JPH06168879A - 誘電体薄膜の製造方法 - Google Patents

誘電体薄膜の製造方法

Info

Publication number
JPH06168879A
JPH06168879A JP43A JP32157792A JPH06168879A JP H06168879 A JPH06168879 A JP H06168879A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32157792 A JP32157792 A JP 32157792A JP H06168879 A JPH06168879 A JP H06168879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
dielectric thin
substrate
producing
perovskite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3224293B2 (ja
Inventor
Isaku Jinno
伊策 神野
Shigenori Hayashi
重徳 林
Takashi Hirao
孝 平尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32157792A priority Critical patent/JP3224293B2/ja
Publication of JPH06168879A publication Critical patent/JPH06168879A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3224293B2 publication Critical patent/JP3224293B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多元イオンビームスパッタリング法によって
ペロブスカイト型誘電体薄膜を安定に形成するための条
件を提供すると共に、低い基板温度での誘電体薄膜の製
造方法を提供する。 【構成】 基板10としてMgO(100)単結晶基板
を用い、ターゲット5、6、7及び8としてそれぞれP
b、La、Zr及びTiの金属ターゲットを用いた。そ
して、イオン源1、2、3及び4からアルゴンイオンビ
ームを照射し、各ターゲットを構成する元素を独立に蒸
発させて基板10上にPbTiO3 誘電体薄膜9を形成
する。この場合、基板10を加熱せずに、エキシマレー
ザ12によるパルス紫外線を、50〜500mJ/cm
2 の範囲で基板10に照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体薄膜の製造方法
に関し、特にペロブスカイト型複合化合物からなる誘電
体薄膜の製造方法関する。
【0002】
【従来の技術】近年注目されている薄膜材料として、一
般式ABO3 で構成されるペロブスカイト型構造を有す
る誘電体材料がある。このうち、AサイトがPb、B
a、Sr又はLaのうち少なくとも1種類、Bサイトが
Ti及びZrのうち少なくとも1種類の元素を含むAB
3 としては、(Pb1-x Lax )(Zry Ti1-y
1- x /43 系、BaTiO3 系に代表される強誘電体材
料がある。これらは優れた強誘電性、圧電性、焦電性、
電気光学特性等を示し、これを利用した種々の機能デバ
イスが検討されている。特に、半導体ICの分野におい
ては、新しいデバイス、不揮発性メモリーへの応用が期
待されている。また、SrTiO3 系は強誘電性こそ示
さないものの、高誘電率材料として超高密度DRAM
(ダイナミックランダムアクセスメモリー)のキャパシ
タ絶縁膜への応用が期待されている。
【0003】これらの材料の特性の向上あるいは集積化
のためには、その薄膜化が非常に重要であり、特に、S
i等の半導体基板上に作製する技術の開発が重要であ
る。高性能化という観点からみれば、作製される誘電体
薄膜は単結晶薄膜あるいは配向膜であることが望まし
く、ヘテロエピタキシャル技術の開発が重要である。さ
らには、その構造を人工格子的にあるいは原子層レベル
で制御したり、異種材料を積層させたりといった、高機
能の薄膜形成技術も材料設計の面から切望されている。
【0004】ところで、ペロブスカイト型誘電体薄膜の
形成を困難なものとしている原因の一つとして、適切な
条件下において薄膜を形成しなければ個々の金属又はそ
の酸化物、もしくはパイロクロアといった異なった結晶
の薄膜が合成されてしまうことを挙げることができる。
【0005】これらに関する研究は、様々な薄膜堆積法
に基づいて種々行われているが、酸化物誘電体の薄膜化
に関しては、誘電体の成分を含んだ酸化物焼結体のター
ゲットと誘電体薄膜を堆積させるために室温又は加熱し
た基板とを対向させて設置し、その間に高周波を印加す
るスパッタリング法が従来より広く行なわれている。
【0006】しかし、この誘電体薄膜製造法では、ター
ゲット材料である酸化物焼結体と形成された薄膜との間
に化学組成のずれが生じ易く、しかもスパッタリング条
