JPH0616502A - 水田用の固形農薬組成物 - Google Patents

水田用の固形農薬組成物

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JPH0616502A
JPH0616502A JP34865391A JP34865391A JPH0616502A JP H0616502 A JPH0616502 A JP H0616502A JP 34865391 A JP34865391 A JP 34865391A JP 34865391 A JP34865391 A JP 34865391A JP H0616502 A JPH0616502 A JP H0616502A
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JP
Japan
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composition
solid
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generic name
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JP34865391A
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English (en)
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Hideo Morinaka
秀夫 森中
Noritoshi Niimi
範敏 新美
Kazuo Sekiya
和夫 関谷
Kenji Tsuzuki
建治 続木
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】有効成分の種類あるいは含有量によらず水中拡
散性が良く、投入地点周辺の土壌表面の薬剤処理跡をよ
り少なくでき、しかも薬剤処理跡が生じた場合でも短時
間で拡散して後に残ることがより少なく、また固形農薬
組成物投入地点とそこから離れた地点とで薬効にほとん
ど差が無く、また移植水稲への薬害を生じにくい水田用
の固形農薬組成物を提供する。 【構成】10アール当り散布量が200〜1500gか
つ10アール当り散布個数が5〜50個である、1種ま
たは2種以上の農薬有効成分,ポリスチレンスルホン酸
塩およびマレイン酸−スチレンスルホン酸共重合物塩か
ら選ばれた1種以上のスルホン酸塩,炭酸塩および固体
酸からなる水田用の固形農薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水田用の固形農薬組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】農薬の製剤形態としては、粉剤,粒剤,
水和剤,乳剤およびフロアブル等があり、有効成分の性
状,目的および使用場面に応じてそれぞれ使用されてい
る。
【0003】上記の各種製剤以外に、特開平3−128
301号公報には、1錠当り重量が約0.3〜100
g、より好ましくは約1〜50gで、施用量は通常10
アール当り約50〜2000g、好ましくは約500〜
1000gである発泡性の錠剤が開示されている。この
錠剤は特殊な器具を使用することなく容易に施用するこ
とができ、例えば水田に入ることなく畦から水田に投入
できるとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の錠
剤では、実際の水田に投入した際、有効成分の種類およ
び含有量あるいは処方によっては、錠剤落下地点周辺の
土壌表面に薬剤処理跡が明瞭に残る現象が認められた。
この薬剤処理跡はかなり長期間にわたって残存する様子
が観察された。また薬剤処理跡が残る場合には、薬効面
でも錠剤投入地点とそこから離れた地点とでは除草効果
に差があることが観察された。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、10アー
ル当り散布量が200〜1500gかつ10アール当り
散布個数が5〜50個である水田用の固形農薬組成物
で、有効成分の種類あるいは含有量によらず水田に投入
した際の水中拡散性が良く、水田に投入した際に生じる
ことのある投入地点周辺の土壌表面の薬剤処理跡をより
少なくでき、しかも薬剤処理跡が生じた場合でも短時間
で拡散して後に残ることがより少なく、また固形農薬組
成物投入地点とそこから離れた地点とで薬効にほとんど
差が無く、かつ実用上問題のないものを開発すべく鋭意
研究を重ねた結果、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、1種または2種以上
の農薬有効成分,ポリスチレンスルホン酸塩およびマレ
イン酸−スチレンスルホン酸共重合物塩から選ばれた1
種以上のスルホン酸塩,炭酸塩および固体酸を含有し、
10アール当り散布量が200〜1500gかつ10ア
ール当り散布個数が5〜50個である水田用の固形農薬
組成物(以下、本発明組成物という)を提供するもので
ある。
【0007】
【作用]本発明組成物は、有効成分の種類
あるいは含有量によらず水田に投入した際の水中拡散性
が良く、水田に投入した際に生じることのある投入地点
周辺の土壌表面の薬剤処理跡をより少なくでき、しかも
薬剤処理跡が生じた場合でも短時間で拡散して後に残る
ことがより少なく、また固形農薬組成物投入地点とそこ
から離れた地点とで薬効にほとんど差が無く、かつ実用
上問題のないものである。 【0008】本発明組成物に用いる農薬有効成分として
は、湛水下の水田に用いる物であれば特に限定はなく、
除草剤,殺菌剤,殺虫剤,植物生長調節剤等の農薬有効
成分を用いることができ、必要に応じてこれらのものを
数種類含有することもできる。また、肥料等の有効成分
を含有してもよい。
【0009】例えば除草剤有効成分としては、O−4−
tert−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル
(メチル)チオカルバマート[化合物No.1]、O−
3−tert−ブチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジ
ル(メチル)チオカルバマート[一般名:ピリブチカル
ブ,化合物No.2]、O−4−クロロ−3−エチルフ
ェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチル)チオカ
ルバマート[化合物No.3]、O−4−ブロモ−3−
エチルフェニル=6−メトキシ−2−ピリジル(メチ
ル)チオカルバマート[化合物No.4]、3−tert−
ブチル−4−クロロフェニル=6−メトキシ−2−ピリ
ジル(メチル)カルバマート[化合物No.5]、O−
4−トリフルオロメチルフェニル=6−メトキシ−2−
ピリジル(メチル)チオカルバマート[化合物No.
