JPH03103308A - 酸化物超電導体薄膜用多元イオンビームスパッタ装置 - Google Patents

酸化物超電導体薄膜用多元イオンビームスパッタ装置

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JPH03103308A
JPH03103308A JP1236988A JP23698889A JPH03103308A JP H03103308 A JPH03103308 A JP H03103308A JP 1236988 A JP1236988 A JP 1236988A JP 23698889 A JP23698889 A JP 23698889A JP H03103308 A JPH03103308 A JP H03103308A
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JP
Japan
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substrate
target
oxygen
sputtering
ion
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JP1236988A
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Hideo Ihara
英雄 伊原
Norio Terada
教男 寺田
Masatoshi Jo
城 昌利
Kazuo Hirata
和男 平田
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Canon Anelva Corp
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Anelva Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、イオンビームスパッタ現象を利用して酸化
物超電導体薄膜を作製するイオンビームスパッタ装置に
関し、特にECRイオン源を用いた多元イオンビームス
パッタ装置に関する。
[従来の技術] 近年、酸化物超電導体が発見されて、その超電導臨界温
度Tcが液体窒素温度(7 7 K)を越える高温であ
ることから、その応用分野が急速に広がり、当該超電導
体物質の薄膜化や線利化への研究が活発に行われている
この種の超電導体の超電導特性(臨界温度Tc、臨界電
流密度Je%上部臨界磁場He2)は、その物質の組成
、酸素濃度、結晶性(単桔晶、多結晶、無配向など)に
よって大きく影響を受ける。例えば、Tc,=90Kを
有するYBa2 Cu3 0,系超電導体では、その組
成としてY: Ba : Cu比が1 : 2 : 3
であること、酸素濃度yが6.9であること、結晶性が
C軸配向もしくは単結晶であることが、高T。、高J。
、高Ho2の要件であることが知られている。したがっ
て、この種の超電導体を薄膜化するには、 (a)膜の組成制御 (b)膜の酸素濃度制御 (c)結晶性の制御 が、薄膜特性を改善するための重要なポイントとなる。
特に、膜成長直後の状態( as−grown状態)で
超電導特性を得るためには、」二連の(a) (b)が
重要である。
酸化物超電導体の薄膜化の方法としては、蒸着法、レー
ザー蒸着法、スパッタ法、イオンビームスパッタ法、C
VD法があげられるが、ここではスパッタ法およびイオ
ンビームスパッタ法について詳述する。
酸化物超電導体の薄膜化へのスパッタ法の応用は、同物
質の発見以後活発に行われている。しかし、ターゲット
組成がそのまま膜組成に転写されないという欠点があっ
た。その原因として、次のことが考えられる。
({)基板に入射する高速2次電子による影響(2)基
板に入射する高速負イオン(主として酸素負イオン)に
よる影響 (3)ターゲット物質(例えば、Bad,Ba、Cu,
CuO等)の蒸気圧の違いよる影響通常のスパッタ法は
、ターゲットと基板が対向するように配置されており、
ターゲッl・と基板間には電界が印加されている。した
がって、通常のスパッタ法では上記の(1) (2)に
よる影響はまぬがれず、膜の組成がターゲット組成と異
なってしまう。特に、YBa2Cu30,酸化物超電導
体においては、BaとCuの欠乏が激しい。スバッタ法
の代表的方式として、RFコンベンショナル法とRFマ
グネトロン法があるが、これらを比較すると、RFコン
