JPH06159493A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH06159493A
JPH06159493A JP4341499A JP34149992A JPH06159493A JP H06159493 A JPH06159493 A JP H06159493A JP 4341499 A JP4341499 A JP 4341499A JP 34149992 A JP34149992 A JP 34149992A JP H06159493 A JPH06159493 A JP H06159493A
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gear shift
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速時における摩擦要素の締結圧の変化の状
態を運転状態に応じて変化させるようにした自動変速機
において、学習制御により変速時間を更に適切に管理す
るようにすることを目的とする。 【構成】 主変速機と副変速機とを備えた自動変速機に
おいて、スロットル開度に応じて変速時における棚圧状
態を変化させるようにする。そして、スロットル開度が
所定のスロットル判定値以下での変速時に、変速動作の
終了後に実際の変速時間と目標変速時間とを比較して、
次回の変速時に該目標変速時間で変速動作が完了するよ
うに棚圧勾配係数を学習補正するようにする。その場合
に、学習補正によって次回の変速時における棚圧勾配係
数が所定の最大勾配係数を超えるときには、棚圧レベル
を上昇させるように学習補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動変速機の変速制御
装置、特に変速時における摩擦要素の締結圧の変化の状
態を運転状態に応じて変化させるようにしたものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車に搭載される自動変速機
は、エンジン出力が入力されるトルクコンバータと、該
コンバータの出力によって駆動される変速機構とを組み
合わせ、この変速機構の動力伝達経路をクラッチやブレ
ーキなどの複数の摩擦要素の選択的作動により切り換え
て、運転状態に応じた最適変速段に自動的に変速するよ
うに構成されたもので、この種の自動変速機において
は、上記各摩擦要素のアクチュエータに対する締結圧の
給排を制御する油圧制御回路が備えられる。この油圧制
御回路には、オイルポンプから吐出される圧力を所定の
ライン圧に調整するレギュレータバルブ、手動によって
レンジを切り換えるマニュアルバルブ、各アクチュエー
タに対する油路を選択的に切り換える複数のシフトバル
ブなどが設けられる。また、近年においては、上記レギ
ュレータバルブによるライン圧の調整値をエンジンのス
ロットル開度などの運転状態に応じて変化させるための
デューティソレノイドバルブなどが設けられるようにな
っている。
【0003】ところで、この種の自動変速機において
は、変速ショックの軽減を目的として、変速時において
締結される摩擦要素に供給する締結圧ないしライン圧を
所謂棚圧と称する中間圧力状態を経由させる場合があ
る。例えば特公昭63−3183号公報には、変速用の
シフトバルブと摩擦要素のアクチュエータとを結ぶライ
ンにアキュムレータを設置し、このアキュムレータの作
用により所定の棚圧状態を形成する構成が開示されてい
る。その場合に、変速時における棚圧レベルが高すぎる
場合には、変速動作時間が短くなりすぎて変速ショック
が大きくなる。逆に、棚圧レベルが低過ぎると、摩擦要
素が不必要にスリップして変速動作時間が長くなり、変
速フィーリングを悪化させるばかりでなく、摩擦要素の
耐久性の点から見ても好ましくない。そこで、過度の変
速ショックを生じさせることなく短時間の間に変速動作
が完了するように棚圧レベルが設定されることになるの
であるが、現実には棚圧レベルが一定であったとして
も、摩擦要素の摩擦係数の変化やオイルの粘性劣化な
ど、様々な要因によって変速動作時間が変動することに
なる。
【0004】このような問題に対しては、所謂学習制御
が採用されることがある。上記公報記載の従来技術にお
いても、実際に要した変速時間を計測し、その値が所定
の目標時間と異なっていれば、次回の変速時に目標時間
で変速動作が完了するようにライン圧を修正する構成が
開示されている。この場合、例えば実際の変速時間が目
標時間よりも短いときにはライン圧が低めに修正され、
逆に実際の変速時間が目標時間よりも長いときにはライ
ン圧が高めに修正されることになって、変速動作時間が
徒に長くならない確実な変速動作を行わせることが可能
となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、締結圧
ないしライン圧の圧力レベルの学習制御を行うと、次の
ような不都合を発生する可能性がある。
【0006】つまり、この種の自動変速機においては、
例えばエンジン出力を代表するスロットル開度をパラメ
ータとして変速時における棚圧レベルの設定状態を変化
させるようにしたものがあるが、その場合にスロットル
開度が微小開度のときに、摩擦要素を柔らかに締結させ
ることを目的として、図14の符号aで示すように棚圧
レベルをアクチュエータの作動開始圧の付近に設定する
ことがある。
【0007】仮に、この状態で変速動作が開始してから
終了するまでの変速動作時間Thが目標時間よりも短い
とすると、次回の変速に備えてライン圧が低油圧側に学
習補正されることになる。この場合、図の鎖線で示すよ
うにライン圧を△Pだけ低下させたとしても、次回の変
速時においては変速指令が出力されてから摩擦要素のア
クチュエータの作動開始圧に到達するまでの時間Tsが
時間Ts’にまで伸びるだけで、符号bで示すように棚
圧の変化の状態は殆ど変わらず、実際の変速動作時間T
h’は前回時間Thとほぼ等しくなる。したがって、変
速動作時間が変わらないため学習制御によってライン圧
を更に低下させようとし、ライン圧が低下し続けること
になってトルク伝達容量の不足によって摩擦要素がスリ
ップしたり、応答性の悪化を招いたりするのである。
【0008】この発明は、変速時における摩擦要素の締
結圧の変化の状態を運転状態に応じて変化させるように
した自動変速機における上記の問題に対処するもので、
学習制御により変速時間を更に適切に管理するようにす
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1の発明(以下、第1発明という)に係る自動変速機の
変速制御装置は、複数の摩擦要素の選択的締結により動
力伝達経路が切り換えられる変速機構を備え、かつ変速
時における摩擦要素の締結圧の変化の状態を運転状態に
応じて変化させるようにした自動変速機において、変速
時に当該変速動作に関与する摩擦要素の締結圧を所定の
変化率に従って徐々に変化させる締結圧制御手段を設け
ると共に、変速時間を検出する変速時間検出手段と、エ
ンジン出力が所定値以下での変速時に、変速動作の終了
後に上記変速時間検出手段で検出された実際の変速時間
と目標変速時間とを比較して、次回の変速時に該目標変
速時間で変速動作が完了するように締結圧の上記変化率
を学習補正する締結圧変化率学習補正手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0010】また、本願の請求項2の発明(以下、第2
