JPH06165617A - 人工土壌及び植栽工法 - Google Patents

人工土壌及び植栽工法

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JPH06165617A
JPH06165617A JP4345621A JP34562192A JPH06165617A JP H06165617 A JPH06165617 A JP H06165617A JP 4345621 A JP4345621 A JP 4345621A JP 34562192 A JP34562192 A JP 34562192A JP H06165617 A JPH06165617 A JP H06165617A
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JP
Japan
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artificial soil
inorganic
natural zeolite
laid
ceramics
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JP4345621A
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English (en)
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Kozaburo Ichida
孝三郎 市田
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Original Assignee
TOTTORI CERAMICS KK
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Publication date
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Publication of JPH06165617A publication Critical patent/JPH06165617A/ja
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05DINORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C; FERTILISERS PRODUCING CARBON DIOXIDE
    • C05D9/00Other inorganic fertilisers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビルの屋上やベランダやバルコニー等に高木
を植栽できると共に建築基準法に定める制限積載荷重の
範囲内とすることができ、かつ、灌水の頻度と量を著し
く減少できる人工土壌及び植栽工法を提供する。 【構成】 コンクリート又はコンクリートモルタル仕上
げの基盤8上に防水マット9を敷設する。次に、防水マ
ット9上に凹凸を有する板状部材10を敷く。その後、板
状部材10の上に不織布11を敷く。次に、不織布11の上
に、天然産ゼオライトをセラミック化した無機質セラミ
ックスと無機質材と有機質材とを混和して比重を0.40〜
0.55とした人工土壌を、投入する。この投入すると同時
に又は投入後に植樹して植樹園1をビルの屋上に造成す
る。但し、基盤8が防水層保護モルタル仕上げのとき
は、防水マット9を省略してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工土壌及びその人工
土壌を利用した植栽工法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化現象が強く叫ばれてい
る中、特に都市の異常気象を防止するため政府・自治体
を問わず都市の緑化が進められている。この都市の緑化
の一つとして、従来、道路脇や中央分離帯あるいは公園
等に多くの樹木を植えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、広汎な公園や
長い道路での灌水は、多くの人権費と時間を要するとい
う問題があった。
【0004】また、ビルの屋上やベランダ,バルコニー
等に土を盛り上げて植樹すれば、都市の緑化を一層促進
できるが、そのような場所に重い土を盛り上げて植樹園
を造成すると建築基準法に定める積載荷重(180 Kg/m