ベンショナル法の方が組成の変動が大きい。これは、R
Fコンベンショナル法の方がセルフバイアス電圧が約1
桁大きく、上記の(L) (2) (3)の影響を大き
くするためと考えられる。
ターゲット・基板間に電界を印加しないスパッタ法とし
ては、イオンビームスパッタ法がある。
代表的なイオンビームスパッタ法用のイオン源として、
カウフマン型イオン源があげられる。しかし、酸化物超
電導体薄膜の作製には酸素を用いるので、熱フィラメン
1・を用いるカウフマン型イオン源は寿命が短いという
欠点がある。熱フィラメン1・を用いないイオン源とし
ては、ECRイオン源がある。
超電導体薄膜の作製にECRイオン源を川いたイオンビ
ーt、スパッタ法の例としては、T. Goto等の論
文(J.J.A.P. Vol.28 No.l  L
88  (1989) )がある。この論文では、単一
のECRイオン源を用いて、13.56MHzのRF電
力700Wを印加して、円筒状のYBa2Cu30,タ
ーゲットの内側を、前記ECRイオン源より発生したイ
オンビームでスパッタすることにより、基板上に膜を推
積させている。as−grown膜で超電導特性を得る
には、基板温度を650℃に上げている。そのときのT
cはTe.=73Kである。T e eがこのように低
い理由は、膜中にBaCu02およびCuOが不純物と
して生成されているためであるとしている。
ECRイオン源を用いたイオンビームスパッタ法によれ
ば、前述の組戊変動の原因の(1) (2)が解消でき
るが、(3)の各物質の蒸気圧の違いによる影響に対し
ては前記論文では何ら対策がなされていない。
[発明が解決しようとする課題コ 良好な超電導特性をもつ薄膜を得るためには、基板表而
上での精密な組戊制御ができるような装置構戊にする必
要がある。
また、aS−grOWn膜て良好な超電導特性を得るた
めには、基板表而」二での各物質(例えば、Ba、Y,
Cu)と酸素との反応が重要であり、μ板表面上に酸素
イオンおよび酸素ラジカルを照射して、基板表面上の反
応を活性化させる必要がある。
この発明の目的は、複数のECRイオン源を用いて膜組
成の精密な制御を可能にするとともに、活性な酸素イオ
ンおよび酸素ラジカルを基板に照射することによって良
好な超電導特性を有する薄膜をas−grown膜で得
ることができる酸化ハ超電導体薄膜用多元イオンビーム
スパッタ装置を提供することにある。
し課題を解決するための手段コ この出願の第一発明に係る酸化物超電導体薄膜用多元イ
オンビームスパッタ装置は、次の特徴を有する。すなわ
ち、この多元イオンビームスパツタ装置は、 真空に排気される真空容器と、 前記真空容器内に設置されて基板を保持する基板ホルダ
ーと、 前記真空容器内に設置された複数のターゲットと、 前記ターゲットにイオンビームを照射する複数のスパッ
タ用ECRイオン源と、 前記基板に酸素イオンを照射する酸化用ECRイオン源
と、 前記基板に酸素ガスを吹き付ける酸素吹きトjけノズル
とを備えている。
この出願の第二発明に係る多元イオンビームスパッタ装
置は、上述の第一発明において、前記ターゲッ1・に人
射するイオンビームのトータルイオン電流を測定する手
段を備えていることを特徴としている。
この出願の第三発明に係る多元イオンビームスパッタ装
置は、上述の第一発明において、前記ターゲットは前記
基板に対するターゲッ1・表面の角度を変更できるこど
を特徴としている。
[作用] 複数のスパッタ用ECRイオン源からのイオンビームを
それぞれ複数のターゲットに照射して、ターゲットをス
パッタする。同時に、酸化用ECRイオン源からの酸素
イオンと、酸素吹き付けノズルからの酸素ガスとを基板
に照射する。酸素ガスは酸素イオンによって活性化され
てラジカルとなる。基板上では、スパッタされたターゲ
ッ1・物質と酸素イオンや酸素ラジカルとが比較的低温
で急速に反応を起こし、良好な超電導相をas−gro
wn状態で作製できる。
複数のターゲットは複数のECRイオンビームによって
別個にスパッタされるので、膜の組成制御が可能になる
。また、基板上には活性な酸素イオンと酸素ラジカルが
十分に供給されるので、膜の酸素欠乏が防止できる。酸
素イオンを供給ずるためのECRイオン源は熱フィラメ
ントを使用していないので、酸素雰囲気中で使用しても
耐久性がある。
ECRイオンビームによるスパッタでは、通常のスパッ
タ装同と異なり、ターゲッ1・と基板は同電位である。
したがって、基板◆ターゲット間には電界が存在せず、
高速2次電子や高速負イオンが基板表面にまわり込むこ
とが少なくなる。
ターゲットに入射するイオンビームの1・一タルイオン
電流を測定すれば、基板」二での成膜速度を知ることが
できる。1・一タルイオン電流が所定の値となるように
スバッタ用ECRイオン源のマイクロ波出力を調整すれ
ば、或膜速度を所望の値に制御することができる。
基板に対するターゲット表面の角度を変更できるように
すれば、基板に入射する高速2次電子や高速負イオンを
減らすことができる。ターゲットから発生する高速2次
電子や高速負イオンの放出角度分布は一般に余弦則に従
うので、ターゲッ!・表面の法線方向でその放出量が最
大となる。したがって、ターゲット表面の法線方向に基
板を配置しないようにすれば、基板に入11する高速2
次電子や高速負イオンを少なくすることができる。ただ
し、ターゲットを傾け過ぎると成膜速度が低下すること
があるので、実際は、高速2次電子や高速負イオンによ
る影響の度合いと成膜速度との兼ね合いで、適当なター
ゲッl・傾斜角度を定めることになる。
[実施例] 第1図は、この発明の一実施例の装置の正面断面図であ
る。酸化物超電導体薄膜を作製するための真空容器1は
、メインバルブ2を介して、矢印3方向にある排気装置
(クライオポンプ)によって真空に排気される。到達圧
力は10〜’ T orr台である。真空容器1内には
基板ホルダー6を設置してある。
ECRイオン源は、本実施例では4台用いている。上方
に設置した3台のECRイオン源がターゲットのスパッ
タ用であり(2台が図示されている)、下方に設置した
1台のECRイオン源が酸素イオン供給用である。なお
、本実施例で用いたECRイオン源としては、特願昭6
3−275922号に記載したものを利用している。3
台のスパッタ用ECRイオン源は実際は円筒上の真空容
器の壁に3等配で取り付けられているが、図面を分かり
易くするために第1図ではそのうちの2台を示してある
まず、スパッタ用ECRイオン源について詳述する。こ
のECRイオン源は、ECRイオン源用レンズ系19a
,19b,ECRイオン源本体20a,20b,磁場発
生コイル30a,30bを備えている。このイオン源に
はマスフローメター(自動流量調整装置)21a,2l
bにより、アルゴンガス22a,22bが供給される。
3台のECRイオン源から出たイオンビームは所定の入
射角で各ターゲット27、28、29に入射するよう1
,.なっている。
次に、酸素供給系を述べる。酸化用ECRイオン源は、
ドリフトチューブ(酸素イオン移送管)14、ECRイ
オン源本体15、磁場発生コイル16を備えている。こ
のイオン源には、マスフローメーター17により酸素ガ
ス18が供給される。
基板の近傍には酸素吹き付けノズル23の先端が配置さ
れている。このノズル23には、マスフローメーター2
4により酸素ガス25が供給される。
酸化用ECRイオン源と酸素吹き付けノズルを同時に用
いることにより、基板表面上に酸素イオンと酸素ラジカ
ルを大量に照射することができる。
第2図は基板ホルダー6の近傍の拡大図である。
基板ホルダー6の内部には輻射加熱用のヒータ4がある
。このヒーター4は、SiCで被覆されたカーボンヒー
ターであり、酸素雰囲気での耐久性に優れており、常用
800℃(最高1000℃)まで基板5を加熱できる。
基板ホルダー6は、基板回転機構8と基板上下機構9を
備えている。基板ホルダー6は基板回転機構8によって
最大100rpmまで回転可能であり、膜の分布を均一
にできる。基板上下機構9は、主として、基板5を基板
交換機構(図示しない)との間で受け渡すときに使用す
る。
基板ホルダー6の下方には基板シャッター7がある。基
板シャッター7は、基板シャッター開閉機構10によっ
て開閉できる。膜作製時の条件出しの最中は基板シャッ
ター7を閉じておき、基板5に不純物が入らないように
している。
基板シャッター7の下方には、三つの膜厚センサ11、
12、13と、三つのターゲット27、28、2つが配
置されている。第3図はこれらの配置を平面図で示した
ものである。膜厚センサ11、12、13は、発光分光
法を用いた膜厚計であり、この実施例で使用しているセ
ンサは3つの物質を同時にモニターすることができる。
膜厚?ンサは次のように位置決めされている。すなわち
、飛来するスパッタ粒子を測定し易い位置であって、か
つ、基板5に対して膜厚センサが影にならないような位
置に配置される。膜厚センサ11、12、13にはベロ
ーズ(図示しない)を取りf′:1けてあり、膜厚セン
サを位置決めできるように、前後移動、上下移動、回転
移動が可能になっている。
この実施例は、YBa2Cu3 0,の薄膜を作製する
ためのものであり、第1のターゲッI・27にはYBa
2Cu3 0,を、第2のターゲッ}・28にはCuを
、第3のターゲット2つにはBaCuO■を用いている
。すなわち、第1のターゲットには作製すべき薄膜と同
一組成のものを用いている。第2、第3ターゲットは成
膜時のCuとBaの欠乏を補うためのものである。
以下、第3のターゲット29に関してその周辺構或を述
べるが、他のターゲット27、28についても同様の構
成である。
ターゲット2つは、ターゲッ1・ホルダー31に電気的
に絶縁されて取り付けられている。ターゲットホルダー
31には小さい貫通孔があいていて、そこにイオン電流
測定ケーブル26bが通っている。ケーブル26bの先
端はターゲット29に電気的に接続している。ターゲッ
1・29に入射するイオンビームのトータルイオン電流
はケーブル26bを通して流れ、図示しない測定器で測
定される。ターゲッ!・27にもイオン電流測定ケーブ
ル26aが接続しており、ターゲット28についても同
様である。
夕−ケットホルダー31はターゲット角度調整機構32
を介してターゲット支持部33に支持されている。ター
ゲット角度調整機構32を調節することによって、ター
ゲット2つを任意の角度に傾けることができる。ターゲ
ット2つの角度は、イオンビームによりターゲットをス
パッタした際に生じる高速2次電子や高速負イオンが基
板5にあまり人対しないような最適な傾斜角度に設定す
る。 以上のような装置構戊において、酸化物超電導体
薄膜の作製方法の一例を次に示す。
まず、基礎実験について述べる。酸化物超電導体薄膜を
as−grown膜で得るためには、基板を加熱して結
晶成長させる必要がある。その結晶化温度は550〜7
00℃程度である。この温度における結晶成長において
、現在知られている酸化物超電導体(YBa2 Cu3
0, 、Bi2 S r2Ca2 Cu3 0,,T1
2 Ba2 Ca2 cu3 o,)の超電導のメカニ
ズムに大きく影響を与えているのは、Cuと酸素の結合
状態である。すなわち、Cu2+、Cu3+の状態であ
れば超電導性に良い影響を与え、Cu+の状態であれば
超電導性に悪い影響を与えると言われている。銅酸化物
でいえば、CuOがCu2+であり、Cu2 0はCu
+である。
したがって、CuO膜が得られるような条件を決定する
必要がある。そこで、基板温度Tsを上述の結晶化温度
にして、スパッタ用ECRイオン源からのイオンビーム
でCuターゲットをスパッタし、酸化用ECRイオン源
と酸素吹き付けノズルを用いて基板表面に酸素イオンお
よび酸素ラジカルを照射して、基板表面にCuO膜が付
着するような条件を求めた。このときのCuO膜の評価
は、真空容器に接続された分析室においてX線光電子分
光分析装置(XPS)(図示していない)により行なっ
た。すなわち、膜堆積後の基板をXPSで分析して、C
uの2p軌道の結合エネルギー状態を調べた。これによ
り、Cu2+の状態となっているか、Cu+の状態とな
っているかを評価した。
第4図はこの評価データである。第4図の横軸はCuの
2p軌道の結合エネルギーであり、縦軸はXPSで検出
した相対強度である。第4図の上段がCuOのデータで
あり、下段がCu20のデータである。
このような基礎実験を行なって、 (a)基板温度Ts、 (b)酸化用ECRイオン源の加速電圧、(C)酸素吹
き付けノズルからの酸素流量、の各条件と、Cu夕−ゲ
ットをスパッタ用ECRイオン源でイオンビームスパツ
タするときのCuOの成膜速度との関係を明らかにして
、実験条件を決定した。実験条件の一例を挙げると、T
s=650℃、スパッタ川ECRイオン源の加速電圧2
0V1酸素吹き付けノズルからの酸素流量6SCCMの
ときに、CuOの成膜速度は約10人/minであった
。なお、酸化用ECRイオン源に供給する酸素の流量は
ISCCM以下で一定とした。
以上のようなデータを蓄積して、実際の超電導体薄膜作
製実験を行なった。第1のターゲッ1・27にYBa2
 Cu3 0,を用い、スパッタ用イオン源からのイオ
ンビームでこのターゲットをスパッタして、基板5に膜
を推積させた。このとき、酸化用ECRイオン源と酸素
吹き付けノズルを同時に用いて、基板上に酸素イオンと
酸素ラジカルを照射した。また、補足的に、第2のター
ゲット28のCuと、第3のターゲット29のBaCu
O。もイオンビームでスパッタした。各ターゲット27
