JPH06168689A - 電子顕微鏡の試料支持方法および装置 - Google Patents

電子顕微鏡の試料支持方法および装置

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JPH06168689A
JPH06168689A JP43A JP34103692A JPH06168689A JP H06168689 A JPH06168689 A JP H06168689A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34103692 A JP34103692 A JP 34103692A JP H06168689 A JPH06168689 A JP H06168689A
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JP43A
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Motohide Ukiana
基英 浮穴
Kazutaka Futamura
和孝 二村
Riyuuji Uemori
龍治 植森
Hirobumi Morikawa
博文 森川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予定の姿勢で繰り返し保持することの困難な
試料を、簡単かつ容易に同一姿勢で保持できるようにす
る。 【構成】 極細の観察用針状試料18Aおよび非点補正
・位置決め用針状試料19Aをそれぞれ一端に有する棒
状の試料保持具18、19は、各針状試料18A、19
Aの先端がX軸と電子線光軸との交点において対向かつ
近接するように試料台17の突起23A,23Bによっ
て挟持されている。試料保持具18は、針状試料18A
および挟持部18Bによって構成され、針状試料18A
は挟持部18Bの一端に溶接されている。試料台17
は、針状試料18Aの先端が電子線光軸8とX軸との交
点を通り且つX軸と直交するY軸の周りで回転可能なる
ように、ピボット24を介して回転自在に支持されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子顕微鏡の試料支持
方法および装置に係り、特に、極細あるいは極薄試料を
簡単かつ容易に保持することができ、かつ試料を視野中
心で傾斜できるようにした電子顕微鏡の試料支持方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼材料などの金属材料の開発において
は、微量の合金元素の添加により材質特性の改善を図っ
たり、従来にない機能を付加しようとする“マイクロア
ロイング技術”の研究が行われている。また、近年で
は、金属材料に含まれる有害な微量不純物元素を軽減す
る研究も積極的に行われている。
【0003】このような技術分野では、マイクロアロイ
や不純物元素の存在状態(固溶、微細析出物、偏析)を
より微視的にとらえることが重要になっており、局所的
情報の必要性が増している。
【0004】一般に、鉄鋼材料のようなバルク材料中に
おける原子レベルの解析手法としては、アトムプローブ
電界イオン顕微鏡(Atom Probe Field Ion Microscope
:以下、AP−FIMと略する) を利用したものと、
透過電子顕微鏡(TransmissionElectron Microscope :
以下、TEMと略する)を利用したものとが代表的であ
る。
【0005】AP−FIMによる解析では、長さ3〜5
mm程度、線径0. 1mm程度( 先端の曲率半径は10
0nm以下)の針状試料が用いられ、試料先端部の元素
を電界イオン化して観察する。
【0006】一方、TEMによる解析では、例えば特公
平4−14296号公報等に記載されたように、試料を
直径3mm程度の円形で厚さが電子線透過可能な0. 1
μm以下の薄膜(厚さは電子ビームの加速電圧によって
異なる)とし、これを直径が3mmのシートメッシュ上
に載置するようにしている。
【0007】各解析手法は基本原理が異なるため、いず
れか一方の解析結果だけでは十分な考察が不可能である
が、各手法は互いにその機能を補うものであり、それぞ
れの手法によって得られた分析結果を照らし合わせて比
較・検討することにより、より正確な解析結果を得るこ
