JPH06157366A - 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法 - Google Patents
高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法Info
- Publication number
- JPH06157366A JPH06157366A JP4311812A JP31181292A JPH06157366A JP H06157366 A JPH06157366 A JP H06157366A JP 4311812 A JP4311812 A JP 4311812A JP 31181292 A JP31181292 A JP 31181292A JP H06157366 A JPH06157366 A JP H06157366A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrogen fluoride
- mixture
- halogenated hydrocarbon
- mol
- ccl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1,1,1−トリクロロエタンをフッ化水素と
反応させて、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
製造する反応において副生する高沸点ハロゲン化炭化水
素とフッ化水素とを効率的に分離し、フッ化水素を再使
用可能とする。 【構成】 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素より
なる系に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(1
41bと略)を加えて蒸留する。フッ化水素は141bと
の混合物として留去され、高沸点ハロゲン化炭化水素は
残留する。この混合物を相分離させて、141bに富む
相とフッ化水素に富む相に分離する。
反応させて、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタンを
製造する反応において副生する高沸点ハロゲン化炭化水
素とフッ化水素とを効率的に分離し、フッ化水素を再使
用可能とする。 【構成】 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素より
なる系に、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン(1
41bと略)を加えて蒸留する。フッ化水素は141bと
の混合物として留去され、高沸点ハロゲン化炭化水素は
残留する。この混合物を相分離させて、141bに富む
相とフッ化水素に富む相に分離する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高沸点ハロゲン化炭化水
素とフッ化水素の分離方法に関し、詳しくは1,1,1−
トリクロロエタンをフッ化水素と反応させて、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン(以下、141bと略)と
1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(142b)を製造
する場合に副生する比較的沸点の高いハロゲン化炭化水
素とフッ化水素とを分離する方法に関する。
素とフッ化水素の分離方法に関し、詳しくは1,1,1−
トリクロロエタンをフッ化水素と反応させて、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタン(以下、141bと略)と
1−クロロ−1,1−ジフルオロエタン(142b)を製造
する場合に副生する比較的沸点の高いハロゲン化炭化水
素とフッ化水素とを分離する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】141bは現在フォーム発泡剤として使
用されているトリクロロフルオロメタンの代替化合物で
あり、発泡剤のみならず、油脂、フラックス等の除去用
洗浄材あるいはドライクリーニング用溶剤としても有用
である。また、142bは発泡剤あるいは高分子材料の
原料モノマーとして有用である。141b、142bは
1,1,1−トリクロロエタン(以下、140aと略す)を
過剰のフッ化水素と反応させることにより製造される。
この反応では141b、142bの外に塩化水素のような
比較的沸点の低い化合物、さらには、CF3CH2CF2
CH3あるいは塩化ビニリデンのオリゴマーあるいはそ
のフッ素化物の如き、比較的沸点の高いハロゲン化炭化
水素類が副生される。
用されているトリクロロフルオロメタンの代替化合物で
あり、発泡剤のみならず、油脂、フラックス等の除去用
洗浄材あるいはドライクリーニング用溶剤としても有用
である。また、142bは発泡剤あるいは高分子材料の
