JPH06170980A - 複合光学素子の製造方法 - Google Patents
複合光学素子の製造方法Info
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- JPH06170980A JPH06170980A JP35078892A JP35078892A JPH06170980A JP H06170980 A JPH06170980 A JP H06170980A JP 35078892 A JP35078892 A JP 35078892A JP 35078892 A JP35078892 A JP 35078892A JP H06170980 A JPH06170980 A JP H06170980A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試作部品等の多種少量生産の際に複合光学素
子を高精度でかつ安価にして短時間で製造する。 【構成】 光学的に必要な球面または平面形状を有する
ガラス基材2に光学的に必要な性能を有する光硬化性樹
脂層3を光学的造形法により接合して光学素子ブランク
1とする。光硬化性樹脂層3の表面を、ワークホルダ5
に取り付けたダイヤモンドバイト4等の切削工具を介し
て所定の光学面形状に切削加工し、複合光学素子とす
る。
子を高精度でかつ安価にして短時間で製造する。 【構成】 光学的に必要な球面または平面形状を有する
ガラス基材2に光学的に必要な性能を有する光硬化性樹
脂層3を光学的造形法により接合して光学素子ブランク
1とする。光硬化性樹脂層3の表面を、ワークホルダ5
に取り付けたダイヤモンドバイト4等の切削工具を介し
て所定の光学面形状に切削加工し、複合光学素子とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス基材の表面に光
硬化性樹脂層を形成して1つの光学素子とした複合光学
素子の製造方法に関する。
硬化性樹脂層を形成して1つの光学素子とした複合光学
素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばガラスレンズの光学基材
表面に合成樹脂層を形成し、光学基材と合成樹脂層の両
方で1つの複合光学素子が知られている。従来、この複
合光学素子の製造方法としては、特開昭52−2565
1号公報や特開昭60−56544号公報に開示される
方法がある。この方法は、所望形状面を有する成形型と
光学基材との間に半重合状態の合成樹脂材料を挾み、そ
のまま重合を完了させて成形型を離型することにより、
合成樹脂に成形型の面形状を転写させるものである。
表面に合成樹脂層を形成し、光学基材と合成樹脂層の両
方で1つの複合光学素子が知られている。従来、この複
合光学素子の製造方法としては、特開昭52−2565
1号公報や特開昭60−56544号公報に開示される
方法がある。この方法は、所望形状面を有する成形型と
光学基材との間に半重合状態の合成樹脂材料を挾み、そ
のまま重合を完了させて成形型を離型することにより、
合成樹脂に成形型の面形状を転写させるものである。
【0003】また、特開平1−171932号公報に
は、ガラス基材表面にカップリング剤を塗布し、成形型
面にエネルギー硬化性樹脂を所定量滴下し、前記ガラス
基材をエネルギー硬化性樹脂上に載置して、成形型とガ
ラス基材の芯だしをした後、紫外線をガラス基材側から
照射して、樹脂を硬化させ、その後成形型を離型する、
複合光学素子の製造方法が開示されている。
は、ガラス基材表面にカップリング剤を塗布し、成形型
面にエネルギー硬化性樹脂を所定量滴下し、前記ガラス
基材をエネルギー硬化性樹脂上に載置して、成形型とガ
ラス基材の芯だしをした後、紫外線をガラス基材側から
照射して、樹脂を硬化させ、その後成形型を離型する、
複合光学素子の製造方法が開示されている。
【0004】このような複合光学素子の製造方法は、い
ずれも光学的性能を満足する精度に鏡面加工された所望
の形状面を有する成形型の面形状を光硬化性樹脂層に転
写させて、硬化の後に成形型より離型して光学素子を得
るものであり所望形状の複合光学素子を大量に製造する
ことができるという利点がある。
ずれも光学的性能を満足する精度に鏡面加工された所望
の形状面を有する成形型の面形状を光硬化性樹脂層に転