発明という)に係る自動変速機の変速制御装置は、複数
の摩擦要素の選択的締結により動力伝達経路が切り換え
られる変速機構を備え、かつ変速時における摩擦要素の
締結圧の変化の状態を運転状態に応じて変化させるよう
にした自動変速機において、変速時に当該変速動作に関
与する摩擦要素の締結圧を所定の変化率に従って徐々に
変化させる締結圧制御手段を設けると共に、変速時間を
検出する変速時間検出手段と、エンジン出力が所定値以
下での変速時に、変速動作の終了後に上記変速時間検出
手段で検出された実際の変速時間と目標変速時間とを比
較して、次回の変速時に該目標変速時間で変速動作が完
了するように締結圧の上記変化率を学習補正する締結圧
変化率学習補正手段と、エンジン出力が所定値以上での
変速時に、変速動作の終了後に実際の変速時間と目標変
速時間とを比較して、次回の変速時に該目標変速時間で
変速動作が完了するように上記締結圧制御手段に対する
初期設定圧を学習補正する初期設定圧学習補正手段とを
設けたことを特徴とする。
【0011】そして、本願の請求項3の発明(以下、第
3発明という)に係る自動変速機の変速制御装置は、上
記第1、第2発明における締結圧変化率学習補正手段
を、締結圧の変化率が所定値以下のときに学習補正を行
わせるように構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0013】すなわち、第1〜第3発明のいずれにおい
ても、エンジン出力が所定値以下での変速時には、実際
の変速時間と目標変速時間との比較により棚圧を形成す
る締結圧の変化率が学習補正されることになるので、棚
圧レベルの低下によって変速時間が変化しない場合にお
いても変速時間の学習制御が可能となる。
【0014】また、第2発明によれば、エンジン出力が
所定値以上での変速時には、実際の変速時間と目標変速
時間との比較により棚圧の初期設定圧が学習補正される
ことになるので、変速動作後半のイナーシャフェーズに
おける出力トルクの波形が乱れることなく常に良好な変
速動作が行われることになる。
【0015】そして、第3発明によれば、棚圧を形成す
る締結圧の変化率が所定値以上のときには、エンジン出
力が所定値以下のときであっても上記変化率の学習補正
が行われないので、この場合においても、変速動作後半
のイナーシャフェーズにおける出力トルクの波形が乱れ
ることなく常に良好な変速動作が行われることになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0017】図1に示すように、この実施例に係る自動
変速機1は、トルクコンバータ10と、該トルクコンバ
ータ10と同一軸線上に配置された主変速機20と、こ
れらの軸線と平行な軸線上に配置された副変速機30と
を有する。
【0018】上記トルクコンバータ10は、エンジン出
力軸2に連結されたケース11に一体のポンプ12と、
該ポンプ12に対向配置されて該ポンプ12により作動
油を介して駆動されるタービン13と、該ポンプ12と
タービン13との間に配置され、かつワンウェイクラッ
チ14を介して変速機ケース3に支持されたステータ1
5と、上記タービン13に連結されたコンバータ出力軸
16と、上記ケース11を介して該出力軸16をエンジ
ン出力軸2に直結するロックアップクラッチ17とで構
成されている。
【0019】なお、トルクコンバータ10と主変速機2
0との間には、該トルクコンバータ10を介してエンジ
ン出力軸2で駆動されるオイルポンプ4が配置されてい
る。
【0020】上記主変速機20は、コンバータ出力軸1
6上におけるトルクコンバータ側に配置されたフロント
遊星歯車機構21と、反トルクコンバータ側に配置され
たリヤ遊星歯車機構22とを有する。そして、上記コン
バータ出力軸16が、前進クラッチ23を介してフロン
ト遊星歯車機構21のサンギヤ21aに、また、直結ク
ラッチ24を介してリヤ遊星歯車機構22のサンギヤ2
2aにそれぞれ結合されるようになっていると共に、フ
ロント遊星歯車機構21のサンギヤ21aとリヤ遊星歯
車機構22のリングギヤ22bとが結合されている。
【0021】また、フロント遊星歯車機構21のリング
ギヤ21bと変速機ケース3との間には、第1ワンウェ
イクラッチ25とローリバースブレーキ26とが並列に
配置されていると共に、リヤ遊星歯車機構22のサンギ
ヤ22aと変速機ケース3との間には、第2ワンウェイ
クラッチ27と3−4ブレーキ28とが直列に配置さ
れ、かつ、これらに並列にエンジンブレーキ用のコース
トブレーキ29が配置されている。そして、フロント遊
星歯車機構21及びリヤ遊星歯車機構22のピニオンキ
ャリヤ21c,22cが結合され、これらに主変速機2
0から副変速機30へ動力を伝達する中間ギヤ5が連結
されている。
【0022】このような構成により、この主変速機20
によれば、上記前進クラッチ23、直結クラッチ24、
3−4ブレーキ28及びローリバースブレーキ26を選
択的に締結させることにより、前進の低速段、中速段及
び高速段と後退段とが得られることになる。
【0023】一方、副変速機30は単一の遊星歯車機構
31を有し、上記主変速機20における中間ギヤ5に常
時噛み合った中間ギヤ6が該遊星歯車機構31のリング
ギヤ31aに連結されていると共に、該リングギヤ31
aとサンギヤ31bとの間には直結クラッチ32が配置
され、かつ、サンギヤ31bと変速機ケース3との間に
は、第3ワンウェイクラッチ33と減速ブレーキ34と
が並列に配置されている。そして、該遊星歯車機構31
のピニオンキャリヤ31cに出力ギヤ7が連結され、該
ギヤ7から差動装置を介して左右の駆動輪(図示せず)
に動力が伝達されるようになっている。
【0024】この副変速機30は、主変速機20から中
間ギヤ5,6を介して入力される動力を低速段と高速段
の前進2段に変速して出力ギヤ7に出力することができ
るようになっている。
【0025】つまり、直結クラッチ32が解放されてい
る状態では、第3ワンウェイクラッチ33もしくは減速
ブレーキ34によって遊星歯車機構31のサンギヤ31
bが固定されることにより、該遊星歯車機構31のリン
グギヤ31aに入力される中間ギヤ6からの動力が減速
されてピニオンキャリヤ31cから出力ギヤ7に出力さ
れ、これにより低速段が得られる。その場合に、上記減
速ブレーキ34が締結されておれば、この副変速機30
の単体として、エンジンブレーキが作動することにな
る。
【0026】また、上記直結クラッチ32が締結され、
かつ減速ブレーキ34が解放されておれば、該遊星歯車
機構31のリングギヤ31aとサンギヤ31bとが結合
されることにより、上記中間ギヤ6からの動力がピニオ
ンキャリヤ31cからそのまま出力ギヤ7に出力され、
これにより高速段(直結段)が得られることになる。
【0027】このようにして、主変速機20によって前
進3段、後退1段の変速段が得られ、また、副変速機3
0によって、主変速機20の出力に対して高低2段の変
速段が得られるから、自動変速機の全体としては前進に
ついては6段の変速段が得られ、また、後退について
は、主変速機20の後退段と副変速機30の減速ブレー
キ34が締結された低速段との組合せで全体としての後
退段が得られることになる。そして、この実施例では、
前進変速段としては上記6段のうちの所定の5段を採用
するようになっている。
【0028】ここで、この前進5段、後退1段の各変速
段における各クラッチやブレーキの作動状態をまとめる
と、表1のようになる。なお、表1中、(○)は、エン
ジンブレーキ用のレンジのみで締結されることを示す。
