JPH06161641A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH06161641A
JPH06161641A JP4309889A JP30988992A JPH06161641A JP H06161641 A JPH06161641 A JP H06161641A JP 4309889 A JP4309889 A JP 4309889A JP 30988992 A JP30988992 A JP 30988992A JP H06161641 A JPH06161641 A JP H06161641A
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JP
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vibration
input
pen
coordinate
signal
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JP4309889A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tanaka
淳 田中
Kiyoshi Kaneko
潔 兼子
Yuichiro Yoshimura
雄一郎 吉村
Katsuyuki Kobayashi
克行 小林
Masaki Tokioka
正樹 時岡
Ryozo Yanagisawa
亮三 柳沢
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不要な入力を防止し、操作性のよい座標入力装
置を提供する。 【構成】振動伝達板に振動ペンによって振動を与える
と、伝達板上の4つのセンサから信号が検出信号入力回
路35に入力される。この信号は判定回路36とラッチ
回路34とに入力され、判定回路36は振動の入力があ
ったことを判定して検出信号をマイクロコンピュータ3
1に入力する。マイクロコンピュータ31は検出信号を
入力されるとラッチ回路にラッチされた各センサでセン
スされた振動遅延時間を基に座標を算出する。また、マ
イクロコンピュータ31は、スイッチ38の状態を読
み、オン状態であれば判定回路の検出信号を無視して、
座標入力はされなかった旨、算出した座標値とともにI
Oポート37に入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座標入力装置、特に振動
ペンから入力された弾性波振動を振動伝達板に複数設け
られたセンサにより検出し、前記振動ペンから振動伝達
板に入力された弾性波振動の伝達時間を基づき振動ペン
による振動入力点の座標を検出する座標入力装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】超音波による座標入力装置は、入力面で
あるタブレット上を伝播してくる波の遅延時間を検出し
て位置座標を算出する方式であり、タブレット上にマト
リクス上電線等の細工がなんら施されていないので、コ
スト的に安価な装置を提供することが可能である。しか
も、タブレットに透明な板ガラスを用いれば他の方式に
比べて透明度の高い座標入力装置を構成することができ
る。
【0003】このような超音波を利用する座標入力装置
において、振動伝達板の板厚よりもその板上を伝播する
弾性波の波長が大きくなると群速度と位相速度の異なる
板波が伝播することが良く知られている。この波を用い
た場合、位相伝播遅延時間の検出点を弾性波が一定レベ
ル以上になった点とし、また、群遅延時間の検出点を検
出信号波形の包絡線のピークとして、距離と波の到達遅
延時間の関係を模式的に示すと図7のようになる。群遅
延時間tgは連続ではあるものの揺らぎ幅の大きい関係
を示し、位相遅延時間tpは階段状の関係を示す。この
ような関係を示すのは、位相速度と群速度とが異なる板
波の性質に起因している。このとき、群遅延時間tgの
みによる距離算出では精度良く測定することは不可能で
あり、位相遅延時間tpのみで距離算出を行う場合は、
例え検出信号波形のレベルを電気的に一定にして音波の
減衰や筆圧の依存性の影響を取り除いたとしても、図7
に示すような位相遅延時間と距離の関係は階段状のまま
であり、同図においてtaという遅延時間が出力された
場合、距離がL1なのかL2なのか判定することができ
なくなるという欠点が生じる。
【0004】この問題を解決するために、板波の群遅延