写させて、硬化の後に成形型より離型して光学素子を得
るものであり所望形状の複合光学素子を大量に製造する
ことができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の製
造方法では、次のような欠点を有していた。すなわち、
まず製造に際して、高精度な形状精度で加工された面形
状を有する成形型が必要となる。また、その成形型は高
価である。さらに、プリズム等の異形光学素子の製造の
際には、その複合光学素子形状に合った複合光学素子の
成形機が必要となり、試作部品等の多種少量生産部品の
場合はコスト高になってしまう。
造方法では、次のような欠点を有していた。すなわち、
まず製造に際して、高精度な形状精度で加工された面形
状を有する成形型が必要となる。また、その成形型は高
価である。さらに、プリズム等の異形光学素子の製造の
際には、その複合光学素子形状に合った複合光学素子の
成形機が必要となり、試作部品等の多種少量生産部品の
場合はコスト高になってしまう。
【0006】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、試作部品等の多種少量生産の際に複合光
学素子を高精度でかつ安価にして短時間で製造できるよ
うにした複合光学素子製造方法を提供することを目的と
する。
されたもので、試作部品等の多種少量生産の際に複合光
学素子を高精度でかつ安価にして短時間で製造できるよ
うにした複合光学素子製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決するために、本発明は、光学的に必要な球面または平
面形状を有するガラス基材に光学的に必要な性能を有す
る光硬化性樹脂層を接合してなる光学素子ブランクの前
記光硬化性樹脂層表面を、切削工具を介して所定の光学
面形状に切削加工することにより、複合光学素子を製造
することとした。
決するために、本発明は、光学的に必要な球面または平
面形状を有するガラス基材に光学的に必要な性能を有す
る光硬化性樹脂層を接合してなる光学素子ブランクの前
記光硬化性樹脂層表面を、切削工具を介して所定の光学
面形状に切削加工することにより、複合光学素子を製造
することとした。
【0008】ここに、前記光学素子ブランクは、前記ガ
ラス基材に接合させる光硬化性樹脂層を光学的造形法に
より所定量の樹脂層を密着接合することにより製造する
と良い。また、前記切削工具はダイヤモンドバイトを用
いると良い。
ラス基材に接合させる光硬化性樹脂層を光学的造形法に
より所定量の樹脂層を密着接合することにより製造する
と良い。また、前記切削工具はダイヤモンドバイトを用
いると良い。
【0009】上記光学的造形法は、所望の形状を形成す
べきガラス基材の表面に液状の光硬化性樹脂を設け、そ
の光硬化性樹脂に光束を照射してその照射部分を硬化さ
せ、硬化部分を水平方向に連続させるとともに、更にそ
の上側に光硬化性樹脂を供給して同様に硬化させること
により上下方向にも硬化体を連続させこれを繰り返すこ
とにより、目的形状の硬化体を製造する方法である。こ
の光学的造形法により、ガラス基材と光硬化性樹脂層と
を密着接合させ、液状の光硬化性樹脂の硬化後にダイヤ
モンドバイトを介して切削加工機により光硬化性樹脂層
の表面を所望の形状に切削加工することによって、安価
に複合光学素子を製造できる。
べきガラス基材の表面に液状の光硬化性樹脂を設け、そ
の光硬化性樹脂に光束を照射してその照射部分を硬化さ
せ、硬化部分を水平方向に連続させるとともに、更にそ
の上側に光硬化性樹脂を供給して同様に硬化させること
により上下方向にも硬化体を連続させこれを繰り返すこ
とにより、目的形状の硬化体を製造する方法である。こ
の光学的造形法により、ガラス基材と光硬化性樹脂層と
を密着接合させ、液状の光硬化性樹脂の硬化後にダイヤ
モンドバイトを介して切削加工機により光硬化性樹脂層
の表面を所望の形状に切削加工することによって、安価
に複合光学素子を製造できる。
【0010】なお、ガラス基材上に形成される光硬化性
樹脂層は、光学素子の1面のみならず、複数面であって
も形成可能である。また、ガラス基材と光硬化性樹脂層
との密着性を向上させる目的で予めガラス基材上にカッ
プリング剤を塗布する前処理を施すこともできる。
