き込み
記憶される。演算処理装置30の出力部58からは中央
処理部60における演算結果に基づいた指令信号44が
ライン制御盤32に向けて出力され、このライン制御盤
32は該生産ライン100上の各工程及びライン、そし
て各工程とバイパスラインとを連絡しているトラバーサ
15、17の駆動部16、18を該指令信号44に従っ
て制御する。
上記演算処理装置は、マイクロコンピュータ等を用いて
容易に構成することができる。
本実施例に係る色かぶり自動防止システムは以上の構成
からなり、次にその動作を説明する。
通常、車体の塗色は濃色(例えば赤や黒)、淡色(白や
パールホワイト)、そして中間色(例えばシルバーメタ
リック,グレーなど)の3種類に分類されるが、上塗り
塗装工程における色かぶりが発生するのは前述したごと
く、濃色車両の直後に淡色の車両が連続する場合のみで
ある。換言すれば濃−淡の車両並び以外では車体の色か
ぶりは生じないことになる。従って、中間色の車両は濃
色車両、及び淡色車両の両方に対してどのような位置に
あっても色かぶりの生じる直接的原因となることはな
い。
第1図において生産ライン100上の前工程10には車
両20a〜20c、メインライン12には車両20e、
20f、バイパスライン13には車両20g〜20i、
そして上塗り塗装工程14には20j、20kの車両ワ
ークがそれぞれ流れている。そして今、ワーク20dが
前工程10から搬出されると、そのワークの識別情報す
なわち色コード(D)は識別情報センサ22により検出
され、該識別情報は識別情報信号36として演算処理装
置30に向けて出力される。演算処理装置30はその入
力部48から識別情報を取り込み、この識別情報は中央
処理部60に出力される。
この識別情報センサ22としては、このような光学的か
つ自動的に色コードを読み取る装置の他、ワークナンバ
ーを読み取った後、その色コードを生産ライン自体を制
御する親計算機から取り込む装置等も使用可能である。
演算処理回路30はその入力部48から識別情報を取り
込み、この演算情報は中央処理部60はこの情報を記憶
部62内に設定記憶されている各再編成ライン12、1
3ごとの車両ワークの指定色に照し合せ、該車両ワーク
20dの搬入すべき再編成ラインを決定指示する。すな
わち、実施例においては車両ワーク20dの識別情報す
なわち色コードはDであり、一方記憶部62内に「指定
色」の項にはメインライン12の指定色は「A、C以
外」、そしてバイパスライン13のワーク指定色は
「A、C」として設定されている。従ってワーク20d
の搬入される再編成ラインはメインライン12となり、
中央処理部60はこの指示を出力部58を介してライン
制御盤32に出力する。ライン制御盤32は中央処理部
60からの信号に基づきラインを制御して車両20dを
メイン再編成ライン12内に搬入する。
このような手順で前工程10から搬出されたワークは再
編成ライン12、13の2本のラインのいずれかに分枝
搬入されるのであるが、本実施例においてはメインライ
ン12には淡色及び中間色のワークが、そしてバイパス
ライン13には濃色ワークが搬入されるよう構成されて
いる。
このようにして前工程10から搬出された車両ワークは
濃色のワークと淡色、中間色のワークとに分類され、次
にこれら再編成ライン12、13内の車両ワークを上塗
り塗装工程14へ投入する動作について説明する。
再編成ライン12、13に搬入された各車両ワークはこ
れらライン内をシリアルに移動し、その搬出口に近付く
と、搬出口より所定距離手前に設置されたリミットスイ
ッチ24、26に接触する。すると、これらリミットス
イッチ24、26からは所定の検出信号38、40が発
生し、これらの信号は演算処理装置30にその入力部5
0、52を介して取り込まれる。中央処理部60はこの
信号38、40によって再編成ライン12、13の搬出
口に車両が到達したことを認知し、該車両ワーク、実施
例においては20f、20iを上塗り塗装工程14へ投
入すべき対象車両として記憶部62内の「色コードの並
び」の項に登録する。
また、後述する順序にて上塗り塗装工程14に投入され
た車両ワークが該工程14の搬入口近傍に設けられたリ
ミットスイッチ28に接触すると、その検出信号42は
演算処理装置30の入力部54を介してその中央処理部
60に取り込まれる。中央処理部60はこの信号によっ
て再編成ライン12、13から搬出された車両ワークが
上塗り塗装工程14に投入されたことを認知し、その色
コードを記憶部62内の「上塗り塗装工程14の入口車
両の色」の項に登録する。
以上の順序で再編成ライン12、13の搬出口に位置す
る車両、すなわち上塗り塗装工程14への投入車両ワー
クである20f、20iと、上塗り塗装工程14へ投入
された最新の車両ワークすなわち工程14の入口に位置
する車両ワーク、図示例においては20jとが中央処理
部60により把握されたことになる。
中央処理部60はこれらの車両ワークの色コードと、記
憶部62内の予め設定された色かぶり条件とを照し合
せ、投入対象車両20f、20iのいずれを投入するか
を決定する。
すなわち、第1図においては記憶部62内の「色かぶり
条件」の項から明らかなごとく、上塗り塗装工程14内
で色かぶりが発生する車両ワークの色コードの組み合せ
は、色コードAの直後に色コードD、または色コードC
の直後に色コードDの車両ワークが連続する場であると
設定されている。このことから、色コードA,Cは濃