とが可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】各解析手法を併用する
ためには、同一試料を各装置において同一姿勢で保持で
きるようにしなければならない。また、保持された試料
は、観察部分を視野中心でX,Yの各方向へ傾斜できる
ようにすることが望ましい。
【0009】このような機能は、試料が予定の姿勢で繰
り返し挟持することの容易な形状であれば比較的容易に
実現できるが、AP−FIMおよびTEMを併用して観
察・分析を行おうとする、予定の姿勢で繰り返し挟持す
ることの困難な極細あるいは極薄試料では実現されてい
なかった。
【0010】さらに、鉄鋼材料は概して強磁性であり、
材料によってはTEMによる観察時に電子線が望まぬ方
向に曲げられるために非点収差が補正しにくく、高分解
能での観察が困難であるという問題もあった。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決して、予定の姿勢で繰り返し保持することの困
難な試料を、簡単かつ容易に同一姿勢で保持できるよう
にすると共に、観察部分を視野中心で傾斜でき、かつT
EMによる観察時の非点収差の補正を容易に行えるよう
にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、以下のような手段を講じた点に特
徴がある。 (1) 予定の姿勢で挟持することの困難な第1の試料を、
予定の姿勢で挟持することの容易な形状の第1の試料保
持具の一端で一体化するようにした。 (2) 第1の試料保持具を挟持する試料台と、電子線光軸
と実質的に直交する第1の中心軸の周りで回転可能な回
転体と、第1の試料が第1の中心軸の周りで視野中心傾
斜するように試料台を回転体の一端で保持する保持手段
とを設けた。 (3) 前記保持手段は、第1の試料が電子線光軸と第1の
中心軸との交点を通って第1の中心軸と実質的に直交す
る第2の中心軸の周りで視野中心傾斜するように試料台
を保持するようにした。 (4) 前記試料台は、前記第1の試料と略同一形状の第2
の試料が一端で一体化された第2の試料保持具を、その
試料先端が電子線光軸と第1の中心軸との交点近傍に位
置するよう保持する第2の保持手段を具備した。 (5) 前記第2の試料が一端で一体化された第2の試料保
持具を、その試料先端が電子線光軸と第1の回転軸との
交点近傍に位置するように予め保持しておき、前記第1
の試料保持具を、その試料先端が第2の試料の先端と対
向して近接する位置で挟持するようにした。
【0013】
【作用】上記した構成(1) によれば、予定の姿勢で挟持
することの困難な極薄ないしは極細試料を所望の位置で
保持できるようになる。
【0014】上記した構成(2) によれば、予定の姿勢で
挟持することの困難な極薄ないしは極細試料を、視野中
心で一軸傾斜できるようになる。
【0015】上記した構成(3) によれば、予定の姿勢で
挟持することの困難な極薄ないしは極細試料を、視野中
心で傾斜できるようになる。
【0016】上記した構成(4) によれば、予定の姿勢で
挟持することの困難な極薄ないしは極細試料が強磁性体
であっても、実質的に非点収差のない高分解能観察が可
能になる。
【0017】上記した構成(5) によれば、予定の姿勢で
挟持することの困難な極薄ないしは極細試料の位置合わ
せを簡単、迅速かつ正確に行えるようになる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0019】図1は、本発明の一実施例である試料ホル
ダの縦断面図、図2は、図1の試料台近傍の拡大平面
図、図3は、図2のa−a線断面図である。
【0020】図1において、真空室1を構成する壁2に
は基筒3が耐真空的に取り付けられている。基筒3に
は、首振運動機構5によって球状体部4を中心に首振運
動する首振運動軸6が耐真空的に挿入されている。
【0021】中空軸状の回転体7は、ねじ止めにより相
互に結合された第1の回転部材7Aおよび第2の回転部
材7Bから成り、電子線光軸8と直交する第1の中心軸
(以下X軸と呼ぶ)に沿って配置され、首振運動軸6を
通って真空室1の外部から内部へと耐真空的に貫通して
いる。回転部材7Bの先端部は、対物レンズの上部ポー
ルピース9および下部ポールピース10の間に位置して
いる。
【0022】回転軸11は、真空室1の外部から第2の
回転部材7Bの中空孔内まで、第1の回転部材7Aの中
空孔を耐真空的に貫通して延びている。回転軸11の外
端にはつまみ12が設けられ、その反対側にはストッパ
13が設けられている。これらにより、回転軸11は回
転を許されるが軸方向の移動が阻止される。回転軸11
の内端にはねじ11aが切られ、ねじ11aは移動子1
4と螺合している。
【0023】移動子14にはピン15が設けられ、ピン
15は第2の回転部材7Bで軸方向に沿って設けられた
案内溝16と係合している。このため、移動子14は、
第2の回転部材7Bの中空孔内でX軸に沿って移動し得
るが回転は阻止される。
【0024】試料台17は、図2に示したように、電子
線光軸8とX軸との交点を通り且つX軸と直交するY軸
の周りで回転可能なるように、回転部材7Bの先端部近
傍で2個のピボット24を介して回転自在に支持されて
いる。
【0025】試料台17では、それぞれ観察用の針状試
料18A、非点補正・位置決め用針状試料19Aを一端
に有する棒状の試料保持具18、19が、各針状試料1
8A、19Aの先端が対向して近接するように、突起2
3A,23Bによって挟持されている。
【0026】試料保持具18は、長さ3〜5mm、線径
0. 1mmないしはそれ以下程度の強磁性体からなる針状
試料18A、および長さ5〜10mm,線径0. 5〜1mm
程度の非磁性体からなる挟持部18Bによって構成さ
れ、針状試料18Aは溶接等の適宜の手段によって挟持
部18Bの一端に固着されている。
【0027】同様に、試料保持具19も、針状試料18
Aと略同一形状、同一材質からなる非点補正・位置決め
用針状試料19A、および非磁性体からなる挟持部19
Bによって構成され、針状試料19Aは溶接によって挟
持部19Bの一端に固着されている。
【0028】前記試料保持具18,19は、X軸方向の
位置合わせ用ねじ21A,21B(先端が円錐状となっ
ている)と、Y軸およびZ軸(電子線光軸8)方向の位
置合わせ用のねじ22A,22Bを用いて、X,Y,Z
のいずれの方向にも調整可能である。試料保持具18の
軸中心は第2の回転部材7Bの軸中心と略一致してい
る。
【0029】第2の回転部材7Bの先端は、針状試料1
8Aの先端が常に電子線光軸8とX軸との交点に正確に
位置づけられるよう、ピボット25を介して試料位置づ
け部材26と接触している。
【0030】試料保持具18の挟持部18Bの外径には
ケ画線32Aが記されており、挟持部18Bは、ケ画線
32Aが試料台17のケ画線32B(図1)と一致する
位置で保持される。
【0031】試料台17の側面にはプーリー27が設け
られ、該プーリー27には金属より線28が張架されて
いる(図3参照)。金属より線28の一端28aは移動
子14に固定され、その他端28bは第2の回転部材7
Bの中空孔内に配置された金属より線固定部材29に固
定されている。
【0032】第2の回転部材7Bには、弾性体受け部材
30が固定され、該弾性体受け部材30と金属より線固
定部材29との間には、金属より線固定部材29を移動
子14側へ常時近づくような押圧力を発生する、圧縮ば
ねからなる弾性体31が設けられている。
【0033】金属より線28は、棒状試料保持具18の
側方で、これと略平行に張架されているので、該棒状試
料保持具18は、Y軸を中心に傾斜しても金属より線2
8と交差したり、これによっれ傾斜が妨げられたりする
ようなことはない。
【0034】このような構成を有する試料ホルダにおい
て、始めに真空外で、各針状試料18A、19Aの先端
がX軸と電子線光軸8との交点(これはY軸との交点で
もある)において対向かつ近接するように、ねじ21
A,21Bおよび22A,22Bを適宜に調整して棒状
試料保持具18、19を微動する。このような初期調整
により、各針状試料18A、19Aの先端は、共に視野
中心で傾斜できるようになる。
【0035】針状試料18の位置決めは、予め非点補正
・位置決め用の針状試料19Aの先端を、光学顕微鏡を
使用して前記交点に正確に位置合わせし、棒状試料保持
具18は、観察用針状試料18Aの先端が針状試料19
Aの先端に対向かつ近接するように光学顕微鏡を使用し
て位置決めすることにより極めて容易に行えるようにな
る。
【0036】このように、針状試料19Aを治具の替わ
りに用いる位置合わせ方法によれば、多数の試料を繰り
