JPH06158555A - 離型シートの製造方法 - Google Patents

離型シートの製造方法

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JPH06158555A
JPH06158555A JP4313324A JP31332492A JPH06158555A JP H06158555 A JPH06158555 A JP H06158555A JP 4313324 A JP4313324 A JP 4313324A JP 31332492 A JP31332492 A JP 31332492A JP H06158555 A JPH06158555 A JP H06158555A
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JP
Japan
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layer
coating liquid
electron beam
molding surface
sheet
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JP4313324A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Matsubayashi
克明 松林
Masahiro Kamiya
昌博 神谷
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成型面上の表面模様の離型シートへの転写性
に優れ、塗布欠陥がなく、合成皮革製造工程における繰
り返し使用性が良好な合成皮革の製造に使用される離型
シートの製造方法を提供する。 【構成】 支持体上に電子線硬化性内側塗布液層を設
け、別に成型面上に電子線又は紫外線硬化性外側塗布液
層を形成し、この外側塗布液層に、電子線あるいは紫外
線を照射してこれを硬化させて外側離型層を形成し、こ
れと上記内側塗布液層とを圧着させ、それによって形成
された重層体に電子線照射を施して内側塗布液層を硬化
して支持体および外側離型層に接合した内側樹脂層を形
成し、これによって得られた積層体を成型面から剥離す
ることによって離型シートを作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は離型シートの製造方法に
関するものである。さらに詳しく述べるならば、本発明
は合成皮革の製造に好適な離型シートの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】離型シートは、ポリ塩化ビニル、ポリウ
レタン等の材料からキャステイング法等により合成皮革
を製造する工程において使用されるものであって、紙基
材上にポリプロピレンフィルムをラミネートしたもの、
基材上にシリコーン化合物、アミノアルキッド樹脂、又
はクロム化合物等を塗布し熱硬化したものなどが知られ
ている。しかし、これら従来の離型シートは、表面加工
性、表面光沢、耐薬品性、耐熱性、繰り返し使用性等の
いづれかの点に欠点を有し、このため用途に応じて使い
分けられている。
【0003】一方、シート状支持体上に電子線硬化性塗
料を塗布し、この塗料層を成型面に圧着し、成型面と圧
着している間に、あるいは成型面から剥した後に、塗料
層に電子線を照射してこれを硬化させ、成型面の表面模
様を転写させることによって、表面模様を有する離型シ
ートを作製し得ることは知られている。このように電子
線を利用して作製された離型シートは、固形分100%
の離型層塗料を流動性を有する状態で、模様を有する成
型面上に圧着させ、しかる後にこれを硬化させるため、
機械的手段により表面模様を施すものに比べ、成型面表
面模様の離型シートへの良好な転写性を有し、ピット等
の表面欠陥がなく、更に、離型層塗料の選択により硬化
性、表面張力、可撓性などのコントロールが比較的容易
なため、合成皮革製造工程における離型性、耐薬品性、