原料モノマーとして有用である。141b、142bは
1,1,1−トリクロロエタン(以下、140aと略す)を
過剰のフッ化水素と反応させることにより製造される。
この反応では141b、142bの外に塩化水素のような
比較的沸点の低い化合物、さらには、CF3CH2CF2
CH3あるいは塩化ビニリデンのオリゴマーあるいはそ
のフッ素化物の如き、比較的沸点の高いハロゲン化炭化
水素類が副生される。
【0003】反応混合物を蒸留するとフッ化水素の一
部、141b、142b、塩化水素等、比較的沸点の低い
副生物が先ず留去され、フッ化水素の残りと比較的沸点
の高いハロゲン化炭化水素副生物が残存する。該ハロゲ
ン化炭化水素類を除去するためにそのまま蒸留を継続し
ても、それらハロゲン化炭化水素類の多くはフッ化水素
と共沸物を形成するため、フッ化水素と当該副生物を効
果的に分離することは困難である。特開昭58−217
403号公報には、140aとフッ化水素を反応させて
主として142bを製造する場合における、高沸点副生
成物とフッ化水素の分離方法が開示されているが、14
0aとフッ化水素から主として141bを製造する場合に
適用すると、高沸点副生物が目的物である141bに混
入し、その分離が困難であるので適当ではない。
部、141b、142b、塩化水素等、比較的沸点の低い
副生物が先ず留去され、フッ化水素の残りと比較的沸点
の高いハロゲン化炭化水素副生物が残存する。該ハロゲ
ン化炭化水素類を除去するためにそのまま蒸留を継続し
ても、それらハロゲン化炭化水素類の多くはフッ化水素
と共沸物を形成するため、フッ化水素と当該副生物を効
果的に分離することは困難である。特開昭58−217
403号公報には、140aとフッ化水素を反応させて
主として142bを製造する場合における、高沸点副生
成物とフッ化水素の分離方法が開示されているが、14
0aとフッ化水素から主として141bを製造する場合に
適用すると、高沸点副生物が目的物である141bに混
入し、その分離が困難であるので適当ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、140aを
過剰のフッ化水素と反応させて、主として141bを製
造する場合に副生する、比較的高沸点のハロゲン化炭化
水素類をフッ化水素と効率的に分離し、分離されたフッ
化水素の再使用を可能にし、同時に該副生物の141b
への混入を阻止せんとするものである。
過剰のフッ化水素と反応させて、主として141bを製
造する場合に副生する、比較的高沸点のハロゲン化炭化
水素類をフッ化水素と効率的に分離し、分離されたフッ
化水素の再使用を可能にし、同時に該副生物の141b
への混入を阻止せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するための鋭意検討を行った。その結果、比較的高
沸点のハロゲン化炭化水素類とフッ化水素の混合物に1
41bを加えて蒸留を行えば、フッ化水素は141bと共
沸するためそれらの混合物として留去できるので、該ハ
ロゲン化炭化水素類と分離でき、しかも、141bは該
混合物から容易に回収できて再使用が可能であることを
見出したことに基づいて本発明を完成させた。すなわ
ち、本発明は、比較的高沸点のハロゲン化炭化水素とフ
ッ化水素の混合物に141bを加えて蒸留し、フッ化水
素を141bとの混合物として抜き出すことによる該ハ
ロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法を要旨とす
る。また本発明は、上のようにして抜き出した混合物を
相分離させ141bに富む層と、フッ化水素に富む層に
分離させることをも要旨とする。
解決するための鋭意検討を行った。その結果、比較的高
沸点のハロゲン化炭化水素類とフッ化水素の混合物に1
41bを加えて蒸留を行えば、フッ化水素は141bと共
沸するためそれらの混合物として留去できるので、該ハ
ロゲン化炭化水素類と分離でき、しかも、141bは該
混合物から容易に回収できて再使用が可能であることを
見出したことに基づいて本発明を完成させた。すなわ
ち、本発明は、比較的高沸点のハロゲン化炭化水素とフ
ッ化水素の混合物に141bを加えて蒸留し、フッ化水
素を141bとの混合物として抜き出すことによる該ハ
ロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法を要旨とす
る。また本発明は、上のようにして抜き出した混合物を
相分離させ141bに富む層と、フッ化水素に富む層に
分離させることをも要旨とする。
【0006】本明細書において、比較的高沸点のハロゲ
ン化炭化水素とは、CF3CH2CF2CH3(以下HFC
365mfcと略す)、CF3CH2CH2Cl(以下253と
略す)、CH2=CCl2(以下1130と略す)、CHCl2
CH3(以下150aと略す)、CHCl3(以下20と略
す)、CF2HCH2CH2Cl(以下262と略す)、CF2