件に大きく左右される等の問題があり、高性能高品質の
誘電体薄膜の製作は困難であった。
【0007】近年、これに変わる新しい方法として、誘
電体薄膜の成分となる酸化物焼結体又は金属のターゲッ
トを複数個配置し、これらのターゲットに独立したイオ
ン源からイオン照射を行ない、基板上に誘電体薄膜を作
製する多元イオンビームスパッタリング法が考え出され
た。この薄膜形成法は、個々の金属成分を独立したイオ
ン源を用いてスパッタするものであるため、形成される
誘電体薄膜の組成を自由に制御することができ、その結
果、化学組成のずれを防ぐことができると共に、必要に
応じて膜組成を変調することも可能である。また、形成
時の雰囲気も高周波(RF)スパッタリング法に比べて
低い真空度で成膜することができ、ピンホールなどの欠
陥の少ない誘電体薄膜を比較的低い基板温度で形成する
ことができると考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この多元イオ
ンビームスパッタリング法においても、ペロブスカイト
型誘電体薄膜を安定に作製する条件、特に、形成槽内の
真空度や誘電体薄膜を構成するそれぞれの元素の組成範
囲は不明であった。また、ターゲットに金属を用いてい
るため、それらを効果的に酸化させて誘電体薄膜を形成
することが必要である。また、高品質のデバイスを作製
するためには、基板温度の低温化が必須となってくる。
さらに、焦電センサとして注目されている(PbLa)
TiO3 で表わされるペロブスカイト型誘電体薄膜は、
その性能を有効に引き出すために結晶軸方向を一定に、
特に、c軸に配向させる必要があるが、これをSi基板
上に結晶性良く薄膜化する方法は今までのところ不明で
あった。
【0009】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たものであり、多元イオンビームスパッタリング法によ
ってペロブスカイト型誘電体薄膜を安定に形成するため
の条件を提供すると共に、低い基板温度での誘電体薄膜
の製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る誘電体薄膜の第1の製造方法は、一般
式ABO3 で構成されるペロブスカイト型複合化合物か
らなる誘電体薄膜の製造方法であって、Aサイト(但
し、Pb、Ba、Sr又はLaのうち少なくとも1種類
の元素を含む。)及びBサイト(但し、Ti及びZrの
うち少なくとも1種類の元素を含む。)を構成する元素
からなる複数の金属ターゲットを酸化性ガスを含む減圧
下の形成槽内に配置し、各々のターゲットに不活性ガス
イオンを照射することによってそれぞれの金属ターゲッ
トを構成する元素を独立に蒸発させ、基板上にペロブス
カイト型複合化合物薄膜を形成することを特徴とする。
【0011】本発明の第1の製造方法においては、形成
槽内の酸化性ガスとして酸素ガスを用いる場合、その酸
素ガスの分圧が1×10-6〜1×10-4Torrの範囲
内にあることが好ましい。
【0012】また、本発明に係る誘電体薄膜の第2の製
造方法は、一般式ABO3 で構成されるペロブスカイト
型複合化合物からなる誘電体薄膜の製造方法であって、
Aサイト(但し、Pb、Ba、Sr又はLaのうち少な
くとも1種類の元素を含む。)及びBサイト(但し、T
i及びZrのうち少なくとも1種類の元素を含む。)を
構成する元素からなる複数の金属ターゲットを減圧下の
形成槽内に配置し、各々のターゲットに酸化性ガスをイ
オン化して加速したイオンビームを照射することによっ
てそれぞれの金属ターゲットを構成する元素を独立して
蒸発させ、基板上にペロブスカイト型複合化合物薄膜を
形成することを特徴とする。
【0013】本発明の第2の製造方法においては、酸化
性ガスをイオン化するイオン源として、電子サイクロト
ロン共鳴(ECR)型イオン源を用いることが好まし
い。また、前記本発明の第1又は第2の製造方法におい
ては、PbTiO3 からなる誘電体薄膜を形成する場
合、形成される誘電体薄膜の組成比Pb/Tiが0.5
〜1.2の範囲内にあることが好ましい。
【0014】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法においては、誘電体薄膜を形成する際、酸化性ガスを
イオン化し電界によって加速することにより、50〜3
00eVのエネルギーを有する酸素イオンビームを基板
表面に照射することが好ましく、そのイオン源として、
電子サイクロトロン共鳴(ECR)型イオン源を用いる
ことが好ましい。
【0015】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法においては、誘電体薄膜を形成する際、紫外光領域に
あるエキシマレーザ光を、1パルス当りのエネルギー密
度が50〜500mJ/cm2 の範囲で基板表面にパル
ス照射することが好ましい。
【0016】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法においては、一般式ABO3 で構成されるペロブスカ
イト型複合化合物のうち特にAサイトにPb及びLa、