2 )を大きく越えてしまう問題があった。
【0005】このような問題に対し、各社は競って比重
が小さい人工土壌や保水性の高い人工土壌に取り組んで
きたが、上記の問題を解決するには不充分であった。
【0006】そこで、本発明は、比重が小さく、ビルの
屋上やベランダ,バルコニー等に盛り上げても建築基準
法に定める積載荷重を越えることがなく、かつ、植物の
順調な育成に適した人工土壌を提供することを特徴とす
る。
【0007】また、本発明は、保水性が高く、灌水を著
しく削減できる人工土壌を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、ビルの屋上やベランダ,
バルコニー等に高木をも植栽できると共に樹木の成長を
促すことができ、かつ、人工土壌の流出を防止できる植
栽工法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る人工土壌
は、天然産ゼオライトとバーミキュライトとパーライト
の内の1つ以上を選択してなる無機質材と、天然産ゼオ
ライトをセラミック化した無機質セラミックスと、有機
質材と、を混和して、比重を0.40〜0.55としたものであ
る。
【0010】また、本発明に係る人工土壌は、天然産ゼ
オライトとバーミキュライトとパーライトの内の1つ以
上を選択してなる無機質材と、天然産ゼオライトをセラ
ミック化した無機質セラミックスと、有機質材と、真砂
土と、を混和したものである。
【0011】本発明に係る植栽工法は、コンクリート又
はコンクリートモルタル仕上げの基盤上に防水マットを
敷設し、次に、そのマット上に耐圧強化プラスチック製
の凹凸を有する板状部材を敷き、その後、該板状部材の
上に不織布を敷き、次に、不織布の上に、天然産ゼオラ
イトとバーミキュライトとパーライトの内の1つ以上を
選択してなる無機質材と、天然産ゼオライトをセラミッ
ク化した無機質セラミックスと、有機質材と、を混和し
て、比重を0.40〜0.55とした人工土壌を、投入すると同
時に又は投入後に植樹するものである。
【0012】また、基盤が防水層保護モルタル仕上げの
場合には、上記防水マットを省略して、直接に、板状部
材を敷き、その後は、同様の工程とする。
【0013】
【作用】本発明の人工土壌は、天然産ゼオライトをセラ
ミック化した無機質セラミックスの高い保水性により、
灌水量を著しく減少できる。また、無機質材,有機質材
の比重は小さいため、人工土壌全体の比重が小さくな
る。
【0014】また、本発明の植栽工法では、ビルの屋上
やベランダ,バルコニー等に高木を植樹できる植樹園を
容易に造成できる。また、重量が軽く、保水性が高くか
つ水捌けのよい人工土壌層を形成できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき、本発明を
詳説する。
【0016】図1に於て、1は本発明に係る植栽工法に
よりビルの屋上に造成した植樹園である。この植樹園1
は、ビルの屋上の外周壁部4とその外周壁部4の内側に
適宜配設された間仕切用壁部5にて形成される平面視L
字状の人工土壌収納部6と、この人工土壌収納部6内に
形成される人工土壌層7と、人工土壌層7に植樹される
高木2…及び低木3,3と、を備えている。
【0017】また、図2の断面図で示すように、人工土
壌収納部6の底面はコンクリート又はコンクリートモル
タル仕上げの基盤8にて形成され、この基盤8と人工土
壌層7との間には、下方から順に、防水マット9と、耐
圧強化プラスチック製の凹凸を有する板状部材10と、不
織布11と、が介装されている。
【0018】しかして、人工土壌層7は、天然産ゼオラ
イトとバーミキュライトとパーライトの内の1つ以上を
選択してなる無機質材と、天然産ゼオライトをセラミッ
ク化した無機質セラミックスと、有機質材と、を混和し
て比重を0.40〜0.55とした人工土壌からなる。
【0019】ここで、天然産ゼオライトとは、沸石と呼
ばれる鉱物の総称であり、組成上、含水アルミナケイ酸
塩(Na,Ca,K:まれにBa,Srの酸化物)であ
って水や各種イオンが自由に出入りできるが、細菌等は
侵入し得ない数オングストロームの孔隙を無数にもつも
ので、陽イオン交換容量〔CEC(Cation Exchanger
Capacity )〕が極めて大きく永久(−)イオンを保持
するという特性を備える。
【0020】従って、天然産ゼオライトは、Na,K,
Ca,Mg等の塩基性陽イオンを吸着し、かつ、MH4
イオンを保持して、N,P,K等の肥効率も向上させる
と共にNH3 ガスの揮散を抑制する。
【0021】この天然産ゼオライトは、日本国内の北海
道、東北、北陸、山陰、南九州などに産し、推定埋蔵量
も約2兆トンといわれ、ほとんど無尽蔵といってよい程
度産出する。
【0022】また、バーミキュライトとは、片磨岩、結
晶片岩等の中に含まれる蛭石を千数百度の高熱で焼成加
工し、薄片の層の間にある微量の結晶水・構造水を水蒸
気として膨張させたものをいい、その比重は約0.15であ
る。このバーミキュライトは高熱処理により製造されて
いるため、有害な菌や雑草の種子を含まず、多孔質のた
め吸水力が極めて強く、空気の流通を良好とし、肥料成
分であるカリを含有し、窒素の吸着性をも持っている。
【0023】パーライトとは、黒曜石を1000〜1200℃で
焼成発泡させたもの、また真珠岩を800 〜1000℃で焼成
発泡させたものをいい、比重は共に約0.15である。この
パーライトは高温処理のため、無毒、無臭、無菌であ
り、発泡倍率と開口気孔率の積は765 〜1100となる独立
気泡集合で、内容成分も70%以上が酸化ケイ素、17〜18
%が酸化アルミナよりなって余剰水の排水浮力による地
盤安定の効果がある。
【0024】無機質セラミックスは、天然産ゼオライト
を焼成セラミック化───即ち高温処理することによっ
てセラミック化───したものである。
【0025】高温(加熱)処理は、天然ゼオライトの種
類にも依存するが、通常、約700 〜900 ℃で行われる。
この(加熱)処理温度が低すぎると天然ゼオライトの焼
結の程度が不十分で硬度も低くて適さず、高すぎると天
然ゼオライト由来の微細な空隙が融合閉塞して多孔性が
失われる虞れがあるため適さない。通常、750 〜800℃
で焼結を行うのが好ましい。
【0026】ところで、前述した天然産ゼオライトは、
農薬、肥料水等の保持効果が不十分であり、外圧によっ
て、あるいは経時的に粒状形状が崩壊して泥状となり、
通気性を損なうという欠点を有している。
【0027】無機質セラミックスは、天然産ゼオライト
のこのような欠点を解消したものであり、また、遠赤外
線放射体としての性質を有する。なお、放射される遠赤
外線は植物の発育促進効果があるといわれている。
【0028】さらに、無機質セラミックスは、高い陽イ
オン交換容量を保持し、かつ、天然産ゼオライトに比し
て著しく含水量が低減化(通常の天然産ゼオライトの10
分の1以下)されている。さらに、天然産ゼオライトの
多孔性や表面特性を引き継いでいるため、その保水量が
著しく向上しており、肥料等の保持性が優れている。ま
た、高い硬度を有するため、外圧を受けても崩壊し難
く、泥状化も生じず、長期間にわたって効果を持続す
る。
【0029】なお、この無機質セラミックスは、最大保
水量が70〜104 ml/100gであり、硬度が3.5 〜8.0kg /
粒であり、遠赤外線放射率が90%である。
【0030】有機質材とは、樹皮を完熟させたバーク材
や、ピートモス等、もしくは、バーク材に代えて籾殻、
木材の木屑又は引粉を完熟させたものを使用して比重を
小さくしたもの、又は、これらに牛糞や鶏糞等を加えた
ものである。
【0031】バーク材は、具体的には、多年堆積された
樹皮を粉砕し肥料成分を加えトーマス菌など醗酵培養素
で完熟したものである。また、バーク材は、バクテリア
の増殖を促し、空気中の遊離窒素を固定し、不溶解性の
リン酸等も溶解し、さらに、植物成長促進因子の含有量
が多く、植物の細胞の働きを活発化させ、植物を強大に
成長させ得ると共に、色彩を濃くし、かつ、病虫害、冷
害、旱魃等に強い植物体をつくることができる。
【0032】また、ピートモスとは、カナダやわが国の
北海道に産するもので、湿地に繁る、よし、すげ、かや
類が長い歳月にわたり堆積した比重約0.35のものをい
い、有機物の含有量が多く(約80%)、かつ、多孔質で
保水性と通気性に優れ、腐蝕酸、フミン酸を含有し、安
定した炭素源の形態で累積効果と反復利用の経済性があ
る。
【0033】なお、牛糞や鶏糞等を加える場合は、これ
らを約1ケ月の間約70℃に保ち完全に熟成すれば、混入
されている有害菌、雑種の植物種子等は死滅するため害
を残すことはない。
【0034】しかして、以上の資材(無機質材、無機質
セラミックス、有機質材)の夫々の比重は極めて小さい
ため、人工土壌の比重を0.40〜0.55と小さく設定するこ
とができるのである。
【0035】また、この人工土壌は、黒褐色の色相を呈
し、太陽の複写熱の吸収が大きく、熱伝導率は小さいた
め、大気の気温の大きな変化を和らげる。
【0036】なお、人工土壌層7の全容積を100 %とし
た場合、無機質材を30%〜40%とし、無機質セラミック
スを5%〜10%とし、有機質材を50%〜60%とするのが
好ましい。
【0037】次に、この植樹園1を造成する工程順に本
発明の植栽工法を説明する。
【0038】先ず、ビルの屋上に人工土壌収納部6を形
成すると共に、その底部の基盤8に上方に開口する排水
通路13を設ける。なお、人工土壌収納部6は平面視に於
てL字状以外にも矩形状や円形状や楕円形状、さらに
は、三角形状や多角形状等とするも好ましい。
【0039】その後、人工土壌収納部6内の基盤8上に
塩化ビニル製又はゴム製の防水マット9を敷設し、その
後、上記排水通路13に連通する排水口12を開設する。な
お、防水マット9に予め排水口12を設けておくも自由で
ある。但し、基盤8が防水層保護モルタル仕上げのとき
は、防水マット9の敷設を省略してもよい。
【0040】次に、そのマット上に、平面視に於て縦横
に並設された多数の凹部と突部を有する板状部材10を敷
く。これにより、板状部材10と防水マット9との間に
は、板状部材10の凹凸によって平面視に於て縦横に連通
する隙間が生じる。
【0041】その後、板状部材10の上に不織布11を敷
く。この不織布11は、容易に水を通過させ得ると共に人
工土壌が通過するのを防止できるような繊維の密集度と
される。
【0042】次に、不織布11の上に人工土壌を投入して
人工土壌層7を形成する。なお、人工土壌層7の厚さ寸
法Tは、少なくとも高木が成長するのに支障がない程度
の寸法に設定する。
【0043】その後、人工土壌層7に高木2…や低木
3,3等を植樹する。なお、人工土壌層7を形成すると
同時に植樹するも好ましい。
【0044】上述のようにして造成した植樹園1に於
て、人工土壌層7は、比重が0.40〜0.55と極めて小さい
ため人工土壌層7の総重量を小さくすることができ、植
樹園1の総重要も小さくし得る。従って、図例の如くビ
ルの屋上に高木栽培を可能とした植樹園1を形成した場
合でも、建築基準法に定められた積載荷重180 kg/m2
を越えないようにすることができる。
【0045】また、植樹園1に灌水した場合、樹木の成
育に最低必要とされる程度の水が人工土壌層7に保持さ
れが、余分な水は、人工土壌層7と、不織布11と、板状
部材10と、を通過して防水マット9に至り、さらに、防
水マット9と板状部材10との間の隙間を通って排水口12
から速やかに排水される。
【0046】従って、人工土壌収納部6内に大量の水が
溜まることはなく、建築基準法に定められた積載荷重18
0 kg/m2 を越えるのを防止できる。
【0047】また、人工土壌の極めて高い保水性により
灌水の頻度を減少させることができる。例えば、真夏の
炎天下でも3日に1回程度の灌水で植物を順調に育成さ
せ得る。
【0048】さらに、人工土壌層7の優れた保肥性,保
薬品性及び通気性により、樹木の成育成長を早め、果樹
においては落果を防止し糖度を高める。
【0049】なお、上記植樹園1は、ビルの屋上のみな
らず、ベランダやバルコニー等に造成するも好ましく、
その場合も、建築基準法に定められた積載荷重の範囲内
とすることができる。
【0050】また、上記植樹園1には、樹木のみなら
ず、花卉や草本等を植えるのも望ましい。
【0051】次に、図3は他の実施例を示し、この実施
例は、公園や道路の両脇や中央分離帯等に植樹される植
物体14の床土層15を、無機質材と、無機質セラミックス
と、有機質と、真砂土と、を混和した人工土壌にて形成
した場合を示す。
【0052】つまり、この場合は、地面16に穴17を掘
り、この穴17に人工土壌を投入して床土層15を形成し、
これに植物体14を植樹する。
【0053】しかして、この床土層15によれば、人工土
壌の極めて高い保水性により灌水の頻度及び量を少なく
することができ、広い公園の森林や長い道路の街路樹等
の灌水に要する人権費や時間及び水の費用等を著しく減
少させることができる。
【0054】なお、この床土層15の全容積を100 %とし
た場合、無機質材を20%〜30%とし、無機質セラミック
スを5%〜10%とし、有機質材を35%〜45%とし、真砂
土を25%〜35%とするのが好ましい。
【0055】次に、実験例を示す。
【0056】(実験例1)全容量を100 %とした場合、
バーミキュライトを10%とし、パーライトを20%とし、
無機質セラミックスを13%とし、牛糞バーク材を20%と
し、ピートモスを37%とした人工土壌を作成した。この
人工土壌の比重は0.52であった。
【0057】次に、栽培用プラスチック製箱体(長さ幅
寸法114.5cm,横幅寸法69.5cm, 高さ寸法18.0cm,重量6.
5kg )の底壁に適宜排水孔を設け、この箱体の中に前記
板状部材10と同様のマットを敷き、さらに、その上に不
織布を敷いた。
【0058】この不織布の上に上記人工土壌を投入する
と共に北米産緑化樹ニオイヒバ3本を植樹し、植樹園の
モデルを形成した。
【0059】このモデルに灌水し、人工土壌の飽水状態
でのモデルの総重量を秤量した結果、その総重量は85.9
kgであった。
【0060】上記箱体の底面積は約0.8 m2 であるの
で、モデルの総重量を1m2 当たりに換算すれば107.4k
g となり、建築基準法に定める荷重制限180 kg/m2
容易にクリアーできた。
【0061】(実験例2)実験例1に使用した人工土壌
を用いて、ベニカナメの1年生挿木を複数個のワグネル
ポット(1/5000R,φ159mm, 高さ190mm )に1992年
7月17日に移植し、毎日灌水するものと、2日に1回の
ものと、3日に1回のものとに分け、各回150ml〜200ml
の灌水をおこなった。そして、1992年9月3日と10月1
9日に樹高を測定した。この樹高の測定結果と成長率を
次の表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1から、ベニカナメは9月の猛暑中を経
ているにもかかわらず、2日に1回と3日に1回の灌水
でも十分な成長をすることがわかる。
【0064】(実験例3)全容量を100 %とした場合、
バーミキュライトを 7%とし、パーライトを10%とし、
無機質セラミックスを13%とし、牛糞バーク材を20%と
し、ピートモスを20%とし、真砂土を30%とした人工土
壌を作成した。
【0065】この人工土壌を用いて、ベニカナメの1年
生挿木を複数個のワグネルポット(1/5000R,φ159m
m, 高さ190mm )に1992年7月17日に移植し、毎日灌水
するものと、2日に1回のものと、3日に1回のものと
に分け、各回 150ml〜200mlの灌水を行なった。そし
て、1992年9月3日と10月19日に樹高を測定した。この
樹高の測定結果と成長率を次の表2に示す。
【0066】
【表2】
【0067】(実験例4)実験例3の人工土壌と同様の
人工土壌を用いて、レッドロビンの1年生挿木につい
て、実験例3と同一年月日に同一方法で移植し、同一の
頻度及び量で灌水し、かつ、同一の測定年月日にて樹高
を測定した。この樹高の測定結果と成長率を次の表3に
示す。
【0068】
【表3】
【0069】表2と表3から、実験例3及び実験例4に
於ける人工土壌を使用した場合でも、2日に1回と3日
に1回の灌水で十分な成長をすることがわかる。
【0070】(実験例5)実験例1の人工土壌と同様の
人工土壌と、全容量を100 %とした場合80%の真砂土と
20%の鹿沼土からなる普通土壌と、を別々のワグネルポ
ット(1/5000R,φ159mm, 高さ190mm )に投入し、
その夫々にアメリカハナミズキの1年生挿木を1992年7
月17日に移植した。
【0071】その後、全て2日に1回の頻度で各回 150
ml〜200ml の灌水を行い、1992年9月3日と10月19日に
樹高を測定した。この樹高の測定結果と成長率を次の表
4に示す。
【0072】
【表4】
【0073】表4から明らかな如く、人工土壌の成長率
は+11%であり、普通土壌の成長率は+0.2 %であるた
め、人工土壌を使用した場合、普通土壌に比して樹高の
成長が著しく早くなるといえる。
【0074】(実験例6)実験例1の人工土壌と同様の
人工土壌と、真砂土100 %のものと、を別々のワグネル
ポット(1/5000R,φ159mm, 高さ190mm )に投入し
て人工土壌を収納したワグネルポット6個と真砂土を収
納したワグネルポット6個とを作成し、その夫々に2℃
にて休眠させておいたラクウショウ苗木を1本ずつ1992
年7月24日に植栽した。
【0075】その後、毎日の灌水と、3日に1回と、4
〜5日に1回のものに分け、各回200ml の灌水を行い、
12週間後の10月8日に苗木を採取した。そして、これを
水洗して新条,葉の部分と、幹と、根部と、に分離し、
夫々、80℃にて48時間乾燥後重量を秤量した。新条,葉
の部分の秤量結果と、真砂土に植栽したものに対する人
工土壌に植栽したものの成長倍率を次の表5に示す。ま
た、幹についての結果を表6に示し、根部についての結
果を表7に示す。
【0076】
【表5】
【0077】
【表6】
【0078】
【表7】
【0079】表5と表6と表7から明らかな如く、表6
の3日毎の灌水のものは、人工土壌と真砂土との間で成
長の差は見られないが、それ以外の全ての苗木は、人工
土壌に植栽したものの方が真砂土のものに比して顕著に
成長している。これにより、人工土壌に著しい成長促進
効果があるといえる。
【0080】以上の実験例2〜実験例6から、実験例2
の人工土壌───即ち図2に示した人工土壌層7をなす
人工土壌───と実験例3の人工土壌───即ち図3に
示した床土層15をなす人工土壌───のいずれも、水の
供給制限があっても樹木等の植物の成長が極めて良いと
いうことができる。
【0081】
【発明の効果】本発明は上述の構成により次のような著
大な効果を奏する。
【0082】請求項1記載の人工土壌によれば、比重を
小さくでき、ビルの屋上やベランダ,バルコニー等に人
工土壌層7を形成しても建築基準法に定める積載荷重を
越えないようにすることができる。
【0083】また、保水性を高くでき、灌水を著しく削
減し得る。さらに、長期間にわたり植物の成長を促進で
きる。
【0084】請求項2記載の人工土壌によれば、保水性
を高くでき、灌水を著しく削減できる。そして、特に、
広い公園の森林や長い道路の街路樹や高速道路の中央分
離緑地帯等に於て、灌水の量及び頻度を減少させること
ができ、人件費や水の費用等の経費の節減に大きく寄与
することができる。
【0085】請求項3又は4記載の植栽工法によれば、
ビルの屋上やベランダ,バルコニー等に高木を植栽でき
る植樹園1を建築基準法に定める基準内で造成できる。
【0086】かつ、余分な水が速やかに流出すると共に
人工土壌の流出を防止でき、かつ、植物の成長に必要な
水を保持できる理想的な植樹園1を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の人工土壌にて形成した植樹
園を示す斜視図である。
【図2】要部断面図である。
【図3】他の実施例の人工土壌にて形成した床土層を示
す断面図である。
【符号の説明】
8 基板 9 防水マット 10 板状部材 11 不織布
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】 先ず、ビルの屋上に人工土壌収納部6を
形成する。なお、人工土壌収納部6は平面視に於てL字
状以外にも矩形状や円形状や楕円形状、さらには、三角
形状や多角形状等とするも好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】 その後、人工土壌収納部6内の基盤8上
に塩化ビニル製又はゴム製の防水マット9を敷設する。
なお、基板8が防水層保護モルタル仕上げのときは、防
水マット9の敷設を省略してもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】 また、植樹園1に灌水した場合、樹木の
成育に最低必要とされる程度の水が人工土壌層7に保持
されが、余分な水は、人工土壌層7と、不織布11
と、板状部材10と、を通過して防水マット9に至り、
さらに、防水マット9と板状部材10との間の隙間を通
って図外の排水口から速やかに排水される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 8 基盤 9 防水マット 10 板状部材 11 不織布
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09K 17/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然産ゼオライトとバーミキュライトと
    パーライトの内の1つ以上を選択してなる無機質材と、
    天然産ゼオライトをセラミック化した無機質セラミック
    スと、有機質材と、を混和して、比重を0.40〜0.55とし
    たことを特徴とする人工土壌。
  2. 【請求項2】 天然産ゼオライトとバーミキュライトと
    パーライトの内の1つ以上を選択してなる無機質材と、
    天然産ゼオライトをセラミック化した無機質セラミック
    スと、有機質材と、真砂土と、を混和したことを特徴と
    する人工土壌。
  3. 【請求項3】 コンクリート又はコンクリートモルタル
    仕上げの基盤8上に防水マット9を敷設し、次に、その
    マット9上に耐圧強化プラスチック製の凹凸を有する板
    状部材10を敷き、その後、該板状部材10の上に不織布11
    を敷き、次に、不織布11の上に、天然産ゼオライトとバ
    ーミキュライトとパーライトの内の1つ以上を選択して
    なる無機質材と、天然産ゼオライトをセラミック化した
    無機質セラミックスと、有機質材と、を混和して、比重
    を0.40〜0.55とした人工土壌を、投入すると同時に又は
    投入後に植樹することを特徴とする植栽工法。
  4. 【請求項4】 防水層保護モルタル仕上げとした基盤8
    の上に、耐圧強化プラスチック製の凹凸を有する板状部
    材10を敷き、その後、該板状部材10の上に不織布11を敷
    き、次に、不織布11の上に、天然産ゼオライトとバーミ
    キュライトとパーライトの内の1つ以上を選択してなる
    無機質材と、天然産ゼオライトをセラミック化した無機
    質セラミックスと、有機質材と、を混和して、比重を0.
    40〜0.55とした人工土壌を、投入すると同時に又は投入
    後に植樹することを特徴とする植栽工法。
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