JPH06169643A - 樹木用液体注入装置 - Google Patents

樹木用液体注入装置

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JPH06169643A
JPH06169643A JP35191492A JP35191492A JPH06169643A JP H06169643 A JPH06169643 A JP H06169643A JP 35191492 A JP35191492 A JP 35191492A JP 35191492 A JP35191492 A JP 35191492A JP H06169643 A JPH06169643 A JP H06169643A
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compressed gas
liquid
injection
container
pressure
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JP35191492A
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Satoru Shibata
哲 柴田
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Asahi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定量の液体がほぼ一定の圧力で連続して樹
木に加圧注入できるようにする。 【構成】 圧縮気体が充填され、かつそれを取り出すノ
ズル1が設けられた気体容器2と、気体容器2に接続さ
れ、圧縮気体の圧力を一定の圧力値に減圧するための減
圧弁機構10と、減圧された圧縮気体により加圧される
注入液体Lを貯溜した注入液容器20とから成る樹木用
の液体の注入装置である。減圧弁機構10は、気体容器
2から噴出した圧縮気体の圧力により摺動可能なピスト
ン13とその摺動力に対抗する弾性部材部材14を有
し、注入液容器20内の注入液体を注入管23より樹木
へ加圧注入するためのほぼ一定の圧力を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹木に液体を加圧注入
するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、松喰い虫の通称で知られている
マツノザイセンチュウによる松の立ち枯れを予防するた
め、塩酸レバミゾールの水溶液を幹に形成した注入穴よ
り滴下注入することが行なわれている。そのための従来
の注入方法は、液体容器からチューブを通じて重力によ
り薬液を滴下する点滴注入法であり、注入スピードが遅
過ぎる場合がある。スピードをあげるには、液体容器の
逆止弁から空気入れなどで容器内を2〜3Kgf/cm
2 程度まで加圧してやれば良い。
【0003】しかし前記の加圧が高過ぎた場合には木の
組織破壊を起こすので、必要量の薬液全てを一度で押し
出すような高圧にはポンプアップすることができない。
つまり、1本の容器内の薬液全部を加圧注入するにはポ
ンプアップを数回繰り返す必要がある。例えばゴルフ場
など特定の領域の松に限ってもその本数は数千本または
それ以上になる場合が多く、それら全てにポンプで加圧
する作業量は厖大なものである。
【0004】しかも前記薬液注入の目的は害虫侵入の予
防であり、松の樹体にマツノザイセンチュウが侵入した
後では効果が期待できない。また薬液注入後樹全体へ移
行するのに健康な木で約1箇月を要し、しかもマツノマ
ダラカミキリが発生する約3箇月前までに薬液注入を完
了しなければならないなど、時間的制約も多く、従来の
ままでは対応が困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところは樹木に液体
を注入するにあたり、所定量の注入液がほぼ一定の圧力
及び流量で最後まで加圧注入されるようにすることであ
る。
【0006】また本発明は樹木にセットして使用後、放
置された場合でも経済的な損失にならないように低コス
トで提供できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、内部に圧縮された気体が充填されており、
かつその圧縮気体を噴出させるために押し込み可能なノ
ズル1が設けられた気体容器2と、前記ノズル部分で気
体容器2と接続される接続口11を有し、その接続によ