BサイトにTiを含有する誘電体薄膜を形成する場合、
基板としてSiの上部に予めTi、Ptを順次蒸着した
ものを用いることが好ましい。
【0017】
【作用】前記本発明の第1の製造方法によれば、酸化性
ガスとしてオゾン、酸化窒素などの酸化力の強いガスを
使用することにより、酸素欠損の無い良好な特性を有す
る誘電体薄膜を形成することができる。
【0018】また、前記本発明の第1の製造方法におい
て、形成槽内の酸化性ガスとして酸素ガスを用いる場
合、その酸素ガスの分圧が1×10-6〜1×10-4To
rrの範囲内にあるという好ましい構成によれば、組成
のずれがなく、かつ、十分に酸化された誘電体薄膜を作
製することができる。
【0019】前記本発明の第2の製造方法によれば、1
×10-5Torr以下の低い真空度で酸素欠損のない良
質の誘電体薄膜を作製することができる。また、前記本
発明の第2の製造方法において、酸化性ガスをイオン化
するイオン源として、電子サイクロトロン共鳴(EC
R)型イオン源を用いるという好ましい構成によれば、
フィラメントを使用するタイプのものに比べて耐久性を
向上させることができる。
【0020】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、PbTiO3 からなる誘電体薄膜を形成す
る場合、形成される誘電体薄膜の組成比Pb/Tiが
0.5〜1.2の範囲内にあるという好ましい構成によ
れば、実際の使用に耐え得る誘電体薄膜を形成すること
ができ、組成制御の点からみた場合、工程が簡便とな
る。
【0021】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、誘電体薄膜を形成する際、酸化性ガスをイ
オン化し電界によって加速することにより、50〜30
0eVのエネルギーを有する酸素イオンビームを基板表
面に照射するという好ましい構成によれば、PbTiO
3 の自発分極軸方向でもある(001)配向性が増し、
センサや不揮発性メモリへの応用を考えた場合、有効で
ある。
【0022】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、誘電体薄膜を形成する際、紫外光領域にあ
るエキシマレーザ光を、1パルス当りのエネルギー密度
が50〜500mJ/cm2 の範囲で基板表面にパルス
照射するという好ましい構成によれば、室温付近の低い
基板温度で良質の誘電体薄膜の形成が可能となり、誘電
体薄膜を半導体基板上でデバイスとして使用する場合の
製造方法として有効である。
【0023】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、一般式ABO3 で構成されるペロブスカイ
ト型複合化合物のうち特にAサイトにPb及びLa、B
サイトにTiを含有する誘電体薄膜を形成する場合、基
板としてSiの上部に予めTi、Ptを順次蒸着したも
のを用いるという好ましい構成によれば、Si基板上に
c軸方向に強く配向した(PbLa)TiO3 薄膜を形
成することが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。図1に、本実施例で用いた薄膜形成装置の
概略図を示す。本形成装置は、その主たる堆積機構とし
て、イオン源1、2、3及び4による最大4元のターゲ
ットによるイオンビームスパッタリング機構を備えてお
り、ターゲット5、6、7及び8としては金属が用いら
れる。そして、イオンビーム電流の制御及びシャッタリ
ングによって、誘電体薄膜9の組成及び構造を制御でき
るようにされている。ペロブスカイト構造の結晶性薄膜
を成長させる基板10としては、酸化マグネシウム、サ
ファイア(α−Al2 3 )チタン酸ストロンチウム等
の単結晶の基板が有効である。また、本形成装置には、
アシストイオン源11及びエキシマレーザ12によるイ
オンアシスト及び光アシストの機構がそれぞれ併設され
ている。尚、アシストイオン源11としては、電子サイ
クロトロン共鳴(ECR)型イオン源が用いられてい
る。
【0025】以下、酸化物強誘電体を例に挙げて本実施
例をさらに詳細に説明する。図1の薄膜形成装置を用い
て、強誘電体(Pb1-x Lax )(Zry Ti1-y
1-x /43 (0≦x<1、0≦y<1)を作製する場合
について述べる。
【0026】基板10としてMgO(100)単結晶基
板を用い、ターゲット5、6、7及び8としてそれぞれ
Pb、La、Zr及びTiの金属ターゲットを用いた。
そして、イオン源1、2、3及び4からアルゴンイオン
ビームを照射し、各ターゲットを構成する元素を独立に
蒸発させて基板10上にスパッタリング蒸着を行った。
尚、形成槽内には酸化性ガスを減圧下(トータルガス圧
で1×10-5〜1×10-4Torr)で流しておく。酸
化性ガスとしてオゾン、酸化窒素などの酸化力の強いガ
スを用いることにより、酸素欠損の無い良好な特性を有
する強誘電体薄膜を得ることができた。また、酸化性ガ
スとして酸素ガスを用い、その分圧を1×10-6〜1×
10-4Torrの範囲内に設定した結果、組成のずれが