6]、S−(4−クロロベンジル)−N,N−ジエチル
チオカーバメート[一般名:ベンチオカーブ,化合物N
o.7]、S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペ
リジン−1−カルボチオアート[一般名:ジメピペレー
ト,化合物No.8]、S−ベンジル=1,2−ジメチ
ルプロピル(エチル)チオカルバマート[一般名:エス
プロカルブ,化合物No.9]、S−エチルヘキサヒド
ロ−1H−アゼピン−1−カーボチオエート[一般名:
モリネート,化合物No.10]等のカーバメート系有
効成分;1−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パ
ラトリル)尿素[一般名:ダイムロン,化合物No.1
1]、1−(2−クロロベンジル)−3−(α,α−ジ
メチルベンジル)尿素[試験名:JC−940,化合物
No.12]等の尿素系有効成分;(RS)−2−ブロ
モ−N−(α,α−ジメチルベンジル)−3,3−ジメ
チルブチルアミド[一般名:ブロモブチド,化合物N
o.13]、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−
N−メチルアセトアニリド[一般名:メフェナセット,
化合物No.14]、2’,3’−ジクロロ−4−エト
キシメトキシベンズアニリド[試験名:HW−52,化
合物No.15]、N−〔2’(3’−メトキシ)−チ
エニルメチル〕−N−クロロアセト−2,6−ジメチル
アニリド[試験名:NSK−850,化合物No.1
6]、2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(ブト
キシメチル)アセトアニリド[一般名:ブタクロール,
化合物No.17]、2−クロロ−2’,6’−ジエチ
ル−N−(2−プロポキシエチル)アセトアニリド[一
般名:プレチラクロール,化合物No.18]、N−
((Z)−2−ブテニルオキシメチル)−2−クロロ−
2’,6’−ジエチルアセトアニリド[一般名:ブテナ
クロール,化合物No.19]等のアミド系有効成分;
α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリド[一般名:
ナプロアニリド,化合物No.20]、(RS)−2−
(2,4−ジクロロ−m−トリルオキシ)プロピオンア
ニリド[一般名:クロメプロップ,化合物No.2
1]、2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸エチル
[一般名:MCPB,化合物No.22]、2−メチル
−4−クロルフェノキシチオ酢酸−S−エチル[一般
名:フェノチオール,化合物No.23]等のフェノキ
シ系有効成分;4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスル
ホネート[一般名:ピラゾレート,化合物No.2
4]、2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−
1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕アセト
フェノン[一般名:ピラゾキシフェン,化合物No.2
5]、2−〔4−(2,4−ジクロロ−m−トルオイ
ル)−1,3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕
−4−メチルアセトフェノン[一般名:ベンゾフェナッ
プ,化合物No.26]、5−ベンジルオキシ−4−
(2,4−ジクロロベンゾイル)−1−メチルピラゾー
ル[試験名:NC−310,化合物No.27]等のピ
ラゾール系有効成分;2−メチルチオ−4,6−ビス
(エチルアミノ)−s−トリアジン[一般名:シメトリ
ン,化合物No.28]、2−メチルチオ−4,6−ビ
ス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン[一般名:
プロメトリン,化合物No.29]、2−メチルチオ−
4−エチルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルア
ミノ)−s−トリアジン[一般名:ジメタメトリン,化
合物No.30]等のトリアジン系有効成分;2,4,
6−トリクロロフェニル−4’−ニトロフェニルエーテ
ル[一般名:CNP,化合物No.31]、2,4−ジ
クロロフェニル−3’−メトキシ−4’−ニトロフェニ
ルエーテル[一般名:クロメトキシニル,化合物No.
32]、5−(2,4−ジクロロフェノキシ)−2−ニ
トロ安息香酸メチル[一般名:ビフェノックス,化合物
No.33]、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフ
ェニル=4−ニトロ−3−(テトラヒドロピラン−3−
イルオキシ)フェニル=エーテル[試験名:MT−12
4,化合物No.34]等のジフェニルエーテル系有効
成分;2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン
[一般名:ACN,化合物No.35]等のキノン系有
効成分;O−エチル−O−(3−メチル−6−ニトロフ
ェニル)セコンダリーブチルホスホロアミドチオエート
[一般名:ブタミホス,化合物No.36]、O,O−
ジイソプロピル−2−(ベンゼンスルホンアミド)エチ
ルジチオホスフェート[一般名:SAP,化合物No.
37]等のリン系有効成分;N−(1−エチルプロピ
ル)−3,4−ジメチル−2,6−ジニトロアニリン
[一般名:ペンディメタリン;化合物No.38]等の
ジニトロアニリン系有効成分;メチル=α−(4,6−
ジメトキシピリミジン−2−イルカルバモイルスルファ
モイル)−O−トルアート[一般名:ベンスルフロンメ
チル,化合物No.39]、5−〔(4,6−ジメトキ
シピリミジン−2−イル)アミノカルボニルアミノスル
ホニル〕−1−メチルピラゾール−4−カルボン酸エチ
ルエステル[一般名:ピラゾスルフロンエチル,化合物
No.40]、3−(4,6−ジメトキシ−1,3,5
−トリアジン−2−イル)−1−〔2−(2−メトキシ
エトキシ)フェニルスルホニル〕ウレア[一般名:シノ
スルフロン,化合物No.41]、1−(2−クロロイ
ミダゾ〔1,2−a〕ピリジン−3−イルスルホニル)
−3−(4,6−ジメトキシ−2−ピリミジニル)尿素
[試験名:TH−913,化合物No.42]、N−
〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル〕−3−メチル−5−(2−クロロ−2,2
−ジフルオロエトキシ−4−イソチアゾールスルホンア
ミド[化合物No.43]等のスルホニルウレア系有効
成分;5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5
−イソプロポキシフェニル)−1,3,4−オキサジア
ゾリン−2−オン[一般名:オキサジアゾン,化合物N
o.44]、3,7−ジクロロ−8−キノリンカルボン
酸[一般名:キンクロラック,化合物No.45]、3
−クロロ−2−〔2−フルオロ−4−クロロ−5−(1
−プロピニルオキシ)フェニル〕−4,5,6,7−テ
トラハイドロ−2H−インダゾール[試験名:S−27
5,化合物No.46]、S,S−ジメチル=2−ジフ
ルオロメチル−4−(2−メチルプロピル)−6−トリ
フルオロメチル−3,5−ピリジンカルボチオエート
[一般名:ジチオピル,化合物No.47]、3−クロ
ロ−4−メチル−6−(N−2−クロロ−2−プロペニ
ル−N−フェニルアミノ)ピリダジン[試験名:MT−
128,化合物No.48]、エキソ−1−メチル−4
−(1−メチルエチル)−2−〔(2−メチルフェニ
ル)メトキシ〕−7−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘ
プタン[一般名:シンメスリン,化合物No.49]、
2,3−ジヒドロ−3,3−ジメチルベンゾフラン−5
−イル−エタンスルフォネート[一般名:ベンフレセー
ト,化合物No.50]等の複素環系有効成分等を用い
ることができる。
【0010】植物調節剤有効成分としては、例えば、
4’−クロロ−2’−(α−ヒドロキシベンジル)イソ
ニコチンアニリド[一般名:イナベンフィド,化合物N
o.51]、(E)−(RS)−1−(4−クロロフェ
ニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−1−ペンテン−3−オール
[一般名:ウニコナゾール,化合物No.52]、(2
RS,3RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4
−ジメチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)ペンテン−3−オール[一般名:パクロブト
ラゾール,化合物No.53]等の複素環系有効成分等
を用いることができる。
【0011】殺菌剤有効成分としては、例えば、O,O
−ジイソプロピル−S−ベンジルチオホスフェート[一
般名:IBP,化合物No.54]等の有機リン系有効
成分;α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキ
シ−O−トルアニリド[一般名:フルトラニル,化合物
No.55]等のアミド系有効成分;3−アリルオキシ
−1,2−ベンゾイソチアゾール−1,1−ジオキシド
[一般名:プロベナゾール,化合物No.56]、ジイ
ソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イリデン−マロ
ネート[一般名:イソプロチオラン,化合物No.5
7]、1,2,5,6−テトラヒドロピロロ〔3,2,
1−ij〕キノリン−4−オン[一般名:ピロキロン,
化合物No.58]等の複素環系有効成分等を用いるこ
とができる。
【0012】殺虫剤有効成分としては、例えば、O,O
−ジメチル−O−〔3−メチル−4−(メチルチオ)フ
ェニル〕チオホスフェート[一般名:MPP,化合物N
o.59]、(2−イソプロピル−4−メチルピリミジ
ル−6)−ジエチルチオホスフェート[一般名:ダイア
ジノン,化合物No.60]、O,O−ジメチル−O−
3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエ
ート[一般名:クロルピリホスメチル,化合物No.6
1]、O,O−ジエチル−S−2−(エチルチオ)エチ
ルホスホロジチオエート[一般名:エチルチオメトン,
化合物No.62]、3−(ジメトキシホスフィニルオ
キシ)−N−メチル−シス−クロトンアミド[一般名:
モノクロトホス,化合物No.63]、2−クロロ−1
−(2,4−ジクロロフェニル)ビニルジメチルホスフ
ェート[一般名:ジメチルビンホス,化合物No.6
4]等の有機リン系有効成分;1−ナフチル−N−メチ
ルカーバメート[一般名:NAC,化合物No.6
5]、2−イソプロピルフェニル−N−メチルカーバメ
ート[一般名:MIPC,化合物No.66]、2−セ
コンダリーブチルフェニル−N−メチルカーバメート
[一般名:BPMC,化合物No.67]、2−イソプ
ロポキシフェニル−N−メチルカーバメート[一般名:
PHC,化合物No.68]、3,4−キシリル−N−
メチルカーバメート[一般名:MPMC,化合物No.
69]、1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−
(N,N−ジメチルアミノ)プロパン塩酸塩[一般名:
カルタップ,化合物No.70]等のカーバメート系有
効成分;(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル=(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシ
フェニル)シクロプロパンカルボキシラート[一般名:
シクロプロトリン,化合物No.71]、2−(4−エ
トキシフェニル)−2−メチルプロピル=3−フェノキ
シベンジル=エーテル[一般名:エトフェンプロック
ス,化合物No.72]等のピレスロイド系有効成分;
5−ジメチルアミノ−1,2,3−トリチアンシュウ酸
塩[一般名:チオシクラム,化合物No.73]、2−
ターシャリーブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フ
ェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,
3,5−チアジアジン−4−オン[一般名:ブプロフェ
ジン,化合物No.74]等の複素環系有効成分;S,
S’−2−ジメチルアミノトリメチレン=ジ(ベンゼン
チオスルホナート)[一般名:ベンスルタップ,化合物
No.75]等の芳香環系有効成分等を用いることがで
きる。
【0013】本発明組成物において用いることのできる
農薬有効成分が、上記の化合物に限定されるものでない
ことは、言うまでもない。
【0014】これらの農薬有効成分は、防除の対象とす
る雑草の草種,病害虫の種類等に応じて一種だけ単独
で、あるいは二種以上混合して配合してもよく、混合す
る場合の配合比も任意に選択できる。本発明組成物中に
含まれる農薬有効成分の合計含有割合も適宜選択できる
が、好ましくは重量比で60%以下程度の範囲で適宜選
択することが望ましい。なお、前記化合物No.は以下
の記載に引用される。
【0015】本発明組成物で用いるポリスチレンスルホ
ン酸塩は、例えばポリスチレンをスルホン化して塩にす
る方法、スチレンスルホン酸塩を重合する方法またはス
チレンスルホン酸を重合して塩にする方法等で製造する
ことができる。
【0016】本発明組成物で用いるマレイン酸−スチレ
ンスルホン酸共重合物塩は、一般式
【0017】
【化1】
【0018】[式中、Xはカチオンを示し、mおよびn
は正の整数を示す。]で表される化合物で、ランダム共
重合体およびブロック共重合体のいずれの重合体でも用
いることができる。上記一般式でm:nの比は特に制限
はなく、目的に応じて種々のものを用いることができる
が、1:10〜10:1程度の範囲が好ましい。このマ
レイン酸−スチレンスルホン酸共重合物塩は、例えば無
水マレイン酸とスチレンの共重合物をスルホン化して塩
にする方法、無水マレイン酸とスチレンスルホン酸を共
重合して塩にする方法または無水マレイン酸とスチレン
スルホン酸塩を共重合する方法等で製造することができ
る。
【0019】ポリスチレンスルホン酸塩およびマレイン
酸−スチレンスルホン酸共重合物塩の塩の種類として
は、ナトリウム,カリウム等の金属塩、アンモニウム
塩、エタノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタ
ノールアミン,エチレンジアミン等の種々のアミン類の
塩等およびこれらの塩の併用が含まれる。
【0020】ポリスチレンスルホン酸塩およびマレイン
酸−スチレンスルホン酸共重合物塩の分子量について
は、特に制限はなく目的に応じて種々のものを用いるこ
とができるが、好ましくは平均分子量で1000〜20
0000程度のものを使用することが望ましい。
【0021】ポリスチレンスルホン酸塩およびマレイン
酸−スチレンスルホン酸共重合物塩から選ばれた1種以
上のスルホン酸塩の本発明組成物中の添加量は、目的に
応じて適宜選択できるが、好ましくは全重量の0.5〜
30%程度の範囲で選択することが望ましい。
【0022】本発明組成物で用いる炭酸塩としては、例
えば炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸リチウム,炭
酸アンモニウム,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,
炭酸水素ナトリウム,炭酸水素カリウム,炭酸水素アン
モニウム,セスキ炭酸ナトリウム,セスキ炭酸カリウ
ム,セスキ炭酸アンモニウム等の、アルカリ金属,アル
カリ土類金属,アンモニア等の炭酸塩,炭酸水素塩,セ
スキ炭酸塩をあげることができる。これらの炭酸塩は一
種または二種以上混合して使用してもよく、混合する場
合の比率も自由に選択できる。また、本発明組成物中の
添加量は適宜選択できるが、好ましくは全重量の5〜4
5%程度の範囲で選択するのが良い。
【0023】本発明組成物で用いる固体酸としては、例
えばクエン酸,コハク酸、マレイン酸,乳酸,フマル
酸,酒石酸,シュウ酸,マロン酸,リンゴ酸,アジピン
酸,p−トルエンスルホン酸,スルファミン酸,ホウ
酸,リン酸二水素ナトリウム,リン酸二水素カリウム等
をあげることができる。これらの固体酸は1種または2
種以上混合して使用してもよく、混合する場合の比率も
自由に選択できる。また、本発明組成物中の添加量は適
宜選択できるが、好ましくは全重量の5〜45%程度の
範囲で選択することができる。
【0024】本発明組成物には、必要に応じてさらに界
面活性剤を添加することができる。添加できる界面活性
剤としては、特に制限はなく、従来より農薬製剤分野に
おいて使用されている種々のアニオン性界面活性剤,非
イオン性界面活性剤等が用いられる。
【0025】アニオン性界面活性剤としては、例えば、
アルキルスルホン酸,アルファオレフィンスルホン酸,
リグニンスルホン酸,アルキルベンゼンスルホン酸,ア
ルキルナフタレンスルホン酸,ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物,ジアルキルスルホサクシネート等のス
ルホン酸系界面活性剤およびそれらの塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルサルフェート,ポリオキシエチ
レンアルキルアリルエーテルサルフェート,ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエーテルサルフェート,ポリ
オキシエチレンフェニルアルキルアリルエーテルサルフ
ェート,ポリオキシアルキレングリコールサルフェー
ト,高級アルコールサルフェート,脂肪酸エステルサル
フェート,フェニルフェノール(EO)硫酸塩等のサル
フェート系界面活性剤およびそれらの塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルホスフェート,ポリオキシエチ
レンアルキルアリルホスフェート,フェニルフェノール
(EO)リン酸エステル塩,ポリオキシエチレンフェニ
ルアルキルアリルエーテルホスフェート,高級アルコー
ルホスフェート,ポリオキシエチレントリベンジルフェ
ノールホスフェート等のホスフェート系界面活性剤およ
びそれらの塩、高級脂肪酸塩、ポリカルボン酸型界面活
性剤およびそれらの塩等をあげることができる。上記各
界面活性剤におけるそれらの塩としては、ナトリウム,
カリウム,マグネシウム,カルシウム,アンモニウム,
エタノールアミン,ジエタノールアミン,トリエタノー
ルアミン,種々のアミン類等の塩が含まれる。
【0026】非イオン性界面活性剤としては、例えば、
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル,ポリオキ
シエチレンスチリルフェニルエーテル,ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンブロックポリマー,ポリオキシエチレンフェ
ニルアルキルアリルエーテル,ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンアルキルエ
ステル,アルキンジオール(アセチレングリコール),
アルキニレンポリオキシエチレンジオール,ソルビタン
脂肪酸エステル,アルキルアリールエーテルホルマリン
縮合物等をあげることができる。
【0027】これらの界面活性剤は本発明組成物に1種
または2種以上混合して使用してもよく、混合する場合
の比率も自由に選択できる。また、本発明組成物中の添
加量は適宜選択でき、好ましくは20%程度以内の範囲
で選択することができる。
【0028】本発明組成物には、必要に応じて各種水溶
性高分子化合物を使用することができる。使用し得る水
溶性高分子化合物としては、特に制限はなく、種々の天
然物,合成品あるいは半合成品を用いることができ、例
えば、グアーガム,ローカストビーンガム,クインスシ
ードガム,タラガム,トラガカントガム,カラヤガム,
ザンサンガム(キサンタンガム),ラムザンガム,ウェ
ランガム,カラギーナン,アラビアガム等のヘテロ多糖
類等の種々のガム類、アルギン酸ナトリウム,アルギン
酸アンモニウム,アルギン酸プロピレングリコールエス
テル等のアルギン酸誘導体、ポリビニルアルコール,ポ
リビニルピロリドン,ポリビニルメタアクリレート,ポ
リエチレンオキシド,ポリアクリル酸,ポリアクリル酸
ナトリウム,ポリアクリルアミド等の合成有機高分子化
合物、デキストリン,ペクチン,ゼラチン,カゼイン,
ニカワ,アルブミン,デンプン等の天然物高分子化合
物、メチルセルロース,カルボキシメチルセルロース,
カルボキシエチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロ
ース,ヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘
導体、カルボキシメチルスターチナトリウム,ヒドロキ
シエチルスターチ等のスターチ誘導体等を例示すること
ができる。また、本発明組成物に添加する際の添加量も
自由に選択することができる。
【0029】本発明組成物には、必要に応じて水溶性あ
るいは水不溶性の担体等の補助剤を用いることができ
る。用いることのできる補助剤としては、例えば乳糖,
平均分子量1000〜25000程度のポリエチレング
リコール,尿素等の水溶性有機化合物、塩化ナトリウ
ム,塩化カリウム,硫酸ナトリウム,塩化アンモニウ
ム,硫酸アンモニウム,硝酸アンモニウム,塩化カルシ
ウム,リン酸ナトリウム,リン酸カリウム,酢酸ナトリ
ウム,酢酸アンモニウム等の無機あるいは有機塩類、カ
オリン,タルク,クレー,ベントナイト,ホワイトカー
ボン,シリカゲル,バーミキュライト,雲母,ケイソウ
土,酸性白土,カオリナイト,軽石粉等の鉱物性粉末、
石油樹脂,クマロン樹脂,エステルガム,ポリ塩化ビニ
ール等の樹脂類、結晶性セルロース、流動パラフィン、
炭素数6〜20程度の芳香族炭化水素系溶剤等の各種溶
剤等をあげることができる。これらの補助剤を本発明組
成物に添加する際の添加量は自由に選択することができ
る。さらに、防菌防黴剤あるいは着色剤の様な種々の他
の成分を配合してもよい。
【0030】本発明組成物は、例えば農薬有効成分と、
ポリスチレンスルホン酸塩およびマレイン酸−スチレン
スルホン酸共重合物塩から選ばれた1種以上のスルホン
酸塩,炭酸塩,固体酸および各種補助剤等のその他成分
の、各成分を混合した後、打錠機を用いて打錠成型する
ことにより製造することができる。この場合、農薬有効
成分が固体であれば、必要に応じて農薬有効成分のみ
を、またはその他成分の一部あるいは全部と混合して、
例えばエアーミル,ピンミル,ハンマーミル,ジェット
ミル等の乾式粉砕機で粉砕し、次に残りの成分を混合し
て打錠成型することができる。粉砕する場合には、農薬
有効成分の粉砕程度は、好ましくは平均粒経で1ミクロ
ン程度以上の範囲から適宜選択することができる。ま
た、混合後に一旦顆粒状にして打錠成型することもでき
る。農薬有効成分が液体であるか、もしくは溶媒中に溶
解あるいは分散している場合には、必要に応じて例えば
炭酸塩あるいはホワイトカーボン等の粉末状担体等と混
合した後、上記と同様の方法で製造することができる。
各成分の添加順序等は適宜選択することができる。
【0031】また本発明組成物は、例えば農薬有効成分
と、ポリスチレンスルホン酸塩およびマレイン酸−スチ
レンスルホン酸共重合物塩から選ばれた1種以上のスル
ホン酸塩,炭酸塩,固体酸および各種補助剤等のその他
成分の、全部あるいは一部を加熱混合して、さらに農薬
有効成分およびその他の成分の一部を加熱混合して残り
がある場合にはこれらの残りの農薬有効成分およびその
他成分を添加混合した後、冷却することにより均質な固
体状の塊として製造することもできる。この場合も各成
分の添加順序等は適宜選択することができる。この際、
加熱温度は各成分を混合できる程度であればよく、配合
処方により適宜選択できるが、通常50〜100℃程度
の温度範囲が適当である。加熱混合状態の組成物は、特
定の型に流し込むか充填する、ねりながら固める、適当
な温度の時に加工成型,切断,解砕,造粒または整粒す
る等の、各種方法を用いて成型することができる。また
農薬有効成分が固体であれば、前記と同様の方法であら
かじめ乾式粉砕した後に加熱混合することができる。
【0032】本発明組成物はカプセルに調製することも
できる。カプセルの製造方法としては、例えば農薬有効
成分およびその他成分の一部を、必要に応じて前記のご
とく乾式粉砕し、さらに他の農薬有効成分あるいはその
他成分と均一に混合し、得られた粉末あるいはさらに顆
粒状に調製したものをポリビニルアルコール,水溶性セ
ルロース,ゼラチン等で作製したカプセルに充填する
か、あるいはポリビニルアルコール,水溶性セルロー
ス,ゼラチン等で作製したフィルムに包み込む。また前
記のごとく農薬有効成分およびその他成分を加熱混合
後、適当な温度の時にポリビニルアルコール,水溶性セ
ルロース,ゼラチン等で作製したカプセルに充填するか
あるいはポリビニルアルコール,水溶性セルロース,ゼ
ラチン等で作製したフィルムに包み込んでもよい。
【0033】本発明組成物の形状としては、円盤型,レ
ンズ型,ピロー型,アーモンド型,フィンガー型,三角
柱型,四角柱型,五角柱型,六角柱型,円柱型,球型,
楕円球型等、種々のものから適宜選択できる。
【0034】本発明組成物の大きさとしては、採用する
形状により適宜選択できるが、例えば円盤型および円柱
型であれば直径約1〜8cm,厚さ約1〜8cm程度の
ものが好ましく、また球型であれば直径約1〜8cm程
度のものが好ましい。
【0035】本発明組成物は、10アール当り散布量が
200〜1500gかつ10アール当り散布個数が5〜
50個のものである。本発明組成物1個当りの重量は、
4〜300gの範囲であり、好ましくは10〜100g
の範囲が適当である。
【0036】本発明組成物は、水田において容易に散布
することができる。例えば、散布者が水田に入るかある
いは入らずに畦畔から、水田に適当な間隔で本発明組成
物を投入することにより、水田全体で高い効果を得るこ
とができる。また水田の水口に投入することにより、農
薬有効成分を水田全体に行きわたらせることも可能であ
る。さらに、航空機による空中からの散布も可能であ
る。
【0037】
【実施例】次に、本発明組成物の製剤の実施例および比
較に用いた固形農薬組成物の製剤の比較例を説明する。
実施例および比較例中で、「部」は重量部を示す。な
お、本発明がこれら実施例に限定されるものでないこと
は言うまでもない。
【0038】実施例1 あらかじめ、ピンミル160Z型[富士産業(株)製]
にて乾式粉砕を行った化合物No.2 6部に、ポリス
チレンスルホン酸ナトリウム塩15部,ポリオキシエチ
レンスチリルフェニルエーテル5部,炭酸ナトリウム2
9部,コハク酸45部を混合した後、50gを打錠成型
器で打錠して直径40mm,厚さ約27mmの固形農薬
組成物を得た。 実施例2 あらかじめピンミル160Z型にて乾式粉砕を行った化
合物No.14 10部に、マレイン酸−スチレンスル
ホン酸共重合物ナトリウム塩7部,ポリオキシエチレン
フェニルアルキルアリルエーテル3部,炭酸水素カリウ
ム45部,マレイン酸35部を混合し、粉砕した。粉砕
物50gを打錠成型器で打錠して直径40mm,厚さ約
27mmの固形農薬組成物を得た。
【0039】実施例3 化合物No.2 12部,マレイン酸−スチレンスルホ
ン酸共重合物ナトリウム塩5部,ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル2部,ポリエチレングリコール6
000 35部,炭酸ナトリウム20部,フマル酸26
部を加熱混合後冷却しながら成型し、重量100g,直
径約80mm,周囲の厚さ約10mm,中心部の厚さ約
16mmの円盤状の固形農薬組成物を得た。 実施例4 化合物No.2 30部,ポリスチレンスルホン酸ナト
リウム塩10部,ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル5部,ポリエチレングリコール200020部,
炭酸水素ナトリウム15部,フマル酸20部を加熱混合
後冷却しながら成型し、重量10g,直径約25mmの
球状の固形農薬組成物を得た。
【0040】実施例5 化合物No.2 4部,ポリスチレンスルホン酸アンモ
ニウム塩30部,ポリオキシエチレンスチリルフェニル
エーテル4部,ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
ナトリウム塩5部,ポリエチレングリコール6000
47部,炭酸水素ナトリウム5部,マレイン酸5部を加
熱混合後冷却しながら成型し、重量75g,直径約50
mm,高さ約30mmの円柱状の固形農薬組成物を得
た。 実施例6 化合物No.2 6部,ポリスチレンスルホン酸カリウ
ム塩0.5部,ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル2部,アルキルアリルエーテルサルフェートアンモ
ニウム塩5部,ポリエチレングリコール2000 4
1.5部,炭酸水素ナトリウム25部,マレイン酸20
部を加熱混合後冷却しながら成型し、重量100g,直
径約53mmの球状の固形農薬組成物を得た。
【0041】実施例7 化合物No.7 21部,化合物No.31 36部,
ポリスチレンスルホン酸ナトリウム塩5部,ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル3部,ポリエチレング
リコール6000 12部,炭酸水素ナトリウム12
部,コハク酸11部を加熱混合後冷却しながら成型し、
重量100g,直径約53mmの固形農薬組成物を得
た。 実施例8 化合物No.53 2部,ポリスチレンスルホン酸ナト
リウム塩10部,ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル2部,ポリエチレングリコール400032部,
炭酸ナトリウム24部,マレイン酸30部を加熱混合後
冷却しながら成型し、重量50g,直径約42mmの球
状の固形農薬組成物を得た。
【0042】実施例9 化合物No.56 24部,ポリスチレンスルホン酸ナ
トリウム塩5部,ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル2部,ポリエチレングリコール400029部,
炭酸ナトリウム15部,アジピン酸25部を加熱混合後
冷却しながら成型し、重量50g,直径約42mmの球
状の固形農薬組成物を得た。 実施例10 化合物No.66 12部,ポリスチレンスルホン酸ナ
トリウム塩5部,ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル2部,ポリエチレングリコール600032部,
炭酸ナトリウム20部,フマル酸29部を加熱混合後冷
却しながら成型し、重量50g,直径約42mmの球状
の固形農薬組成物を得た。
【0043】比較例1〜10 上記実施例のポリスチレンスルホン酸塩またはマレイン
酸−スチレンスルホン酸共重合物塩を添加せず、代わり
に成分合計が100部になる様に各実施例で使用してい
る炭酸塩および固体酸の同一混合割合の混合物で調製し
て、固形農薬組成物を得た。
【0044】次に、前記実施例および比較例で調製した
固形農薬組成物について行った試験例を以下に示す。 試験例1 水田を耕起し、代かきを行った後、田植機を用いて3葉
期の水稲苗(品種:ヤマホウシ)を移植した。その後、
板および畦畔板を用いて10×10mの区画を作成し、
区画内全面にノビエの種子を播種した。翌日より試験期
間中、3〜4cmの湛水を保った。水稲苗移植7日後
(ノビエ1.5葉期)に、区画の中央部に前記実施例お
よび比較例で作製した各固形農薬組成物の所定量を投入
した。1アールに固形農薬組成物を2個以上投入するも
のの一部については、区画内にほぼ均一になる様に投入