、28、29に入射するトータルイオン電流はイオン電
流測定ケーブル26a,26bて測定し、これらのイオ
ン電流か所定の値にな条ようにスパッタ用イオン源のマ
イクロ波出力を制御した。実際には、YBa2 Cu3
 0,ターゲットのトータルイオン電流を一定に制御し
て、補足的な二つのターゲットのイオン電流を凋整して
膜の組戊を制御した。また、膜厚センサ11、12、1
3によっても各ターゲット27、28、29のスパッタ
速度を観測している。すなわち、この実施例では、ター
ゲットに流入するトータルイオン電流によってスパッタ
速度を知ることができ、補足的に膜厚センサによっても
スパッタ速度を知ることができる。
このような2種類の方式によってスパッタ速度を観測す
る理由は次の通りである。従来技術のところで述べたよ
うに、酸化物超電導体薄膜をスパソタ法で作製すると、
作製した膜とターゲットとの組戊は一致しないのが普通
である。その原因としては、スパッタされた粒子が基板
に到達するまでの間に酸素と反応すること(空間反応)
や、基板上で同様な反応が起こることが影響していると
考えられる。このような成膜メカニズムを解明する」二
で、上述の2種類のスパッタ速度検出方式を設けること
は有効である。というのは、トータルイオン電流測定方
式では、ターゲットに何個のアルゴンイオンが入射した
かを測定しているので、スパッタされた粒子の出発時点
での情報を提供できるのに対して、発光分光膜厚計では
、基板近傍に飛来した粒子を測定しているので、スパッ
タされた粒子の基板到達付近での情報を提供できるから
である。したがって、成膜メカニズムの解明と言う観点
からはこのような2種類のスパッタ速度?lll定方式
を利用するのは意味がある。ただし、スパッタ速度の制
御の観点から言えば、どちらかの方式の検出出力をスパ
ッタ用ECRイオン源にフィードバックすれば足りる。
この実施例では、スパッタ速度の制御のためにはトータ
ルイオン電流測定方式を利用している。
膜厚センサの具体的な使い方の一例としては、Cuター
ゲットに対しては、Cuとアルゴンと酸素とを発光分析
でモニターして、Cuの検出結果からアルゴンと酸素の
影響を除去している。BaCuO2ターゲットに対して
は、Baとアルゴンと酸素とを発光分析でモニターして
同様の処理を行なう。YBa2 Cu3 0yのターゲ
ットに対しては、この実施例の方法では膜厚センサを利
用しなくてもよい(トータルイオン電流だけで成膜速度
を制御している)。
推積後の膜は、XPSによってCuとOの結合状態の分
析を行うと同時に、膜の組戊を、誘導結合型プラズマ発
光分光分析装置(I CP−AES)と電子プローブマ
イクロアナライザ(EPMA)とで評価した。その結果
、基板温度が高いと、YBa2 Cu3 0,のターゲ
ットを利用するだけではCuおよびBaの欠乏が生じて
いることがわかった。したがって、Cuターゲットおよ
びBaCuO2ターゲットをスパッタして、欠乏するC
uおよびBaの補足を行なった。
この実施例では、トータルイオン電流測定系と発光分光
膜厚センサとを利mして各ターゲットのスパッタ制御を
行なうことにより、YBa2Cu3 0,の組成比を精
密に制御できた。Y:Ba:Cuの組成比は、1:2:
3からの誤差が1%以内にできた。作製した薄膜は、a
s−grown状態で90K級の良好な超電導特性を示
した。
」二連の実施例では、YBa2Cu30,の超電導体薄
膜を作製するのに、これと同じ組成のターゲットを主体
にして、補足的にCuターゲットとBaCu02ターゲ
ットを用いている。しかし、これとは別に、YSCu,
BaCu02の各ターゲットを用いてYBa2Cu30
,の超電導体薄膜を作製することもできる。この場合は
、三つの膜厚センサをすべて利用して組成制御を行なう
ことになる。
この発明は、上述のYBa2Cui o,だけでなく、
次に述べるようなその他の酸化物超電導体にも適用でき
る。
(1)MBa2 Cu30, ここで、M=ランタン系列の元素 (LaSCeSPr..Nd,Pm, Sm,EuSGdSTb,Dys Ho,ErSTmXYb,Lu) (2)B i2S r2 Ca,,Cu,O,ここで、
n=1、2、3、4 (3)T 12  Ba2  Can−t  Cun 
Oyここで、n=1、2、3、4 (4)T It  Ba2  Can  l  Cun
  Oyここで、n=1、2、3、4、5、6 (5〉以上述べた化合物と同じ元素構成(他の元素が入
ってもよい)で他の化学量論性を持った化合物。