耐摩耗性、さらには繰り返し使用性等が向上し、これま
でにない離型シートが得られると考えられてきた。
【0004】しかし、特公昭63−2780号に記載さ
れている方法、すなわち電子線硬化性塗料を紙基材上に
塗布し、成型面に圧着させ、成型面に圧着されている間
に電子線を照射して該組成物を硬化させ、成型面上の表
面模様を転写させる離型シートの製造方法においては、
紙基材上の電子線硬化性塗料を成型面と圧着させる際、
塗料粘度が高い時は、塗料と成型面の間に気泡が残り、
本来電子線硬化性塗料の使用により発揮されるべき成型
面表面模様の離型シートへの良好な転写性が損なわれ
る。また、塗料粘度が低い時は、塗料と成型面の間に存
在した気泡が塗料中に浸入し、その結果、硬化後に硬化
塗膜中に気泡が残存し塗布欠陥が発生したり、圧着によ
り塗料が流れ易く塗布ムラが離型シートに生じる等の欠
点を有する。
【0005】又、塗布面とは反対側の紙基材面から電子
線を照射させるため、電子線硬化性塗料を十分に硬化さ
せると紙基材の強度が低下し、特に耐熱耐折強度が著し
く劣化し、合成皮革製造工程において離型シートに必要
な繰り返し使用が不可能となり、不十分に硬化させると
合成皮革製造時に離型シート表面に要求される離型性、
耐薬品性、耐摩耗性が低下し、さらには繰り返し使用性
が著しく劣ることになる。つまり、この方法で電子線照
射を行うと、離型シートの基材、離型層いずれかに繰り
返し使用性を低下させる問題が発生するのである。
【0006】このため、特開昭59−1029号の方法
においては、電子線を二度照射する方法、つまり基材上
の電子線硬化性塗料を成型面に圧着させ、一度目の電子
線照射により表面模様が転写できる程度に硬化させ、こ
れを成型面から剥した後、更にもう一度電子線を照射さ
せて十分に電子線硬化性塗料を硬化させる製造方法が示
されている。しかし、この方法でも電子線を二度照射す
ることによる紙基材のダメージは大きく、紙基材強度が
低下し、その結果合成皮革製造工程における繰り返し使
用性を悪化させる。
【0007】一方、紙基材上の電子線硬化性塗料を、表
面模様を有する成型面と圧着させて成型面の模様を塗料
層に転写させ、これを成型面から剥した後に電子線を照
射して硬化させる方法も特公昭64−10626号に記
載されている。しかし成型面の表面模様を塗料層に転写
させ、この転写された模様を電子線による硬化まで保持
しておくためには、塗料が流動性を有していないことが
条件となり、従って成型面からの表面転写性は機械的手
段によるものと大きく変わらない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の電子
線又は紫外線硬化性塗料を用い、成型面の表面模様を転
写して得られる離型シートの有する上記問題点を解消
し、成型面上の表面模様の離型シートへの転写性に優
れ、塗布欠陥がなく、合成皮革製造工程における繰り返
し使用性が良好な、離型シートの製造方法を提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の従来技術
の欠点を解消せんとするものであって、本発明者の鋭意
検討の結果、表面模様を有する成型面上に電子線又は紫
外線硬化性塗料を直接塗布して外側塗布液層を形成し、
これに電子線又は紫外線照射を施して十分に硬化させる
ことにより、外側硬化塗膜と成型面の間および塗膜中に
気泡が残らず、かつ塗布欠陥が発生しない良好な転写性
を実現し、さらにシート状支持体にいかなる損傷もあた
えることなく十分に硬化させることにより離型シートに
必要な、離型性、耐薬品性、耐摩耗性にすぐれ、従って
繰り返し使用可能な外側離型層を有する離型シートを得
ることに成功したものである。
【0010】また、別に支持体上に形成された電子線硬
化性塗料を主成分として含む内側塗布液層を成型面上の
外側離型層に圧着させ、このようにして形成された重層
体に内側塗布液層の硬化、およびそれにより得られる内
側樹脂層と外側離型層および支持体との接着に必要な電
子線を施すことにより、シート状支持体の電子線による
