JPH0615968A - 熱転写染料像形成方法 - Google Patents

熱転写染料像形成方法

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JPH0615968A
JPH0615968A JP3311656A JP31165691A JPH0615968A JP H0615968 A JPH0615968 A JP H0615968A JP 3311656 A JP3311656 A JP 3311656A JP 31165691 A JP31165691 A JP 31165691A JP H0615968 A JPH0615968 A JP H0615968A
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dye
monomer
image
dye precursor
recording material
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JP3311656A
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Herman J Uytterhoeven
エルマン・ジョゼフ・ユイテルオヴァン
Joan T Vermeersch
ジョアン・トリフォン・ヴェルメールシュ
Daniel M Timmerman
ダニエル・モーリス・ティムルマン
Marcel J Monbaliu
マルセル・ジャコブ・モンバリュー
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Agfa Gevaert NV
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Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱拡散性染料又は熱拡散性染料プリカーサー
を含有する記録材料によって改良された熱転写染料像を
形成する方法を提供し、背景領域における望ましからぬ
かぶりのレベルを減少させる。 【構成】 熱拡散性染料(プリカーサー)単量体を含
有する有機光化学像形成組成物の少なくとも一つの層を
含有する記録材料〔前記層は前記染料(プリカーサー)
単量体に対して透過性である〕を化学放射線の像に従っ
た分布に対して露光して、透過性における変化を生ぜし
め、前記記録材料を像受容材料と接触させ、前記像受容
材料に転写せしめ、前記記録材料中、前記像受容材料
中、又は前記像受容材料に付与する流体媒体中に存在す
る試薬と前記転写された染料プリカーサー単量体の反応
を生ぜしめて転写された染料プリカーサー単量体を染料
に変化することからなる熱転写染料像の形成方法及び記
録材料を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は熱拡散性染料又は熱拡散性染料プ
リカーサーを含有する記録材料により熱転写染料像を形
成する改良法に関する。
【0002】熱拡散性染料を、光重合した部域と非重合
部域の像に従った分布と組合せた形で含有する全面的に
加熱された材料から熱拡散性染料を受容材料上に転写
し、光重合した部域は受容材料への染料の拡散を阻止又
は減少する幾つかの方法が知られている。
【0003】例えばUS−A3245796から、α,
β−エチレン系不飽和化合物の光開始付加重合によって
不溶性部域を含有するマスクを形成するため、α,β−
エチレン系不飽和化合物及び昇華性染料の混合物を含有
する光重合性材料を使用し、これによって昇華性染料の
通過を阻止し、そして接触する受容体面への非重合部域
からの昇華性染料の転写が生起しうるように受容体面と
接触させながらマスク含有材料を全面的に加熱すること
が知られている。
【0004】US−A4587198には、支持体、蒸
着染料又は顔料層、及び放射線感光性被覆をこの順序で
含有するフォトレジス型材料を、前記被覆の溶解性及び
/又は透過性を変える放射線の像に従った分布に対して
露光し、受容体と接触させながら前記材料を均一に加熱
して前記昇華性染料又は顔料を蒸発させ、それを接触し
ている受容体上に付着させることからなるカラー像を作
る方法が記載されている。
【0005】EP−A362827には、熱拡散性着色
物質、重合しうる重合体プリカーサー、及び重合開始剤
を含有する像形成媒体を用い、重合しうる重合体プリカ
ーサーを像に従って重合せしめ、像形成した媒体を受容
媒体と接触させながら加熱してそれに熱拡散性着色物質
を拡散転写する工程からなる像形成法が記載されてお
り、この加熱は式Tg1≦トランス≦Tg2を満足する
ようにし、上記式中トランスは像形成媒体の温度を表わ
し、Tg1は非重合部域のガラス転移温度を表わし、T
g2は重合部域のガラス転移温度を表わす工程からなる
像形成法が記載されている。
【0006】現在まで使用されている先行技術材料及び
方法は背景領域に望ましからぬ色相又はかぶりを与える
欠点をしばしば有する。
【0007】従って本発明の目的は、熱拡散性染料又は
熱拡散性染料プリカーサーを含有する記録材料によって
熱転写染料像を形成する改良された方法を提供すること
にあり、前記染料像は背景領域における望ましからぬか
ぶりの減少したレベルを有する。
【0008】本発明のこの目的及び他の目的は、下記工
程を含む熱転写染料像を形成する方法によって達成され
る:
【0009】(1) 均質に分散した熱拡散性染料単量体又
は染料プリカーサー単量体を含有する有機光化学像形成
組成物の少なくとも一つの層を上に有する支持体を含む
記録材料(前記層は前記染料単量体又は染料プリカーサ
ー単量体に対して透過性である)を、化学放射線の像分
布に対して露光し、前記層中に前記化学放射線の像に従
った分布に相当するその透過性に変化を生ぜしめ、前記
透過性における変化を、前記熱拡散性染料単量体又は染
料プリカーサー単量体の誘発共重合又は架橋反応と組合
せた前記有機光化学像形成組成物の放射線誘起重合又は
架橋反応に生ぜしめる工程;
【0010】(2) 像に従って変化した透過性を有する前
記記録材料を像受容材料と接触状態にもたらす工程;
