JPH06155702A - ウエブ料紙調幅装置 - Google Patents

ウエブ料紙調幅装置

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JPH06155702A
JPH06155702A JP4314683A JP31468392A JPH06155702A JP H06155702 A JPH06155702 A JP H06155702A JP 4314683 A JP4314683 A JP 4314683A JP 31468392 A JP31468392 A JP 31468392A JP H06155702 A JPH06155702 A JP H06155702A
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昌良 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷に必要以外の水を使用することなしに、
先に刷った印刷画線と、後に刷った印刷画線との、ウエ
ブ料紙の幅方向の拡大に起因する不整合を防止する。 【構成】 印刷部の少なくとも上下流のいずれか一方側
近傍に、ウエブ料紙の中央かつ走行方向上流側に向かっ
て下り傾斜となる回動中心を有するいくつかのコロない
し小ローラー等の転動体を、ウエブ料紙の少なくとも一
面に接触可能であるように、かつウエブ料紙の幅方向に
略左右対称であるように、配設した構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウエブ料紙に複数の
印刷部で重ね印刷する平版輪転印刷機において、少なく
とも1番目の印刷部による印刷が施された後のウエブ料
紙の幅を調整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】重ね印刷をする平版輪転印刷機は、近年
において、例えば新聞印刷の多色化が進められるように
なって、多頁多色かつ大量印刷を限られた設置スペース
内で実施したいとの要求が大きくなり、図10、図11
に示すような、版胴PCとブランケット胴BCの組み合
わせを2組、それぞれのブランケット胴BCを圧接可能
に左右に配設して印刷部Pとし、この印刷部Pを4個重
ねて配置するものが公開されている(例えば、INCA
−FIEJ Reseach Association
(アイエヌシーエイ−エフアイジェー リサーチ アソ
シエーション)発行のIFRA Newspaper
Techniques EnglishEdition
(アイエフアールエイ ニューズペイパー テクニクス
イングリッシュ エディション)1988.APRI
Lの64頁ないし73頁参照)。この平版輪転印刷機で
は、ウエブ料紙Wを略垂直に走行せしめ、圧接させたブ
ランケット胴BC、BC間、即ち印刷部Pを順次通過さ
せて、ウエブ料紙Wの両面に印刷を行う。
【0003】ところで、湿し水を使う平版印刷では、ウ
エブ料紙Wは、印刷部Pを通過するときに画線を印刷さ
れるとともに水を付与されるが、この水をウエブ料紙W
のパルプ繊維が吸収してその直径方向に膨らむことか
ら、ウエブ料紙Wが幅方向に拡大する。そのため、前記
図10、図11に示すような平版輪転印刷機での重ね印
刷では、先に印刷した印刷画線と後に印刷した印刷画線
との間に、前記ウエブ料紙Wの幅方向の拡大によって不
整合が生じる結果となった。そこで、例えば特開平4−
73148号公報や特開平4−112043号公報に示
される装置が提案された。これら装置は、印刷前のウエ
ブ料紙に水を付与し、あらかじめウエブ料紙を幅方向に
拡大させて重ね印刷を行い、印刷画線の不整合を防止し
ようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に示される装置では、印刷前に比較的多量の水をウエ
ブ料紙に付与しないと十分な効果が得られず、また十分
な効果が得られるだけの水を付与した場合には、水を吸
収したウエブ料紙が嵩高になるとともに重くなり、例え
ば新聞印刷のようにウエブ料紙を折部まで走行させ、多
数枚のウエブ料紙を重ねて折畳み、断裁して処理するに
あたって、ウエブ料紙がターニングバーや三角板(ホー
マー)上を滑走するときの負荷が増大するとともに、折
胴部での断裁、折畳みのときの負荷も増大し、さらに、
デリバリー後の発送処理においても、嵩や重量の増大に
伴う不都合が、少なからず発生していた。
【0005】この発明は、上記のことに鑑みなされたも