損傷を最小限に抑えることを可能とし、それによって繰
り返し使用性が良好で電子線又は紫外線硬化性塗料の特
徴を十分に発揮した離型シートを得ることに成功し本発
明を完成したのである。
【0011】本発明に係る離型シートの製造方法は、シ
ート状支持体と、このシート状支持体上に形成された内
側樹脂層と、この内側塗布層上に形成された外側離型層
とからなる離型シートを製造するに際し、シート状支持
体の一面上に、電子線照射により硬化する不飽和化合物
を主成分として含む塗布液を塗布して内側塗布液層を形
成し、別に表面模様を有する成型面上に、電子線又は紫
外線照射により硬化する不飽和化合物を主成分として含
む塗布液を塗布して外側塗布液層を形成し、前記成型面
上の外側塗布液層に電子線、又は紫外線を照射し、これ
を硬化して外側離型層を形成し、前記成形面上の外側離
型層上に、前記支持体上の内側塗布液層を重ね合わせ、
それによって形成された重層体に電子線、照射を施し
て、前記内側塗布液層を硬化するとともに、それによっ
て形成された内側樹脂層を、支持体、および外側離型層
に接合して積層体を形成し、この積層体を前記成型面か
ら剥離する、ことを含むことを特徴とするものである。
【0012】以下、図面を参照しながら本発明方法につ
いて詳細に説明する。図1に成型面として金属製ドラム
を使用した塗布液塗布硬化設備1を示す。外側離型層用
電子線硬化性塗料3は、容器2のコーター4を用いて、
金属製ドラム5の成型表面上に塗布され、外側塗布液層
7aを形成し、次に外側塗布液層7aに第1電子線照射
装置6からの電子線照射を施してこれを硬化し、外側離
型層7を形成する。一方、容器8中の内側樹脂層用電子
線硬化性塗料9がコーター10を用いてシート状支持体
11上に塗布され内側塗布液層12が形成される。この
支持体11および内側塗布液層12は、ガイドロール1
3により内側塗布液層12が金属製ドラム成型面5上の
外側離型層7上に圧着され、このようにして形成された
重層体に第2電子線照射装置14より電子線照射を施
し、内側塗布液層を硬化して内側樹脂層を形成し、かつ
これを支持体11および外側離型層7に接合して積層体
16を形成し、ガイドロール15により積層体16を金
属製ドラム成型面5より剥離することにより離型シート
を得ることができる。外側塗布液層を形成するために、
紫外線硬化性塗料を用いた場合には第1電子線照射装置
6の代りに紫外線照射装置が設置される。
【0013】図2には成型面としてフィルム17を利用
する場合の塗布液塗布硬化設備1を示す。この場合、第
2の電子線照射装置14からの照射を図2に示されるよ
うに、成型面フィルム17を透して施してもよいし、あ
るいは成型面フィルムとは反対側のシート状支持体背面
から施してもよい。しかし、前者の場合には、シート状
支持体11へのダメージを更に抑制することができるの
で、離型シートの製造方法としてより好ましいものであ
る。この成型用フィルムは巻き取った後再び繰り返し使
用することも可能であるが、エンドレスベルト状にして
もよい。また成型用フィルムは必ずしもプラスチックフ
ィルムである必要はなく、ベルト状の金属膜を用いても
よい。
【0014】本発明の内側塗布液層および外側塗布液層
のそれぞれを形成するのに用いられる、電子線によって
硬化する不飽和有機化合物としては、1個以上のエチレ
ン性不飽和結合を有するアクリレートあるいはメタクリ
レート系モノマーあるいはオリゴマー等を使用すること
ができるが、これらに限定されるものではない。このよ
うな電子線硬化性モノマーのうち例えば1個のエチレン
性不飽和結合を有するモノマーとしては、N−ビニルピ
ロリドン、アクリロニトリルあるいはその誘導体、スチ
レンあるいはその誘導体、アクリルアミド等のアミド基
含有モノマー、ラウリル(メタ)アクリレートのような
脂肪酸のアクリレート、あるいはメタクリレート、ベン
ジルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフ
ルフリルアクリレート、フェノキシエチルアクリレー