りノズル1を押して圧縮気体を噴出させる押圧部材12
を備え、噴出した圧縮気体の圧力によって摺動するピス
トン13とその摺動に対抗して圧縮気体の圧力を一定の
圧力値に減圧するための弾性部材14とが内蔵されてお
り、減圧された圧縮気体を噴出させる噴出口15が設け
られた減圧弁機構10と、樹木に注入される液体が入る
容器状を呈し、その開口21に取付けられる注入キャッ
プを下にして使用され、前記噴出口15から噴出した圧
縮気体を内部に導入して加圧された注入液体を樹木に注
入するための注入管23が接続される注入液容器20と
により液体注入装置を構成したものである。
【0008】本発明は、所謂松喰い虫の予防のためにな
されたが、この目的のみならず他の病害虫の予防又は駆
除、或いは養生、育成などのために樹木に液体を注入す
る場合一般に適用できることは明らかである。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して説明する。図に示されて
いる気体容器2は縦長の円筒形を有し、その上端部中央
に、押し込み可能なノズル1を具えている。ノズル1は
それを突出させている、小円筒状のノズル台部3の中に
組み込まれた弁4の一部であり、弁筺内に設けられたば
ね5により上方へ突出する方向へ付勢され、かつ台部3
の天面に接する弁片6で受け支えられており、ノズル1
が押し込まれると弁片6で閉じられていた弁孔から、圧
縮された気体Gが噴出する構造を有する。なお、このよ
うなノズル弁機構を持つ気体容器には、ボンベ、カート
リッジと称されるガス器具用のものがある。
【0010】気体容器2に充填される気体は注入液体L
と反応したり、過度に溶け込んだりしないこと、安価に
入手できること、毒性や引火性の低いこと、などを基準
にして選択される。例えば、酸素、窒素、二酸化炭素、
空気などが使用可能な気体の代表的なものである。
【0011】気体容器2には、減圧弁機構10との接続
のための締結手段7の一方としておねじ部がノズル台部
3の外周面に形成されており、それと螺合すべきめねじ
部は減圧弁機構10の接続口11の内周面に形成されて
いる。8は上記接続部におけるシール手段であり、例示
のものはノズル台部3の基部に嵌めた0−リングからな
る。
【0012】減圧弁機構10は円筒状のハウジング16
を有しており、実施例の場合そのハウジング16は注入
液容器20に施される注入キャップ22と樹脂成形によ
り一体に形成されたものからなる。ハウジング16内の
円筒状の弁室内にはその軸方向へ摺動可能なピストン1
3が嵌挿されており、ピストン13は中心部が圧縮気体
の通路13aとなったピストン軸13bを有していて、
その下端13cは圧縮気体が流入してくる方向へ伸び、
ハウジング下端開口内に固定される接続筒17に設けら
れた弁座17aに接触可能である。
【0013】接続筒17は気体容器2との接続のために
前記しためねじ構造を有する接続口11を下端に具えて
おり、接続口11の内奥に設けられた押圧部材12によ
り前記気体容器2のノズル1を押して圧縮気体Gを噴出
させるようになっている。17bは気体導入路0であ
り、接続口11と弁座17a側とを連絡し、圧縮気体を
ピストン軸13bの先端が臨む室17cに導入する。ま
た18はピストン13を圧縮気体Gの加圧に抗して押す
弾性部材14の受座であり、中心にピストン軸13bの
先端部が摺動可能に嵌挿されるガイド孔も設けられてい
る。弾性部材14はコイル状のばねからなり、ピストン
13の摺動に対抗して圧縮気体を一定の加圧値に減圧
し、噴出口15から噴出させる。
【0014】注入キャップ22と一体に形成されたハウ
ジング16、その単なる筒状の弁室内にピストン13及
び弾性部材14を組み込むための受座18及び接続筒1
7は、減圧弁機構10を最も簡潔に構成し、精度良く作
動させるために工夫されたものである。このため受座1
8と接続筒17及びピストン軸13b間に前述の0−リ
ングのようなシール手段8を介装して組み立て、最後に
接続筒17とハウジング16とをピン19によって固定
することで弁機構10が組み上げられる。
【0015】弁室の他端はハウジング16とキャップ2
2とを隔てた隔壁24で遮断されており、そこに減圧さ
れた圧縮気体を注入液容器20内へ噴出させる噴出口1
5が設けられている。注入キャップ22は、注入液容器
20の開口21にシール手段8を介して取り付けられ、
これを下にして注入液を容器20内から加圧排出するた
めの注入管23の接続筒部25を有する。注入液容器2
0は数Kgf/cm2の内圧に耐える、できれば軽量の
