JPH06151202A - アモルファス鉄心 - Google Patents
アモルファス鉄心Info
- Publication number
- JPH06151202A JPH06151202A JP29565592A JP29565592A JPH06151202A JP H06151202 A JPH06151202 A JP H06151202A JP 29565592 A JP29565592 A JP 29565592A JP 29565592 A JP29565592 A JP 29565592A JP H06151202 A JPH06151202 A JP H06151202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron core
- amorphous
- magnetic alloy
- roll surface
- alloy ribbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】鉄心枠と、該鉄心枠に装着されたアモルファス
磁性合金薄帯を巻回積層して形成されたアモルファスカ
ット鉄心4とで構成されたアモルファス鉄心であって、
前記アモルファス磁性合金薄帯のロール面8が前記鉄心
枠に対して外側になるよう構成されていることを特徴と
するアモルファス鉄心。 【効果】変圧器の鉄心をアモルファスカット鉄心4で形
成する際に、アモルファス磁性合金薄帯の引張り強度の
大きい反ロール面9が内側(鉄心枠側)になるよう積層
構成されているので、該カット鉄心ヘの巻線挿入工程で
の破損を防止できる。
磁性合金薄帯を巻回積層して形成されたアモルファスカ
ット鉄心4とで構成されたアモルファス鉄心であって、
前記アモルファス磁性合金薄帯のロール面8が前記鉄心
枠に対して外側になるよう構成されていることを特徴と
するアモルファス鉄心。 【効果】変圧器の鉄心をアモルファスカット鉄心4で形
成する際に、アモルファス磁性合金薄帯の引張り強度の
大きい反ロール面9が内側(鉄心枠側)になるよう積層
構成されているので、該カット鉄心ヘの巻線挿入工程で
の破損を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアモルファス磁性合金薄
帯を巻回して形成したアモルファスカット鉄心を鉄心枠
に装着したアモルファス鉄心に関する。
帯を巻回して形成したアモルファスカット鉄心を鉄心枠
に装着したアモルファス鉄心に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器等の磁心材料として、Fe−Si
合金,Fe−Ni合金等の結晶質合金が挙げられる。し
かし、これらの合金の巻鉄心は、強度が低く巻回に十分
注意しなければならないために製造上問題があり、ま
た、鉄損もそれほど小さいものが得られないと云う問題
があった。
合金,Fe−Ni合金等の結晶質合金が挙げられる。し
かし、これらの合金の巻鉄心は、強度が低く巻回に十分
注意しなければならないために製造上問題があり、ま
た、鉄損もそれほど小さいものが得られないと云う問題
があった。
【0003】また、アモルファス磁性合金は磁気特性が
優れており、これを用いた巻鉄心が知られている。そし
て、特開昭60−100403号公報によれば、巻鉄心
を製造するとき磁歪が正のアモルファス材料の平滑度の
高い面(冷却用ロール面に接する面)を内側にして巻回
することが記載されている。これは、平滑面を内側にす
ることによって鉄損が小さくできることによる。
優れており、これを用いた巻鉄心が知られている。そし
て、特開昭60−100403号公報によれば、巻鉄心
を製造するとき磁歪が正のアモルファス材料の平滑度の
高い面(冷却用ロール面に接する面)を内側にして巻回
することが記載されている。これは、平滑面を内側にす
ることによって鉄損が小さくできることによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭60−10
0403号公報によれば鉄心の磁気特性が改善できるこ
とが分かるが、こうしたアモルファス磁性合金は脆く、
特にカット鉄心の場合にその脆さに因って鉄心が破損し
易いと云う問題があった。
0403号公報によれば鉄心の磁気特性が改善できるこ
とが分かるが、こうしたアモルファス磁性合金は脆く、
特にカット鉄心の場合にその脆さに因って鉄心が破損し
易いと云う問題があった。
【0005】本発明の目的は、アモルファスカット鉄心
を用いた変圧器等の電機装置において、鉄系アモルファ
ス磁性合金材料の破損を防止したアモルファス鉄心を提
供することにある。
を用いた変圧器等の電機装置において、鉄系アモルファ
ス磁性合金材料の破損を防止したアモルファス鉄心を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の要旨は、鉄心枠と、該鉄心枠に装着されたアモルフ
