JPH0655249A - 連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
連続鋳造用浸漬ノズルInfo
- Publication number
- JPH0655249A JPH0655249A JP4229447A JP22944792A JPH0655249A JP H0655249 A JPH0655249 A JP H0655249A JP 4229447 A JP4229447 A JP 4229447A JP 22944792 A JP22944792 A JP 22944792A JP H0655249 A JPH0655249 A JP H0655249A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- immersion nozzle
- nozzle
- continuous casting
- cao
- zro
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ノズル閉塞を防止した上で、常に
安定して気泡系欠陥のない加工用鋼板素材を鋳造できる
連続鋳造用浸漬ノズルを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、ガス吹
き込み部にあたる内孔体のSiO2 含有率を5wt%以
下にし、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体より下部の
内壁面を、工業的に不可避の成分を除いて、10〜50
wt%のCaO,30〜80wt%のZrO2 を含む組
成の耐火物で構成したことを特徴とする連続鋳造用浸漬
ノズル。
安定して気泡系欠陥のない加工用鋼板素材を鋳造できる
連続鋳造用浸漬ノズルを提供することを目的とするもの
である。 【構成】 鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、ガス吹
き込み部にあたる内孔体のSiO2 含有率を5wt%以
下にし、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体より下部の
内壁面を、工業的に不可避の成分を除いて、10〜50
wt%のCaO,30〜80wt%のZrO2 を含む組
成の耐火物で構成したことを特徴とする連続鋳造用浸漬
ノズル。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼の連続鋳造におい
て、溶鋼をタンディッシュからモールド内へ鋳込むため
に使用されるガス吹き込み型浸漬ノズルに関するもので
ある。
て、溶鋼をタンディッシュからモールド内へ鋳込むため
に使用されるガス吹き込み型浸漬ノズルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、連続鋳造においては、溶鋼を酸化
させることなくタンディッシュからモールド内に供給す
るために、浸漬ノズルが利用されている。浸漬ノズルの
材質としては、Al2O3及びC(B)を主体とし、これ
に20wt%程度のSiO2 を含有するものが主流とな
っている。このような浸漬ノズルでは、鋳造時間の経過
とともに鋼中析出物のアルミナ及び地金がノズル内壁に
付着し、激しい場合にはノズル閉塞を引き起こし鋳造を
停止する場合もあった。
させることなくタンディッシュからモールド内に供給す
るために、浸漬ノズルが利用されている。浸漬ノズルの
材質としては、Al2O3及びC(B)を主体とし、これ
に20wt%程度のSiO2 を含有するものが主流とな
っている。このような浸漬ノズルでは、鋳造時間の経過
とともに鋼中析出物のアルミナ及び地金がノズル内壁に
付着し、激しい場合にはノズル閉塞を引き起こし鋳造を
停止する場合もあった。
【0003】この問題を解決する手段の1つとして、例
えば、特公昭58−3467号公報に示されるように、
浸漬ノズル内孔と同心円となる多孔質の筒状耐火物(内
孔体)を浸漬ノズル本体に内挿し、この多孔質耐火物内
壁からArその他の不活性ガスを吹き込むことが知られ
ている。このガス吹き込みは、ノズル内面と溶鋼との接
触面積を減少させ、さらに溶鋼を撹拌すること、あるい
