JPH06170505A - 連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
連続鋳造用浸漬ノズルInfo
- Publication number
- JPH06170505A JPH06170505A JP34516892A JP34516892A JPH06170505A JP H06170505 A JPH06170505 A JP H06170505A JP 34516892 A JP34516892 A JP 34516892A JP 34516892 A JP34516892 A JP 34516892A JP H06170505 A JPH06170505 A JP H06170505A
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- JP
- Japan
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- nozzle
- sio
- immersion nozzle
- continuous casting
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ノズル閉塞を防止した上で、常に
安定して気泡系欠陥のない加工用鋼板素材を鋳造できる
連続鋳造用浸漬ノズルを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、ガス吹
き込み部にあたる内孔体のSiO2 含有率を5wt%以
下にし、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体より下部の
内壁面をK2O含有率を1〜10wt%、SiO2含有率
を5wt%以下の耐火物で構成したことを特徴とする連
続鋳造用浸漬ノズル。
安定して気泡系欠陥のない加工用鋼板素材を鋳造できる
連続鋳造用浸漬ノズルを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、ガス吹
き込み部にあたる内孔体のSiO2 含有率を5wt%以
下にし、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体より下部の
内壁面をK2O含有率を1〜10wt%、SiO2含有率
を5wt%以下の耐火物で構成したことを特徴とする連
続鋳造用浸漬ノズル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼の連続鋳造におい
て、溶鋼をタンディッシュからモールド内へ鋳込むため
に使用されるガス吹き込み型浸漬ノズルに関するもので
ある。
て、溶鋼をタンディッシュからモールド内へ鋳込むため
に使用されるガス吹き込み型浸漬ノズルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、連続鋳造においては、溶鋼を酸化
させることなくタンディッシュからモールド内に供給す
るために、浸漬ノズルが利用されている。浸漬ノズルの
材質としては、Al2O3及びCを主体とし、これに20
wt%程度のSiO2 を含有するものが主流となってい
る。このような浸漬ノズルでは、鋳造時間の経過ととも
に鋼中析出物のアルミナ及び地金がノズル内壁に付着
し、激しい場合にはノズル閉塞を引き起こし鋳造を停止
する場合もあった。
させることなくタンディッシュからモールド内に供給す
るために、浸漬ノズルが利用されている。浸漬ノズルの
材質としては、Al2O3及びCを主体とし、これに20
wt%程度のSiO2 を含有するものが主流となってい
る。このような浸漬ノズルでは、鋳造時間の経過ととも
に鋼中析出物のアルミナ及び地金がノズル内壁に付着
し、激しい場合にはノズル閉塞を引き起こし鋳造を停止
する場合もあった。
【0003】この問題を解決する手段の1つとして、例
えば、特公昭58−3467号公報に示されるように、
浸漬ノズル内孔と同心円となる多孔質の筒状耐火物(内
孔体)を浸漬ノズル本体に内挿し、この多孔質耐火物内
壁からArその他の不活性ガスを吹き込むことが知られ
ている。このガス吹き込みは、ノズ内面と溶鋼との接触
面積を減少させ、さらに溶鋼を攪拌すること、あるいは
付着物をガス気泡により強制的に剥離させることにより
ノズル内壁面へのアルミナ介在物の付着成長を防止する
効果がある。
えば、特公昭58−3467号公報に示されるように、
浸漬ノズル内孔と同心円となる多孔質の筒状耐火物(内
孔体)を浸漬ノズル本体に内挿し、この多孔質耐火物内
壁からArその他の不活性ガスを吹き込むことが知られ
ている。このガス吹き込みは、ノズ内面と溶鋼との接触
面積を減少させ、さらに溶鋼を攪拌すること、あるいは
付着物をガス気泡により強制的に剥離させることにより