なく、かつ、十分に酸化された強誘電体薄膜を得ること
ができた。図2に、このようにして形成したPbTiO
3 誘電体薄膜のX線回折強度を示す。図2に示すよう
に、PbTiO3 誘電体薄膜の結晶構造はペロブスカイ
ト構造を有していることが確認された。
【0027】金属ターゲットをスパッタするガスとし
て、不活性ガスに代えて酸素ガスを用い、これをイオン
化して加速した酸素イオンビームを照射することによ
り、PbTiO3 誘電体薄膜を形成した。この場合、蒸
着率は低下するが、アルゴンを用いた場合よりも低い真
空度(1×10-5Torr以下)で酸素欠損の無い良質
の強誘電体薄膜を得ることができた。しかし、真空度を
下げすぎると、ターゲットをスパッタするのに必要なビ
ーム電流が低下するため、薄膜の堆積速度は低下してし
まう。尚、このとき得られたPbTiO3 誘電体薄膜の
X線回折パターンは図2と同様のパターンを示した。
【0028】酸素イオンビームのイオン源として、従来
一般に用いられているフィラメントを使用するタイプの
ものを用いると、フィラメントの酸化によって耐久性が
低下してしまうが、これに代えてECR型イオン源を用
いると長時間の使用に対しても何ら問題はなかった。
【0029】(Pb1-x Lax )(Zry Ti1-y
1-x /43 (0≦x<1、0≦y<1)で代表される強
誘電体のうち、その基本となる元素はPbとTiであ
り、この2つの元素によって構成されるPbTiO3
多元ターゲットを使用する誘電体薄膜形成の基礎となる
べきものである。薄膜中のPbとTiの組成比τ=Pb
/Tiは1であることが望ましいが、組成がずれていて
も所定の組成範囲内にあれば、実際の使用に耐え得る誘
電体薄膜を作製できる。
【0030】本発明者等は、異なる組成を有するPbT
iO3 誘電体薄膜を作り、その組成をEPMA(電子プ
ローブ微小分析法)で分析すると共にX線回折によりそ
の結晶性を調べた。図3に、成膜時の基板温度と誘電体
薄膜の組成に対する誘電体薄膜の結晶性を示す。図3に
示すように、成膜時の基板温度にもよるが、PbとTi
の組成比τ=Pb/Tiが0.5≦τ≦1.2の範囲内
にあれば、所望のペロブスカイト型PbTiO3 薄膜を
形成できることが確認された。このため、組成制御の点
からみた場合、工程が極めて簡便となる。図4に、上記
組成範囲内で形成した誘電体薄膜の分極反転特性を示
す。図4に示すように、この誘電体薄膜は強誘電性を有
していることが確認された。
【0031】ペロブスカイト構造の(Pb1-x Lax
(Zry Ti1-y 1-x /43 誘電体薄膜を得るために
必要な基板温度や雰囲気などの条件は組成によって異な
るが、イオン及び光のアシスト効果は定性的には同じで
あるため、以下PbTiO3誘電体薄膜の場合について
述べる。
【0032】基板への酸素イオンビ−ムの照射効果を調
べるために、導入口13からは酸素ガスの供給を行わ
ず、形成槽内が同一の酸素分圧(1×10-6〜1×10
-4Torr)となるようにアシストイオン源11の導入
口から酸素ガスを供給し、この酸素ガスをイオン化し電
界によって加速することにより酸素イオンビームを発生
させ、基板10に照射した。尚、この場合のイオン源と
しても、上述した理由により、ECR型イオン源を用い
た。
【0033】本発明者等は、ペロブスカイト構造の誘電
体薄膜を得るためには、酸素イオンビームとして、50
〜300eVの低いエネルギーを有するイオンを用いる
ことが有効であることを見い出した。図5に、50e
V、150eV、300eVのエネルギーを有する酸素
イオンビームを照射しながら形成した誘電体薄膜のX線
回折強度を示す。図5に示すように、酸素イオンビーム
のエネルギーの増加に伴って(001)配向性が増すこ
とが確認された。(001)方向はPbTiO3の自発
分極軸方向でもあるため、センサや不揮発性メモリへの
応用を考えた場合、極めて有用である。また、基板への
酸素イオン照射を行わない場合は550℃以上の基板温
度が必要であったが、酸素イオンを照射することによっ
て300〜500℃以下の基板温度でも誘電体薄膜を形
成できることが確認された。尚、酸素イオンの加速エネ
ルギーが300eVを超えると、形成された誘電体薄膜
が逆にスパッタされてしまい、良質の誘電体薄膜を得る
ことはできなかった。また、酸素イオンの加速エネルギ
ーが50eVに満たない場合には、酸素イオンビームの
有するエネルギーが低すぎて、(001)配向性の増加
や基板温度の低下といった酸素イオン照射による効果は
見られなかった。
【0034】次に、基板を加熱せずに、多元イオンビー
ムスパッタリング法で誘電体薄膜を形成しながら、エキ
シマレーザによるパルス紫外線を基板に照射した。そし
て、エキシマレーザ光の繰り返し周波数及びエネルギー
密度を変化させながら誘電体薄膜を形成し、それらの結
晶性を調べた。その結果、エキシマレーザ光の1パルス
当りの密度が50〜500mJ/cm2 の範囲内にあれ
ば、図6に示すような誘電体相を形成できることが確認
された。尚、50mJ/cm2 以下ではエネルギーが低
いために誘電体相の形成反応が起らず、アモルファス状
の薄膜となった。また、500mJ/cm2 以上の高エ
ネルギー領域では基板に到達したスパッタ粒子がエキシ
マレーザの照射によって蒸発し、基板上に薄膜の堆積は
起らなかった。レーザパルスの繰り返し周波数に関して
は、1〜100Hzの範囲で変化させたが、各々の周波
数に対応する上記範囲内のエネルギー密度を有する紫外
線レーザ光の照射によって誘電体薄膜を形成することが
できた。紫外線の照射効果についての詳細なメカニズム
は今までのところ不明であるが、他の成膜方法と比較し
て良質の薄膜形成が可能な多元イオンビームスパッタリ
ング法に紫外線レーザによる光アシストを行なうことに
より、室温付近の低い基板温度で良質の誘電体薄膜を形
成することが可能となった。このことは、誘電体薄膜を
半導体基板上でデバイスとして使用する場合の製造方法
として極めて有用である。
【0035】次に、シリコン表面に電極として予めT
i、Ptを順次蒸着した基板を用い、多元イオンビーム
スパッタリング法により(PbLa)TiO3 薄膜を形
成した。図7に、この(PbLa)TiO3 薄膜のX線
回折強度を示す。図7に示すように、c軸方向に強く配
向した誘電体薄膜が得られた。表面観察の結果、形成さ
れた薄膜は単結晶ではなく多結晶となっていたが、分極
軸方向に配向していることから、図4とほぼ同様の電気
特性を有していることが判る。エピタキシャル関係を持
たない基板上で結晶軸を揃えて配向させることは極め困
難であり、本製造方法で結晶配向性が揃う原因について
は不明な点が多いが、イオンビームによってスパッタさ
れた粒子の持つ比較的高いエネルギー(数eV)が薄膜
形成における反応に何らかの影響を及ぼしたものと考え
られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、前記本発明の第1
の製造方法によれば、酸化性ガスとしてオゾン、酸化窒
素などの酸化力の強いガスを使用することにより、酸素
欠損の無い良好な特性を有する誘電体薄膜を形成するこ
とができる。
【0037】また、前記本発明の第1の製造方法におい
て、形成槽内の酸化性ガスとして酸素ガスを用いる場
合、その酸素ガスの分圧が1×10-6〜1×10-4To
rrの範囲内にあるという好ましい構成によれば、組成
のずれがなく、かつ、十分に酸化された誘電体薄膜を作
製することができる。
【0038】前記本発明の第2の製造方法によれば、1
×10-5Torr以下の低い真空度で酸素欠損のない良
質の誘電体薄膜を作製することができる。また、前記本
発明の第2の製造方法において、酸化性ガスをイオン化
するイオン源として、電子サイクロトロン共鳴(EC
R)型イオン源を用いるという好ましい構成によれば、
フィラメントを使用するタイプのものに比べて耐久性を
向上させることができる。
【0039】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、PbTiO3 からなる誘電体薄膜を形成す
る場合、形成される誘電体薄膜の組成比Pb/Tiが
0.5〜1.2の範囲内にあるという好ましい構成によ
れば、実際の使用に耐え得る誘電体薄膜を形成すること
ができ、組成制御の点からみた場合、工程が簡便とな
る。
【0040】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、誘電体薄膜を形成する際、酸化性ガスをイ
オン化し電界によって加速することにより、50〜30
0eVのエネルギーを有する酸素イオンビームを基板表
面に照射するという好ましい構成によれば、PbTiO
3 の自発分極軸方向でもある(001)配向性が増し、
センサや不揮発性メモリへの応用を考えた場合、有効で
ある。
【0041】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、誘電体薄膜を形成する際、紫外光領域にあ
るエキシマレーザ光を、1パルス当りのエネルギー密度
が50〜500mJ/cm2 の範囲で基板表面にパルス
照射するという好ましい構成によれば、室温付近の低い
基板温度で良質の誘電体薄膜の形成が可能となり、誘電
体薄膜を半導体基板上でデバイスとして使用する場合の
製造方法として有効である。
【0042】また、前記本発明の第1又は第2の製造方
法において、一般式ABO3 で構成されるペロブスカイ
ト型複合化合物のうち特にAサイトにPb及びLa、B
サイトにTiを含有する誘電体薄膜を形成する場合、基
板としてSiの上部に予めTi、Ptを順次蒸着したも
のを用いるという好ましい構成によれば、Si基板上に
c軸方向に強く配向した(PbLa)TiO3 薄膜を形
成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法に用
いた薄膜形成装置の概略図である。
【図2】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法によ
り形成されたPbTiO3 誘電体薄膜のX線回折強度を
示す図である。
【図3】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法によ