瓶が使用され、樹木の幹Tに取り付け用のひもその他の
部材26により固定される。図中、27は注入管23の
途中に介装された滴下確認窓、28は注入管先端に取り
付けられた注入ノズルであり、幹Tの適所に形成された
注入穴Hに挿し込まれる。
【0016】気体容器2を接続口11に接続すると、高
圧の圧縮気体Gはピストン軸先端側の室17cから他端
側の室13dに流入してピストン13を弾性部材14の
弾性に抗して押し、設定圧力に調圧されたのち噴出口1
5より注入液容器20内へ流入し、注入液体Lを調圧さ
れた圧力で加圧する。注入液体Lはその圧力で加圧され
た状態で注入ノズル28より注入穴Hに注入され、木材
組織に浸透する。注入液の出るのを何らかの方法で止め
たときは、内圧が高まり1次圧とつり合うので圧縮気体
の噴出も停止する。なお13eは弁室内外を通じる気孔
を示す。
【0017】上述の気体容器2として内容量450c
c、圧力10Kgf/cm2 のものを使用し、減圧弁機
構10における設定圧力を3Kgf/cm2 とし、松の
浸透圧が1.5Kgf/cm2 であるとき、注入液体の
注入速度は、500ccで2.5時間、735ccで
3.8時間、1000ccで5時間という実験結果が得
られた。ポンプ加圧の場合、500ccを注入するのに
3回のポンプアップが必要であり、しかも数時間を要し
ており、また重力滴下のみの場合にはさらに長時間を要
するが、これに比較して本発明に係る注入装置を使用し
た場合の成果は非常に顕著であることがわかる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、樹木に液体を注入するにあたり、減
圧弁機構10によりほぼ一定に調圧された気体圧力によ
り、ほぼ一定流量での注入が可能になり、注入に必要な
液量をそれが尽きるまで連続して注入することができる
効果を奏する。従って本発明によれば樹木の幹に一旦セ
ットしたあと自動的に注入液の注入が行なえるので、松
喰い虫の予防などのための措置を少ない手間で的確に実
行することができ、期待通りの薬効を発揮させることが
できる。減圧弁機構10が簡潔に構成されかつ小型軽量
化されているので取り扱いが容易であると同時に、正確
な作動が期待でき、また安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹木用液体注入装置の実施例を示
す縦断面図。
【図2】同上装置の使用状態を示す斜視図。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に圧縮された気体が充填されてお
    り、かつその圧縮気体を噴出させるために押し込み可能
    なノズル1が設けられた気体容器2と、前記ノズル部分
    で気体容器2と接続される接続口11を有し、その接続
    によりノズル1を押して圧縮気体を噴出させる押圧部材
    12を備え、噴出した圧縮気体の圧力によって摺動する
    ピストン13とその摺動に対抗して圧縮気体の圧力を一
    定の圧力値に減圧するための弾性部材14とが内蔵され
    ており、減圧された圧縮気体を噴出させる噴出口15が
    設けられた減圧弁機構10と、樹木に注入される液体が
    入る容器状を呈し、その開口21に取付けられる注入キ
    ャップを下にして使用され、前記噴出口15から噴出し
    た圧縮気体を内部に導入して加圧された注入液体を樹木
    に注入するための注入管23が接続される注入液容器2
    0とを具備した樹木用液体注入装置。
  2. 【請求項2】 減圧弁機構10は注入キャップ22と樹
    脂成形により一体に形成されたハウジング16を有して
    おり、ハウジング16とキャップ22とを隔てた隔壁2
    4に、減圧された圧縮気体を噴出させる噴出口15が開
    口されている請求項第1項記載の樹木用液体注入装置。
  3. 【請求項3】 内容量450ccの気体容器2に8〜1
    1Kgf/cm2 の条件で酸素又は窒素若しくは空気を
    充填し、減圧弁機構10による設定圧力を3Kgf/c
    2 とし、注入容器20内に入れられた液体1000c
    cを4〜6時間で樹木に注入するように設定された請求
    項第1項記載の樹木用液体注入装置。
JP4351914A 1992-12-09 1992-12-09 樹木用液体注入装置 Expired - Lifetime JPH0775491B2 (ja)

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