【0011】(3) 前記接触した材料の少なくとも一つを
全面的に加熱し、熱拡散性染料単量体又は染料プリカー
サー単量体を非変化透過性を有する部域から拡散させ、
前記受容材料へ転写させる工程;
【0012】(4) 場合によって前記像受容材料上の転写
された染料単量体を媒染する工程;
【0013】(5) 前記染料プリカーサー単量体の場合に
おいては、前記記録材料、前記像受容材料、又は前記像
受容材料に付与した流体媒体中に存在する試薬と前記転
写された染料プリカーサー単量体の反応を生ぜしめて、
前記転写された染料プリカーサー単量体を染料に変換さ
せ、場合によって前記染料を媒染する工程。
【0014】本発明は又均質に分散した熱拡散性染料単
量体又は染料プリカーサー単量体を含有する有機光化学
像形成組成物の少なくとも一つの層を上に有する支持体
を含む記録材料も提供し、前記熱拡散性染料単量体又は
染料プリカーサー単量体は、化学放射線に対して露光し
たとき前記有機光化学像形成組成物と共重合又は架橋し
て、前記染料単量体又は染料プリカーサー単量体を非熱
拡散性にする。
【0015】本発明の方法を実施するに当って使用しう
る有機光化学像形成組成物は、光誘起重合又は架橋反応
が、前記熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量
体の誘発共重合又は架橋反応で三次元ネットワークパタ
ーンを形成できる既知の任意の有機光反応性非熱可塑性
組成物であることができる、かくして前記染料又は染料
プリカーサーは不動性にされるか又はその易動性が前記
誘発共重合又は架橋反応の結果として少なくとも限定さ
れる。かかる有機光化学像形成組成物には、光開始ラジ
カル重合、光開始カチオン開環重合、光開始縮重合、及
び光開始架橋を含む。
【0016】本発明の記録材料の支持体上の有機光反応
性組成物は非熱可塑性であり、従って化学放射線の像分
布に露光されなかったその部域では、前記有機光反応性
組成物は、像受容材料と接触させながら記録材料の全面
加熱中に、前記支持体上に残る、しかし熱拡散性染料単
量体又は染料プリカーサー単量体の前記像受容材料への
拡散を可能にする。
【0017】ここで使用するときの「非熱可塑性」なる
語は、有機光反応性組成物が溶融又は軟化する温度が、
前記熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量体の
前記像受容材料への拡散を生ぜしめるのに必要な温度よ
り大であると解すべきである。
【0018】本発明の方法を実施するに当って使用しう
る好適な有機光化学像形成組成物には下記のものがあ
る:
【0019】(1) エチレン系不飽和単量体、オリゴマ
ー、又は重合体成分、及び前記エチレン系不飽和単量
体、オリゴマー又は重合体成分の重合及び前記熱拡散性
染料単量体又は染料プリカーサー単量体の誘発共重合を
開始するための光開始剤を含有する有機光反応性非熱可
塑性組成物;
【0020】(2) 少なくとも1種のエポキシ系材料、及
び前記エポキシ系材料の重合及び前記熱拡散性染料単量
体又は染料プリカーサー単量体の誘発共重合を開始させ
るためのカチオン光開始剤を含有する有機光反応性非熱
可塑性組成物;
【0021】(3) 感光性基を担持する少なくとも1種の
重合体を含有し、その光化学反応が重合体の架橋及び前
記熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量体の誘
発架橋を誘起する有機光反応性非熱可塑性組成物。
【0022】有機光化学像形成組成物は文献に良く報告
されており、市場で入手できる。
【0023】本発明の方法を実施するに当って使用しう
る好適な有機光化学像形成組成物は、多くの現存する有
機光反応性組成物、例えばニューヨークのJohn Wiley a
nd Sons 発行、Arnost Reiser 著、Photoreactive Poly
mers;Radiation Curing(1986年11月)7〜25
頁の、William R.Wattの発表した表題、UV Curing ofep
oxides by cationic polymerizationの論文;John Wile
y1979年編、Advance in Photochemistry 、11巻
のC.A.Delzenneの表題、Organic Photochemical Imagin
g systems ;ニューヨークのJohn Wiley and Sons 19
65年発行、Jaromir Kosar 著、Light-sensitive syst
ems ;及びこれらの文献中で引用している文献に記載さ
れているものから選択することができる。
【0024】エチレン系不飽和単量体、オリゴマー、又
は重合体成分を含有する好適な有機光反応性組成物は、
下記一般式(I)に相当する多官能性(メタ)アクリレ
ート単量体を含むものである:
【0025】 A〔−NHCO−X −L1( −(L2)u −OCOCR1CH2)nm (I)
【0026】式中nは1又は2に等しく、mはnが1に
等しいとき3〜6の整数であり、nが2に等しいとき、
2〜6の整数であり、uは0又は1に等しく、Xは−O
−又は−NR2 −を表わし、R2 は水素又は炭素原子数
1〜6の低級アルキル基である:
【0027】Aは下記の群(a)〜(d)の一つによる
有機基を表わし、前記有機基はnが1に等しいときには
3〜6価であり、nが2であるときには2〜6価であ
る:
【0028】(a) 炭素原子数5〜25を含有する炭化水
素基、これらは一つ以上のエーテル基、エステル基又は
アミド基で中断されていてもよい;
【0029】 (b) A1〔−(OCR3H−CR4H)o−OCONHA2 −〕p − 式中A1 は0〜3個の酸素原子及び2〜20個の炭素原
子を含有する線状もしくは分枝鎖脂肪族基、炭素原子数
6〜24を含有する芳香族基、炭素原子数7〜28を含
有する芳香族/脂肪族基、又は炭素原子数6〜26を含
有する環式脂肪族基を表わし、R3 及びR4 の各々はそ
れぞれ独立に水素又はメチル基を表わし、A2 は炭素原
子数5〜25を含有する炭化水素基を表わし、oは0〜
5の整数を表わし、pはnが2に等しいとき2〜6の整
数を表わし、nが1に等しいとき3〜6の整数を表わ
