JPH0615512A - ドリルおよびドリルの切刃形成方法 - Google Patents

ドリルおよびドリルの切刃形成方法

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JPH0615512A
JPH0615512A JP4176986A JP17698692A JPH0615512A JP H0615512 A JPH0615512 A JP H0615512A JP 4176986 A JP4176986 A JP 4176986A JP 17698692 A JP17698692 A JP 17698692A JP H0615512 A JPH0615512 A JP H0615512A
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JP
Japan
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drill
cutting edge
outer peripheral
margin portion
hole
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JP4176986A
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Toshiaki Hosoi
俊明 細井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工中に芯振れが生じることがなく、加工孔
の内壁に傷が付くことがなく、加工孔の真円度も優れ、
ドリル加工後のリーマ仕上げも必要ない正確な孔加工を
形成する。 【構成】 シャンク10に切屑排出溝11およびマージ
ン部33が形成され、先端部に切刃31が形成されたド
リル1において、切刃31の外周端34からマージン部
33までの間には、ドリル1の中心軸からの距離が徐々
に増大する傾斜面4が形成されて、切刃31の外周端3
4によって形成される回転軌跡よりマージン部33によ
って形成される回転軌跡の方が5/1000〜200/
1000mm大径に形成されたドリルおよびその切刃形
成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部に切刃が形成
され、シャンクに切屑排出溝が形成されたドリルおよび
ドリルの切刃形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属材料の穴明け用のドリルとして、先
端部に切刃が形成され、シャンクに切屑排出溝およびマ
ージン部が形成されたドリルが広く使用されている。そ
して従来の構造では、切刃の外周端がドリルの最大直径
を形成するように切刃が構成され、この切刃の外周端と
マージン部とが同一直径の回転軌跡を形成するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、穴明け
加工中に芯振れが生じることが避けられず、この芯振れ
に応じて加工孔も真円度が崩れるとともに、加工孔の内
壁に切刃外周端による傷が付くことが避けられなかっ
た。したがって、従来のドリルによる穴明け加工の後に
は、真円度の調整と内壁面の平滑化のためにリーマ仕上
げが必要となっていた。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、加工中に芯振れが生じ
ることがなく、このため加工孔の内壁に傷が付くことが
なく、加工孔の真円度も優れ、このためリーマ仕上げも
必要ない正確な孔加工ができるドリルおよびドリルの切
刃形成方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のドリルは、シ
ャンクに切屑排出溝およびマージン部が形成され、先端
部に切刃が形成されたドリルにおいて、切刃の外周端に
よって形成される回転軌跡よりマージン部によって形成
される回転軌跡の方が5/1000〜20/1000m
m大径に形成されているものである。
【0006】上記切刃の外周端からマージン部までの間
に、ドリルの中心軸からの距離が徐々に増大する傾斜面
を形成することが好ましい。
【0007】またこの発明のドリルの切刃形成方法は、
シャンクに切屑排出溝およびマージン部が形成され、先
端部に切刃が外周端まで形成されたドリルにおいて、切
刃とマージン部との交差部を研削することによって、切
刃の外周端によって形成される回転軌跡よりマージン部
によって形成される回転軌跡の方が5/1000〜20
0/1000mm大径に形成されるように切刃の外周端
からマージン部までの間にドリルの中心軸からの距離が
徐々に増大する傾斜面を形成するようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】上記構成では、切刃によって所定の直径の孔加
工が行なわれ、切刃は加工孔の内壁よりわずかに小径に
形成されて加工孔の内壁面には常にマージン部が接触し
ているために、これがガイドの作用を果たして芯振れが
防止されることになる。さらに切刃の外周端で形成した
加工孔の内壁は、外周端に続く傾斜面およびマージン部
によって外方に押しつけられ、これによって加工孔の内
壁は平滑な面に仕上げられる。このため加工孔は真円度
が優れ、しかも加工孔の内壁は非常に平滑に仕上げら
れ、リーマによる仕上げ加工は必要ない加工孔が形成さ
れる。
【0009】
【実施例】図1〜図3において、ドリル1は一般工具鋼
からなるシャンク10の先端部に一対の超硬合金製のチ
ップ3が取付けられてなり、このチップ3にはそれぞれ
切刃31が形成されている。この切刃31は中心部が底
面視で回転方向に凸なる曲線に形成され、それより外周
側はほぼ直線に形成され、この切刃31がドリルの中心
点Oに対して互いに点対称に配置されている。またシャ
ンク10には螺旋状に切屑排出溝11が形成され、この
切刃排出溝11の先端部が切刃31のすくいすくい面3
5に連続している。上記チップ3の先端面は切刃31の
逃げ面36を形成し、チップ3の外周面はドリル1の最
外周面を形成し、この外周面によってドリル1のマージ
ン部33が形成されている。
【0010】上記切刃31の外周端34からマージン部
33までの間には、ドリル1の中心軸からの距離が徐々
に増大する傾斜面4が形成され、切刃31の外周端34
によって形成される回転軌跡よりマージン部33によっ
て形成される回転軌跡の方が所定量dだけ大径に形成さ
れている。この所定量dは5/1000〜200/10
00mm、好ましくは10/1000〜100/100
0mm、さらに好ましくは20/1000〜40/10