ClCH2CF2CH3(以下364lfcと略す)、CH3CC
l3(以下140aと略す)、CHCl=CCl2(以下112
0と略す)、CH2ClCH2Cl(以下150と略す)、C
FCl2CH2CF2CH3(以下363kfcと略す)、CF
Cl2CH2CFClCH3(以下362kfbと略す)、CF
Cl2CH2CCl2CH3(以下361kfaと略す)若しくは
CCl3CH2CFClCH3(以下361jfbと略す)、ま
たはそれらの混合物等を言う。これらの化合物が少なく
とも1種以上フッ化水素に含まれる場合に本発明は適用
できる。
ン化炭化水素とは、CF3CH2CF2CH3(以下HFC
365mfcと略す)、CF3CH2CH2Cl(以下253と
略す)、CH2=CCl2(以下1130と略す)、CHCl2
CH3(以下150aと略す)、CHCl3(以下20と略
す)、CF2HCH2CH2Cl(以下262と略す)、CF2
ClCH2CF2CH3(以下364lfcと略す)、CH3CC
l3(以下140aと略す)、CHCl=CCl2(以下112
0と略す)、CH2ClCH2Cl(以下150と略す)、C
FCl2CH2CF2CH3(以下363kfcと略す)、CF
Cl2CH2CFClCH3(以下362kfbと略す)、CF
Cl2CH2CCl2CH3(以下361kfaと略す)若しくは
CCl3CH2CFClCH3(以下361jfbと略す)、ま
たはそれらの混合物等を言う。これらの化合物が少なく
とも1種以上フッ化水素に含まれる場合に本発明は適用
できる。
【0007】本発明の方法においては、高沸点ハロゲン
化炭化水素とフッ化水素との混合物に141bを加えて
蒸留する。加えるべき141bの量は、フッ化水素1モ
ルに対し0.4〜20モル、好ましくは0.5〜5モルで
ある。141bの量が0.4モルより少ない場合、混合物
からのフッ化水素と141bの混合物の分離性が悪くな
るため、蒸留分離するためには高段数の塔を必要とし好
ましくない。又141bの量が20モルを越える場合
は、分離性は良くなるものの、処理できる高沸点ハロゲ
ン化炭化水素とフッ化水素との混合物の量が少なくなる
ため、限られた蒸留塔に対して効率的でない。蒸留温度
は、蒸留塔の塔底温度30〜120℃、好ましくは40
〜60℃の範囲とし、蒸留圧力1〜12kg/cm2、好ま
しくは2〜7kg/cm2の範囲とする。一定圧力の下でフ
ッ化水素、高沸点ハロゲン化炭化水素および141bの
混合液を加熱していくと、留出物の温度は次第に上昇
し、一定の沸点を示し、141bとフッ化水素との混合
物が留去されてくる。この混合物は、例えば圧力3kg/
cm2では温度38℃を示し、その組成は141b 34モ
ル、フッ化水素 66モルであって、高沸点ハロゲン化
炭化水素を含有しない。該混合物は、系外に抜き出して
凝縮させる。なお、蒸留器中の141bは混合物として
抜き出されるので、フッ化水素に対する141bの割合
が前記範囲を維持するように141bを追加する。この
ようにして蒸留を続けると、フッ化水素は141bとの
混合物として蒸留器外へ抜き出され、蒸留器には高沸点
ハロゲン化炭化水素及び141bが残留し、かくしてフ
ッ化水素と高沸点ハロゲン化炭化水素は分離される。
化炭化水素とフッ化水素との混合物に141bを加えて
蒸留する。加えるべき141bの量は、フッ化水素1モ
ルに対し0.4〜20モル、好ましくは0.5〜5モルで
ある。141bの量が0.4モルより少ない場合、混合物
からのフッ化水素と141bの混合物の分離性が悪くな
るため、蒸留分離するためには高段数の塔を必要とし好
ましくない。又141bの量が20モルを越える場合
は、分離性は良くなるものの、処理できる高沸点ハロゲ
ン化炭化水素とフッ化水素との混合物の量が少なくなる
ため、限られた蒸留塔に対して効率的でない。蒸留温度
は、蒸留塔の塔底温度30〜120℃、好ましくは40
〜60℃の範囲とし、蒸留圧力1〜12kg/cm2、好ま
しくは2〜7kg/cm2の範囲とする。一定圧力の下でフ
ッ化水素、高沸点ハロゲン化炭化水素および141bの
混合液を加熱していくと、留出物の温度は次第に上昇
し、一定の沸点を示し、141bとフッ化水素との混合
物が留去されてくる。この混合物は、例えば圧力3kg/
cm2では温度38℃を示し、その組成は141b 34モ
ル、フッ化水素 66モルであって、高沸点ハロゲン化
炭化水素を含有しない。該混合物は、系外に抜き出して
凝縮させる。なお、蒸留器中の141bは混合物として
抜き出されるので、フッ化水素に対する141bの割合
が前記範囲を維持するように141bを追加する。この
ようにして蒸留を続けると、フッ化水素は141bとの
混合物として蒸留器外へ抜き出され、蒸留器には高沸点
ハロゲン化炭化水素及び141bが残留し、かくしてフ
ッ化水素と高沸点ハロゲン化炭化水素は分離される。
【0008】抜き出された混合物は40℃以下の温度に
すると、141bに富む層とフッ化水素とに液/液分離
する。例えば20℃の場合、141bに富む層は、約9
9重量%の141bと約1重量%のフッ化水素よりな