樹脂層は、光学素子の1面のみならず、複数面であって
も形成可能である。また、ガラス基材と光硬化性樹脂層
との密着性を向上させる目的で予めガラス基材上にカッ
プリング剤を塗布する前処理を施すこともできる。
【0011】
【実施例1】図1は本実施例の複合光学素子の製造方法
を実施するための装置を示すもので、平凸レンズを加工
している状態を示す。
を実施するための装置を示すもので、平凸レンズを加工
している状態を示す。
【0012】本実施例は、以下に示す工程からなる。 (第1工程)まず、被加工体である光学素子ブランク1
を製造する。光学素子ブランク1は、ガラス基材2と光
硬化性樹脂層3とからなり、図2に示す手順にて一体的
に接合して製造する。すなわち、図2(a)に示すよう
に、ガラス基材2を製造する。ガラス基材2は、その上
面2aおよび下面2bを光学的に必要な平面形状に研磨
加工してある。次に、図2(b)に示すように、ガラス
基材2を、NC制御光学的造形装置(図示省略)内の水
平方向(図2においてC方向)に移動可能な可動テーブ
ル10上に配置する。このNC制御光学的造形装置は、
光硬化性樹脂に光束を照射し、その光の照射された部分
を硬化させるとともに、硬化物を積み重ねる機能を具備
するものである。なお、その際、ガラス基材2には、光
硬化性樹脂層との密着を高めるために、樹脂を密着させ
る表面(上面2a)上にシランカップリング剤を塗布し
ておく。
を製造する。光学素子ブランク1は、ガラス基材2と光
硬化性樹脂層3とからなり、図2に示す手順にて一体的
に接合して製造する。すなわち、図2(a)に示すよう
に、ガラス基材2を製造する。ガラス基材2は、その上
面2aおよび下面2bを光学的に必要な平面形状に研磨
加工してある。次に、図2(b)に示すように、ガラス
基材2を、NC制御光学的造形装置(図示省略)内の水
平方向(図2においてC方向)に移動可能な可動テーブ
ル10上に配置する。このNC制御光学的造形装置は、
光硬化性樹脂に光束を照射し、その光の照射された部分
を硬化させるとともに、硬化物を積み重ねる機能を具備
するものである。なお、その際、ガラス基材2には、光
硬化性樹脂層との密着を高めるために、樹脂を密着させ
る表面(上面2a)上にシランカップリング剤を塗布し
ておく。
【0013】しかる後、上記ガラス基材2を、NC制御
光学的造形装置に具備される光硬化性樹脂液7槽内へ浸
す。そして、光硬化性樹脂液7の硬化性質にあった波長
の光束8(NC制御光学的造形装置に発信源は具備され
ている)を、NC制御光学的造形装置に具備されている
集光レンズ11を通してガラス基材2の表面(上面2
a)上に集光させるとともに、ガラス基材2を載置した
可動テーブル10を水平方向(C方向)に移動させる。
これにより、ガラス基材2の上面2aに数十μmの光硬
化性樹脂層9が形成される。
光学的造形装置に具備される光硬化性樹脂液7槽内へ浸
す。そして、光硬化性樹脂液7の硬化性質にあった波長
の光束8(NC制御光学的造形装置に発信源は具備され
ている)を、NC制御光学的造形装置に具備されている
集光レンズ11を通してガラス基材2の表面(上面2
a)上に集光させるとともに、ガラス基材2を載置した
可動テーブル10を水平方向(C方向)に移動させる。
これにより、ガラス基材2の上面2aに数十μmの光硬
化性樹脂層9が形成される。
【0014】その後、光束8の焦点位置を光硬化性樹脂
層9の表面9aに移動させ(図2においてB方向に移
動)、可動テーブル10を水平移動させる。このような
工程を、光硬化性樹脂層9が光学素子ブランク1の所望
の厚みになるまで繰り返す。その後、光学素子ブランク
1を取り出し、図2(c)に示すような、ガラス基材2
上に所望の厚さになった光硬化性樹脂層3を有する光学
素子ブランク1が得られる。
層9の表面9aに移動させ(図2においてB方向に移
動)、可動テーブル10を水平移動させる。このような
工程を、光硬化性樹脂層9が光学素子ブランク1の所望
の厚みになるまで繰り返す。その後、光学素子ブランク
1を取り出し、図2(c)に示すような、ガラス基材2
上に所望の厚さになった光硬化性樹脂層3を有する光学
素子ブランク1が得られる。
【0015】前記光硬化性樹脂液7としては、光照射に
より硬化する種々の物質を用いることができる。例え
ば、変性ポリウレタンメタクリレート、オリゴエステル
アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリ
レート等が挙げられる。
より硬化する種々の物質を用いることができる。例え
ば、変性ポリウレタンメタクリレート、オリゴエステル
アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリ
レート等が挙げられる。
【0016】(第2工程)前記第1工程で製造した光学
素子ブランク1を、図1に示すように、主軸6にエアー
スピンドルを搭載した超精密NC旋盤のワークホルダ5
に取り付ける。そして、光学素子ブランク1を回転させ
つつ、光学素子ブランク1に対向配置したダイヤモンド
バイト4により、光学素子ブランク1の光硬化性樹脂層
3を所定の光学面形状に移動(図1においてA方向に移
動)させて、切削加工する。
素子ブランク1を、図1に示すように、主軸6にエアー
スピンドルを搭載した超精密NC旋盤のワークホルダ5
に取り付ける。そして、光学素子ブランク1を回転させ
つつ、光学素子ブランク1に対向配置したダイヤモンド
バイト4により、光学素子ブランク1の光硬化性樹脂層
3を所定の光学面形状に移動(図1においてA方向に移
動)させて、切削加工する。
【0017】加工が終了した後、複合光学素子の回転を
停止させ、ワークホルダ5から取り外すことにより、所
定の複合光学素子が得られる。その後は、複合光学素子
の必要数だけ前記工程を繰り返せば良い。
停止させ、ワークホルダ5から取り外すことにより、所
定の複合光学素子が得られる。その後は、複合光学素子
の必要数だけ前記工程を繰り返せば良い。
【0018】以上のように、本実施例の製造方法では、
従来の製造方法のように所望の光学面形状に高精度に加
工した成形型が不要であるとともに、前記複合光学素子
形状に合わせた成形機も不要となる。したがって、高精
度の複合光学素子が短時間で安価に製造することがで
き、その結果コストダウン化が図れることになる。
従来の製造方法のように所望の光学面形状に高精度に加
工した成形型が不要であるとともに、前記複合光学素子
形状に合わせた成形機も不要となる。したがって、高精
度の複合光学素子が短時間で安価に製造することがで
き、その結果コストダウン化が図れることになる。
【0019】なお、上記実施例1においては、平凸形状
の複合光学素子を製造することとしたが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、あらゆる形状の光
学素子を加工し得るものである。
の複合光学素子を製造することとしたが、本発明はかか
る実施例に限定されるものではなく、あらゆる形状の光
学素子を加工し得るものである。
【0020】
【実施例2】本実施例は、前記実施例1の第1工程にお
ける光学素子ブランク1の製造方法の他の例とした実施
例である。本実施例では、図3(a)に示すように、ガ
ラス基材22の上面22aおよび下面22bは、各々異
なる曲率半径を有し、光学的に研磨されており、光学性
能を満たしている。また、図3(b)に示すように、図
示を省略した光学的造形装置に具備される光硬化性樹脂
液72内には、水平方向(図3においてC方向)に可動
可能な可動テーブル102が設けられ、この可動テーブ
ル102上には傾斜テーブル13が配置されている。さ
らに、傾斜テーブル13には、ワークホルダ14が取り
付けられている。ワークホルダ14は、傾斜テーブル1
3の回転中心15と連動して傾斜可能となるように組み
付けられている
ける光学素子ブランク1の製造方法の他の例とした実施
例である。本実施例では、図3(a)に示すように、ガ
ラス基材22の上面22aおよび下面22bは、各々異
なる曲率半径を有し、光学的に研磨されており、光学性
能を満たしている。また、図3(b)に示すように、図
示を省略した光学的造形装置に具備される光硬化性樹脂
液72内には、水平方向(図3においてC方向)に可動
可能な可動テーブル102が設けられ、この可動テーブ
ル102上には傾斜テーブル13が配置されている。さ
らに、傾斜テーブル13には、ワークホルダ14が取り
付けられている。ワークホルダ14は、傾斜テーブル1
3の回転中心15と連動して傾斜可能となるように組み
付けられている
【0021】まず、ガラス基材22を、ワークホルダ1
