JPH0970916A - 離型シートの製造方法 - Google Patents

離型シートの製造方法

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JPH0970916A
JPH0970916A JP22873595A JP22873595A JPH0970916A JP H0970916 A JPH0970916 A JP H0970916A JP 22873595 A JP22873595 A JP 22873595A JP 22873595 A JP22873595 A JP 22873595A JP H0970916 A JPH0970916 A JP H0970916A
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JP
Japan
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sheet
layer
coating liquid
electron beam
liquid layer
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JP22873595A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Nakayama
靖章 中山
Masahiro Kamiya
昌博 神谷
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New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状支持体からの脱落がない離型層を有
する合成皮革の製造に好適な離型シートの製造方法を提
供。 【解決手段】 シート状支持体の一面上に、電子線硬化
性の接着性樹脂組成物を塗布して内側塗布液層を形成
し、別に金属製ドラム面上に、硬化皮膜が離型性を有す
る電子線硬化性樹脂組成物を塗布して外側塗布液層を形
成し、前記金属製ドラム面上の外側塗布液層上に、前記
シート状支持体上の内側塗布液層を重ね合わせ、それに
電子線照射して、内側塗布液層および外側塗布液層を硬
化するとともに、内側接着層を介して、シート状支持体
および外側離型層を接合して積層体を形成し、前記金属
製ドラム面から剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、離型シートの製
造方法に関するものである。さらに詳しく述べるなら
ば、本発明は、シート状支持体からの脱落がない離型層
を有し、合成皮革等の製造に好適な離型シートを製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 離型シートは、ポリ塩化ビニル、ポリ
ウレタン等の材料からキャスティング法等により合成皮
革を製造する工程において使用されるものであって、紙
基材上にポリプロピレンフィルムをラミネートしたも
の、基材上にシリコーン化合物、アミノアルキッド樹
脂、またはクロム化合物等を塗布し熱硬化したもの等が
知られている。しかし、これら従来の離型シートは、表
面加工性、表面光沢性、耐薬品性、耐熱性、繰り返し使
用性等のいづれかの点に欠点を有し、このため用途に応
じて使い分けられている。
【0003】一方、シート状支持体上に電子線硬化性塗
料を塗布し、この塗料層を成形面に圧着し、成形面と圧
着している間に、あるいは成型面から剥した後に、塗料
層に電子線を照射してこれを硬化させ、成型面の表面模
様を転写させることによって、表面模様を有する離型シ
ートを作製し得ることは知られている。このように電子
線を利用して作製された離型シートは、固形分100%
の離型層塗料を流動性を有する状態で、模様を有する成
型面上に圧着させ、しかる後にこれを硬化させるため、
機械的手段により表面模様を施すものに比べ、成型面表
面模様の離型シートへの良好な転写性を有し、ピット等
の表面欠陥がなく、さらに離型層塗料の選択により硬化
性、表面張力、可撓性等のコントロールが比較的容易な
ため、合成皮革製造工程における離型性、耐薬品性、耐
摩耗性、さらには繰り返し使用性等が向上し、これまで
にない離型シートが得られていると考えられてきた。
【0004】特開平1−121388号公報に記載され
ている方法、すなわちシート状支持体上に接着性の良好
な電子線重合性組成物層、電子線硬化性シリコーン樹脂
を主成分とする剥離層を順次塗設してなる剥離シートの
製造方法が示されている。こうして得られた剥離シート
は、繰り返し使用の点から十分な性能が得られていなか
った。
【0005】特開平6−64106号公報に記載されて
いる方法、すなわち電子線硬化性シリコーン樹脂を主成
分とする剥離層を塗設した合成樹脂フィルムと、電子線
硬化性樹脂を主成分とするアンカー層を塗設したシート
状支持体の各々の塗布層面同士を重ねて電子線照射によ
り硬化したものから、前記合成樹脂フィルム自体を剥離
して得たアンカー層、剥離層をシート状支持体上に順次
塗設してなる、いわゆるフィルムキャスト法による工程
用剥離シートの製造方法が示されている。こうして得ら
れた工程用剥離シートはシート状支持体上のアンカー層
と、剥離層との接着力が弱く、脱落してしまい、繰り返
し使用の点から十分な性能が得られていなかった。
【0006】一方、本発明者らが特開平6−15855
5号公報で開示した方法、すなわちシート状支持体上に
電子線硬化性内側塗布液層を設け、別に成型面上に電子
線または紫外線硬化性外側塗布液層を形成し、この外側
塗布液層に、電子線または紫外線を照射してこれを硬化
させて外側離型層を形成し、これと内側塗布液層とを圧
着させ、それによって形成された重層体に電子線照射を
施して内側塗布液層を硬化してシート状支持体および外
側離型層に接合した内側樹脂層を形成し、得られた積層
体を成型面から剥離する方法を示した。こうして得られ
た離型シートはシート状支持体上の内側樹脂層と外側離
型層との接着力が不十分なため、脱落してしまい、繰り
返し使用の点から十分な性能が得られていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、従
来技術の前記の問題点を解決し、シート状支持体からの
脱落がない離型層を有し、合成皮革等の製造工程におけ
る繰り返し使用性が好適な離型シートを製造方法を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは、前記の
ような問題点を解決するため、鋭意研究した結果、表面
模様を有する金属製ドラム面上に電子線硬化性樹脂組成
物を直接塗布して外側塗布液層を形成し、一方、別にシ
ート状支持体上に形成された電子線硬化性塗料を主成分
として含む内側塗布液層を、金属製ドラム面上の外側塗
布液層に圧着させ、このようにして形成された重層体
に、内側塗布液層の硬化、それにより得られる内側接着
層と外側離型層、およびシート状支持体との接着に必要
な電子線を施すことにより、シート状支持体の電子線に
よる損傷を最小限に抑えることを可能にし、離型シート
に必要な離型性、耐薬品性、耐磨耗性に優れ、従って繰
り返し使用性が良好な外側離型層を有する離型シートを
得ることに成功し、本発明を完成させたのである。
【0009】本発明に係る離型シートの製造方法は、シ
ート状支持体と、シート状支持体上に形成された内側接
着層と、この内側接着層上に形成された外側離型層とか
らなる離型シートを製造するに際し、シート状支持体の
一面上に、電子線照射により硬化する不飽和化合物を主
成分として含む接着性樹脂組成物を塗布して内側塗布液
層を形成し、別に表面模様を有する金属製ドラム面上
に、硬化皮膜が離型性を有し、かつ電子線照射により硬
化する不飽和化合物を主成分として含む電子線硬化性樹
脂組成物を塗布して外側塗布液層を形成し、前記金属製
ドラム面上の外側塗布液層上に、前記シート状支持体上
の内側塗布液層を重ね合わせ、それによって形成された
重層体に電子線照射を施して、内側塗布液層および外側
塗布液層を硬化するとともに、それによって形成された
内側接着層をシート状支持体および外側離型層に接合し
て積層体を形成し、この積層体を前記金属製ドラム面か
ら剥離することを含むことを特徴とするものである。
【0010】図面を参照しながら本発明方法について詳
細に説明する。図1に金属製ドラムを使用した塗布液塗
布硬化設備1を示す。シート状支持体11の1面上に、
接着性樹脂組成物を含む塗料容器8中の内側接着層用塗
料9をコーター10を用いて塗布し、内側塗布液層12
を形成する。別に、表面模様を有する金属製ドラム5の
1面上に電子線硬化性樹脂組成物を含む塗料容器2中の
外側離型層用塗料3をコーター4を用いて塗布し、外側
塗布液層7を形成する。前記シート状支持体11および
内側塗布液層12は、ガイドロール13により内側塗布
液層12が金属製ドラム5上の外側塗布液層7上に圧着
された重層体に、シート状支持体11の背面から電子線
照射装置14より電子線を照射し、内側塗布液層12お
よび外側塗布液層7を同時に硬化させ、シート状支持体
11上に内側接着層、外側離型層を順次接合したシート
状積層体16を形成し、ガイドロール15により前記シ
ート状積層体16を金属製ドラム5の周面から剥離する
ことにより離型シートを得ることができる。
【0011】ここで内側塗布液層に用いる接着性樹脂組
成物に含有する化合物としては、カルボキシル基、アミ
ノ基、ビロキシル基、アクリルアミン基やエーテル結
合、アミド結合、尿素結合、ウレタン結合、エステル結
合等の一般に知られている極性の高い官能基や結合を有
する化合物である。具体的には、電子線照射により硬化
する電子線反応性不飽和有機化合物として、ω−カルボ
キシポリカプロラクトンモノアクリレート、フタル酸モ
ノヒドロキシエチルアクリレート、アクリル酸ダイマ
ー、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレ
ート、ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチ
レングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジアクリレートの中から少なくとも1つ選ばれる化
合物であり、および/または電子線照射により反応しな
い電子線非反応性化合物として、ポリアクリルアミン、
ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリ
ウレタン、ポリエステル等のランダム、ブロックおよび
グラフト共重合体の中から少なくとも1つ選ばれる化合
物である。
【0012】これら前記化合物は、内側接着層の全体1
00重量部に対して、0.1〜50重量部、好ましくは
1〜30重量部配合されていれば良い。
【0013】表面模様を有する金属製ドラム面上に形成
される外側塗布液層に用いる電子線硬化性樹脂組成物
は、電子線照射により硬化する不飽和有機化合物を主成
分とし、かつ硬化皮膜が離型性を有するものであれば、
特に限定されないが、合成皮革等作製時に要求される離
型性や耐薬品性等の点から、表面硬化性が良好であり、
かつ外側離型層表面の表面張力が35dyn/cm以下
であることが望ましい。
【0014】本発明における外側塗布液層に用いる電子
線硬化性樹脂組成物に含有する電子線照射により硬化す
る不飽和有機化合物は、アクリロイル基を1つ有する単
官能モノマーや、アクリロイル基を2つ以上有し、2個
以上のアクリル基を有するモノマーおよび/またはオリ
ゴマーを主成分として含む配合、例えばポリエチレン変
性、またはポリブタジエン変性ウレタンアクリレートオ
リゴマーと、長鎖アルキル基を有するアクリレートモノ
マーとを主成分として含む配合が望ましい。また、表面
硬化性が損なわれない範囲内で、離型性をコントロール
する目的で、外側塗布液層に用いる電子線硬化性樹脂組
成物に可溶な反応性または非反応性シリコーン等を加え
ても良い。
【0015】さらに具体的に述べるならば、水添ポリブ
タジエン骨格を有するポリウレタンアクリレート、未水
添ポリブタジエン骨格を有するポリウレタンアクリレー
ト、ポリオレフィン骨格を有するポリウレタンアクリレ
ート、水添リシノール酸骨格を有するポリウレタンアク
リレート、未水添リシノール酸骨格を有するポリウレタ
ンアクリレート等のオリゴマー、およびノニルフェノキ
シエチレングリコールアクリレート、ノニルフェノキシ
プロピレングリコールアクリレート、ジシクロペンテニ
ルアクリレート、1,14−テトラデカンジオールジア
クリレート、1,15−ペンタデカンジオールジアクリ
レート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグ
リコールのカプロラクトン付加物ジアクリレート、トリ
シクロデカンジメタノールジアクリレート等のオリゴマ