色、Dは淡色、そしてBは中間色を表していることがわ
かる。
一方、上塗り塗装工程14の入口に位置する車両20j
の色コードはAとなっており、従ってこの車両20jの
直後に色コードDの車両が投入されると色かぶりが発生
することになる。換言すれば、車両20jに後続する車
両の色コードがD以外であれば色かぶりは発生せず、色
コードの種類を問わず上塗り塗装工程14に投入できる
ことを意味する。
ここにおいて、投入対象車両20f、20iの色コード
はそれぞれB、Aであり、いずれを色コードがAである
上塗り塗装工程14の最後尾の車両ワーク20jの直後
に投入しても色かぶりは発生しない。従って、この場合
には投入対象車両ワーク20f、20iのどちらを投入
しても良いことになるが、このような場合には両再編成
ライン12、13内の車両ワークの在庫台数を均等に調
整するために、在庫台数の多い方から投入する。従っ
て、車両ワーク20dが未だ再編成ラインに搬入されて
いない第1に状態では、メインライン12の在庫台数は
2台であり、バイパスライン13の在庫台数は3台であ
るから、バイパスライン13から車両ワーク20iが工
程14へ投入されることになる。
尚、本実施例における再編成ライン12、13の指定色
の関係により、バイパスラインから濃色車両を投入する
場合、次にメインライン12から投入するためには、メ
インライン12の先頭車両ワークの色が中間色であるこ
とが必要である。
このようにして上塗り塗装工程14への投入車両ワーク
が決定されると、中央処理部60はその投入指示信号を
出力部58を介してライン制御盤32に出力し、ライン
制御盤32はこの信号に基づいて搬出口側トラバーサ1
7の駆動部18を制御し、バイパスライン13側の車両
20iを上塗り塗装工程14へ投入する。こうして新た
に車両が上塗り塗装工程14へ投入されると、中央処理
部60は再編成ライン12、13内の車両ワークの並
び、及び上塗り塗装工程14の最後尾の車両のワークの
色コードを更新し、記憶部62内に所定のアドレスで再
び登録する。
以上の動作が、車両ワークが各工程及びラインに搬出入
されるごとに繰り返され、上塗り塗装工程14へは常に
色かぶりの生じない色コードの組み合せで車両が搬入さ
れることが理解される。
このようにして、本実施例によれば何ら人為的な作業を
必要とせずに、上塗り塗装工程へ搬入される車両ワーク
の色コードの並びが調整された後上塗り塗装工程に搬入
されるため、極めて能率良くかつ確実に車体の色かぶり
が防止される。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、車両ワークの上塗
り塗装工程における色かぶりを人手を介することなく自
動的に防止することができるので、ライン上の各作業が
極めて能率良く円滑に進行可能となると共に、投入忘れ
などにより工程内車両の渋滞の発生が確実に防止できる
のでラインのストップが生じることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る色かぶり自動防止システムの全体
構成を示すブロック図、 第2図は第1図中の演算処置装置の内部構成を示すブロ
ック図である。 10……前工程 12、13……再編成ライン 14……上塗り塗装工程 22……識別情報センサ 30……演算処理装置 32……ライン制御盤 34……条件入力装置 60……中央処理部 62……記憶部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の上塗り塗装工程とその前工程との間
    に複数のワーク再編成ラインを設けて車両ワークの並び
    を調整し前記上塗り塗装工程における車体の色かぶりを
    防止するシステムにおいて、 前記各工程及びラインに搬出入される車両ワークの識別
    情報を検出する識別情報入力手段と、所定の条件に基づ
    き前記前工程から搬出された車両ワークが搬入される再
    編成ライン及び各編成ラインから上塗り塗装工程へ投入
    される車両ワークを指示し、また、前記識別情報に基づ
    き各再編成ライン内の車両ワーク並びデータを作成する
    と共に前記各識別情報及び条件を書き込み記憶する演算
    処理装置と、該演算処理装置からの指令に基づき各工程
    及びラインを制御するライン制御盤と、前記各再編成ラ
    インへ投入される車両ワーク種類及び色かぶりの発生す
    る車両ワーク並びの条件設定を行うための条件入力装置
    と、を有し、上塗り塗装工程における車体の色かぶりを
    防止することを特徴とする車体の色かぶり自動防止シス
    テム。
JP61215681A 1986-09-11 1986-09-11 車体の色かぶり自動防止システム Expired - Lifetime JPH0615052B2 (ja)

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JPS6369557A JPS6369557A (ja) 1988-03-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH062246B2 (ja) * 1986-02-13 1994-01-12 マツダ株式会社 自動車ボディ塗装ラインにおけるボディ色別プーリング装置及び方法

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