ノズル内壁面へのアルミナ介在物の付着成長を防止する
効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浸漬ノ
ズル内壁からのガス吹き込み方法として各種の方法が採
用されているが、これらは主にガス吹き込み部にあたる
内孔体が吐出孔より上部に設けられているため、Arガ
スが行き届かない吐出孔近傍にアルミナの付着堆積が起
こるといった問題があった。また、吹き込まれたAr気
泡は、一部モールド内で浮上中に凝固界面に捕捉され、
熱間圧延、冷間圧延後に発生する気泡系欠陥の原因とな
る。これらの問題点を鑑み、本発明は、ノズル閉塞を防
止した上で、常に安定して気泡系欠陥のない加工用鋼板
素材を鋳造できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供すること
を目的とするものである。
ズル内壁からのガス吹き込み方法として各種の方法が採
用されているが、これらは主にガス吹き込み部にあたる
内孔体が吐出孔より上部に設けられているため、Arガ
スが行き届かない吐出孔近傍にアルミナの付着堆積が起
こるといった問題があった。また、吹き込まれたAr気
泡は、一部モールド内で浮上中に凝固界面に捕捉され、
熱間圧延、冷間圧延後に発生する気泡系欠陥の原因とな
る。これらの問題点を鑑み、本発明は、ノズル閉塞を防
止した上で、常に安定して気泡系欠陥のない加工用鋼板
素材を鋳造できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼の連続鋳造
用浸漬ノズにおいて、ガス吹き込み部にあたる内孔体の
SiO2 含有率を5wt%以下にし、且つ少なくとも吐
出孔を含む内孔体より下部の内壁面を、K2O含有率が
1〜10wt%、SiO2含有率が5wt%以下の耐火
物で構成したことを特徴とする連続鋳造用浸漬ノズルに
関するものである。
用浸漬ノズにおいて、ガス吹き込み部にあたる内孔体の
SiO2 含有率を5wt%以下にし、且つ少なくとも吐
出孔を含む内孔体より下部の内壁面を、K2O含有率が
1〜10wt%、SiO2含有率が5wt%以下の耐火
物で構成したことを特徴とする連続鋳造用浸漬ノズルに
関するものである。
【0006】
【作用】浸漬ノズルの閉塞を防止するためには、アルミ
ナ付着が進行する部分からArガス等の不活性ガスを吹
き込み溶鋼とノズル内壁の間にガスフィルムを生成する
か、あるいは付着物をガス気泡により強制的に剥離する
ことが最も確実な方法である。しかし、図1に示すよう
に、浸漬ノズル内孔体1からArガスを吹き込む場合、
内孔体1及びその周辺のアルミナ付着は確実に防止でき
るが、吐出孔2近傍のように内壁からの直接ガス吹き込
みがなく、しかも流動が激しく変化し溶鋼中アルミナの
壁面への衝突頻度が増す領域では、Arガスによるノズ
ル閉塞防止の効果が十分に得られない。
ナ付着が進行する部分からArガス等の不活性ガスを吹
き込み溶鋼とノズル内壁の間にガスフィルムを生成する
か、あるいは付着物をガス気泡により強制的に剥離する
ことが最も確実な方法である。しかし、図1に示すよう
に、浸漬ノズル内孔体1からArガスを吹き込む場合、
内孔体1及びその周辺のアルミナ付着は確実に防止でき
るが、吐出孔2近傍のように内壁からの直接ガス吹き込
みがなく、しかも流動が激しく変化し溶鋼中アルミナの
壁面への衝突頻度が増す領域では、Arガスによるノズ
ル閉塞防止の効果が十分に得られない。
【0007】そこで、本発明者等は、内孔体1からのガ
ス吹き込みと詰まりが進行し易い内孔体下部3の内壁面
にK2Oを添加し、且つSiO2含有率を低減した材料A
を併用することにより、浸漬ノズルの閉塞を確実に防止
することに成功した。
ス吹き込みと詰まりが進行し易い内孔体下部3の内壁面
にK2Oを添加し、且つSiO2含有率を低減した材料A
を併用することにより、浸漬ノズルの閉塞を確実に防止
することに成功した。
【0008】このK2Oを添加した材料Aをノズル内壁
に用いることで、耐火物中K2Oと溶鋼中Al2O3とを
反応させ低融物を生成させる。この低融物を溶鋼流と内
孔体1から吹き込まれた気泡により洗い流し、微小な溶
損を与えることにより付着を防止するものである。
に用いることで、耐火物中K2Oと溶鋼中Al2O3とを
反応させ低融物を生成させる。この低融物を溶鋼流と内
孔体1から吹き込まれた気泡により洗い流し、微小な溶
損を与えることにより付着を防止するものである。
【0009】また、耐火物中のSiO2 は溶鋼中のAl
と反応しAl2O3を生成するため、アルミナ付着防止の
観点から耐火物中のSiO2 をできるかぎり低減する必
要がある。本発明により、K2O 添加による付着物の低
融点化とAr気泡の付着物剥離の相乗効果が得られ、鋳
造時間が長い場合及び溶鋼清浄性が低下する場合でも付
着防止効果を持続することができる。
と反応しAl2O3を生成するため、アルミナ付着防止の
観点から耐火物中のSiO2 をできるかぎり低減する必
要がある。本発明により、K2O 添加による付着物の低
融点化とAr気泡の付着物剥離の相乗効果が得られ、鋳
造時間が長い場合及び溶鋼清浄性が低下する場合でも付
着防止効果を持続することができる。
【0010】一方、浸漬ノズル内孔体1からのガス吹き
込みを実施する場合には、気泡系欠陥が問題となる。し
かし、Arガス吹き込みを実施すれば全ての鋳片に気泡
系欠陥が発生するのではなく、連々鋳後半で多発する傾
向を示す。
込みを実施する場合には、気泡系欠陥が問題となる。し
かし、Arガス吹き込みを実施すれば全ての鋳片に気泡
系欠陥が発生するのではなく、連々鋳後半で多発する傾
向を示す。
【0011】また、従来から、鋳片に捕捉されたAr気
泡は、大きなものほど熱間圧延、冷間圧延後も圧着され
ず、鋼板表面にふくれ状欠陥として現れることが知られ
ている。このような知見から、本発明者等は連々鋳後半
におけるAr気泡の粗大化が気泡系欠陥の原因であると
考え、気泡を粗大化させる要因について詳細な調査を実
施してきた。
泡は、大きなものほど熱間圧延、冷間圧延後も圧着され
ず、鋼板表面にふくれ状欠陥として現れることが知られ
ている。このような知見から、本発明者等は連々鋳後半
におけるAr気泡の粗大化が気泡系欠陥の原因であると
考え、気泡を粗大化させる要因について詳細な調査を実
施してきた。
【0012】その結果、浸漬ノズル内孔体1中のSiO
2 がCにより還元され消失するため、連々鋳後半で内孔
体1の気孔率及び気孔径が大きくなり、それに伴い生成
するAr気泡径が粗大化することを見いだした。したが
って、内孔体1中の SiO2を低減することにより、気
泡の粗大化を抑制し、これにより気泡系欠陥を防止でき
る。
2 がCにより還元され消失するため、連々鋳後半で内孔
体1の気孔率及び気孔径が大きくなり、それに伴い生成
するAr気泡径が粗大化することを見いだした。したが
って、内孔体1中の SiO2を低減することにより、気
泡の粗大化を抑制し、これにより気泡系欠陥を防止でき
る。
【0013】また、SiO2 を低減することにより内孔
体1全面から微細なArガスを均一に吹き込むことがで
きるため、ノズル閉塞を効率的に防止すると共に、気泡
系欠陥の観点からArガス流量を下げることも可能とな
る。
体1全面から微細なArガスを均一に吹き込むことがで
きるため、ノズル閉塞を効率的に防止すると共に、気泡
系欠陥の観点からArガス流量を下げることも可能とな
る。
【0014】以上に示したように、内孔体1中のSiO
2 含有率を低減し、且つ少なくとも吐出孔2を含む内孔
体より下部3の内壁面にK2Oを含有し、さらにSiO2
を低減した材料Aを適用することで、浸漬ノズルの閉塞
を確実に防止すると共に、気泡系欠陥も発生しない連続
鋳造用浸漬ノズルを提供できる。
2 含有率を低減し、且つ少なくとも吐出孔2を含む内孔
体より下部3の内壁面にK2Oを含有し、さらにSiO2
を低減した材料Aを適用することで、浸漬ノズルの閉塞
を確実に防止すると共に、気泡系欠陥も発生しない連続
鋳造用浸漬ノズルを提供できる。
【0015】本発明において、内孔体1中にSiO2 を
含有しないことが好ましいが、必要な場合には5wt%
以下に限って添加しても良い。これは、SiO2 含有率
が5wt%以下であれば、内孔体1中のSiO2 が全て
消失しても気孔率及び気孔径の変化は殆どなく、気泡系
欠陥が発生しないためである。
含有しないことが好ましいが、必要な場合には5wt%
以下に限って添加しても良い。これは、SiO2 含有率
が5wt%以下であれば、内孔体1中のSiO2 が全て
消失しても気孔率及び気孔径の変化は殆どなく、気泡系
欠陥が発生しないためである。
【0016】また、吐出孔2を含む内孔体下部3に適用
する材質AはK2O 含有率を1〜10wt%、SiO2
含有率を5wt%以下としたアルミナグラファイト質材
料である。K2O 含有率が1wt%未満ではAl2O3と
反応しても液相を生成せず、付着防止効果は得られな
い。また、K2O 含有率が10wt%を超えると Al2
O3 との反応により生成する液相率が20%以上とな
り、浸漬ノズル自体の耐食性が低下する。
する材質AはK2O 含有率を1〜10wt%、SiO2
含有率を5wt%以下としたアルミナグラファイト質材
料である。K2O 含有率が1wt%未満ではAl2O3と
反応しても液相を生成せず、付着防止効果は得られな
い。また、K2O 含有率が10wt%を超えると Al2
O3 との反応により生成する液相率が20%以上とな
り、浸漬ノズル自体の耐食性が低下する。
【0017】SiO2 は溶鋼中のAlと反応しAl2O3
を生成するため、ノズル中に含有しないことが望ましい
が、耐スポーリング性の観点から必要な場合には5wt
%以下に限って使用しても良い。これはSiO2 含有率
が5wt%を超えると、生成するAl2O3量が多くなり
付着防止効果が十分得られなくなるためである。
を生成するため、ノズル中に含有しないことが望ましい
が、耐スポーリング性の観点から必要な場合には5wt
%以下に限って使用しても良い。これはSiO2 含有率
が5wt%を超えると、生成するAl2O3量が多くなり
付着防止効果が十分得られなくなるためである。
【0018】浸漬ノズルの基本的な構成成分は以上であ
るが、この他にもノズル材質への添加物として既に知ら
れている材料を、本発明の効果を損なわない範囲で含有
させてもよい。例えば、強度を向上させるために金属S
iを、酸化防止や耐スポーリング性向上のためにSiC
等を組み合せることも可能である。また、内孔体1及び
吐出孔2を含む内孔体下部3を除いたノズル本体につい
ても、上述した材料を用いることが望ましい。
るが、この他にもノズル材質への添加物として既に知ら
れている材料を、本発明の効果を損なわない範囲で含有
させてもよい。例えば、強度を向上させるために金属S
iを、酸化防止や耐スポーリング性向上のためにSiC
等を組み合せることも可能である。また、内孔体1及び
吐出孔2を含む内孔体下部3を除いたノズル本体につい
ても、上述した材料を用いることが望ましい。
【0019】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
について説明する。表1に示した原料含有物に樹脂バイ
ンダーとしてフェノール樹脂を外掛けで15wt%添加
して混練し、アイソスタティックプレスを用いて 1.
0t/cm2の圧力で図1に示すノズル形状に成形し
た。なお、パウダーライン部の耐火物CはZrO2を7
5wt%、Cを25wt%含有するZrO2−C質に統
一した。
について説明する。表1に示した原料含有物に樹脂バイ
ンダーとしてフェノール樹脂を外掛けで15wt%添加
して混練し、アイソスタティックプレスを用いて 1.
0t/cm2の圧力で図1に示すノズル形状に成形し
た。なお、パウダーライン部の耐火物CはZrO2を7
5wt%、Cを25wt%含有するZrO2−C質に統
一した。
【0020】
【表1】
【0021】さらに、この成形体を1200℃の温度で
還元焼成し、連続鋳造用ガス吹き込み型浸漬ノズル(外
径185mmφ、内径90mmφ、吐出孔径70mm
φ、吐出孔角度35度、内孔体厚み15mmの逆Y型ノ
ズル)を作製した。このようにして得られた浸漬ノズル
を用いて、Tiを0.08wt%含有する炭素濃度30
ppmの極低炭素鋼を400分間鋳造した。この際、A
tガス吹き付み流量は溶鋼トン当たり6Nl一定とし
た。本発明の実施例及び比較例とも鋳造寸法は厚み24
5mm×幅1500mmで、8500mm長さに切断し
て1コイル単位とした。このスラブを常法により熱間圧
延、冷間圧延し、最終的に厚み0.7mm×幅1500
mmコイルの冷延鋼板とした。気泡系欠陥に対する浸漬
ノズルの評価は、冷間圧延後の検査ラインで目視観察を
行い1コイル当たりに発生する気泡系欠陥の個数により
行った。また、浸漬ノズル閉塞の評価に関しては、鋳造
後の浸漬ノズル回収後、吐出孔直上部の最大付着厚みを
測定し、これを鋳造時間で除することにより付着速度を
算出した。表2に、実施例及び比較例の品質評価結果を
示す。
還元焼成し、連続鋳造用ガス吹き込み型浸漬ノズル(外
径185mmφ、内径90mmφ、吐出孔径70mm
φ、吐出孔角度35度、内孔体厚み15mmの逆Y型ノ
ズル)を作製した。このようにして得られた浸漬ノズル
を用いて、Tiを0.08wt%含有する炭素濃度30
ppmの極低炭素鋼を400分間鋳造した。この際、A
tガス吹き付み流量は溶鋼トン当たり6Nl一定とし
た。本発明の実施例及び比較例とも鋳造寸法は厚み24
5mm×幅1500mmで、8500mm長さに切断し
て1コイル単位とした。このスラブを常法により熱間圧
延、冷間圧延し、最終的に厚み0.7mm×幅1500
mmコイルの冷延鋼板とした。気泡系欠陥に対する浸漬
ノズルの評価は、冷間圧延後の検査ラインで目視観察を
行い1コイル当たりに発生する気泡系欠陥の個数により
行った。また、浸漬ノズル閉塞の評価に関しては、鋳造
後の浸漬ノズル回収後、吐出孔直上部の最大付着厚みを
測定し、これを鋳造時間で除することにより付着速度を
算出した。表2に、実施例及び比較例の品質評価結果を
示す。
【0022】
【表2】
【0023】表2に示す如く、実施例では内孔体1のS
iO2 含有率を5wt%以下とし、且つ少なくとも吐出
孔を含む内孔体より下部3の内壁面を、K2O 含有率が
1〜10wt%、SiO2 含有率が5wt%以下の材質
で構成したことにより、常に安定してノズル閉塞を防止
できた。また、操業面のみならず、品質面でも気泡系欠
陥の発生がなく極めて良好な鋳片を得ることができた。
iO2 含有率を5wt%以下とし、且つ少なくとも吐出
孔を含む内孔体より下部3の内壁面を、K2O 含有率が
1〜10wt%、SiO2 含有率が5wt%以下の材質
で構成したことにより、常に安定してノズル閉塞を防止
できた。また、操業面のみならず、品質面でも気泡系欠
陥の発生がなく極めて良好な鋳片を得ることができた。
【0024】これに対し、比較例1は内孔体下部3のK
2O 含有率が1wt%未満であったため、ノズル閉塞防
止の効果が十分得られず、鋳造開始後300分で製造を
停止した。また、比較例2は内孔体下部3のK2O 含有
率が10wt%を超えたため、浸漬ノズルの耐食性が低
下し溶損が進行した。さらに、比較例3は浸漬ノズル内
孔体1のSiO2含有率が5wt%を超えたためSiO2
消失による気孔率、気孔径の増大が生じ、鋳造後半に気
泡系欠陥が多発した。なお、以上の結果は、図1の構造
ノズルについて試験した結果であるが、図2〜図3の構
造ノズルについても同様の効果が得られた。
2O 含有率が1wt%未満であったため、ノズル閉塞防
止の効果が十分得られず、鋳造開始後300分で製造を
停止した。また、比較例2は内孔体下部3のK2O 含有
率が10wt%を超えたため、浸漬ノズルの耐食性が低
下し溶損が進行した。さらに、比較例3は浸漬ノズル内
孔体1のSiO2含有率が5wt%を超えたためSiO2
消失による気孔率、気孔径の増大が生じ、鋳造後半に気
泡系欠陥が多発した。なお、以上の結果は、図1の構造
ノズルについて試験した結果であるが、図2〜図3の構
造ノズルについても同様の効果が得られた。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の連続鋳
造用浸漬ノズルによれば、ノズル閉塞を確実に防止で
き、さらに気泡系欠陥の問題も発生しないため、鋼板の
品質は非常に安定し、歩留りも格段に向上する。また、
ノズル閉塞に起因する種々の非定常作業がなくなるた
め、操業面でも有効な浸漬ノズルを提供できる。
造用浸漬ノズルによれば、ノズル閉塞を確実に防止で
き、さらに気泡系欠陥の問題も発生しないため、鋼板の
品質は非常に安定し、歩留りも格段に向上する。また、
ノズル閉塞に起因する種々の非定常作業がなくなるた
め、操業面でも有効な浸漬ノズルを提供できる。
【図1】ノズルの構造及び材質を説明するための図であ
る。
る。
【図2】ノズルの構造及び材質を説明するための図であ
る。
る。
【図3】ノズルの構造及び材質を説明するための図であ
る。
る。
1 内孔体 2 吐出孔 3 内孔体下部 A K2O−Al2O3−C材質 B Al2O3−C材質 C ZrO2−C材質
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、ガ
ス吹き込み部にあたる内孔体のSiO2 含有率を5wt
%以下にし、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体より下
部の内壁面を、K2O含有率が1〜10wt%、SiO2
含有率が5wt%以下の耐火物で構成したことを特徴と
する連続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34516892A JPH06170505A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34516892A JPH06170505A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06170505A true JPH06170505A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18374751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34516892A Withdrawn JPH06170505A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06170505A (ja) |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP34516892A patent/JPH06170505A/ja not_active Withdrawn
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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