ァス磁性合金薄帯を巻回積層して形成されたアモルファ
スカット鉄心とで構成されたアモルファス鉄心であっ
て、前記アモルファス磁性合金薄帯のロール面が前記鉄
心枠に対して外側になるよう構成されていることを特徴
とするアモルファス鉄心にある。
明の要旨は、鉄心枠と、該鉄心枠に装着されたアモルフ
ァス磁性合金薄帯を巻回積層して形成されたアモルファ
スカット鉄心とで構成されたアモルファス鉄心であっ
て、前記アモルファス磁性合金薄帯のロール面が前記鉄
心枠に対して外側になるよう構成されていることを特徴
とするアモルファス鉄心にある。
【0007】
【作用】周知のように、アモルファス磁性合金薄帯の製
造は、該合金の溶湯を高速で回転する冷却ロール面上に
流下すことにより急速に冷却して製造される。本発明に
おいては、上記ロールに接する面(ロール面)を鉄心枠
に対して外側になるよう積層構成する。即ち、片面ロー
ル方式によって製造されたアモルファス磁性合金薄帯
は、当然のことながら一方の面が冷却ロールに接触し、
その裏面はロール面と接触しない。このアモルファス磁
性合金薄帯を所定の温度で焼鈍し、図1で示すようにロ
ール面が外側になるようにして測定した場合の曲げ強度
(破壊曲げ径D1で示す)と、図2に示すようにロール
面が内側になるようにして測定した場合の曲げ強度(破
壊曲げ径D2で示す)には差がある。
造は、該合金の溶湯を高速で回転する冷却ロール面上に
流下すことにより急速に冷却して製造される。本発明に
おいては、上記ロールに接する面(ロール面)を鉄心枠
に対して外側になるよう積層構成する。即ち、片面ロー
ル方式によって製造されたアモルファス磁性合金薄帯
は、当然のことながら一方の面が冷却ロールに接触し、
その裏面はロール面と接触しない。このアモルファス磁
性合金薄帯を所定の温度で焼鈍し、図1で示すようにロ
ール面が外側になるようにして測定した場合の曲げ強度
(破壊曲げ径D1で示す)と、図2に示すようにロール
面が内側になるようにして測定した場合の曲げ強度(破
壊曲げ径D2で示す)には差がある。
【0008】上記D2/D1と焼鈍温度との関係を図3に
示すが、図3から明らかなように、図2に示すようにロ
ール面を内側にする、即ち、外側に引張り方向の力が加
わるように構成して使用すれば曲げ強度が増すことを見
出した。この理由はよく分からないが、反ロール面の方
が表面に微細な凹凸を有するために、引っ張り方向の力
に対して耐え得るものと考える。
示すが、図3から明らかなように、図2に示すようにロ
ール面を内側にする、即ち、外側に引張り方向の力が加
わるように構成して使用すれば曲げ強度が増すことを見
出した。この理由はよく分からないが、反ロール面の方
が表面に微細な凹凸を有するために、引っ張り方向の力
に対して耐え得るものと考える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0010】図1、図2は前記アモルファス磁性合金薄
帯1の曲げ強度測定の説明図である。図1はアモルファ
ス磁性合金薄帯1のロール面8を外側にして固定板2と
移動板3からなる2枚の平行板間に挾んだ状態を示す。
そして移動板3を介して加圧し、アモルファス磁性合金
薄帯1が折れる破壊曲げ径D1を測定する。同様に、図
2ではアモルファス磁性合金薄帯1のロール面8を内側
にして破壊曲げ径D2を測定する。
帯1の曲げ強度測定の説明図である。図1はアモルファ
ス磁性合金薄帯1のロール面8を外側にして固定板2と
移動板3からなる2枚の平行板間に挾んだ状態を示す。
そして移動板3を介して加圧し、アモルファス磁性合金
薄帯1が折れる破壊曲げ径D1を測定する。同様に、図
2ではアモルファス磁性合金薄帯1のロール面8を内側
にして破壊曲げ径D2を測定する。
【0011】図3は両破壊曲げ径D1,D2の比と焼鈍温
度との関係を示すグラフであるが、焼鈍温度に対するD
2/D1の値は1よりも小さくなっている。このことはロ
ール面8を外側にして曲げる、即ち、引張り力が反ロー
ル面9に生ずるように構成するのがよいことを示してい
る。
度との関係を示すグラフであるが、焼鈍温度に対するD
2/D1の値は1よりも小さくなっている。このことはロ
ール面8を外側にして曲げる、即ち、引張り力が反ロー
ル面9に生ずるように構成するのがよいことを示してい
る。
【0012】図4は本発明のアモルファス鉄心の正面図
である。アモルファスカット鉄心4はアモルファス磁性
合金薄帯1のロール面8が鉄心枠5に対して外側になる
ように積層したものであり、〇印で囲むコーナ部6の拡
大図を図5に示す。
である。アモルファスカット鉄心4はアモルファス磁性
合金薄帯1のロール面8が鉄心枠5に対して外側になる
ように積層したものであり、〇印で囲むコーナ部6の拡
大図を図5に示す。
【0013】焼鈍によって角度付けられた鉄心4のコー
ナ部6は、巻線挿入工程において図5の矢印で示される