ので、印刷に必要な水以外の水を使用することなしに、
前記先に刷った印刷画線と後に刷った印刷画線との、ウ
エブ料紙の幅方向の拡大に起因する不整合を防止するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、走行するウエブ料紙の少なくとも一
面に、ウエブ料紙の中央かつ走行方向上流側に向かって
下り傾斜となる回動中心を有するいくつかの転動体を接
触させて回動させるようにした基本構成となっている。
更に、これら転動体と、走行するウエブ料紙の他面に接
触させて回動させるようにした前記同様の転動体あるい
は、走行するウエブ料紙の他面に接触させて回動させる
ようにしたウエブ料紙の幅方向と平行に設けたローラと
で、走行するウエブ料紙を挟むようにした構成によっ
て、前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作 用】ウエブ料紙Wの中央かつ上流側に向かって
下り傾斜となる回動中心を有するいくつかの転動体を、
ウエブ料紙Wに接触させた状態で、ウエブ料紙Wの走行
に整合する向きに回動させると、転動体は、その回動す
る方向、即ち転動体の回動中心と直角の向きであるウエ
ブ料紙Wの中央かつ走行方向下流側に向かう力Fを、ウ
エブ料紙Wに付与し、この力Fの作用で、ウエブ料紙W
は、中央に向けて寄せられ、転動体の無い部分に寄りが
逃げて、長手方向と略平行な波打ちWAを生じさせられ
る。すると、印刷部Pと転動体の接触位置との間のウエ
ブ料紙Wには、ウエブ料紙Wの中心線CL側に傾斜した
長手方向の張力Aが作用し、印刷部Pを境にして転動体
の設けられない側のウエブ料紙Wには、ウエブ料紙Wの
中心線CLに平行な長手方向の張力Bが作用する。従っ
て、印刷部Pにおいて、ウエブ料紙Wには、幅方向の中
央に向かう力Cが作用する(図1、図3、図5、図7参
照)。
【0008】この状態で、印刷部Pでウエブ料紙Wをニ
ップする印刷胴(例えばブランケット胴BC、BC)が
回動し、ウエブ料紙Wが走行すると、ウエブ料紙Wが中
央に寄って前記力Cが消滅し、張力Aと張力Bが同一直
線上で作用して安定し、ウエブ料紙Wは、図2、図4、
図6、図8に示すように、料紙両側間が短縮された状態
で印刷部Pを通過し、印刷が施される。ウエブ料紙Wの
中央かつ上流側に向かって下り傾斜となる回動中心を有
する転動体で、または前記転動体とウエブ料紙Wの幅方
向に平行なローラーとで、走行するウエブ料紙Wを挟む
ときは、転動体による前記回動中心と直角の向きの力F
を、ウエブ料紙Wに確実に付与する。また、ウエブ料紙
Wに発生させる波打ちWAの状態を適宜に調整すること
によって、ウエブ料紙Wを、料紙両側間が短縮された状
態で、しかもしわのない状態で、印刷部Pを通過させる
ことができる。
【0009】料紙両側間が短縮された状態で、しかもし
わのない状態で、ウエブ料紙Wが印刷部Pの印圧下を通
過できる理由は明確ではないが、料紙両側間が短縮され
た状態で印刷下を通過するときに、ウエブ料紙W内に、
目視で確認できない程度の聚合の発生、例えばウエブ料
紙Wを構成する繊維の集合ないし重なりの増加が生じ、
これが印圧によって押圧されて、繊維の聚合となって安
定する等の作用によるものと考えられる。
【0010】以上記載のように、先の印刷のときに付与
された湿し水を吸水することによって、次の印刷部に達
する間に発生するウエブ料紙の幅方向の拡大を、ウエブ
料紙の中央かつ上流側に向かって下り傾斜となる回動中
心を有する転動体のウエブ料紙との接触回動によって、
ウエブ料紙を中央に寄せ、その長手方向と略平行な適宜
の波打ちを発生させることによって、次の印刷部を通過
するときの料紙両側間(即ちウエブ料紙の幅)を縮小さ
せて相殺する。以上により、ウエブ料紙に複数の印刷部
で重ね印刷される画線が整合し、印刷画像が適正に整
う。
【0011】
【実 施 例】次に、この発明の実施例について図面を
参照して説明する。図1ないし図9は、ウエブ料紙調幅
手段10の実施例を示すものである。1は転動体である
コロないし小ローラーである。コロないし小ローラー1
は、ウエブ料紙Wの中央かつ走行方向上流側に向かって
下り傾斜となる回動中心2を有しており、例えば図11
に示すような平版輪転印刷機において、図1、図2に示
されるように印刷部Pの上流側近傍または図3、図4に
示されるように印刷部Pの下流側近傍に、その周面が、
走行するウエブ料紙Wの一面に接触するとともに、接触