は付着物をガス気泡により強制的に剥離させることによ
りノズル内壁面へのアルミナ介在物の付着成長を防止す
る効果がある。
えば、特公昭58−3467号公報に示されるように、
浸漬ノズル内孔と同心円となる多孔質の筒状耐火物(内
孔体)を浸漬ノズル本体に内挿し、この多孔質耐火物内
壁からArその他の不活性ガスを吹き込むことが知られ
ている。このガス吹き込みは、ノズル内面と溶鋼との接
触面積を減少させ、さらに溶鋼を撹拌すること、あるい
は付着物をガス気泡により強制的に剥離させることによ
りノズル内壁面へのアルミナ介在物の付着成長を防止す
る効果がある。
【0004】また、ノズル閉塞を解決する別の手段とし
て、例えば特開昭64−40154号公報に記載されて
いるように、ZrO2−CaO−C 質材料からなるノズ
ルの使用が試みられている。このZrO2−CaO−C
質材料をノズル内壁に用いることで、耐火物中CaOと
溶鋼中Al2O3とを反応させカルシウムアルミネートの
低融物を生成させる。この低融物を溶鋼流により洗い流
し、微少な溶損を与えることにより付着を防止するもの
である。
て、例えば特開昭64−40154号公報に記載されて
いるように、ZrO2−CaO−C 質材料からなるノズ
ルの使用が試みられている。このZrO2−CaO−C
質材料をノズル内壁に用いることで、耐火物中CaOと
溶鋼中Al2O3とを反応させカルシウムアルミネートの
低融物を生成させる。この低融物を溶鋼流により洗い流
し、微少な溶損を与えることにより付着を防止するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浸漬ノ
ズル内壁からのガス吹き込み方法として各種の方法が採
用されているが、これらは主にガス吹き込み部にあたる
内孔体が吐出孔より上部に設けられているため、Arガ
スが行き届かない吐出孔近傍にアルミナの付着堆積が起
こるといった問題があった。また、吹き込まれたAr気
泡は、一部モールド内で浮上中に凝固界面に捕捉され、
熱間圧延、冷間圧延後に発生する気泡系欠陥の原因とな
る。
ズル内壁からのガス吹き込み方法として各種の方法が採
用されているが、これらは主にガス吹き込み部にあたる
内孔体が吐出孔より上部に設けられているため、Arガ
スが行き届かない吐出孔近傍にアルミナの付着堆積が起
こるといった問題があった。また、吹き込まれたAr気
泡は、一部モールド内で浮上中に凝固界面に捕捉され、
熱間圧延、冷間圧延後に発生する気泡系欠陥の原因とな
る。
【0006】一方、ZrO2−CaO−C 質材料のノズ
ルにおいても、鋳造時間が長いか、或は溶鋼清浄性が低
下する場合には、ノズル内壁に付着したアルミナを低融
点化するに十分なCaOを供給できなくなるため、ノズ
ル閉塞が発生する。このため、ZrO2−CaO−C 質
ノズルも確実な閉塞防止対策になっていないのが現状で
ある。
ルにおいても、鋳造時間が長いか、或は溶鋼清浄性が低
下する場合には、ノズル内壁に付着したアルミナを低融
点化するに十分なCaOを供給できなくなるため、ノズ
ル閉塞が発生する。このため、ZrO2−CaO−C 質
ノズルも確実な閉塞防止対策になっていないのが現状で
ある。
【0007】これらの問題点を鑑み、本発明は、ノズル
閉塞を防止した上で、常に安定して気泡系欠陥のない加
工用鋼板素材を鋳造できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供
することを目的とするものである。
閉塞を防止した上で、常に安定して気泡系欠陥のない加
工用鋼板素材を鋳造できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、鋼の連続鋳造
用浸漬ノズルにおいて、ガス吹き込み部にあたる内孔体
のSiO2 含有率を5wt%以下にし、且つ少なくとも
吐出孔を含む内孔体より下部の内壁面を、工業的に不可
避の成分を除いて、10〜50wt%のC、10〜30
wt%のCaO、30〜80wt%のZrO2 を含む組
成の耐火物で構成したことを特徴とする連続鋳造用浸漬
ノズルに関するものである。
用浸漬ノズルにおいて、ガス吹き込み部にあたる内孔体
のSiO2 含有率を5wt%以下にし、且つ少なくとも
吐出孔を含む内孔体より下部の内壁面を、工業的に不可
避の成分を除いて、10〜50wt%のC、10〜30