ト、ノニルフェノキシエチルアクリレート、ε−カプロ
ラクトン付加物のアクリレート、ブトキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピルアクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
3−フェノキシプロピルアクリレート、および2−メト
キシエチル(メタ)アクリレート等のアクリレートある
いはメタクリレートなどが用いられる。
【0015】また2個以上のエチレン性不飽和結合を有
するモノマーとしては、ヘキサンジオールジアクリレー
ト、ノナンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリ
コールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリ
レート、トリプロピレングリコールジアクリレート、テ
トラエチレングリコールジアクリレート、トリシクロデ
カンジメチロールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテト
ラアクリレート、およびエチレンオキサイド変性ビスフ
ェノールAのジアクリレート等をあげることができる。
これら1個以上のエチレン性不飽和結合を有するモノマ
ーは、必要に応じ単独で用いてもよいし、または2種以
上を混合して使用してよい。
【0016】上記のエチレン性不飽和モノマー組成物
に、分子内に2個以上のエチレン性不飽和結合を有する
アクリレート、あるいはメタクリレートオリゴマー、例
えばウレタンアクリレートオリゴマー、ブタジエン変性
アクリレートオリゴマー等を1種以上配合することは、
得られる塗料の粘度調整、および得られる硬化皮膜柔軟
性を調整する点から有効である。
【0017】内側塗布液層、または内側樹脂層に要求さ
れる性能としては、成型面上で硬化した外側離型層を成
型面からスムーズに剥し、かつシート状支持体に完全に
接着させることができること、および外側離型層と内側
塗布液層とを圧着させた後、シート状支持体を通して電
子線を照射する際、シート状支持体の損傷を最小限にす
る線量で硬化可能であること、などがあげられる。この
ため例えば2個以上のエチレン性不飽和結合を有し、接
着性、硬化性の良好なモノマー、オリゴマーを主成分と
する配合が好ましい。
【0018】外側塗布液層には、前述のように紫外線硬
化性塗料を用い、紫外線照射による硬化を利用すること
も可能であり、この場合外側塗布液層は、不飽和有機化
合物とともに所定量の光開始剤等を含むことが必要であ
る。外側塗布液層を塗工する成形面としては、前述のよ
うに金属製ドラム、金属製ロール、金属膜、プラスチッ
クフィルム等寸法安定性の高いものを使用することが可
能であり、外側離型層に圧着される成型表面にはエンボ
ス等の表面模様が施されていてもよく、もしくは鏡面光
沢を有するものであってもよい。必要に応じて成形面か
らの剥離を容易にするために、成形面にステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸系離型剤、
ポリエチレンエマルジョン等のポリエチレン型離型剤、
ワックス、シリコーン系等の離型剤を塗工しておいても
よい。
【0019】外側塗布液層を硬化することによって得ら
れる外側離型層は、合成皮革製造時に要求される剥離
性、耐薬品性、耐摩耗性、さらには繰り返し使用性等の
点から表面硬化性が良好であり、かつ表面張力が35 d
yn/cm以下であることが望ましい。このため外側塗布液
層に用いられる塗料としては、2個以上のエチレン性不
飽和結合を有するモノマー、および/又はオリゴマーを
主成分として含む配合、例えばポリエチレン変性、また
はポリブタンジエン変性ウレタンアクリレートオリゴマ
ーと、長鎖アルキル基を有するアクリレートモノマーと
を主成分として含む配合が好ましい。又、表面硬化性が
損なわれない範囲内で、表面張力をコントロールする目
的で外側離型層用塗料に、それに可溶な、反応性、又は