ように、カット鉄心を開く際に反ロール面9には引張り
力(f)が生じるが、アモルファス磁性合金薄帯1の引
張り強度の高い反ロール面を内側となるように構成した
ことによって、鉄心の破損を防ぐことができる。
ナ部6は、巻線挿入工程において図5の矢印で示される
ように、カット鉄心を開く際に反ロール面9には引張り
力(f)が生じるが、アモルファス磁性合金薄帯1の引
張り強度の高い反ロール面を内側となるように構成した
ことによって、鉄心の破損を防ぐことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、鉄系アモルファス合金
により変圧器の鉄心を形成する際に、引張り強度の大き
いアモルファス磁性合金薄帯の反ロール面が鉄心枠側
(ロール面側が外側)になるよう積層構成したことによ
り、該アモルファスカット鉄心ヘの巻線挿入工程での破
損を防止する効果がある。
により変圧器の鉄心を形成する際に、引張り強度の大き
いアモルファス磁性合金薄帯の反ロール面が鉄心枠側
(ロール面側が外側)になるよう積層構成したことによ
り、該アモルファスカット鉄心ヘの巻線挿入工程での破
損を防止する効果がある。
【図1】ロール面を外側にした場合の破壊曲げ径D1の
測定法の説明図である。
測定法の説明図である。
【図2】ロール面を内側にした場合の破壊曲げ径D2の
測定法の説明図である。
測定法の説明図である。
【図3】破壊曲げ径D2/D1と焼鈍温度との関係を示す
グラフである。
グラフである。
【図4】本実施例のアモルファス鉄心の正面図である。
【図5】図4のアモルファス鉄心コーナ部の拡大図であ
る。
る。
1…アモルファス磁性合金薄帯、2…固定板、3…移動
板、4…アモルファスカット鉄心、5…鉄心枠、6…コ
ーナ部、8…ロール面、9…反ロール面。
板、4…アモルファスカット鉄心、5…鉄心枠、6…コ
ーナ部、8…ロール面、9…反ロール面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢口 智幸 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1 株式会社日立製作所中条工場内 (72)発明者 今井 康友 東京都調布市西つつじケ丘二丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内 (72)発明者 江連正一郎 東京都調布市西つつじケ丘二丁目4番1号 東京電力株式会社技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 鉄心枠と、該鉄心枠に装着されたアモル
ファス磁性合金薄帯を積層して形成されたアモルファス
カット鉄心とで構成されたアモルファス鉄心であって、
前記アモルファス磁性合金薄帯のロール面が前記鉄心枠
に対して外側になるよう積層されていることを特徴とす
るアモルファス鉄心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29565592A JPH06151202A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | アモルファス鉄心 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29565592A JPH06151202A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | アモルファス鉄心 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06151202A true JPH06151202A (ja) | 1994-05-31 |
Family
ID=17823459
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29565592A Pending JPH06151202A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | アモルファス鉄心 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06151202A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105845388A (zh) * | 2014-04-18 | 2016-08-10 | 王玲燕 | 新型核电站用r型铁芯 |
| US20170053728A1 (en) * | 2015-08-06 | 2017-02-23 | Teledyne Scientific & Imaging, Llc | Electromagnetic device having layered magnetic material components and methods for making same |