wt%のCaO、30〜80wt%のZrO2 を含む組
成の耐火物で構成したことを特徴とする連続鋳造用浸漬
ノズルに関するものである。
【0009】
【作用】浸漬ノズルの閉塞を防止するためには、アルミ
ナ付着が進行する部分からArガス等の不活性ガスを吹
き込み溶鋼とノズル内壁の間にガスフィルムを生成する
か、あるいは付着物をガス気泡により強制的に剥離する
ことが最も確実な方法である。しかし、図1に示すよう
に、浸漬ノズル内孔体1からArガスを吹き込む場合、
内孔体1及びその周辺のアルミナ付着は確実に防止でき
るが、吐出孔2近傍のように内壁からの直接ガス吹き込
みがなく、しかも流動が激しく変化し溶鋼中アルミナの
壁面への衝突頻度が増す領域では、Arガスによるノズ
ル閉塞防止の効果が十分に得られない。
ナ付着が進行する部分からArガス等の不活性ガスを吹
き込み溶鋼とノズル内壁の間にガスフィルムを生成する
か、あるいは付着物をガス気泡により強制的に剥離する
ことが最も確実な方法である。しかし、図1に示すよう
に、浸漬ノズル内孔体1からArガスを吹き込む場合、
内孔体1及びその周辺のアルミナ付着は確実に防止でき
るが、吐出孔2近傍のように内壁からの直接ガス吹き込
みがなく、しかも流動が激しく変化し溶鋼中アルミナの
壁面への衝突頻度が増す領域では、Arガスによるノズ
ル閉塞防止の効果が十分に得られない。
【0010】そこで、本発明者等は、内孔体からのガス
吹き込みと詰まりが進行し易い内孔体下部3の内壁面に
ZrO2−CaO−C 質材料を併用することにより、浸
漬ノズルの閉塞を確実に防止することに成功した。本発
明ではアルミナ付着をZrO2−CaO−C 質材料と内
孔体から吹き込まれたAr気泡の付着物剥離の相乗効果
により、鋳造時間が長い場合及び溶鋼清浄性が低下する
場合でも付着防止効果を持続することができる。
吹き込みと詰まりが進行し易い内孔体下部3の内壁面に
ZrO2−CaO−C 質材料を併用することにより、浸
漬ノズルの閉塞を確実に防止することに成功した。本発
明ではアルミナ付着をZrO2−CaO−C 質材料と内
孔体から吹き込まれたAr気泡の付着物剥離の相乗効果
により、鋳造時間が長い場合及び溶鋼清浄性が低下する
場合でも付着防止効果を持続することができる。
【0011】一方、浸漬ノズル内孔体からのガス吹き込
みを実施する場合には、気泡系欠陥が問題となる。しか
し、Arガス吹き込みを実施すれば全ての鋳片に気泡系
欠陥が発生するのではなく、連々鋳後半で多発する傾向
を示す。また、従来から、鋳片に捕捉されたAr気泡
は、大きなものほど熱間圧延、冷間圧延後も圧着され
ず、鋼板表面にふくれ状欠陥として現れることが知られ
ている。このような知見から、本発明者等は連々鋳後半
におけるAr気泡の粗大化が気泡系欠陥の原因であると
考え、気泡を粗大化させる要因について詳細な調査を実
施してきた。
みを実施する場合には、気泡系欠陥が問題となる。しか
し、Arガス吹き込みを実施すれば全ての鋳片に気泡系
欠陥が発生するのではなく、連々鋳後半で多発する傾向
を示す。また、従来から、鋳片に捕捉されたAr気泡
は、大きなものほど熱間圧延、冷間圧延後も圧着され
ず、鋼板表面にふくれ状欠陥として現れることが知られ
ている。このような知見から、本発明者等は連々鋳後半
におけるAr気泡の粗大化が気泡系欠陥の原因であると
考え、気泡を粗大化させる要因について詳細な調査を実
施してきた。
【0012】その結果、浸漬ノズル内孔体中のSiO2
がCにより還元され消失するため、連々鋳後半で内孔体
の気孔率及び気孔径が大きくなり、それに伴い生成する
Ar気泡径が粗大化することを見いだした。したがっ
て、内孔体中のSiO2 を低減することにより、気泡の
粗大化を抑制し、これにより気泡系欠陥を防止できる。
また、SiO2 を低減することにより内孔体全面から微
細なArガスを均一に吹き込むことができるため、ノズ
ル閉塞を効率的に防止すると共に、気泡系欠陥の観点か
らArガス流量を下げることも可能となる。
がCにより還元され消失するため、連々鋳後半で内孔体
の気孔率及び気孔径が大きくなり、それに伴い生成する
Ar気泡径が粗大化することを見いだした。したがっ
て、内孔体中のSiO2 を低減することにより、気泡の
粗大化を抑制し、これにより気泡系欠陥を防止できる。