した状態で、矢印Xで示す向きに回動するように設けら
れる。また、コロないし小ローラ1は、ウエブ料紙Wの
走行に連れて回動可能であるように、、または/および
図示しない回動駆動体によって、平版輪転印刷機と所定
の速度関係で駆動されるように設けられ、前記図示しな
い回動駆動体は、例えば、平版輪転印刷機の作動速度と
所定の関係を維持するように自動的に制御されかつ前記
所定の関係を適宜に調整することができるように、コロ
ないし小ローラー1の軸に連係されて設けられる。
【0012】図5、図6及び図7、8に示す実施例は、
それぞれ、図1、図2に示す実施例または図3、図4に
示す実施例の構成に、ウエブ料紙Wの他面に接触可能な
ローラー3を、ウエブ料紙Wの幅方向と略平行に設けた
もので、このローラー3とコロないし小ローラー1と
で、ウエブ料紙Wを挟むように構成したものである。ま
た、ウエブ料紙Wの他面に接触可能なローラー3は、ウ
エブ料紙Wの走行に連れて回動可能であるように、また
は/および回動駆動体4によって、平版輪転印刷機と所
定の速度で駆動回動されるように設けられ、回動駆動体
4は、例えば、平版輪転印刷機の作動速度と所定の関係
を維持するよう自動的に制御されかつ前記所定の関係を
適宜に調整することができるように、ローラー3の軸に
連係されて設けられる。なお、ウエブ料紙Wの他面に接
触可能なローラー3は、その軸方向に分割された複数形
態(図示せず)で設けられて良く、あるいは図9に示す
ように、一面に接触可能なコロないし小ローラー1と同
様なコロないし小ローラー1′として設けられても良
い。また、ローラー3あるいは他面側のコロないし小ロ
ーラー1′が駆動される構成であるときは、一面側のコ
ロないし小ローラー1が駆動回動されなくとも良い。
【0013】次に、上記構成の作動、作用を説明する。
平版輪転印刷機が作動することによってウエブ料紙Wが
走行させられる一方、ウエブ料紙Wに接触しているコロ
ないしローラー1が、ウエブ料紙Wとの摩擦力による連
れ回りによって、あるいは、図示しない回動駆動体に駆
動されて、矢印Xで示す向きに回動させられる。ウエブ
料紙Wの他面に接触するローラー3またはコロないし小
ローラー1′を設け、これとウエブ料紙Wの一面に接触
するコロないし小ローラー1との間にウエブ料紙Wを挟
む構成の場合には、前記作動・作用において、コロない
し小ローラー1とウエブ料紙Wの一面との接触がより確
実に行われるとともに、両者間に生ずるすべりが低減さ
れる。
【0014】また、ローラー3またはコロないし小ロー
ラー1′は、ウエブ料紙Wとの摩擦力による連れ回りに
よって、あるいは、回動駆動体4もしくはコロないし小
ローラー1′を回動駆動する図示しない回動駆動体によ
って、矢印X′で示す向きに回動させられる。いずれの
構成においても、コロないし小ローラー1は、ウエブ料
紙Wの中央かつ走行方向上流側に向かって下り傾斜とな
る回動中心2を有しており、回動によって、ウエブ料紙
Wを、回動中心2に対して直角の向きであるウエブ料紙
Wの中央かつ走行方向下流側に向かって、即ち力Fの向
きに送り出すように作用し、これによって、ウエブ料紙
Wは中央に寄せられ、コロないし小ローラ1の無い部分
に寄りが逃げて、長手方向と略平行な波打ちWAを生じ
させられる。
【0015】すると、印刷部Pとコロないし小ローラー
1との間のウエブ料紙Wには、ウエブ料紙Wの中心線C
L側に傾斜した長手方向の張力Aが作用し、また、ウエ
ブ料紙Wの長手方向において、印刷部Pを境にして、コ
ロないし小ローラー1の設けられていない側のウエブ料
紙Wには、中心線CLに平行な長手方向の張力Bが作用
する、従って、印刷部Pにおいて、ウエブ料紙Wには、
幅方向の中央に向かう力Cが作用する(図1、図3、図
5、図7参照)。この状態で、印刷部Pでウエブ料紙W
をニップする印刷胴(例えばブランケット胴BC、B
C)が回動し、ウエブ料紙Wが走行させられていると、
ウエブ料紙Wが中央によって前記幅方向の中央に向かう
力Cが消滅し、張力Aと張力Bが同一直線上で作用して
安定し、ウエブ料紙Wは、図2、図4、図6、図8に示
すように、料紙両側間が短縮された状態で印刷部Pを通
過し、印刷が施される。
【0016】即ち、例えば図11に示すような平版輪転
印刷機において、平版輪転印刷機を作動させてウエブ料
紙Wを走行させるとともに、各印刷部P1、P2、P
3、P4を印刷作動させる。平版輪転印刷機の作動によ
って走行させられるウエブ料紙Wは、まず印刷部P1に
至り、印刷部P1による画線が印刷されるとともに、版
面の非画線部から、ブランケット胴BCのブランケット
面を介して湿し水を付与される。湿し水を付与されたウ
エブ料紙Wは、経時とともに繊維が吸水して幅方向に拡
大しつつ次の印刷部P2に向けて走行させられる。この
印刷部P2に向けて走行させられるウエブ料紙Wは、印
刷部P2の上流側または下流側の近傍に設けられたコロ
ないし小ローラー1の作用によって生じる幅方向の中央
に向かう力Cの作用によって、料紙両側間の距離が実際
のウエブ料紙Wの幅寸法より短縮されて印刷部P2に至
り、印刷を施される。印刷部P2、P3を通過して印刷
部P3、P4に向けて走行させられるウエブ料紙Wにお
いても、同様の作用がなされる。
【0017】前記短縮の量は、コロないし小ローラー1
の作用によって生じる前記幅方向の中央へ向かう力Cの
大きさを、例えばコロないし小ローラー1のウエブ料紙
Wへの接触圧または接触面積を適宜の手段(図示せず)
によって変え、両者間の摩擦力を変えてコロないし小ロ
ーラー1による送り出し作用の大きさを変えることによ
り、波打ちWAの大きさを変えて、あるいは、コロない
し小ローラー1の傾斜の大きさを適宜の手段(図示せ
ず)によって変え、コロないし小ローラー1がウエブ料
紙Wを送り出す向きを変えることにより、波打ちWAの
大きさを変えて、あるいは、コロないし小ローラー1お
よびローラー3、あるいは、コロないし小ローラー1お
よび/またはコロないし小ローラー1′を駆動回動する
ときは、ウエブ料紙Wの走行速度(即ち平版輪転印刷機
の作動速度)に対する駆動回動速度を変えて、コロない
し小ローラー1および/またはコロないし小ローラー
1′による送り出し作用の大きさを変えることにより、
波打ちWAの大きさを変えて、適宜に調整することがで
きる。
【0018】以上のウエブ料紙Wの幅方向の短縮量の調
整については、自動制御手段(図示せず)を設け、この
自動制御手段に、ウエブ料紙の銘柄情報、ウエブ料紙W
の走行速度に関する情報(例えば平版輪転印刷機を駆動
するメインモーター(図示せず)の回転速度)、ウエブ
料紙W上の印刷画線のずれ量に関する情報(例えばウエ
ブ料紙Wの中央部の印刷画線のずれ量と側部の印刷画線
のずれ量の差)等の情報の1つあるいは複数の情報を入
力し、入力した情報に基づいた制御信号を各作動調節手
段(図示せず)に出力させるようにして、自動的に行う
こともできる。
【0019】ウエブ料紙Wは、前記調整によって、印刷
部P1から印刷部P2に至る間の幅方向の短縮量を、印
刷部P1で付与された湿し水によって印刷部P1から印
刷部P2間で走行する間に生じる幅方向の拡大量を相殺
する量に調整されて、印刷部P2を通過させられ、印刷
部P2による画線が印刷部P1による画線と整合した状
態に印刷される。また、コロないし小ローラー1の送り
出しによる波打ちWAが、ウエブ料紙Wの幅方向に略均
等に生じることにより、短縮作用がウエブ料紙Wの幅方
向で略均等に行われ、目視できるようなしわ等の瑕疵の
発生も防止される。
【0020】出願人のテストでは、図11に示すよう
な、印刷部P1、P2、P3、P4を積み重ねた平版輪
転印刷機において、印刷部P2、P3、P4の上流側
に、夫々連れ回り可能にコロないし小ローラー1を設
け、新聞巻取紙A巻(1626mm幅)を使用して印刷
した結果、コロないし小ローラー1を設けずに印刷した
ときにウェブ料紙Wが吸水して生じた幅方向の拡大によ
る印刷部P1ないし印刷部P4の画線のずれをなくすこ
とができた。ちなみに、巻取紙の銘柄によって幅方向の
拡大量が相違するが、コロないし小ローラー1を使用し
た印刷では、コロないし小ローラー1を使用しない印刷
で発生していた印刷部P1と印刷部P4との印刷画線の
ずれ約2mm(新聞巻取紙A巻使用)を解消することが
できた。
【0021】この発明は、以上記載の実施例に限定され
るものではなく、例えばコロないし小ローラー1を、ウ
エブ料紙Wの長手方向に複数列並設したり、ウエブ料紙
Wの幅方向にそって設けた曲面に複数列並設して(いず
れも図示せず)良く、またコロないし小ローラー1のウ
エブ料紙Wへの接触部をブラシ状等の適宜の性状、形態
として良い。更にまた、ウエブ料紙の他面に接触するよ
う設けるローラー3は、接触部分のみを凸状に設けて良
く、前記コロないし小ローラー1の場合と同様に、ウエ
ブ料紙Wへの接触部をブラシ状とする等、適宜の性状、
形態を選択して良い。要は、特許請求の範囲を逸脱しな
い設計上の改変を含むものである。
【0022】
【発明の効果】この発明の実施例によって、湿し水を使
う2以上の平版印刷部によって同一ウエブ料紙に順次連
続して印刷する場合でも、先行の印刷部から次の印刷部
に至る間にウエブ料紙の幅寸法を調整し、ウエブ料紙の
吸水による幅方向の拡大を相殺するようにしたので、印
刷走行中に印刷部で印刷と同時に付与される湿し水を吸
水することによって生起するウエブ料紙の幅方向の拡大
に起因する、先に印刷された印刷画線とそれ以後の印刷
画線のずれをなくすことができる。従って、品質の良好
な印刷物を得ることができるようになった。また、印刷
に要する湿し水以外の水を使用しないので、水を吸収し
てウエブ料紙が嵩高かつ重くなることがなく、ウエブ料
紙を走行させるときや、断裁、折畳みのときの不都合、
発送処理等における不都合を一掃した。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図2】この発明の第1の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図3】この発明の第2の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図4】この発明の第2の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図5】この発明の第3の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図6】この発明の第3の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図7】この発明の第4の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図8】この発明の第4の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図9】この発明の第5の実施例の概略的な構成と作用
を示す説明図である。
【図10】印刷部を4つ積み重ねた公知の平版輪転印刷
機の概略構成を示す正面図である。
【図11】印刷部を4つ積み重ねた他の公知の平版輪転
印刷機の概略構成を示す正面図である。
【符号の説明】
1,1′…コロないし小ローラー(転動体)、2,2′
…コロないし小ローラー(転動体)の回転中心、3…ロ
ーラー、4…回動駆動体、10…ウエブ料紙調幅手段、
P、P1、P2、P3、P4…印刷部、PC…版胴、B
C…ブランケット胴、W…ウエブ料紙、WA…ウエブ料
紙に生じた波打ち、CL…ウエブ料紙の中心線、F…コ
ロないし小ローラーがウエブ料紙に及ぼす力、A、B…
ウエブ料紙の張力、C…ウエブ料紙の中央に向かう力、
X、X′…コロないし小ローラー又はローラーが回動す
る向き。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部の少なくとも上下流のいずれか一
    方側近傍に、ウエブ料紙の中央かつ走行方向上流側に向
    かって下り傾斜となる回動中心を有するいくつかの転動
    体を、ウエブ料紙の少なくとも一面に接触可能であるよ
    うに、かつウエブ料紙の幅方向に略左右対称であるよう
    に、配設したことを特徴とする輪転印刷機のウエブ料紙
    調幅装置。
  2. 【請求項2】 ウエブ料紙の一面に接触可能な転動体と
    ウエブ料紙の他面に接触可能な転動体が、両者の間にウ
    エブ料紙を挟み得るように設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のウエブ料紙調幅装置。
  3. 【請求項3】 ウエブ料紙の他面に接触可能に、かつ幅
    方向と略平行にローラーを設け、このローラーとウエブ
    料紙の一面に接触可能に設けたいくつかの転動体との間
    ににウエブ料紙を挟み得るように設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のウエブ料紙調幅装置。
  4. 【請求項4】 ウエブ料紙の他面に接触可能に複数のロ
    ーラを設けたことを特徴とする請求項3に記載のウエブ
    料紙調幅装置。
  5. 【請求項5】 ウエブ料紙の他面に接触可能に単数のロ
    ーラを設けたことを特徴とする請求項3に記載のウエブ
    料紙調幅装置。
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