ーが挙げられる。これらモノマーおよびオリゴマーを単
独あるいは混合して使用しても何ら差し支えない。
【0016】これらの化合物は、外側離型層の全体10
0重量部に対して、1〜20重量部、好ましくは2〜1
5重量部配合されていれば良い。
【0017】
【発明の実施の形態】 本発明の内側塗布液層に用いる
接着性樹脂組成物および外側塗布液層に用いる電子線硬
化性樹脂組成物には、塗工性および樹脂被覆層の硬化性
等の付与を目的として、例えば下記化合物を配合するこ
とができる。 (1)脂肪族、脂環族、および芳香脂肪族の、アルコー
ル及びポリアルキレングリコールのアクリレート(また
はメタクリレート)化合物類。 (2)脂肪族、脂環族、芳香脂肪族の、アルコールにア
ルキレンオキサイドを付加させたもののアクリレート
(またはメタクリレート)化合物類。 (3)ポリアクリロイル(またはメタクリロイル)アル
キルリン酸エステル類。 (4)多塩基酸と、ポリオールと、アクリル(またはメ
タクリル)酸との反応生成物。 (5)イソシアネートと、ポリオールと、アクリル(ま
たはメタクリル)酸との反応生成物。 (6)エポキシ化合物とアクリル(またはメタクリル)
酸との反応生成物。 (7)エポキシ化合物と、ポリオールと、アクリル(ま
たはメタクリル)酸との反応生成物。
【0018】さらにこれらを具体的に述べるならば、電
子線硬化性不飽和有機化合物として、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、ラウリルアクリレート、ステ
アリルアクリレート、N−ビニルピロリドン、アクリロ
イルモルホリン、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒド
ロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメタ
クリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、テ
トラヒドロフルフリルメタクリレート、カプロラクトン
変性テトラヒドロフルフリルアクリレート、シクロヘキ
シルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ジ
シクロヘキシルアクリレート、イソボロニルアクリレー
ト、イソボロニルメタクリレート、ベンジルアクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、エトキシジエチレングリ
コールアクリレート、メトキシトリエチレングリコール
アクリレート、メトキシプロピレングリコールアクリレ
ート、フェノキシポリエチレングリコールアクリレー
ト、フェノキシポリプロピレングリコールアクリレー
ト、エチレンオキシド変性フェノキシアクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−エチルヘキ
シルカルビトールアクリレート、ω−カルボキシポリカ
プロラクトンモノアクリレート、フタル酸モノヒドロキ
シエチルアクリレート、アクリル酸ダイマー、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、アクリ
ル酸−9,10−エポキシ化オレイル、メタクリル酸−
9,10−エポキシ化オレイル、マレイン酸エチレング
リコールモノアクリレート、ジシクロペンテニルオキシ
エチレンアクリレート、4,4−ジメチル−1,3−ジ
オキソランのカプロラクトン付加物のアクリレート、3
−メチル−5,5−ジメチル−1,3−ジオキソランの
カプロラクトン付加物のアクリレート、ポリブタジエン
アクリレート、エチレンオキシド変性フェノキシ化リン
酸アクリレート、エタンジオールジアクリレート、エタ
ンジオールジメタクリレート、1,3−プロパンジオー
ルジアクリレート、1,3−プロパンジオールジメタク
リレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジアク
リレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、
ジエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジメ
タクリレート、ジプロピレングリコールモノアクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリプ
ロピレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグ
リコールジアクリレート、2−ブチル−2−エチルプロ
パンジオールジアクリレート、エチレンオキシド変性ビ
スフェノールAジアクリレート、ポリエチレンオキシド
変性ビスフェノールAジアクリレート、ポリエチレンオ
キシド変性水添ビスフェノールAジアクリレート、プロ
ピレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリレート、
ポリプロピレンオキシド変性ビスフェノールAジアクリ
レート、エチレンオキシド変性イソシアヌル酸ジアクリ
レート、ペンタエリスリトールジアクリレートモノステ
アレート、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエー
テルアクリル酸付加物、ポリオキシエチレンエピクロロ
ヒドリン変性ビスフェノールAジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、エチレンオキシド
変性トリメチロールプロパントリアクリレート、ポリエ
チレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアクリ
レート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパ
ントリアクリレート、ポリプロピレンオキシド変性トリ
メチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、エチレンオキシド変性イソシ
アヌル酸トリアクリレート、エチレンオキシド変性グリ
セロールトリアクリレート、ポリエチレンオキシド変性
グリセロールトリアクリレート、プロピレンオキシド変
性グリセロールトリアクリレート、ポリプロピレンオキ
シド変性グリセロールトリアクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、カ
プロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート、ポリカプロラクトン変性ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート等があり、本発明はこれらの化合
物を組み合わせて使用することが出来る。
【0019】さらに本発明の内側塗布液層に用いる接着
性樹脂組成物、および外側塗布液層に用いる電子線硬化
性樹脂組成物には、必要に応じて、離型シートに要求さ
れる性能を損なわない範囲内で有色の染料、有色の顔
料、潤滑剤、帯電防止剤等の助剤を配合することは何等
差し支えがなく、さらに二酸化チタン、酸化亜鉛、カオ
リンクレー、タルク、水酸化アルミニウム、酸化マグネ
シウム、珪藻土、サチンホワイト、硫酸バリウム、重質
または軽質炭酸カルシウム、二酸化珪素、酸化アルミニ
ウム等の白色顔料を配合することも可能である。
【0020】本発明で用いられるシート状支持体の種類
に関しては特に制限はなく、紙基体、プラスチックフィ
ルム、布、不織布、またはアルミニウム箔のような金属
箔等の比較的厚さの薄いものを用いることができるが、
好ましくは紙基体を用いることが好ましい。
【0021】紙基体に用いるパルプとしては、一般的に
樅、栂等から製造した針葉樹パルプ、楓、ブナ、ポプラ
等から製造した広葉樹パルプ、針葉樹広葉樹混合パルプ
等の天然パルプを主成分とするものが広く用いられ、ク
ラフトパルプ、サルファイトパルプ、ソーダパルプ等の
晒パルプも使用できる。また、合成繊維、あるいは合成
樹脂フィルムを擬紙化したいわゆる合成紙も用いられ
る。紙基体には、通常の各種添加剤、例えば乾燥紙力増
強剤、サイズ剤、填料、湿潤紙力増強剤、定着剤、pH
調節剤等を1種類以上含むことができる。また、前記紙
基体には、水溶性高分子添加剤、表面サイズ剤、無機電
解質、吸湿性物質、顔料、pH調節剤、染料、帯電防止
剤、ポリビニルアルコールおよびカルボキシ変性ポリビ
ニルアルコール、スチレン−ブタジエンラテックス、ウ
レタンラテックス、アクリルラテックス、エチレン−ア
クリル酸共重合体エマルジョン等を1種類以上を含む処
理液でタブサイズまたはサイズプレスされたものであっ
ても良い。
【0022】本発明に使用される表面模様を有する金属
製ドラムは、エンボス等の表面模様が施されていても良
く、もしくは鏡面光沢を有するものであっても良い。必
要に応じて、金属製ドラム面からの剥離を容易にするた
めに、金属製ドラム面にステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸亜鉛等の高級脂肪酸系離型剤、ポリエチレンエ
マルジョン等のポリエチレン系離型剤、ワックス、シリ
コーン等の離型剤を塗布していても良い。
【0023】また、金属製ドラム表面に塗布する電子線
硬化性樹脂組成物あるいはシート状支持体表面に塗布す
る接着性樹脂組成物の塗布方法としては、例えばバーコ
ート法、エアードクターコート法、ブレードコート法、
スクイズコート法、エアーナイフコート法、ロールコー
ト法、グラビアコート法、トランスファーコート法、コ
ンマコート法、スムージングコート法、マイクログラビ
アコート法、リバースロールコート法、マルチロールコ
ート法、ディップコート法、ロッドコート法、キスコー
ト法、ゲートロールコート法、落下カーテンコート法、
スライドコート法、ファウンテンコート法およびスリッ
トダイコート法等のいかなる塗布方法を用いてもよい。
特に金属製ドラム表面に塗布する場合は、金属製ドラム
表面に傷を付けないための配慮から、ゴムロールを使用
するロールコート法あるいはオフセットグラビアコート
法が用いられ、更には非接触タイプのファウンテンコー
ターやスリットダイコーター等が有利に用いられる。
【0024】本発明の離型シートにおいて、内側接着層
の塗被量は、硬化後において0.5〜30g/m2、好
ましくは1〜20g/m2とする必要がある。内側接着
層の塗被量が30g/m2を越えると、外側塗布液層と
内側塗布液層を貼り合わせたときに、内側塗布液層中の
成分が外側塗布液層中へ移行し、外側離型層の離型性が
悪化する。また0.5g/m2未満では接着性を十分に
発揮することができない。
【0025】本発明の離型シートにおいて、外側離型層
の離型性を付与するためには、硬化後の塗被量が3〜6
0g/m2であることが好ましく、より好ましくは5〜
40g/m2である。この塗被量が3g/m2未満では、
得られる外側離型層の平滑性が不十分になることがあ
り、離型性が悪化する。また、60g/m2を越える
と、離型性の効果が飽和し、コスト高になる。
【0026】なお本発明においては、平滑性向上や、ま
た接着性樹脂組成物中の電子線硬化性不飽和有機化合物
が紙基体中への染み込み防止の点から、シート状支持体
と内側接着層との間に合成樹脂を主成分とするアンダー
コート層を設けても何ら差し支えない。アンダーコート
層に使用される合成樹脂としては、例えばアルキッド系
樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、セルロ
ース系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ま
たこれらの共重合体樹脂等が挙げられ、溶剤系あるいは
水性系媒体に溶解または分散して塗布する。また電子線
硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂も使用することができ
る。このようなアンダーコート層はシート状支持体に電
子線硬化性樹脂組成物を塗被して加工する分野では一般
に行われている手段であり、例えば電子線硬化性樹脂組
成物を塗被した写真印画紙用支持体、電子写真用転写
紙、感熱用基紙、金属蒸着用基紙、熱転写受容紙、イン
クジェット受容紙、包装紙等で用いられている。
【0027】電子線照射に用いられる電子線加速器とし
ては、特にその方式に限定はないが、例えばハンデグラ
ーフ型スキャニング方式、タブルスキャニング方式、ブ
ロードビーム方式、カーテンビーム方式等の電子線照射
装置を用いることができるが、この中でも比較的安価で
大出力の得られるカーテンビーム方式のものが有効に用
いられる。
【0028】電子線照射の際の加速電圧は100〜30
0kVであることが好ましく、吸収線量としては、0.
1〜8Mradであることが好ましく、0.5〜5Mr
adが特に好ましい。
【0029】電子線照射時における雰囲気中の酸素濃度
は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下
で行う。酸素濃度が1000ppmより大きい場合、電
子線硬化性樹脂組成物は酸素の存在により重合反応が阻
害され、硬化が不十分になることがある。しかし、電子
線照射によるオゾン発生を抑制する目的で、あるいは電
子線が通過する際に発熱するウィンドウの冷却等の目的
で窒素のような不活性ガスを使用し、酸素濃度を下げる
ことにはもちろん支障はない。更に、共存するガスの種
類やその濃度、また雰囲気の温度、湿度は特に限定せ
ず、他の不活性ガスとの共存も差し支えない。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、勿論これらに限定されるもので
はない。
【0031】実施例1 下記組成の外側塗布液層用塗料(組成物1)および内側
塗布液層用塗料(組成物2)をカウレスミキサーで均一
になるように2000rpm、20分混合、分散して調
製した。組成物1(外側離型層形成用) 成 分 配合量 水素添加ポリブタジエン系アクリレートオリゴマー 30重量部 (商標:TEAI−1000,日本曹達製) ノナンジオールジアクリレート 70重量部 (商標:ニューフロンティアL−C9A,第一工業製薬製)
【0032】組成物2(内側接着層形成用) 成 分 配合量 水素添加ポリブタジエン系アクリレートオリゴマー 30重量部 (商標:TEAI−1000,日本曹達製) ノナンジオールジアクリレート 65重量部 (商標:ニューフロンティアL−C9A,第一工業製薬製) アクリル酸ダイマー 5重量部 (商標:アローニックスM−5600,東亜合成製)
【0033】上記組成物1を、クロームメッキを施した
鏡面光沢を有する金属製ドラム上にオフセットグラビア
コート法により硬化後の塗被量が10g/m2になるよ
うに外側塗布液層を塗被し、別にシート状支持体として
坪量157g/m2の片面キャストコート紙のキャスト
コート面にあらかじめグラビアコーターを用いて硬化後
の塗被量が10g/m2になるように組成物2を内側塗
布液層を塗被し、前記外側塗布液層と貼り合わせた後、
キャストコート紙の背面から、加速電圧250kV、金
属製ドラム面上の外層塗布液層表面における吸収線量が
3Mrad、酸素濃度500ppm以下で電子線を照射
し、組成物1および組成物2を硬化し、これによって形
成された内側接着層を外側離型層および片面キャストコ
ート紙に接合して積層体を形成し、この積層体を金属製
ドラムより剥離し、離型シートを得た。
【0034】試験並びに評価方法 (1)発泡ポリ塩化ビニルシートの剥離力 得られた離型シートに上に、下記組成物3のポリ塩化ビ
ニルゾルをアプリケーターバーを用いて固形分塗布量が
30g/m2になるように塗布し、これを200℃、3
分間で加熱硬化させて発泡ポリ塩化ビニルシート層を成
型し、これを離型シートから剥離して発泡ポリ塩化ビニ
ルシートを得た。この発泡ポリ塩化ビニルシートを離型
シートから剥す際の剥離力をJIS K 6555に準
じて測定をした。組成物3(発泡ポリ塩化ビニルシート形成用) 成 分 配合量 ポリ塩化ビニル(商標:ゼオン121,日本ゼオン製) 100重量部 ジオクチルフタレート 50重量部 発泡剤(アゾジカルボンアミド) 5重量部 安定剤(商標:BZ−100CJ,勝田化工製) 5重量部
【0035】(2)離型層接着試験 得られた離型シート上にカッターナイフで硬化塗膜だけ
に傷が付くように切れ込みを入れ、その上から18cm
幅のセロハンテープを貼り、約135度の角度で手で剥
し、その後の離型シートの表面状態を目視で評価した。 ○:外側離型層が脱落しない。 ×:外側離型層が脱落する。 発泡ポリ塩化ビニルシートの剥離力および離型層接着試
験結果を表に示す。
【0036】実施例2 実施例1と同様の操作を行った。ただし組成物2の代わ
りに下記の組成物4を調整した。組成物4(内側接着層形成用) 成 分 配合量 ポリスチレン−ポリアクリルアミン共重合体と1,6−ヘキサン ジオールジアクリレートとの混合物 100重量部 (商標:ビームセット261,荒川化学工業製) 実施例1と同様にして離型シートを作製し、評価した。
評価結果を表に示す。
【0037】実施例3 実施例1と同様の操作を行った。但し、組成物1の代わ
りに下記の組成物5を調整した。組成物5(外側離型層形成用) 成 分 配合量 水素添加ポリブタジエン系オリゴマーを主成分として含有する電 子線硬化性樹脂 100重量部 (商標:KU−511−13,荒川化学工業製) 実施例1と同様にして離型シートを作製し、評価した。
評価結果を表に示す。
【0038】比較例1 実施例1で用いた組成物1を、クロームメッキを施した
鏡面光沢を有する金属製ドラム上にオフセットグラビア
コート法により硬化後の塗被量が10g/m2になるよ
うに外側塗布液層を塗被し、その外側塗布液層上に、坪
量157g/m 2の片面キャストコート紙のキャストコ
ート面を貼り合わせた後、キャストコート紙の背面か
ら、加速電圧250kV、金属製ドラム面上の外層塗布
液層表面における吸収線量が3Mrad、酸素濃度50
0ppm以下の条件で電子線を照射し、組成物1を硬化
し、これによって形成された外側離型層と片面キャスト
コート紙とを接合して積層体を形成し、この積層体を金
属製ドラムより剥離し、離型シートを得た。実施例1と
同様の評価を行った。評価結果を表に示す。
【0039】比較例2 比較例1と同様の操作を行った。但し、組成物1の代わ
りに上記組成物5を用いた。実施例1と同様の評価を行
った。評価結果を表に示す。
【0040】比較例3 比較例1と同様の操作を行った。但し、組成物1の代わ
りに上記組成物4を用いた。実施例1と同様の操作を行
った。評価結果を表に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表に示すように、本発明による離型シート
は、離型層の脱落がなく、しかも剥離力が軽い(実施例
1〜3)。しかし、それぞれ外側離型層および内側接着
層を単層で用いても、外側離型層の脱落があり(比較例
1,2)、また剥離力が重くなる(比較例3)。
【0043】
【発明の効果】 本発明は、シート状支持体の一面上
に、電子線照射により硬化する不飽和化合物を主成分と
して含む接着性樹脂組成物を塗布して内側塗布液層を形
成し、別に表面模様を有する金属製ドラム面上に、硬化
皮膜が離型性を有し、かつ電子線照射により硬化する不
飽和化合物を主成分として含む電子線硬化性樹脂組成物
を塗布して外側塗布液層を形成し、前記金属製ドラム面
上の外側塗布液層上に、前記シート状支持体上の内側塗
布液層を重ね合わせ、電子線照射を施して、内側塗布液
層および外側塗布液層を硬化するとともに、内側接着層
をシート状支持体および外側離型層に接合し、前記金属
製ドラム面から剥離することより得た離型シートは、内
側接着層と外側離型層との接着性が良好であり、実用上
極めて有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1に係る製造方法の1実施態
様を示す工程概略説明図である。
【符号の説明】
1・・・塗布液塗布硬化装置 2,8・・・塗料容器 3・・・外側離型層用塗料 4,10・・・コーター 5・・・金属製ドラム 7・・・外側塗布液層 9・・・内側接着層用塗料 11・・・シート状支持体 12・・・内側塗布液層 13,15・・・ガイドロール 14・・・電子線照射装置 16・・・シート状積層体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状支持体と、シート状支持体上に
    形成された内側接着層と、この内側接着層上に形成され
    た外側離型層とからなる離型シートを製造するに際し、 シート状支持体の一面上に、電子線照射により硬化する
    不飽和化合物を主成分として含む接着性樹脂組成物を塗
    布して内側塗布液層を形成し、 別に金属製ドラム面上に、硬化皮膜が離型性を有し、か
    つ電子線照射により硬化する不飽和化合物を主成分とし
    て含む電子線硬化性樹脂組成物を塗布して外側塗布液層
    を形成し、 前記金属製ドラム面上の外側塗布液層上に、前記シート
    状支持体上の内側塗布液層を重ね合わせ、それによって
    形成された重層体に電子線照射を施して、内側塗布液層
    および外側塗布液層を硬化するとともに、内側接着層を
    介してシート状支持体および外側離型層を接合して積層
    体を形成し、 この積層体を前記金属製ドラム面から剥離することを含
    むことを特徴とする離型シートの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008170717A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Nitto Denko Corp 偏光板用接着剤、偏光板、その製造方法、光学フィルムおよび画像表示装置
JP2010001407A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Sekisui Chem Co Ltd 発泡ゴムシート及びその製造方法並びにガスケット

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