す;
【0030】 (c) A1〔−(OCR3H−CR4H)o−OCOA2 −〕p − 式中A1 ,A2 ,R3 ,R4 ,o及びpは前述したのと
同意義を有する;
【0031】 (d) A1〔−(OCR3H−CR4H)o−(G−Q)r −〕p − 式中A1 ,A2 ,R3 ,R4 ,o及びpは前述したのと
同意義を有し、Gは−OCONH−Y(−COO−)q
−を表わし、Yは炭素原子数2〜15を含有する2価脂
肪族又は脂環式基を表わし、これらはエステル基、エー
テル基又はウレタン基を含有していてもよく、qは0又
は1を表わし、Qは炭素原子数3〜15を含有する線状
又は分枝鎖脂肪族炭化水素基を表わし、これは1〜3個
酸素架橋を含有していてもよい、rは0又は1に等し
い:
【0032】L1 は酸素原子1〜3個を含有してもよい
2価又は3価脂肪族炭化水素基を表わす:
【0033】L2 は分枝又は線状でありうる炭素原子数
1〜6を含有する低級アルキレン基を表わす:
【0034】R1 は水素又はメチル基を表わす。
【0035】好適な単量体は一般式(I)の炭化水素基
Aとして下記の基を含む:
【0036】
【化1】
【0037】
【化2】
【0038】
【化3】
【0039】
【化4】
【0040】式中R5 及びR6 の各々は独立に水素又は
炭素原子数1〜6の低級アルキル基を表わし、s及びt
の各々は1〜4の整数を表わし、同じであっても異なっ
てもよい、そして脂肪族炭化水素基Ia,Ic及びId
は2〜6の自由原子価を含む。
【0041】本発明の方法で使用するのに好適な単量体
の例を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】i及びjはそれぞれ3.5及び0.5を表
わす、これは化合物6がDE3703130に記載され
ている如くi当量のグリセリンジメタクリレートとj当
量のヒドロキシエチルメタクリレートを反応させて得た
化合物の混合物であることを意味する。
【0044】
【表2】
【0045】i及びjはそれぞれ2.5及び1.5であ
り、これは化合物7がDE3703130に記載されて
いる如くi当量のグリセリンジメタクリレートとj当量
のヒドロキシエチルメタクリレートを反応させて得た化
合物の混合物であることを意味する。
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【表5】
【0049】
【表6】
【0050】表1の式1,2及び10の小数指数(frac
tal index )は、これらの式が、前記式中のエチレンオ
キサイド基の異なる長さを有する化合物の混合物を表わ
し、従って指数は前記エチレンオキサイド基の平均を表
わすことを示す。式14〜23は構造異性体の混合物を
表わし、異性体分離をせずに本発明方法で使用できる。
【0051】一般式(I)に相当する単量体は高重合速
度を示し、10%という小さい変換率でさえも固化す
る、従って露光部分と非露光部分の間の迅速識別を可能
にする。一般式(I)に相当する単量体は知られてお
り、ドイツ特許出願番号3522005,370308
0,3643216,3703130,370308
0,3917320及び3743728に記載された方
法によって製造できる。
【0052】エチレン系不飽和単量体、オリゴマー又は
重合体成分を含有する他の好適な有機光反応性組成物
は、下記一般式(II)に相当する少なくとも1種の単量
体を含有するものである:
【0053】 Z〔−R7−NHCO−D −R8( −OCOCR9=CH2)ab (II)
【0054】式中Zは2価又は3価縮合尿素基を表わ
し、Dは−O−又は−NR10−であり、R10はC1 〜C
12アルキル基を表わし、R7 は炭素原子数2〜25を有
する2価炭化水素基であり、R8 は炭素原子数2〜18
を有する2価〜6価の線状又は分枝鎖炭化水素基であ
り、この炭化水素基は3個までの酸素原子で中断されて
いてもよい、R9 は水素又はメチル基であり、aは1〜
5の整数、好ましくは2又は3であり、bは2又は3で
ある。
【0055】一般式(II)におけるZで表わされる2価
又は3価縮合尿素基の例には下記構造式の基がある。
【0056】
【化5】
【0057】
【化6】
【0058】
【化7】
【0059】2価基Dは酸素(−O−)であるのが好ま
しいが、Dが−NR10−を表わす場合、R10は線状又は
分枝鎖アルキル基例えばメチル基、エチル基、プロピル
基及びt−ブチル基を表わす。
【0060】R7 によって表わされる炭素原子数2〜2
5を有する2価炭化水素基は酸素で中断されていてもよ
く、炭化水素基は脂肪族、芳香族又は混合脂肪族/芳香
族基である。例にはエチレン基、プロピレン基、1,4
−テトラメチレン基、1,6−ヘキサメチレン基、2,
2,4−トリメチル−1,6−ヘキサメチレン基及びそ
れらの異性体がある。R7 は又炭素原子数6〜24、好
ましくは6〜14を有する単環式又は多環式飽和又は芳
香族炭化水素基であってもよい。それらの例には下表2
に示す構造式を有する基がある:
【0061】
【表7】
【0062】
【表8】
【0063】R8 によって表わされる炭化水素基は炭素
原子数2〜12を有する2価〜4価基であるのが好まし
い。それらの例にはエチレン基、プロピレン基、1,2
−ブチレン基、及び下記表3に示す構造式を有する基が
ある:
【0064】
【表9】
【0065】一般式(II)に相当する単量体の例には下
表4に示す構造式のM−1〜M−7がある:
【0066】
【表10】
【0067】
【表11】
【0068】
【表12】
【0069】
【表13】
【0070】一般式(II)に相当する少なくとも1種の
単量体を含有する成分の合成は、1991年9月3日出
願のドイツ特許出願4129284に記載されている如
くして行うことができる。
【0071】本発明により使用する有機光反応性非熱可
塑性組成物に使用するのに好適な他の種類の単量体に
は、例えばDEOS4005231,3516256,
3516257及び3632657に記載された単量
体、ポリオールの不飽和エステル特にα−メチレンカル
ボン酸のかかるエステル例えばエチレンジアクリレー
ト、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、エチレン