| CN112332619A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-05 | 深圳大学 | 去除非晶电机铁芯应力的装置 |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP29565592A patent/JPH06151202A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105845388A (zh) * | 2014-04-18 | 2016-08-10 | 王玲燕 | 新型核电站用r型铁芯 |
| CN105845387A (zh) * | 2014-04-18 | 2016-08-10 | 王玲燕 | 新型核电站用r型铁芯 |
| CN105976994A (zh) * | 2014-04-18 | 2016-09-28 | 王玲燕 | 核电站用r型铁芯 |
| US20170053728A1 (en) * | 2015-08-06 | 2017-02-23 | Teledyne Scientific & Imaging, Llc | Electromagnetic device having layered magnetic material components and methods for making same |
| US10937586B2 (en) * | 2015-08-06 | 2021-03-02 | Teledyne Scientific & Imaging, Llc | Electromagnetic device having layered magnetic material components and methods for making same |
| CN112332619A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-02-05 | 深圳大学 | 去除非晶电机铁芯应力的装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6960860B1 (en) | Amorphous metal stator for a radial-flux electric motor | |
| JP5143978B2 (ja) | バルクアモルファス金属磁気構成要素 | |
| US4368447A (en) | Rolled core | |
| EP1066641B1 (en) | Amorphous metal transformer having a generally rectangular coil | |
| CN103155054A (zh) | 减少了表面突起的铁磁非晶合金带材及其铸造方法和应用 | |
| US5138393A (en) | Magnetic core | |
| JPH06151202A (ja) | アモルファス鉄心 | |
| JP3247702B2 (ja) | 複合磁心およびその製造方法 | |
| Luborsky | Perspective on application of amorphous alloys in magnetic devices | |
| CN111540595A (zh) | 合金薄带的制造方法 | |
| JPS6340624B2 (ja) | ||
| WO2019065249A1 (ja) | 磁心ユニット、及びその製造方法 | |
| US4744838A (en) | Method of continuously processing amorphous metal punchings | |
| JPH05304014A (ja) | 軟磁性の良好なFe−Co系軟磁性材料及び軟磁性電気部品組立体 | |
| JPS59172957A (ja) | 巻鉄心の製造方法 | |
| JP3421253B2 (ja) | アモルファス巻鉄心変圧器 | |
| EP0423623B1 (en) | Process for preparing wound core having low core loss | |
| JP2005012117A (ja) | アモルファス鉄心変圧器及びその製造方法 | |
| JPS58215011A (ja) | 巻鉄心の製作方法 | |
| JPS6053006A (ja) | 巻鉄心 | |
| JP4184513B2 (ja) | 一方向性電磁鋼板の製造方法 | |
| JPS5939012A (ja) | 静止誘導電器の鉄心 | |
| JPS61180412A (ja) | 静止誘導電器の製造方法 | |
| JP2541766Y2 (ja) | 巻鉄心 | |
| JP3280778B2 (ja) | 板厚精度の良好な厚いアモルファス金属・合金薄帯 |