4に取り付ける。ガラス基材22には、光硬化性樹脂と
の密着性を高めるために、樹脂を密着させる表面(上面
22a)にシランカップリング剤をあらかじめ塗布して
おく。しかる後、光硬化性樹脂液72の硬化性質に合っ
た波長の光束82を集光レンズ112(いずれも光学的
造形装置に具備されている)によってガラス基材22の
表面(上面22a)に集光させる。その際、ガラス基材
22は、傾斜テーブル13によりワークホルダ14と一
緒に回転中心15よりθだけ傾斜する。さらに、ガラス
基材22の面頂と傾斜テーブル13の回転中心15まで
の距離Lにより、水平方向(C方向)にLcosθ、上
下方向(B方向)にLsinθだけ、可動テーブル10
2を移動しつつ、光硬化性樹脂液72を硬化させ、光硬
化性樹脂層92を形成する。
4に取り付ける。ガラス基材22には、光硬化性樹脂と
の密着性を高めるために、樹脂を密着させる表面(上面
22a)にシランカップリング剤をあらかじめ塗布して
おく。しかる後、光硬化性樹脂液72の硬化性質に合っ
た波長の光束82を集光レンズ112(いずれも光学的
造形装置に具備されている)によってガラス基材22の
表面(上面22a)に集光させる。その際、ガラス基材
22は、傾斜テーブル13によりワークホルダ14と一
緒に回転中心15よりθだけ傾斜する。さらに、ガラス
基材22の面頂と傾斜テーブル13の回転中心15まで
の距離Lにより、水平方向(C方向)にLcosθ、上
下方向(B方向)にLsinθだけ、可動テーブル10
2を移動しつつ、光硬化性樹脂液72を硬化させ、光硬
化性樹脂層92を形成する。
【0022】こうした硬化工程を図3(d)に示すよう
に、光束82の走査方向で走査ピッチPで硬化させてい
く。その際、各走査位置は、傾斜テーブル13および可
動テーブル102の水平方向(C方向)、上下方向(B
方向)移動を図示を省略したNC制御装置により3軸同
時制御し、ガラス基材22が有する曲率半径に沿った所
定の光硬化性樹脂層32を形成させ、図3(c)に示す
ような光学素子ブランク12を製造する。
に、光束82の走査方向で走査ピッチPで硬化させてい
く。その際、各走査位置は、傾斜テーブル13および可
動テーブル102の水平方向(C方向)、上下方向(B
方向)移動を図示を省略したNC制御装置により3軸同
時制御し、ガラス基材22が有する曲率半径に沿った所
定の光硬化性樹脂層32を形成させ、図3(c)に示す
ような光学素子ブランク12を製造する。
【0023】以上の方法により、任意の曲率を有する球
面形状のガラス基材22上にも光硬化性樹脂層32を形
成することができる。光学素子ブランク12の加工方法
は、前記実施例1の第2工程と同様であるのでその説明
は省略する。
面形状のガラス基材22上にも光硬化性樹脂層32を形
成することができる。光学素子ブランク12の加工方法
は、前記実施例1の第2工程と同様であるのでその説明
は省略する。
【0024】
【実施例3】本実施例は、異形光学素子の製造の実施例
である。図4(a)は、多面16a〜eを有するガラス
基材16として光学ガラス(BK7)で製造したペンタ
ダハプリズムを示す。このプリズムの下面(面16e)
に非球面部を形成させる場合、形成する面16e上に光
硬化性樹脂層17を前記実施例で説明した工程により形
成、加工する。図4(b)は(a)の非球面をフレネル
面18aとした光硬化性樹脂層18を有するプリズムを
示す。
である。図4(a)は、多面16a〜eを有するガラス
基材16として光学ガラス(BK7)で製造したペンタ
ダハプリズムを示す。このプリズムの下面(面16e)
に非球面部を形成させる場合、形成する面16e上に光
硬化性樹脂層17を前記実施例で説明した工程により形
成、加工する。図4(b)は(a)の非球面をフレネル
面18aとした光硬化性樹脂層18を有するプリズムを
示す。
【0025】本実施例のように、本発明は異形複合光学
素子に適用可能であり、試作段階の多種少量生産におい
てのコストダウン化が図れる。
素子に適用可能であり、試作段階の多種少量生産におい
てのコストダウン化が図れる。
【0026】
【実施例4】図5に複合光学素子部が光学素子の一部を
なす複合光学素子の製造の実施例を示す。図5(a)
は、ガラス基材19として光学ガラス(BK7)で製造
した曲率半径R1 を有する平凸レンズを示す。本実施例