り形成されたPbTiO3 誘電体薄膜の基板温度と組成
に対する結晶性を示す図である。
【図4】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法によ
り形成されたPbTiO3 誘電体薄膜の分極反転特性を
示す図である。
【図5】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法によ
り形成されたPbTiO3 誘電体薄膜のX線回折強度の
酸素イオンエネルギー依存性を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法によ
り形成されたPbTiO3 誘電体薄膜で、基板にエキシ
マレーザを50〜500mJ/cm2 のエネルギー範囲
内で照射したときのX線回折強度を示す図である。
【図7】本発明の一実施例の誘電体薄膜の製造方法によ
り形成された(PbLa)TiO3 誘電体薄膜のX線回
折強度を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 イオン源 5、6、7、8 ターゲット 9 誘電体薄膜 10 基板 11 アシストイオン源 12 エキシマレーザ 13 導入口

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式ABO3 で構成されるペロブスカ
    イト型複合化合物からなる誘電体薄膜の製造方法であっ
    て、Aサイト(但し、Pb、Ba、Sr又はLaのうち
    少なくとも1種類の元素を含む。)及びBサイト(但
    し、Ti及びZrのうち少なくとも1種類の元素を含
    む。)を構成する元素からなる複数の金属ターゲットを
    酸化性ガスを含む減圧下の形成槽内に配置し、各々のタ
    ーゲットに不活性ガスイオンを照射することによってそ
    れぞれの金属ターゲットを構成する元素を独立に蒸発さ
    せ、基板上にペロブスカイト型複合化合物薄膜を形成す
    ることを特徴とする誘電体薄膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 形成槽内の酸化性ガスが酸素ガスであ
    り、かつ、その酸素ガスの分圧が1×10-6〜1×10
    -4Torrの範囲内である請求項1に記載の誘電体薄膜
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式ABO3 で構成されるペロブスカ
    イト型複合化合物からなる誘電体薄膜の製造方法であっ
    て、Aサイト(但し、Pb、Ba、Sr又はLaのうち
    少なくとも1種類の元素を含む。)及びBサイト(但
    し、Ti及びZrのうち少なくとも1種類の元素を含
    む。)を構成する元素からなる複数の金属ターゲットを
    減圧下の形成槽内に配置し、各々のターゲットに酸化性
    ガスをイオン化して加速したイオンビームを照射するこ
    とによってそれぞれの金属ターゲットを構成する元素を
    独立して蒸発させ、基板上にペロブスカイト型複合化合
    物薄膜を形成することを特徴とする誘電体薄膜の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 酸化性ガスをイオン化するイオン源とし
    て、電子サイクロトロン共鳴(ECR)型イオン源を用
    いる請求項3に記載の誘電体薄膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 ABO3 がPbTiO3 である誘電体薄
    膜であって、かつ、その組成比Pb/Tiが0.5〜
    1.2の範囲内にある請求項1又は3に記載の誘電体薄
    膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 誘電体薄膜を形成する際、酸化性ガスを
    イオン化し電界によって加速することにより、50〜3
    00eVのエネルギーを有する酸素イオンビームを基板
    表面に照射する請求項1又は3に記載の誘電体薄膜の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 基板照射に用いるイオン源として、電子
    サイクロトロン共鳴(ECR)型イオン源を用いる請求
    項6に記載の誘電体薄膜の製造方法。
  8. 【請求項8】 誘電体薄膜を形成する際、紫外光領域に
    あるエキシマレーザ光を、1パルス当りのエネルギー密
    度が50〜500mJ/cm2 の範囲で基板表面にパル
    ス照射する請求項1又は3に記載の誘電体薄膜の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 一般式ABO3 で構成されるペロブスカ
    イト型複合化合物がAサイトにPb及びLa、Bサイト
    にTiを含有する誘電体薄膜であって、かつ、基板とし
    てSiの上部に予めTi、Ptを順次蒸着したものを用
    いる請求項1又は3に記載の誘電体薄膜の製造方法。