また、SiO2 を低減することにより内孔体全面から微
細なArガスを均一に吹き込むことができるため、ノズ
ル閉塞を効率的に防止すると共に、気泡系欠陥の観点か
らArガス流量を下げることも可能となる。
【0013】以上に示したように、内孔体中のSiO2
含有率を低減し、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体よ
り下部の内壁面にZrO2−CaO−C 質材料を適用す
ることで、浸漬ノズルの閉塞を確実に防止すると共に、
気泡系欠陥も発生しない連続鋳造用浸漬ノズルを提供で
きる。
含有率を低減し、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体よ
り下部の内壁面にZrO2−CaO−C 質材料を適用す
ることで、浸漬ノズルの閉塞を確実に防止すると共に、
気泡系欠陥も発生しない連続鋳造用浸漬ノズルを提供で
きる。
【0014】本発明において、内孔体中にSiO2 を含
有しないことが好ましいが、必要な場合には5wt%以
下に限って添加しても良い。これは、SiO2 含有率が
5wt%以下であれば、内孔体中のSiO2 が全て消失
しても気孔率及び気孔径の変化は殆どなく、気泡系欠陥
が発生しないためである。また、吐出孔を含む内孔体下
部に適用する材質はZrO2 含有率を30〜80wt
%、CaO含有率を10〜30wt%、C含有率を10
〜50wt%としたZrO2−CaO−C 質材料であ
る。
有しないことが好ましいが、必要な場合には5wt%以
下に限って添加しても良い。これは、SiO2 含有率が
5wt%以下であれば、内孔体中のSiO2 が全て消失
しても気孔率及び気孔径の変化は殆どなく、気泡系欠陥
が発生しないためである。また、吐出孔を含む内孔体下
部に適用する材質はZrO2 含有率を30〜80wt
%、CaO含有率を10〜30wt%、C含有率を10
〜50wt%としたZrO2−CaO−C 質材料であ
る。
【0015】これら組成のうち、ZrO2−CaOはZ
rO2とCaOでもよいが、CaOの耐消化性を考慮す
れば、CaZrO3単独か、またはそれとZrO2を組み
合せた形で用いることが望ましい。ZrO2 は30wt
%未満で耐食性が低下し、80wt%を超えると耐スポ
ーリング性が低下する。また、CaO含有率が10wt
%未満では、溶鋼中のアルミナと反応して生成する低融
点のカルシウムアルミネートの量が少なく、アルミナ付
着防止能が低下する。反対に、CaO含有率が30wt
%を超えると、CaOの全てがCaZrO3 にならず、
耐消化性が劣化する。さらに、Cは成形性及び耐スポー
リング性に優れていることから10wt%未満では成形
性及び耐スポーリング性が低下する。反対に、50wt
%を超えるとCの酸化や溶鋼中への溶出により耐食性が
低下する。また、高熱伝導率のためノズル詰まりを生ず
る恐れもある。
rO2とCaOでもよいが、CaOの耐消化性を考慮す
れば、CaZrO3単独か、またはそれとZrO2を組み
合せた形で用いることが望ましい。ZrO2 は30wt
%未満で耐食性が低下し、80wt%を超えると耐スポ
ーリング性が低下する。また、CaO含有率が10wt
%未満では、溶鋼中のアルミナと反応して生成する低融
点のカルシウムアルミネートの量が少なく、アルミナ付
着防止能が低下する。反対に、CaO含有率が30wt
%を超えると、CaOの全てがCaZrO3 にならず、
耐消化性が劣化する。さらに、Cは成形性及び耐スポー
リング性に優れていることから10wt%未満では成形
性及び耐スポーリング性が低下する。反対に、50wt
%を超えるとCの酸化や溶鋼中への溶出により耐食性が
低下する。また、高熱伝導率のためノズル詰まりを生ず
る恐れもある。
【0016】浸漬ノズルの基本的な構成成分は以上であ
るが、この他にもノズル材質への添加物として既に知ら
れている材料を、本発明の効果を損なわない範囲で含有
させてもよい。例えば、強度を向上させるために金属S
iを、酸化防止や耐スポーリング性向上のためにSiC
等を組み合せることも可能である。また、内孔体及び吐
出孔を含む内孔体下部を除いた部分については、上述し
た ZrO2−CaO−C質材料を用いることが望ましい
が、コスト面を考慮すると従来組成の材料を用いること