で製造した複合光学素子は、このガラス基材19の表面
19a上に光硬化性樹脂層20を前記実施例と同様な工
程により曲率半径R2 の必要な口径だけ形成させ、加工
した二重焦点光学素子21である。このように、光硬化
性樹脂層20の曲率半径R2 がガラス基材19の曲率半
径R1 より小さい場合、光学ガラス単体で製造するには
困難である形状であっても、上記のように複合光学素子
部を部分的に形成することにより複合光学素子を製造す
ることが可能である。
なす複合光学素子の製造の実施例を示す。図5(a)
は、ガラス基材19として光学ガラス(BK7)で製造
した曲率半径R1 を有する平凸レンズを示す。本実施例
で製造した複合光学素子は、このガラス基材19の表面
19a上に光硬化性樹脂層20を前記実施例と同様な工
程により曲率半径R2 の必要な口径だけ形成させ、加工
した二重焦点光学素子21である。このように、光硬化
性樹脂層20の曲率半径R2 がガラス基材19の曲率半
径R1 より小さい場合、光学ガラス単体で製造するには
困難である形状であっても、上記のように複合光学素子
部を部分的に形成することにより複合光学素子を製造す
ることが可能である。
【0027】図5(b)は、ガラス基材23の表面23
aに曲率半径R1 の球面を有し、その周辺部に曲率半径
R2 を有する光硬化性樹脂層24を形成した二重焦点光
学素子25を示す。このように、光硬化性樹脂層24を
所定の面積のみに形成し、その光硬化性樹脂層24の表
面を所定の形状に加工することにより、部分的な複合光
学性能を有する光学素子の製造が可能となり、光学素子
の適用範囲を拡大することが可能となる。
aに曲率半径R1 の球面を有し、その周辺部に曲率半径
R2 を有する光硬化性樹脂層24を形成した二重焦点光
学素子25を示す。このように、光硬化性樹脂層24を
所定の面積のみに形成し、その光硬化性樹脂層24の表
面を所定の形状に加工することにより、部分的な複合光
学性能を有する光学素子の製造が可能となり、光学素子
の適用範囲を拡大することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の複合光学素子の
製造方法によれば、成形型の形状面の反転により複合光
学素子を製造するのではなく、ガラス基材の表面に光学
的造形法により光硬化性樹脂層を形成して光学素子ブラ
ンクとし、その光学素子ブランクを切削加工により加工
するので、複合光学素子の成形型および成形機は不要で
あり、多種少量生産において高精度でかつ低コストにし
て、短時間に複合光学素子を製造することができる。
製造方法によれば、成形型の形状面の反転により複合光
学素子を製造するのではなく、ガラス基材の表面に光学
的造形法により光硬化性樹脂層を形成して光学素子ブラ
ンクとし、その光学素子ブランクを切削加工により加工
するので、複合光学素子の成形型および成形機は不要で
あり、多種少量生産において高精度でかつ低コストにし
て、短時間に複合光学素子を製造することができる。
【図1】本発明の実施例1の製造方法で用いた加工装置
を示す側面図である。
を示す側面図である。
【図2】同実施例1の製造工程を示す工程図である。
【図3】本発明の実施例2の製造工程を示す工程図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例3で製造したプリズムを示す側
面図である。
面図である。
【図5】本発明の実施例4で製造した二重焦点光学素子
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1 光学素子ブランク 2,,16,19,22,23 ガラス基材 3,9,17,18,20,24,92 光硬化性樹脂
層 4 ダイヤモンドバイト 5 ワークホルダ 6 主軸 7,72 光硬化性樹脂液 8,82 光束 21,25 二重焦点光学素子
層 4 ダイヤモンドバイト 5 ワークホルダ 6 主軸 7,72 光硬化性樹脂液 8,82 光束 21,25 二重焦点光学素子
Claims (3)
- 【請求項1】 光学的に必要な球面または平面形状を有
するガラス基材に光学的に必要な性能を有する光硬化性
樹脂層を接合してなる光学素子ブランクの前記光硬化性
樹脂層表面を、切削工具を介して所定の光学面形状に切