JP32157792A 1992-12-01 1992-12-01 誘電体薄膜の製造方法 Expired - Fee Related JP3224293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32157792A JP3224293B2 (ja) 1992-12-01 1992-12-01 誘電体薄膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32157792A JP3224293B2 (ja) 1992-12-01 1992-12-01 誘電体薄膜の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06168879A true JPH06168879A (ja) 1994-06-14
JP3224293B2 JP3224293B2 (ja) 2001-10-29

Family

ID=18134119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32157792A Expired - Fee Related JP3224293B2 (ja) 1992-12-01 1992-12-01 誘電体薄膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3224293B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020005432A (ko) * 2000-07-06 2002-01-17 마찌다 가쯔히꼬 도핑된 지르코늄, 또는 지르코늄 유사 유전막 트랜지스터구조물 및 이의 퇴적 방법
JP2004186680A (ja) * 2002-11-19 2004-07-02 Seiko Epson Corp 圧電体デバイス、液体吐出ヘッド、強誘電体デバイス及び電子機器並びにこれらの製造方法
JP2011195348A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Yukio Watabe 酸化物強誘電体の分極電場の増大法
JP2013187431A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ドーピング装置及びドーピング方法
US20130277214A1 (en) * 2011-03-01 2013-10-24 Jx Nippon Mining & Metals Corporation Method of Storing Metal Lanthanum Target, Vacuum-sealed Metal Lanthanum Target, and Thin Film Formed by Sputtering the Metal Lanthanum Target
CN106939409A (zh) * 2017-03-28 2017-07-11 中山市博顿光电科技有限公司 一种多离子源溅射生产薄膜的装置及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147005A (ja) * 1984-08-11 1986-03-07 住友電気工業株式会社 誘電体薄膜の製造法
JPS646397A (en) * 1987-06-26 1989-01-10 Fujitsu Ltd Forming method for ferroelectric thin film
JPH03103308A (ja) * 1989-09-14 1991-04-30 Agency Of Ind Science & Technol 酸化物超電導体薄膜用多元イオンビームスパッタ装置
JPH03173770A (ja) * 1989-12-04 1991-07-29 Hitachi Ltd イオンビームスパッタによる多元系薄膜形成方法および多元系薄膜形成装置
JPH0465397A (ja) * 1990-06-29 1992-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜の形成方法および薄膜の形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6147005A (ja) * 1984-08-11 1986-03-07 住友電気工業株式会社 誘電体薄膜の製造法
JPS646397A (en) * 1987-06-26 1989-01-10 Fujitsu Ltd Forming method for ferroelectric thin film
JPH03103308A (ja) * 1989-09-14 1991-04-30 Agency Of Ind Science & Technol 酸化物超電導体薄膜用多元イオンビームスパッタ装置
JPH03173770A (ja) * 1989-12-04 1991-07-29 Hitachi Ltd イオンビームスパッタによる多元系薄膜形成方法および多元系薄膜形成装置