【0029】
【表1】 次に、上記表1に従って各クラッチ及びブレーキを選択
的に締結させることにより、運転状態もしくは運転者の
要求に応じた変速段を形成する油圧回路について説明す
る。
【0030】図2に示すように、この油圧回路40に
は、まず、オイルポンプ4から吐出される作動油の圧力
を所定圧力のライン圧に調整するレギュレータバルブ4
1が備えられ、該レギュレータバルブ41によって調整
されたライン圧が、メインライン42により、運転者に
よって操作されるマニュアルバルブ43と、各種制御用
元圧を生成する第1〜第3レデューシングバルブ44,
45,46とに供給されるようになっている。
【0031】これらのレデューシングバルブ44〜46
のうち、第1レデューシングバルブ44によって一定圧
に減圧された制御用元圧はライン47を介してモデュレ
ータバルブ48に供給されるようになっている。そし
て、このモデュレータバルブ48の制御ポート48aに
はデューティソレノイドバルブ49によって調整された
制御圧が供給され、このデューティソレノイドバルブ4
9のデューティ率(1ON,OFFサイクル中のON時
間の比率)に応じて上記制御元圧からモデュレータ圧が
生成されると共に、このモデュレータ圧がライン50を
介して上記レギュレータバルブ41の第1増圧ポート4
1aに供給され、これにより、ライン圧が上記デューテ
ィ率に応じて増圧されるようになっている。その場合
に、上記デューティ率は例えばエンジンのスロットル開
度などに応じて設定さることにより、ライン圧が該スロ
ットル開度などに応じた値に調整されることになる。
【0032】なお、上記モデュレータ圧をレギュレータ
バルブ41の第1増圧ポート41aに供給するライン5
0には、デューティソレノイドバルブ49の周期的なO
N,OFF動作に起因する油圧の脈動を抑制するための
第1アキュムレータ51が設置されている。
【0033】また、上記マニュアルバルブ43は、D,
3,2,1の各前進レンジと、R(後退)レンジと、N
(中立)レンジと、P(駐車)レンジの設定が可能とさ
れており、前進レンジでは、上記メインライン42を前
進ライン52に、Rレンジでは後退ライン53にそれぞ
れ接続させるようになっている。
【0034】上記前進ライン52は、作動油の供給時と
排出時とで絞り量を異ならせたオリフィス54を介して
前進クラッチ23に導かれており、したがって、D,
3,2,1の各前進レンジでは、前進クラッチ23が常
時締結されることになる。その場合に、この前進ライン
52には、前進クラッチ23への締結圧の供給時におけ
るショックを緩和するための第2アキュムレータ55が
設置され、このアキュムレータ55に上記メインライン
42からライン56を介して背圧が供給されるようにな
っている。
【0035】ここで、副変速機30における直結クラッ
チ32の油圧室として受圧面積の異なる第1、第2油圧
室32a,32bが設けられており、これらの油圧室3
2a,32bに同一の締結圧が導入された場合に、受圧
面積の大きい第1油圧室32aに導入された場合の方が
第2油圧室32bに導入された場合より大きな締結力が
得られるようになっている。
【0036】また、減速ブレーキ34についても、受圧
面積の異なる第1、第2油圧室34a,34bが設けら
れており、この場合においても、これらの油圧室34
a,34bに同一の締結圧が導入された場合に、受圧面
積の大きい第1油圧室34aに締結圧が導入された場合
の方が第2油圧室34bに導入された場合より大きな締
結力が得られることになる。
【0037】そして、副変速機30における減速ブレー
キ34の受圧面積の大きな第1油圧室34aに上記後退
ライン53が直接導かれており、したがって、Rレンジ
では、この第1油圧室34aに導入されるライン圧によ
り、減速ブレーキ34が大きな締結力で締結されること
になる。なお、この後退ライン53からはレギュレータ
バルブ41の第2増圧ポート41bに通じるライン57
が分岐され、Rレンジでライン圧の調整値を高くするよ
うになっている。
【0038】一方、上記メインライン42、前進ライン
52及び後退ライン53からは、主変速機20における
変速用の第1、第2、第3シフトバルブ61,62,6
3と、副変速機30における変速用の第4、第5シフト
バルブ64,65とにライン圧が供給されるようになっ
ている。
【0039】これらのシフトバルブ61〜65は、いず
れも一端に制御ポート61a〜65aが設けられ、上記
第2レデューシングバルブ45から導かれた制御用元圧
ライン66が主変速機用の第1〜第3シフトバルブ61
〜63の各制御ポート61a〜63aに、また、第3レ
デューシングバルブ46から導かれた制御用元圧ライン
67が副変速機用の第4、第5シフトバルブ64,65
の各制御ポート64a,65aにそれぞれ接続されてい
る。
【0040】上記制御用元圧ライン66,67には、第
1〜第5シフトバルブ61〜65に対応させて第1〜第
5ON−OFFソレノイドバルブ71〜75が設置され
ている。これらのON−OFFソレノイドバルブ71〜
75は、ON時に当該シフトバルブ61〜65の制御ポ
ート61a〜65a内をドレンさせるようになってお
り、したがって、各シフトバルブ61〜65のスプール
は、対応するON−OFFソレノイドバルブ71〜75
がONのときに図面上、左側に位置し、OFFのときに
右側に位置することになる。
【0041】そして、これらのソレノイドバルブ71〜
75のON,OFFの組合せ、即ち各シフトバルブ61
〜65のスプールの位置の組合せに応じて、上記メイン
ライン42、前進ライン52もしくは後退ライン53か
ら各クラッチ及びブレーキに通じるラインが選択的に連
通され、これにより、前記表1に示すところに従って各
クラッチ及びブレーキが締結されて、1〜5速と後退速
とが得られることになる。その場合に、各クラッチ及び
ブレーキに供給される締結圧は、それぞれ次のようにし
て適正値に制御されるようになっている。
【0042】つまり、主変速機20における直結クラッ
チ24、コーストブレーキ29、ローリバースブレーキ
26及び3−4ブレーキ28については、ライン圧を減
圧して所定の締結圧に調整するためのコントロールバル
ブ76,77,78,79がそれぞれ備えられ、これら
のうち、コーストブレーキ用、ローリバースブレーキ用
及び3−4ブレーキ用のコントロールバルブ77,7
8,79については、制御ポート77a,78a,79
aに第1リニアソレノイドバルブ80によって調整され
た制御圧がライン81を介して供給されて、該制御圧に
応じて締結圧がそれぞれ制御されるようになっている。
【0043】また、直結クラッチ用コントロールバルブ
76の制御ポート76aには、ライン82によって直結
クラッチ24に供給される締結圧自体がワンウェイオリ
フィス83と第3アキュムレータ84とが設けられたラ
イン85を介して制御圧として供給され、このアキュム
レータ84の作動により該締結圧の立ち上がりが制御さ
れるようになっている。
【0044】なお、上記第1リニアソレノイドバルブ8
0は、上記第1レデューシングバルブ44からライン4
7を介して供給される制御元圧をコントローラ(図3参
照)からの制御信号に応じて調整して、そのときの変速
段や運転状態に応じた制御圧を生成するようになってい
る。また、上記直結クラッチ用コントロールバルブ76
と、上記ローリバースブレーキ用コントロールバルブ7
8の一端に設けられたポート76b,78bには、上記
後退ライン53から分岐された調圧動作禁止用ライン8