削加工することを特徴とする複合光学素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記光学素子ブランクは、前記ガラス基
材に接合させる光硬化性樹脂層を光学的造形法により所
定量の樹脂層を密着接合することにより製造することを
特徴とする請求項1記載の複合光学素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記切削工具はダイヤモンドバイトを用
いることを特徴とする請求項1または2記載の複合光学
素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35078892A JPH06170980A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 複合光学素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35078892A JPH06170980A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 複合光学素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06170980A true JPH06170980A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18412877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35078892A Withdrawn JPH06170980A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 複合光学素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06170980A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100418675C (zh) * | 2004-12-06 | 2008-09-17 | 云南北方光学电子集团有限公司 | 锗单晶非球面光学元件的加工方法 |
| CN100418676C (zh) * | 2004-12-06 | 2008-09-17 | 云南北方光学电子集团有限公司 | 硒化锌和硫化锌非球面光学元件的加工方法 |
| CN102269830A (zh) * | 2011-04-26 | 2011-12-07 | 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 | 提高非球面透镜中心偏差精度的加工方法 |
| CN105467480A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-04-06 | 天津津航技术物理研究所 | 一种高精度CVD ZnSe透镜非球面加工方法 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP35078892A patent/JPH06170980A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100418675C (zh) * | 2004-12-06 | 2008-09-17 | 云南北方光学电子集团有限公司 | 锗单晶非球面光学元件的加工方法 |
| CN100418676C (zh) * | 2004-12-06 | 2008-09-17 | 云南北方光学电子集团有限公司 | 硒化锌和硫化锌非球面光学元件的加工方法 |
| CN102269830A (zh) * | 2011-04-26 | 2011-12-07 | 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 | 提高非球面透镜中心偏差精度的加工方法 |
| CN105467480A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-04-06 | 天津津航技术物理研究所 | 一种高精度CVD ZnSe透镜非球面加工方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |