JPH06165378A - 系統復旧操作手順作成システム - Google Patents
系統復旧操作手順作成システムInfo
- Publication number
- JPH06165378A JPH06165378A JP43A JP33109292A JPH06165378A JP H06165378 A JPH06165378 A JP H06165378A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33109292 A JP33109292 A JP 33109292A JP H06165378 A JPH06165378 A JP H06165378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- operation procedure
- restoration
- knowledge
- recovery
- power system
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 運転員の熟練度を問わず迅速かつ自動的に復
旧操作手順を作成する。システムのメンテナンスを容易
化する。 【構成】 事故後の電力系統を復旧させるべく遮断器、
断路器等の機器の操作手順を作成して出力する系統復旧
操作手順作成システムに関する。事故時の電力系統モデ
ルが形成されるモデルベース15と、個々の遮断器の可
能操作を考慮した復旧知識からなるルールベース14
と、電力系統モデルに対し復旧知識を用いて推論を行
い、推論結果である機器の操作手順が電力系統モデル上
で可能な操作手順と確認された後にその操作手順を出力
する推論機構16とを備える。
旧操作手順を作成する。システムのメンテナンスを容易
化する。 【構成】 事故後の電力系統を復旧させるべく遮断器、
断路器等の機器の操作手順を作成して出力する系統復旧
操作手順作成システムに関する。事故時の電力系統モデ
ルが形成されるモデルベース15と、個々の遮断器の可
能操作を考慮した復旧知識からなるルールベース14
と、電力系統モデルに対し復旧知識を用いて推論を行
い、推論結果である機器の操作手順が電力系統モデル上
で可能な操作手順と確認された後にその操作手順を出力
する推論機構16とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統に事故が発生
してリレー動作により遮断器がトリップし、事故原因が
除去された後に停電地域に電力を再度、供給する際に、
その復旧操作手順を自動的に作成して表示するための系
統復旧操作手順作成システムに関する。
してリレー動作により遮断器がトリップし、事故原因が
除去された後に停電地域に電力を再度、供給する際に、
その復旧操作手順を自動的に作成して表示するための系
統復旧操作手順作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】系統復旧制御は、制御所の運転員が遮断
器や開閉器等のスイッチ操作及び発電機操作を行い、停
電地域に電力を再度供給することによって行われるが、
近年の電力系統の大規模化、社会の電力依存度の増大に
伴い、事故後の系統復旧操作には益々迅速かつ正確さが
求められている。従来、系統復旧操作に当たっては、知
識や経験が豊富な熟練作業員が、発電機、送電線、変圧
器等の制約及び母線電圧、線路潮流等の系統の制約や復
旧段階に応じて異なる目的を考慮しながら人為的作業に
より復旧操作手順を作成するか、あるいは、種々の事故
態様に応じた復旧操作手順をデータベースとして予め作
成しておき、このデータベースを復旧時に検索する等の
方法がとられていた。
器や開閉器等のスイッチ操作及び発電機操作を行い、停
電地域に電力を再度供給することによって行われるが、
近年の電力系統の大規模化、社会の電力依存度の増大に
伴い、事故後の系統復旧操作には益々迅速かつ正確さが
求められている。従来、系統復旧操作に当たっては、知
識や経験が豊富な熟練作業員が、発電機、送電線、変圧
器等の制約及び母線電圧、線路潮流等の系統の制約や復
旧段階に応じて異なる目的を考慮しながら人為的作業に
より復旧操作手順を作成するか、あるいは、種々の事故
態様に応じた復旧操作手順をデータベースとして予め作
成しておき、このデータベースを復旧時に検索する等の
方法がとられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、最近では一
系統制御所の管轄する地域は拡大の一途にあるため、運
転員にとっては復旧操作手順の作成が大きな負担である
と共に、熟練運転員が次々に退職していく等の事情もあ
り、系統復旧操作手順の作成を自動化することが要請さ
れている。また、電力系統の構成は設備増強、保守等の
目的により比較的頻繁に変更されることから、操作手順
をデータベース化した場合には、系統構成の変更に伴っ
てこのデータベースの内容についても変更が必要にな
り、これらのメンテナンス作業が煩雑であるという問題
がある。
系統制御所の管轄する地域は拡大の一途にあるため、運
転員にとっては復旧操作手順の作成が大きな負担である
と共に、熟練運転員が次々に退職していく等の事情もあ
り、系統復旧操作手順の作成を自動化することが要請さ
れている。また、電力系統の構成は設備増強、保守等の
目的により比較的頻繁に変更されることから、操作手順
をデータベース化した場合には、系統構成の変更に伴っ
てこのデータベースの内容についても変更が必要にな
り、これらのメンテナンス作業が煩雑であるという問題
がある。
【0004】本発明は上記問題点を解消するべくなされ
たもので、その目的とするところは、運転員の熟練度を
問わず自動的に操作手順を作成することができ、しかも
メンテナンス性に優れた系統復旧操作手順作成システム
を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、運転員の熟練度を
問わず自動的に操作手順を作成することができ、しかも
メンテナンス性に優れた系統復旧操作手順作成システム
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、事故後の電力系統を復旧させるべく遮断
器、断路器等の機器の操作手順を作成して出力する系統
復旧操作手順作成システムにおいて、事故時の電力系統
モデルが形成されるモデルベースと、個々の遮断器の可
能操作を考慮した復旧知識からなるルールベースと、前
記電力系統モデルに対し、前記復旧知識を用いて推論を
行い、推論結果である機器の操作手順が前記電力系統モ
デル上で可能な操作手順と確認された後にその操作手順
を出力する推論機構とを備えたものである。
め、本発明は、事故後の電力系統を復旧させるべく遮断
器、断路器等の機器の操作手順を作成して出力する系統
復旧操作手順作成システムにおいて、事故時の電力系統
モデルが形成されるモデルベースと、個々の遮断器の可
能操作を考慮した復旧知識からなるルールベースと、前
記電力系統モデルに対し、前記復旧知識を用いて推論を
行い、推論結果である機器の操作手順が前記電力系統モ
デル上で可能な操作手順と確認された後にその操作手順
を出力する推論機構とを備えたものである。
【0006】
【作用】本発明では、事故時の遮断器や断路器の開閉情
報を含む電力系統モデルがモデルベース上に実現され
る。推論機構は、熟練運転員の知識や経験等に基づく復
旧知識を用いて推論を行い、系統のどの部分からどのよ
うに復旧していくかの操作手順を作成する。復旧知識に
は、個々の遮断器の可能操作を考慮した送電線や変圧器
等の復旧操作手順が記述されており、推論機構は、電力
系統モデル上で復旧のシミュレーションを行いながら操
作手順を作成して出力する。
報を含む電力系統モデルがモデルベース上に実現され
る。推論機構は、熟練運転員の知識や経験等に基づく復
旧知識を用いて推論を行い、系統のどの部分からどのよ
うに復旧していくかの操作手順を作成する。復旧知識に
は、個々の遮断器の可能操作を考慮した送電線や変圧器
等の復旧操作手順が記述されており、推論機構は、電力
系統モデル上で復旧のシミュレーションを行いながら操
作手順を作成して出力する。
【0007】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は系統制御所内に設置される本実施例の系統復
旧操作手順作成システムを示しており、その全体は、冗
長化のためにコンピュータシステムを二重化して構成さ
れている。図において、10はエキスパートシステムと
しての知識処理部であり、この知識処理部10は、外部
からオブジェクトDB(データベース)が入力されるオ
ブジェクトDBインタフェース11、同じくルールDB
が入力されるルールDBインタフェース12、オブジェ
クトDBが格納されるモデルベース15とルールDBが
格納されるルールベース14とからなる知識ベース1
3、推論機構16及び作業領域17からなっている。そ
して、推論過程及び推論結果が表示されるCRT20を
備えている。
る。図1は系統制御所内に設置される本実施例の系統復
旧操作手順作成システムを示しており、その全体は、冗
長化のためにコンピュータシステムを二重化して構成さ
れている。図において、10はエキスパートシステムと
しての知識処理部であり、この知識処理部10は、外部
からオブジェクトDB(データベース)が入力されるオ
ブジェクトDBインタフェース11、同じくルールDB
が入力されるルールDBインタフェース12、オブジェ
クトDBが格納されるモデルベース15とルールDBが
格納されるルールベース14とからなる知識ベース1
3、推論機構16及び作業領域17からなっている。そ
して、推論過程及び推論結果が表示されるCRT20を
備えている。
【0008】なお、モデルベース15に格納されるオブ
ジェクトDBは、大規模かつ複雑な電力系統をオブジェ
クト指向と称される知識表現により階層的に表現したも
ので、一般に階層構造をしている電力系統の構成を表す