ジメタクリレート、1,3−プロパンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,2,4−ブタントリオールトリ
(メタ)アクリレート、1,4−シクロヘキサンジオー
ルジ(メタ)アクリレート、1,4−ベンゼンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、1,5−ペンタンジオールジ
(メタ)アクリレート、分子量200〜500のポリオ
エチレングリコールのビス−アクリレート及びメタクリ
レート、不飽和アミド、特にα−メチレンカルボン酸の
アミド、そして特別にはα,ω−ジアミン及び酸素中断
ω−ジアミンのアミド、例えばメチレンビス−アクリル
アミド、メチレンビス−メタクリルアミド、1,6−ヘ
キサメチレンビス−アクリルアミド、ジエチレントリア
ミントリス−メタクリルアミド、ビス(γ−メタクリル
アミドプロポキシ)エタン、β−メタクリルアミドエチ
ルメタクリレート、N−(β−ヒドロキシエチル)−β
−(メタクリルアミド)エチルアクリレート及びN,N
−ビス(β−メタクリロイルオキシエチル)アクリルア
ミド:ビニルエステル例えばジビニルスクシネート、ジ
ビニルアジペート、ジビニルフタレート、ジビニルブタ
ン−1,4−ジスルホネート:及び不飽和アルデヒド例
えばソルビンアルデヒド(ヘキサジエナール)がある。
有機光反応性非熱可塑性組成物は二つ以上の重合性官能
基例えばアクリレート化エポキシ、ポリエステルアクリ
レート、及びウレタンアクリレートを含有する重合体及
び/又はオリゴマーも含有できる。これらの単量体及び
/又は重合体及び/又はオリゴマーは混合物の形で使用
できることは明らかであろう。
【0072】本発明の方法を実施するため、有機光反応
性組成物の重合又は架橋及び前記熱拡散性染料単量体又
は染料プリカーサー単量体の誘発共重合又は架橋が化学
放射線の像に従った分布に露光されたとき像に従った形
でもたらされるよう前記有機光化学像形成組成物を含有
する記録材料を使用する。
【0073】本発明の方法で使用する熱拡散性染料単量
体又は染料プリカーサー単量体は、その分子の側鎖中に
少なくとも1個のエチレン系不飽和基及び/又は少なく
とも1個のエポキシ基を含む任意の染料又は染料プリカ
ーサーであることができ、前記基は前記有機光反応性組
成物と共重合又は架橋することができ、熱の影響の下に
拡散することができる。多くの既知の熱拡散性染料又は
染料プリカーサーが、少なくとも1個のエチレン系不飽
和基及び/又は少なくとも1個のエポキシ基を内蔵させ
ることによって熱拡散性染料単量体に変えることができ
る。
【0074】好適な熱拡散性染料単量体又は染料プリカ
ーサー単量体の例は例えばGB−A1130581,G
B−A2159971,DE−A2946965,DE
−A2803422,Eur.Polym.J.23巻(1987
年)、8号、617〜622頁、Pure and Appl. Chem.
52巻(1980年)、Pergamon Press Ltd. 発行、1
923〜1928頁、Acta Polymerica 38巻(19
87年)12号、643〜647頁、及びDouble Liais
on-Chim.Penit.1987年、25巻(273)、190
〜194頁及びEP−A384989に見出すことがで
きる。
【0075】例示のための後掲の実施例1〜3に記載し
た試験で使用した好適な熱拡散性染料単量体の例には下
記表5に示す構造式に相当する染料がある:
【0076】
【表14】
【0077】
【表15】
【0078】
【表16】
【0079】熱拡散性染料プリカーサー単量体は、初め
は無着色であるか又はほんの僅かにのみ着色している
が、カラー形成反応が要求されるときに利用される別の
試薬との反応の結果として色を形成することができる化
合物である。熱拡散性染料プリカーサー単量体は例えば
重合体状発色剤を形成するためハロゲン化銀カラー写真
に使用する如き内蔵エチレン系不飽和基を有する熱拡散
性カラー形成剤であることができ、これは酸化された写
真現像主薬例えばp−フェニレンジアミン又はその誘導
体とカップリングする結果として色を形成できる。熱拡
散性染料プリカーサー単量体は例えば少なくとも1個の
内蔵共重合性又は架橋性基例えばエチレン系不飽和基又
はエポキシ系を有するロイコベース染料プリカーサー単
量体であることもできる、前記ロイコベース染料プリカ
ーサー単量体は酸試薬又は酸基との反応、例えばEP−
A384989に記載されているスルホン酸側基を有す
る染料現像性ビニル共重合体との反応の結果として色を
形成できる。染料現像性ビニル共重合体は像受容材料の
任意の層中に存在させることができる。染料を形成する
ため熱拡散性染料プリカーサー単量体との反応に入るの
に使用できる多くの他の試薬がある。かかる試薬の例に
は酸化亜鉛、硫酸カルシウム、ノボラック型フェノール
樹脂、及び3,5−ジメチル−t−ブチルサリチル酸亜
鉛がある。
【0080】好適な熱拡散性染料プリカーサー単量体は
例えばUS−A3073699及びGB−A21599
71に記載されている。
【0081】例示のため後掲の実施例4〜8に記載した
試験で使用した好適な熱拡散性染料プリカーサー単量体
の例には下掲の表6に示す構造式に相当する染料があ
る:
【0082】
【表17】
【0083】本発明の方法を実施するに当って使用しう
る光開始剤は、前述した文献、Arnost Reiser によるPh
otoreactive Polymers、G.A.DelzenneのOrganic Photoc
hemical imaging systems 、Journal of Coatings Tech
nology59巻、751号(1987年8月)97〜10
6頁に発表されたChristian Deckerの論文、UV-Curing
Chemistry :Past,Present and Future、及びEP−A
362827及びUS−A3558309に記載されて
いるものの如き既知の開始剤から選択できる。
【0084】光開始剤を含むことのできる有機光反応性
組成物は、当業界で普通に使用される被覆比で本発明の