[発明の効果] この発明の第一発明に係る多元イオンビームスパッタ装
置によれば、複数のスパッタ用ECRイオン源を用いて
複数のターゲットをスパッタできるので、組成の精密な
制御が可能となる。また、膜の酸化のためには、酸素雰
囲気でも耐久性があって低エネルギーなECRイオン源
と酸素吹き付けノズルを利用して、活性な酸素イオンお
よび酸素ラジカルを基板に照射することにより、良好な
超電導特性を有する薄膜をas−grown膜で得るこ
とができる。
この発明の第二発明に係る多元イオンビームスバッタ装
置では、各ターゲットに入射するイオンビームの1・一
タルイオン電流を測定しているので、この測定結果をそ
れぞれのスパッタ用ECRイオン源にフィードバックす
れば戊膜速度を所望の値に制御することができる。
この発明の第三発明に係る多元イオンビームスパッタ装
置では、基板に対するターゲット表面の角度を変更でき
るようにしたので、ターゲット表面の法線方向に基板を
配置しないようにするなどして、基板に入射する高速2
次電子や高速負イオンを減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発叩の一実施例の正面断面図、第2図は
、基板ホルダーの近傍の拡大断面図、第3図は、ターゲ
ットや膜厚センサの配評を示す平面図、 第4図は、CuとOの結合状態を調べたXPS測定結果
のグラフである。 1・・・真空容器 6・・・基板ホルダー 15・・・酸化用ECRイオン源本体 20a120b・・・スパッタ用ECRイオン源本体 23・・・酸素吹き付けノズル 26a、26b・・・イオン電流測定ケーブル27、2
8、29・・・ターゲット 32・・・ターゲット角度調整機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空に排気される真空容器と、 前記真空容器内に設置されて基板を保持する基板ホルダ
    ーと、 前記真空容器内に設置された複数のターゲットと、 前記ターゲットにイオンビームを照射する複数のスパッ
    タ用ECRイオン源と、 前記基板に酸素イオンを照射する酸化用ECRイオン源
    と、 前記基板に酸素ガスを吹き付ける酸素吹き付けノズルと
    、 を有することを特徴とする酸化物超電導体薄膜用多元イ
    オンビームスパッタ装置
  2. (2)前記ターゲットに入射するイオンビームのトータ
    ルイオン電流を測定する手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の多元イオンビームスパッタ装置。
  3. (3)前記ターゲットは前記基板に対するターゲット表
    面の角度を変更できることを特徴とする多元イオンビー
    ムスパッタ装置。
JP1236988A 1989-09-14 1989-09-14 酸化物超電導体薄膜用多元イオンビームスパッタ装置 Pending JPH03103308A (ja)

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JP1236988A JPH03103308A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 酸化物超電導体薄膜用多元イオンビームスパッタ装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06168879A (ja) * 1992-12-01 1994-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体薄膜の製造方法
JPH06299340A (ja) * 1993-04-12 1994-10-25 Japan Aviation Electron Ind Ltd 多層膜作製方法
US6413380B1 (en) * 2000-08-14 2002-07-02 International Business Machines Corporation Method and apparatus for providing deposited layer structures and articles so produced
US6461484B2 (en) 2000-09-13 2002-10-08 Anelva Corporation Sputtering device

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