のに最適であり、設備知識等に変更が多い場合にもメン
テナンス性に優れているものである。また、ルールベー
ス14に格納されるルールDBは、パターンマッチング
に基づく「IF−THEN」形式の処理構造とすること
により、抽象化レベルの高いルール記述を行うことがで
きる。これらのルールは関連するルールの集合であるル
ールセット単位で管理することができ、メンテナンス性
向上に必要な知識のモジュール化を図ることができる。
更に、このルールセットも階層構造化できるので、大規
模な知識ベースの構築が可能である。
ジェクトDBは、大規模かつ複雑な電力系統をオブジェ
クト指向と称される知識表現により階層的に表現したも
ので、一般に階層構造をしている電力系統の構成を表す
のに最適であり、設備知識等に変更が多い場合にもメン
テナンス性に優れているものである。また、ルールベー
ス14に格納されるルールDBは、パターンマッチング
に基づく「IF−THEN」形式の処理構造とすること
により、抽象化レベルの高いルール記述を行うことがで
きる。これらのルールは関連するルールの集合であるル
ールセット単位で管理することができ、メンテナンス性
向上に必要な知識のモジュール化を図ることができる。
更に、このルールセットも階層構造化できるので、大規
模な知識ベースの構築が可能である。
【0009】このシステムにおいて対象とする事故種別
は、送電線事故や変圧器事故、LBR(遮断器誤不動作
対策用ローカルバックアップリレー)動作事故、OLR
(変圧器過負荷リレー)動作事故、全停事故等とこれら
の多重事故である。また、すべてのCB(遮断器)が並
列投入可能であるのではなく、個々のCBにより可能な
操作が限られるため、これを考慮して復旧操作手順を作
成する必要がある。更に、単独系統となった場合には、
負荷への供給を考え、所内負荷を分担する発電機を決定
すると共に、余分な発電機の停止を考える必要がある。
は、送電線事故や変圧器事故、LBR(遮断器誤不動作
対策用ローカルバックアップリレー)動作事故、OLR
(変圧器過負荷リレー)動作事故、全停事故等とこれら
の多重事故である。また、すべてのCB(遮断器)が並
列投入可能であるのではなく、個々のCBにより可能な
操作が限られるため、これを考慮して復旧操作手順を作
成する必要がある。更に、単独系統となった場合には、
負荷への供給を考え、所内負荷を分担する発電機を決定
すると共に、余分な発電機の停止を考える必要がある。
【0010】復旧方法としては、速やかな復旧を目指し
て機器を停電させながら復旧を行う停電復旧と、負荷へ
の供給を止めずに発電所への人員出向を含めた並列復旧
との二つがあり、これらを知識処理部10が同時に作成
してCRT20により表示し、作業員に示す必要があ
る。
て機器を停電させながら復旧を行う停電復旧と、負荷へ
の供給を止めずに発電所への人員出向を含めた並列復旧
との二つがあり、これらを知識処理部10が同時に作成
してCRT20により表示し、作業員に示す必要があ
る。
【0011】次に、このシステムにおける復旧戦略につ
いて述べる。復旧戦略は前提操作フェーズ、機器復旧フ
ェーズ、発電機復旧フェーズ、後処理フェーズからな
り、これらの概要は以下のとおりである。 (1)前提操作フェーズ 制御所独自の判断である自主操作及び復旧に必要な項目
の推論及び事故直後の連絡につき、以下の手順を作成す
る。 (a)LBR動作の場合には、上位制御所の指令待つこ
となく、自主操作として不動作CBが接続された母線を
系統から完全に切り離すため、関連するLS(断路器)
の切り操作を行う。 (b)全停時には、その後の復旧の便宜上、特定のCB
の切り操作を行う。 (c)単独系統時において複数台の発電機のうち所内負
荷を分担する発電機を決定する。 (d)並列復旧の手順作成時には、並列CB、調整用発
電機の決定も行う。 (e)事故情報を中央給電所その他に通知する。
いて述べる。復旧戦略は前提操作フェーズ、機器復旧フ
ェーズ、発電機復旧フェーズ、後処理フェーズからな
り、これらの概要は以下のとおりである。 (1)前提操作フェーズ 制御所独自の判断である自主操作及び復旧に必要な項目
の推論及び事故直後の連絡につき、以下の手順を作成す
る。 (a)LBR動作の場合には、上位制御所の指令待つこ
となく、自主操作として不動作CBが接続された母線を
系統から完全に切り離すため、関連するLS(断路器)
の切り操作を行う。 (b)全停時には、その後の復旧の便宜上、特定のCB
の切り操作を行う。 (c)単独系統時において複数台の発電機のうち所内負
荷を分担する発電機を決定する。 (d)並列復旧の手順作成時には、並列CB、調整用発
電機の決定も行う。 (e)事故情報を中央給電所その他に通知する。
【0012】(2)機器復旧フェーズ 電源端から送電線及び変圧器等の機器復旧を行う手順を
作成する。この際、次の点に留意する。 (a)系統の状況により電源端を決定する。 (b)単独系統において、不必要な発電機の停止及び起
動待機状態(CBは開いているが発電機は運転されてい