り、フッ化水素を富む層は約18重量%の141bと約
82重量%のフッ化水素よりなる。141bに富む層は
ほとんどフッ化水素を含まないので、本発明の高沸点ハ
ロゲン化炭化水素とフッ化水素との混合物の蒸留に際し
て加えるべき141bとして使用できる。かくして14
1bはリサイクルして使用できる。フッ化水素に富む層
はさらに蒸留してフッ化水素と141bに分離すること
もできるが、140aとフッ化水素との反応系あるいは
141bの分離工程に加えるのが得策である。
すると、141bに富む層とフッ化水素とに液/液分離
する。例えば20℃の場合、141bに富む層は、約9
9重量%の141bと約1重量%のフッ化水素よりな
り、フッ化水素を富む層は約18重量%の141bと約
82重量%のフッ化水素よりなる。141bに富む層は
ほとんどフッ化水素を含まないので、本発明の高沸点ハ
ロゲン化炭化水素とフッ化水素との混合物の蒸留に際し
て加えるべき141bとして使用できる。かくして14
1bはリサイクルして使用できる。フッ化水素に富む層
はさらに蒸留してフッ化水素と141bに分離すること
もできるが、140aとフッ化水素との反応系あるいは
141bの分離工程に加えるのが得策である。
【0009】
【実施例】スチル部の容量が3lで理論段数20段の塔
を有し、冷却温度0℃の凝縮器を備えた蒸留塔に約17
モルの141bを加えた。スチル部の温度40℃で14
1bの全還流状態にした。そこへ、365mfc、364lf
c、363kfc、362kfb、361kfaを合計で2モル%
含むフッ化水素を7.9モル/時間の割合で蒸留塔底部
より加えた。約10分後凝縮器で還流される液は、14
1bとフッ化水素との混合物で141bとフッ化水素のモ
ル比は34対66であった。この混合物を、11.9モ
ル/時間の割合で抜き出した。蒸留塔の塔頂からは、1
41bが4.1モル/時間、フッ化水素が7.7モル/時
間の割合で抜き出されたことになる。この操作により塔
頂から抜き出されたフッ化水素と141bの混合物中に
含まれる副生成物類は、抜き出された141bに対して
0.01モル%以下であった。さらに蒸留塔中段に14
1bを4.2モル/時間の割合で加え、スチル部より高沸
点ハロゲン化炭化水素を含む141bを0.11モル/時
間の割合で抜き出した。本操作を続けるにしたがい、穏
やかな塩化水素及び142b等の発生があり、系内圧力
が穏やかに増加するため、一定の圧力を保持するよう
に、塩化水素及び142b等は凝縮器上部より非凝縮ガ
スとして放出した。蒸留塔へ供給した141bとフッ化
水素は各々合計で 141b 4.2モル/時間 フッ化水素 7.9モル/時間 となり、141b対フッ化水素のモル比は、フッ化水素
の1に対して141bが0.53倍であった。本操作を5
時間継続後、スチル部より抜き出される141bは約4.
5モル%の副生成物類を含有していた。さらに塔頂より
抜き出された141bとフッ化水素の混合物を20℃以
下に保って、141bに富む相とフッ化水素に富む相と
の2相に分離した。ここで141bに富む相とは、概ね
1重量%のフッ化水素を含む141bの相であり、フッ
化水素に富む相とは、概ね18重量%の141bを含む
フッ化水素の相であった。141bに富む相は、前述の
蒸留塔中段に加えた141bとして使用可能であるし、
フッ化水素に富む相は、通常反応器へリサイクルされ
る。又わずかに抜き出された高沸点ハロゲン化炭化水素
を含む141bは、通常焼却される。
を有し、冷却温度0℃の凝縮器を備えた蒸留塔に約17
モルの141bを加えた。スチル部の温度40℃で14
1bの全還流状態にした。そこへ、365mfc、364lf
c、363kfc、362kfb、361kfaを合計で2モル%
含むフッ化水素を7.9モル/時間の割合で蒸留塔底部
より加えた。約10分後凝縮器で還流される液は、14
1bとフッ化水素との混合物で141bとフッ化水素のモ
ル比は34対66であった。この混合物を、11.9モ
ル/時間の割合で抜き出した。蒸留塔の塔頂からは、1
41bが4.1モル/時間、フッ化水素が7.7モル/時
間の割合で抜き出されたことになる。この操作により塔
頂から抜き出されたフッ化水素と141bの混合物中に
含まれる副生成物類は、抜き出された141bに対して
0.01モル%以下であった。さらに蒸留塔中段に14
1bを4.2モル/時間の割合で加え、スチル部より高沸
点ハロゲン化炭化水素を含む141bを0.11モル/時
間の割合で抜き出した。本操作を続けるにしたがい、穏
やかな塩化水素及び142b等の発生があり、系内圧力
が穏やかに増加するため、一定の圧力を保持するよう
に、塩化水素及び142b等は凝縮器上部より非凝縮ガ
スとして放出した。蒸留塔へ供給した141bとフッ化
水素は各々合計で 141b 4.2モル/時間 フッ化水素 7.9モル/時間 となり、141b対フッ化水素のモル比は、フッ化水素
の1に対して141bが0.53倍であった。本操作を5
時間継続後、スチル部より抜き出される141bは約4.
5モル%の副生成物類を含有していた。さらに塔頂より
抜き出された141bとフッ化水素の混合物を20℃以
下に保って、141bに富む相とフッ化水素に富む相と
の2相に分離した。ここで141bに富む相とは、概ね
1重量%のフッ化水素を含む141bの相であり、フッ
化水素に富む相とは、概ね18重量%の141bを含む
フッ化水素の相であった。141bに富む相は、前述の
蒸留塔中段に加えた141bとして使用可能であるし、
フッ化水素に富む相は、通常反応器へリサイクルされ
る。又わずかに抜き出された高沸点ハロゲン化炭化水素
を含む141bは、通常焼却される。
【0010】
【発明の効果】フッ化水素と高沸点ハロゲン化炭化水素
が効率的に分離でき、分離したフッ化水素は再使用可能
となる。
が効率的に分離でき、分離したフッ化水素は再使用可能
となる。
フロントページの続き (72)発明者 本多 宏之 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 小松 聡 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 1,1,1−トリクロロエタンをフッ化水
素と反応させて1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン
と1−クロロ−1,1−ジフルオロエタンを生成させる
反応において副生する高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ
化水素との混合物に、1,1−ジクロロ−1−フルオロ
エタンを加えて蒸留し、フッ化水素を1,1−ジクロロ
フルオロエタンとの混合物とし留去することよりなる、
該ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法。 - 【請求項2】 高沸点ハロゲン化炭化水素が、CF3C
H2CF2CH3、CF3CH2CH2Cl、CH2=CCl2、
CHCl2CH3、CHCl3、CF2HCH2CH2Cl、C
F2ClCH2CF2CH3、CH3CCl3、CHCl=CCl
2、CH2ClCH2Cl、CFCl2CH2CF2CH3、CF
Cl2CH2CFClCH3、CFCl2CH2CCl2CH3若
しくはCCl3CH2CFClCH3、またはそれらの混合
物である請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 加えるべき1,1−ジクロロ−1−フル
オロエタンの量がフッ化水素1モルに対して、0.4〜
20モルである請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】 蒸留の条件が、蒸留塔のスチル部の温度
30℃〜120℃で圧力1〜12kg/cm2である請求項
1に記載の方法。 - 【請求項5】 留去した混合物を相分離させ、1,1−
ジクロロ−1−フルオロエタンに富む層とフッ化水素に
富む層に分離する請求項1に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4311812A JP2661489B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4311812A JP2661489B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06157366A true JPH06157366A (ja) | 1994-06-03 |
| JP2661489B2 JP2661489B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=18021716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4311812A Expired - Fee Related JP2661489B2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2661489B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6518467B2 (en) | 2000-12-29 | 2003-02-11 | Honeywell International Inc. | Method of making hydrofluorocarbons and hydrochlorofluorocarbons |
| CN108299225A (zh) * | 2018-01-13 | 2018-07-20 | 安徽金禾实业股份有限公司 | 一种回收三氯乙烷及dmf的方法及装置 |
| WO2020196843A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | ダイキン工業株式会社 | 1,1,2-トリクロロエタン、トランス-1,2-ジクロロエチレン又はシス-1,2-ジクロロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸又は共沸様組成物 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58217403A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-17 | ペンウオルト・コ−ポレ−シヨン | ふつ素化反応からふつ化水素を回収するための無水相分離 |
| JPH02196734A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-03 | Daikin Ind Ltd | フッ化水素と1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンとの混合物から1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンを分離する方法 |
| JPH02295937A (ja) * | 1989-05-04 | 1990-12-06 | Pennwalt Corp | 1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンと1,1,1,3,3―ペンタフルオロブタンとの分離方法 |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP4311812A patent/JP2661489B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58217403A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-17 | ペンウオルト・コ−ポレ−シヨン | ふつ素化反応からふつ化水素を回収するための無水相分離 |
| JPH02196734A (ja) * | 1989-01-26 | 1990-08-03 | Daikin Ind Ltd | フッ化水素と1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンとの混合物から1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンを分離する方法 |
