JPH0615803U - 圧延機のバックアップロール装置 - Google Patents
圧延機のバックアップロール装置Info
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- JPH0615803U JPH0615803U JP6418692U JP6418692U JPH0615803U JP H0615803 U JPH0615803 U JP H0615803U JP 6418692 U JP6418692 U JP 6418692U JP 6418692 U JP6418692 U JP 6418692U JP H0615803 U JPH0615803 U JP H0615803U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックアップ支点を任意に変更できるととも
に,変更操作が容易で支点の位置決めが確実にできるバ
ックアップロール装置とする。 【構成】 圧延機ハウジングに回転支持されるバックア
ップシャフトをシャフト本体とその外周に装着され円周
方向に複数に分割されたセグメントにより形成する。シ
ャフト本体とセグメントとの間にはテーパ機構を形成
し,セグメントの外周には軸方向摺動可能に装着されて
ワークロールまたは中間ロールに転接する一対の胴幅短
尺のサポートロールとを装着する。
に,変更操作が容易で支点の位置決めが確実にできるバ
ックアップロール装置とする。 【構成】 圧延機ハウジングに回転支持されるバックア
ップシャフトをシャフト本体とその外周に装着され円周
方向に複数に分割されたセグメントにより形成する。シ
ャフト本体とセグメントとの間にはテーパ機構を形成
し,セグメントの外周には軸方向摺動可能に装着されて
ワークロールまたは中間ロールに転接する一対の胴幅短
尺のサポートロールとを装着する。
Description
【0001】
本考案は鉄鋼業や非鉄の分野において用いられ,鋼板等の板材をロールの間に 通して塑性変形を行なうことにより所望の板厚にするための圧延機に用いられ, 特に形状修正およびクラウン修正のためのロールベンディングを行なう際のバッ クアップをなすための装置に関する。
【0002】
一般に被圧延材の形状制御を行なわせるために,従来から各種の方法が提示さ れており,例えば4段式圧延機は,比較的小径の一対のワークロールと,これら を外側から挟むように配置された比較的大径のバックアップロールとを備え,こ れらはいずれもほぼ等しい胴長に形成されて全長にわたって転接させるようにし ,ワークロールの軸受間にベンディングシリンダを取付けるようにしている。
【0003】 このような圧延機に被圧延材を通過させて所望の板厚のストリップ材を得るの であるが,被圧延材の通過に伴ってワークロールの中央部が拡開され,圧延後の 被圧延材は中央部が厚く両側縁が薄いいわゆる中高の断面形状となってしまうた め,前記バックアップロールにクラウンを形成するとともに,前記ベンディング シリンダを作用させてワークロールのネックを相互に拡大方向に駆動させること によりワークロールの圧下面が平坦になるように調整し,被圧延材に発生するク ラウンを修正する形状制御をなすようにしている。こうした被圧延材の中央部が 中高の断面形状を呈する現象を防止すべく種々提案されている。
【0004】 例えば,特開昭60−18242号公報には油圧にてスリーブを拡大し移動ス リーブを固定する方法が提案されており,また,特開昭55−68107号公報 にはマンドレル部材を移動しスリーブを固定する方法も提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら,特開昭60−18242号公報に記載の可動スリーブ付圧延ロ ールは可動スリーブを固定するために油圧にて固定スリーブを拡大しており,可 動スリーブに高圧延荷重が作用した場合,油圧部が圧縮されて固定スリーブがへ こみ板厚精度を保てないという欠点がある。また,特開昭55−68107号公 報に記載の可動スリーブ付圧延ロールはスリーブを固定するために15〜20T on近いマンドレルを移動しており,このため移動装置の設置が困難であり,マ ンドレル軸受部に複雑な支持部材も必要となる。しかもマンドレルテーパが一方 向なのでマンドレル部材の直径が右端と左端では極端に異なり剛性が大きくとれ ないという欠点がある。
【0006】 本考案の目的は,上記従来の問題点に着目し,サポートロール固定方法が簡単 確実で,しかもバックアップシャフト本体の剛性を大きくすることができ,圧延 荷重を高く設定することができるとともに,ワークロールのベンディング制御量 を大幅に増大することができるように,被圧延材の板幅方向におけるロールベン ディング支点を任意位置に迅速に設定して良好な形状制御機能をもたせることが でき,特に変更操作が容易でベンディング支点の位置決めが確実にできる圧延機 のバックアップロール装置を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために,本考案に係る圧延機のバックアップロール装置は ,被圧延材が通板される一対のワークロールと,このワークロールのネック部に 介在されロールベンディングを与えるベンディング手段とを備え,少なくとも一 つのワークロールに転接される中間ロールを設け,この中間ロールと平行に配置 された大径のバックアップシャフトに装着される一対のサポートロールを前記中 間ロールに転接させつつ軸方向移動可能に取付け,前記バックアップシャフトの 胴長の一部を中央部より両軸端に向かって径小かつテーパ状にし,前記バックア ップシャフトと同一のテーパ内面を有するとともに,複数に分割されて軸方向移 動可能なセグメント部材を前記バックアップシャフトに装着せしめ,前記セグメ ント部材を軸方向に移動することにより,前記セグメント部材を半径方向に拡げ て,前記サポートロールを所望する位置で固定するように構成する。
【0008】
上記構成によれば,被圧延材を直接圧下するワークロール撓みを抑制する各バ ックアップロールの機能は,ワークロールまたは中間ロールに転接されロール軸 方向に分離されている一対のサポートロールおよびこれを装着しているバックア ップシャフトにより発揮され,ワークロールの圧下力をサポートする。そしてこ れらの分離サポートロールは軸方向に移動可能とされ,その位置移動を行なわせ ることにより曲げモーメント支点が変化し,ワークロールネックまたは中間ロー ルネックに設けたベンディング手段によるロールベンディング量を加減調整する ことができる。したがって,サポートロールの位置移動により全体的なベンディ ング量が制御され,被圧延材のクラウン等の形状制御が可能となり,しかも曲げ モーメント支点を任意に変化させることができるので,形状制御能力が大幅に向 上する。
【0009】 特にこの考案では,バックアップシャフトをシャフト本体とこれにテーパ結合 される円周方向に分割されたセグメントにより構成し,軽量のセグメントの軸方 向移動により外面側のセグメントを径方向に拡縮させることによりサポートロー ルの位置決めを図ることができるとともに,バックアップシャフトのテーパが中 央部より両端方向に向いているのでバックアップシャフト直径は中心部と両端部 との差が最小ですむのでバックアップシャフトの剛性を大きくとれるのでバック アップ支持力を充分にもたせることができ,圧延荷重を高く設定することができ るものとなっている。
【0010】 また,前記サポートロールはバックアップシャフトに対し摺動移動可能に装着 することでよいため,両者の間にベアリングを介在させる必要がなく,したがっ てバックアップシャフトおよびサポートロールの直径寸法が制限されることがな く,これらを任意の外径に形成して必要なバックアップ機能をもたせることが可 能となる。すなわち,回転支承部をバックアップシャフトの軸端に形成すること により,大径のベアリングを要することなく,サポートロールの回転支持するこ とができるのである。
【0011】 ここで,前記サポートロールの位置移動を行なわせるために,圧延機ハウジン グにバックアップシャフトと平行にガイドロッドを設け,これに各サポートロー ルを保持するブラケット状のガイド部材をバックアップシャフトと干渉しないよ うに取付けておき,これらガイド声材を移動させるようにすればよい。一対のガ イド部材は被圧延材の板幅に応じて,連動して近接あるいは離反する方向に同時 駆動させる方式とすればよいが,個別独立して移動させることもできる。駆動方 式はスクリュウロッドによる方法,液圧シリンダによる方法など適宜手段を採用 できる。
【0012】
以下に,本考案に係る圧延機のバックアップロール装置の具体的実施例を図面 を参照して詳細に説明する。
【0013】 図4〜図5は実施例に係るバックアップロール装置を備えた圧延機の全体構成 を示している。この圧延機は,図示のように,門型のハウジング20に対して平 行な一対の上下ワークロール21,22が互いに転接可能に横架され,これらの 間に被圧延材23を通板可能にしている。このような上下ワークロール21,2 2に並列してこれらを上下から挟み込むようにして転接される一対の中間ロール 24,26がハウジング20に横架されている。中間ロール24,26はワーク ロール21,22の直径より大径に形成されて圧下力を伝達するようになってい るが,特にその胴長は被圧延材23の板幅以上に設定し,かつワークロール21 ,22の胴長より短くなるように設定している。したがって,ハウジング20に 組込んだ状態では,中間ロール24,26がワークロール21,22と全面接触 状態となるが,ワークロール21,22の端部が図4に示したように中間ロール 24,26の端部から所定長さだけはみ出るように設定されるものとなっている 。
【0014】 また,このようなロール列に加えて,中間ロール24,26を挟み込むように それらの上下位置には上バックアップロール装置28と下バックアップロール装 置30がやはり平行に横架されている。
【0015】 上バックアップロール装置28は中間ロール24と平行に配置されるバックア ップシャフト32を有し,これにはロール軸方向の左右に分離され,胴長が被圧 延材23の板幅より短く形成された一対のサポートロール34R,34Lが軸方 向に摺動移動できるように取付けられている。この一対のサポートロール34R ,34Lは前記上中間ロール24に転接され,圧延時にワークロール21および 中間ロール24のバックアップサポートをなすものである。同様に,下バックア ップロール装置30もバックアップシャフト36と,これに装着される左右一対 に分離されたサポートロール38R,38Lを有し,これらを下中間ロール26 に転接させるようにして圧延時のバックアップサポートをなすようにしている。
【0016】 上記した上下ワークロール21,22および中間ロール24,26のネック部 分と,上下バックアップロール装置28,30のバックアップシャフト32,3 6のネック部分には,図5に示すように,軸受46,47,48,49,50, 52が取付けられ,これらをハウジング20に縦列配置して取付けている。そし て,ハウジング20の下部位置には圧下シリンダ54が装備されており,これを 駆動することにより所定の圧延圧力をワークロール21,22間に発生させるよ うにしている。
【0017】 このような圧延機において,本実施例に係るバックアップロール装置28,3 0の具体的構成を図1〜図3を参照して説明する。図1は上部バックアップロー ル装置28を示しており,この上部バックアップロール装置28に代表して示す ように,この装置28の分離サポートロール34R,34Lの各々はロール軸方 向に摺動移動することにより位置調整ができるようになっている。この位置移動 のために,サポートロール34R,34Lには駆動部材としてのロールガイド5 6R,56Lが係合されているのである。バックアップシャフト32は軸受50 に回転支持されており,シャフト外面は中央部より端側に向かって外径が順次縮 小されたテーパ面(テーパ部78)が形成されている。シャフト32の外周面に は円周方向に4分割されテーパ内面を有したセグメント76R,76Lがシャフ ト32の軸方向移動可能に装着されている。
【0018】 また,バックアップシャフト32の胴長端部には油圧シリンダ130R,13 0Lが装備されており,前記セグメント76R,76Lを軸方向に移動すること によってセグメント76R,76Lを半径方向に拡げてサポートロール34R, 34Lを軸方向移動不可能に固定する。さらに,ロータリ継手131R,131 Lが図示していない油圧装置より圧油を油圧シリング130R,130Lへ供給 するように構成されている。符号132はジャバラであり,セグメント76の外 周部を異物より保護している。
【0019】 セグメント76の拡縮には,図2〜図3に示すように,一部のテーパ部78の 外面にT型キー102が固定されており,これに対応するセグメント76側のテ ーパ面の内面にはT型キー溝104が形成されている。セグメント76の装着に 際してこれらを嵌合させ,セグメント76がシャフト本体32から半径方向に分 離しないように,また円周方向に回転移動しないようにして両者の連結を図って いる。圧延荷重によるバックアップシャフト32への伝達トルクはセグメント7 6L,76Rを拡大することにより生じるサポートロール34L,34Rとセグ メント76L,76R間の摩擦力とセグメント76L,76Rとバックアップシ ャフト32間の摩擦力により伝達され,T型キー102には伝達されない構造と している。
【0020】 つぎに,サポートロール34R,34Lの移動装置を図4〜図6にて説明する 。バックアップシャフト32はハウジング20間に渡し掛けられる2本のガイド シャフト58がバックアップシャフト32と平行に取付けられている。このガイ ドシャフト58に対し前記ロールガイド56R,56Lが取付けられており,こ れはガイドシャフト58を貫通させ,サポートロール34R,34Lと干渉しな いように形成されたスライドケーシング60R,60Lを備えている。そして, スライドケーシング60R,60Lの移動方向と交差する方向にスライドケーシ ング60R,60Lの下部に刻設された断面T字状の溝61に摺動自在に係合さ れた一対のアーム80R(80L)が取付けてあり,前記アーム80R(80L )の上部はスライドケーシング60R,60Lの中央部で前進限を阻止されて離 間した状態を呈するようになっている。また,前記アーム80R(80L)の下 部は,近接時にはバックアップシャフト32に干渉しないように一組で略馬蹄形 状になるように形成されており,サポートロール34R,34Lを挟持するよう に配設されている。
【0021】 前記アーム80Rは前部アーム90と後部アーム91から構成されており,前 部アーム90の前面側に直交する方向に液圧シリング83が取付けられている。 この液圧シリンダ83のロッド83aは前部アーム90を穿設して挿通され,前 記ロッド83aの先端部は後部アーム91に固設されており,液圧シリンダ83 に圧油を給排することで前記アーム80Rを構成する前部アーム90と後部アー ム91が開閉するようになっている。このような構成はアーム80Lにおいても 同様となっているとともに下部バックアップロール装置30においても同様とな っている。
【0022】 ここで,上記サポートロール34R,34L,38R,38Lの位置移動を適 正に行なわせる駆動手段が各バックアップロール装置28,30毎に設けられて いる。これは被圧延材23の幅寸法ならびに板形状に応じて一対の分離サポート ロール34R,34L(38R,38L)の位置を,相互に中間ロール24(2 6)の外周面に沿って軸方向に接近させたり離反させるものである。上バックア ップロール装置28について代表して説明すると,図2および図6に示されてい るように,一対のガイドシャフト58の中間部に位置して両端軸受50に回転可 能に支持された一対のスクリュウロッド70R,70Lを有し,これは左右のロ ールガイド56R,56Lのスライドケーシング60R,60Lに各々螺合状熊 で貫通されている。この実施例においては,一方のスクリュウロッド70Rを右 方スライドケーシング60Rに螺合させ,他方のスクリュウロッド70Lを左方 スライドケーシング60Lに螺合させることによって,個別に軸方向移動させる ことができるようになっている。スクリュウロッド70R,70Lの回転駆動の ための駆動モータ72R,72Lはハウジング20に取付けられ,所定の回転を スクリュウロッド70R,70Lに与えるようにしている。
【0023】 もちろん,1本のスクリュウロッド構成とし,ねじは中央部を挟んで逆ねじに 切って,同軸上のサポートロール38R,38Lを同時に接近あるいは離反移動 させるようにしてもよい。この場合,スライドケーシング60R,60Lのねじ 嵌合部もスクリュウロッドのねじに合わせた逆雌ねじ構成とされる。したがって ,スクリュウロッドを回転させることにより,これに螺合しているロールガイド 56R,56Lは互いに接近移動し,あるいは離反する方向に移動されるものと なる。
【0024】 上述した構成は下部バックアップロール装置30においては,バックアップシ ャフト36がハウジング20間に渡し掛けられる2本のガイドシャフト58がそ れぞれスクリュウロッド70R,70Lの上下に配設され,ガイドシャフト58 を貫通させサポートロール38R,38Lと干渉しないように形成されており, 他は上部バックアップロール装置28と同様に構成されている。
【0025】 なお,圧延機ハウジング20にはワークロールベンディング装置110と中間 ロールベンディング装置120が組込まれている。ワークロールベンディング装 置110は,上部ロールベンディング用ロッド112,下部ロールベンディング 用ロッド114を有し,これらを上部ワークロール軸受46および下部ワークロ ール軸受47と接離自在にし,油圧力によりベンディング作用を行なわせるよう にしている。中間ロールベンディング装置120は上部ロールベンディング用ロ ッド122,カブロールベンディング用ロッド124を有し,各々中間ロール軸 受48,49に当接可能とし,独立してベンディング作用を行なわせるようにし ている。
【0026】 なお,図5において54は圧下シリンダであり,ヘッド130を上昇させるよ うにしている。ヘッド130の動作は下部バックアップロール装置30のバック アップシャフト軸受52を押上げ,この圧下力は下部サポートロール38R,3 8L,下部中間ロール26,下部ワークロール22,上部ワークロール21,上 部中間ロール24,上部サポートロール34R,34L,上部バックアップシャ フト軸受50,ハウジング20に伝達されて,所望の圧延力を発生させるのであ る。
【0027】 このように構成された圧延機のバックアップロール装置の動作は次のようにな る。
【0028】 圧延前に被圧延材23の幅に合わせてサポートロール34R,34Lおよび3 8R,38Lの位置を予め決定しておく。この場合,サポートロール34,38 のワークロール21,22への転接位置は被圧延材23の側部に重合するような 位置に設定する。このサポートロール位置決めのための操作は,バックアップシ ャフト32,36の端部の油圧シリンダ130を作動させ縮限としセグメント7 6とサポートロール34,38間に隙間を作る。このようにして,サポートロー ル34R,34L,38R,38Lをバックアップシャフト32,36からフリ ーにしておき,ロールガイド56R,56Lを原動モータ72R,72Lによっ て左右に移動させ,サポートロール34R,34L,38R,38Lをバックア ップシャフト32,36上の任意の位置に移動させるのである。所定の位置に移 動させた後,今度は逆に油圧シリンダ130を作動させ伸限としセグメント76 を移動させ半径方向に拡大させることによりサポートロール34R,34L,3 8R,38Lを固定させる。これによって位置移動したサポートロール34R, 34L,38R,38Lの内周面は加圧されバックアップシャフト32,36と 一体になって位置決めされるのである。この後は油圧シリンダ機構の油圧をロッ クしておき,サポートロール34R,34L,38R,38Lの位置保持を行な わせることができる。これにより一対のサポートロール34R,34Lおよび3 8R,38Lの間隔が所望の間隔に設定される。
【0029】 この初期設定が決定した後,ワークロール21,22間に被圧延材23を通板 する。これにより被圧延材23は所望の板厚に圧延されてストリップ材として出 るが,この形状判定を目視あるいはセンサロールによる接触方式,光や磁気を利 用した非接触方式によって行なう。この判定により耳伸びや中伸びが発生した場 合には,油圧シリンダ機構94や駆動モータ72を作動させて対となっているサ ポートロール34R,34Lおよび38R,38Lを相互に近接あるいは離反す るように位置移動させ,中間ロール24,26を通じてワークロール21,22 に作用する曲げモーメント量を調整し,形状異常の発生を抑制し,矩形のストリ ップ材を得ることができる。このとき,中間ロールベンディング装置120によ るベンディング力を加減調整することにより,中間ロール24,26のベンディ ング量が制御されるので,サポートロール34R,34Lおよび38R,38L の位置移動量との相互作用により,大きな形状修正機能を発揮させることができ る。すなわち,サポートロール34R,34Lおよび38R,38Lの位置移動 により修正領域を調整し,中間ロールベンディング装置120により修正量を調 整することができるのである。
【0030】 また,被圧延材23にエッジドロップが発生している場合には,ワークロール ベンディング装置110によるワークロール21,22のベンディング力を制御 する。ワークロール21,22は中間ロール24,26より両端が突出している ので,ベンディング装置110に圧油を供給することにより,ロッド112,1 14が突出し,中間ロール24,26の端縁からのはみ出し部分が主として大き く曲げられ,エッジドロップを抑制するように作用する。もちろんワークロール 21,22にも剛性があるので,中間ロール24,26に対してベンディング力 が伝達される。
【0031】 このような実施例のバックアップロール装置28,30を備えた圧延機によれ ば,ワークロール21,22または中間ロール24,26のベンディング支点を 自由に変更できるので,従来の全面接触型のバックアップロールに拘束されるこ となくロールベンディング効果を充分に発揮させることができる。また,上下サ ポートロール34R,34Lおよび38R,38Lの位置を個別に変更すること ができるので,板幅方向での任意の位置での形状制御が可能となる。したがって ,被圧延材の中伸び,耳伸びなどの形状不良の他に,両者が複合した複合伸びの 形状不良に対しての制御が可能となる利点が得られる。
【0032】 特にこの実施例では,バックアップシャフト32,36をシャフト本体32と セグメント76により構成し,セグメント76をシャフト32の軸方向に移動す ることによってセグメント76部材を半径方向に拡げて前記サポートロール34 ,38を固定する構成としたので,バックアップシャフト32の中央部と両端で の径差が小さくてよく,この結果シャフト32の剛性を上げることができる。
【0033】 なお,上記実施例では中間ロール24,26を備えた6段式圧延機に適用した 例を示したが,図7(1)に示す4段式圧延機のバックアップロールに適用する ことができ,同図(2)のようなワークロール21,22の直径を中間ロール2 4,26より大径にしたものにも適用できる。また,同図(3)のクラスタタイ プ圧延機のバックアップロールとしても適用できる。もちろん,図示しないが, 上部のみに実施例のバックアップロール装置を備えた圧延機など,他の特殊構造 の任意の圧延機に適用することができるのは言うまでもない。
【0034】 上記実施例ではセグメント76を4分割にしているが,2分割または3分割に してもよい。もちろん図8のような構成にしてバックアップシャフトのテーパを 1方向のみとしてもよいことは言うまでもない。
【0035】
以上説明したように,本考案に係る圧延機のバックアップロール装置は,被圧 延材が通板される一対のワークロールと,このワークロールのネック部に介在さ れロールベンディングを与えるベンディング手段とを備え,少なくとも一つのワ ークロールに転接される中間ロールを設け,この中間ロールと平行に配置された 大径のバックアップシャフトに装着される一対のサポートロールを前記中間ロー ルに転接させつつ軸方向移動可能に取付け,前記バックアップシャフトの胴長の 一部を中央部より両軸端に向かって径小かつテーパ状にし,前記バックアップシ ャフトと同一のテーパ内面を有するとともに,複数に分割されて軸方向移動可能 なセグメント部材を前記バックアップシャフトに装着せしめ,前記セグメント部 材を軸方向に移動することにより,前記セグメント部材を半径方向に拡げて,前 記サポートロールを所望する位置で固定するように構成したことにより,サポー トロールの位置決めを図ることができるとともに,バックアップシャフトのテー パが中央部より両端方向に向いているのでバックアップシャフトの中央部と両端 での径差が小さくてよく,この結果シャフトの剛性を上げることができ,もって 圧延荷重を高く設定できる効果が得られる。また,セグメントを軸方向に移動し サポートロールを固定しているので,移動装置が簡単となる。さらに,サポート ロールシフト装置をハウジングに取付けているので,ロール組替後のバックアッ プロール装置の取扱いが非常に容易となる。
【図1】本考案の実施例に係る圧延機のバックアップシ
ャフト装置の要部断面正面図である。
ャフト装置の要部断面正面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】シャフト本体とセグメントの組付け部の拡大断
面図である。
面図である。
【図4】実施例のバックアップロール装置を備えた圧延
機の正面図である。
機の正面図である。
【図5】図4の断面図である。
【図6】サポートロール移動装置の要部拡大図である。
【図7】実施例バックアップロール装置が搭載可能な他
の圧延機の例である。
の圧延機の例である。
【図8】他の実施可能なバックアップロール装置例であ
る。
る。
20 ハウジング 21,22 ワークロール 23 被圧延材 24,26 中間ロール 28,30 バックアップロール装置 32,36 バックアップシャフト 34R,34L,38R,38L サポートロール 46,47,48,49,50,52 軸受 54 圧下シリンダ 56R,56L, ロールガイド 58 ガイドシャフト 60R,60L スライドケーシング 70R,70L スクリュウロッド 72R,72L 駆動モータ 76R,76L セグメント 78 テーパ部 102 T型キー 104 T型キー溝 110 ワークロールベンディング装置 120 中間ロールベンディング装置 130R,130L 油圧シリンダ 131 ロータリ継手
Claims (1)
- 【請求項1】 被圧延材が通板される一対のワークロー
ルと,このワークロールのネック部に介在されロールベ
ンディングを与えるベンディング手段とを備え,少なく
とも一つのワークロールに転接される中間ロールを設
け,この中間ロールと平行に配置された大径のバックア
ップシャフトに装着される一対のサポートロールを前記
中間ロールに転接させつつ軸方向移動可能に取付け,前
記バックアップシャフトの胴長の一部を中央部より両軸
端に向かって径小かつテーパ状にし,前記バックアップ
シャフトと同一のテーパ内面を有するとともに,複数に
分割されて軸方向移動可能なセグメント部材を前記バッ
クアップシャフトに装着せしめ,前記セグメント部材を
軸方向に移動することにより,前記セグメント部材を半
径方向に拡げて,前記サポートロールを所望する位置で
固定するように構成したことを特徴とする圧延機のバッ
クアップロール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6418692U JPH0615803U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 圧延機のバックアップロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6418692U JPH0615803U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 圧延機のバックアップロール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615803U true JPH0615803U (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=13250783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6418692U Pending JPH0615803U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 圧延機のバックアップロール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615803U (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP6418692U patent/JPH0615803U/ja active Pending
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