時間と位相遅延時間の両方を検出して座標を算出する方
法が提案されている。この方法は、センサと振動入力源
との距離をdとした場合、 d=Vp・Tp+n・λp …(1) n=int [(Vg・Tg−Vp・Tp)/λp+1/N] …(2) Vp:板波の位相速度,Tp:位相遅延時間 Vg:板波の群速度, Tg:群遅延時間 λp:板波の波長 で各センサまでの距離を算出し、この情報より幾何学的
に座標を算出するものである。この方法は、検出信号波
形のレベルに依存することなく、板波を利用して座標を
算出することができ、更には、その透明性を利用して表
示装置と一体化することで、入出力一体型の装置を構成
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような座標入力
装置(入出力一体型装置)においては、入力のなされた
ことを、複数の検出手段(センサ)で各々伝播してきた
信号が、ある規定時間内に一定レベル以上で検出された
ことを以て判断していた。あるいは、ペン先にスイッチ
手段を設け、このスイッチのON/OFFでペンのアッ
プ/ダウン、つまり入力の判定を行っていた。
【0006】たとえば座標値を外部装置に転送し、筆記
軌跡を表示装置に表示するような場合、座標値を送出す
る際に、ペンアップ状態がペンダウン状態かを示すフラ
グを同時に送出し、実際の筆記状態に近い表示を行って
いる。
【0007】このような入出力一体型の装置を用いて各
種アプリケーションを操作する場合、例えば、表示され
ているグラフ等の説明箇所をペンで指し示して説明する
ようなときがある。このようなときに、ペンが入力面に
接触する度に余計な座標入力がなされ、データの破壊や
不必要な入力がなされるなどの不都合があった。
【0008】また、非常に小さいエリアに入力しなけれ
ばならないようなアプリケーションにおいては、視差な
どの影響で誤った位置に入力してしまう様な問題があっ
た。本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、不必
要な入力を防止し、操作性の良い座標入力装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の座標入力装置は以下のような構成からな
る。
【0010】座標位置を指示する指示手段と、該指示手
段により座標位置が指示されたか否かを判定する判定手
段と、モードを選択する選択手段と、前記選択手段によ
り選択されたモードに基づいて前記判定手段による判定
結果を変更する変更手段と、前記変更手段による変更結
果を出力する手段とを備える。
【0011】
【作用】上記構成により、指示手段で座標入力が行われ
ると、座標入力された旨判定するが、選択されているモ
ードに従ってその判定結果を変更し、出力する。
【0012】
【実施例】図1は本発明に於ける実施例の座標入力装置
の構造を示している。図中、1は装置全体を制御すると
共に、座標位置を算出する演算制御回路である。2は振
動子駆動回路であって、振動ペン3内のペン先を振動さ
せるものである。8はアクリルやガラス板等、透明部材
からなる振動伝播体である振動伝達板で、振動ペン3に
よる座標入力は、この振動伝達板8上をタッチすること
で行う。また実際には、図示に実線で示す符号Aの領域
(以下有効エリア)内を振動ペン3で指定する事を行
う。そして、この振動伝達板8の外周には、反射した振
動が中央部に戻るのを防止(減少)させるための防振材
7が設けられ、図1に示すように防振材7の内側近傍に
圧電素子等、機械的振動を電気信号に変換する振動セン
サ6a〜6dが固定されている。
【0013】9は各振動センサ6a〜6dで振動を検出
した信号を演算制御回路1に出力する信号波形検出回路
である。11は液晶表示器等のドット単位の表示が可能
なディスプレイであり、振動伝達板の背後に配置してい
る。そしてディスプレイ駆動回路10の駆動により振動
ペン3によりなぞられた位置にドットを表示し、それを
振動伝達板8(透明部材からなる)を透かしてみること
が可能になっている。振動ペン3に内蔵された振動子4
は、振動子駆動回路2によって駆動される。振動子4の
駆動信号は演算制御回路1から低レベルのパルス信号と
して供給され、振動子駆動回路2によって所定のゲイン
で増幅された後、振動子4に印加される。
【0014】電気的な駆動信号は振動子4によって機械
的な振動に変換され、ペン先5を介して振動伝達板8に
伝達される。
【0015】ここで、振動子4の振動周波数はガラスな
どの振動伝達板8に板波を発生する事が出来る値に選択
される。また、振動子駆動の際、振動伝達板8に対して
図2の垂直方向に振動するモードが選択される。また、
振動子4の振動周波数をペン先5を含んだ共振周波数と
する事で効率のよい振動変換が可能である。
【0016】上記のようにして振動伝達板8に伝えられ
る弾性波は板波であり、表面波などに比して振動伝達板
の表面の傷、障害物等の影響を受けにくいという利点を
有する。
【0017】<演算制御回路の説明>上述した構成にお
いて、演算制御回路1は所定周期毎(例えば5ms毎)
に振動子駆動回路2、振動ペン3内の振動子4を駆動さ
せる信号を出力すると共に、その内部タイマ(カウンタ
で構成されている)による計時を開始させる。そして、
振動ペン3より発生した振動は振動伝達板8上を伝播
し、振動センサ6a〜6d迄の距離に応じて遅延して到
達する。
【0018】信号波形検出回路9は各振動センサ6a〜
6dからの信号を検出して、後述する波形検出処理によ
り各振動センサへの振動到達タイミングを示す信号を生
成するが、演算制御回路1には各センサ毎のこの信号を
入力し、各々の振動センサ6a〜6dまでの振動到達時
間の検出、そして振動ペンの座標位置を算出する。
【0019】また演算制御回路1は、この算出された振
動ペン3の位置情報を基にディスプレイ駆動回路10を
駆動して、ディスプレイ11による表示を制御したり、
あるいはシリアル、パラレル通信によって外部機器に座
標出力を行なう(不図示)。図3は実施例の演算制御回
路1の概略構成を示すブロック図で、各構成要素及びそ
の動作概略を以下に説明する。
【0020】図中、31は演算制御回路1及び本座標入
力装置全体を制御するマイクロコンピユータであり、内
部カウンタ、操作手順を記憶したROM、そして計算等
に使用するRAM、定数等を記憶する不揮発性メモリ等
によって構成されている。
【0021】33は不図示の基準クロックを計時するタ
イマ(例えばカウンタなどにより構成されている)であ
って、振動子駆動回路2に振動ペン3内の振動子4の駆
動を開始させるためのスタート信号を入力すると、その
計時を開始する。これによって、計時開始とセンサによ
る振動検出の同期が取られ、センサ(6a〜6d)によ
り振動が検出されるまでの遅延時間が測定できることに
なる。
【0022】その他各構成要素となる回路は順を追って
説明する。
【0023】信号波形検出回路9より出力される各振動
センサ6a〜6dよりの振動到達タイミング信号は、検
出信号入力ポート35を介してラッチ回路34a〜34
dに入力される。ラッチ回路34a〜34dのそれぞれ
は、各振動センサ6a〜6dに対応しており、対応する
センサよりのタイミング信号を受信すると、その時のタ
イマ33の計時値をラッチする。こうして全ての検出信
号の受信がなされたことを判定回路36が判定すると、
マイクロコンピユータ31にその旨の信号を出力する。
マイクロコンピユータ31は、この出力とスイッチ38
の状態とを入力として新たな座標を算出する。
【0024】スイッチ38は、座標入力のモードを入力
モードと未入力モードとに切り替えるためのスイッチ
で、ペン状態フラグとしてその状態は保持される。マイ
クロコンピュータ31は判定回路36の出力とスイッチ
38による入力とに基づいて座標入力がなされたことを
判断する。この判断は、たとえば、判定回路36から入
力があり、しかもスイッチ38がONでないと、ペン状
態はペンダウンであると判断される。また、判定回路3
6から入力があってもスイッチ38がオフならば、ペン
状態はペンアップであると判定される。このようにペン
状態はスイッチ38を優先して決定されるが、座標値の
計算は判定回路36の入力に従う。
【0025】すなわち、マイクロコンピュータ31が判
定回路36からの信号を受信すると、ラッチ回路34a
〜34dから各々の振動センサまでの振動到達時間をラ
ッチ回路より読み取り、所定の計算を行なって振動伝達
板8上の振動ペン3の座標位置を算出する。そして、I
/Oポート37を介してディスプレイ駆動回路10に算
出した座標位置情報及びペンダウンを出力することによ
り、例えばディスプレイ11の対応する位置にドット等
を表示することができる。あるいはI/Oポート37を
介してインターフェース回路に、座標位置情報及びペン
状態情報を出力することによって、外部機器に座標値を
出力することができる。ペン状態情報は、前述したよう
に、判定回路36とスイッチ38からの入力に基づいて
得られる情報であり、座標情報は判定回路36の入力と
ラッチ回路34の入力を基に算出する値であって、各々
独立して得ることができる情報である。
【0026】通常の座標入力操作では、ペン3が入力面
に接触し入力が行われたときは、マイクロコンピュータ
31は、ペンダウン状態にあると判定して指示された座
標情報とペンダウンされたというペン状態情報とを出力
する。オペレータは、通常の座標入力を望まないときに
は、スイッチ38を押下して未入力モードに切り替え
る。未入力モードにおいて座標入力がなされると、判定
回路36の出力がペンダウンであるので座標計算は行わ
れるが、ペン状態情報はスイッチ38に従ってペンアッ
プの状態となり、ペンで指示している座標情報とともに
ペンアップを示すペン状態情報とをIOポート37に出
力する。
【0027】また、通常動作でのペンアップ状態では、
マイクロコンピュータ31はペン入力が為されていない
ので座標出力はせず、ペン状態情報としてペンアップを
出力する。あるいは、ペンアップとともに、ペンアップ
時特有の座標値を出力する。このように通常動作では、
ペンダウン状態であるにも関わらず、スイッチ38の状
態に応じてペン状態情報としてペンアップを出力するこ
とで不用意な入力を防止し、更には、マウス対応のアプ
リケーションのように、カーソル等をスイッチ押下によ
って表示させることで、プルダウンメニューや細かい箇
所の入力を、視差などによる誤入力なしに行うことが可
能になる。
【0028】<振動伝播時間検出の説明(図4,図5)
>以下、振動センサ3までの振動到達時間を計測する原
理に付いて説明する。
【0029】図4は信号波形検出回路9に入力される検
出波形と、それに基づく振動伝達時間の計測処理を説明
するための図である。尚以下、振動センサ6aの場合に
付いて説明するが、その他の振動センサ6b,6c,6
dについても全く同じである。
【0030】振動センサ6aへの振動伝達時間の計測
は、振動子駆動回路2へのスタート信号の出力と同時に
開始することは既に説明した。この時、振動子駆動回路
2から振動子4へは駆動信号41が印加されている。こ
の信号41によって、振動ペン3から振動伝達板8に伝
達された超音波振動は、振動センサ6aまでの距離に応
じた時間tgをかけて進行した後、振動センサ6aで検
出される。
【0031】図示の42で示す信号は振動センサ6aが
検出した信号波形を示している。この実施例で用いられ
ている振動は板波であるため振動伝達板8内での伝播距
離に対して検出波形のエンベロープ421と位相422
の関係は振動伝達中に、その伝達距離に応じて変化す
る。ここでエンベロープ421の進む速度、即ち、群速
度をVg、そして位相422の位相速度をVpとする。
この群速度Vg及び位相速度Vpから振動ペン3と振動
センサ6a間の距離を検出することができる。
【0032】まず、エンベロープ421にのみ着目する
と、その速度はVgであり、ある特定の波形上の点、例
えば変曲点や図示43で示す信号のようにピークを検出
すると、振動ペン3及び振動センサ6aの間の距離は、
その振動伝達時間をtgとして、 d=Vg・tg (3) で与えられる。この式は振動センサ6aの一つに関する
ものであるが、同じ式により他の3つの振動センサ6b
〜6dと振動ペン3の距離も同様にして表すことができ
る。
【0033】更に、より高精細な座標決定をするため
に、位相信号の検出に基づく処理を行なう。位相波形信
号422の特定の検出点、例えば振動印加から、ある所
定の信号レベル46後のゼロクロス点までの時間をtp
45(信号47に対し所定幅の窓信号44を生成し、位
相信号422と比較することで得る)とすれば、振動セ
ンサと振動ペンの距離は、 d=n・λp+Vp・tp (1) となる。ここでλpは弾性波の波長、nは整数である。
前記(3)式と(1)式から上記の整数nは、 n=int [(Vg・tg−Vp・tp)/λp+1/N] (2) と表される。
【0034】ここで、Nは“0”以外の実数であり、適
当な値を用いる。例えば、N=2とすれば±1/2波長
以内のtg等の変動であれば、nを決定することができ
る。上記のようにしてもとめたnを(1)式に代入する
ことで、振動ペン3及び振動センサ6a間の距離を精度
良く測定することができる。上述した2つの振動伝達時
間tgおよびtpの測定のため信号43及び45の生成
は、信号波形検出回路9により行なわれるが、この信号
波形検出回路9は図5に示すように構成される。
【0035】図5は実施例の信号波形検出回路9の構成
を示すブロック図である。図5において、振動センサ6
aの出力信号は、前置増幅回路51により所定のレベル
まで増幅される。増幅された信号は、帯域通過フィルタ
511により検出信号の余分な周波数成分が除かれ、例
えば、絶対値回路及び、低域通過フィルタ等により構成
されるエンベロープ検出回路52に入力され、検出信号
のエンベロープのみが取り出される。エンベロープピー
クのタイミングは、エンベロープピーク検出回路53に
よって検出される。ピーク検出回路はモノマルチバイブ
レータ等から構成されたtg信号検出回路54によって
所定波形のエンベロープ遅延時間検出信号である信号t
g(図4信号43)が形成され、演算制御回路1に入力
される。一方、55は信号検出回路であり、エンベロー
プ検出回路52で検出されたエンベロープ信号421中
の所定レベルの閾値信号46を越える部分のパルス信号
47を形成する。56は単安定マルチバイブレータであ
り、パルス信号47の最初の立ち上がりでトリガされた
所定時間幅のゲート信号44を開く。57はtpコンパ
レータであり、ゲート信号44の開いている間の位相信
号422の最初の立ち上がりのゼロクロス点を検出し、
位相遅延時間信号tp45が演算制御回路1に供給され
ることになる。尚以上説明した回路は振動センサ6aに
対するものであり、他の振動センサにも同じ回路が設け
られている。
【0036】<遅延時間補正の説明>前記ラッチ回路に
よってラッチされた振動伝達時間は、回路遅延時間et
及び位相オフセット時間toffを含んでいる。これら
により生じる誤差は、振動ペン3から振動伝達板8、振
動センサ6a〜6dへと行なわれる振動伝達の際に必ず
同じ量が含まれる。
【0037】そこで、例えば図6の原点Oの位置から、
例えば振動センサ6aまでの距離をR1(=X/2;X
はセンサ6aと6bとの距離)とし、原点Oにて振動ペ
ン3で入力を行ない実測された原点Oからセンサ6aま
での実測の振動伝達時間をtgz’,tpz’、また原
点Oからセンサまでの真の伝達時間をtgz,tpzと
すれば、これらは固有遅延時間etおよび位相オフセッ
トtoffに関して、 tgz’=tgz+et (4) tpz’=tpz+et+toff (5) の関係がある。
【0038】一方、任意の入力点P点での実測値t
g’,tp’は同様に、 tg’=tg+et (6) tp’=tp+et+toff (7) となる。この(4)(6),(5)(7)両者の差を求
めると、 tg’−tgz’=(tg+et)−(tgz+et) =tg−tgz (8) tp’−tpz’ =(tp’+et+toff)−(tpz+et+toff) =tp−tpz (9) となり、各伝達時間に含まれる回路遅延時間etおよび
位相オフセットtoffが除去され、原点Oの位置から
入力点Pの間のセンサ6a位置を起点とする距離に応じ
た真の伝達遅延時間の差を求めることができ、前記
(1)(2)式を用いればその距離差を求めることがで
きる。振動センサ6aから原点Oまでの距離はあらかじ
め不揮発性メモリ等に記憶してあり既知であるので、振
動ペン3と振動センサ6a間の距離を決定できる。他の
センサ6b〜6dについても同様に求めることができ
る。
【0039】上記、原点Oにおける実測値tgz’及び
tpz’はあらかじめ不揮発性メモリに記憶され、
(1),(2)式の計算の前に(8),(9)式が実行
され精度の高い測定ができる。
【0040】<座標位置算出の説明(図6)>次に実際
に振動ペン3による振動伝達板8上の座標位置検出の原
理を説明する。
【0041】今、振動伝達板8上の4辺の中点近傍に4
つの振動センサ6a〜6dを符号S1〜S4の位置に設
けると、先に説明した原理に基づいて、振動ペン3の位
置Pから各々の振動センサ6a〜6dの位置までの直線
距離da〜ddを求めることができる。更に演算制御回
路1でこの直線距離da〜ddに基づき、振動ペン3の
位置Pの座標(x,y)の3平方の定理から次式のよう
にして求めることができる。
【0042】 x=(da+db)・(da−db)/2X (10) y=(dc+dd)・(dc−dd)/2Y (11) または、 x=(dc+dd)・(dc−dd)/2X (10)′ y=(db+dd)・(db−dd)/2Y (11)′ ここで、X,Yはそれぞれ振動センサ6a,6b間(ま
たは6c,6d間)の距離、振動センサ6a,6c間
(または6b,6d間)の距離である。
【0043】以上のようにして振動ペン3の位置座標を
リアルタイムで検出することができ、しかも、スイッチ
38に基づいてペン状態情報を座標位置情報とともに出
力することにより、オペレータが意図しない不用意な座
標入力を防止することができる。
【0044】なお、本実施例においては、スイッチ38
として押下時にのみオンするスイッチ手段を用いている
が、これを押下毎にオン/オフが切り替わるスイッチ手
段を用いても良い。これによって長時間未入力のモード
を続けることが容易になる。これらスイッチ手段は本体
上に設置しても良いし、ペンに取り付けても良い。
【0045】また、機械的あるいは電気的なハードウエ
アスイッチを用いずに、表示画面上にメニュー等の領域
を設け、これを指示させることによってモードを切り替
えても良い。通常の座標入力有効領域では、ペン状態情
報の値によってその領域が選択されたことを判定して定
められた操作を行うが、このメニュー領域においては、
ペン状態情報の如何に関わらず、そのメニュー領域内の
座標が得られた場合にメニューにしたがったモード変更
を行うよう構成する。このように構成することによっ
て、ペンアップダウン情報の変更もソフト的に可能とな
る。
【0046】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても1つの機器から成る装置に適用し
ても良い。また、本発明は、システム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明にかかる座
標入力装置は、不必要な入力を防止し、操作性が良くな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】座標入力装置の概略説明図である。
【図2】振動ペンの概略説明図である。
【図3】演算制御回路の構成を示すブロック図である。
【図4】信号処理のタイミングチャートである。
【図5】信号波形検出回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】座標位置算出のための説明図である。
【図7】板波の位相遅延時間・群遅延時間と伝達距離と
の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1…演算制御回路、 2…振動子駆動回路、 3…振動ペン、 6…センサ、 7…防振材、 8…振動伝達板、 9…信号波形検出回路、 38…ペンアップダウンスイッチである。
フロントページの続き (72)発明者 小林 克行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 時岡 正樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 柳沢 亮三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座標位置を指示する指示手段と、 該指示手段により座標位置が指示されたか否かを判定す
    る判定手段と、 モードを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたモードに基づいて前記判
    定手段による判定結果を変更する変更手段と、 前記変更手段による変更結果を出力する手段と、を備え
    ることを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記変更手段は、前記選択手段により所
    定のモードが選択されている場合には、前記判定手段に
    よる判定結果を座標位置が指示されていないものと変更
    し、他のモードである場合には前記判定結果を変更しな
    いことを特徴とする請求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】 前記指示手段は振動を発する振動源手段
    と振動伝達板とを有し、前記振動源手段により前記振動
    伝達板上を指示して座標入力し、前記振動源の位置を検
    出して座標を算出することを特徴とする請求項1記載の
    座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段はスイッチであり、前記モ
    ードをスイッチの状態に対応して選択することを特徴と
    する請求項1記載の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記選択手段は、前記指示手段による座
    標位置の指示に基づいてモードを選択することを特徴と
    する請求項1記載の座標入力装置。
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