6がそれぞれ接続され、Rレンジで、これらのポート7
6b,78bにライン圧が供給されてスプールが図面
上、左側の位置に固定されることにより、該直結クラッ
チ用及びローリバースブレーキ用コントロールバルブ7
6,78の調圧動作が阻止されるようになっている。さ
らに、3−4ブレーキ用コントロールバルブ79の一端
のポート79bには、コーストブレーキ29に締結圧が
供給されるときに、該締結圧がライン87を介して供給
されて、該コントロールバルブ79の調圧動作が制限さ
れるようになっている。
【0045】また、上記第1リニアソレノイドバルブ8
0によって生成された制御圧は、ライン81を介してア
キュムレータ用コントロールバルブ88の制御ポート8
8aにも供給されるようになっている。このコントロー
ルバルブ88は、メインライン42からライン89を介
して供給されるライン圧を上記第1リニアソレノイドバ
ルブ80からの制御圧に応じて調整して、上記第3アキ
ュムレータ84及び第4アキュムレータ90用の背圧を
生成し、これをライン91によって両アキュムレータ8
4,90の背圧ポート84a,90aに供給するように
なっている。
【0046】一方、副変速機30における締結圧の制御
用として、直結クラッチ32の受圧面積の大きな1油圧
室32a及び受圧面積の小さな第2油圧室32bに供給
される締結圧を調整する直結クラッチ用コントロールバ
ルブ101と、減速ブレーキ34の受圧面積の小さな第
2油圧室34bに供給される締結圧を調整する減速ブレ
ーキ用コントロールバルブ102と、第2リニアソレノ
イドバルブ103とが備えられている。なお、減速ブレ
ーキ34の受圧面積の大きな第1油圧室34aには、前
述のように、Rレンジでマニュアルバルブ43から後退
ライン53を介してライン圧が直接供給される。
【0047】上記第2リニアソレノイドバルブ103
は、メインライン42からライン圧が制御元圧として供
給され、これをコントローラからの制御信号に応じて調
整した上で、ライン104及び第5シフトバルブ65か
ら、ライン105もしくはライン106を介して減速ブ
レーキ用コントロールバルブ102の制御ポート102
aに供給し、もしくは直結クラッチ32の第1油圧室3
2aに連通して該油圧室32aの油圧を調整する。そし
て、上記減速ブレーキ用コントロールバルブ102は、
上記のようにして第2リニアソレノイドバルブ103で
生成された制御圧が制御ポート102aに供給されてい
るときに、メインライン42からライン107、第4シ
フトバルブ64、ライン108、第5シフトバルブ65
及びライン109を介して供給されるライン圧を上記制
御圧に応じて調整し、これをライン110を介して減速
ブレーキ34の第2油圧室34bに供給する。
【0048】一方、直結クラッチ用コントロールバルブ
101には、メインライン42からライン107、第4
シフトバルブ64、ライン111を介してライン圧が供
給され、これを調整した上で、ワンウェイオリフィス1
12、ライン113及び第5シフトバルブ65から、上
記ライン106もしくはライン114を介して直結クラ
ッチ32の第1油圧室32aもしくは第2油圧室32b
に選択的に供給するようになっている。
【0049】そして、この直結クラッチ用コントロール
バルブ101の制御ポート101aには、上記直結クラ
ッチ32の第1油圧室32aもしくは第2油圧室32b
に供給される締結圧自体が、ワンウェイオリフィス11
5及び第5アキュムレータ116が設けられたライン1
17を介して制御圧として供給されるようになってお
り、したがって、上記締結圧は、第5アキュムレータ1
16の作動により一定の棚圧状態を経て立ち上がること
になる。なお、このアキュムレータ116の背圧ポート
116aには、メインライン42からライン118を介
して背圧が供給されるようになっている。
【0050】そして、以上の構成の油圧回路40におい
て、第1〜第5ON−OFFソレノイドバルブ71〜7
5のON,OFFの組合せパターンは表2に示すように
なっており、これにより前進の1〜5速と後退速とが得
られるようになっている。ここで、表2中、(1)、
(2)はエンジンブレーキ用レンジでの1速及び2速を
示す。
【0051】
【表2】 次に、この表2に従って各ON−OFFソレノイドバル
ブ71〜75のON,OFFの組合せと変速段との関係
を具体的に説明する。
【0052】まず、Dレンジなどで採用されるエンジン
ブレーキの作動しない1速では、主変速機20側では、
第1〜第3ON−OFFソレノイドバルブ71〜73が
ON,OFF,OFFの状態にあって、第1〜第3シフ
トバルブ61〜63のスプールが左側、右側、右側にそ
れぞれ位置している。この状態では、前進ライン52か
ら分岐されたライン121が第1シフトバルブ61を介
してライン122に連通し、さらに第2シフトバルブ6
2を介してライン123に連通するが、このライン12
3は第3シフトバルブ63で遮断される。また、同じく
前進ライン52から分岐された他のライン124は第2
シフトバルブ62で、メインライン42から分岐された
ライン125は第1シフトバルブ61でそれぞれ遮断さ
れる。したがって、この場合は、前述のように、前進レ
ンジで常時締結される前進クラッチ23のみが締結され
た状態となり、主変速機20においてエンジンブレーキ
が作動しない低速段が得られる。
【0053】そして、副変速機30においては、第4、
第5ON−OFFソレノイドバルブ74,75が共にO
FFの状態にあって、第4、第5シフトバルブ64,6
5のスプールが共に右側に位置することにより、メイン
ライン42がライン107及び第4シフトバルブ64を
介してライン108に連通し、さらに、第5シフトバル
ブ65を介して減速ブレーキ用コントロールバルブ10
2に至るライン109に連通して、該コントロールバル
ブ102にライン圧が供給される。このとき、第2リニ
アソレノイドバルブ103で生成された制御圧がライン
104、第5シフトバルブ65及びライン105を介し
て減速ブレーキ用コントロールバルブ102の制御ポー
ト102aに供給されることにより、上記ライン圧が該
制御圧に応じて調整され、所定の締結圧とされた上で、
ライン110を介して減速ブレーキ34の第2油圧室3
4bに供給され、該減速ブレーキ34が締結される。
【0054】また、直結クラッチ32は、第1油圧室3
2aがライン106、第5シフトバルブ65、ライン1
13、直結クラッチ用コントロールバルブ101及びラ
イン111を介して第4シフトバルブ64のドレンポー
トに連通し、また、第2油圧室32bが、ライン114
を介して第5シフトバルブ65のドレンポートに連通す
ることにより解放された状態にある。その結果、副変速
機30の変速段はエンジンブレーキが作動する低速段と
なり、自動変速機全体としては、エンジンブレーキの作
動しない1速となる。
【0055】また、1レンジや2レンジなどで採用され
るエンジンブレーキが作動する1速では、上記のエンジ
ンブレーキ非作動の1速に対して主変速機20における
第3ソレノイドバルブ73がONとなり、これに伴っ
て、第3シフトバルブ63のスプールが左側に位置す
る。したがって、この場合は、上記前進ライン52が、
その分岐ライン121、第1シフトバルブ61、ライン
122、第2シフトバルブ62、ライン123及び第3
シフトバルブ63を介してローリバースブレーキ用コン
トロールバルブ78に通じるライン126に連通し、該
コントロールバルブ78にライン圧が供給されることに
なる。
【0056】そして、このコントロールバルブ78に供
給されたライン圧は、第1リニアソレノイドバルブ80
からライン81を介して制御ポート78aに供給されて
いる制御圧に応じた締結圧に調整され、これがライン1
27を介してローリバースブレーキ29に供給される。
これにより、前進クラッチ23に加えて、ローリバース
ブレーキ29が締結され、主変速機20において、エン
ジンブレーキが作動する低速段が得られることになる。
そして、副変速機30においては、前述のエンジンブレ
ーキ非作動の1速の場合と同様に減速ブレーキ34が締
結されているから、自動変速機全体として、エンジンブ
レーキが作動する1速が得られる。
【0057】次に、Dレンジなどで採用されるエンジン
ブレーキ非作動の2速、及び1レンジや2レンジなどで
採用されるエンジンブレーキ作動の2速では、上記のエ
ンジンブレーキ非作動の1速及びエンジンブレーキ作動
の1速の状態に対して副変速機30の変速段のみが変化
する。
【0058】つまり、副変速機30における第4ON−
OFFソレノイドバルブ74がONとなり、これに伴っ
て第4シフトバルブ64のスプールが左側に位置する。
したがって、メインライン42からライン107を介し
て第4シフトバルブ64に供給されているライン圧が該
第4シフトバルブ64からライン111を介して直結ク
ラッチ用コントロールバルブ101に供給されると共
に、該コントロールバルブ101で立ち上がりを調整さ
れた上で、ライン113、第5シフトバルブ65及びラ
イン106を介して直結クラッチ32の第1油圧室32
aに供給されることになる。これにより、副変速機30
の変速段が高速段となり、その結果、自動変速機の全体
として、エンジンブレーキが作動しない2速或はエンジ
ンブレーキが作動する2速が得られることになる。
【0059】さらに、3速では、主変速機20におい
て、第1〜第3ON−OFFソレノイドバルブ71〜7
3がOFF,ON,ONとなり、これに伴って第1〜第
3シフトバルブ61〜63のスプールが、右側、左側、
左側に位置することになる。この場合、まず、前進ライ
ン52からの一方の分岐ライン121が、第1シフトバ
ルブ61を介してライン128に連通し、さらに第3シ
フトバルブ63を介してコーストブレーキ用コントロー
ルバルブ77に通じるライン129に連通する。したが
って、該コントロールバルブ77にライン圧が供給さ
れ、これが第1リニアソレノイドバルブ80からライン
81を介して供給される制御圧に応じて所定の締結圧に
調整された上で、ライン130を介してコーストブレー
キ29に供給され、これにより該コーストブレーキ29
が締結される。
【0060】また、前進ライン52からの他方の分岐ラ
イン124が第2シフトバルブ62を介して3−4ブレ
ーキ用コントロールバルブ79に通じるライン131に
連通し、該コントロールバルブ79にライン圧を供給す
る。このコントロールバルブ79には、上記第1リニア
ソレノイドバルブ80からライン81を介して制御圧が
供給されると共に、上記コーストブレーキ29に供給さ
れている締結圧がライン87を介して制御圧として供給
され、これらの制御圧に応じて調整された締結圧がライ
ン132を介して3−4ブレーキ28に供給されること
になる。
【0061】その結果、主変速機20においては、前進
クラッチ23に加えて3−4ブレーキ28が締結され、
しかも上記コーストブレーキ29も締結されることによ
り、エンジンブレーキが作動する中速段が得られること
になる。
【0062】一方、副変速機30においては、第4、第
5ON−OFFソレノイドバルブ74,75が共にOF
Fの状態にあって、前述の1速の場合と同様にして、変
速段がエンジンブレーキの作動する低速段に設定されて
いる。したがって、自動変速機の全体としては、所定の
減速比を有し、かつ、エンジンブレーキが作動する3速
が得られることになる。
【0063】そして、4速では、この3速の状態から副
変速機30における第4、第5ON−OFFソレノイド
バルブ74,75が共にONとなって、第4、第5シフ
トバルブ64,65のスプールが左側に位置し、これに
より、まず、前記の2速の場合と同様に、メインライン
42からライン107、第4シフトバルブ64、及びラ
イン111を介してライン圧が直結クラッチ用コントロ
ールバルブ101に供給され、該コントロールバルブ1
01で立ち上がりを調整され、所定の締結圧となって、
ライン113及び第5シフトバルブ65から、今度はラ
イン114を介して直結クラッチ32の第2油圧室32
bに供給されることになる。その結果、直結クラッチ3
2が締結されて副変速機30の変速段が高速段となる。
そして、主変速機20は上記の3速の場合と同様に中速
段に設定されているから、自動変速機全体としての変速
段は4速となる。
【0064】さらに、5速においては、主変速機20に
おける第1〜第3ON−OFFソレノイドバルブ71〜
73がOFF,ON,OFFとなって、第1〜第3シフ
トバルブ61〜63のスプールが右側、左側、右側に位
置する。そのため、メインライン42から分岐されたラ
イン125が第1シフトバルブ61を介してライン13
3に連通すると共に、さらに、第3シフトバルブ63を
介して直結クラッチ用コントロールバルブ76に通じる
ライン134に連通し、したがって、該コントロールバ
ルブ76にライン圧が供給されることになる。そして、
このコントロールバルブ76によって調整された締結圧
がライン82によって直結クラッチ24に供給され、該
クラッチ24を締結させる。これにより、主変速機20
においては、前進クラッチ23と直結クラッチ24とが
締結されて、変速段が高速段となる。なお、この直結ク
ラッチ24の締結時には、第3アキュムレータ84の作
用により、締結圧が一定の棚圧状態を経て供給される。
【0065】一方、副変速機30は、前述の4速の場合
と同様に、第4、第5ON−OFFソレノイドバルブ7
4,75が共にONの状態にあって、変速段は高速段に
設定されており、その結果、自動変速機の全体としては
5速が得られることになる。
【0066】さらに、上記マニュアルバルブ43がRレ
ンジに操作された後退速においては、該マニュアルバル
ブ43を介して後退ライン53がメインライン42に連
通されると共に、第1〜第3ON−OFFソレノイドバ
ルブ71〜73がOFF,OFF,OFFの状態となっ
て、第1〜第3シフトバルブ61〜63のスプールがい
ずれも右側に位置することになる。
【0067】そのため、まず、メインライン42から分
岐されたライン125が、前述の5速の場合と同様に、
第1シフトバルブ61を介してライン133に連通する
と共に、さらに、第3シフトバルブ63を介して直結ク
ラッチ用コントロールバルブ76に通じるライン134
に連通し、したがって、該コントロールバルブ76にラ
イン圧が供給されることになる。この場合は、該コント
ロールバルブ76の一端のポート76bに、上記後退ラ
イン53からライン86を介してライン圧が供給され
て、該コントロールバルブ76のスプールが図面上、左
側に固定されることにより、上記ライン134から供給
されたライン圧は、減圧されることなくライン82を介
してそのまま直結クラッチ24に供給され、該直結クラ
ッチ24を高い締結圧で締結させる。
【0068】また、上記後退ライン53は、作動油の供
給方向と排出方向とで絞り量が異なるオリフィス135
を有するライン136、第3シフトバルブ63及び前述
のライン126を介してローリバースブレーキ用コント
ロールバルブ78に連通して、上記のエンジンブレーキ
作動の1速の場合と同様に、該コントロールバルブ78
にライン圧を供給する。この場合、該コントロールバル
ブ78の一端のポート78bには、上記後退ライン53
から分岐されたライン86によってライン圧が導入され
ることにより、該コントロールバルブ78のスプールが
図面上、左側に固定される。そのため、上記ライン12
6によって供給されているライン圧は、該コントロール
バルブ78で調整されることなく、そのままローリバー
スブレーキ26に供給され、該ローリバースブレーキ2
6を高い締結圧で締結することになる。
【0069】これにより、主変速機20においては、直
結クラッチ24及びローリバースブレーキ26が締結さ
れ、後退段が得られる。そして、副変速機30において
は、第4,第5ON−OFFソレノイドバルブ74,7
5が共にOFFで、変速段がエンジンブレーキの作動す
る低速段に設定された状態にあり、減速比の大きな後退
速が得られる。
【0070】なお、上記ローリバースブレーキ26に締
結圧が供給される際には、上記ライン136からライン
137を介して第4アキュムレータ90に作動油が導入
されることにより、該締結圧が所定の棚圧状態を経て徐
々に立ち上がることになる。
【0071】以上の構成に加えて、この油圧回路40に
は、トルクコンバータ10内のロックアップクラッチ1
7を制御するためのロックアップ第1、第2シフトバル
ブ141,142と、ロックアップコントロールバルブ
143と、ロックアップ制御用のON−OFFソレノイ
ドバルブ144と、デューティソレノイドバルブ145
とが備えられて、ロックアップクラッチ17の締結、解
放制御と、該クラッチ17をスリップさせるスリップ制
御とが行われるようになっている。
【0072】そして、この油圧回路40に備えられたラ
イン圧調整用のデューティソレノイドバルブ49、変速
用の第1〜第5ON−OFFソレノイドバルブ71〜7
5、締結圧調整用の第1、第2リニアソレノイドバルブ
80,103、ロックアップ制御用のON−OFFソレ
ノイドバルブ144及びデューティソレノイドバルブ1
45は、図3に示すように、コントローラ160からの
制御信号によって制御されるようになっている。そし
て、このコントローラ160には、車速を検出する車速
センサ161からの信号、エンジンのスロットル開度を
検出するスロットル開度センサ162からの信号、主変
速機20の入力側の回転数(タービン回転数)を検出す
るタービン回転センサ166からの信号、主変速機20
の出力側(副変速機30の入力側)の回転数を検出する
中間回転センサ167からの信号及び副変速機30の出
力側の回転数を検出する出力回転センサ168からの信
号等が入力され、これらの信号によって示される運転状
態や運転者の要求に応じて上記各ソレノイドバルブを制
御するようになっている。
【0073】本実施例に係る自動変速機1は以上のよう
な構成であるが、この自動変速機1においては、例えば
1−2変速に際しては次のような制御が行われるように
なっている。
【0074】つまり、この1−2変速時においては前記
表1に示すところに従って、副変速機30における減速
ブレーキ34が解放すると同時に直結クラッチ32が締
結することにより、副変速機30の変速段が低速段から
高速段にアップシフトすることになるが、その際に変速
ショックを軽減するために解放状態から締結される直結
クラッチ32に対して、棚圧状態を経由して締結圧が供
給されるようになっている。したがって、2速における
ソレノイドパターンは前述の表2に示すところである
が、実際には次の表3に示すように1速パターンから中
間パターンを経由させて2速パターンに切り換えられる
ことになる。
【0075】
【表3】 つまり、副変速機30においては、第5ON−OFFソ
レノイドバルブ75がOFFからONに切り換わること
になり、図4に示すように、第5シフトバルブ65のス
プールが前述の1速の状態から左側に移動することによ
り、減速ブレーキ34における第2油圧室34bが、ラ
イン110及びライン109を介して第5シフトバルブ
65のドレンポート65bに連通する一方において、直
結クラッチ32における大容量の第1油圧室32aが、
ライン106、第5シフトバルブ65及びライン104
を介して第2リニアソレノイドバルブ103に連通する
ことになる。これにより、第2リニアソレノイドバルブ
103によって直結クラッチ32における第1油圧室3
2aの締結圧の制御が可能となる。そして、変速完了後
には、第4ON−OFFソレノイドバルブ74がOFF
からONに、また第5ON−OFFソレノイドバルブ7
5がOFFからONに切り換わる。これにより、上記図
4の状態から、第4シフトバルブ64のスプールが図面
上の左方に、また第5シフトバルブ65のスプールが図
面上の右方にそれぞれ移動することになって、メインラ
イン42を介して第4シフトバルブ64に供給されるラ
イン圧が、ライン111、ライン113及びライン10
6を介して直結クラッチ32における第1油圧室32a
に供給されることになる。
【0076】次に、上記第2リニアソレノイドバルブ1
03を用いた1−2変速時における油圧制御を説明する
と、この変速時油圧制御は図5、図6のフローチャート
に従って次のように実行される。
【0077】すなわち、コントローラ160はステップ
S1でスロットル開度センサ162からの信号が示すス
ロットル開度θを読み込んだ上で、ステップS2で該ス
ロットル開度θが所定のスロットル判定値θoよりも小
さいか否かを判定して、YESと判定したときにステッ
プS3に進んで予め低開度用に設定された所定の初期締
結圧Poを締結圧Pとしてセットする。なお、コントロ
ーラ160は設定した締結圧Pが得られるように所定の
制御特性に従って第2リニアソレノイドバルブ103に
制御信号を出力するようになっている。
【0078】次に、コントローラ160はステップS4
を実行して遅延用の第1タイマのカウントダウンを開始
すると共に、ステップS5で該タイマのタイマ値T1が
0にカウントダウンしたか否かを判定して、該タイマ値
T1のカウントダウンが終了した時点でステップS6を
実行して第2タイマのカウントアップ動作を開始する。
そして、ステップS7で上記初期締結圧Poと棚圧レベ
ル学習値αと棚圧勾配係数βに上記第2タイマのタイマ
値T2を乗算した値とを加算した値を締結圧Pとしてセ
ットし、続いてステップS8で上記タイマ値T2が所定
のカウントアップ判定値Toに到達したか否かを判定し
て、YESと判定するまでステップS7,S8のループ
処理を実行する。ここで、上記カウントアップ判定値T
oは変速動作が完了する時間に若干のタイムラグを持た
せた時間に対応して設定されており、したがって上記タ
イマ値T2がカウントアップ判定値Toに到達した時点
においては変速動作が完了していることになる。
【0079】コントローラ160は、第2タイマのタイ
マ値T2が上記カウントアップ判定値Toに到達した時
点で上記ループ処理を抜け出してステップS9に移り、
現実の変速時間Trから予め設定された目標変速時間T
tを減算することにより変速時間偏差△Tを求めると共
に、ステップS10で図7に示すように変速時間偏差を
パラメータとして予め設定された勾配係数補正値のマッ
プに上記変速時間偏差△Tを照らし合わせて、該偏差△
Tに対応する勾配係数補正値△βを読み出す。ここで、
上記勾配係数補正値のマップは、図7に示すように、変
速時間偏差△Tが0の付近に不感帯が設定されていると
共に、変速時間偏差△Tが不感帯よりも大きいときに
は、その増大に伴って勾配係数補正値△βがプラス側に
リニアに増加し、また上記変速時間偏差△Tが上記不感
帯よりも小さいときには、その減少に伴って勾配係数補
正値△βがマイナス側にリニアに増加するように設定さ
れている。したがって、現実の変速時間Trが目標変速
時間Ttよりも短いときには、上記勾配係数補正値△β
として変速時間偏差△Tに対応するマイナスの値が読み
出されることになる。
【0080】続いて、コントローラ160はステップS
11を実行して、現状の棚圧勾配係数βに上記勾配係数
補正値△βを加算した値が所定の最大勾配係数βoより
も大きいか否かを判定する。つまり、棚圧勾配係数を学
習補正すると最大勾配係数よりも大きくなるか否かを判
定するのである。そして、コントローラ160は上記ス
テップS11でNOと判定すると、次にステップS12
を実行して現状の棚圧レベル学習値αが0よりも大きい
か否かを判定し、該学習値αが0よりも大きくないとき
にステップS13を実行して現状の棚圧勾配係数βに上
記勾配係数補正値△βを加算した値を新たな棚圧勾配係
数βとして更新する。
【0081】また、コントローラ160は上記ステップ
S11,S12の判定処理でYESと判定すると、ステ
ップS14に移って図8に示すように変速時間偏差をパ
ラメータとして予め設定された棚圧補正値のマップに上
記変速時間偏差△Tを照らし合わせて、該偏差△Tに対
応する棚圧補正値△αを読み出す。ここで、上記棚圧補
正値のマップは、図8に示すように、変速時間偏差△T
が0の付近に不感帯が設定されていると共に、変速時間
偏差△Tが不感帯よりも大きいときには、その増大に伴
って棚圧補正値△αがプラス側にリニアに増加し、また
上記変速時間偏差△Tが上記不感帯よりも小さいときに
は、その減少に伴って棚圧補正値△αがマイナス側にリ
ニアに増加するように設定されている。したがって、現
実の変速時間Trが目標変速時間Ttよりも短いときに
は、上記棚圧補正値△αとして変速時間偏差△Tに対応
するマイナスの値が読み出されることになる。
【0082】続いて、コントローラ160はステップS
15を実行して現状の棚圧レベル学習値αに上記棚圧補
正値△αを加算した値を新たな棚圧レベル学習値αとし
て更新する。
【0083】一方、コントローラ160は上記ステップ
S2においてスロットル開度θが上記スロットル判定値
θoよりも小さくないと判定したときには、図6のフロ
ーチャートのステップS16に移り、予めスロットル開
度θをパラメータとして設定されたベース初期圧のマッ
プに、現実のスロットル開度θを照らし合わせることに
より、対応するベース初期圧Pbを読み出す。ここで、
上記ベース初期圧のマップは、図9に示すように、スロ
ットル開度θが大きくなるほどベース初期圧Pbが増大
するように設定されている。
【0084】続いて、コントローラ160はステップS
17を実行して上記ベース初期圧Pbに棚圧レベル学習
値γを加算した値を締結圧Pとしてセットした上で、ス
テップS18で第2タイマのカウントアップ動作を開始
する。そして、ステップS19で上記ベース初期圧Pb
と棚圧レベル学習値γと所定の棚圧勾配係数ξに上記第
2タイマのタイマ値T2を乗算した値とを加算した値を
締結圧Pとしてセットし、続いてステップS20で上記
タイマ値T2が所定のカウントアップ判定値Toに到達
したか否かを判定して、YESと判定するまでステップ
S19,S20のループ処理を実行する。コントローラ
160は、第2タイマのタイマ値T2が上記カウントア
ップ判定値Toに到達した時点で上記ループ処理を抜け
出してステップS21に移り、現実の変速時間Trから
予め設定された目標変速時間Ttを減算することにより
変速時間偏差△Tを求めると共に、ステップS22で図
10に示すように変速時間偏差をパラメータとして予め
設定された棚圧補正値のマップに上記変速時間偏差△T
を照らし合わせて、該偏差△Tに対応する棚圧補正値△
γを読み出す。ここで、上記棚圧補正値のマップは、図
10に示すように、変速時間偏差△Tが0の付近に不感
帯が設定されていると共に、変速時間偏差△Tが不感帯
よりも大きいときには、その増大に伴って棚圧補正値△
γがプラス側にリニアに増加し、また上記変速時間偏差
△Tが上記不感帯よりも小さいときには、その減少に伴
って棚圧補正値△γがマイナス側にリニアに増加するよ
うに設定されている。したがって、この場合において
も、現実の変速時間Trが目標変速時間Ttよりも短い
ときには、上記棚圧補正値△γとして変速時間偏差△T
に対応するマイナスの値が読み出されることになる。
【0085】続いて、コントローラ160はステップS
23を実行して現状の棚圧レベル学習値γに上記棚圧補
正値△γを加算した値を新たな棚圧レベル学習値γとし
て更新する。
【0086】次に、実施例の作用を説明する。
【0087】今、1−2変速時において、スロットル開
度θがスロットル判定値θoよりも小さいものとする。
この場合においては、図11に示すように、1−2変速
指令が出力された時点でソレノイドパターンが1速パタ
ーンから中間パターンに切り換えられることになって、
第2リニアソレノイドバルブ103の作動により直結ク
ラッチ32における第1油圧室32aに供給される締結
圧が初期締結圧Poに調整され、その状態が第1タイマ
のカウントダウン動作が終了するまで継続される。そし
て、該第1タイマのカウントダウン動作が終了した時点
で第2タイマのカウントアップ動作が開始される。その
場合に、棚圧レベル学習値αが0のときには、直結クラ
ッチ32の第1油圧室32aに供給される締結圧が、図
11(d)の符号(ア)で示すように、上記初期締結圧
Poを起点として棚圧勾配係数βに対応する勾配で徐々
に上昇すると共に、その間に直結クラッチ32の締結動
作が進行して、図11(a)(b)に示すように、ター
ビン回転数が徐々に減少すると共に、副変速機30のギ
ヤ比が低速段から高速段に移行することになる。
【0088】ここで、1−2変速指令が出力されてから
副変速機30におけるギヤ比の変化が高速段に収束し
て、タービン回転数が減少から増大に転じるまでの実変
速時間Trが目標変速時間Ttよりも短いとすると、棚
圧勾配係数βが現状よりも小さくなる。これにより、次
回の変速時には、図11(d)の符号(イ)で示すよう
に、直結クラッチ32の第1油圧室32aに供給される
締結圧が、前回よりも小さな勾配で上昇することにな
る。これにより、図11(a)(b)の鎖線で示すよう
に、タービン回転数の減少の度合及び副変速機30のギ
ヤ比の変化の度合が小さくなり、変速時間が長くなって
目標変速時間Ttに近づくことになる。
【0089】また、図12に示すように、1−2変速指
令が出力されてから副変速機30におけるギヤ比の変化
が高速段に収束して、タービン回転数が減少から増大に
転じるまでの実変速時間Trが目標変速時間Ttよりも
長いとすると、変速時間を短縮させるために棚圧勾配係
数βを大きくさせようとする。その場合に、棚圧勾配係
数βが最大勾配係数βoよりも大きくなるときには、棚
圧勾配係数βの学習補正に代えて棚圧レベルの学習補正
が行われて、棚圧レベル学習値αの値として変速時間偏
差△Tに応じた△αがセットされることになる。
【0090】つまり、棚圧勾配係数βが最大勾配係数β
oよりも大きい場合には、図12(d)の符号(ウ)で
示すように締結圧の上昇度合が大きくなり、それに伴っ
て変速動作後半のイナーシャフェーズにおける出力軸ト
ルクの波形が、図12(c)の符号(エ)で示すように
棚圧の状態を反映して傾斜状態で変化することになっ