する区画も設置した。散布の1日後および7日後に、固
形農薬組成物投入地点の処理跡の様子を下記基準に従い
観察にて評価した。薬剤処理1カ月後に、水稲に対する
薬害および除草効果を下記基準に従い観察にて評価し
た。なお除草効果は固形農薬組成物投入部周辺および区
画の四隅部分周辺で評価し、薬害は固形農薬組成物投入
部周辺で評価した。試験は2連で行い、2つの区画の平
均を求めた。
【0045】 処理跡評価基準 評価 処理跡状態 無 処理跡無し 微 わずかに処理跡が残る 少 少し処理跡が残る 中 中程度処理跡が残る 多 処理跡が多く残る 除草効果判定基準 評価 5 100%防除(残草量 0%) 4 80%防除(残草量 20%) 3 60%防除(残草量 40%) 2 40%防除(残草量 60%) 1 20%防除(残草量 80%) 0 0%防除(残草量100%) 水稲薬害判定基準 評価 薬害程度 − 無害 ± 微小害 + 小害 ++ 中害 +++ 大害 × 枯死 得られた結果を表1に示した。
【0046】
【表1】
【0047】試験例2 水田を耕起し、代かきを行った後、田植機を用いて3葉
期の水稲苗(品種:ヤマホウシ)を移植した。その後、
板および畦畔板を用いて10×10mの区画を作成し
た。翌日より試験期間中、3〜4cmの湛水を保った。
水稲苗移植20日後に、区画の中央部に前記実施例およ
び比較例で作製した各固形農薬組成物の所定量を投入し
た。散布の1日後および7日後に、固形農薬組成物投入
地点の処理跡の様子を前記試験例1の基準に従い観察に
て評価した。圃場とは別に、2000分の1アールのワ
グネルポットに水田土壌をつめ、湛水条件で水稲苗を移
植育成後、いもち病菌胞子を接種して発病させたポット
を用意した。薬剤散布2日後に、このワグネルポットを
試験区画内に9カ所均等に設置した。ワグネルポット設
置2週間後に、いもち病防除効果を試験例1の基準に準
じて観察にて評価した[5(100%防除)〜0(0%
防除)]。防除効果は固形農薬組成物投入部周辺および
区画の四隅部分周辺で評価した。試験は2連で行い、2
つの区画の平均を求めた。得られた結果を表2に示し
た。
【0048】
【表2】
【0049】試験例3 水田を耕起し、代かきを行った後、田植機を用いて3葉
期の水稲苗(品種:ヤマホウシ)を移植した。その後、
板および畦畔板を用いて10×10mの区画を作成し、
翌日より試験期間中、3〜4cmの湛水を保った。水稲
苗移植30日後に、区画の中央部に前記実施例および比
較例で作製した各固形農薬組成物の所定量を投入した。
散布の1日後および7日後に、固形農薬組成物投入地点
の処理跡の様子を前記試験例1の基準に従い観察にて評
価した。薬剤処理7日後に、うんか類による水稲の被害
程度を観察にて調査し、防除効果を試験例1の基準に準
じて評価した[5(100%防除)〜0(0%防
除)]。防除効果は固形農薬組成物投入部周辺および区
画の四隅部分周辺で評価した。試験は2連で行い、2つ
の区画の平均を求めた。得られた結果を表3に示した。
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】これまでの実施例および比較例を用いた
試験例から明らかな様に、本発明組成物は10アール当
り散布量が200〜1500gかつ10アール当り散布
個数が5〜50個である水田用の固形農薬組成物で、有
効成分の種類あるいは含有量によらず水田に投入した際
の水中拡散性が良く、水田に投入した際に生じることの
ある投入地点周辺の土壌表面の薬剤処理跡をより少なく
でき、しかも薬剤処理跡が生じた場合でも短時間で拡散
して後に残ることがより少なく、また固形農薬組成物投
入地点とそこから離れた地点とで薬効にほとんど差が無
く、また移植水稲への薬害を生じにくく、かつ実用上問
題のない優れた製剤である。以上のごとく、本発明組成
物は優れた特徴を有しており、実用性の大きいものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1種または2種以上の農薬有効成分,ポリ
    スチレンスルホン酸塩およびマレイン酸−スチレンスル
    ホン酸共重合物塩から選ばれた1種以上のスルホン酸
    塩,炭酸塩および固体酸を含有し、10アール当り散布
    量が200〜1500gかつ10アール当り散布個数が
    5〜50個であることを特徴とする水田用の固形農薬組
    成物。
JP34865391A 1991-12-06 1991-12-06 水田用の固形農薬組成物 Pending JPH0616502A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997003558A1 (fr) * 1995-07-21 1997-02-06 Nissan Chemical Industries, Ltd. Preparation solide pour riziere et son procede d'application
JPWO2006013972A1 (ja) * 2004-08-06 2008-05-01 日本曹達株式会社 溶出制御された農薬製剤

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