非反応性シリコーン等を加えてもよいが、これら添加剤
の配合量が多過ぎると得られる塗布液層の硬化性が低下
するので好ましくない。
【0020】外側塗布液層に紫外線硬化性塗料を用いる
場合には、1個以上のエチレン性不飽和結合を有する不
飽和有機化合物100重量部に対し、光開始剤として、
アセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンゾインアルキル
エーテル、アゾビスイソブチルニトリル等を0.1〜5
部程度の割合で配合する。
【0021】上記の如く、本発明方法において、内側塗
布液層、および外側塗布液層は不飽和有機化合物を主成
分として含む塗料で形成されるが、必要に応じて、離型
シートに要求される性能を損なわない範囲内で、有色の
染料、有色の顔料、潤滑剤、帯電防止剤等の助剤を配合
することは何らさしつかえなく、更に炭酸カルシウム、
二酸化チタン、酸化亜鉛、カオリンクレー、タルク、水
酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、ケイソウ土、サ
チンホワイト、硫酸バリウム、塩基性炭酸カルシウム、
二酸化珪素、酸化アルミニウム等の白色顔料を配合する
ことも可能である。
【0022】本発明方法において、内側塗布液層用塗料
は、支持体上に塗布され、この内側塗布液層を、成型面
上で硬化された外側離型層上に圧着させたのち、これに
電子線を照射して瞬時に硬化させる。この場合、内側塗
布液層の塗布量は、1〜30g/m2 の範囲にコントロ
ールされることが好ましく、より好ましくは5〜20g
/m2 である。それが1g/m2 未満では、硬化され
た、外側離型層をシート状支持体に強固に接着させ、得
られた積層体が成型面からスムースに剥離することが困
難になることがあり、またそれが30g/m2 より多く
なると、低線量の電子線照射で十分に硬化した内側樹脂
層を得ることが困難になることがある。
【0023】別に調製される外側塗布液層用塗料は、前
記支持体上の内側塗布液層との圧着前に、成型面上に塗
布され、これに電子線照射、又は紫外線照射を施し硬化
させる。この場合の塗布量は、成型面上の表面模様の深
さ、形状にもよるが、離型シートに要求される離型性、
耐薬品性、耐熱性、繰り返し使用性に影響を与えないこ
とが重要であり、1.0g/m2 以上であることが好ま
しく、より好ましくは2.0g/m2 以上である。
【0024】内側塗布液層および外側塗布液層を形成す
るための塗布方法としては、ロールコーター、メイヤー
バー、スリットダイコーター、カーテンコーター等を用
いる通常の塗布方法のすべてが使用可能である。特に金
属製ドラムの表面を成型面として使用する場合には、成
型面表面に傷をつけないための配慮から、ゴムロールを
使用するロールコート法あるいはオフセットグラビア法
等が好ましい。
【0025】電子線照射に用いられる電子線加速機とし
ては、とくにその方式に限定はなく、例えばスキャニン
グ方式、エレクトロンカーテン方式などの電子線照射装
置を使用することができる。これらの中でも比較的安価
で大出力の得られるエレクトロンカーテン方式のものが
有効に用いられる。電子線照射の際の加速電圧は100
KV以上であることが好ましく、吸収線量としては、基材
の損傷を最小限に抑える点からできるだけ少ないことが
好ましい。
【0026】紫外線照射に用いられる紫外線照射装置と
しては、180〜400nmの波長の光線を発する低圧、
高圧水銀ランプ、ショートアーク放電ランプ等の光源を
適用することができる。
【0027】離型シートを構成するシート状支持体とし
ては、紙、合成紙、合成樹脂フィルム、またはそれらを
組み合わせた積層シートなどを用いることができるが、
更に接着性、バリヤー性を改善する目的で、表面処理し
た支持体を用いることもできる。このような支持体の厚
さには特に制限はないが、強度、作業性、電子線透過能
等の点から20〜250μmであることが好ましく、ま
たその坪量は20〜250g/m2 であることが好まし
い。
【0028】
【実施例】本発明を下記実施例によって具体的に説明す
るが、勿論本発明の範囲は、これらに限定されるもので
はない。各実施例中、「部」は、特に断らない限り「重
量部」を示すものである。
【0029】実施例1 下記組成の外側塗布液層用塗料(組成物1)をカウレス
ミキサーで均一になるように分散して調製した。成形面
として使用するエンボス加工をしクロムメッキを施した
金属板の表面上に、上記塗料(組成物1)をメイヤーバ
ーを用いて塗布量が7.0g/m2 になるように塗布
し、この塗布層にエレクトロンカーテン型電子線加速器
(ESI社製)により、加速電圧170KV、外側塗布液
層表面における吸収線量4.0Mradの条件で電子線を照
射し、この塗布液層を硬化させて外側離型層を形成し
た。
【0030】 組成物1(外側離型層形成用) 成分 ノナンジオールジアクリレート 70部 水素添加ブタジエン変性アクリレートオリゴマー (日本曹達製、商標:TEAI1000) 30部
【0031】別に用意した下記組成の内側塗布液層用塗
料(組成物2)をカウレスミキサーで混合分散して調製
した。キャストコート紙(127.9g/m2 、王子製
紙製、商標:OKエナメルコート)上にアプリケーター
バーを用いて上記塗料(組成物2)を塗布量が10g/
2 になるように塗布し、この内側塗布液層を、前述の
金属板成形面上で硬化させた外側離型層上に圧着させ、
得られた重層体に、キャストコート紙支持体の背面か
ら、加速電圧200KV、支持体下の吸収線量1.5Mrad
の条件で電子線を照射して内側塗布液層を硬化し、これ
によって形成された内側樹脂層を外側離型層および支持
体に接合して積層体を形成し、この積層体を、成型面か
ら剥離して離型シートを得た。
【0032】 組成物2(内側樹脂層形成用) 成分 テトラエチレングリコールジアクリレート 45部 ウレタンアクリレートオリゴマー (荒川化学製、商標:ビームセット551B) 55部
【0033】(使用例)得られたエンボス付き離型シー
ト上に、下記組成のポリ塩化ビニルゾルを、アプリケー
ターバーを用いて固形分塗布量が30g/m2 になるよ
うに塗布し、これを200℃−3分間で加熱硬化させて
発泡ポリ塩化ビニルシート層を成型し、これを離型シー
トから剥離して発泡ポリ塩化ビニルシートを得た。
【0034】 組成物3(発泡ポリ塩化ビニルシート形成用) 成分 ポリ塩化ビニル 100部 (日本ゼオン(株)製、商標:ゼオン121) ジオクチルフタレート 50部 発泡剤(アゾジカルボンアミド) 5部 安定剤 3部 (勝田化工(株)、商標:BZ−100CJ)
【0035】実施例2 下記組成の外側離型層用塗料(組成物4)をカウレスミ
キサーで均一になるように分散して調製した。成形面と
して使用するエンボス加工の施されたアルミニウム板の
表面上に、メイヤーバーを用いて前記塗料(組成物4)
を塗布量が15g/m2 になるように塗布し、この塗布
液層に、実施例1と同じ電子線加速器により加速電圧1
70KV、外側塗布液層表面における吸収線量3.5Mrad
の条件で電子線を照射し、この塗布液層を硬化させて外
側離型層を形成した。
【0036】 組成物4(外側離型層形成用) 成分 2官能アクリレートモノマー 25部 (東亜合成製、商標:M233) ノナンジオールジアクリレート 30部 水素添加ブタジエン変性アクリレートオリゴマー 45部 (日本曹達製、商標:TEAI1000)
【0037】別に用意した下記組成の内側樹脂層用塗料
(組成物5)をカウレスミキサーで混合分散して調製し
た。コート紙(127.9g/m2 、王子製紙製、商
標:OKコート)上にアプリケーターバーを用いて上記
塗料(組成物5)を塗布量が15g/m2 になるように
塗布し、この内側塗布液層を、前述のアルミニウム板成
型面上の外側離型層に圧着させ、形成された重層体に、
コート紙支持体の背面から加速電圧200KV、支持体下
での吸収線量1.5Mradの条件で電子線を照射して内側
塗布液層を硬化して内側樹脂層を形成し、それと同時
に、内側樹脂層を支持体および外側離型層に接合して積
層体を形成し、その後積層体を成型面から剥離して離型
シートを得た。
【0038】 組成物5(内側樹脂層形成用) 成分 テトラプロピレングリコールジアクリレート 50部 ウレタンアクリレートオリゴマー 50部 (荒川化学製、商標:BS505B)
【0039】(使用例)この離型シート上に、実施例1
と同様にして発泡ポリ塩化ビニルシートを成型し、これ
を離型シートから剥して発泡ポリ塩化ビニルシートを得
た。
【0040】実施例3 下記組成の外側離型層用塗料(組成物6)をカウレスミ
キサーで均一になるように分散して調製した。成形面と
して使用するエンボス加工され、クロムメッキを施され
た金属板の表面上に、メイヤーバーを用いて上記塗料
(組成物6)を塗工量が7.0g/m2 になるように塗
布し、この外側塗布液層に紫外線照射装置(アイグラフ
ィック社製)により紫外線を照射し、この外側塗布液層
を硬化させて外側離型層を形成した。その他は実施例1
と同様にして離型シートを作成した。
【0041】 組成物6(外側離型層形成用) 成分 ノナンジオールジアクリレート 70部 水素添加ブタジエン変性アクリレートオリゴマー 30部 (日本曹達製、商標:TEAI1000) ベンゾインエチルエーテル 3部
【0042】この離型シート上に実施例1と同様にして
発泡ポリ塩化ビニルシートを成型し、離型シートから剥
し、発泡ポリ塩化ビニルシートを得た。
【0043】比較例1 実施例1と同様にして離型シートを作製した。但し、内
側樹脂層を設けずに、外側離型層用塗料(組成物1)を
キャストコート紙支持体の表面に塗布し、成形面として
使用する、エンボス加工を施しクロムメッキを施した金
属板の成形面上に外側塗布液層を圧着させた後、キャス
トコート紙支持体の背面から加速電圧200KV、支持体
下での吸収線量2Mradの条件で電子線を照射し硬化させ
て外側離型層を形成し、得られた積層体を成型面から剥
離して離型シートを作製した。また実施例1と同様にし
て、この離型シート上に発泡ポリ塩化ビニルシート層を
成型し、これを離型シートを剥離して発泡ポリ塩化ビニ
ルシートを得た。
【0044】比較例2 実施例1と同様にして離型シートを作製した。但し、内
側樹脂層を設けずに、外側塗布液層をキャストコート紙
支持体の表面に形成し、成形面として使用するエンボス
加工をしクロムメッキを施した金属板成型面に外側塗布
液層を圧着させた後、キャストコート紙支持体の背面か
ら加速電圧200KV、支持体下での吸収線量4Mradの条
件で電子線を照射し硬化させて外側離型層を形成し、そ
れによって得られた積層体を成型面から剥離して離型シ
ートを作製した。また実施例1と同様にして、上記離型
シート上に発泡ポリ塩化ビニルシート層を成型し、これ
を離型シートを剥離して発泡ポリ塩化ビニルシートを得
た。
【0045】比較例3 実施例1と同様にして離型シートを作製した。但し、内
側樹脂層を設けずに、外側塗布液層をキャストコート紙
支持体の表面に塗布し、この外側塗布液層を、成形面と
して使用する、エンボス加工を施しクロムメッキを施し
た金属板の表面に圧着させた後、キャストコート紙支持
体の背面から加速電圧200KV、支持体下での吸収線量
1.5Mradの条件で電子線を照射してこれを部分的に硬
化させ、成型面から剥離し、その後部分的に硬化した外
側塗布液層にさらに外側塗布液層側から加速電圧175
KV、外側塗布液層表面における吸収線量2.0Mradの条
件で電子線を照射して、これを完全に硬化させて外側離
型層を形成して離型シートを作製した。また実施例1と
同様にして、離型シート上に発泡ポリ塩化ビニルシート
層を成型し、これを離型シートから剥離して、発泡ポリ
塩化ビニルシートを得た。
【0046】比較例4 実施例2と同様にして離型シートを作製した。但し、内
側樹脂層を設けずに、外側塗布液層をコート紙支持体表
面に塗布し、この外側塗布液層を成形面として使用す
る、エンボス加工を施したアルミニウム板の表面に圧着
させた後、コート紙支持体の背面から加速電圧200K
V、支持体下における吸収線量3.5Mradの条件で電子
線を照射してこれを硬化させて外側離型層を形成し、こ
れを成型面から剥して離型シートを作製した。また実施
例2と同様にして、離型シート上に発泡ポリ塩化ビニル
シート層を成型し、これを離型シートから剥離して発泡
ポリ塩化ビニルシートを得た。
【0047】性能テスト 上記の離型シートと発泡ポリ塩化ビニルシートについ
て、下記に示す方法で表面模様の転移性、塗布性、剥離
力、耐折強度、繰り返し使用性の測定を行った。 (1)表面模様の転移性 光学顕微鏡を用いて、エンボスのパターンが完全に離型
シート表面に転移しているか否かで下記3段階に官能評
価した。(○:良好、△:普通、×:不良)
【0048】(2)塗布性 光学顕微鏡を用いて、離型シートのピット等の塗布欠陥
の数を数え、3段階の官能評価(○:良好、△:普通、
×:不良)を行った。 (3)剥離力 離型シートから発泡ポリ塩化ビニルシートを剥す際の剥
離力をJIS−K−6555に準拠して測定。 (4)耐折強度 ポリ塩化ビニルフィルムを1回成型した後の離型シート
についてJIS−P−8115に準拠して測定。
【0049】(5)繰り返し使用性 離型シート上にポリ塩化ビニルゾルを塗布し、加熱硬化
させ、フィルムを成型後離型させる手続きを4回繰り返
した後、5回目に離型シートから発泡ポリ塩化ビニルフ
ィルムを剥す際の剥離力、離型シートの耐折強度、離型
シート及び発泡ポリ塩化ビニルシートの写像性、表面形
状を測定、観察して、総合的に下記3段階に官能評価し
た。(○:良好、△:普通、×:不良)
【0050】テスト結果を表1に示す。
【表1】
【0051】
【発明の効果】表1から明かなように、本発明方法によ
り製造された離型シートは、成型面上の表面模様の離型
シートへの転写性に優れ、塗布欠陥がないものであっ
て、合成皮革製造工程における繰り返し使用性が良好
で、合成皮革の製造において実用上極めて有用なもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】離型シートを金属製ドラムを成型面として実施
する場合の本発明方法の工程説明図。
【図2】プラスティクフィルムを形成面として実施する
場合の本発明方法の工程説明図。
【符号の説明】
1…塗布液塗布硬化設備 2…塗料容器 3…外側離型層用塗料 4…コーター 5…成型面ドラム 6…第1電子線照射装置 7a…外側塗布液層(硬化前) 7…外側離型層 8…塗料容器 9…内側樹脂層用塗料 10…コーター 11…シート状支持体 12…内側塗布液層 13…ガイドロール 14…第2電子線照射装置 15…ガイドロール 16…支持体/内側樹脂層/外側離型層積層体 17…成型用フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/24 27/00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状支持体と、このシート状支持体
    上に形成された内側樹脂層と、この内側塗布層上に形成
    された外側離型層とからなる離型シートを製造するに際
    し、 シート状支持体の一面上に、電子線照射により硬化する
    不飽和化合物を主成分として含む塗布液を塗布して内側
    塗布液層を形成し、 別に表面模様を有する成型面上に、電子線、又は紫外線
    照射により硬化する不飽和化合物を主成分として含む塗
    布液を塗布して外側塗布液層を形成し、 前記成型面上の外側塗布液層に電子線、又は紫外線を照
    射し、これを硬化して外側離型層を形成し、 前記成形面上の外側離型層上に、前記支持体上の内側塗
    布液層を重ね合わせ、それによって形成された重層体に
    電子線、照射を施して、前記内側塗布液層を硬化すると
    ともに、それによって形成された内側樹脂層を、支持
    体、および外側離型層に接合して積層体を形成し、 この積層体を前記成型面から剥離する、ことを含む、離
    型シートの製造方法。
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