返し観察する場合でも、試料の位置合わせを正確、簡単
かつ迅速に行えるようになる。
【0037】針状試料18A、19Aを挟持した試料ホ
ルダを真空内に挿入し、真空室1の外部で回転体7を時
計方向または反時計方向に回動させると、回転体7に支
持されている試料台17、したがって針状試料18A、
19AがX軸の周りで同方向に回動する。
【0038】また、つまみ12を回動させると、回転軸
11の先端に切られたねじ11aと螺合している移動子
14がX軸に沿って移動する。移動子14が電子線光軸
8側へ移動した場合には、移動子14が移動した距離だ
け弾性体31による弾性力によって金属より線固定部材
29が電子線光軸8から離れる方向に移動する。この結
果、金属より線28が張架されているプーリー27すな
わち試料台17に保持された棒状試料保持具18、19
はY軸の周りで時計方向に回動する。
【0039】また、移動子14が電子線光軸8から離れ
る方向に移動する場合には、移動子14が移動した距離
だけ金属より線固定部材29が弾性体31の弾性力に抗
して電子線光軸8側へ移動する。この結果、プーリー2
7すなわち試料台17に保持された棒状試料保持具1
8、19はY軸の周りで反時計方向に回動する。
【0040】針状試料18Aの傾斜方位および傾斜角度
(傾斜量)は棒状試料保持具18のX軸およびY軸の周
りでの回動量によって決定されるから、回転体7および
つまみ12を所望の方向に予定量だけ回動させると、棒
状試料保持具18を任意方位に任意量だけ傾斜させるこ
とができる。このとき、針状試料18AはX軸,Y軸共
常に視野中心で傾斜する。したがって、傾斜を与えるこ
とによってTEM像の視野が逃げるようなことはない。
【0041】上記構成によれば、AP−FIMで解析し
た針状試料をTEMの試料台にも取り付けられ(その逆
も可能)、同一局所を同一方向から観察することができ
るようになる。
【0042】さらに、位置決め用針状試料19Aの形
状、材質を観察用針状試料18と同一とすれば、両者の
相互作用によって非点収差が実質的に補正されるので、
強磁性の鉄鋼材料でも観察することができるようにな
る。したがって、従来手法の限界を越え微細析出物の異
相界面や結晶粒界などの構造解析並びに組成分析に有効
な手法となる。
【0043】なお、本実施例では、第2の回転部材7B
には、首振運動される棒状試料保持具18の軌道部分に
切欠き20が設けられているので、試料保持具18の外
端が第2の回転部材7Bの外径をはみ出すまで傾斜させ
ることが可能である。
【0044】試料台17はプーリー27に張架されてい
る金属より線28の摩擦力に抗して回転させられるの
で、真空外での棒状試料保持具18の挿脱は、X軸の直
角方向、又は鋭角方向のいずれからでも行える。
【0045】なお、非点補正用試料19Aを、非点補正
や位置決めの目的だけでなく、観察を目的として保持す
れば、複数の針状試料を取り付けたことと同じになる。
このとき、一方を既知の試料とし、他方は未知の試料と
すれば、TEM内の真空を破ることなしに同時観察によ
る比較測定ができ、さらに同一視野内で既知の試料と未
知の試料とを同時に観察することができ、1枚のフィル
ムに写真撮影することもできる。
【0046】また、挟持部18Bの長さを5〜10mm程
度としたが10mm以上の長さでも差し支えない。さら
に、上記した実施例では試料のX軸,Y軸の両方の傾斜
について述べたが、非点収差の補正を重視する場合は、
X軸傾斜のみでY軸傾斜の機構を設けなくてもよい。
【0047】なお、上記した実施例では、予定の姿勢で
繰り返し保持することの困難な試料として極細試料を例
にして説明したが、本発明はこれのみに限定されず、薄
膜状の試料であっても良い。
【0048】試料が薄膜状の場合には、これを溶接等に
よって挟持部18Bに固着することが困難なので、観察
試料と同材質の挟持部18Bの一端を機械的研磨あるい
は化学的エッチングによって薄膜状にし、これを試料と
するようにしても良い。
【0049】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、次の
ような効果が達成される。 (1) 予定の姿勢で挟持することの困難な極薄ないしは極
細試料を、予定の姿勢で挟持することの容易な形状の試
料保持具の一端で一体化するようにしたので、挟持の困
難な試料を所望の位置および姿勢で保持できるようにな
る。したがって、挟持の困難な試料の同一箇所を、複数
の異なった装置で繰り返し観察できるようになる。 (2) 試料がX軸の周りで視野中心傾斜するように試料台
を回転体の一端で保持するようにしたので、予定の姿勢
で挟持することの困難な極薄ないしは極細試料を、視野
中心で一軸傾斜できるようになる。 (3) 試料がY軸の周りで視野中心傾斜するように試料台
を保持するようにしたので、予定の姿勢で挟持すること
の困難な極薄ないしは極細試料を視野中心で傾斜できる
ようになる。 (4) 前記試料台は、観察用試料と略同一形状の非点補正
・位置決め用試料が一端で一体化された試料保持具を、
その試料先端が電子線光軸とX軸との交点に位置するよ
う保持するようにしたので、試料が強磁性体であって
も、実質的に非点収差のない高分解能観察が可能にな
る。 (5) 非点補正・位置決め用試料が一端で一体化された試
料保持具を、試料先端が視野中心に位置するよう予め保
持し、観察用試料は、その先端が非点補正・位置決め用
試料の先端と対向かつ近接する位置で挟持するようにし
たので、予定の姿勢で挟持することの困難な極薄ないし
は極細試料の位置合わせを簡単、迅速かつ正確に行える
ようになる。 (6) 複数の試料を対向して近接するように配置できるの
で、同一視野で複数の試料を観察でき、1枚のフィルム
に複数の試料を撮影できるようになる。 (7) 回転体には、試料台がY軸の周りで回動したときの
試料保持具の軌道部分に切り欠きを設けたので、試料観
察時および試料交換時等に試料を大きく傾斜させられる
ようになり、特に試料交換時においては、試料の挿抜が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である試料ホルダの縦断面
図である。
【図2】 図1の試料台付近の拡大平面図である。
【図3】 図2のa−a線断面図である。
【符号の説明】
1…真空室、2…壁、3…基筒、4…球状体部、5…首
振運動機構、6…首振運動軸、7…回転体、8…電子線
光軸、9,10…対物レンズのポールピース、11…回
転軸、12…つまみ、13…ストッパ、14…移動子、
15…ピン、16…案内溝、17…試料台、18、19
…棒状試料保持具、18A…観察用針状試料、18B、
19B…挟持部、19A…非点補正・位置決め用針状試
料、20…切欠き、21A、21B、22A、22B…
位置合わせ用ねじ、24、25…ピボット、27…プー
リー、28…金属より線、29…固定部材、31…弾性
体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森川 博文 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐡株式 会社解析科学研究部富津分室内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予定の姿勢で挟持することの困難な極薄
    ないしは極細試料を観察する電子顕微鏡の試料支持装置
    であって、 予定の姿勢で挟持することの容易な形状を有し、一端に
    第1の試料が一体化された第1の試料保持具と、 前記第1の試料保持具を挟持する試料台と、 電子線光軸と実質的に直交する第1の中心軸の周りで回
    転可能な回転体と、 試料台を前記回転体の一端で保持する保持手段とを具備
    し、 前記試料台は、第1の試料の先端が電子線光軸と第1の
    中心軸との交点に位置するように、前記第1の試料保持
    具を微動させる試料微動機構を具備したことを特徴とす
    る電子顕微鏡の試料支持装置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段は、第1の試料の先端が電
    子線光軸と第1の中心軸との交点を通って第1の中心軸
    と実質的に直交する第2の中心軸の周りで回転するよう
    に前記試料台を保持することを特徴とする請求項1記載
    の電子顕微鏡の試料支持装置。
  3. 【請求項3】 前記試料台を、第2の中心軸の周りで回
    動させる機構を具備したことを特徴とすると請求項2記
    載の電子顕微鏡の試料支持装置。
  4. 【請求項4】 前記試料微動機構は、 第1の試料が電子線光軸方向に首振運動するよう前記第
    1の試料保持具を対向する2点で挟持する手段と、 前記第1の試料保持具を第1の中心軸に沿って微動させ
    る手段と、 前記第1の試料保持具を固定する手段とより構成された
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    電子顕微鏡の試料支持装置。
  5. 【請求項5】 前記試料台は、前記第1の試料と略同一
    形状の第2の試料が一端で一体化された第2の試料保持
    具を、その試料先端が電子線光軸と第1の中心軸との交
    点近傍に位置するように挟持する手段を具備したことを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の電子顕
    微鏡の試料支持装置。
  6. 【請求項6】 前記回転体には、試料台が第2の中心軸
    の周りで回動したときの試料の軌道部分に切り欠きが設
    けられたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか
    に記載の電子顕微鏡の試料支持装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の試料先端を同一視
    野内で観察・写真撮影できるようにしたことを特徴とす
    る請求項5または6記載の電子顕微鏡の試料支持装置。
  8. 【請求項8】 前記試料は、試料保持具の一端に溶接に
    よって固着された針状体であることを特徴とする請求項
    1ないし7のいずれかに記載の電子顕微鏡の試料支持装
    置。
  9. 【請求項9】 前記試料は、試料保持具の一端を薄膜化
    してなる薄膜状体であることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載の電子顕微鏡の試料支持装置。
  10. 【請求項10】 予定の姿勢で挟持することの困難な極
    薄ないしは極細試料を観察する電子顕微鏡の試料支持方
    法であって、 第1の試料を、予定の姿勢で挟持することの容易な形状
    を有する第1の試料保持具の一端で一体化し、当該第1
    の試料保持具を適宜に挟持することによって前記第1の
    試料を予定の位置および姿勢で保持するようにしたこと
    を特徴とする電子顕微鏡の試料支持方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の試料と略同一形状の第2の
    試料が一端で一体化された第2の試料保持具を、その試
    料先端が電子線光軸と第1の回転軸との交点近傍に位置
    するよう保持し、前記第1の試料保持具を、その試料先
    端が前記第2の試料の先端と対向かつ近接する位置で挟
    持するようにしたことを特徴とする請求項10記載の電
    子顕微鏡の試料支持方法。
  12. 【請求項12】 前記試料保持具側面の予定位置には、
    その位置を特定する目印が付され、当該試料保持具は、
    その目印が予定位置となるような姿勢で挟持されるよう
    にしたことを特徴とする請求項10または11記載の電
    子顕微鏡の試料支持方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012104502A (ja) * 2012-01-23 2012-05-31 Hitachi High-Technologies Corp 電子分光器を有する透過型電子顕微鏡装置,試料ホルダ,試料台及びスペクトル像の取得方法
US8530858B2 (en) 2008-06-27 2013-09-10 Hitachi High-Technologies Corporation Transmission electron microscope apparatus comprising electron spectroscope, sample holder, sample stage, and method for acquiring spectral image
WO2025253620A1 (ja) * 2024-06-07 2025-12-11 株式会社日立ハイテク 荷電粒子線装置及び試料ホルダ

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