00mmに設定する。この値が、5/1000mmより
小さいとドリルの芯振れが生じたり、加工孔内壁に傷が
付いたりする問題が発生し、また20/1000mmよ
り大きくなるとマージン部が加工孔内壁に強く圧着され
て孔加工の際のドリルの回転抵抗が大きくなって好まし
くない。
【0011】なお、上記マージン部33の部分の直径
は、シャンク10の直径より40/1000〜300/
1000mm大きくなるように形成すればよい。
【0012】上記切刃形状を形成させるには、まずチッ
プ3に傾斜面4が形成されていない状態で、シャンク1
0にろう付けなどの手段によって取付けて切刃31を公
知の方法で形成させ、これによって切刃31の外周端が
チップ3の外周端に達するようにする。その後、図1仮
想線で示す三角形の角部5をグラインダで研削して、半
径t(5/2000〜200/2000mm)だけ切刃
31の直径が小さくなるようにする。この傾斜面4は平
面でもよく、あるいは軸方向または周方向に湾曲した曲
面でもよい。
【0013】図4はこの発明の別の実施例を示し、高速
度鋼や超硬合金等からなるシャンク12の先端部に一対
の切刃31が一体に形成されて互いに点対称に配置さ
れ、またシャンク12の切屑排出溝11の縁部に沿って
マージン部50が形成されている。そして、切刃31の
外周端34からマージン部53までの間には、上記実施
例と同様にドリル1の中心軸からの距離が徐々に増大す
る傾斜面4が形成され、切刃31の外周端34によって
形成される回転軌跡よりマージン部53によって形成さ
れる回転軌跡の方が5/1000〜20/1000mm
大径に形成されている。なお、上記同様に、切刃外周端
34によって形成される回転軌跡の直径はシャンク11
の直径より大きくなるように形成されている。
【0014】上記実施例では、切刃31の形状は一例の
みを示したが、この発明では切刃外周端部分の構造に特
徴があるのであり、したがって切刃自体の形状はこれに
限らず種々のものが採用可能である。また上記第1の実
施例では、マージン部は切屑排出溝11に沿っては形成
されてなく、チップ3の外周面にのみ形成されている
が、この発明にいうシャンクに切屑排出溝およびマージ
ン部が形成されているとは、このような態様も含む概念
である。
【0015】上記各構成のドリル10によって孔明け加
工を行なうと、切刃31で所定の直径の孔加工が行なわ
れる。そしてその加工孔は真円度が優れ、しかも加工孔
の内壁は非常に平滑に仕上げられ、リーマによる仕上げ
加工は必要ない加工孔が形成される。加工孔内壁の平滑
度は、切刃31の外周端34によって形成される回転軌
跡よりマージン部33によって形成される回転軌跡の方
を30/1000mm大径に形成した場合は3s程度と
なり、従来のドリルによる場合は100s程度であるか
ら、平滑度は非常に優れているといえる。
【0016】このような精度の加工が行なわれるのは、
つぎのような理由によるものと思われる。すなわち、従
来のドリルでは加工中の芯振れに応じて切刃の外周端が
加工孔の内壁を削り込んで孔を広げるとともに、内壁に
周方向の傷をつけることになる。これに対し、上記実施
例の構造では、切刃31は加工孔の内壁よりわずかに小
径に形成されて内壁面には常にマージン部33,50が
接触しているために、これがガイドの作用を果たして芯
振れが防止されることになる。芯振れが生じるためには
切刃外周端で加工孔を削り広げることが必要であり、切
刃外周端が加工孔内壁まで達していなければ加工孔の削
り広げができず、しかも加工孔の内壁面には常にマージ
ン部が接触しているために芯振れが生じるのも防止され
ることになる。
【0017】さらに上記切刃外周端34で形成した加工
孔の内壁は、外周端34に続く傾斜面4およびマージン
部33,50によって外方に押しつけられ、これによっ
て平滑な面に仕上げられる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
切刃によって所定の直径の孔加工が行なわれ、切刃は加
工孔の内壁よりわずかに小径に形成されて内壁面には常
にマージン部が接触しているために、これがガイドの作
用を果たして芯振れが防止されることになる。さらに切
刃の外周端で形成した加工孔の内壁は、外周端に続く傾
斜面およびマージン部によって外方に押しつけられ、こ
れによって加工孔の内壁は平滑な面に仕上げられる。こ
のため加工孔は真円度が優れ、しかも加工孔の内壁は非
常に平滑に仕上げられ、リーマによる仕上げ加工は必要
ない加工孔が形成される。またこの発明の切刃形成方法
では、従来構造のドリルにおいて、切刃外周端をグライ
ンダで所定量研削するだけでよく、極めて簡単に加工す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すドリル先端部の正面図
である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】この発明の別の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ドリル、 3 チップ 4 傾斜面 10,12 シャンク 11 切屑排出溝 33,50 マージン部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクに切屑排出溝およびマージン部
    が形成され、先端部に切刃が形成されたドリルにおい
    て、切刃の外周端によって形成される回転軌跡よりマー
    ジン部によって形成される回転軌跡の方が5/1000
    〜200/1000mm大径に形成されていることを特
    徴とするドリル。
  2. 【請求項2】 上記切刃の外周端からマージン部までの
    間に、ドリルの中心軸からの距離が徐々に増大する傾斜
    面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のド
    リル。
  3. 【請求項3】 シャンクに切屑排出溝およびマージン部
    が形成され、先端部に切刃が外周端まで形成されたドリ
    ルにおいて、切刃とマージン部との交差部を研削するこ
    とによって、切刃の外周端によって形成される回転軌跡
    よりマージン部によって形成される回転軌跡の方が5/
    1000〜200/1000mm大径に形成されるよう
    に切刃の外周端からマージン部までの間にドリルの中心
    軸からの距離が徐々に増大する傾斜面を形成することを
    特徴とする請求項3記載のドリルの切刃形成方法。
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