方法で使用する記録材料の支持体上に設けることができ
る。光開始剤は有機光反応性組成物の全重量を基にして
計算して0.1〜30重量部の割合で通常存在させる。
【0085】記録材料の支持体上に被覆される有機光化
学像形成組成物の層中に存在する熱拡散性染料単量体又
は染料プリカーサー単量体の量は、広い範囲で変えるこ
とができるが、一般に乾燥状態での前記層の全重量の
2.5〜30重量%で含有させる。
【0086】均質に分散した状態で熱拡散性染料単量体
又は染料プリカーサー単量体を含有する有機光化学像形
成組成物の層は、有機光反応性組成物、熱拡散性染料単
量体又は染料プリカーサー単量体、及び場合によって結
合剤を溶媒中に溶解し、得られた溶液を支持体上に被覆
することによって形成できる。形成される被覆層は通常
0.1〜100μm、好ましくは1〜20μmの厚さを
有する。
【0087】記録材料用支持体としては、それが(1)
寸法安定性であり、(2)全面加熱の温度に耐えられる
ことができ、(3)化学放射線に露光後変性されずに残
った熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量体に
充分な熱を伝達して、その像受容材料への転写を行うこ
とができるならば、任意の材料を使用できる。
【0088】かかる材料にはポリエチレンテレフタレー
トの如きポリエステル、ポリアミド、ポリアクリレー
ト、ポリカーボネート、ポリビニルクロライド、セルロ
ースエステル、弗素化重合体、ポリエーテル、ポリアセ
タール、ポリオレフィン、ポリイミド、グラシン紙及び
コンデンサー紙を含む。ポリエチレンテレフタレートを
含む支持体が好ましい。一般に支持体は2μm〜1m
m、好ましくは50〜200μmの厚さを有する。所望
によっては、支持体は接着剤層又は下塗層で被覆でき
る。
【0089】有機光化学像形成組成物及び/又は熱拡散
性染料単量体又は染料プリカーサー単量体が満足できる
層形成能力を有しない場合には、結合剤を充分な層強度
を与える量でそれに加えるとよい。
【0090】結合剤は有機光化学像形成組成物において
その目的のために知られている重合体結合剤、例えばE
P−A384040に記載されている結合剤から選択で
きる。
【0091】記録材料は又有機光化学像形成組成物の層
又はそれに隣接する層中に、他の成分例えば増感剤、硬
化剤、保恒剤、滑り添加剤、及び他の成分を含有するこ
ともできる、これらについてはEP−A133011、
EP−A133012及びEP−A111014に詳細
に記載されている。好適な滑り添加剤には例えば液体又
は固体滑剤及び界面活性剤がある。好ましい滑り添加剤
には例えば弗素又はホスフェート基を含有する界面活性
剤、ポリエチレンワックス、アミドワックス、テフロン
粉末、ポリシロキサンポリエーテル共重合体、シリコー
ン油、更に好ましくは硬化性シリコーン油がある。
【0092】記録材料は化学放射線の像に従った分布に
対して露光し、前記化学放射線の像に従った分布に相当
する不透過性パターンをその中に作る。露光は例えば紫
外線を用いる接触露光、カメラ露光、走査露光又はレー
ザー露光であることができる。露光工程を行うに当って
使用する放射線源には例えば太陽光、白熱ランプ、水銀
蒸気ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、蛍光ラ
ンプ、発光ダイオード、レーザー、電子線、及びX線を
含む。
【0093】化学放射線の像に従った分布に対する記録
材料の露光及び前記化学放射線の像に従った分布に相当
するその透過性における変化をその層中で生ぜしめた
後、記録材料は像受容材料と接触状態にもって行く。次
に記録材料の少なくとも一つの全面加熱を、非変性熱拡
散性染料単量体又は染料プリカーサー単量体が前記像受
容材料中に拡散するが、有機光反応性組成物が記録材料
の支持体上に残る温度以下で行う。像受容材料中に形成
される染料像は最終像であることができる。しかしなが
ら所望ならば、像受容材料中に拡散した染料単量体は、
像受容材料中に含有させた光化学的に活性な架橋剤又は
熱又は媒染剤の助けによりその中で定義又は媒染し、安
定な染料像を形成するようにすることができる。形成さ
れる像が染料プリカーサー単量体像である場合には、像
受容材料中に拡散した染料プリカーサー単量体を、前記
記録材料中、前記像受容材料中、又は前記像受容材料に
付与する液体媒体中に存在する少なくとも1種の試薬と
反応させて前記染料プリカーサー単量体を染料に変える
ようにする。所望によって後者の染料は更に媒染剤又は
像受容材料中に含有させた架橋剤の助けにより媒染する
ことができる。
【0094】前記染料プリカーサー単量体と反応させる
ため使用される前記の少なくとも1種の試薬は、前記拡
散した染料プリカーサー単量体を染料に変換しうる任意
の化合物であることができる。例えば拡散した染料プリ
カーサー単量体が少なくとも内蔵エチレン系不飽和基を
有する色形成剤であるとき、前記試薬は写真現像主薬例
えばフェニレンジアミン現像主薬又はその誘導体である
ことができる。このとき染料像は拡散した染料プリカー
サー単量体と酸化されたp−フェニレンジアミン現像主
薬の間のカップリング反応の結果として形成できる。写
真現像剤は、拡散した染料プリカーサー単量体を含む像
受容材料上に水性アルカリ性浴の形で付与するとよい。
或いは現像主薬は記録材料の有機光化学像形成組成物の
層と支持体の間に設けた特別層又は有機光化学像形成組
成物の層の頂部上に設けた特別層中に混入できる。後者
の場合染料プリカーサーは、存在する現像主薬の作用に
よって熱拡散中に現像され、多分大気酸素が発色反応中
酸化剤として作用する。大気酸素の代りの酸化剤として
他の酸化剤例えばキノン、鉄(III) アセチルアセトネー
ト、鉄(III) ステアレート、銅(II)アセテート、及び
ヨードベンゼンジアセテートを使用できる。かかる他の
酸化剤の何れもが記録材料又は像受容材料の層の一つ中
に混入できる。更に像受容材料の層中に現像主薬を混入
することもできる。
【0095】染料を形成するため熱拡散性染料プリカー
サー単量体との反応に介入するため使用できる他の多く
の試薬がある。かかる試薬の例には酸化亜鉛、硫酸カル
シウム、ノボラック型フェノール樹脂、及び3,5−ジ
メチル−t−ブチルサリチル酸亜鉛がある。
【0096】本発明方法で使用するための像受容材料の
支持体は例えばポリエチレンテレフタレート、ポリカー
ボネート、ポリビニルクロライド、ポリエーテルスルホ
ン、ポリイミド、セルロースエステル、又はポリビニル
アルコールアセタールから作られた透明フィルムである
ことができる。支持体は又反射性のもの例えば紙、例え
ば最高品質紙、アート紙、セルロース繊維紙、バライタ
被覆紙、ポリエチレンもしくはポリプロピレン被覆紙、
及び合成紙:ポリスチレン、白色ポリエステル即ち白色
顔料化ポリエステル、白色ポリビニルクロライド、白色
ポリカーボネート、及び白色ポリエチレンもしくはポリ
プロピレンであることもできる。
【0097】拡散する染料単量体又は染料プリカーサー
単量体の悪い吸着を避けるため、像受容材料の支持体
は、染料単量体又は染料プリカーサー単量体が中により
容易に拡散できる染料受容層として一般に知られている
特殊な面で被覆することができる。好適な染料像受容層
は例えばEP−A133011,EP−A13301
2,EP−A144247,EP−A227094及び
EP−A228066に記載されている。
【0098】染料像受容層は、意図する目的のために有
効である任意の量で支持体上に存在させることができ
る。一般に有利な結果は約1〜約10g/m2 の濃度で
得られる。
【0099】記録された像の光に対する堅牢度及び他の
安定性を改良するため、染料像受容層中UV吸収剤及び
/又は酸化防止剤を混入できる。
【0100】転写後記録材料から像受容材料を分離する
のを助ける剥離剤を染料像受容層又は像受容材料の別の
層中に存在させることができる。剥離剤として固体ワッ
クス、弗素もしくはホスフェート含有界面活性剤、シリ
コーン油、更に好ましくは硬化性シリコーン油、及びポ
リシロキサンポリエーテル化合物を使用できる。好適な
剥離剤は例えばEP−A133012,JP85/19
138及びEP−A227092に記載されている。
【0101】本発明の記録材料は、熱転写染料像を形成
するため使用され、この方法は、前述した如く不透過性
パターンを中に形成することに続いて、均質に分散され
た熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量体を含
有する前記層を担持するその側を有する記録材料を像受
容材料の染料像受容層と面対面関係で置き、前記接触し
ている材料の少なくとも一つを全面的に加熱して熱拡散
性染料単量体又は染料プリカーサー単量体を非変化透過
性を有する部域から拡散させて前記像受容材料に転写さ
せることからなる。染料単量体又は染料プリカーサー単
量体の転写は、熱ヘッドを用いる通常の熱昇華転写法に
おける如く高くてはならない温度に加熱することによっ
て達成される。加熱温度は50〜300℃であるが、好
ましくは80〜180℃である。加熱素子はガラス素
子、平らな又は曲った加熱面又はプラテン、ロール積層
体装置、輻射線源及びレーザー源から選択できる。加熱
時間は0.01〜20秒、好ましくは0.5〜10秒で
変えることができる。
【0102】染料転写を単一色のみについて行うとき、
単色染料転写像が得られる。多色像はろう以上の原色染
料を含有する記録材料を用い、各色に対して前述した処
理工程を逐次行うことによって得ることができる。
【0103】本発明の方法は、染料像、密着プルーフ
像、ディジタルプルーフ像、IDカード、保証カード、
連続色調像、スクリーンもしくはハーフトーン像等の製
造のために使用できる。下記実施例は本発明を示す。
【0104】実施例 1 厚さ100μmを有する下塗したポリエチレンテレフタ
レート支持体を、10重量%のペンタエリスリトールテ
トラアクリレート、10重量%のコ(スチレン−アクリ
ロニトリル)(スチレン単位104及びアクリロニトリ
ル単位53を含有)(この共重合体はドイツ国のBASF A
G より商標LURAN 378Pで市販されている)、2重量
%の前記熱拡散性染料単量体DO1、及び0.2重量%
のポリシロキサンポリエーテル共重合体(これはドイツ
国のTH. GOLDSCHMIDT AGによって商標TEGOGLIDE で市販
されている)のメチレンクロライド中の溶液10gと、
7重量%のビスイミダゾール、0.2重量%のミヒラー
ケトン、及び0.4重量%のメルカプトベンゾキサゾー
ルのメチレンクロライド中の溶液10gとの混合物から
なる有機光化学像形成組成物でナイフコーターにより被
覆した。混合物を被覆して50μmの湿潤状態での厚さ
を有する層を形成した。形成した層を乾燥した。
【0105】かくして作った記録材料を試験ターゲット
と接触状態に置き、それを通して紫外放射線に対して露
光した。
【0106】次に露光した記録材料を、市場で入手しう
る三菱CK100S紙像受容材料と面対面接触に置い
た。
【0107】接触している材料を約180℃で、0.0
06m/秒の速度でロール積層装置を通して運んだ、接
触している材料内の温度はこのとき約120℃であっ
た。次に材料を剥離した。
【0108】像受容材料は、良好な品質を有し、Macbet
h 濃度計RD919、ステータスAモードで青色フィル
ターを介して測定したとき1.28の最大濃度(Dmax)
及び0.22の最小濃度(Dmin)を有する黄色熱転写染
料像を示した、像受容材料の濃度はそれへの染料の転写
前既に0.11であった。
【0109】実施例 2 実施例1における染料単量体DO1の代りに前記熱拡散
性染料単量体DO2の2重量%を用いたことのみを変え
て実施例1に記載したと同様にして記録材料を作った。
得られた記録材料(本発明記録材料A)を次いで実施例
1に記載した如く露光、像受容材料との接触加熱、及び
剥離の手順を受けさせた。
【0110】像受容材料は、Macbeth 濃度計RD91
9、ステータスAモードで緑フィルターを介して測定し
たとき、1.42のDmax、及び0.27のDminを有する
マゼンタ熱転写染料像を示した、染料の転写前の像受容
材料の濃度は既に0.09であった。
【0111】本発明の方法により得られた上記結果と比
較するため、熱拡散性染料単量体DO2の代りに、共重
合性又は架橋性エチレン系不飽和基を有せず、下記構造
式に相当する普通の熱拡散性染料CO1を使用したこと
のみを変えて本発明の記録材料Aについて記載した如く
して正確に記録材料(比較記録材料A)を作った:
【0112】
【化8】
【0113】比較記録材料Aに本発明の記録材料Aにし
た方法に従って前記処理を受けさせた。
【0114】像受容材料は前述した如く測定して1.0
0のDmax及び0.56のDminを有するマゼンタ熱転写染
料像を示した。望ましからぬかぶりが背景に存在したこ
とが判る。
【0115】実施例 3 実施例1における染料単量体DO1の代りに、前記熱拡
散性染料単量体DO3の2重量%を用いたことのみを変
えて実施例1に記載した如く同様にして記録材料を作っ
た。得られた記録材料(本発明記録材料B)を次いで実
施例1に記載した如く露光、像受容材料との接触加熱、
及び剥離の手順を受けさせた。
【0116】像受容材料は、Macbeth 濃度計RD91
9、ステータスAモードで赤色フィルターを介して測定
したとき、0.86のDmax、0.29のDminを有するシ
アン熱転写染料像を示した、染料転写前の像受容材料の
濃度は既に0.08であった。
【0117】本発明の方法により得られた上記結果と比
較するため、熱拡散性染料単量体DO3の代りに、共重
合性又は架橋性エチレン系不飽和基を有せず、下記構造
式に相当する普通の熱拡散性染料CO2を用いたことの
みを変えて本発明記録材料Bに記載した如く正確に記録
材料(比較記録材料B)を作った:
【0118】
【化9】
【0119】比較記録材料Bに、本発明記録材料Bにし
た方法に従って前述した方法を受けさせた。
【0120】像受容材料は前述した如く測定して0.9
0のDmax及び0.54のDminを有するシアン熱転写染料
像を示した。背景部域に望ましからぬかぶりの高レベル
が存在することが判る。
【0121】実施例 4 染料単量体DO1の代りに、前記熱拡散性染料単量体D
O4の2重量%を用いたことのみを変えて、実施例1に
記載した如く同様にして記録材料を作った。得られた記
録材料に、実施例1に記載した如く露光、像受容材料と
の接触加熱及び剥離の手順を受けさせた。
【0122】像受容材料は、Macbeth 濃度計RD91
9、ステータスAモードで緑フィルターを介して測定し
たとき0.95のDmax及び0.13のDminを有するマゼ
ンタ熱転写染料像を示した、染料転写前の像受容材料の
濃度は既に0.09であった。
【0123】熱拡散性染料単量体DO4の代りに、下表
7に示す染料単量体を含有させたことのみを変えて、本
実施例に記載した如く同じ記録材料を用いて本実施例に
記載した方法を繰返した。結果を表7に示す、濃度値を
測定したとき通したフィルターの色を同様に示す。
【0124】 表 7 染料単量体 染料の色 Dmax Dmin フィルターの色 DO5 シアン 0.83 0.24 赤 DO6 シアン 1.05 0.27 赤 DO7 シアン 0.92 0.24 赤 DO8 オレンジ 0.75 0.24 青 DO9 シアン 1.09 0.22 赤
【0125】実施例 5 染料単量体DO1の代りに、前記熱拡散性染料単量体プ
リカーサーDPO1の2重量%を用いたことのみを変え
て、記録材料を実施例1に記載した如く同様に作った。
次に得られた記録材料を、実施例1に記載した如く、露
光、像受容材料との接触加熱、及び剥離の手順を受けさ
せた。
【0126】像受容材料はかすかなシアン染料プリカー
サー像を示した。次に染料プリカーサー像を、初めに、
1lについて3gのp−フェニレンジアミン現像主薬、
4gの亜硫酸ナトリウム、及び15gの炭酸ナトリウム
を含有する水性アルカリ性溶液(pH10.5)中に2
分間浸漬し、次に1lについて10gの過硫酸カリウム
を含有する水性アルカリ性酸化性溶液(pH10)中に
2分間浸漬した。
【0127】かく処理した像受容材料は、Macbeth 濃度
計RD919、ステータスAモードで赤色フィルターを
介して測定したとき0.87のDmax及び0.12のDmin
を有し、良好な品質を有するシアン染料像を示した、染
料転写前の像受容材料の濃度は既に0.08であった。
【0128】実施例 6 染料単量体プリカーサーDPO1の代りに、熱拡散性染
料単量体プリカーサーDPO2を用いたことのみを変え
て、実施例5に記載した如く記録材料を同様に作った。
得られた記録材料を、実施例1に記載した如く、露光、
像受容材料との接触加熱及び剥離の手順を受けさせた。
次にかすかにマゼンタ染料プリカーサー像を示す像受容
材料を、実施例5に記載した如く、正確に現像溶液及び
酸化溶液で処理した。
【0129】かく処理した像受容材料は良好な品質を有
するマゼンタ染料像を示した。
【0130】実施例 7 染料単量体プリカーサーDPO1の代りに、熱拡散性染
料単量体プリカーサーDPO3を用いたことのみを変え
て、記録材料を実施例5に記載した如く同様に作った。
得られた記録材料を実施例1に記載した如く、露光、像
受容材料との接触加熱、及び剥離の手順を受けさせた。
次にかすかにマゼンタ染料プリカーサー像を示す像受容
材料を実施例5に記載した如く正確に現像溶液及び酸化
溶液で処理した。
【0131】かく処理した像受容材料は良好な品質を有
し、0.75のDmax及び0.10のDminを有するマゼン
タ染料像を示した。
【0132】実施例 8 染料単量体プリカーサーDPO1の代りに、熱拡散性染
料単量体プリカーサーDPO4を用いたことのみを変え
て、記録材料を実施例5に記載した如く同様に作った。
得られた記録材料に、実施例1に記載した如く、露光、
像受容材料との接触加熱及び剥離の手順を受けさせた。
次にかすかにシアン染料プリカーサー像を示す像受容材
料を実施例5に記載した如く正確に現像溶液及び酸化溶
液で処理した。
【0133】かく処理した像受容材料は良好な品質を有
するシアン染料像を示した。
【0134】実施例 9 100μmの厚さを有する下塗したポリエチレンテレフ
タレート支持体を湿潤している間に50μmの厚さを有
する層で被覆した、この層は、1重量%のポリビニルア
ルコール及び0.5重量%のp−フェニレンジアミンを
含有し、10.5のpH値を有する水性溶液から被覆し
た。
【0135】乾燥後、形成された現像剤層を、染料単量
体DO1の代りに熱拡散性染料単量体プリカーサーDP
O1の2重量%を用いたことのみを変えて、実施例1に
記載した如く同様に作った有機光化学像形成組成物で被
覆した。記録材料を乾燥し、実施例1に記載した如く露
光、像受容材料との接触加熱及び剥離の手順を受けさせ
た。
【0136】ロール積層装置中で加熱工程中に、染料単
量体プリカーサーDPO1は像受容材料中に拡散する間
に現像剤層中に存在する現像主薬によって現像され、像
受容層中にシアン染料像を形成することが確証された。
大気酸素が発色反応中酸化剤として作用したと認められ
る。良好な品質を有するシアン染料像が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョアン・トリフォン・ヴェルメールシュ ベルギー国ベ 9800 ダンズ、ケルンラー ン 12 (72)発明者 ダニエル・モーリス・ティムルマン ベルギー国ベ 2640 モートゼール、テオ フィエル、レインラーン 68 (72)発明者 マルセル・ジャコブ・モンバリュー ベルギー国ベ 2640 モートゼール、ヌリ 9

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 均質に分散した熱拡散性染料単量体
    又は染料プリカーサー単量体を含有する有機光化学像形
    成組成物の少なくとも一つの層を上に有する支持体を含
    む記録材料(前記層は前記染料単量体又は染料プリカー
    サー単量体に対して透過性である)を化学放射線の像に
    従った分布に対して露光し、前記層中に前記化学放射線
    の像に従った分布に相当するその透過性に変化を生ぜし
    め、前記透過性における変化を、前記熱拡散性染料単量
    体又は染料プリカーサー単量体の誘発共重合又は架橋反
    応と組合せた前記有機光化学像形成組成物の放射線誘起
    重合又は架橋反応によって生ぜしめ、 (2) 像に従って変化した透過性を有する前記記録材料を
    像受容材料と接触せしめ、 (3) 前記接触した材料の少なくとも一つを全面的に加熱
    し、熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量体を
    非変化透過性を有する部域から拡散させ、前記像受容材
    料へ転写させ、 (4) 場合によって前記像受容材料上の転写された染料単
    量体を媒染し、 (5) 前記染料プリカーサー単量体の場合においては、前
    記記録材料、前記像受容材料、又は前記像受容材料に付
    与した流体媒体中に存在する試薬と前記転写された染料
    プリカーサー単量体の反応を生ぜしめて、前記転写され
    た染料プリカーサー単量体を染料に変換させ、場合によ
    って前記染料を媒染する工程を特徴とする熱転写染料像
    を形成する方法。
  2. 【請求項2】 前記全面加熱を80〜180℃の加熱温
    度で行うことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 均質に分散した熱拡散性染料単量体又は
    染料プリカーサー単量体を含有する有機光化学像形成組
    成物の少なくとも一つの層を上に有する支持体を有する
    記録材料であって、前記熱拡散性染料単量体又は染料プ
    リカーサー単量体が、化学放射線に対して露光したとき
    前記有機光化学像形成組成物と共重合できるか又は架橋
    でき、前記染料単量体又は染料プリカーサー単量体を非
    熱拡散性にすることを特徴とする記録材料。
  4. 【請求項4】 前記有機光化学像形成組成物が、光開始
    ラジカル重合、光開始カチオン開環重合、光開始縮重
    合、又は光開始架橋を基くものであることを特徴とする
    請求項3の記録材料。
  5. 【請求項5】 前記有機光化学像形成組成物が、エチレ
    ン系不飽和単量体、オリゴマー又は重合体成分、及び前
    記エチレン系不飽和単量体、オリゴマー又は重合体成分
    の重合及び前記熱拡散性単量体又は染料プリカーサー単
    量体の誘発共重合を開始させるための光開始剤を含有す
    る有機光反応性組成物であることを特徴とする請求項3
    又は4の記録材料。
  6. 【請求項6】 前記有機光化学像形成組成物が、少なく
    とも1種のエポキシ系材料、及び前記エポキシ系材料の
    重合及び前記熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー
    単量体の誘発共重合又は架橋を開始させるためのカチオ
    ン光開始剤を含有する有機光反応性組成物であることを
    特徴とする請求項3又は4の記録材料。
  7. 【請求項7】 前記有機光化学像形成組成物が、感光性
    基を担持する少なくとも1種の重合体を含有する有機光
    反応性組成物であり、その光化学反応が、重合体の架橋
    及び前記熱拡散性染料単量体又は染料プリカーサー単量
    体の誘発架橋を誘起することを特徴とする請求項3又は
    4の記録材料。
  8. 【請求項8】 前記染料プリカーサー単量体が内蔵エチ
    レン系不飽和基を有するカラー形成剤であり、前記試薬
    が酸化された写真現像主薬であり、前記カラー形成剤及
    び前記現像主薬が相互にカップリングして染料を形成す
    ることを特徴とする請求項3〜7の何れか1項の写真材
    料。
  9. 【請求項9】 前記記録材料が、有機光化学像形成組成
    物の層又はそれに隣接する層中に、滑り添加剤として弗
    素もしくはホスフェート基を含有する界面活性剤、ポリ
    エチレンワックス、アミドワックス、テフロン粉末、ポ
    リシロキサンポリエーテル共重合体、又はシリコーン油
    を含有することを特徴とする請求項3〜8の何れか1項
    の写真材料。
JP3311656A 1990-10-30 1991-10-29 熱転写染料像形成方法 Pending JPH0615968A (ja)

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