る状態)への移行操作を行う。 (c)CBが非電源トリップを行わないような操作とす
る。 (d)CBにより可能な操作は限られるため、これを考
慮する。 (e)CBの可能操作を考慮することにより、部分的な
復旧も考慮する。
作成する。この際、次の点に留意する。 (a)系統の状況により電源端を決定する。 (b)単独系統において、不必要な発電機の停止及び起
動待機状態(CBは開いているが発電機は運転されてい
る状態)への移行操作を行う。 (c)CBが非電源トリップを行わないような操作とす
る。 (d)CBにより可能な操作は限られるため、これを考
慮する。 (e)CBの可能操作を考慮することにより、部分的な
復旧も考慮する。
【0013】(3)発電機復旧操作フェーズ 発電機には、運転状態で解列のみ行い起動待機が可能な
ものと不可能なもの(停止となるもの)があり、起動待
機可能な発電機のうち早く停止したものから順番に復旧
する。 (4)後処理フェーズ LBRが動作した場合には、不動作CBの現場切り離し
を依頼する。また、各種系統安定化装置の設定を変更
し、復旧終了を中央給電所その他に連絡する。
ものと不可能なもの(停止となるもの)があり、起動待
機可能な発電機のうち早く停止したものから順番に復旧
する。 (4)後処理フェーズ LBRが動作した場合には、不動作CBの現場切り離し
を依頼する。また、各種系統安定化装置の設定を変更
し、復旧終了を中央給電所その他に連絡する。
【0014】次いで、具体的な復旧知識として送電線復
旧知識及び変圧器復旧知識について説明する。なお、こ
れらの知識は熟練運転員の知識や経験に基づくものであ
り、ルールベース14に格納されている。まず、システ
ムは、電源端を求めた後、機器の復旧順序を決定する。
また、各機器に対する以下のような抽象的な知識を実際
の系統に適用することにより、具体的な操作機器名を求
め、操作手順を作成する。
旧知識及び変圧器復旧知識について説明する。なお、こ
れらの知識は熟練運転員の知識や経験に基づくものであ
り、ルールベース14に格納されている。まず、システ
ムは、電源端を求めた後、機器の復旧順序を決定する。
また、各機器に対する以下のような抽象的な知識を実際
の系統に適用することにより、具体的な操作機器名を求
め、操作手順を作成する。
【0015】(1)送電線復旧知識 送電線復旧の基本方針は、次の3段階である。 (a)受電端CB切 (b)送電端CB入 (c)受電端CB入 この時、CBの可能操作や非電源端トリップの起こらな
いような手順を考慮する。また、必要に応じて発電機の
停止処理も行う。例えば、受電端CBが並列不可能であ
り、受電のみ可能である場合には、受電端CBの接続母
線を停止状態にするため、この母線の接続送電線のスイ
ッチ操作及び発電機の解列等の手順を作成することが必
要になる。
いような手順を考慮する。また、必要に応じて発電機の
停止処理も行う。例えば、受電端CBが並列不可能であ
り、受電のみ可能である場合には、受電端CBの接続母
線を停止状態にするため、この母線の接続送電線のスイ
ッチ操作及び発電機の解列等の手順を作成することが必
要になる。
【0016】(2)変圧器復旧知識 変圧器は二次側CBのみ並列操作が可能なため、復旧の
基本方針は次の3段階となる。 (a)二次側CB切 (b)一次側CB入 (c)二次側CB入 この際、必要に応じてLS切り換え手順を作成する。な
お、変圧器は供給支障の極小化を狙って容量の大きいも
のから復旧する。
基本方針は次の3段階となる。 (a)二次側CB切 (b)一次側CB入 (c)二次側CB入 この際、必要に応じてLS切り換え手順を作成する。な
お、変圧器は供給支障の極小化を狙って容量の大きいも
のから復旧する。
【0017】以下に、本実施例による復旧操作手順の作
成処理について説明する。まず、事故設定として図2に
示すような系統構成を仮定し、中四幹線1L事故時にお
いて中四幹線1Lに設置してあるB地変電所のCB“0
−1”が誤不動作事故を起こしたとする。この場合、上
記CB“0−1”の誤不動作に応じてLBRが動作して
いる。上記事故時の電力系統モデルは、知識ベース13
内のモデルベース15上に実現されると共に、事故状況
画面としてCRT20にも表示される。
成処理について説明する。まず、事故設定として図2に
示すような系統構成を仮定し、中四幹線1L事故時にお
いて中四幹線1Lに設置してあるB地変電所のCB“0
−1”が誤不動作事故を起こしたとする。この場合、上
記CB“0−1”の誤不動作に応じてLBRが動作して
いる。上記事故時の電力系統モデルは、知識ベース13
内のモデルベース15上に実現されると共に、事故状況
画面としてCRT20にも表示される。
【0018】次に、推論機構16による推論の概要につ
いて説明する。まず、前提操作として、LBR動作によ
り不動作したCBに接続されている母線を切り離す操作
を出力する。この場合、CB“0−1”の接続母線のブ
スタイのLS及び接続する主変圧器(MTR)1号及び
2号の母線側LSを順に開にする。これにより自主操作