| JPH02295937A (ja) * | 1989-05-04 | 1990-12-06 | Pennwalt Corp | 1,1―ジクロロ―1―フルオロエタンと1,1,1,3,3―ペンタフルオロブタンとの分離方法 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6518467B2 (en) | 2000-12-29 | 2003-02-11 | Honeywell International Inc. | Method of making hydrofluorocarbons and hydrochlorofluorocarbons |
| CN108299225A (zh) * | 2018-01-13 | 2018-07-20 | 安徽金禾实业股份有限公司 | 一种回收三氯乙烷及dmf的方法及装置 |
| WO2020196843A1 (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | ダイキン工業株式会社 | 1,1,2-トリクロロエタン、トランス-1,2-ジクロロエチレン又はシス-1,2-ジクロロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸又は共沸様組成物 |
| JP2020164435A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-08 | ダイキン工業株式会社 | 1,1,2−トリクロロエタン、トランス−1,2−ジクロロエチレン又はシス−1,2−ジクロロエチレンと、フッ化水素とを含む共沸又は共沸様組成物 |
| CN113677651A (zh) * | 2019-03-28 | 2021-11-19 | 大金工业株式会社 | 含有1,1,2-三氯乙烷、反式1,2-二氯乙烯或顺式1,2-二氯乙烯和氟化氢的共沸或类共沸组合物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2661489B2 (ja) | 1997-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3947558A (en) | Method of recovering HF from mixtures containing C1 -C3 halocarbon compounds | |
| JP2680945B2 (ja) | 1,1,1,2−テトラフルオロエタンの分離方法 | |
| KR101684333B1 (ko) | 불화수소로부터 r1233의 분리 | |
| US6120652A (en) | Method for purifying crude 1,1,1,3,3-pentafluoropropane | |
| JPH02167803A (ja) | 相分離及び蒸留によるhfの分離方法 | |
| US6759381B1 (en) | Azeotrope-like compositions of 1-chloro-1,3,3,3-tetrafluoropropane and 1,2-dichloro-3,3,3-trifluoropropene | |
| JPH11279088A (ja) | HFと1233zdとの共沸混合物 | |
| EP0395793B1 (en) | Process for the separation of 1,1-dichloro-1-fluoroethane and 1,1,1,3,3-pentafluorobutane | |
| JPH02160604A (ja) | 共沸蒸留によるhfの分離方法 | |
| JPWO2000029361A1 (ja) | 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンおよび1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペンから成る共沸組成物およびそれを用いる分離精製方法、ならびに1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンおよび1,1,1−トリフルオロ−3−クロロ−2−プロペンの製造方法 | |
| JP3514041B2 (ja) | 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの精製方法 | |
| JP2001505874A (ja) | 1,1―ジフルオロエタンの精製方法 | |
| CN102992270B (zh) | 纯化氟化氢的方法 | |
| JPH02295938A (ja) | ふっ化水素、1,1―ジクロロ―1―フルオロエタン及び1―クロロ―1,1―ジフルオロエタンをそれらの液状混合物から分離する方法 | |
| US5306850A (en) | Purification process for a hydrofluoroalkane | |
| JP3628349B2 (ja) | 1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンの製法 | |
| JP3684427B2 (ja) | ハロゲン化炭化水素とクロロペンタフルオロエタンとを含む混合物からペンタフルオロエタンを分離する方法 | |
| KR100380004B1 (ko) | 1,1,1,3,3-펜타플루오로프로판의제조방법 | |
| JP2007500228A (ja) | ヒドロフルオロカーボンの製造法 | |
| JPH11116511A (ja) | 1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンの製造方法 | |
| JPH06135867A (ja) | フッ化水素をその1,1,1−トリフルオロ−2−クロロエタンとの混合物から分離する方法 | |
| KR20040002879A (ko) | 디플루오로메탄의 정제 | |
| US5514251A (en) | Process for the removal of water from a solution by azeotropic distillation and process for the production of a hydrofluoroalkane | |
| JPH06157366A (ja) | 高沸点ハロゲン化炭化水素とフッ化水素の分離方法 | |
| JP2827912B2 (ja) | ペンタフルオロエタンの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090613 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100613 Year of fee payment: 13 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |