JPH06158381A - 精密電鋳金型 - Google Patents
精密電鋳金型Info
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- JPH06158381A JPH06158381A JP33553992A JP33553992A JPH06158381A JP H06158381 A JPH06158381 A JP H06158381A JP 33553992 A JP33553992 A JP 33553992A JP 33553992 A JP33553992 A JP 33553992A JP H06158381 A JPH06158381 A JP H06158381A
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Landscapes
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 母型からの転写精度が高いとともに、高温硬
度があって耐熱性・耐摩耗性・保形性に優れた精密電鋳
金型を提供する。 【構成】 母型1の表面にNi又はCoの電気メッキ層
2を形成し、その上にNi合金電鋳層3を厚く形成さ
せ、その後母型1を脱型させ、脱型後の表面のNi又は
Coの電気メッキ層2を硝酸水溶液に浸漬する方法で除
去した。
度があって耐熱性・耐摩耗性・保形性に優れた精密電鋳
金型を提供する。 【構成】 母型1の表面にNi又はCoの電気メッキ層
2を形成し、その上にNi合金電鋳層3を厚く形成さ
せ、その後母型1を脱型させ、脱型後の表面のNi又は
Coの電気メッキ層2を硝酸水溶液に浸漬する方法で除
去した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック成形・ガ
ラス成形等の成形を行うための転写精度の高い精密電鋳
金型に関する。
ラス成形等の成形を行うための転写精度の高い精密電鋳
金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の精密転写金型としては、
Ni電鋳層を母型表面に直接施して裏打部材を取付けて
脱型した表面がNi電鋳層の金型が知られている。又、
Ni電鋳層に代えてNi合金電鋳層を母型表面に直接施
して裏打ちした金型も知られている。
Ni電鋳層を母型表面に直接施して裏打部材を取付けて
脱型した表面がNi電鋳層の金型が知られている。又、
Ni電鋳層に代えてNi合金電鋳層を母型表面に直接施
して裏打ちした金型も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のNi電鋳層の金
型では、硬さが室温においてHV=200程で軟らかく
200〜600℃のプラスチック成形・ガラス成形を圧
入すればNi電鋳層が変形したり摩耗が進行してミクロ
ンの単位の精度が確保できなかった。又、Ni合金電鋳
層の金型では、硬さが室温においてHV=400〜50
0で高温硬度も大で摩耗と変形は少ないが電着応力が大
であるため、電着中に0.1〜0.2mmで母型表面か
ら剥離することが多くなり、不良品として使用出来ない
という問題点がある。
型では、硬さが室温においてHV=200程で軟らかく
200〜600℃のプラスチック成形・ガラス成形を圧
入すればNi電鋳層が変形したり摩耗が進行してミクロ
ンの単位の精度が確保できなかった。又、Ni合金電鋳
層の金型では、硬さが室温においてHV=400〜50
0で高温硬度も大で摩耗と変形は少ないが電着応力が大
であるため、電着中に0.1〜0.2mmで母型表面か
ら剥離することが多くなり、不良品として使用出来ない
という問題点がある。
【0004】更に、Ni合金無電解メッキ層のみでは、
HV=400〜600で室温や高温硬度に優れている
が、数10μmの厚みしか形成できず、且つ電着応力が
大きく剥離も大きいという問題点があるため型の形成が
できなかった。
HV=400〜600で室温や高温硬度に優れている
が、数10μmの厚みしか形成できず、且つ電着応力が
大きく剥離も大きいという問題点があるため型の形成が
できなかった。
【0005】本発明が解決しようとする課題は、従来の
これらの金型の問題点を解消し、転写精度が高いととも
に高温硬度が高く、耐熱性・耐摩耗性と保形性に優れた
精密電鋳金型を提供することにある。
これらの金型の問題点を解消し、転写精度が高いととも
に高温硬度が高く、耐熱性・耐摩耗性と保形性に優れた
精密電鋳金型を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の要旨は、 1) 母型表面にNi又はCoの電気メッキを施し、そ
の上にNi合金電鋳層を厚く形成させた後、母型を脱型
させ、その後表面のNi又はCoの電気メッキ層を除去
して製造したことを特徴とする精密電鋳金型 2) 母型表面にNi又はCoの電気メッキを施し、そ
の上にNi合金系無電解メッキ層を形成し、更にその表
面にNi合金電鋳層を厚く形成させた後、母型を脱型さ
せ、その後表面のNi又はCoの電気メッキ層を除去し
て製造したことを特徴とする精密電鋳金型 3) Ni合金電鋳層の表面に裏打部材を取付けた1又
は2記載の精密電鋳金型 にある。
発明の要旨は、 1) 母型表面にNi又はCoの電気メッキを施し、そ
の上にNi合金電鋳層を厚く形成させた後、母型を脱型
させ、その後表面のNi又はCoの電気メッキ層を除去
して製造したことを特徴とする精密電鋳金型 2) 母型表面にNi又はCoの電気メッキを施し、そ
の上にNi合金系無電解メッキ層を形成し、更にその表
面にNi合金電鋳層を厚く形成させた後、母型を脱型さ
せ、その後表面のNi又はCoの電気メッキ層を除去し
て製造したことを特徴とする精密電鋳金型 3) Ni合金電鋳層の表面に裏打部材を取付けた1又
は2記載の精密電鋳金型 にある。
【0007】以下、本発明について更に説明する。本発
明の精密電鋳金型を製造するに際しては、先ず母型表面
に密着性が優れたNi又はCoの電気メッキを施す。次
に、このNi,Coの電気メッキ層の上に耐熱性があっ
て硬度に優れたNi合金電鋳層を形成する。この時、N
i又はCoの電気メッキ層とNi合金電鋳層との接合力
は強いのでNi合金電鋳層は厚く形成できる。しかも、
Ni合金電鋳層は硬度・強度があり保形性があってプラ
スチック注入圧・ガラス注入圧に対して変形しないよう
にしている。このように、Ni合金電鋳層を所定厚みに
形成した後で、表面のNi又はCoの電気メッキ層を除
去し、硬度と強度があり耐摩耗性のあるNi合金電鋳層
のみとする。
明の精密電鋳金型を製造するに際しては、先ず母型表面
に密着性が優れたNi又はCoの電気メッキを施す。次
に、このNi,Coの電気メッキ層の上に耐熱性があっ
て硬度に優れたNi合金電鋳層を形成する。この時、N
i又はCoの電気メッキ層とNi合金電鋳層との接合力
は強いのでNi合金電鋳層は厚く形成できる。しかも、
Ni合金電鋳層は硬度・強度があり保形性があってプラ
スチック注入圧・ガラス注入圧に対して変形しないよう
にしている。このように、Ni合金電鋳層を所定厚みに
形成した後で、表面のNi又はCoの電気メッキ層を除
去し、硬度と強度があり耐摩耗性のあるNi合金電鋳層
のみとする。
【0008】又、Ni又はCoの電気メッキ層の上にN
i合金無電解メッキを施し、更にNi合金電鋳層を形成
させた後にNi又はCoの電気メッキ層を除去するもの
もNi合金無電解メッキ層が高温硬度に優れて、より強
度が高く耐圧・耐熱性に優れた金型となる。
i合金無電解メッキを施し、更にNi合金電鋳層を形成
させた後にNi又はCoの電気メッキ層を除去するもの
もNi合金無電解メッキ層が高温硬度に優れて、より強
度が高く耐圧・耐熱性に優れた金型となる。
【0009】本発明において、前記の様に最終段階で最
表面のNi又はCoの電気メッキ層を除去する方法とし
ては、酸液で化学的に除去するのが望ましく、最も望ま
しくは20%(重量)以上の硝酸水溶液に型全体を浸漬
するか、あるいは除去対象のメッキ層部分だけを浸漬
し、均一な溶解除去ができる様に溶液の攪拌を十分に行
う。又、浸漬時間はNi又はCoの電気メッキ層の厚み
によって調整するが、一般的には60分以内が好まし
く、溶液から引き出した後にすばやく湯洗や水洗を行
い、直ちに表面を乾燥させる。
表面のNi又はCoの電気メッキ層を除去する方法とし
ては、酸液で化学的に除去するのが望ましく、最も望ま
しくは20%(重量)以上の硝酸水溶液に型全体を浸漬
するか、あるいは除去対象のメッキ層部分だけを浸漬
し、均一な溶解除去ができる様に溶液の攪拌を十分に行
う。又、浸漬時間はNi又はCoの電気メッキ層の厚み
によって調整するが、一般的には60分以内が好まし
く、溶液から引き出した後にすばやく湯洗や水洗を行
い、直ちに表面を乾燥させる。
【0010】尚、本発明の精密金型は必要によっては裏
打部材を取付けて補強する。
打部材を取付けて補強する。
【0011】
【作用】本発明では、製造段階において、最初に母型表
面にNi又はCoの電気メッキ層を施すので、母型との
付着性・密着性に優れており、電着中にメッキ層の剥離
が無いので高い転写精度を確保できる。一方、Ni又は
Coの電気メッキ層は、耐摩耗性の点でやや劣るため成
形時に部分的な摩耗が進行すると成形品の品質に悪影響
を及ぼすので、最終段階で予め除去することにより成形
時の前記の問題点は解決できる。
面にNi又はCoの電気メッキ層を施すので、母型との
付着性・密着性に優れており、電着中にメッキ層の剥離
が無いので高い転写精度を確保できる。一方、Ni又は
Coの電気メッキ層は、耐摩耗性の点でやや劣るため成
形時に部分的な摩耗が進行すると成形品の品質に悪影響
を及ぼすので、最終段階で予め除去することにより成形
時の前記の問題点は解決できる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図1
は請求項1記載の精密電鋳金型の実施例の説明図であ
り、図2は請求項2記載の精密電鋳金型の実施例の説明
図である。
は請求項1記載の精密電鋳金型の実施例の説明図であ
り、図2は請求項2記載の精密電鋳金型の実施例の説明
図である。
【0013】図1に示す実施例は、前処理された木製の
母型1の表面にNi電気メッキ層2を2μm施し、この
上にFeを8〜10%含有するNi合金の電鋳を行い、
3mmのNi合金電鋳層3を形成し、その上にエポキシ
系樹脂の裏打部材5を取付ける。その後、母型1を脱型
させて中間精密電鋳金型を製造する。この中間精密電鋳
金型6は、Ni電気メッキ層2が母型1に正確に密着し
てサブミクロン単位の精密の転写表面をもち、しかも電
気メッキ層2がNi合金電鋳層3と結合してNi合金電
鋳層3を厚く形成できる。その後、Ni電気メッキ層除
去処理7によりNi電気メッキ層2を除去した。この場
合の電気メッキ層の除去方法としては、中間精密金型6
の全体を30重量%の硝酸水溶液(25℃)中に10分
間浸漬して最表面のNi電気メッキ層を溶解除去し、液
中から引上げて80℃の温水で水洗後熱風中で乾燥し
た。このように製造された精密電鋳金型8は、Ni合金
電鋳層3が厚く形成され、充分な硬度と強度を有し、精
密な形状転写を得るとともに耐熱性・耐久性・耐摩耗性
に富んだものにできた。
母型1の表面にNi電気メッキ層2を2μm施し、この
上にFeを8〜10%含有するNi合金の電鋳を行い、
3mmのNi合金電鋳層3を形成し、その上にエポキシ
系樹脂の裏打部材5を取付ける。その後、母型1を脱型
させて中間精密電鋳金型を製造する。この中間精密電鋳
金型6は、Ni電気メッキ層2が母型1に正確に密着し
てサブミクロン単位の精密の転写表面をもち、しかも電
気メッキ層2がNi合金電鋳層3と結合してNi合金電
鋳層3を厚く形成できる。その後、Ni電気メッキ層除
去処理7によりNi電気メッキ層2を除去した。この場
合の電気メッキ層の除去方法としては、中間精密金型6
の全体を30重量%の硝酸水溶液(25℃)中に10分
間浸漬して最表面のNi電気メッキ層を溶解除去し、液
中から引上げて80℃の温水で水洗後熱風中で乾燥し
た。このように製造された精密電鋳金型8は、Ni合金
電鋳層3が厚く形成され、充分な硬度と強度を有し、精
密な形状転写を得るとともに耐熱性・耐久性・耐摩耗性
に富んだものにできた。
【0014】図2に示す実施例の精密電鋳金型の製造法
は、Ni電気メッキ層2とNi合金電鋳層3との間にB
を0.5〜1.0%含有するNi合金無電解メッキ層4
を0.03mmの厚み形成させ、裏打部材5を取付けた
中間精密電鋳金型9を中間的に製造し、その後前記実施
例と同一のNi電気メッキ層除去処理7によってNi電
気メッキ層2を除去して精密電鋳金型10を得る。これ
も図1同様に高い耐熱性・耐摩耗性を有している。
は、Ni電気メッキ層2とNi合金電鋳層3との間にB
を0.5〜1.0%含有するNi合金無電解メッキ層4
を0.03mmの厚み形成させ、裏打部材5を取付けた
中間精密電鋳金型9を中間的に製造し、その後前記実施
例と同一のNi電気メッキ層除去処理7によってNi電
気メッキ層2を除去して精密電鋳金型10を得る。これ
も図1同様に高い耐熱性・耐摩耗性を有している。
【0015】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば、母型との
密着性が良好で0.1〜0.2μm単位の高精度の転写
が得ることができ、しかも高温硬度・強度が得られて耐
摩耗性が優れて且つ高温における変形が少なく耐久性の
ある精密金型にできた。
密着性が良好で0.1〜0.2μm単位の高精度の転写
が得ることができ、しかも高温硬度・強度が得られて耐
摩耗性が優れて且つ高温における変形が少なく耐久性の
ある精密金型にできた。
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
1 母型 2 Ni電気メッキ層 3 Ni合金電鋳層 4 Ni合金無電解メッキ層 5 裏打部材 6 中間精密電鋳金型 7 Ni電気メッキ層除去処理 8 精密電鋳金型 9 中間精密電鋳金型 10 精密電鋳金型
Claims (3)
- 【請求項1】 母型表面にNi又はCoの電気メッキを
施し、その上にNi合金電鋳層を厚く形成させた後、母
型を脱型させ、その後表面のNi又はCoの電気メッキ
層を除去して製造したことを特徴とする精密電鋳金型。 - 【請求項2】 母型表面にNi又はCoの電気メッキを
施し、その上にNi合金系無電解メッキ層を形成し、更
にその表面にNi合金電鋳層を厚く形成させた後、母型
を脱型させ、その後表面のNi又はCoの電気メッキ層
を除去して製造したことを特徴とする精密電鋳金型。 - 【請求項3】 Ni合金電鋳層の表面に裏打部材を取付
けた請求項1又は2記載の精密電鋳金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33553992A JPH06158381A (ja) | 1992-11-21 | 1992-11-21 | 精密電鋳金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33553992A JPH06158381A (ja) | 1992-11-21 | 1992-11-21 | 精密電鋳金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06158381A true JPH06158381A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18289710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33553992A Pending JPH06158381A (ja) | 1992-11-21 | 1992-11-21 | 精密電鋳金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06158381A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012124449A1 (ja) * | 2011-03-17 | 2012-09-20 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 樹脂成形用金型の製造方法、樹脂成形用金型、樹脂成形用金型セット、マイクロチップ用基板の製造方法、及びこの金型を用いたマイクロチップ製造方法 |
-
1992
- 1992-11-21 JP JP33553992A patent/JPH06158381A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012124449A1 (ja) * | 2011-03-17 | 2012-09-20 | コニカミノルタアドバンストレイヤー株式会社 | 樹脂成形用金型の製造方法、樹脂成形用金型、樹脂成形用金型セット、マイクロチップ用基板の製造方法、及びこの金型を用いたマイクロチップ製造方法 |
| US9023269B2 (en) | 2011-03-17 | 2015-05-05 | Konica Minolta, Inc. | Manufacturing method of resin molding mold, resin molding mold, resin molding mold set, manufacturing method of microchip substrate, and manufacturing method of microchip using said mold |
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