JPH0465397A (ja) * 1990-06-29 1992-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜の形成方法および薄膜の形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020005432A (ko) * 2000-07-06 2002-01-17 마찌다 가쯔히꼬 도핑된 지르코늄, 또는 지르코늄 유사 유전막 트랜지스터구조물 및 이의 퇴적 방법
JP2004186680A (ja) * 2002-11-19 2004-07-02 Seiko Epson Corp 圧電体デバイス、液体吐出ヘッド、強誘電体デバイス及び電子機器並びにこれらの製造方法
JP2011195348A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Yukio Watabe 酸化物強誘電体の分極電場の増大法
US20130277214A1 (en) * 2011-03-01 2013-10-24 Jx Nippon Mining & Metals Corporation Method of Storing Metal Lanthanum Target, Vacuum-sealed Metal Lanthanum Target, and Thin Film Formed by Sputtering the Metal Lanthanum Target
JP2013187431A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd ドーピング装置及びドーピング方法
CN106939409A (zh) * 2017-03-28 2017-07-11 中山市博顿光电科技有限公司 一种多离子源溅射生产薄膜的装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3224293B2 (ja) 2001-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5674366A (en) Method and apparatus for fabrication of dielectric thin film
KR100313425B1 (ko) 층진초격자 재료 제조를 위한 화학 기상 증착 방법
JPH10326755A (ja) 酸素を使用して優先配向された白金薄膜を形成する方法と、その形成方法により製造された素子
US20150030846A1 (en) Crystal film, method for manufacturing crystal film, vapor deposition apparatus and multi-chamber apparatus
JPH0625841A (ja) 強誘電体膜の形成方法
KR100321561B1 (ko) 휘발 성분이 포함된 다성분 산화물 강유전체 박막의 제조방법
US6455106B1 (en) Method of forming oxide-ceramics film
JP3224293B2 (ja) 誘電体薄膜の製造方法
JPH06290983A (ja) 誘電体薄膜及びその製造方法
KR100795664B1 (ko) (001) 배향된 페로브스카이트막의 형성 방법, 및 이러한페로브스카이트막을 갖는 장치
JP2651784B2 (ja) 超格子構造を有する強誘電体薄膜及び該薄膜を備える赤外線センサ・圧力センサ
KR100445625B1 (ko) 비스무트화합물의제조방법및비스무트화합물의유전체물질
JPH05251351A (ja) 強誘電体薄膜の形成方法
JPH0665715A (ja) 誘電体薄膜形成用下地電極の形成方法
JPH07172996A (ja) 誘電体薄膜の製造方法及びその製造装置
JPH09282943A (ja) 強誘電体結晶薄膜の製造方法及び強誘電体キャパシタ
JP3633304B2 (ja) 強誘電体薄膜素子の製造方法
JP2523952B2 (ja) 薄膜の形成方法および薄膜の形成装置
JPH05267570A (ja) 誘電体薄膜の製造方法及びその装置
JPH05263240A (ja) 誘電体薄膜の製造方法及びその装置
JP3379796B2 (ja) 強誘電体薄膜製造方法
JP3589354B2 (ja) 誘電体薄膜の製造方法
JPH07111107A (ja) 強誘電体薄膜製造方法
JPH06168880A (ja) 誘電体薄膜の製造方法および装置
JPH0645262A (ja) 誘電体薄膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070824

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080824

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090824

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees