JPH06162475A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH06162475A
JPH06162475A JP17144993A JP17144993A JPH06162475A JP H06162475 A JPH06162475 A JP H06162475A JP 17144993 A JP17144993 A JP 17144993A JP 17144993 A JP17144993 A JP 17144993A JP H06162475 A JPH06162475 A JP H06162475A
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JP
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magnetic
magnetic layer
recording medium
powder
acid
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JP17144993A
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English (en)
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Shoichi Sugitani
彰一 杉谷
Katsuya Kishinami
勝也 岸波
Kiyoto Fukushima
清人 福島
Sadafumi Iijima
定史 飯島
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Konica Minolta Inc
TDK Corp
Original Assignee
Konica Minolta Inc
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、良好な電磁変換特性及び走行耐
久性を同時に得ることのできる磁性層の表面状態におけ
る基準を明確化し、電磁変換特性及び走行耐久性に優れ
る磁気録媒体を提供することを目的としている。 【構成】 前記目的を達成するためのこの発明は、非磁
性支持体上に磁性粉末を含有する磁性層を少なくとも1
層有してなり、前記磁性層の表面が、高さ0.05μm
以上の突起を測定長1mm当り1個以上20個以下有す
ることを特徴とする磁気記録媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録媒体に関
し、更に詳しくは、RF出力、クロマS/N等の電磁変
換特性、ドロップアウト特性および走行耐久性に優れる
磁気録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来か
ら、磁気記録媒体における走行耐久性、電磁変換特性等
の性能の向上について様々な方向から検討されている。
走行耐久性は、磁性層表面の摩擦係数に深く関係してい
ることは知られている。また、前記摩擦係数は磁性層の
表面形状に深く関係していることが知られている。
【0003】従来、走行耐久性を向上させるには、磁性
層を塗布するときのカレンダー条件を弱くすることによ
り、形成する磁性層の表面を粗くして摩擦係数を大きく
する方法や、磁性層を形成する非磁性支持体にその表面
が粗い状態のものを使用することにより、形成する磁性
層の表面を粗くして摩擦係数を大きくする方法などが採
用されていた。
【0004】一方、電磁変換特性は、磁性粉末の種類、
磁性層の表面状態等に影響されることが知られている。
従来、電磁変換特性を向上させるには、良好な特性を有
する磁性粉末を使用する方法、磁性層を形成する際の塗
布条件を変化させることにより、磁性層表面を平滑化す
る方法などが採用されていた。
【0005】ところで、一般に磁気記録媒体における磁
性層は、その表面が平滑なほど、電磁変換特性は良好に
なるものの走行耐久性が劣化する傾向がある。一方、表
面が粗いと、走行耐久性は良好になるものの電磁変換特
性が劣化する傾向がある。従って、良好な電磁変換特性
および走行耐久性を同時に有する磁気記録媒体を得るに
は、磁性層の表面を適当な粗さにすることにより両特性
のバランスをとる必要がある。
【0006】しかしながら、磁性層の表面における適当
な粗さとは、一体どのような状態であるのか、何を基準
にすればいいのかは今もって不明確である。このため、
良好な走行耐久性および電磁変換特性を同時に得ること
は難しかった。
【0007】例えば、磁性層が含有する磁性粉末に良好
な特性を有する特定の磁性粉末を選択し、走行耐久性を
向上させうる条件で磁性層を形成することにより、前記
両特性を同時に良好にする方法が考えられる。しかし、
この場合、良好な電磁変換特性を得るために特定の磁性
粉末を選択して使用したにも関わらず、磁性層の塗料の
状態が悪くなり、形成した磁性層表面に粗大な突起が発
生して摩擦係数が高くなってしまうことがあり、電磁変
換特性と走行耐久性とが共に極端に劣化してしまうとい
う問題がしばしば発生している。
【0008】そこで、この発明者らが鋭意検討した結
果、磁性層の表面に存在する特定の高さを有する突起の
個数を、特定の単位測定長当たり特定の個数にすれば、
磁性層の摩擦係数を低くして走行耐久性を改良すること
ができることを見出して、この発明に到達した。
【0009】この発明は、上記問題点を解決し、良好な
電磁変換特性および走行耐久性を同時に得ることのでき
る磁性層の表面状態における基準を明確化し、電磁変換
特性および走行耐久性に優れる磁気記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【前記課題を解決するための手段】前記課題を解決する
ための請求項1に記載の発明は、非磁性支持体上に磁性
粉末を含有する磁性層を少なくとも1層有してなり、前
記磁性層の表面が、高さ0.05μm以上の突起を測定
長1mm当り1個以上20個以下有することを特徴とす
る磁気記録媒体であり、前記請求項2に記載の発明は、
磁性粉末が、FeOx (1.34≦x≦1.41)であ
るコバルト含有酸化鉄を含有する前記請求項1に記載の
磁気記録媒体であることを特徴とする磁気記録媒体であ
る。
【0011】前記突起の数を測定するときはタリステッ
プ粗さ計(ランフ・テイラ・ホブソン社製)を用い、そ
の粗さ曲線より突起の高さと数とを算出した。測定条件
としては、スタイラスを2.5 0.1μm、針圧を2
mg、カットオフフィルターを0.33Hz、測定スピ
ードを2.5μm/sec、基準長を0.5mmとし
た。なお、粗さ曲線においては0.002μm以下の凹
凸はカットした。
【0012】以下、この発明の磁気記録媒体につき説明
する。
【0013】この発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体
(1)上に磁性粉末を含有する磁性層(2)を少なくと
も1層、また必要に応じてその他の層(3)を有してな
る。
【0014】(1)非磁性支持体 前記非磁性支持体を形成する材料としては、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナ
フタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロー
スダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリアミド、
ポリカーボネート等のプラスチックなどを挙げることが
できる。
【0015】前記非磁性支持体の形態としては、特に制
限はなく、主にテープ状、フィルム状、シート状、カー
ド状、ディスク状、ドラム状などがある。
【0016】前記非磁性支持体の厚みには特に制約はな
いが、例えば、フィルム状やシート状の場合は通常3〜
100μmであり、好ましくは4〜50μmであり、デ
ィスクやカード状の場合は30μm〜10mm程度であ
り、ドラム状の場合はレコーダー等に応じて適宜に選択
される。
【0017】なお、前記非磁性支持体は単層構造のもの
であっても多層構造のものであってもよい。また、前記
非磁性支持体は、例えばコロナ放電処理等の表面処理を
施されたものであってもよい。
【0018】また、前記非磁性支持体上の前記磁性層が
設けられていない面(裏面)には、磁気記録媒体の走行
性の向上、帯電防止および転写防止などを目的として、
バックコート層を設けるのが好ましく、また磁性層と非
磁性支持体との間には、下引き層を設けることもでき
る。
【0019】(2)磁性層 前記磁性層は、非磁性支持体上に少なくとも1層形成さ
れる。なお、必要に応じて磁性層は、複数の層で形成す
ることもできる。
【0020】前記磁性層は、磁性粉末(A)を含有す
る。更に、バインダー(B)および各種添加成分(C)
を含有することができる。
【0021】A.磁性粉末 この発明の磁気記録媒体における磁性層が含有する磁性
粉末としては、それ自体公知の強磁性粉末を挙げること
ができる。その代表例としては、下記の強磁性金属粉
末、コバルト含有磁性FeOx (1.34≦x≦1.4
1)、γ−Fe2O3 、Co含有γ−Fe23 、Co被
着γ−Fe23 、Fe34 、Co含有Fe34
Co被着Fe34 、Co含有磁性FeOx (3/2>
X>4/3)、CrO2 等の酸化物磁性体、バリウムフ
ェライト等の六方晶フェライトおよび窒化鉄などがあ
る。これらの中でも、粒子表面を金属変性したコバルト
含有磁性FeOx (1.34≦X≦1.41)が、この
発明においては特に好ましい。
【0022】前記Xが上記範囲にあると、遮光性と電磁
変換特性の良好な磁気記録媒体が得られる。前記Xが
1.41を上回ると、磁性粉末自体の遮光性が低下し、
VTRデッキの規定透過率になるようカーボンブラック
を多量に含有しなければならず、かえって磁性層用塗料
における分散性の低下を招き、相対的に磁性粉の量が減
少するので、電磁変換特性の劣化を招くことがある。磁
性粉末自体は、凝集しにくいので、平滑表面を作りやす
く、磁性層摩擦が高くなり易いので、好ましくない。一
方、前記Xが1.34未満であると、磁性粉中のFe2+
が過剰になり、やはり分散性の低下を招くばかりか、酸
化度が低いので、磁性粉の貯蔵の際に、発熱するおそれ
があり、しかも磁性粉が凝集を作り易く、粗大な突起が
多く、磁性層摩擦が高くなり易いのでいずれも好ましく
ない。
【0023】前記コバルト含有磁性FeOx (1.34
≦x≦1.41)は、その抗磁力(Hc)が通常500
〜900 Oё、好ましくは600〜800 Oёであ
ることが好ましい。前記Hcが前記範囲にあると、低周
波域の特性(特にカラー出力など)が向上する。
【0024】また、前記コバルト含有磁性FeOx
(1.34≦x≦1.41)は、そのBET値が通常2
5〜45m2 /gであることが好ましい。前記BET値
がこの範囲にあると、高密度記録が可能であってS/N
比等に優れた媒体を容易に実現することができる。
【0025】更に、前記コバルト含有磁性FeOx
(1.34≦x≦1.41)は、その軸比が、通常8〜
15であり、特に10〜15であることが好ましい。前
記軸比が前記範囲にあると、特に配向性および充填性に
優れた出力の高い磁気記録媒体を得ることができる。
【0026】他に、この発明に好ましいのは、強磁性金
属粉末である。即ち、磁性粉末の中でも以下に挙げる強
磁性金属粉末を用いると、磁気記録媒体は高い記録密度
を達成することができ、その結果、優れた電磁変換特性
が得られる。
【0027】前記強磁性金属粉末の具体例としては、F
e、Ni、Coを初め、Fe−Al系、Fe−Al−C
a系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−Zn系、Fe
−Al−Co系、Fe−Ni系、Fe−Ni−Al系、
Fe−Ni−Co系、Fe−Ni−Si−Al−Mn
系、Fe−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Al−S
i系、Fe−Al−Co系、Fe−Ni−Zn系、Fe
−Ni−Mn系、Fe−Ni−Si系、Fe−Mn−Z
n系、Fe−Co−Ni−P系、Co−Ni系等、F
e、Ni、Co等を主成分とするメタル磁性粉末などが
挙げることができる。これらの中では、Fe系金属粉末
が電気特性に優れており、また耐蝕性および分散性の点
で特に好ましいのは、Fe−Al系、Fe−Al−Ca
系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−Zn系、Fe−
Al−Co系、Fe−Ni系、Fe−Ni−Al系、F
e−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Ni−Zn系、
Fe−Ni−Si−Al−Mn系およびFe−Ni−C
o系等のFe系金属粉末である。
【0028】更に、この発明にとって好ましい強磁性金
属粉末は、少なくともFe原子とAl原子とを含有し、
Fe原子とAl原子との含有量比が原子数比でFe:A
l=100:1〜100:20であり、かつ強磁性金属
粉末のESCAによる分析深度で100Å以下の表面域
に存在するFe原子とAl原子との含有量比が原子数比
でFe:Al=30:70〜70:30である構造を有
するものである。
【0029】あるいは、Fe原子とNi原子とAl原子
とSi原子とを含有すると共に、Zn原子とMn原子と
の少なくとも一方を含有し、Fe原子の含有量が90原
子%以上、Ni原子の含有量が1原子%以上で10原子
%未満、Al原子の含有量が0.1原子%以上で5原子
%未満、Si原子の含有量が0.1原子%以上で5原子
%未満、Zn原子の含有量および/またはMn原子の含
有量(ただし、Zn原子とMn原子との両方を含有する
場合はこの合計量)が0.1原子%以上で5原子%未満
であり、そして強磁性金属粉末ESCAによる分析深度
で100Å以下の表面域に存在するFe原子とNi原子
とAl原子とSi原子とZn原子および/またはMn原
子の含有量比が原子数比でFe:Ni:Al:Si:
(Znおよび/またはMn)=100:(4以下):
(10〜60):(10〜70):(20〜80)であ
る構造を有する強磁性金属粉末である。
【0030】また、この発明において磁気記録媒体の記
録の高密度化のためには、BET法による比表面積が4
5m2 /g以上の強磁性金属粉末を用いることが好まし
い。ここにいう比表面積とは、BET法により測定した
値から単位グラム当たりの表面積を平方メートルで表わ
したものである。
【0031】前記BET法による比表面積の測定方法に
ついては、「粉体の測定」(J.M.Dallaval
l,ClydeorrJr共著、牟田その他訳;産業図
書社刊)に詳しく述べられており、また「化学便覧」応
用編、p1170〜1171(日本化学会編;丸善
(株))昭和41年4月30日発行)にも記載されてい
る。その一例を挙げると、まず、粉末試料を105℃前
後で13分間加熱処理しながら脱気して吸着物質を除去
し、その後、試料を測定装置に導入して窒素の初期圧力
を0.5kg/m2 に設定し、この窒素により液体窒素
温度(−105℃)で10分間かけて吸着測定を行な
う。測定装置はカウンターソープ[湯浅アイオニクス
(株)製)を使用する。
【0032】また、この発明に用いる磁性粉末の保磁力
(Hc)は、600 Oё以上であることが好ましい。
この条件を備えると、磁気記録媒体の短波長領域におけ
るRF出力が向上するからである。
【0033】これらの磁性粉末の含有量としては、磁性
層の固形分に対し、通常60〜90重量部であり、好ま
しくは70〜80重量部である。
【0034】B.バインダー この発明において磁性層に用いるバインダーとしては、
官能基を導入して変性した樹脂、特に変性塩化ビニル樹
脂、変性ポリウレタン系樹脂(ウレタンエラストマーも
この範疇に含める)、変性ポリエステル樹脂を好ましく
挙げることができる。
【0035】前記官能基としては、例えば、−SO3
M、−OSO3 M、−COOMおよび下記の(化1)で
示される官能基などが好ましい。
【0036】
【化1】
【0037】(ただし、式中Mは水素原子またはリチウ
ム、ナトリウム等のアルカリ金属であり、M1 およびM
2 はそれぞれ水素原子、リチウム、カリウム、ナトリウ
ム、アルキル基のいずれかであり、M1 とM2 とは同一
であっても相違していてもよい。) 変性樹脂がこのような官能基を含有していると、変性樹
脂と磁性粉末とのなじみが向上し、磁性粉末の分散性は
更に改良されるばかりか、その凝集も防止されるので塗
工液の安定性が一層向上し、ひいては高域から低域まで
の周波数特性がバランスよく向上し、電磁変換特性に加
えて磁気記録媒体の耐久性も向上する。
【0038】前記変性樹脂は一種単独で使用することが
できるし、またニ種以上を併用することもできる。後者
の場合、変性ポリウレタン樹脂と変性塩化ビニル樹脂と
の併用が好ましい。
【0039】前記変性樹脂は、塩化ビニル系樹脂、ポリ
ウレタン樹脂またはポリエステル樹脂と分子中に陰性官
能基および塩素を有する化合物、例えば、Cl−CH2 CH2S
O3M、Cl−CH2CH2OSO2M 、Cl−CH2COOM 、下記の(化
2)で示される化合物などとを脱塩酸反応により縮合さ
せて製造することができる。
【0040】
【化2】
【0041】なお、この発明では、従来から磁気記録媒
体の分野で知られている熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、
反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂、若しくはこれらの
混合物を用いることができるし、またはこれらを前記変
性樹脂と併用することもできる。後者の場合、この発明
の目的に好ましいのは、前記変性樹脂と塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体との併用である。
【0042】前記熱可塑性樹脂としては、例えば塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデ
ン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、
アクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合体、アク
リル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル
酸エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エ
ステル−エチレン共重合体、ポリ弗化ビニル、塩化ビニ
リデン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブ
チラール、セルロース誘導体(セルロースアセテートブ
チレート)、セルロースダイアセテート、セルロースト
リアセテート、セルロースプロピオネート、ニトロセル
ロース等)、スチレンブタジエン共重合体、ポリエステ
ル樹脂、クロロビニルエーテルアクリル酸エステル共重
合体、アミノ樹脂および合成ゴム系の熱可塑性樹脂など
を挙げることができる。これらは一種単独で使用しても
よいし、二種以上を組合せて使用してもよい。
【0043】前記熱硬化性樹脂または反応型樹脂として
は、例えばフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹
脂、シリコーン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量ポ
リエステル樹脂とイソシアネートプレポリマーとの混合
物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネートプレポ
リマーとの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂、および
ポリアミン樹脂などが挙げられる。これらは一種単独で
使用してもよいし、二種以上を組合せて使用してもよ
い。
【0044】前記電子線照射硬化型樹脂としては、例え
ば無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイプ、エ
ポキシアクリルタイプ、ポリエステルアクリルタイプ、
ポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレタンアクリルタ
イプ、ポリアミドアクリルタイプ等の不飽和プレポリマ
ー;エーテルアクリルタイプ、ウレタンアクリルタイ
プ、エポキシアクリルタイプ、燐酸エステルアクリルタ
イプ、アリールタイプおよびハイドロカーボンタイプ等
の多官能モノマーなどが挙げられる。これらは一種単独
で使用してもよいし、二種以上を組合せて使用してもよ
い。
【0045】磁性層における前記バインダーの配合量
は、前記磁性粉末100重量部に対し、通常1〜200
重量部であり、好ましくは1〜50重量部である。前記
バインダーの配合量が前記範囲よりも多いと、結果的に
磁性粉末の配合量が少なくなり、磁気記録媒体の記録密
度が低下することがあり、一方、前記配合量が前記範囲
よりも少ないと、磁性層の強度が低下し、磁気記録媒体
の走行耐久性が低くなることがある。
【0046】C.各種添加成分 この発明においては、その目的を害しない限り必要に応
じて、磁性層は、例えば硬化剤、潤滑剤、分散剤、非磁
性研磨剤粒子、導電性粉末、界面活性剤、帯電防止剤な
どの各種添加成分を含有することができる。
【0047】前記硬化剤としては、芳香族または脂肪族
ポリイソシアネートを前記バインダーと併用することが
できる。
【0048】前記芳香族ポリイソシアネートとしては、
例えば、トリレンジイソシアネート(TDI)およびこ
れと活性水素化合物との付加体などがあり、平均分子量
100〜3,000の範囲のものが好ましい。
【0049】前記脂肪族ポリイソシアネートとしては、
例えばヘキサメチレンジイソシアネート(HMDI)お
よびこれと活性水素化合物との付加体などがあり、平均
分子量100〜3000の範囲のものが好ましく、更に
非脂環式のポリイソシアネートおよびこれと活性水素化
合物との付加体が好ましい。
【0050】前記芳香族または脂肪族ポリイソシアネー
トの添加量は、前記結合剤に対して重量比で通常1/2
0〜7/10、好ましくは1/10〜1/2である。
【0051】前記潤滑剤としては、脂肪酸あるいは脂肪
酸エステルを挙げることができる。前記脂肪酸の添加量
は磁性粉末に対し0.2〜10重量%が好ましく、0.
5〜5重量%がより好ましい。前記添加量が0.2重量
%未満であると、走行性が低下し易く、一方、10重量
%を超えると、脂肪酸が磁性層の表面にしみ出したり、
出力低下が生じ易くなることがある。
【0052】また、脂肪酸エステルの添加量も磁性粉末
に対して0.2〜10重量%が好ましく、0.5〜5重
量%がより好ましい。前記添加量が0.2重量%未満で
あると、スチル耐久性が劣化し易く、一方、10重量%
を超えると、脂肪酸エステルが磁性層の表面にしみ出し
たり、出力低下が生じ易くなることがある。
【0053】前記脂肪酸と前記脂肪酸エステルとを併用
して潤滑効果をより高めたい場合には、脂肪酸と脂肪酸
エステルとの比は重量比で10:90〜90:10が好
ましい。
【0054】前記脂肪酸としては一塩基酸であっても二
塩基酸であってもよく、炭素数は6〜30が好ましく、
12〜22の範囲がより好ましい。前記脂肪酸の具体例
としては、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
イソステアリン酸、リノレン酸、オレイン酸、エライジ
ン酸、ベヘン酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、オクタン
ジカルボン酸などを挙げることができる。
【0055】前記潤滑剤としては、例えばシリコーンオ
イル、グラファイト、二硫化モリブデン、炭素原子数が
12〜20程度の一塩基性脂肪酸(例えば、ステアリン
酸)と炭素原子数が3〜26程度の一価のアルコールと
からなる脂肪酸エステルなどを挙げることができる。
【0056】前記脂肪酸エステルの具体例としては、オ
レイルオレート、イソセチルステアレート、ジオレイル
マレート、ブチルステアレート、ブチルパルミテート、
ブチルミリステート、オクチルミリステート、オクチル
パルミテート、ペンチルステアレート、ペンチルパルミ
テート、イソブチルオレエート、ステアリルステアレー
ト、ラウリルオレエート、オクチルオレエート、イソブ
チルオレエート、エチルオレエート、イソトリデシルオ
レエート、2−エチルヘキシルステアレート、2−エチ
ルヘキシルパルミテート、イソプロピルパルミテート、
イソプロピルミリステート、ブチルラウレート、セチル
−2−エチルヘキサレート、ジオレイルアジペート、ジ
エチルアジペート、ジイソブチルアジペート、ジイソデ
シルアジペート、オレイルステアレート、2−エチルヘ
キシルミリステート、イソペンチルパルミテート、イソ
ペンチルステアレート、ジエチレングリコール−モノ−
ブチルエーテルパルミテート、ジエチレングリコール−
モノ−ブチルエーテルパルミテートなどを挙げることが
できる。
【0057】これらの脂肪酸または脂肪酸エステルはそ
れぞれ一種の使用に限らず二種以上を組合せて用いるこ
とができる。
【0058】前記分散剤としては、カプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸などの炭素数12〜18の脂肪
酸;これらのアルカリ金属の塩またはアルカリ土類金属
の塩あるいはこれらのアミド;ポリアルキレンオキサイ
ドアルキルリン酸エステル;レシチン;トリアルキルポ
リオレフィンオキシ第四アンモニウム塩;カルボキシル
基およびスルホン酸基を有するアゾ系化合物などを挙げ
ることができる。これらの分散剤は、通常、強磁性粉に
対して0.5〜5重量%の範囲で用いられる。
【0059】前記非磁性研磨材粒子としては、例えばア
ルミナ{α−Al23 (コランダム)等}、人造コラ
ンダム、溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、ダイ
ヤモンド、人造ダイヤモンド、ザクロ石、エメリー(主
成分:コランダムと磁鉄鉱)などを挙げることができ
る。
【0060】前記非磁性研磨材粒子の含有量は、強磁性
粉末に対して20重量部以下とするのが好ましく、また
その平均粒径は0.5μm以下が好ましく、0.4μm
以下が更に好ましい。
【0061】この発明においては、例えば前記潤滑剤お
よび非磁性研磨材粒子を特にその他の層に含有させれ
ば、ヘッドとの接触特性(すべり走行性、耐摩耗性等)
を著しく改善することができる。
【0062】前記導電性粉末としては、例えばカーボン
ブラック、グラファイト、銀粉、ニッケル粉等が挙げら
れ、前記界面活性剤としては天然系、ノニオン系、アニ
オン系、カチオン系、両性の界面活性剤を挙げることが
できる。
【0063】前記導電性粉末の含有量は、磁性粉末に対
して10重量部以下とするのが好ましく、またその平均
粒径は40mμ以下が好ましく、25mμ以下が更に好
ましい。
【0064】また、導電性粉末や界面活性剤を、特に磁
性層に適宜含有させることにより表面電気抵抗を有効に
下げることができ、帯電電荷の放電によるノイズの発生
や塵埃の付着によるドロップアウトの発生を防止するこ
とができる。
【0065】前記帯電防止剤としては、カーボンブラッ
ク、グラファイト等の導電性粉末;第四級アミン等のカ
チオン界面活性剤;スルホン酸、硫酸、リン酸、リン酸
エステル、カルボン酸等の酸基を含むアニオン界面活性
剤;アミノスルホン酸等の両性界面活性剤;サポニン等
の天然界面活性剤などを挙げることができる。
【0066】前記帯電防止剤は、通常バインダーに対し
て0.01〜40重量%の範囲で添加される。
【0067】なお、上述した磁性層の厚みは、0.1〜
4.0μmが好ましく、更には0.1〜2.5μmが好
ましい。前記磁性層は、1層形成しても、あるいは2層
以上形成してもよい。
【0068】(3)その他の層 この発明においては、その目的を害しない限り必要に応
じて、その他の層を磁性層と非磁性支持体との間に設け
ることができる。その他の層は、磁性粉末を含有する磁
性層であっても、非磁性粉末を含有する非磁性層であっ
てもよい。その他の層も、基本的に前記磁性層のところ
で述べたのと同じ種類および配合量のバインダー、各種
添加成分、それ自体公知の非磁性粉末等を含有すること
ができる。
【0069】その他の層中に含まれるバインダーとして
は、特に、磁性層中に含まれるバインダーと同じ種類で
あるのが好ましい。そして、そのバインダーとしては、
スルホン酸基を有するポリウレタン樹脂が好ましい。
【0070】更に、このその他の層には、脂肪酸が磁性
層に含まれない場合には脂肪酸が含有されていることが
必要である。脂肪酸の種類については、前記磁性層のと
ころで述べたのと同様である。
【0071】なお、その他の層にも、発明の目的を阻害
しない限りにおいて、適宜、磁性層のところで述べたの
と同様の種類、配合量の潤滑剤、非磁性研磨剤粒子、導
電性粉末、界面活性剤など各種添加成分を含有させるこ
とができる。
【0072】その他の層の厚みとしては、通常0.1〜
2.0μmであり、好ましくは0.1〜1.5μmであ
る。その他の層は、1層形成しても、あるいは2層以上
形成してもよい。
【0073】−−磁気記録媒体の製造−− この発明の磁気記録媒体は、その製造方法に特に制限は
なく、公知の磁気記録媒体の製造方法に準じて製造する
ことができる。例えば、一般的には磁性粉末、バインダ
ー等の磁性層形成成分を溶媒に混練し分散して磁性層用
塗料を調製した後、この磁性層用塗料を非磁性支持体の
表面に塗布する。
【0074】前記溶媒としては、例えばアセトン、メチ
ルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトン
(MIBK)、シクロヘキサノン等のケトン系:メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール系、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピル、乳
酸エチル、エチレングリコールモノアセテート等のエス
テル系:ジエチレングリコールジメチルエーテル、2−
エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル系:ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素:メチレンクロライド、エチレンクロライ
ド四塩化炭素クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、
ジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素などを用いる
ことができる。
【0075】磁性層用塗料の調製に際しては、前記磁性
粉末、バインダーおよび各種添加成分を同時にまたは個
々に混練機に投入する。例えば、分散剤を含む溶液中に
前記磁性粉末を加え、所定時間混練りした後、残りの各
成分を加えて、更に混練を続けて磁性層用塗料とする。
【0076】磁性層形成成分の混練分散にあたっては、
各種の混練機を使用することができる。この混練機とし
ては、例えば加圧ニーダー、連続ニーダー、ディゾルバ
ー、二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペ
ブルミル、サイドグラインダー、高速インペラー分散
機、高速ストーンミル、高速度衝撃ミル、ディスパーニ
ーダー、高速ミキサー、ホモジナイザー、超音波分散機
などが挙げられる。
【0077】塗布方式としては、特に制限はなく、公知
の方式を採用することができる。
【0078】磁性層用塗料の塗布方法としては、例えば
グラビアコーティング法、ナイフコーティング法、ワイ
ヤーバーコーティング法、ドクターブレードコーティン
グ法、リバースロールコーティング法、ディップコーテ
ング法、エアーナイフコーテング法、カレンダーコーテ
ィング法、スキーズコーティング法、キスコーティング
法、ファンティンコーテング法、エクストルージョン方
式の押出コーターなどがある。
【0079】磁性層用塗料を非磁性支持体の表面に塗布
した後は、一般に、未乾燥の状態にある塗膜に磁場配向
処理を施し、更にスパーカレンダーロール等を用いてカ
レンダリングを行なうことにより表面平滑化処理を施し
た後、必要に応じてバーニッシュ処理またはブレード処
理を行なって所望の形状にスリッティングすることによ
り磁気記録媒体を得ることができる。
【0080】この際、前記表面平滑化処理は、この発明
の目的を達成するのに効果的である。すなわち、前記し
たようにこの発明の必須要素の一つに磁性層表面の粗さ
の条件があるが、この条件を満たすためには、この表面
平滑化処理が好ましい。
【0081】表面平滑化処理においては、カレンダー条
件として温度、線圧力、C/s(コーティングスピー
ド)等を挙げることができる。
【0082】この発明の目的達成のためには、通常、上
記温度を50〜250℃、上記線圧力を50〜400k
g/cm、上記C/sを20〜600m/分に保持する
ことが好ましい。
【0083】上記のように処理した結果の塗布層厚は、
この発明においては0.1〜4.0μmが好ましく、更
に好ましくは0.1〜2.5μmである。前記層厚が前
記範囲を外れると、磁性層の表面状態をこの発明の如く
特定することが実施困難になるか、あるいはそれが不可
能になることがある。
【0084】以上により得られた磁気記録媒体の磁性層
は、その表面に高さ0.05μm以上の突起の個数が、
測定長1mm当たり1個以上20個以下有する。
【0085】これらの条件を満足することによって、こ
の発明の磁気記録媒体の磁性層には、その表面に適度な
凹凸があるので、テープとヘッドとの摩擦による過度の
消耗を防止し、ドロップアウトを防ぎ、優れた走行耐久
性および電磁変換特性を有する高品質かつ高性能の磁気
記録媒体を経済的に得ることができるという技術的効果
を奏するのである。それに対し、上記条件を欠くとこの
発明の効果を奏することはできない。
【0086】この発明の磁気記録媒体は、電磁変換特性
に優れており、遮光性も消去特性も良好であり、しかも
ブルーミングやヘッド汚れも効果的に防止されている。
【0087】このようにして得られるこの発明の磁気記
録媒体は、上記のような良好な特性を有することからビ
デオテープとして好適に用いることができる。
【0088】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。以下に
示す成分、割合および操作順序はこの発明の範囲から逸
脱しない範囲において種々変更しうる。なお、実施例に
おける「部」は、全て「重量部」である。
【0089】(実施例1〜7及び比較例1〜3)下記の
組成物の各成分をニーダー・サンドミルを用いて混練分
散して磁性層用塗料を調製した。
【0090】 {磁性層用塗料} Co−γ−FeOx ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 (Hc:700 Oё、BET:30〜35m2 /g) カーボンブラック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10部 α−アルミナ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5部 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール系共重合体・・・・・10部 (UCC社製:VAGH) ポリウレタン樹脂(固形分)・・・・・・・・・・・・・・・・・10部 (日本ポリウレタン(株)製:N−3132) ミリスチン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.5部 ステアリン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.5部 ブチルステアレート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.0部 コロネートL・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2部 シクロヘキサノン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部 トルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100部。
【0091】表1に示した磁性粉末を含有する上述の磁
性層用塗料を用いて、厚み14.5μmのポリエチレン
テレフタレートフィルム上に塗布した後、塗膜が未乾燥
であるうちに磁場配向処理を行ない、続いて乾燥を施し
てから、カレンダーで表面平滑化処理を行ない、磁性層
を形成した。
【0092】更に、この磁性層とは反対側の前記ポリエ
チレンテレフタレートフィルムの面(裏面)に下記の組
成を有するバックコート層用塗料を塗布し、この塗膜を
乾燥し、上述したカレンダー条件にしたがってカレンダ
ー加工をすることによって、厚み0.8μmのバックコ
ート層を形成し、広幅の原反磁気テープを得た。
【0093】 {バックコート層用塗料} カーボンブラック(ラベン1035)・・・・・・・・・・・・・40部 硫酸バリウム(平均粒子径300nm)・・・・・・・・・・・・10部 ニトロセルロース・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25部 ポリウレタン系樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25部 (日本ポリウレタン(株)製、N−2301) ポリイソシアネート化合物・・・・・・・・・・・・・・・・・・10部 (日本ポリウレタン(株)製、コロネートL) シクロヘキサノン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400部 メチルエチルケトン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250部 トルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250部。
【0094】こうして得られた原反磁気テープを、研磨
テープを用いて研磨した後スリットして、1/2インチ
幅のビデオ用磁気記録媒体を作成した。
【0095】研磨テープの使用の有無は表1に示した。
なお、研磨テープは、粒度がWA8000のものを、ス
リット時に磁性層の送り方向とは逆方向に1〜10cm
/分の速さで送ることにより使用した。
【0096】この磁気記録媒体につき、以下の評価試験
を行った。その結果を表2に示した。
【0097】《評価試験》 <動摩擦係数>;テープ走行性試験機TBT−300D
(横浜システム研究所(株)製)を用い、25℃の環境
下、クロムメッキステンレス4 ピンにテープを180
°巻き付け、テープスピード3.3cm/sec、入口
テンション20gで測定し、次式にてμk を算出した。
【0098】μk =(1/π)ln(×/20) (ただし、xは、出口テンション(g)である。) <電気特性(dB) RF出力>;RF測定用のVTR
デッキとしてHR−S6000(日本ビクター(株)
製)を用い、4MHzでの100%ホワイト信号のRF
出力を測定した。測定値は、リファレンステープに対す
る値である。
【0099】<クロマS/N>;カラービデオノイズメ
ーター(シバソク(株)製:925D/1)を用い、H
R−S6000(日本ビクター(株)製)のVTRデッ
キを用い、周波数629KHzにおけるリファレンステ
ープに対する値(dB)を求めた。
【0100】<走行耐久性>;ビデオデッキHR−S6
000(日本ビクター(株)製)を用い、温度40℃、
湿度80%の環境下で、テープの全長繰返し走行を10
0時間行ない、エッジダメージについて次の3段階に評
価した。
【0101】○:エッジダメージの発生なし。 △:テープの一部にエッジダメージが発生した。 ×:テープの全長に渡ってエッジダメージが発生した。
【0102】<ドロップアウト>;シバソク(株)製V
H01BZを用いて、−14dB/10μsにおける1
分間当りのドロップアウト数を測定した。
【0103】
【表1】
【0104】
【表2】
【0105】
【発明の効果】この発明によると、磁性層表面を適度な
粗さにすることができるので走行耐久性を向上させるこ
とができると共に、RF出力、クロマS/N等の電磁変
換特性に優れた磁気録媒体を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 福島 清人 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 飯島 定史 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性支持体上に磁性粉末を含有する磁
    性層を少なくとも1層有してなり、前記磁性層の表面
    が、高さ0.05μm以上の突起を測定長1mm当り1
    個以上20個以下有することを特徴とする磁気記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 磁性粉末が、FeOx (1.34≦x≦
    1.41)であるコバルト含有酸化鉄を含有する前記請
    求項1に記載の磁気記録媒体。
JP17144993A 1992-08-14 1993-07-12 磁気記録媒体 Pending JPH06162475A (ja)

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JP17144993A JPH06162475A (ja) 1992-08-14 1993-07-12 磁気記録媒体

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JP21701692 1992-08-14
JP4-217016 1992-08-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002358620A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープ
JP2002358619A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002358620A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープ
JP2002358619A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気テープ

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Effective date: 20021122