て、変速ショックを悪化させることになる。
【0091】それに対して、棚圧レベルを大きくするこ
とにより、締結圧が図12(d)の符号(オ)で示すよ
うに変化することになり、それに伴って図12(a)
(b)の鎖線で示すように、タービン回転数の減少の度
合及び副変速機30のギヤ比の変化の度合が小さくな
り、変速時間が短くなって目標変速時間Ttに近づくと
共に、出力軸トルクの波形も、図12(c)の符号
(カ)で示すようにフラット状態で変化することになっ
て、変速ショックの悪化も回避されることになる。
【0092】なお、棚圧レベル学習値αがプラスの値を
取るときには、棚圧レベルが優先的に学習補正され、該
学習値αが0のときに棚圧勾配係数βが学習補正される
ことになる。したがって、棚圧レベルが大きすぎること
による変速ショックの悪化も極力回避されることにな
る。
【0093】一方、1−2変速時において、スロットル
開度θがスロットル判定値θoよりも大きいときには、
図13に示すように、1−2変速指令が出力された時点
でソレノイドパターンが1速パターンから中間パターン
に切り換えられることになって、第2リニアソレノイド
バルブ103の作動により直結クラッチ32における第
1油圧室32aに供給される締結圧がベース初期圧Po
に棚圧レベル学習値γを加算した大きさに調整される。
そして、図13(e)で示すように、1−2変速指令の
出力と同時に第2タイマのカウントアップ動作が開始さ
れると共に、直結クラッチ32の第1油圧室32aに供
給される締結圧が、図13(d)の符号(キ)で示すよ
うに、第2タイマのカウントアップ動作の進行に伴って
所定の棚圧勾配係数ξに対応する勾配で徐々に上昇する
ことになる。
【0094】ここで、当該変速時における実変速時間T
rが目標変速時間Ttよりも短いとすると、棚圧レベル
学習値γが現状よりも小さくなる。これにより、次回の
変速時には、図13(d)の符号(ク)で示すように、
直結クラッチ32の第1油圧室32aに供給される締結
圧が、前回よりも小さなレベルで上昇することになる。
これにより、図13(a)(b)の鎖線で示すように、
タービン回転数の減少の度合及び副変速機30のギヤ比
の変化の度合が小さくなり、変速時間が長くなって目標
変速時間Ttに近づくことになるのである。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
出力が所定値以下での変速時には、実際の変速時間と目
標変速時間との比較により棚圧を形成する締結圧の変化
率が学習補正されることになるので、棚圧レベルの低下
によって変速時間が変化しない場合においても変速時間
の学習制御が可能となる。
【0096】また、第2発明によれば、エンジン出力が
所定値以上での変速時には、実際の変速時間と目標変速
時間との比較により棚圧の初期設定圧が学習補正される
ことになるので、変速動作後半のイナーシャフェーズに
おける出力トルクの波形が乱れることなく常に良好な変
速動作が行われることになる。
【0097】そして、第3発明によれば、棚圧を形成す
る締結圧の変化率が所定値以上のときには、エンジン出
力が所定値以下のときであっても上記変化率の学習補正
が行われないので、この場合においても、変速動作後半
のイナーシャフェーズにおける出力トルクの波形が乱れ
ることなく常に良好な変速動作が行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動変速機の骨子図で
ある。
【図2】 自動変速機の油圧回路を示す回路図である。
【図3】 図2の油圧回路における各ソレノイドバルブ
に対する制御システム図である。
【図4】 1−2変速時における副変速機の油圧回路の
状態を示す油圧回路図である。
【図5】 1−2変速時における変速時油圧制御の1部
を示すフローチャート図である。
【図6】 同じく変速時油圧制御の1部を示すフローチ
ャート図である。
【図7】 低開度における棚圧勾配係数の学習補正に用
いるマップの説明図である。
【図8】 同じく低開度における棚圧レベルの学習補正
に用いるマップの説明図である。
【図9】 高開度におけるスロットル開度をパラメータ
とするベース初期圧のマップの説明図である。
【図10】 同じく高開度における棚圧レベルの学習補
正に用いるマップの説明図である。
【図11】 低開度における油圧制御を示すタイムチャ
ート図である。
【図12】 同じく低開度における油圧制御を示すタイ
ムチャート図である。
【図13】 高開度における油圧制御を示すタイムチャ
ート図である。
【図14】 従来の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 自動変速機 20 主変速機 30 副変速機 32 直結クラッチ 40 油圧回路 160 コントローラ 162 スロットル開度センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の摩擦要素の選択的締結により動力
    伝達経路が切り換えられる変速機構を備え、かつ変速時
    における摩擦要素の締結圧の変化の状態を運転状態に応
    じて変化させるようにした自動変速機の変速制御装置で
    あって、変速時に当該変速動作に関与する摩擦要素の締
    結圧を所定の変化率に従って徐々に変化させる締結圧制
    御手段が設けられていると共に、変速時間を検出する変
    速時間検出手段と、エンジン出力が所定値以下での変速
    時に、変速動作の終了後に上記変速時間検出手段で検出
    された実際の変速時間と目標変速時間とを比較して、次
    回の変速時に該目標変速時間で変速動作が完了するよう
    に締結圧の上記変化率を学習補正する締結圧変化率学習
    補正手段とが設けられていることを特徴とする自動変速
    機の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の摩擦要素の選択的締結により動力
    伝達経路が切り換えられる変速機構を備え、かつ変速時
    における摩擦要素の締結圧の変化の状態を運転状態に応
    じて変化させるようにした自動変速機の変速制御装置で
    あって、変速時に当該変速動作に関与する摩擦要素の締
    結圧を所定の変化率に従って徐々に変化させる締結圧制
    御手段が設けられていると共に、変速時間を検出する変
    速時間検出手段と、エンジン出力が所定値以下での変速
    時に、変速動作の終了後に上記変速時間検出手段で検出
    された実際の変速時間と目標変速時間とを比較して、次
    回の変速時に該目標変速時間で変速動作が完了するよう
    に締結圧の上記変化率を学習補正する締結圧変化率学習
    補正手段と、エンジン出力が所定値以上での変速時に、
    変速動作の終了後に実際の変速時間と目標変速時間とを
    比較して、次回の変速時に該目標変速時間で変速動作が
    完了するように上記締結圧制御手段に対する初期設定圧
    を学習補正する初期設定圧学習補正手段とが設けられて
    いることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 締結圧変化率学習補正手段による学習補
    正は、締結圧の変化率が所定値以下のときに行われるこ
    とを特徴とする請求項1もしくは請求項2のいずれかに
    記載の自動変速機の変速制御装置。
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