が終了したため、各中央給電所への連絡手順を作成す
る。
いて説明する。まず、前提操作として、LBR動作によ
り不動作したCBに接続されている母線を切り離す操作
を出力する。この場合、CB“0−1”の接続母線のブ
スタイのLS及び接続する主変圧器(MTR)1号及び
2号の母線側LSを順に開にする。これにより自主操作
が終了したため、各中央給電所への連絡手順を作成す
る。
【0019】次いで、各機器の復旧操作として、MTR
1,2の復旧手順を作成する。このとき、容量が大きい
順(MTR1<MTR2とする)に復旧する知識が入っ
ているため、MTR2→MTR1の順に復旧する。変圧
器の復旧は、二次側CBを切ってから一次側CBを入
れ、その後、二次側CBを入れることが基本になる。こ
のとき、母線の切り換えのためにLSの操作も行う。そ
の際、二次側のCBはループ投入になるが、CB投入の
際に、この場合のCB投入がループ投入であることを推
論し、かつ、この操作が二次側CBについて可能である
ことを内部で確認した後、手順を作成する。そして、最
後に、後処理として系統安定化装置等の設定や誤不動作
CBの現場切り離し手順を作成し、復旧を終了する。
1,2の復旧手順を作成する。このとき、容量が大きい
順(MTR1<MTR2とする)に復旧する知識が入っ
ているため、MTR2→MTR1の順に復旧する。変圧
器の復旧は、二次側CBを切ってから一次側CBを入
れ、その後、二次側CBを入れることが基本になる。こ
のとき、母線の切り換えのためにLSの操作も行う。そ
の際、二次側のCBはループ投入になるが、CB投入の
際に、この場合のCB投入がループ投入であることを推
論し、かつ、この操作が二次側CBについて可能である
ことを内部で確認した後、手順を作成する。そして、最
後に、後処理として系統安定化装置等の設定や誤不動作
CBの現場切り離し手順を作成し、復旧を終了する。
【0020】なお、図3は上述した復旧操作手順を含む
一連の復旧手順をCRT20上に表示した例である。こ
の復旧手順は必要に応じてハードコピーとしても出力さ
れる。また、実際の手順には反映されない系統の分離状
況や発電所内負荷分担発電機等の推論の途中結果は、推
論過程として別画面で参照できるようになっている。運
転員は、図3の復旧操作手順に基づき、自動または半自
動の復旧操作を実行する。
一連の復旧手順をCRT20上に表示した例である。こ
の復旧手順は必要に応じてハードコピーとしても出力さ
れる。また、実際の手順には反映されない系統の分離状
況や発電所内負荷分担発電機等の推論の途中結果は、推
論過程として別画面で参照できるようになっている。運
転員は、図3の復旧操作手順に基づき、自動または半自
動の復旧操作を実行する。
【0021】以上のように本実施例では、事故時の系統
復旧操作手順を、システム内部の電力系統モデルに対
し、機器の可能操作を考慮しつつ復旧シミュレーション
を行いながら作成し、可能な操作であると確認した後に
CRT等に出力するものである。本実施例によれば、多
重事故を含めた約600のテストケースについて、熟練
者が作成したものと完全に一致する復旧操作手順が作成
できることが確認されている。
復旧操作手順を、システム内部の電力系統モデルに対
し、機器の可能操作を考慮しつつ復旧シミュレーション
を行いながら作成し、可能な操作であると確認した後に
CRT等に出力するものである。本実施例によれば、多
重事故を含めた約600のテストケースについて、熟練
者が作成したものと完全に一致する復旧操作手順が作成
できることが確認されている。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、事故時の電力系
統モデルが形成されるモデルベースと、個々の遮断器の
可能操作を考慮した復旧知識からなるルールベースと、
電力系統モデルに対し、前記復旧知識を用いて推論を行
い、推論結果である機器の操作手順が電力系統モデル上
で可能な操作手順と確認された後にその操作手順を出力
する推論機構とを備えたものである。このため、運転員
の熟練度を問わず、適確な復旧操作手順を自動的に作成
することができると共に、系統事故時における迅速な復
旧操作が可能になるという効果がある。また、パターン
マッチングに基づく「IF−THEN」形式のルール処
理構造とすれば、抽象化レベルの高いルール記述が可能
になり、これらのルールをルールセット単位で管理する
ことで必要な知識をモジュール化することができる。従
って、モデルベースをオブジェクトDBとすることと相
俟って、メンテナンス性に優れ、大規模な知識ベースの
構築が可能で系統構成の変更にも柔軟に対処できる等の
利点がある。
統モデルが形成されるモデルベースと、個々の遮断器の
可能操作を考慮した復旧知識からなるルールベースと、
電力系統モデルに対し、前記復旧知識を用いて推論を行
い、推論結果である機器の操作手順が電力系統モデル上
で可能な操作手順と確認された後にその操作手順を出力
する推論機構とを備えたものである。このため、運転員
の熟練度を問わず、適確な復旧操作手順を自動的に作成
することができると共に、系統事故時における迅速な復
旧操作が可能になるという効果がある。また、パターン
マッチングに基づく「IF−THEN」形式のルール処
理構造とすれば、抽象化レベルの高いルール記述が可能
になり、これらのルールをルールセット単位で管理する
ことで必要な知識をモジュール化することができる。従
って、モデルベースをオブジェクトDBとすることと相
俟って、メンテナンス性に優れ、大規模な知識ベースの
構築が可能で系統構成の変更にも柔軟に対処できる等の
利点がある。
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施例により復旧される系統の構成図
である。
である。
【図3】本発明の実施例における一連の復旧手順の表示
例である。
例である。
10 知識処理部 11 オブジェクトDBインタフェース 12 ルールDBインタフェース 13 知識ベース 14 ルールベース 15 モデルベース 16 推論機構 17 作業領域 20 CRT
Claims (1)
- 【請求項1】 事故後の電力系統を復旧させるべく遮断
器、断路器等の機器の操作手順を作成して出力する系統
復旧操作手順作成システムにおいて、 事故時の電力系統モデルが形成されるモデルベースと、
個々の遮断器の可能操作を考慮した復旧知識からなるル
ールベースと、前記電力系統モデルに対し、前記復旧知
識を用いて推論を行い、推論結果である機器の操作手順
が前記電力系統モデル上で可能な操作手順と確認された
後にその操作手順を出力する推論機構とを備えたことを
特徴とする系統復旧操作手順作成システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP43A JPH06165378A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 系統復旧操作手順作成システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP43A JPH06165378A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 系統復旧操作手順作成システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06165378A true JPH06165378A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18239768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP43A Pending JPH06165378A (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 系統復旧操作手順作成システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06165378A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022167335A (ja) * | 2021-04-23 | 2022-11-04 | 中国電力株式会社 | 機械学習装置及び開閉操作手順判定装置 |
| JP2023513449A (ja) * | 2020-01-24 | 2023-03-31 | カミンズ パワー ジェネレイション インコーポレイテッド | 拡張可能な規則に基づくオブジェクト指向型電力システム制御方式 |
| US12199548B2 (en) | 2020-01-24 | 2025-01-14 | Cummins Power Generation Inc. | Power system sequencing scheme for any arbitrary topology |
| US12368318B2 (en) | 2020-01-24 | 2025-07-22 | Cummins Power Generation Inc. | Object based robust and redundant distributed power system control |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP43A patent/JPH06165378A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023513449A (ja) * | 2020-01-24 | 2023-03-31 | カミンズ パワー ジェネレイション インコーポレイテッド | 拡張可能な規則に基づくオブジェクト指向型電力システム制御方式 |
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