も可能である。
るが、この他にもノズル材質への添加物として既に知ら
れている材料を、本発明の効果を損なわない範囲で含有
させてもよい。例えば、強度を向上させるために金属S
iを、酸化防止や耐スポーリング性向上のためにSiC
等を組み合せることも可能である。また、内孔体及び吐
出孔を含む内孔体下部を除いた部分については、上述し
た ZrO2−CaO−C質材料を用いることが望ましい
が、コスト面を考慮すると従来組成の材料を用いること
も可能である。
【0017】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明
について説明する。表1に示した原料含有物に樹脂バイ
ンダーとしてフェノール樹脂を外掛けで15wt%添加
して混練し、アイソスタティックプレスを用いて1.0
t/cm2の圧力で図1に示すノズル形状に成形した。
比較例5については内孔体のないノズル形状で、ノズル
内壁全体にZrO2−CaO−C 材質を用いた。なお、
パウダーライン部4の耐火物はZrO2 を75wt%、
Cを25wt%含有するZrO2−C質(C)に統一し
た。内孔体1はAl2O3−C質(B)に統一した。
について説明する。表1に示した原料含有物に樹脂バイ
ンダーとしてフェノール樹脂を外掛けで15wt%添加
して混練し、アイソスタティックプレスを用いて1.0
t/cm2の圧力で図1に示すノズル形状に成形した。
比較例5については内孔体のないノズル形状で、ノズル
内壁全体にZrO2−CaO−C 材質を用いた。なお、
パウダーライン部4の耐火物はZrO2 を75wt%、
Cを25wt%含有するZrO2−C質(C)に統一し
た。内孔体1はAl2O3−C質(B)に統一した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】さらに、この成形体を1200℃の温度で
還元焼成し、連続鋳造用ガス吹き込み型浸漬ノズル(外
径185mmφ、内径90mmφ、吐出孔径70mm
φ、吐出孔角度35度、内孔体厚み15mmの逆Y型ノ
ズル)を作製した。このようにして得られた浸漬ノズル
を用いて、Tiを0.08wt%含有する炭素濃度30
ppmの極低炭素鋼を400分間鋳造した。この際、A
rガス吹き込み流量は溶鋼トン当たり6Nl一定とし
た。
還元焼成し、連続鋳造用ガス吹き込み型浸漬ノズル(外
径185mmφ、内径90mmφ、吐出孔径70mm
φ、吐出孔角度35度、内孔体厚み15mmの逆Y型ノ
ズル)を作製した。このようにして得られた浸漬ノズル
を用いて、Tiを0.08wt%含有する炭素濃度30
ppmの極低炭素鋼を400分間鋳造した。この際、A
rガス吹き込み流量は溶鋼トン当たり6Nl一定とし
た。
【0021】本発明の実施例及び比較例とも鋳造寸法は
厚み245mm×幅1500mmで、8500mm長さ
に切断して1コイル単位とした。このスラブを常法によ
り熱間圧延、冷間圧延し、最終的に厚み0.7mm×幅
1500mmコイルの冷延鋼板とした。気泡系欠陥に対
する浸漬ノズルの評価は、冷間圧延後の検査ラインで目
視観察を行い1コイル当たりに発生する気泡系欠陥の個
数により行った。また、浸漬ノズル閉塞の評価に関して
は、鋳造後の浸漬ノズル回収後、吐出孔直上部の最大付
着厚みを測定し、これを鋳造時間で除すことにより付着
速度を算出した。表2に、実施例及び比較例の品質評価
結果を示す。
厚み245mm×幅1500mmで、8500mm長さ
に切断して1コイル単位とした。このスラブを常法によ
り熱間圧延、冷間圧延し、最終的に厚み0.7mm×幅
1500mmコイルの冷延鋼板とした。気泡系欠陥に対
する浸漬ノズルの評価は、冷間圧延後の検査ラインで目
視観察を行い1コイル当たりに発生する気泡系欠陥の個
数により行った。また、浸漬ノズル閉塞の評価に関して
は、鋳造後の浸漬ノズル回収後、吐出孔直上部の最大付
着厚みを測定し、これを鋳造時間で除すことにより付着
速度を算出した。表2に、実施例及び比較例の品質評価
結果を示す。
【0022】
【表3】
【0023】表2に示す如く、実施例では内孔体のSi
O2 含有率を5wt%以下とし、且つ少なくとも吐出孔
を含む内孔体より下部の内壁面を10〜50wt%の
C、10〜30wt%のCaO、30〜80wt%のZ
