JPH0615749A - 光造形法 - Google Patents
光造形法Info
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- JPH0615749A JPH0615749A JP3108911A JP10891191A JPH0615749A JP H0615749 A JPH0615749 A JP H0615749A JP 3108911 A JP3108911 A JP 3108911A JP 10891191 A JP10891191 A JP 10891191A JP H0615749 A JPH0615749 A JP H0615749A
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Landscapes
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型安価な装置にて、紫外線硬化樹脂に光を
照射して硬化させて三次元の造形物を生成させる光造形
法の提供。 【構成】 紫外線硬化樹脂にメタセロン化合物と過酸化
物を混和した光硬化性流動物質に、紫外線より波長の長
い600〜700nmの波長の光をレーザ照射すること
でレーザ照射方向に硬化・半硬化させる。レーザ照射の
位置を変えることでレーザ照射方向に厚みをもった三次
元の硬化物を造形できる。その後、紫外線領域の波長の
光を照射することで硬化を更に進行させる。 【効果】 これによって、室内で硬化状態を目視しなが
ら加工が行えるので、加工がきわめて容易となる。又半
導体レーザと水銀ランプで照射ですむので気体レーザに
比べ小型で安価に出来る。又硬化の程度も調整できる。
加工精度も高く、組立構造体の製作も可能となる。
照射して硬化させて三次元の造形物を生成させる光造形
法の提供。 【構成】 紫外線硬化樹脂にメタセロン化合物と過酸化
物を混和した光硬化性流動物質に、紫外線より波長の長
い600〜700nmの波長の光をレーザ照射すること
でレーザ照射方向に硬化・半硬化させる。レーザ照射の
位置を変えることでレーザ照射方向に厚みをもった三次
元の硬化物を造形できる。その後、紫外線領域の波長の
光を照射することで硬化を更に進行させる。 【効果】 これによって、室内で硬化状態を目視しなが
ら加工が行えるので、加工がきわめて容易となる。又半
導体レーザと水銀ランプで照射ですむので気体レーザに
比べ小型で安価に出来る。又硬化の程度も調整できる。
加工精度も高く、組立構造体の製作も可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光でもって流動性の樹
脂を硬化させ、種々の立体的形状に造形する技術に関す
る。
脂を硬化させ、種々の立体的形状に造形する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光を照射して流動性物質を硬化させ、三
次元の形状物に造形する技術は、光造形法として知られ
ている。光で硬化する流動性物質として、紫外線で硬化
する紫外線硬化樹脂、可視領域の光で硬化する光硬化樹
脂、及び赤外線領域の光で硬化する熱硬化樹脂が知られ
ている。又、三次元造形法として、樹脂液槽内に垂直方
向に上下するテーブルを設け、テーブルを液面下から始
め、テーブルと液面との間に所定のレーザーを所定の平
面領域照射し、テーブル上に一定厚みの所定形状の硬化
層を作る。次に、テーブルを一定深さ沈めて、同様に液
面と既硬化層表面レベルとの間に光を照射し、次の硬化
層を積層する。その後、テーブルを一定深さ沈め、上記
の工程を繰り返して一定厚みの所定形状の硬化層を積み
重ねて所要の三次元の造形物を生成する方法が知られて
いる。或いは、特公昭63−40650号公報で、光に
より硬化する光硬化性流動物質を容器内に収容し、光エ
ネルギーが前記物質の硬化に必要なエネルギーレベルを
もって点状に集中するように光照射を行ないながら、前
記容器を水平及び垂直に移動させることで、三次元の造
形物を得る方法が知られている。
次元の形状物に造形する技術は、光造形法として知られ
ている。光で硬化する流動性物質として、紫外線で硬化
する紫外線硬化樹脂、可視領域の光で硬化する光硬化樹
脂、及び赤外線領域の光で硬化する熱硬化樹脂が知られ
ている。又、三次元造形法として、樹脂液槽内に垂直方
向に上下するテーブルを設け、テーブルを液面下から始
め、テーブルと液面との間に所定のレーザーを所定の平
面領域照射し、テーブル上に一定厚みの所定形状の硬化
層を作る。次に、テーブルを一定深さ沈めて、同様に液
面と既硬化層表面レベルとの間に光を照射し、次の硬化
層を積層する。その後、テーブルを一定深さ沈め、上記
の工程を繰り返して一定厚みの所定形状の硬化層を積み
重ねて所要の三次元の造形物を生成する方法が知られて
いる。或いは、特公昭63−40650号公報で、光に
より硬化する光硬化性流動物質を容器内に収容し、光エ
ネルギーが前記物質の硬化に必要なエネルギーレベルを
もって点状に集中するように光照射を行ないながら、前
記容器を水平及び垂直に移動させることで、三次元の造
形物を得る方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の紫外線のレーザ
で照射し、テーブルを下降させていく光造形法は、紫外
線を使うので室内を暗くしてレーザ照射させねばなら
ず、加工状態が目視できず、加工の監視ができないとい
う欠点がある。又レーザ照射方向にその硬化深さを変え
ることができず積層して厚みを出すものであるので加工
時間が長くなる。又紫外線の人体に有害なレーザを使わ
ねばならず、光源が高価で装置が大きく冷却部が必要で
あるという欠点がある。又後者の光造形法も、加工状態
が目視できず、又光源が高価で装置も大きくなるといっ
た欠点がある。本発明が解決しようとする課題は、従来
のこれらの欠点を解消し、レーザの照射方向に厚みが変
えることができ、三次元造形が室内光の中で容易、自在
に行え、又可視光でのレーザ照射ができ加工状態を監視
でき、硬化、半硬化、非硬化の硬度調整が行え、又微細
加工・組立加工も容易となり、しかも小型で安価な装置
で実施でき、厚みもレーザのスポット断面の数百倍まで
一回で硬化できるという優れた光造形法を提供すること
にある。
で照射し、テーブルを下降させていく光造形法は、紫外
線を使うので室内を暗くしてレーザ照射させねばなら
ず、加工状態が目視できず、加工の監視ができないとい
う欠点がある。又レーザ照射方向にその硬化深さを変え
ることができず積層して厚みを出すものであるので加工
時間が長くなる。又紫外線の人体に有害なレーザを使わ
ねばならず、光源が高価で装置が大きく冷却部が必要で
あるという欠点がある。又後者の光造形法も、加工状態
が目視できず、又光源が高価で装置も大きくなるといっ
た欠点がある。本発明が解決しようとする課題は、従来
のこれらの欠点を解消し、レーザの照射方向に厚みが変
えることができ、三次元造形が室内光の中で容易、自在
に行え、又可視光でのレーザ照射ができ加工状態を監視
でき、硬化、半硬化、非硬化の硬度調整が行え、又微細
加工・組立加工も容易となり、しかも小型で安価な装置
で実施でき、厚みもレーザのスポット断面の数百倍まで
一回で硬化できるという優れた光造形法を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、 請求項1 エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー
にメタロセン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性流
動物質に対し、600〜800nmの波長の光をレーザー
照射して照射部を硬化又は半硬化状態とすることを特徴
とする光造形法。 請求項2 エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー
にメタロセン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性流
動物質に対し、600〜800nmの波長の光をレーザー
照射して照射部を硬化又は半硬化状態とし、その後60
0nmより短い波長の光を照射して更に硬化を進めて造形
させることを特徴とする光造形法。 請求項3 メタロセン化合物がCG261[商標名:
チバガイギー社]である請求項1又は2記載の光造形
法。 請求項4 アクリル樹脂のポリエステルアクリレート
のモノマーを使用した請求項1〜3いずれか記載の光造
法。 請求項5 エポキシ樹脂とアクリル樹脂のモノマーの
混合物を使用した請求項1〜3いずれか記載の光造形
法。 請求項6 過酸化物がクメンハイドロパーオキサイド
である請求項1〜5記載の光造形法。 請求項7 光硬化性流動物質中に希釈剤としてテトラ
ヒドロフルフリルアクリレートを混入した請求項1〜6
いずれか記載の光造形法。 請求項8 レーザー照射後の光による照射が水銀ラン
プでなされる請求項2乃至7いずれか記載の光造形法。 請求項9 光硬化性流動物質を収容した容器の透明な
底面または側面から内部に向けてレーザー照射を行なう
請求項1〜8いずれか記載の光造形法。 請求項10 レーザー照射を硬化させない領域に対し
ては速く移動させ、硬化させる領域には遅く又は一時停
止して照射することで、硬化させない領域・硬化する領
域・半硬化の領域を作り出す請求項1〜9いずれか記載
の光造形法。 請求項11 請求項1〜10いずれか記載の光造形法
を用いて、複数部材を組み合わせた組立構造体を、レー
ザー照射の移動速度又は照射の強さの調整によって、硬
化させる領域・硬化させない領域、又は半硬化の領域を
作り出すことで組立状態のまま三次元に成形する光造形
法。 請求項12 請求項1〜10いずれか記載の光造形法
を用い、レーザー照射により半硬化領域で連結され硬化
された造形体を作り出し、次にその半硬化領域部分で折
り込んで別の三次元造形体とした後に、その造形体を保
持するように造形体の接触周縁を光照射またはレーザー
照射によって硬化連結させて三次元組立造形体を作り出
すことを特徴とする光造形法。 請求項13 板上に光硬化性流動物質を薄く乗せてレ
ーザー照射して硬化させる請求項1または2記載の光造
形法。 請求項14 板が透明である請求項13記載の光造形
法。 請求項15 硬化した部分を徐々に引き上げながら硬
化部分からレーザ光を照射して下端に硬化部分を成長さ
せていく請求項1又は2記載の光造形法。 請求項16 レーザ照射断面が環状で造形物が細パイ
プである請求項1、2、15記載のパイプ連続製造法。 請求項17 透明板に沿って存在する光硬化性流動物
に照射した移動するレーザ光の透過光が作り出す影パタ
ーンに、略三角形の尾が発生すればレーザ光の焦点が光
硬化性流動物内にないとするレーザ光の焦点位置確認
法。 請求項18 X,Y,Z,三軸方向に移動できる可動
台に600〜800nmの波長のレーザー照射器を取付
け、その下方に流動性光硬化物質を貯えた容器を配置
し、同容器の流動性光硬化物質の液面に接触した透明板
を設け、前記可動台をコンピュータによって駆動させる
光造形装置。にある。
発明の要旨は、 請求項1 エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー
にメタロセン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性流
動物質に対し、600〜800nmの波長の光をレーザー
照射して照射部を硬化又は半硬化状態とすることを特徴
とする光造形法。 請求項2 エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー
にメタロセン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性流
動物質に対し、600〜800nmの波長の光をレーザー
照射して照射部を硬化又は半硬化状態とし、その後60
0nmより短い波長の光を照射して更に硬化を進めて造形
させることを特徴とする光造形法。 請求項3 メタロセン化合物がCG261[商標名:
チバガイギー社]である請求項1又は2記載の光造形
法。 請求項4 アクリル樹脂のポリエステルアクリレート
のモノマーを使用した請求項1〜3いずれか記載の光造
法。 請求項5 エポキシ樹脂とアクリル樹脂のモノマーの
混合物を使用した請求項1〜3いずれか記載の光造形
法。 請求項6 過酸化物がクメンハイドロパーオキサイド
である請求項1〜5記載の光造形法。 請求項7 光硬化性流動物質中に希釈剤としてテトラ
ヒドロフルフリルアクリレートを混入した請求項1〜6
いずれか記載の光造形法。 請求項8 レーザー照射後の光による照射が水銀ラン
プでなされる請求項2乃至7いずれか記載の光造形法。 請求項9 光硬化性流動物質を収容した容器の透明な
底面または側面から内部に向けてレーザー照射を行なう
請求項1〜8いずれか記載の光造形法。 請求項10 レーザー照射を硬化させない領域に対し
ては速く移動させ、硬化させる領域には遅く又は一時停
止して照射することで、硬化させない領域・硬化する領
域・半硬化の領域を作り出す請求項1〜9いずれか記載
の光造形法。 請求項11 請求項1〜10いずれか記載の光造形法
を用いて、複数部材を組み合わせた組立構造体を、レー
ザー照射の移動速度又は照射の強さの調整によって、硬
化させる領域・硬化させない領域、又は半硬化の領域を
作り出すことで組立状態のまま三次元に成形する光造形
法。 請求項12 請求項1〜10いずれか記載の光造形法
を用い、レーザー照射により半硬化領域で連結され硬化
された造形体を作り出し、次にその半硬化領域部分で折
り込んで別の三次元造形体とした後に、その造形体を保
持するように造形体の接触周縁を光照射またはレーザー
照射によって硬化連結させて三次元組立造形体を作り出
すことを特徴とする光造形法。 請求項13 板上に光硬化性流動物質を薄く乗せてレ
ーザー照射して硬化させる請求項1または2記載の光造
形法。 請求項14 板が透明である請求項13記載の光造形
法。 請求項15 硬化した部分を徐々に引き上げながら硬
化部分からレーザ光を照射して下端に硬化部分を成長さ
せていく請求項1又は2記載の光造形法。 請求項16 レーザ照射断面が環状で造形物が細パイ
プである請求項1、2、15記載のパイプ連続製造法。 請求項17 透明板に沿って存在する光硬化性流動物
に照射した移動するレーザ光の透過光が作り出す影パタ
ーンに、略三角形の尾が発生すればレーザ光の焦点が光
硬化性流動物内にないとするレーザ光の焦点位置確認
法。 請求項18 X,Y,Z,三軸方向に移動できる可動
台に600〜800nmの波長のレーザー照射器を取付
け、その下方に流動性光硬化物質を貯えた容器を配置
し、同容器の流動性光硬化物質の液面に接触した透明板
を設け、前記可動台をコンピュータによって駆動させる
光造形装置。にある。
【0005】
【作用】この発明では、光硬化性流動物質として、エポ
キシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマーにメタロセン化合
物と過酸化物とを混和したものを使用したことで、60
0〜800nmの波長の赤色の領域のレーザが使用で
き、室内光のもとで目視しながら加工でき、加工作業を
容易とした。又、このレーザ照射の焦点位置近くまでの
深さ(厚み)流動物を硬化させることができ、この焦点
位置の制御(レーザ照射器の照射方向への移動又はレン
ズによって)によって硬化厚みを自在に制御できる。又
硬化の程度、硬化、半硬化、非硬化の硬化度もそのレー
ザ光の強度と移動速度の制御で自在に変えることができ
る。更に、600〜800nmのレーザ光で硬化、又は
半硬化工した状態で、600nmの短い波長の光、又は
これを含む水銀ランプ等の可視光の光源を広く照射する
だけで硬化を進行させることができるので、硬化が全部
レーザ照射に依らない分だけ加工が容易となっている。
キシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマーにメタロセン化合
物と過酸化物とを混和したものを使用したことで、60
0〜800nmの波長の赤色の領域のレーザが使用で
き、室内光のもとで目視しながら加工でき、加工作業を
容易とした。又、このレーザ照射の焦点位置近くまでの
深さ(厚み)流動物を硬化させることができ、この焦点
位置の制御(レーザ照射器の照射方向への移動又はレン
ズによって)によって硬化厚みを自在に制御できる。又
硬化の程度、硬化、半硬化、非硬化の硬化度もそのレー
ザ光の強度と移動速度の制御で自在に変えることができ
る。更に、600〜800nmのレーザ光で硬化、又は
半硬化工した状態で、600nmの短い波長の光、又は
これを含む水銀ランプ等の可視光の光源を広く照射する
だけで硬化を進行させることができるので、硬化が全部
レーザ照射に依らない分だけ加工が容易となっている。
【0006】
【実施例】以下、実施例について説明する。図1は本発
明の光造形装置の説明図である。1は光硬化性流動物、
2はその容器、3はガラス板、4は670nm程の赤色
の波長の半導体レーザ発生器、5は同レーザ発生器を
X、Y、Z方向に移動させる駆動装置、6はコンピュー
タ、7は硬化造形物である。この実施例の仕様例としは 加工繰り返し精度 0.001ミリ(1
μ) XYZ軸最小スポット移動単位 0.01ミリ ビームスポット径 0.01(X軸)×
0.02(Y軸)ミリ硬化 時のXY軸移動速度 0.5〜15ミリ/秒 非硬化時のXY軸移動速度 30ミリ/秒 最小硬化スポットサイズ 0.010×0.02
5ミリ (照射時間0.03秒/スポット) 硬化領域の拡大率と露光時間 X軸方向の増加率
0.10ミリ/100秒 Y軸方向の増加率 0.25ミリ/100秒 「解像度の目安」1文字が6×12ドット程度で文字間
隔2ドット程度の場合、[Autostrade]の文
字列を0.7ミリの幅以下で製作が可能である。XY軸
に平行な直線で構成されたパターンの場合には硬化線の
間の溝は10ミクロン程度である。
明の光造形装置の説明図である。1は光硬化性流動物、
2はその容器、3はガラス板、4は670nm程の赤色
の波長の半導体レーザ発生器、5は同レーザ発生器を
X、Y、Z方向に移動させる駆動装置、6はコンピュー
タ、7は硬化造形物である。この実施例の仕様例としは 加工繰り返し精度 0.001ミリ(1
μ) XYZ軸最小スポット移動単位 0.01ミリ ビームスポット径 0.01(X軸)×
0.02(Y軸)ミリ硬化 時のXY軸移動速度 0.5〜15ミリ/秒 非硬化時のXY軸移動速度 30ミリ/秒 最小硬化スポットサイズ 0.010×0.02
5ミリ (照射時間0.03秒/スポット) 硬化領域の拡大率と露光時間 X軸方向の増加率
0.10ミリ/100秒 Y軸方向の増加率 0.25ミリ/100秒 「解像度の目安」1文字が6×12ドット程度で文字間
隔2ドット程度の場合、[Autostrade]の文
字列を0.7ミリの幅以下で製作が可能である。XY軸
に平行な直線で構成されたパターンの場合には硬化線の
間の溝は10ミクロン程度である。
【0007】外部形態 縦20cm,幅40cm,
奥行40cm程度 重 量 20kg程度(振動防止のバラスト含
む) 硬化領域 20cm×15cm程度 コンピュータ PC−9801シリーズ 図2、3は本実施例で三つの深さの焦点でレーザを円状
に走査したときの硬化造形物7の生成状態を示す。ガラ
ス板3に数ミリ直径の微細パイプの硬化造形物7が垂下
状態に形成される。同3図は図2のA−A断面図であ
る。図4は図5に示す数ミリのギャと抜きのあるプレー
ト板がガラス板 裏面に形成できる。図6は厚みが連続
的に変化する硬化造形物7が垂下状にガラス板3に付設
されている状態の図である。図7は数ミリから数十ミリ
の大きさのギャとベルトを噛合した組立状態で一体的に
硬化造形物7として生成させた例である。図8はガラス
板3上に光硬化流動物12を薄く置いて、上方からスポ
ット状のレーザ光をゆっくりと走査させながらレーザ照
射したとき、透過した下方の断面13に映る硬化造形物
の影のパターン10を調べた説明図である。流動物12
の上方に焦点があると影のパターン10に略三角形尾1
1が走行方向の後に形成された。
奥行40cm程度 重 量 20kg程度(振動防止のバラスト含
む) 硬化領域 20cm×15cm程度 コンピュータ PC−9801シリーズ 図2、3は本実施例で三つの深さの焦点でレーザを円状
に走査したときの硬化造形物7の生成状態を示す。ガラ
ス板3に数ミリ直径の微細パイプの硬化造形物7が垂下
状態に形成される。同3図は図2のA−A断面図であ
る。図4は図5に示す数ミリのギャと抜きのあるプレー
ト板がガラス板 裏面に形成できる。図6は厚みが連続
的に変化する硬化造形物7が垂下状にガラス板3に付設
されている状態の図である。図7は数ミリから数十ミリ
の大きさのギャとベルトを噛合した組立状態で一体的に
硬化造形物7として生成させた例である。図8はガラス
板3上に光硬化流動物12を薄く置いて、上方からスポ
ット状のレーザ光をゆっくりと走査させながらレーザ照
射したとき、透過した下方の断面13に映る硬化造形物
の影のパターン10を調べた説明図である。流動物12
の上方に焦点があると影のパターン10に略三角形尾1
1が走行方向の後に形成された。
【0008】同様にレーザ光の焦点が流動物12の下方
に焦点があるときの影パターン10は進行方向の前側に
形成された。図12のように、レーザ光の焦点が流動物
の内部中央にあるときの影のパターン10を図13に示
す。この様に、影のパタン10の形を検索することで、
レーザ光の焦点が光硬化性流動物のどの位置にあるか判
別できる。この現象を利用してレーザ光の焦点位置を調
整させることで所定の位置にレーザ光の焦点を調整でき
る。又、図14に示すように箱の展開状態に硬化させ、
その辺縁の部分を半硬化状態にレーザ照射し、次にその
製品を取出し、その辺縁から折り込んで立方体状に組み
立て、辺縁部分に光硬化性流動体で濡れている状態で水
銀ランプで照射することで、辺縁部分を接続させて硬化
して箱体を組み立てることもできる。
に焦点があるときの影パターン10は進行方向の前側に
形成された。図12のように、レーザ光の焦点が流動物
の内部中央にあるときの影のパターン10を図13に示
す。この様に、影のパタン10の形を検索することで、
レーザ光の焦点が光硬化性流動物のどの位置にあるか判
別できる。この現象を利用してレーザ光の焦点位置を調
整させることで所定の位置にレーザ光の焦点を調整でき
る。又、図14に示すように箱の展開状態に硬化させ、
その辺縁の部分を半硬化状態にレーザ照射し、次にその
製品を取出し、その辺縁から折り込んで立方体状に組み
立て、辺縁部分に光硬化性流動体で濡れている状態で水
銀ランプで照射することで、辺縁部分を接続させて硬化
して箱体を組み立てることもできる。
【0009】硬化部分は硬化の度合により体積が収縮す
る。この収縮率は数パーセントであるが、この時に力学
的な作用を利用する事が可能となる。例えば2点の硬化
した部品間に橋やロープ等のデザイン状に柔らかく成形
する。そしてこの部分にレーザー照射を重ねて硬度を徐
々に上げて行くと体積の収縮から2点の部品の間に引っ
張りあう力が生じる。引き上げ後水銀ランプ照射によっ
ても可能である。この収縮により生じる力を利用して樹
脂にレーザー照射を行ってデザインを成形すると同時
に、その移動/固定/組立/分解/修正などの力学的作
業を行う事が可能となる。この事は複数の部品をアッセ
ンブリさせて硬化し、機能ユニットとして製作が可能で
ある事を表示している。もちろんその完成したユニット
の調整なども樹脂中で可能となる。
る。この収縮率は数パーセントであるが、この時に力学
的な作用を利用する事が可能となる。例えば2点の硬化
した部品間に橋やロープ等のデザイン状に柔らかく成形
する。そしてこの部分にレーザー照射を重ねて硬度を徐
々に上げて行くと体積の収縮から2点の部品の間に引っ
張りあう力が生じる。引き上げ後水銀ランプ照射によっ
ても可能である。この収縮により生じる力を利用して樹
脂にレーザー照射を行ってデザインを成形すると同時
に、その移動/固定/組立/分解/修正などの力学的作
業を行う事が可能となる。この事は複数の部品をアッセ
ンブリさせて硬化し、機能ユニットとして製作が可能で
ある事を表示している。もちろんその完成したユニット
の調整なども樹脂中で可能となる。
【0010】本発明の光硬化性流動物のモノマーは、ベ
ンゼン環を含むものが多く、ポリエステルアクリレート
等のアクリル樹脂又はその混合物の場合がある。モノマ
ーでなくて分子量の小さいこれらの樹脂高分子でもよ
い。メタロセン化合物(鉄アレーン錯体)として、鉄を
含むCG261〔商標名:チバガイギー社(IRGAC
URE261)が代表的である。過酸化物としてはクメ
ンハイドロパーオキサイドが有効である。光硬化性流動
物質には、希釈剤としてテトラヒドロフルフリルアクリ
レートを入れることが好ましい。
ンゼン環を含むものが多く、ポリエステルアクリレート
等のアクリル樹脂又はその混合物の場合がある。モノマ
ーでなくて分子量の小さいこれらの樹脂高分子でもよ
い。メタロセン化合物(鉄アレーン錯体)として、鉄を
含むCG261〔商標名:チバガイギー社(IRGAC
URE261)が代表的である。過酸化物としてはクメ
ンハイドロパーオキサイドが有効である。光硬化性流動
物質には、希釈剤としてテトラヒドロフルフリルアクリ
レートを入れることが好ましい。
【0011】光硬化性流動物として、下記のタイプがあ
る。 1. エポキシ樹脂+CG261(光硬化開始剤)+ク
メンハイドロパーオキサイド(過酸化物)+テトラヒド
ロフルフリルアクリレート(希釈剤) 2.新規調合した解像度&感度重視タイプ アクリル樹脂+CG261(光硬化開始剤)+クメンハ
イドロパーオキサイド(過酸化物)+テトラヒドロフル
フリルアクリレートの組合わせ 新規調合した中間タイプ アクリル樹脂+エポキシ樹脂+CG261+クメンハイ
ドロパーオキサイドの配合比率を調整して中間タイプを
作製可能である。水銀ランプの近紫外線による硬化も可
能である。よって十分に硬化しなくても後で水銀ランプ
によりポストキュアが可能である。硬化環境のコントロ
ールにより任意の位置の硬化部分の硬度を調節が可能で
ある。同じパイプ状のデザインで硬化させても、一方は
ゴムホースのように曲げる事ができ、他方は叩くと割れ
るぐらい硬くする事が可能となる。この両者の間で目的
の硬度をリニアに選択が可能である。
る。 1. エポキシ樹脂+CG261(光硬化開始剤)+ク
メンハイドロパーオキサイド(過酸化物)+テトラヒド
ロフルフリルアクリレート(希釈剤) 2.新規調合した解像度&感度重視タイプ アクリル樹脂+CG261(光硬化開始剤)+クメンハ
イドロパーオキサイド(過酸化物)+テトラヒドロフル
フリルアクリレートの組合わせ 新規調合した中間タイプ アクリル樹脂+エポキシ樹脂+CG261+クメンハイ
ドロパーオキサイドの配合比率を調整して中間タイプを
作製可能である。水銀ランプの近紫外線による硬化も可
能である。よって十分に硬化しなくても後で水銀ランプ
によりポストキュアが可能である。硬化環境のコントロ
ールにより任意の位置の硬化部分の硬度を調節が可能で
ある。同じパイプ状のデザインで硬化させても、一方は
ゴムホースのように曲げる事ができ、他方は叩くと割れ
るぐらい硬くする事が可能となる。この両者の間で目的
の硬度をリニアに選択が可能である。
【0012】 レーザ照射時間 水銀ランプ照射の条件 完成状態 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 十分に硬化するまで照射 + ある程度の温度上昇を伴う照射 = 直ちに硬度が大 きく上昇 十分に硬化するまで照射 + 温度上昇の伴わない照射 = 直ちに硬度が大 きく上昇 十分に硬化するまで照射 + 照射処理を行わない = 数日で硬度が 少々上昇 不十分な硬化で中止 + ある程度の温度上昇を伴う照射 = 直ちに硬度が 少々上昇 不十分な硬化で中止 + 温度上昇の伴わない照射 = 弾性の残ったま ま 不十分な硬化で中止 + 照射処理を行わない = 弾性の残ったま ま 注:ある程度の温度とは50から100度程度
【0013】よって上記の表から、(1)レーザー光の
強度と照射時間及び水銀ランプ照射条件の組合わせで硬
化物の硬さを連続的にコントロールできる。(2)最終
的に同じ硬度を持たせるのが目的であってもレーザー成
形や後処理などの製作途中のプロセスでは違った弾性
(硬度)を経過させる事が可能である。これで硬化シス
テムでは不可能な補助的処理を途中に入れる事が可能と
なる。 補助的処理の例 1)箱の展開デザインを硬化させるがその時折り目は柔
らかくしておく。樹脂液中から取り出して組み立てた後
で全体をランプ照射する。図14を参照 2)可動部品が接触する場所はそれを前提に成形する。
樹脂液中から取り出して、例えばギアの組合わせなら
ば、慣らし運転をして面をきれいにしてから完全硬化さ
せる。これは部品が途中で動かないための仮止め効果も
ある。
強度と照射時間及び水銀ランプ照射条件の組合わせで硬
化物の硬さを連続的にコントロールできる。(2)最終
的に同じ硬度を持たせるのが目的であってもレーザー成
形や後処理などの製作途中のプロセスでは違った弾性
(硬度)を経過させる事が可能である。これで硬化シス
テムでは不可能な補助的処理を途中に入れる事が可能と
なる。 補助的処理の例 1)箱の展開デザインを硬化させるがその時折り目は柔
らかくしておく。樹脂液中から取り出して組み立てた後
で全体をランプ照射する。図14を参照 2)可動部品が接触する場所はそれを前提に成形する。
樹脂液中から取り出して、例えばギアの組合わせなら
ば、慣らし運転をして面をきれいにしてから完全硬化さ
せる。これは部品が途中で動かないための仮止め効果も
ある。
【発明の効果】以上の様に本発明によれば *有害な紫外線レーザー光を仕様しないので室内で硬化
部分にカバーをせず直視しながら作業が可能 *樹脂にレーザー光を照射して硬化させている部分が赤
く光って見えるので、作業の確認が容易に可能となる。
また意図に反したレーザービームの反射や屈折や漏れが
発見しやすい。 *多分光の強度の差だと思うが室内光では1週間程度は
硬化しないのに670nm程度のレーザーを照射した部
分だけ硬化する。但し紫外線に対しては普通の紫外線硬
化樹脂の性能として瞬時に硬化する。 *硬化希望部は文字を書くようにゆっくり走査を行な
い、硬化を希望しない部分では特定以上の速度で走査す
ると硬化しない。これは今までビームシャツターを必要
としていたのが不要になる利点がある。 *硬化部を通過したレーザー光が回析現象(硬化部と未
硬化部の密度の差が原因)を起こして当たった板にもよ
うが出来る。このデザインをCCDで計測する事により
リアルタイムで硬化度が監視可能となる。 *Z軸(硬化樹脂の深さ方向)にビームに沿って硬化が
可能となる。ビームの照射を静止状態にして硬化領域の
拡大が紫外線硬化樹脂と比較して少ない。今までのシス
テムに組み込むとZ軸の変化がない場合には、位置度に
硬化層が厚く出来る。例えばパイプの場合には数秒で硬
化が可能となる。 *水銀ランプの近紫外線による硬化も可能である。よっ
て十分に硬化しなくても後で水銀ランプによりボストキ
ュアが可能である。 *レーザー光に対する解像度が高く、10ミクロン程度
の操作が可能である。 *空気や水分による硬化障害が少なく、保存性も良い。 *新規に調合した中間タイプは温度に対して粘度が変化
しにくく、0度から40度程度まで作業が可能である。 *プラスチック(多分アクリル系)の容器中で硬化させ
て、残りをこぼして取り出すとはじけて簡単に処理が可
能。これは希釈剤の濃度を低くすることが可能であるか
ら。 *完全な硬化は期待出来なく、ポストキュア後も屈折率
が照射部分の強度により変化するので平板レンズが可能
となる。 *670nm程度の波長は半導体レーザーが仕様可能で
気体レーザーと比較して有利である。 従来 ーーーー 本発明 A 重量 数10 程度−−−100グラム以下(光学レンズと駆 動電源を含む) B 起動 数分単位−−−−−約1秒(APD回路の性能) C 消費電力 数百ワット−−−−約1ワット程度(駆動電源を含む) D 大きさ パソコン程度−−−単3電池程度(光学レンズと駆動電源 を含む) E 価格 きわめて低額となる。 F 保守 必要−−−−−−−不要 *レーザー光の焦点より短い地点ではXY軸方向で硬化
する。焦点より長い地点ではY軸方向のみで硬化する。
これによりZ軸方向の硬化制御が可能である。
部分にカバーをせず直視しながら作業が可能 *樹脂にレーザー光を照射して硬化させている部分が赤
く光って見えるので、作業の確認が容易に可能となる。
また意図に反したレーザービームの反射や屈折や漏れが
発見しやすい。 *多分光の強度の差だと思うが室内光では1週間程度は
硬化しないのに670nm程度のレーザーを照射した部
分だけ硬化する。但し紫外線に対しては普通の紫外線硬
化樹脂の性能として瞬時に硬化する。 *硬化希望部は文字を書くようにゆっくり走査を行な
い、硬化を希望しない部分では特定以上の速度で走査す
ると硬化しない。これは今までビームシャツターを必要
としていたのが不要になる利点がある。 *硬化部を通過したレーザー光が回析現象(硬化部と未
硬化部の密度の差が原因)を起こして当たった板にもよ
うが出来る。このデザインをCCDで計測する事により
リアルタイムで硬化度が監視可能となる。 *Z軸(硬化樹脂の深さ方向)にビームに沿って硬化が
可能となる。ビームの照射を静止状態にして硬化領域の
拡大が紫外線硬化樹脂と比較して少ない。今までのシス
テムに組み込むとZ軸の変化がない場合には、位置度に
硬化層が厚く出来る。例えばパイプの場合には数秒で硬
化が可能となる。 *水銀ランプの近紫外線による硬化も可能である。よっ
て十分に硬化しなくても後で水銀ランプによりボストキ
ュアが可能である。 *レーザー光に対する解像度が高く、10ミクロン程度
の操作が可能である。 *空気や水分による硬化障害が少なく、保存性も良い。 *新規に調合した中間タイプは温度に対して粘度が変化
しにくく、0度から40度程度まで作業が可能である。 *プラスチック(多分アクリル系)の容器中で硬化させ
て、残りをこぼして取り出すとはじけて簡単に処理が可
能。これは希釈剤の濃度を低くすることが可能であるか
ら。 *完全な硬化は期待出来なく、ポストキュア後も屈折率
が照射部分の強度により変化するので平板レンズが可能
となる。 *670nm程度の波長は半導体レーザーが仕様可能で
気体レーザーと比較して有利である。 従来 ーーーー 本発明 A 重量 数10 程度−−−100グラム以下(光学レンズと駆 動電源を含む) B 起動 数分単位−−−−−約1秒(APD回路の性能) C 消費電力 数百ワット−−−−約1ワット程度(駆動電源を含む) D 大きさ パソコン程度−−−単3電池程度(光学レンズと駆動電源 を含む) E 価格 きわめて低額となる。 F 保守 必要−−−−−−−不要 *レーザー光の焦点より短い地点ではXY軸方向で硬化
する。焦点より長い地点ではY軸方向のみで硬化する。
これによりZ軸方向の硬化制御が可能である。
【図1】本発明の光造形装置を示す説明図
【図2】細パイプを造形して生成させた状態を示す説明
図
図
【図3】図2のA−A線における断面図
【図4】ギャとプレート板を造形して生成させた状態を
示す説明図
示す説明図
【図5】図4の生成された硬化造形物の平面図
【図6】厚みが連続的に変化する硬化造形物の生成状態
を示す説明図
を示す説明図
【図7】ギャとベルトを組立状態に生成させた硬化造形
物の拡大平面図
物の拡大平面図
【図8】レーザ光の焦点が上方にあるときのレーザ照射
状態を示す説明図
状態を示す説明図
【図9】図8の影のパターンを示す説明図
【図10】レーザ光の焦点が下方にあるときのレーザ照
射状態を示す説明図
射状態を示す説明図
【図11】図10の影のパターンを示す説明図
【図12】レーザ光の焦点が光硬化性流動物質内にある
ときのレーザ照射状態を示す説明図
ときのレーザ照射状態を示す説明図
【図13】図12の影のパターンを示す説明図
【図14】折り畳んで箱体を形成する光造形法の工程を
示す説明図
示す説明図
1 光硬化流動物 2 容器 3 ガラス板 4 レーザ照射器 5 駆動装置 6 コンピュータ 7 硬化造形物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光造形法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光によって流動性の樹
脂を硬化させ、種々の立体的形状に造形する光造形法に
関する。
脂を硬化させ、種々の立体的形状に造形する光造形法に
関する。
【0002】
【従来の技術】流動性のある樹脂に光を照射することに
より硬化させて、三次元の造形物を成形する技術は、従
来より光造形法として知られている。また、光の照射に
よって硬化する流動性のある樹脂としては、紫外線によ
って硬化する紫外線硬化樹脂、可視領域の光により硬化
する光硬化樹脂、及び赤外線領域の光により硬化する熱
硬化樹脂が知られている。
より硬化させて、三次元の造形物を成形する技術は、従
来より光造形法として知られている。また、光の照射に
よって硬化する流動性のある樹脂としては、紫外線によ
って硬化する紫外線硬化樹脂、可視領域の光により硬化
する光硬化樹脂、及び赤外線領域の光により硬化する熱
硬化樹脂が知られている。
【0003】一方、流動性のある樹脂に光を照射して、
三次元的に造形物を成形するための具体的方法として
は、特公昭63−40650号のように、光により硬化
する光硬化性流動物質を容器内に収容し、光エネルギー
が前記物質の硬化に必要なエネルギーレベルをもって点
状に集中するように光照射を行いながら、前記容器を水
平及び垂直方向に移動させることにより、三次元の造形
物を成形する方法が知られている。
三次元的に造形物を成形するための具体的方法として
は、特公昭63−40650号のように、光により硬化
する光硬化性流動物質を容器内に収容し、光エネルギー
が前記物質の硬化に必要なエネルギーレベルをもって点
状に集中するように光照射を行いながら、前記容器を水
平及び垂直方向に移動させることにより、三次元の造形
物を成形する方法が知られている。
【0004】更に、例えば特開平2−36925号のよ
うに、紫外線により硬化する樹脂を貯留した液槽内の液
面より僅かに下側に、前記液槽内を垂直方向に上下動す
るテーブルを設けて、前記テーブル上の液面に対して紫
外線のレーザー光を照射することにより該テーブル上に
一定の厚みをもった硬化層を成形し、次いで前記テーブ
ルの位置を若干下方に沈めて、既に硬化した層の表面に
流入する液面に同様に光を照射して、前記の既硬化層の
表面に次の硬化層を形成し、以下、同様の工程を繰り返
すことで、所定の三次元造形物を成形する方法も知られ
ている。
うに、紫外線により硬化する樹脂を貯留した液槽内の液
面より僅かに下側に、前記液槽内を垂直方向に上下動す
るテーブルを設けて、前記テーブル上の液面に対して紫
外線のレーザー光を照射することにより該テーブル上に
一定の厚みをもった硬化層を成形し、次いで前記テーブ
ルの位置を若干下方に沈めて、既に硬化した層の表面に
流入する液面に同様に光を照射して、前記の既硬化層の
表面に次の硬化層を形成し、以下、同様の工程を繰り返
すことで、所定の三次元造形物を成形する方法も知られ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来にお
ける光造形法は、前記の硬化層の積層に伴ってテーブル
を下降させる光造形法、及び樹脂の貯留容器を水平、垂
直方向に移動させる光造形法のいずれもが、光の照射さ
れた範囲の樹脂を平面的に硬化させて、この硬化した硬
化層を順次積層させることにより、経時的に所定の厚み
をもった三次元の造形物を成形するものであり、光の照
射方向に沿って樹脂の硬化する深さを可変するというこ
とができないために、どうしても加工時間が長くなると
いう作業能率上の問題点がある。
ける光造形法は、前記の硬化層の積層に伴ってテーブル
を下降させる光造形法、及び樹脂の貯留容器を水平、垂
直方向に移動させる光造形法のいずれもが、光の照射さ
れた範囲の樹脂を平面的に硬化させて、この硬化した硬
化層を順次積層させることにより、経時的に所定の厚み
をもった三次元の造形物を成形するものであり、光の照
射方向に沿って樹脂の硬化する深さを可変するというこ
とができないために、どうしても加工時間が長くなると
いう作業能率上の問題点がある。
【0006】また、前記の光造形法は、人体にとって有
害な紫外線レーザーを使用しなければならないという作
業環境の面からの問題があり、しかも、光源として比較
的規模の大きな装置が必要となるだけでなく、この装置
に付属する冷却装置も必要となるので、装置全体がどう
しても高額になるという問題がある。
害な紫外線レーザーを使用しなければならないという作
業環境の面からの問題があり、しかも、光源として比較
的規模の大きな装置が必要となるだけでなく、この装置
に付属する冷却装置も必要となるので、装置全体がどう
しても高額になるという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来における
上記のような光造形法の問題点を解消し、レーザー光の
照射方向に沿って硬化する樹脂層の厚みを可変すること
ができ、三次元の立体造形が可視光でのレーザー光照射
により、室内で加工状態を的確に監視把握しながら容易
に行うことができ、しかも、レーザー光照射の移動速度
又は照射の強度調整により、硬化する樹脂の硬度を硬
化、半硬化、非硬化等の条件に適宜調整することのでき
る優れた光造形法の提供を目的とするものである。
上記のような光造形法の問題点を解消し、レーザー光の
照射方向に沿って硬化する樹脂層の厚みを可変すること
ができ、三次元の立体造形が可視光でのレーザー光照射
により、室内で加工状態を的確に監視把握しながら容易
に行うことができ、しかも、レーザー光照射の移動速度
又は照射の強度調整により、硬化する樹脂の硬度を硬
化、半硬化、非硬化等の条件に適宜調整することのでき
る優れた光造形法の提供を目的とするものである。
【0008】本発明の光造形法は、上記の目的を達成す
るための具体的手段として、請求項1では、エポキシ樹
脂又はアクリル樹脂のモノマー、もしくはエポキシ樹脂
とアクリル樹脂の混合物のモノマーにメタロセン化合物
と過酸化物とを混和した光硬化性流動物質に対し、60
0乃至800nmの波長のレーザー光を照射して照射部
を硬化又は半硬化状態とすることを特徴とする。
るための具体的手段として、請求項1では、エポキシ樹
脂又はアクリル樹脂のモノマー、もしくはエポキシ樹脂
とアクリル樹脂の混合物のモノマーにメタロセン化合物
と過酸化物とを混和した光硬化性流動物質に対し、60
0乃至800nmの波長のレーザー光を照射して照射部
を硬化又は半硬化状態とすることを特徴とする。
【0009】また、請求項2の光造形法では、第1段階
として前記の光硬化性流動物質を600乃至800nm
の波長のレーザー光により照射して、照射された部分が
硬化又は半硬化状態とされたのち、この硬化又は半硬化
状態とされた部分に、第2段階として600nmより短
い波長の光を照射することにより、更に硬化を進めて造
形させることを特徴とする。
として前記の光硬化性流動物質を600乃至800nm
の波長のレーザー光により照射して、照射された部分が
硬化又は半硬化状態とされたのち、この硬化又は半硬化
状態とされた部分に、第2段階として600nmより短
い波長の光を照射することにより、更に硬化を進めて造
形させることを特徴とする。
【0010】本発明の光造形法では、前記光硬化性流動
物質を構成する素材のうち、メタロセン化合物として、
チバガイギー社製のCG261が使用される。また、ア
クリル樹脂のモノマーとしては、ポリエステルアクリレ
ートのモノマーが使用され、更にエポキシ樹脂とアクリ
ル樹脂のモノマーとの混合物が使用される。
物質を構成する素材のうち、メタロセン化合物として、
チバガイギー社製のCG261が使用される。また、ア
クリル樹脂のモノマーとしては、ポリエステルアクリレ
ートのモノマーが使用され、更にエポキシ樹脂とアクリ
ル樹脂のモノマーとの混合物が使用される。
【0011】同じく光硬化性流動物質を構成する素材の
うち、メタロセン化合物と混和される過酸化物として
は、クメンハイドロパーオキサイドが使用され、好まし
くは、光硬化請求項流動物質中に希釈剤としてテトラヒ
ドロフルフリルアクリレートが混入される。
うち、メタロセン化合物と混和される過酸化物として
は、クメンハイドロパーオキサイドが使用され、好まし
くは、光硬化請求項流動物質中に希釈剤としてテトラヒ
ドロフルフリルアクリレートが混入される。
【0012】本発明の光造形法では、前記光硬化性流動
物質に対し、第1段階として600乃至800nmの波
長の光をレーザー照射して照射部を硬化又は半硬化状態
としたのちに、第2段階として600nmより短い波長
の光を照射して更に硬化を進めるための光照射手段とし
ては、水銀ランプによる光照射が好ましい。
物質に対し、第1段階として600乃至800nmの波
長の光をレーザー照射して照射部を硬化又は半硬化状態
としたのちに、第2段階として600nmより短い波長
の光を照射して更に硬化を進めるための光照射手段とし
ては、水銀ランプによる光照射が好ましい。
【0013】
【作用】本発明による光造形法では、光硬化性流動物質
として、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー、も
しくはエポキシ樹脂とアクリル樹脂の混合物のモノマー
にメタロセン化合物と過酸化物とを混和したものを使用
したことで、照射光として赤色の600〜800nmの
レーザー光を使用することができ、室内光のもとで目視
しながら加工できるので、加工作業を容易とすることが
できる。
として、エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー、も
しくはエポキシ樹脂とアクリル樹脂の混合物のモノマー
にメタロセン化合物と過酸化物とを混和したものを使用
したことで、照射光として赤色の600〜800nmの
レーザー光を使用することができ、室内光のもとで目視
しながら加工できるので、加工作業を容易とすることが
できる。
【0014】また、本発明の光造形法では、基本的にレ
ーザー光の照射による第1段階としての処理によって、
光硬化性流動物質を該レーザー光の照射に沿った長さ方
向の深さ(厚み)に対して硬化させることができるの
で、レーザー照射器の照射方向への移動とか、レンズ調
整等により、レーザー光の焦点位置を適宜制御すること
で、硬化の厚みを自在に制御することができる。更に、
硬化の程度、即ち、硬化、半硬化、非硬化等の硬化度合
も、そのレーザー光の強度とか移動速度の制御等により
自在に変化させることができる。
ーザー光の照射による第1段階としての処理によって、
光硬化性流動物質を該レーザー光の照射に沿った長さ方
向の深さ(厚み)に対して硬化させることができるの
で、レーザー照射器の照射方向への移動とか、レンズ調
整等により、レーザー光の焦点位置を適宜制御すること
で、硬化の厚みを自在に制御することができる。更に、
硬化の程度、即ち、硬化、半硬化、非硬化等の硬化度合
も、そのレーザー光の強度とか移動速度の制御等により
自在に変化させることができる。
【0015】更に、本発明の光造形法では、前記のよう
に、第1段階として600乃至800nmのレーザー光
照射により光硬化性流動物質を硬化又は半硬化すること
ができるが、この第1段階の硬化処理を施した後に、こ
の被処理物に第2段階として600nmより短い波長の
光、又はこれを含む水銀ランプ等の可視光を照射するこ
とにより、更に硬化状態を進行させて一層完全な硬化条
件を与えることができる。
に、第1段階として600乃至800nmのレーザー光
照射により光硬化性流動物質を硬化又は半硬化すること
ができるが、この第1段階の硬化処理を施した後に、こ
の被処理物に第2段階として600nmより短い波長の
光、又はこれを含む水銀ランプ等の可視光を照射するこ
とにより、更に硬化状態を進行させて一層完全な硬化条
件を与えることができる。
【0016】このような第1段階処理の後に、第2段階
としての処理を行う利点としては、まず、夫々の段階で
の光照射の条件を適宜組合わせることによって、製造作
業の過程で硬化物の硬度を連続的にコントロールするこ
とができることである。また、製造の途中で異なるプロ
セスによる硬化処理、つまり補助的な処理を挿入するこ
とによって、従来の硬化システムでは不可能であった最
終的に同等の硬度を有することを目的とした硬化物であ
っても、硬度が相違することになる処理を施すことが可
能となる。
としての処理を行う利点としては、まず、夫々の段階で
の光照射の条件を適宜組合わせることによって、製造作
業の過程で硬化物の硬度を連続的にコントロールするこ
とができることである。また、製造の途中で異なるプロ
セスによる硬化処理、つまり補助的な処理を挿入するこ
とによって、従来の硬化システムでは不可能であった最
終的に同等の硬度を有することを目的とした硬化物であ
っても、硬度が相違することになる処理を施すことが可
能となる。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例を説明すると、図1は本
発明を実施するための光造形装置の説明図であって、ガ
ラス等の透明な容器2の内部に光硬化性流動物質1を貯
留し、この透明容器2内に貯留された光硬化性流動物質
1の上方には、図示を省略した昇降装置の下面に固定し
た透明ガラス板3を、前記光硬化性流動物質1の液面と
接するように配置して、この容器2の下面に配置した半
導体レーザー照射器4から、赤色の670nm程度の波
長のレーザー光7を容器2の底面を通して光硬化性流動
物質1中へ照射することにより、該光照射部分の光硬化
性流動物質1を硬化させて容器2の底面とガラス板3と
の間に柱状の硬化部1aを成形する。前記半導体レーザ
ー照射器4には、レーザー光7をX,Y,Z軸方向に移
動させるための駆動装置5が備えられており、この駆動
装置5はコンピュータ6によって操作される。
発明を実施するための光造形装置の説明図であって、ガ
ラス等の透明な容器2の内部に光硬化性流動物質1を貯
留し、この透明容器2内に貯留された光硬化性流動物質
1の上方には、図示を省略した昇降装置の下面に固定し
た透明ガラス板3を、前記光硬化性流動物質1の液面と
接するように配置して、この容器2の下面に配置した半
導体レーザー照射器4から、赤色の670nm程度の波
長のレーザー光7を容器2の底面を通して光硬化性流動
物質1中へ照射することにより、該光照射部分の光硬化
性流動物質1を硬化させて容器2の底面とガラス板3と
の間に柱状の硬化部1aを成形する。前記半導体レーザ
ー照射器4には、レーザー光7をX,Y,Z軸方向に移
動させるための駆動装置5が備えられており、この駆動
装置5はコンピュータ6によって操作される。
【0018】前記の半導体レーザー照射器4及び駆動装
置5とからなるレーザー光照射手段の仕様例としては、
光線を例えばX,Y,Z軸方向に往復移動するときの加
工繰り返し精度が0.001ミリ(1μ)、X,Y,Z
軸方向における最小スポット移動単位が0.01ミリ、
ビームスポット径が0.01(X軸)×0.02(Y
軸)ミリ、硬化時のX,Y軸移動速度が0.5〜15ミ
リ/秒、非硬化時のX,Y軸移動速度が30ミリ/秒、
最小硬化スポットサイズが0.010×0.025ミリ
(照射時間0.03秒/スポット)、硬化領域の拡大率
と露光時間がX軸方向の増加率0.10ミリ/100秒
及びY軸方向の増加率0.25ミリ/100秒である。
置5とからなるレーザー光照射手段の仕様例としては、
光線を例えばX,Y,Z軸方向に往復移動するときの加
工繰り返し精度が0.001ミリ(1μ)、X,Y,Z
軸方向における最小スポット移動単位が0.01ミリ、
ビームスポット径が0.01(X軸)×0.02(Y
軸)ミリ、硬化時のX,Y軸移動速度が0.5〜15ミ
リ/秒、非硬化時のX,Y軸移動速度が30ミリ/秒、
最小硬化スポットサイズが0.010×0.025ミリ
(照射時間0.03秒/スポット)、硬化領域の拡大率
と露光時間がX軸方向の増加率0.10ミリ/100秒
及びY軸方向の増加率0.25ミリ/100秒である。
【0019】前記レーザー光照射手段による解像度の目
安としては、1文字が6×12ドット程度で文字間隔が
2ドット程度の場合に、例えば「Austrade」と
いうような文字列を0.7ミリの幅以下で製作すること
が可能である。また、X,Y軸に平行な直線で構成され
たパターンの場合には、夫々の硬化した線の間の溝は1
0ミクロン程度である。
安としては、1文字が6×12ドット程度で文字間隔が
2ドット程度の場合に、例えば「Austrade」と
いうような文字列を0.7ミリの幅以下で製作すること
が可能である。また、X,Y軸に平行な直線で構成され
たパターンの場合には、夫々の硬化した線の間の溝は1
0ミクロン程度である。
【0020】更に、前記レーザー光照射手段の外形的大
きさは、縦20cm、幅40cm、奥行き40cm程度
であり、重量は、振動防止のバラストを含めて20kg
程度であり、光硬化性流動物質を硬化できる範囲の大き
さは20cm×15cm程度である。なお、コンピュー
タはPC−9801シリーズを使用した。
きさは、縦20cm、幅40cm、奥行き40cm程度
であり、重量は、振動防止のバラストを含めて20kg
程度であり、光硬化性流動物質を硬化できる範囲の大き
さは20cm×15cm程度である。なお、コンピュー
タはPC−9801シリーズを使用した。
【0021】本発明における光硬化性流動物質のモノマ
ーとしては、ベンゼン環を含むものが多く、ポリエステ
ルアクリレート等のアクリル樹脂又はその混合物の場合
がある。また、モノマーに代えて分子量の小さいこれら
の樹脂高分子を使用してもよい。メタロセン化合物(鉄
アレーン錯体)としては、鉄を含むCG261〔商標
名:チバガイギー社(IRGACURE261)が代表
的である。過酸化物としては、クメンハイドロパーオキ
サイドが有効である。更に、光硬化性流動物質には、希
釈剤としてテトラヒドロフルフリルアクリレートを添加
することが好ましい。
ーとしては、ベンゼン環を含むものが多く、ポリエステ
ルアクリレート等のアクリル樹脂又はその混合物の場合
がある。また、モノマーに代えて分子量の小さいこれら
の樹脂高分子を使用してもよい。メタロセン化合物(鉄
アレーン錯体)としては、鉄を含むCG261〔商標
名:チバガイギー社(IRGACURE261)が代表
的である。過酸化物としては、クメンハイドロパーオキ
サイドが有効である。更に、光硬化性流動物質には、希
釈剤としてテトラヒドロフルフリルアクリレートを添加
することが好ましい。
【0022】更に、本発明における光硬化性流動物質の
種類としては、高硬度タイプの場合には、主として、エ
ポキシ樹脂に、光硬化開始剤としての前記CG261
と、過酸化物としてのクメンハイドロパーオキサイド
と、希釈剤としてのテトラヒドロフルフリルアクリレー
トとを組み合わせたものが使用される。次に、解像度及
び感度重視タイプのものとして、主に、アクリル樹脂
に、光硬化開始剤としてのCG261と、過酸化物とし
てのクメンハイドロパーオキサイドと、希釈剤としての
テトラヒドロフルフリルアクリレートとを組み合わせた
ものが使用される。更に、中間タイプのものとしては、
アクリル樹脂と、エポキシ樹脂と、CG261と、クメ
ンハイドロパーオキサイドとの配合比率を適宜調整した
ものが使用される。
種類としては、高硬度タイプの場合には、主として、エ
ポキシ樹脂に、光硬化開始剤としての前記CG261
と、過酸化物としてのクメンハイドロパーオキサイド
と、希釈剤としてのテトラヒドロフルフリルアクリレー
トとを組み合わせたものが使用される。次に、解像度及
び感度重視タイプのものとして、主に、アクリル樹脂
に、光硬化開始剤としてのCG261と、過酸化物とし
てのクメンハイドロパーオキサイドと、希釈剤としての
テトラヒドロフルフリルアクリレートとを組み合わせた
ものが使用される。更に、中間タイプのものとしては、
アクリル樹脂と、エポキシ樹脂と、CG261と、クメ
ンハイドロパーオキサイドとの配合比率を適宜調整した
ものが使用される。
【0023】次に、本発明の光造形法を、レーザー光の
照射による第1段階の硬化処理により、図2に示すよう
な円筒状の造形物10を成形する場合の方法について説
明する。まず、図3a及び図4aのように、前記半導体
レーザー照射器4より、透明容器2の底面から光硬化性
流動物質1を通して、赤色の670nm程度の波長のレ
ーザー光7を前記ガラス板3の裏面方向へ照射すると、
ガラス板3の下面の光硬化性流動物質1は、前記レーザ
ー光の焦点位置を特定箇所で適宜時間的に制御すること
により、該レーザー光の照射に沿った長さ方向、つまり
Z軸の方向に対して柱状に硬化し、前記ガラス板3の下
面と透明容器2の底面との間に柱状硬化部1aが付着形
成される。
照射による第1段階の硬化処理により、図2に示すよう
な円筒状の造形物10を成形する場合の方法について説
明する。まず、図3a及び図4aのように、前記半導体
レーザー照射器4より、透明容器2の底面から光硬化性
流動物質1を通して、赤色の670nm程度の波長のレ
ーザー光7を前記ガラス板3の裏面方向へ照射すると、
ガラス板3の下面の光硬化性流動物質1は、前記レーザ
ー光の焦点位置を特定箇所で適宜時間的に制御すること
により、該レーザー光の照射に沿った長さ方向、つまり
Z軸の方向に対して柱状に硬化し、前記ガラス板3の下
面と透明容器2の底面との間に柱状硬化部1aが付着形
成される。
【0024】次に、図3b及び図4bに示すように、前
記のレーザー光7の照射条件を同じとして、該レーザー
光7をX,Y軸方向に順次移動することにより、前記柱
状硬化部1aと同様な長さの硬化部1b,1c・・・1
nを、前記硬化部1aと平行に順次隣接するように連続
させて、第1段目の環状硬化部10aを成形する。
記のレーザー光7の照射条件を同じとして、該レーザー
光7をX,Y軸方向に順次移動することにより、前記柱
状硬化部1aと同様な長さの硬化部1b,1c・・・1
nを、前記硬化部1aと平行に順次隣接するように連続
させて、第1段目の環状硬化部10aを成形する。
【0025】このようにして、ガラス板3の裏面に環状
硬化部10aが成形された後、図3cのように、容器2
内の光硬化性流動物質1の液面と接している前記ガラス
板3を、前記環状硬化部10aの下端が光硬化性流動物
質1の液面から離れないようにして、昇降装置により上
方に引き上げ、その状態でこの第1段目の環状硬化部1
0aの下面に、再び前記と同様の手順によりレーザー光
7を照射して、柱状硬化部1aを成形する。
硬化部10aが成形された後、図3cのように、容器2
内の光硬化性流動物質1の液面と接している前記ガラス
板3を、前記環状硬化部10aの下端が光硬化性流動物
質1の液面から離れないようにして、昇降装置により上
方に引き上げ、その状態でこの第1段目の環状硬化部1
0aの下面に、再び前記と同様の手順によりレーザー光
7を照射して、柱状硬化部1aを成形する。
【0026】そして、図3dのように、第1段目環状硬
化部10aの下面に前記と同様に、柱状硬化部1a,1
b,1c・・・1nを順次連続的に成形して、第2段目
の環状硬化部10bを成形する。以下同様の手順を繰り
返すことにより、第2段目の環状硬化部10bの下面に
第3段目の環状硬化部10cを成形するようにして、ガ
ラス板3の下面に、最終的に図2のような所定の長さを
有する円筒状の造形物10を成形することができる。
化部10aの下面に前記と同様に、柱状硬化部1a,1
b,1c・・・1nを順次連続的に成形して、第2段目
の環状硬化部10bを成形する。以下同様の手順を繰り
返すことにより、第2段目の環状硬化部10bの下面に
第3段目の環状硬化部10cを成形するようにして、ガ
ラス板3の下面に、最終的に図2のような所定の長さを
有する円筒状の造形物10を成形することができる。
【0027】同様にして、図5のような上下両端の直径
が異なる中空円錐状の造形物11を成形する場合には、
図6aのように、前記の円筒状の造形物10の場合と同
様な方法によって、ガラス板3の下面に柱状硬化部1a
による第1段目の環状硬化部11aを成形したのちに、
図6bのように、ガラス板3を環状硬化部11aの下端
が光硬化性流動物質1の液面から離れないように引き上
げ、その状態で第1段目の環状硬化部11aの下面にお
ける僅かに内側の部分にレーザー光7を照射して、柱状
硬化部1aを成形する。
が異なる中空円錐状の造形物11を成形する場合には、
図6aのように、前記の円筒状の造形物10の場合と同
様な方法によって、ガラス板3の下面に柱状硬化部1a
による第1段目の環状硬化部11aを成形したのちに、
図6bのように、ガラス板3を環状硬化部11aの下端
が光硬化性流動物質1の液面から離れないように引き上
げ、その状態で第1段目の環状硬化部11aの下面にお
ける僅かに内側の部分にレーザー光7を照射して、柱状
硬化部1aを成形する。
【0028】次に、図6cのように、第1段目の環状硬
化部11aの下面に、該第1段目環状硬化部11aの直
径より内側の部分に柱状硬化部1b,1c・・・1nを
順次連続的に成形して、第1段目環状硬化部11aより
も僅かに直径の小さい第2段目の環状硬化部11bを成
形し、以下同様の手順を繰り返すことにより、第2段目
の環状硬化部11bの下面に第3段目の環状硬化部11
cを成形するようにして、最終的に図5のような所定の
長さを有する中空円錐状の造形物11を成形することが
できる。
化部11aの下面に、該第1段目環状硬化部11aの直
径より内側の部分に柱状硬化部1b,1c・・・1nを
順次連続的に成形して、第1段目環状硬化部11aより
も僅かに直径の小さい第2段目の環状硬化部11bを成
形し、以下同様の手順を繰り返すことにより、第2段目
の環状硬化部11bの下面に第3段目の環状硬化部11
cを成形するようにして、最終的に図5のような所定の
長さを有する中空円錐状の造形物11を成形することが
できる。
【0029】上記の中空円錐状造形物11と同様な形状
で、図8に示すような、内部が中実な円錐状造形物12
を成形する場合には、例えば、図9a及び図10aのよ
うに、前記と同様な方法により、まずガラス板3の下面
に第1段目の環状硬化部12aを成形した後、ガラス板
3を同じ高さに保持したままで、この環状硬化部12a
を最外周硬化部として、該最外周環状硬化部12aの内
周面に直径の小さい第2周目の内側環状硬化部12bを
隣接して周設する。
で、図8に示すような、内部が中実な円錐状造形物12
を成形する場合には、例えば、図9a及び図10aのよ
うに、前記と同様な方法により、まずガラス板3の下面
に第1段目の環状硬化部12aを成形した後、ガラス板
3を同じ高さに保持したままで、この環状硬化部12a
を最外周硬化部として、該最外周環状硬化部12aの内
周面に直径の小さい第2周目の内側環状硬化部12bを
隣接して周設する。
【0030】次に、図9b及び図10bのように、ガラ
ス板3を同じ高さに保持したままで、前記内側環状硬化
部12bの内周面に更に直径の小さい第3周目の内側環
状硬化部12cが周設されるようにして、中心部方向に
向けて直径の小さい環状硬化部12nを順次成形し、中
実な第1層目硬化部13aを造る。
ス板3を同じ高さに保持したままで、前記内側環状硬化
部12bの内周面に更に直径の小さい第3周目の内側環
状硬化部12cが周設されるようにして、中心部方向に
向けて直径の小さい環状硬化部12nを順次成形し、中
実な第1層目硬化部13aを造る。
【0031】このようにして中実な第1層目硬化部13
aを成形した後、図9cのように、ガラス板3を第1層
目硬化部13aの下端が光硬化性流動物質1の液面から
離れないように引き上げてから、図9d及び図10cの
ように、前記第1層目硬化部13aの下面に同様な手順
により、第2層目硬化部13bを成形し、以下同様な方
法により最終的に所定の長さの中実な円錐状造形物12
が成形される。
aを成形した後、図9cのように、ガラス板3を第1層
目硬化部13aの下端が光硬化性流動物質1の液面から
離れないように引き上げてから、図9d及び図10cの
ように、前記第1層目硬化部13aの下面に同様な手順
により、第2層目硬化部13bを成形し、以下同様な方
法により最終的に所定の長さの中実な円錐状造形物12
が成形される。
【0032】また、上記のような中実な造形物を成形す
る場合には、更に図11に示すような別の方法により、
前記の図9,10に示す方法よりも能率的に円錐状造形
物14を成形することがができる。この方法では、ま
ず、図11aのように、ガラス板3の下面に第1周目の
環状硬化部15aを成形した後、図11bのように、ガ
ラス板3を第1周環状硬化部15aの下端が光硬化性流
動物質1の液面から離れないように上方に引き上げる。
る場合には、更に図11に示すような別の方法により、
前記の図9,10に示す方法よりも能率的に円錐状造形
物14を成形することがができる。この方法では、ま
ず、図11aのように、ガラス板3の下面に第1周目の
環状硬化部15aを成形した後、図11bのように、ガ
ラス板3を第1周環状硬化部15aの下端が光硬化性流
動物質1の液面から離れないように上方に引き上げる。
【0033】このようにガラス板3を第1周環状硬化部
15aの下端が光硬化性流動物質1の液面から離れない
ように引き上げると、第1周環状硬化部15aの内側は
負圧状態のまま引き上げられるので、容器2内における
第1周環状硬化部15aの内側の光硬化性流動物質1
は、この第1周環状硬化部15aの内側に位置したまま
の状態、つまりガラス板3の下面に付着したままの状態
でガラス板3と共に上昇する。
15aの下端が光硬化性流動物質1の液面から離れない
ように引き上げると、第1周環状硬化部15aの内側は
負圧状態のまま引き上げられるので、容器2内における
第1周環状硬化部15aの内側の光硬化性流動物質1
は、この第1周環状硬化部15aの内側に位置したまま
の状態、つまりガラス板3の下面に付着したままの状態
でガラス板3と共に上昇する。
【0034】この状態で図11cのように、前記第1周
環状硬化部15aの内側部分にレーザー光7を照射し
て、容器2の底面とガラス板3との間の光硬化性流動物
質1を柱状に硬化させ、順次同様の硬化処理を繰り返え
すことにより、前記第1周環状硬化部15aの内側部分
に、該硬化部15aよりも長い柱状の第二周環状硬化部
15bを成形する。
環状硬化部15aの内側部分にレーザー光7を照射し
て、容器2の底面とガラス板3との間の光硬化性流動物
質1を柱状に硬化させ、順次同様の硬化処理を繰り返え
すことにより、前記第1周環状硬化部15aの内側部分
に、該硬化部15aよりも長い柱状の第二周環状硬化部
15bを成形する。
【0035】以下、同様な方法によって、図11dのよ
うに第二周環状硬化部15bの内側部分に、該硬化部1
5bよりも長い柱状の第三周環状硬化部15cを成形し
て、最終的に図11eのように最も内側の環状硬化部1
5nを成形することで、所定の長さの中実な円錐状造形
物14が形成される。
うに第二周環状硬化部15bの内側部分に、該硬化部1
5bよりも長い柱状の第三周環状硬化部15cを成形し
て、最終的に図11eのように最も内側の環状硬化部1
5nを成形することで、所定の長さの中実な円錐状造形
物14が形成される。
【0036】また、平面的に複雑な形状を有する造形
物、例えば、図12に示す歯車のような造形物16を成
形する場合には、前記図3a乃至図3dに示した場合と
同じように、例えば、光硬化性流動物質1にレーザー光
7を照射して、まず、ガラス板3の下面に歯17aと溝
17bの形状に沿った柱状硬化部1aを成形し、次いで
中央部の穴17c迄の間隔に順次柱状硬化部1aが成形
されるように順次レーザー光7をX,Y軸方向へ移動す
ることによって、ガラス板3の下面に歯車状造形部16
を付着成形することができる。
物、例えば、図12に示す歯車のような造形物16を成
形する場合には、前記図3a乃至図3dに示した場合と
同じように、例えば、光硬化性流動物質1にレーザー光
7を照射して、まず、ガラス板3の下面に歯17aと溝
17bの形状に沿った柱状硬化部1aを成形し、次いで
中央部の穴17c迄の間隔に順次柱状硬化部1aが成形
されるように順次レーザー光7をX,Y軸方向へ移動す
ることによって、ガラス板3の下面に歯車状造形部16
を付着成形することができる。
【0037】また、同様にして、図13に示すような部
分的に高さや厚み等が異なる造形物18を成形する場合
には、図6a乃至図6cに示した場合と同じように、レ
ーザー光7のX軸,Y軸もしくはZ軸方向への移動によ
り、先に成形された柱状硬化部1aに対して、次に成形
される柱状硬化部1aの位置を変位させることで、どの
ような形状にでも自由に成形することができる。
分的に高さや厚み等が異なる造形物18を成形する場合
には、図6a乃至図6cに示した場合と同じように、レ
ーザー光7のX軸,Y軸もしくはZ軸方向への移動によ
り、先に成形された柱状硬化部1aに対して、次に成形
される柱状硬化部1aの位置を変位させることで、どの
ような形状にでも自由に成形することができる。
【0038】本発明では、上記のように光硬化性流動物
質にレーザー光を照射する第1段階の硬化処理により、
硬化した造形物を成形することができるが、この第1段
階の硬化処理だけでもレーザー光の照射時間を調整する
ことで造形物の硬度を変えることができる。つまり、レ
ーザー光の照射時間を長くすれば硬度を高くすることが
でき、反対に照射時間を短くすれば硬度を低くすること
ができる。
質にレーザー光を照射する第1段階の硬化処理により、
硬化した造形物を成形することができるが、この第1段
階の硬化処理だけでもレーザー光の照射時間を調整する
ことで造形物の硬度を変えることができる。つまり、レ
ーザー光の照射時間を長くすれば硬度を高くすることが
でき、反対に照射時間を短くすれば硬度を低くすること
ができる。
【0039】また、前記のようなレーザー光の照射時間
を調整することで造形物の硬度を変えること以外にも、
光硬化性流動物質に対するレーザー光の焦点位置を適切
に処理することによっても造形物の硬度を変えたり、或
いは光の焦点位置が何処にあるかを確認することによ
り、光硬化性流動物質の硬化の進行状況を的確に把握す
ることができる。この場合、何らかの方法により光の焦
点位置を確認できるようにする必要があるが、本発明で
は、光硬化性流動物質にレーザー光を照射した時に或る
位置に表れる光のスポット、つまりファーフィールドパ
ターンを観測することでレーザー光の焦点位置を把握す
ることができる。
を調整することで造形物の硬度を変えること以外にも、
光硬化性流動物質に対するレーザー光の焦点位置を適切
に処理することによっても造形物の硬度を変えたり、或
いは光の焦点位置が何処にあるかを確認することによ
り、光硬化性流動物質の硬化の進行状況を的確に把握す
ることができる。この場合、何らかの方法により光の焦
点位置を確認できるようにする必要があるが、本発明で
は、光硬化性流動物質にレーザー光を照射した時に或る
位置に表れる光のスポット、つまりファーフィールドパ
ターンを観測することでレーザー光の焦点位置を把握す
ることができる。
【0040】例えば、図14のように、ガラス板3の下
に成形される光硬化性流動物質1の下側からレーザー光
7を照射して、その光をゆっくりと矢印Aの方向へ移動
した際に、ガラス板3の上方の或る断面19には、図1
5に示すような、楕円形のファーフィールドパターン2
1が映ることになるが、このレーザー光7の焦点位置2
0が光硬化性流動物質1の下側にある場合には、このフ
ァーフィールドパターン21は光の進行方向の後側に幅
Wをもった略三角形の尾22が形成された形となる。
に成形される光硬化性流動物質1の下側からレーザー光
7を照射して、その光をゆっくりと矢印Aの方向へ移動
した際に、ガラス板3の上方の或る断面19には、図1
5に示すような、楕円形のファーフィールドパターン2
1が映ることになるが、このレーザー光7の焦点位置2
0が光硬化性流動物質1の下側にある場合には、このフ
ァーフィールドパターン21は光の進行方向の後側に幅
Wをもった略三角形の尾22が形成された形となる。
【0041】また、図16のように、レーザー光7の焦
点位置20が光硬化性流動物質1及びガラス板3の上側
にある場合には、ガラス板3の上方断面19に映る楕円
形のファーフィールドパターン21は、図17に示すよ
うに、光の進行方向の前側に幅Wをもった略三角形の尾
22が形成された形となる。
点位置20が光硬化性流動物質1及びガラス板3の上側
にある場合には、ガラス板3の上方断面19に映る楕円
形のファーフィールドパターン21は、図17に示すよ
うに、光の進行方向の前側に幅Wをもった略三角形の尾
22が形成された形となる。
【0042】更に、図18のように、このレーザー光7
の焦点位置20が光硬化性流動物質1の中央部にある場
合には、ガラス板3の上方断面19に映る楕円形のファ
ーフィールドパターン21は、図19に示すように、光
の進行方向に沿った楕円形ファーフィールドパターン2
1の両側に同じ幅をもった曲面状の帯23が形成された
形となる。
の焦点位置20が光硬化性流動物質1の中央部にある場
合には、ガラス板3の上方断面19に映る楕円形のファ
ーフィールドパターン21は、図19に示すように、光
の進行方向に沿った楕円形ファーフィールドパターン2
1の両側に同じ幅をもった曲面状の帯23が形成された
形となる。
【0043】上記のように、ガラス板3の上方の断面1
9に映しだされるファーフィールドパターン21の形状
が互いに異なるのは、夫々光硬化性流動物質1を透過す
る光の焦点と硬化進度が相違しているからであり、当然
のことながら、図18のように、レーザー光7の焦点位
置20が光硬化性流動物質1の中央部にある場合は硬度
が適切に進行し、図14及び図16のように、レーザー
光7の焦点位置20が光硬化性流動物質1から外れてい
る場合は硬度の進行が遅れることになる。
9に映しだされるファーフィールドパターン21の形状
が互いに異なるのは、夫々光硬化性流動物質1を透過す
る光の焦点と硬化進度が相違しているからであり、当然
のことながら、図18のように、レーザー光7の焦点位
置20が光硬化性流動物質1の中央部にある場合は硬度
が適切に進行し、図14及び図16のように、レーザー
光7の焦点位置20が光硬化性流動物質1から外れてい
る場合は硬度の進行が遅れることになる。
【0044】従って、前記のようなファーフィールドパ
ターン21の形状をモニターすることで、光の焦点位置
20を適宜調整したり、或いは、必要に応じて成形する
造形物における或る部分を硬くしたり柔らかにしたりす
る調整を自由に行うことができる。
ターン21の形状をモニターすることで、光の焦点位置
20を適宜調整したり、或いは、必要に応じて成形する
造形物における或る部分を硬くしたり柔らかにしたりす
る調整を自由に行うことができる。
【0045】本発明では、上記のような第1段階として
の硬化処理によるレーザー光の照射時間の調整や、焦点
位置の調整等の処理により、造形物の硬度を最終的に調
整することが可能であるが、造形物の形状や目的等の条
件によっては、前記のような第1段階としての調整処理
により、目的とする造形物の一部の硬度を高めたり或い
は半硬化状態としたのち、次に得られた造形物をレーザ
ー光照射装置より取り外してから、第2段階の処理とし
て、前記造形物に水銀ランプによる近紫外線の照射を加
えることにより、最終的に全ての部分の硬度を高めると
いうポストキュア処理を併用することができる。
の硬化処理によるレーザー光の照射時間の調整や、焦点
位置の調整等の処理により、造形物の硬度を最終的に調
整することが可能であるが、造形物の形状や目的等の条
件によっては、前記のような第1段階としての調整処理
により、目的とする造形物の一部の硬度を高めたり或い
は半硬化状態としたのち、次に得られた造形物をレーザ
ー光照射装置より取り外してから、第2段階の処理とし
て、前記造形物に水銀ランプによる近紫外線の照射を加
えることにより、最終的に全ての部分の硬度を高めると
いうポストキュア処理を併用することができる。
【0046】また、作業時の状況によっては、前記のよ
うな第1段階としてのレーザー光の照射処理により光の
照射時間の調整や、焦点位置の調整等を行って、目的と
する造形物の形状全体を半硬化状態で短時間に能率的に
成形し、次に、その造形物をレーザー光照射装置より取
り外して、第2段階の処理である水銀ランプによる近紫
外線の照射を加えることで、最終的に全ての部分の硬度
を高めるというような処理も可能である。
うな第1段階としてのレーザー光の照射処理により光の
照射時間の調整や、焦点位置の調整等を行って、目的と
する造形物の形状全体を半硬化状態で短時間に能率的に
成形し、次に、その造形物をレーザー光照射装置より取
り外して、第2段階の処理である水銀ランプによる近紫
外線の照射を加えることで、最終的に全ての部分の硬度
を高めるというような処理も可能である。
【0047】上記のように、硬化処理を第1段階と第2
段階とに分けることは、例えば、図20cに示すような
箱体24を造る場合に利用できる。つまり、図20aに
示すように、レーザー光照射手段による第1段階によっ
て、夫々の壁面24aを所定の硬度に硬化させると共
に、夫々の壁面24aを接続する折り目部分24bは半
硬化もしくは未硬化の状態に処理して、展開状態の箱体
素材を成形する。次に、図20bのように、この箱体素
材をレーザー光照射手段から取り出して、折り目部分2
4bを折り曲げて箱体に組み立てた後、第2段階として
の水銀ランプによる光を照射することで、半硬化もしく
は未硬化状態の折り目部分24bを硬化させ、最終的に
図20cのような立体的な箱体24を得ることができ
る。
段階とに分けることは、例えば、図20cに示すような
箱体24を造る場合に利用できる。つまり、図20aに
示すように、レーザー光照射手段による第1段階によっ
て、夫々の壁面24aを所定の硬度に硬化させると共
に、夫々の壁面24aを接続する折り目部分24bは半
硬化もしくは未硬化の状態に処理して、展開状態の箱体
素材を成形する。次に、図20bのように、この箱体素
材をレーザー光照射手段から取り出して、折り目部分2
4bを折り曲げて箱体に組み立てた後、第2段階として
の水銀ランプによる光を照射することで、半硬化もしく
は未硬化状態の折り目部分24bを硬化させ、最終的に
図20cのような立体的な箱体24を得ることができ
る。
【0048】この箱体24の例は、各壁面24aを接続
する折り目部分24bを半硬化もしくは未硬化の状態に
処理して、最終的には前記折り目部分24bを第2段階
で硬化させる場合の例であるが、造形物の形状等によっ
ては、成形の段階での便宜性を考慮して、硬化部分と半
硬化もしくは未硬化の部分とを同時に成形した後に、最
終的には硬化部分と半硬化もしくは未硬化部分とを切り
離して、夫々分離した構造の造形物を造ることもでき
る。
する折り目部分24bを半硬化もしくは未硬化の状態に
処理して、最終的には前記折り目部分24bを第2段階
で硬化させる場合の例であるが、造形物の形状等によっ
ては、成形の段階での便宜性を考慮して、硬化部分と半
硬化もしくは未硬化の部分とを同時に成形した後に、最
終的には硬化部分と半硬化もしくは未硬化部分とを切り
離して、夫々分離した構造の造形物を造ることもでき
る。
【0049】例えば、図21aに示すような、一対の歯
車25aと25bとの間に、これらの歯車と噛み合って
可動するベルト26が予め一体的に張り渡されるように
組み立てられた造形物を造る場合(ただし、この場合の
例はベルト26に相当する部分を、実際に高速で回転力
が伝えられるゴム製ベルトのような機械部品という意味
で捉えると、必ずしも適切な例であるとはいえないが)
は、前記図12についての説明で示したような方法によ
り、まず、第1段階としてのレーザー光照射手段によ
り、一対の歯車25aと25bとを半硬化もしくは未硬
化の状態で成形し、次に、図21bのように、夫々の歯
車の歯27の外側に僅かな隙間をおいて、該歯27と噛
み合う歯28をもったベルト26の部分を半硬化もしく
は未硬化の状態に成形し、夫々の成形後に歯車25a及
び25bだけに第2段階としての水銀ランプ照射を行っ
て、歯車25a及び25bの硬化状態が高くなるように
処理する。
車25aと25bとの間に、これらの歯車と噛み合って
可動するベルト26が予め一体的に張り渡されるように
組み立てられた造形物を造る場合(ただし、この場合の
例はベルト26に相当する部分を、実際に高速で回転力
が伝えられるゴム製ベルトのような機械部品という意味
で捉えると、必ずしも適切な例であるとはいえないが)
は、前記図12についての説明で示したような方法によ
り、まず、第1段階としてのレーザー光照射手段によ
り、一対の歯車25aと25bとを半硬化もしくは未硬
化の状態で成形し、次に、図21bのように、夫々の歯
車の歯27の外側に僅かな隙間をおいて、該歯27と噛
み合う歯28をもったベルト26の部分を半硬化もしく
は未硬化の状態に成形し、夫々の成形後に歯車25a及
び25bだけに第2段階としての水銀ランプ照射を行っ
て、歯車25a及び25bの硬化状態が高くなるように
処理する。
【0050】上記のように、本発明では、第1段階とし
てのレーザー光の照射のみにより硬化造形物の硬度を適
宜調整することは可能であるが、更に、このようなレー
ザー光の照射による第1段階処理と、水銀ランプの照射
による第2段階処理とを組み合わせることよって、完成
時における目的とする造形物に対して広範な硬度条件の
バリエーションを与えることができる。
てのレーザー光の照射のみにより硬化造形物の硬度を適
宜調整することは可能であるが、更に、このようなレー
ザー光の照射による第1段階処理と、水銀ランプの照射
による第2段階処理とを組み合わせることよって、完成
時における目的とする造形物に対して広範な硬度条件の
バリエーションを与えることができる。
【0051】上記のように、レーザー光の照射による第
1段階処理と、水銀ランプの照射による第2段階処理と
を組み合わせた場合には、レーザー光の照射時間と、水
銀ランプの照射条件との組み合わせによって、造形物の
硬さを連続的にコントロールすることができるし、ま
た、最終的に同じ硬度を持たせることを目的とした造形
物であっても、製作途中のプロセスによって異なる弾性
(硬度)を経過させることが可能であり、その結果、前
記の図20の箱体や、図21の歯車のように、従来での
この種のシステムでは不可能であった補助的処理を自由
に付加することができる。
1段階処理と、水銀ランプの照射による第2段階処理と
を組み合わせた場合には、レーザー光の照射時間と、水
銀ランプの照射条件との組み合わせによって、造形物の
硬さを連続的にコントロールすることができるし、ま
た、最終的に同じ硬度を持たせることを目的とした造形
物であっても、製作途中のプロセスによって異なる弾性
(硬度)を経過させることが可能であり、その結果、前
記の図20の箱体や、図21の歯車のように、従来での
この種のシステムでは不可能であった補助的処理を自由
に付加することができる。
【0052】更に、前記のレーザー光の照射による第1
段階において、造形物の或る部分を半硬化もしくは未硬
化の状態で成形することは、前記の歯車とベルトの関係
のように、複数の部品が組み合わされるような造形物を
成形する場合に利点がある。これは、光硬化性流動物質
が光エネルギーにより硬化する過程で、硬化の度合いに
より体積が僅かに収縮するので、その収縮による力学的
作用を利用することができるからである。
段階において、造形物の或る部分を半硬化もしくは未硬
化の状態で成形することは、前記の歯車とベルトの関係
のように、複数の部品が組み合わされるような造形物を
成形する場合に利点がある。これは、光硬化性流動物質
が光エネルギーにより硬化する過程で、硬化の度合いに
より体積が僅かに収縮するので、その収縮による力学的
作用を利用することができるからである。
【0053】また、この体積の収縮を利用する方法とし
ては、上記ような歯車とベルトのような関係以外にも、
複数の部品状造形物の間に橋状もしくはロープ状の連結
部分を備えた複雑な形状の造形物を成形する場合に有利
である。このような造形物を成形する場合には、前記の
橋状もしくはロープ状の連結部分を半硬化の状態で設け
ておき、ほぼ全体の形状が成形された時点でこれらの連
結部分を再度レーザー光の照射処理により徐々に硬度を
上げると、該連結部分の体積が収縮することにより部品
間に互いに引き合う力が生ずるので、この力を利用して
所定のデザインの造形物を成形すると同時に、これらの
部品間の適正な組み立てとか、移動、固定、分解、修正
等の処理を行うことが可能となる。
ては、上記ような歯車とベルトのような関係以外にも、
複数の部品状造形物の間に橋状もしくはロープ状の連結
部分を備えた複雑な形状の造形物を成形する場合に有利
である。このような造形物を成形する場合には、前記の
橋状もしくはロープ状の連結部分を半硬化の状態で設け
ておき、ほぼ全体の形状が成形された時点でこれらの連
結部分を再度レーザー光の照射処理により徐々に硬度を
上げると、該連結部分の体積が収縮することにより部品
間に互いに引き合う力が生ずるので、この力を利用して
所定のデザインの造形物を成形すると同時に、これらの
部品間の適正な組み立てとか、移動、固定、分解、修正
等の処理を行うことが可能となる。
【0054】例えば、図22aのように、ガラス板3の
下面に造形物29aを成形した後、図22bのように、
前記造形物29aの下面に細い断面の接続部29bを成
形して、更に図22cのように、前記接続部29bの下
面に大きな断面の下層造形物29cを成形するような場
合には、下層造形物29cが成形された後にガラス板3
を引き上げると、面積の大きい下層造形物29cの底面
が容器2の底面と付着して、成形された造形物を容器2
から引き上げにくいことがある。
下面に造形物29aを成形した後、図22bのように、
前記造形物29aの下面に細い断面の接続部29bを成
形して、更に図22cのように、前記接続部29bの下
面に大きな断面の下層造形物29cを成形するような場
合には、下層造形物29cが成形された後にガラス板3
を引き上げると、面積の大きい下層造形物29cの底面
が容器2の底面と付着して、成形された造形物を容器2
から引き上げにくいことがある。
【0055】このような場合、図22aのように、ガラ
ス板3の下面における造形物29aの側方に、予め細い
ロープ状の連結部分30aを半硬化の状態で成形してお
き、次に図22bのように、前記造形物29aの下面に
細い断面の接続部29bを成形した際に、前記のロープ
状連結部分30aの下端にも同様なロープ状連結部分3
0bを半硬化の状態で成形しておく。
ス板3の下面における造形物29aの側方に、予め細い
ロープ状の連結部分30aを半硬化の状態で成形してお
き、次に図22bのように、前記造形物29aの下面に
細い断面の接続部29bを成形した際に、前記のロープ
状連結部分30aの下端にも同様なロープ状連結部分3
0bを半硬化の状態で成形しておく。
【0056】そして前記の細い断面の接続部29bと前
記のロープ状連結部分30bの下面に、図22cのよう
に前記の下層造形物29cを成形した後に、該下層造形
物29cの下面の前記ロープ状連結部分30bの下端に
相当する部分にレーザー光7を照射して、夫々の半硬化
のロープ状連結部分30a及び30bとを硬化させる
と、夫々の半硬化のロープ状連結部分30a及び30b
が硬化することによりそれらの体積が収縮して、この収
縮力により図22dのように、下層造形物29cを容器
2の底面から容易に引き剥すことができる。
記のロープ状連結部分30bの下面に、図22cのよう
に前記の下層造形物29cを成形した後に、該下層造形
物29cの下面の前記ロープ状連結部分30bの下端に
相当する部分にレーザー光7を照射して、夫々の半硬化
のロープ状連結部分30a及び30bとを硬化させる
と、夫々の半硬化のロープ状連結部分30a及び30b
が硬化することによりそれらの体積が収縮して、この収
縮力により図22dのように、下層造形物29cを容器
2の底面から容易に引き剥すことができる。
【0057】また、従来の光造形法のようにレーザー光
の照射によって光硬化性流動物質1を全て完全に硬化さ
せる方法では、例えば、図23aのようにガラス板3の
下面に円筒体31の全体が最初から硬い状態で成形され
るので、円筒体31の下端部31aが光硬化性流動物質
1により閉ざされていることによって、目的とする所定
の形状が成形された段階で内部が負圧状態となり、図2
3bのように、円筒体31は大気圧によって破壊される
ことになる。
の照射によって光硬化性流動物質1を全て完全に硬化さ
せる方法では、例えば、図23aのようにガラス板3の
下面に円筒体31の全体が最初から硬い状態で成形され
るので、円筒体31の下端部31aが光硬化性流動物質
1により閉ざされていることによって、目的とする所定
の形状が成形された段階で内部が負圧状態となり、図2
3bのように、円筒体31は大気圧によって破壊される
ことになる。
【0058】このような場合、本発明の方法では、円筒
体下端部31aを半硬化の状態として成形しておくこと
によって、円筒体下端部31aが容器2の底面から離れ
易いし、また、図23cのように円筒体下端部31aが
光硬化性流動物質1の液面から離れる際に、いったん外
側からの押圧力を受けて変形しても、この下端部31a
が光硬化性流動物質1の液面から離れた後には、円筒体
31内に大気圧が入り込むことにより、下端部31aの
変形が回復して目的とする形状に復帰させることができ
る。なお、このようにして成形された後の造形物は、第
2段階としての水銀ランプの照射処理により全体を硬化
させることができる。
体下端部31aを半硬化の状態として成形しておくこと
によって、円筒体下端部31aが容器2の底面から離れ
易いし、また、図23cのように円筒体下端部31aが
光硬化性流動物質1の液面から離れる際に、いったん外
側からの押圧力を受けて変形しても、この下端部31a
が光硬化性流動物質1の液面から離れた後には、円筒体
31内に大気圧が入り込むことにより、下端部31aの
変形が回復して目的とする形状に復帰させることができ
る。なお、このようにして成形された後の造形物は、第
2段階としての水銀ランプの照射処理により全体を硬化
させることができる。
【0059】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー、もしくはエ
ポキシ樹脂とアクリル樹脂の混合物のモノマーにメタロ
セン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性流動物質に
対し、600乃至800nmの波長のレーザー光を照射
して照射部を硬化又は半硬化状態とするので、Z軸方向
に沿ったレーザー光の照射により、光硬化性流動物質を
その深さ方向(厚さ方向)に柱状に能率的よく硬化させ
ることができ、従って、このレーザー光のZ軸方向の照
射によって成形される柱状の硬化状態が、レーザー光の
照射をX,Y軸方向へ順次移動することで、従来のよう
な薄い平面的な硬化部の積層としてではなく、所定の厚
さをもった立体的な層の積層として成形することがで
き、著しく作業能率の高い光造形法を期待することがで
きる。
エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマー、もしくはエ
ポキシ樹脂とアクリル樹脂の混合物のモノマーにメタロ
セン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性流動物質に
対し、600乃至800nmの波長のレーザー光を照射
して照射部を硬化又は半硬化状態とするので、Z軸方向
に沿ったレーザー光の照射により、光硬化性流動物質を
その深さ方向(厚さ方向)に柱状に能率的よく硬化させ
ることができ、従って、このレーザー光のZ軸方向の照
射によって成形される柱状の硬化状態が、レーザー光の
照射をX,Y軸方向へ順次移動することで、従来のよう
な薄い平面的な硬化部の積層としてではなく、所定の厚
さをもった立体的な層の積層として成形することがで
き、著しく作業能率の高い光造形法を期待することがで
きる。
【0060】また、本発明の光造形法では、レーザー光
の照射により、光硬化性流動物質をその深さ方向(厚さ
方向)に柱状に能率的よく硬化させることができるの
で、レーザー光の焦点位置や、レーザー光の移動速度等
の条件を適宜制御することにより、硬化の厚みを制御し
たり、或いは、硬化、半硬化もしくは非硬化等の硬化度
合を自在に変化させることができ、応用範囲が広く取扱
い易い造形法とすることができる。
の照射により、光硬化性流動物質をその深さ方向(厚さ
方向)に柱状に能率的よく硬化させることができるの
で、レーザー光の焦点位置や、レーザー光の移動速度等
の条件を適宜制御することにより、硬化の厚みを制御し
たり、或いは、硬化、半硬化もしくは非硬化等の硬化度
合を自在に変化させることができ、応用範囲が広く取扱
い易い造形法とすることができる。
【0061】特に、第1段階におけるレーザー光の照射
条件を調整することで、硬化の厚みを制御したり、硬
化、半硬化もしくは非硬化等の硬化度合を自在に変化さ
せることができるので、このようなレーザー光の照射に
よる硬化処理と、その後の第2段階としての、レーザー
光以外の光照射による硬化処理をポストキュアとして併
用することができ、その結果、製造の途中で異なるプロ
セスによる補助的な硬化処理を挿入したり、複数の部品
の組み合わせからなる造形物を成形する場合における部
品、部材間の移動、固定、組立て、分解、修正等の作業
を行うことで、広範な分野の立体物造形を簡便かつ能率
的に成形できるという効果を有する。
条件を調整することで、硬化の厚みを制御したり、硬
化、半硬化もしくは非硬化等の硬化度合を自在に変化さ
せることができるので、このようなレーザー光の照射に
よる硬化処理と、その後の第2段階としての、レーザー
光以外の光照射による硬化処理をポストキュアとして併
用することができ、その結果、製造の途中で異なるプロ
セスによる補助的な硬化処理を挿入したり、複数の部品
の組み合わせからなる造形物を成形する場合における部
品、部材間の移動、固定、組立て、分解、修正等の作業
を行うことで、広範な分野の立体物造形を簡便かつ能率
的に成形できるという効果を有する。
【0062】その外、光硬化性流動物質を通過するレー
ザー光の回析現象により生ずるファーフィールドパター
ンの形状をモニターすることで、光硬化性流動物質の硬
化度合いを調整できるので、常に作業の進行状況を的確
に把握することができるとか、670nm程度の波長の
半導体レーザー光を使用できるので、従来の気体レーザ
ー光を使用する方法に比較して、冷却設備が不要であ
り、消費電力が少なく、かつ装置全体がコンパクトで操
作性が良好で、しかも保守管理が簡便である等の効果を
有する。
ザー光の回析現象により生ずるファーフィールドパター
ンの形状をモニターすることで、光硬化性流動物質の硬
化度合いを調整できるので、常に作業の進行状況を的確
に把握することができるとか、670nm程度の波長の
半導体レーザー光を使用できるので、従来の気体レーザ
ー光を使用する方法に比較して、冷却設備が不要であ
り、消費電力が少なく、かつ装置全体がコンパクトで操
作性が良好で、しかも保守管理が簡便である等の効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光造形法に使用する光造形装置の構成
を示す説明図。
を示す説明図。
【図2】本発明の光造形法により成形される造形物の一
例を示す斜視図。
例を示す斜視図。
【図3】図2の造形物を成形する工程を示す断面図。
【図4】同じく図2の造形物を成形する工程を示す斜視
図。
図。
【図5】本発明の光造形法により成形される造形物の他
の一例を示す斜視図。
の一例を示す斜視図。
【図6】図5の造形物を成形する工程を示す断面図。
【図7】同じく図5の造形物を成形する工程を示す斜視
図。
図。
【図8】本発明の光造形法により成形される造形物の更
に別の一例を示す斜視図。
に別の一例を示す斜視図。
【図9】図8の造形物を成形する工程を示す断面図。
【図10】同じく図5の造形物を成形する工程を示す斜
視図。
視図。
【図11】図8の造形物を更に別の工程により成形する
場合の例を示す断面図。
場合の例を示す断面図。
【図12】本発明の光造形法により成形される造形物の
別の一例を示す斜視図。
別の一例を示す斜視図。
【図13】同じく本発明の光造形法により成形される造
形物の他の一例を示す斜視図。
形物の他の一例を示す斜視図。
【図14】レーザー光の焦点位置が光硬化性流動物質の
手前側にあるときのレーザー光の照射状態を示す側面
図。
手前側にあるときのレーザー光の照射状態を示す側面
図。
【図15】図13の照射状態におけるファーフィールド
パターンの形状を示す平面図。
パターンの形状を示す平面図。
【図16】レーザー光の焦点位置が光硬化性流動物質の
後方側にあるときのレーザー光の照射状態を示す側面
図。
後方側にあるときのレーザー光の照射状態を示す側面
図。
【図17】図15の照射状態におけるファーフィールド
パターンの形状を示す平面図。
パターンの形状を示す平面図。
【図18】レーザー光の焦点位置が光硬化性流動物質の
中にあるときのレーザー光の照射状態を示す側面図。
中にあるときのレーザー光の照射状態を示す側面図。
【図19】図17の照射状態におけるファーフィールド
パターンの形状を示す平面図。
パターンの形状を示す平面図。
【図20】レーザー光の照射による硬化処理と、その後
の他の光照射による硬化処理とを併用した場合における
造形物の成形工程を示す斜視図。
の他の光照射による硬化処理とを併用した場合における
造形物の成形工程を示す斜視図。
【図21】同じくレーザー光の照射による硬化処理と、
その後の他の光照射による硬化処理とを併用した場合に
おける他の形状の造形物の成形工程を示す斜視図。
その後の他の光照射による硬化処理とを併用した場合に
おける他の形状の造形物の成形工程を示す斜視図。
【図22】レーザー光の照射により、光硬化性流動物質
が硬化する際に生ずる体積の収縮を利用して複雑な形状
の造形物を成形する場合の成形工程を示す断面図。
が硬化する際に生ずる体積の収縮を利用して複雑な形状
の造形物を成形する場合の成形工程を示す断面図。
【図23】レーザー光の照射による硬化処理として、造
形物の一部を半硬化状に成形しておくことの利点を説明
するための成形工程を示す断面図。
形物の一部を半硬化状に成形しておくことの利点を説明
するための成形工程を示す断面図。
【符号の説明】 1 光硬化性流動物質、 1a,1b,1c・・・1
n 柱状硬化部、2 容器、 3 ガラス板、 4
レーザー照射器、 5 駆動装置、6 コンピュー
タ、 7 レーザー光、 10 造形物、10a,
10b,10c 環状硬化部、11 造形物、 11
a,11b,11c 環状硬化部、12 造形物、
12a,12b,12c 環状硬化部、13a,13
b,13c 第1層目乃至第3層目硬化部、14 造
形物、 15a,15b,15c 環状硬化部16
造形物、 17a 歯、 17b 溝、 17c
穴、18 造形物、 19 ガラス板上の断面、
20 焦点位置、21 ファーフィールドパターン、
22 三角形の尾、23 曲面状の帯、 24
箱体、 24a 壁面、24b 折り目部分、 2
5a,25b 歯車、 26 ベルト、27 歯、
28 歯、 29a 造形物、 29b 接続
部、29c 下層造形物、 30a,30b ロープ
状連結部分、31 円筒体、 31a 円筒体下端
部、
n 柱状硬化部、2 容器、 3 ガラス板、 4
レーザー照射器、 5 駆動装置、6 コンピュー
タ、 7 レーザー光、 10 造形物、10a,
10b,10c 環状硬化部、11 造形物、 11
a,11b,11c 環状硬化部、12 造形物、
12a,12b,12c 環状硬化部、13a,13
b,13c 第1層目乃至第3層目硬化部、14 造
形物、 15a,15b,15c 環状硬化部16
造形物、 17a 歯、 17b 溝、 17c
穴、18 造形物、 19 ガラス板上の断面、
20 焦点位置、21 ファーフィールドパターン、
22 三角形の尾、23 曲面状の帯、 24
箱体、 24a 壁面、24b 折り目部分、 2
5a,25b 歯車、 26 ベルト、27 歯、
28 歯、 29a 造形物、 29b 接続
部、29c 下層造形物、 30a,30b ロープ
状連結部分、31 円筒体、 31a 円筒体下端
部、
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図15】
【図17】
【図11】
【図14】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光造形装置を示す説明図である。
【図2】細パイプを造形して生成させた状態を示す説明
図である。
図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】ギャとプレート板を造形して生成させた状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】図4の生成された硬化造形物の平面図である。
【図6】厚みが連続的に変化する硬化造形物の生成状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図7】ギャとベルトを組立状態に生成させた硬化造形
物の拡大平面図である。
物の拡大平面図である。
【図8】レーザ光の焦点が上方にあるときのレーザ照射
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図9】図8の影のパターンを示す説明図である。
【図10】レーザ光の焦点が下方にあるときのレーザ照
射状態を示す説明図である。
射状態を示す説明図である。
【図11】図10の影のパターンを示す説明図である。
【図12】レーザ光の焦点が光硬化性流動物質内にある
ときのレーザ照射状態を示す説明図である。
ときのレーザ照射状態を示す説明図である。
【図13】図12の影のパターンを示す説明図である。
【図14】折り畳んで箱体を形成する光造形法の工程を
示す説明図である。
示す説明図である。
【符号の説明】 1 光硬化流動物 2 容器 3 ガラス板 4 レーザ照射器 5 駆動装置 6 コンピュータ 7 硬化造形物
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】よって上記の表から、(1)レーザー光の
強度と照射時間及び水銀ランプ照射条件の組合わせで硬
化物の硬さを連続的にコントロールできる。(2)最終
的に同じ硬度を持たせるのが目的であってもレーザー成
形や後処理などの製作途中のプロセスでは違った弾性
(硬度)を経過させる事が可能である。これで硬化シス
テムでは不可能な補助的処理を途中に入れる事が可能と
なる。 補助的処理の例 1)箱の展開デザインを硬化させるがその時折り目は柔
らかくしておく。樹脂液中から取り出して組み立てた後
で全体をランプ照射する。 図14を参照 2)可動部品が接触する場所はそれを前提に成形する。
樹脂液中から取り出して、例えばギアの組合わせなら
ば、慣らし運転をして面をきれいにしてから完全硬化さ
せる。これは部品が途中で動かないための仮止め効果も
ある。
強度と照射時間及び水銀ランプ照射条件の組合わせで硬
化物の硬さを連続的にコントロールできる。(2)最終
的に同じ硬度を持たせるのが目的であってもレーザー成
形や後処理などの製作途中のプロセスでは違った弾性
(硬度)を経過させる事が可能である。これで硬化シス
テムでは不可能な補助的処理を途中に入れる事が可能と
なる。 補助的処理の例 1)箱の展開デザインを硬化させるがその時折り目は柔
らかくしておく。樹脂液中から取り出して組み立てた後
で全体をランプ照射する。 図14を参照 2)可動部品が接触する場所はそれを前提に成形する。
樹脂液中から取り出して、例えばギアの組合わせなら
ば、慣らし運転をして面をきれいにしてから完全硬化さ
せる。これは部品が途中で動かないための仮止め効果も
ある。
【発明の効果】以上の様に本発明によれば *有害な紫外線レーザー光を仕様しないので室内で硬化
部分にカバーをせず直視しながら作業が可能 *樹脂にレーザー光を照射して硬化させている部分が赤
く光って見えるので、作業の確認が容易に可能となる。
また意図に反したレーザービームの反射や屈折や漏れが
発見しやすい。 *多分光の強度の差だと思うが室内光では1週間程度は
硬化しないのに670nm程度のレーザーを照射した部
分だけ硬化する。但し紫外線に対しては普通の紫外線硬
化樹脂の性能として瞬時に硬化する。 *硬化希望部は文字を書くようにゆっくり走査を行な
い、硬化を希望しない部分では特定以上の速度で走査す
ると硬化しない。これは今までビームシャツターを必要
としていたのが不要になる利点がある。 *硬化部を通過したレーザー光が回析現象(硬化部と未
硬化部の密度の差が原因)を起こして当たった板にもよ
うが出来る。このデザインをCCDで計測する事により
リアルタイムで硬化度が監視可能となる。 *Z軸(硬化樹脂の深さ方向)にビームに沿って硬化が
可能となる。ビームの照射を静止状態にして硬化領域の
拡大が紫外線硬化樹脂と比較して少ない。今までのシス
テムに組み込むとZ軸の変化がない場合には、位置度に
硬化層が厚く出来る。例えばパイプの場合には数秒で硬
化が可能となる。 *水銀ランプの近紫外線による硬化も可能である。よっ
て十分に硬化しなくても後で水銀ランプによりボストキ
ュアが可能である。 *レーザー光に対する解像度が高く、10ミクロン程度
の操作が可能である。 *空気や水分による硬化障害が少なく、保存性も良い。 *新規に調合した中間タイプは温度に対して粘度が変化
しにくく、0度から40度程度まで作業が可能である。 *プラスチック(多分アクリル系)の容器中で硬化させ
て、残りをこぼして取り出すとはじけて簡単に処理が可
能。これは希釈剤の濃度を低くすることが可能であるか
ら。 *完全な硬化は期待出来なく、ポストキュア後も屈折率
が照射部分の強度により変化するので平板レンズが可能
となる。 *670nm程度の波長は半導体レーザーが仕様可能で
気体レーザーと比較して有利である。 従来 ーーーー 本発明 A 重量 数10キロ程度−−−100グラム以下(光学レンズと駆 動電源を含む) B 起動 数分単位−−−−−約1秒(APD回路の性能) C 消費電力 数百ワット−−−−約1ワット程度(駆動電源を含む) D 大きさ パソコン程度−−−単3電池程度(光学レンズと駆動電源 を含む) E 価格 きわめて低額となる。 F 保守 必要−−−−−−−不要 *レーザー光の焦点より短い地点ではXY軸方向で硬化
する。焦点より長い地点ではY軸方向のみで硬化する。
これによりZ軸方向の硬化制御が可能である。
部分にカバーをせず直視しながら作業が可能 *樹脂にレーザー光を照射して硬化させている部分が赤
く光って見えるので、作業の確認が容易に可能となる。
また意図に反したレーザービームの反射や屈折や漏れが
発見しやすい。 *多分光の強度の差だと思うが室内光では1週間程度は
硬化しないのに670nm程度のレーザーを照射した部
分だけ硬化する。但し紫外線に対しては普通の紫外線硬
化樹脂の性能として瞬時に硬化する。 *硬化希望部は文字を書くようにゆっくり走査を行な
い、硬化を希望しない部分では特定以上の速度で走査す
ると硬化しない。これは今までビームシャツターを必要
としていたのが不要になる利点がある。 *硬化部を通過したレーザー光が回析現象(硬化部と未
硬化部の密度の差が原因)を起こして当たった板にもよ
うが出来る。このデザインをCCDで計測する事により
リアルタイムで硬化度が監視可能となる。 *Z軸(硬化樹脂の深さ方向)にビームに沿って硬化が
可能となる。ビームの照射を静止状態にして硬化領域の
拡大が紫外線硬化樹脂と比較して少ない。今までのシス
テムに組み込むとZ軸の変化がない場合には、位置度に
硬化層が厚く出来る。例えばパイプの場合には数秒で硬
化が可能となる。 *水銀ランプの近紫外線による硬化も可能である。よっ
て十分に硬化しなくても後で水銀ランプによりボストキ
ュアが可能である。 *レーザー光に対する解像度が高く、10ミクロン程度
の操作が可能である。 *空気や水分による硬化障害が少なく、保存性も良い。 *新規に調合した中間タイプは温度に対して粘度が変化
しにくく、0度から40度程度まで作業が可能である。 *プラスチック(多分アクリル系)の容器中で硬化させ
て、残りをこぼして取り出すとはじけて簡単に処理が可
能。これは希釈剤の濃度を低くすることが可能であるか
ら。 *完全な硬化は期待出来なく、ポストキュア後も屈折率
が照射部分の強度により変化するので平板レンズが可能
となる。 *670nm程度の波長は半導体レーザーが仕様可能で
気体レーザーと比較して有利である。 従来 ーーーー 本発明 A 重量 数10キロ程度−−−100グラム以下(光学レンズと駆 動電源を含む) B 起動 数分単位−−−−−約1秒(APD回路の性能) C 消費電力 数百ワット−−−−約1ワット程度(駆動電源を含む) D 大きさ パソコン程度−−−単3電池程度(光学レンズと駆動電源 を含む) E 価格 きわめて低額となる。 F 保守 必要−−−−−−−不要 *レーザー光の焦点より短い地点ではXY軸方向で硬化
する。焦点より長い地点ではY軸方向のみで硬化する。
これによりZ軸方向の硬化制御が可能である。
Claims (18)
- 【請求項1】 エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマ
ーにメタロセン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性
流動物質に対し、600〜800nmの波長の光をレーザ
ー照射して照射部を硬化又は半硬化状態とすることを特
徴とする光造形法。 - 【請求項2】 エポキシ樹脂又はアクリル樹脂のモノマ
ーにメタロセン化合物と過酸化物とを混和した光硬化性
流動物質に対し、600〜800nmの波長の光をレーザ
ー照射して照射部を硬化又は半硬化状態とし、その後6
00nmより短い波長の光を照射して更に硬化を進めて造
形させることを特徴とする光造形法。 - 【請求項3】 メタロセン化合物がCG261[商標
名:チバガイギー社]である請求項1又は2記載の光造
形法。 - 【請求項4】 アクリル樹脂のポリエステルアクリレー
トのモノマーを使用した請求項1〜3いずれか記載の光
造法。 - 【請求項5】 エポキシ樹脂とアクリル樹脂のモノマー
の混合物を使用した請求項1〜3いずれか記載の光造形
法。 - 【請求項6】 過酸化物がクメンハイドロパーオキサイ
ドである請求項1〜5記載の光造形法。 - 【請求項7】 光硬化性流動物質中に希釈剤としてテト
ラヒドロフルフリルアクリレートを混入した請求項1〜
6いずれか記載の光造形法。 - 【請求項8】 レーザー照射後の光による照射が水銀ラ
ンプでなされる請求項2乃至7いずれか記載の光造形
法。 - 【請求項9】 光硬化性流動物質を収容した容器の透明
な底面または側面から内部に向けてレーザー照射を行な
う請求項1〜8いずれか記載の光造形法。 - 【請求項10】 レーザー照射を硬化させない領域に対
しては速く移動させ、硬化させる領域には遅く又は一時
停止して照射することで、硬化させない領域・硬化する
領域・半硬化の領域を作り出す請求項1〜9いずれか記
載の光造形法。 - 【請求項11】 請求項1〜10いずれか記載の光造形
法を用いて、複数部材を組み合わせた組立構造体を、レ
ーザー照射の移動速度又は照射の強さの調整によって、
硬化させる領域・硬化させない領域、又は半硬化の領域
を作り出すことで組立状態のまま三次元に成形する光造
形法。 - 【請求項12】 請求項1〜10いずれか記載の光造形
法を用い、レーザー照射により半硬化領域で連結され硬
化された造形体を作り出し、次にその半硬化領域部分で
折り込んで別の三次元造形体とした後に、その造形体を
保持するように造形体の接触周縁を光照射またはレーザ
ー照射によって硬化連結させて三次元組立造形体を作り
出すことを特徴とする光造形法。 - 【請求項13】 板上に光硬化性流動物質を薄く乗せて
レーザー照射して硬化させる請求項1または2記載の光
造形法。 - 【請求項14】 板が透明である請求項13記載の光造
形法。 - 【請求項15】 硬化した部分を徐々に引き上げながら
硬化部分からレーザ光を照射して下端に硬化部分を成長
させていく請求項1又は2記載の光造形法。 - 【請求項16】 レーザ照射断面が環状で造形物が細パ
イプである請求項1、2、15記載のパイプ連続製造
法。 - 【請求項17】 透明板に沿って存在する光硬化性流動
物に照射した移動するレーザ光の透過光が作り出す影パ
ターンに、略三角形の尾が発生すればレーザ光の焦点が
光硬化性流動物内にないとするレーザ光の焦点位置確認
法。 - 【請求項18】 X,Y,Z,三軸方向に移動できる可
動台に600〜800nmの波長のレーザー照射器を取付
け、その下方に流動性光硬化物質を貯えた容器を配置
し、同容器の流動性光硬化物質の液面に接触した透明板
を設け、前記可動台をコンピュータによって駆動させる
光造形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3108911A JPH07106602B2 (ja) | 1991-04-13 | 1991-04-13 | 光造形法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3108911A JPH07106602B2 (ja) | 1991-04-13 | 1991-04-13 | 光造形法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615749A true JPH0615749A (ja) | 1994-01-25 |
| JPH07106602B2 JPH07106602B2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=14496765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3108911A Expired - Fee Related JPH07106602B2 (ja) | 1991-04-13 | 1991-04-13 | 光造形法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07106602B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003025454A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光造形装置及び方法 |
| JP2009034938A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Roland Dg Corp | 三次元形状造形物の光造形方法 |
| CN106378939A (zh) * | 2015-08-07 | 2017-02-08 | 优克材料科技股份有限公司 | 三维打印装置 |
| CN110520486A (zh) * | 2017-02-01 | 2019-11-29 | 3D系统公司 | 含有可环化聚合单体的3d印刷油墨 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101855184B1 (ko) * | 2017-11-24 | 2018-05-11 | 원광이엔텍 주식회사 | 가변형 레이저 조사장치를 구비한 3d 프린터 |
-
1991
- 1991-04-13 JP JP3108911A patent/JPH07106602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003025454A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光造形装置及び方法 |
| JP2009034938A (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-19 | Roland Dg Corp | 三次元形状造形物の光造形方法 |
| CN106378939A (zh) * | 2015-08-07 | 2017-02-08 | 优克材料科技股份有限公司 | 三维打印装置 |
| CN110520486A (zh) * | 2017-02-01 | 2019-11-29 | 3D系统公司 | 含有可环化聚合单体的3d印刷油墨 |
| JP2020505255A (ja) * | 2017-02-01 | 2020-02-20 | スリーディー システムズ インコーポレーテッド | 環化重合性モノマーを含有する3dプリント用インク |
| US11142660B2 (en) * | 2017-02-01 | 2021-10-12 | 3D Systems, Inc. | 3D printing ink containing a cyclopolymerizable monomer |
| CN110520486B (zh) * | 2017-02-01 | 2022-05-27 | 3D系统公司 | 含有可环化聚合单体的3d印刷油墨 |
| EP3577175B1 (en) | 2017-02-01 | 2023-05-24 | 3D Systems, Inc. | Method of 3d printing using 3d printing ink containing a cyclopolymerizable monomer |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07106602B2 (ja) | 1995-11-15 |
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