rO2 を含む組成の耐火物で構成したことにより、常に
安定してノズル閉塞を防止できた。また、操業面のみな
らず、品質面でも気泡系欠陥の発生がなく極めて良好な
鋳片を得ることができた。
O2 含有率を5wt%以下とし、且つ少なくとも吐出孔
を含む内孔体より下部の内壁面を10〜50wt%の
C、10〜30wt%のCaO、30〜80wt%のZ
rO2 を含む組成の耐火物で構成したことにより、常に
安定してノズル閉塞を防止できた。また、操業面のみな
らず、品質面でも気泡系欠陥の発生がなく極めて良好な
鋳片を得ることができた。
【0024】これに対し、比較例1は内孔体下部のCa
O含有率が10wt%未満であったため、ノズル閉塞防
止の効果が十分得られず、鋳造開始後300分で鋳造を
停止した。また、比較例2は内孔体下部のCaO含有率
が30wt%を超えたため、CaOの全てがCaZrO
3 にならず耐消化性が低下し使用できなかった。比較例
3については反対にZrO2が少なくなったため、Ca
Oの全てがCaZrO3にならず耐消化性が低下し使用
できなかった。さらに、比較例4は浸漬ノズル内孔体の
SiO2含有率が5wt%を超えたため、SiO2消失に
よる気孔率、気孔径の増大が生じ、鋳造後半に気泡系欠
陥が多発した。比較例5はノズル内壁全面にZrO2−
CaO−C 材質を使用したが、Arガス吹き込みを実
施しなかったため十分な付着防止効果が得られなかっ
た。なお、実施例は、図1の構造ノズルについて試験し
た結果であるが、図2〜図3の構造ノズルについても同
様の効果が得られた。
O含有率が10wt%未満であったため、ノズル閉塞防
止の効果が十分得られず、鋳造開始後300分で鋳造を
停止した。また、比較例2は内孔体下部のCaO含有率
が30wt%を超えたため、CaOの全てがCaZrO
3 にならず耐消化性が低下し使用できなかった。比較例
3については反対にZrO2が少なくなったため、Ca
Oの全てがCaZrO3にならず耐消化性が低下し使用
できなかった。さらに、比較例4は浸漬ノズル内孔体の
SiO2含有率が5wt%を超えたため、SiO2消失に
よる気孔率、気孔径の増大が生じ、鋳造後半に気泡系欠
陥が多発した。比較例5はノズル内壁全面にZrO2−
CaO−C 材質を使用したが、Arガス吹き込みを実
施しなかったため十分な付着防止効果が得られなかっ
た。なお、実施例は、図1の構造ノズルについて試験し
た結果であるが、図2〜図3の構造ノズルについても同
様の効果が得られた。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の連続鋳
造用浸漬ノズルによれば、ノズル閉塞を確実に防止で
き、さらに気泡系欠陥の問題も発生しないため、鋼板の
品質は非常に安定し、歩留りも格段に向上する。また、
ノズル閉塞に起因する種々の非定常作業がなくなるた
め、操業面でも有効な浸漬ノズルを提供できる。
造用浸漬ノズルによれば、ノズル閉塞を確実に防止で
き、さらに気泡系欠陥の問題も発生しないため、鋼板の
品質は非常に安定し、歩留りも格段に向上する。また、
ノズル閉塞に起因する種々の非定常作業がなくなるた
め、操業面でも有効な浸漬ノズルを提供できる。
【図1】浸漬ノズル各部の材質を説明するための図であ
る。
る。
【図2】浸漬ノズル各部の材質を説明するための図であ
る。
る。
【図3】浸漬ノズル各部の材質を説明するための図であ
る。
る。
1 内孔体 2 吐出孔 3 内孔体下部 4 パウダーライン A ZrO2−CaO−C材質 B Al2O3−C材質 C ZrO2−C材質
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼の連続鋳造用浸漬ノズルにおいて、ガ
ス吹き込み部にあたる内孔体のSiO2 含有率を5wt
%以下にし、且つ少なくとも吐出孔を含む内孔体より下
部の内壁面を、工業的に不可避の成分を除いて、10〜
50wt%のC、10〜30wt%のCaO、30〜8
0wt%のZrO2 を含む組成の耐火物で構成したこと
を特徴とする連続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229447A JPH0655249A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229447A JPH0655249A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655249A true JPH0655249A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16892352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4229447A Pending JPH0655249A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655249A (ja) |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP4229447A patent/JPH0655249A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0839214A (ja) | 連続鋳造用ノズル | |
| WO2003064079A1 (fr) | Busette immergee pour une coulee continue de l'acier et procede de coulee continue de l'acier | |
| JP2991881B2 (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP3124421B2 (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH0655249A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP2001179406A (ja) | 連続鋳造用ノズルおよび連続鋳造方法 | |
| JP4580155B2 (ja) | 連続鋳造用ノズル | |
| JP2003010949A (ja) | 連続鋳造用ノズルとそれを用いた鋼の連続鋳造方法 | |
| JPH06170505A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP2891757B2 (ja) | 浸漬ノズル | |
| JPH05123840A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH04270040A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| KR102905599B1 (ko) | 강의 연속 주조 방법 | |
| JPH06106313A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP4264286B2 (ja) | 連続鋳造用ノズル | |
| JPH06106312A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP2004268143A (ja) | 鋼の連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH0515953A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH04288954A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP2003290886A (ja) | 鋼の連続鋳造方法 | |
| JP2554320Y2 (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH0732103A (ja) | 溶融金属の鋳造用ノズル | |
| JPH05285613A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JPH0833961A (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH0531557A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010828 |