JPH06171048A - スエード調の表面を有するプラスチック成形物 - Google Patents
スエード調の表面を有するプラスチック成形物Info
- Publication number
- JPH06171048A JPH06171048A JP35221192A JP35221192A JPH06171048A JP H06171048 A JPH06171048 A JP H06171048A JP 35221192 A JP35221192 A JP 35221192A JP 35221192 A JP35221192 A JP 35221192A JP H06171048 A JPH06171048 A JP H06171048A
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- Japan
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- suede
- coating
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- sheet
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】耐摩擦性などの性能と共に外観、質感、触感な
どにも優れたスエード調風合いの塗工層を表面に施され
たプラスチック成形品を、安定した品質で、生産性良
く、安価に提供することを目的とする。 【構成】平均粒径5〜50μm の着色ビーズを透明なバ
インダーに分散した塗工液を、破断伸度140%以上で
熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム又はシート
に塗布してスエード調塗工層を形成する。また、その裏
面には熱接着性樹脂層を設け、成形物の表面装飾用フィ
ルム又はシートとする。これを射出成形機金型に装着し
一体化成形、または圧空/真空成形機で加熱軟化させて
成形品表面に熱接着させた構成。
どにも優れたスエード調風合いの塗工層を表面に施され
たプラスチック成形品を、安定した品質で、生産性良
く、安価に提供することを目的とする。 【構成】平均粒径5〜50μm の着色ビーズを透明なバ
インダーに分散した塗工液を、破断伸度140%以上で
熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム又はシート
に塗布してスエード調塗工層を形成する。また、その裏
面には熱接着性樹脂層を設け、成形物の表面装飾用フィ
ルム又はシートとする。これを射出成形機金型に装着し
一体化成形、または圧空/真空成形機で加熱軟化させて
成形品表面に熱接着させた構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風合いの優れたプラス
チック成形品を製造する技術に関するものであり、包装
材料や事務用品或いはハウジング製品などの分野に利用
できるものである。
チック成形品を製造する技術に関するものであり、包装
材料や事務用品或いはハウジング製品などの分野に利用
できるものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品の表面加飾方法とし
ては、直接印刷、転写印刷、箔押し、塗装、静電植毛な
どの方法があり、それぞれプラスチック基材の表面に各
種の装飾用の被膜を形成することが行われている。これ
らの中で特にデザイン面と共に質感、触感の要素も含め
て高級感を高めるものとして、静電植毛とスプレー塗装
によるスエード調加工が挙げられる。
ては、直接印刷、転写印刷、箔押し、塗装、静電植毛な
どの方法があり、それぞれプラスチック基材の表面に各
種の装飾用の被膜を形成することが行われている。これ
らの中で特にデザイン面と共に質感、触感の要素も含め
て高級感を高めるものとして、静電植毛とスプレー塗装
によるスエード調加工が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電植毛は質
感、高級感には優れているが、材料費と生産性の点から
コストアップを来し、性能面でも耐摩擦性などが弱い欠
点がある。また、スプレー塗装によるスエード調加工
は、性能面では優れているが、スプレーむらを生じやす
く、多品種対応での自動化や装置面の困難性があり、結
果としてコストアップを来す欠点がある。
感、高級感には優れているが、材料費と生産性の点から
コストアップを来し、性能面でも耐摩擦性などが弱い欠
点がある。また、スプレー塗装によるスエード調加工
は、性能面では優れているが、スプレーむらを生じやす
く、多品種対応での自動化や装置面の困難性があり、結
果としてコストアップを来す欠点がある。
【0004】更に、PVC(ポリ塩化ビニル)、PS
(ポリスチレン)、A−PET(アモロファスポリエチ
レンテレフタレート)、ABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合物)など汎用の熱成形性を有
する熱可塑性合成樹脂シートに直接スエード調塗工液を
塗布し、次いでインサートインジェクション法により一
体化成形する方法もあるが(例えば特開平4─5921
2)、前記汎用の熱成形性を有するシートは、いずれも
耐有機溶剤性に劣り、有機溶剤を大量に含むスエード調
塗工液の塗布、乾燥が困難であり、スエード調の外観及
び感触を損なわない程度の厚塗り(固形分15g/m2以
上)ができないという欠点がある。
(ポリスチレン)、A−PET(アモロファスポリエチ
レンテレフタレート)、ABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合物)など汎用の熱成形性を有
する熱可塑性合成樹脂シートに直接スエード調塗工液を
塗布し、次いでインサートインジェクション法により一
体化成形する方法もあるが(例えば特開平4─5921
2)、前記汎用の熱成形性を有するシートは、いずれも
耐有機溶剤性に劣り、有機溶剤を大量に含むスエード調
塗工液の塗布、乾燥が困難であり、スエード調の外観及
び感触を損なわない程度の厚塗り(固形分15g/m2以
上)ができないという欠点がある。
【0005】従って、本発明は、耐摩擦性などの性能と
共に外観、質感、触感などに優れたスエード調風合いを
有するプラスチック成形品を、生産性良く、低コストで
提供することを目的とする。
共に外観、質感、触感などに優れたスエード調風合いを
有するプラスチック成形品を、生産性良く、低コストで
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、透明なバインダー中に平均粒径5〜50μm の着色
ビーズが分散された塗工液を、塗布量15〜50g/m
2(固形分)、より好ましくは20〜40g/m2(固形
分)の範囲で、破断伸度が140%以上で熱成形可能な
2軸延伸ポリエステルフィルム、もしくは2軸延伸ポリ
エステルシートの表面に塗布してスエード調塗工面を形
成する。そして、その裏面には接着剤を塗布するか、或
いは接着剤を介して熱成形可能で熱接着性を有する合成
樹脂シートを貼り合わせるなどの方法により、熱接着性
樹脂層を設けて成形物の表面装飾用フィルムもしくはシ
ートを得る。
め、透明なバインダー中に平均粒径5〜50μm の着色
ビーズが分散された塗工液を、塗布量15〜50g/m
2(固形分)、より好ましくは20〜40g/m2(固形
分)の範囲で、破断伸度が140%以上で熱成形可能な
2軸延伸ポリエステルフィルム、もしくは2軸延伸ポリ
エステルシートの表面に塗布してスエード調塗工面を形
成する。そして、その裏面には接着剤を塗布するか、或
いは接着剤を介して熱成形可能で熱接着性を有する合成
樹脂シートを貼り合わせるなどの方法により、熱接着性
樹脂層を設けて成形物の表面装飾用フィルムもしくはシ
ートを得る。
【0007】次に、これらのフィルムまたはシートのス
エード調塗工面を成形用金型に向けて装着し、接着剤ま
たは熱接着性樹脂層側から溶融樹脂を射出して一体化成
形品を得る。また、別の方法として圧空/真空成形機に
より前記フィルムまたはシートを加熱軟化させて、別に
用意したプラスチック成形品の表面形状に合わせて圧空
/真空成形し、一体化することもできる。
エード調塗工面を成形用金型に向けて装着し、接着剤ま
たは熱接着性樹脂層側から溶融樹脂を射出して一体化成
形品を得る。また、別の方法として圧空/真空成形機に
より前記フィルムまたはシートを加熱軟化させて、別に
用意したプラスチック成形品の表面形状に合わせて圧空
/真空成形し、一体化することもできる。
【0008】上記のような製造工程によって製造される
本発明のスエード調の表面を有するプラスチック成形物
は、例えば図1(a)(b)に示すような構成となる
が、(b)について具体的に例示すると、外側から順に
1.スエード調塗工層、2.下色層、3.2軸延伸ポリ
エステルフィルムまたはシート層、4.プライマーコー
ト層、5.接着剤層、6.熱接着性樹脂層の各層がプラ
スチック成形物の表面に積層された構成となっている。
本発明のスエード調の表面を有するプラスチック成形物
は、例えば図1(a)(b)に示すような構成となる
が、(b)について具体的に例示すると、外側から順に
1.スエード調塗工層、2.下色層、3.2軸延伸ポリ
エステルフィルムまたはシート層、4.プライマーコー
ト層、5.接着剤層、6.熱接着性樹脂層の各層がプラ
スチック成形物の表面に積層された構成となっている。
【0009】ここで2.の下色層および4.のプライマ
ーコート層は、不要な場合には省いてもよく、逆に必要
であれば1.のスエード調塗工層の上に絵柄印刷を行っ
てもよい。
ーコート層は、不要な場合には省いてもよく、逆に必要
であれば1.のスエード調塗工層の上に絵柄印刷を行っ
てもよい。
【0010】
【作用】本発明において、スエード調塗工膜は、多数の
微小な着色ビーズが塗膜表面に不規則に露出しており、
この凹凸が、マットで深みのあるスエード調の外観と触
感を発現するものである。従って、塗膜の塗布量が固形
分で15g/m2以下では、凹凸が不足してスエード調の効
果が不十分となる。また塗布量が50g/m2以上になって
も、ビーズがバインダー中に沈んで塗膜表面が平滑にな
ってしまうため好ましくない。また、スエード調塗工層
と2軸延伸ポリエステルフィルムまたはシート層との間
に、下色層を印刷あるいはコーティングなどで設けるこ
とにより、スエード層の呈する色調を変化させたり、塗
布むらを目立たなくすることができる。
微小な着色ビーズが塗膜表面に不規則に露出しており、
この凹凸が、マットで深みのあるスエード調の外観と触
感を発現するものである。従って、塗膜の塗布量が固形
分で15g/m2以下では、凹凸が不足してスエード調の効
果が不十分となる。また塗布量が50g/m2以上になって
も、ビーズがバインダー中に沈んで塗膜表面が平滑にな
ってしまうため好ましくない。また、スエード調塗工層
と2軸延伸ポリエステルフィルムまたはシート層との間
に、下色層を印刷あるいはコーティングなどで設けるこ
とにより、スエード層の呈する色調を変化させたり、塗
布むらを目立たなくすることができる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて詳細に説明する。 (実施例1)先ず、破断伸度140%以上を有し、熱成
形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミラーF8
6 東レ製)25μmの表面に、透明なバインダー中に
平均粒径40μmの着色ビーズが分散されたスエード調
塗工液を、固形分25g/m2の塗布量となるように通常の
コンマコーターで塗布・乾燥しスエード調塗工層を形成
した。
形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミラーF8
6 東レ製)25μmの表面に、透明なバインダー中に
平均粒径40μmの着色ビーズが分散されたスエード調
塗工液を、固形分25g/m2の塗布量となるように通常の
コンマコーターで塗布・乾燥しスエード調塗工層を形成
した。
【0012】次に、その裏面に2液硬化型ウレタン系接
着剤(武田薬品工業タケラックA−515とタケネート
A−50を10対1の重量比率で混合したもの)を使用
し、通常のドライラミネート法によりABSシート(三
宝樹脂工業A−502)250μを貼り合わせた。この
シートを圧空/真空成形機で110℃に加熱軟化させ
て、ABS樹脂製のハウジング製品の表面に圧着成形
し、一体化することにより良好なスエード調の表面を有
する成形品を得た。
着剤(武田薬品工業タケラックA−515とタケネート
A−50を10対1の重量比率で混合したもの)を使用
し、通常のドライラミネート法によりABSシート(三
宝樹脂工業A−502)250μを貼り合わせた。この
シートを圧空/真空成形機で110℃に加熱軟化させ
て、ABS樹脂製のハウジング製品の表面に圧着成形
し、一体化することにより良好なスエード調の表面を有
する成形品を得た。
【0013】前記スエード調塗工液の組成は下記の通り
である。 バインダー(ポリエステル・ウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(ウレタン系樹脂製ビーズ・白および黒) 20重量部 (粒子径範囲 1. 5〜100μm) 溶剤(トルエン・MIBK・酢酸ブチルエステル) 64重量部 添加剤(分散剤) 1重量部 合計 100重量部 (注)MIBK:メチルイソブチルケトン 尚、着色ビーズとしては、上記ウレタン系樹脂のほか、
アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、
硝子などのビーズを用いることもできる。
である。 バインダー(ポリエステル・ウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(ウレタン系樹脂製ビーズ・白および黒) 20重量部 (粒子径範囲 1. 5〜100μm) 溶剤(トルエン・MIBK・酢酸ブチルエステル) 64重量部 添加剤(分散剤) 1重量部 合計 100重量部 (注)MIBK:メチルイソブチルケトン 尚、着色ビーズとしては、上記ウレタン系樹脂のほか、
アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、
硝子などのビーズを用いることもできる。
【0014】(実施例2)破断伸度140%以上を有
し、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミ
ラーF86 東レ製)25μmの表面に、透明なバイン
ダー中に平均粒径25μmの着色ビーズが分散されたス
エード調塗工液を、固形分35g/m2の塗布量でコンマコ
ーターを使用して塗布・乾燥し、スエード調塗工層を形
成した。
し、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミ
ラーF86 東レ製)25μmの表面に、透明なバイン
ダー中に平均粒径25μmの着色ビーズが分散されたス
エード調塗工液を、固形分35g/m2の塗布量でコンマコ
ーターを使用して塗布・乾燥し、スエード調塗工層を形
成した。
【0015】次に、その裏面にプライマーとしてアドコ
ート335AE(東洋モートン製)を塗布量5g/m2(固
形分)で塗布した後、接着剤としてポリエステル系樹脂
(バイロン 東洋紡製)を塗布量20g/m2(固形分)で
塗布した。このフィルムのスエード調加工面を、射出成
形機の金型に向けて装着し、接着剤層側からABS樹脂
を溶融・射出して一体化成形品を得た。この成形品表面
のスエード調加工は外観、触感ともフィルムに加工した
時点の状態をほぼ維持しており、良好であった。
ート335AE(東洋モートン製)を塗布量5g/m2(固
形分)で塗布した後、接着剤としてポリエステル系樹脂
(バイロン 東洋紡製)を塗布量20g/m2(固形分)で
塗布した。このフィルムのスエード調加工面を、射出成
形機の金型に向けて装着し、接着剤層側からABS樹脂
を溶融・射出して一体化成形品を得た。この成形品表面
のスエード調加工は外観、触感ともフィルムに加工した
時点の状態をほぼ維持しており、良好であった。
【0016】本実施例に使用したスエード調塗工液の組
成は下記の通りである。 バインダー(ポリエステル・ウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(ウレタン系樹脂製ビーズ・白および黒) 20重量部 (粒子径範囲 1〜90μm) 溶剤(トルエン・MIBK・酢酸ブチルエステル) 64重量部 添加剤(分散剤) 1重量部 合計 100重量部
成は下記の通りである。 バインダー(ポリエステル・ウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(ウレタン系樹脂製ビーズ・白および黒) 20重量部 (粒子径範囲 1〜90μm) 溶剤(トルエン・MIBK・酢酸ブチルエステル) 64重量部 添加剤(分散剤) 1重量部 合計 100重量部
【0017】(比較例1)破断伸度140%以上を有
し、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミ
ラーF86 東レ製)25μmの表面に、透明なバイン
ダー中に平均粒径40μmの着色ビーズが分散されたス
エード調塗工液を、固形分13g/m2の塗布量でロールコ
ーターを使用して塗布・乾燥し、スエード調塗工層を形
成した。
し、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミ
ラーF86 東レ製)25μmの表面に、透明なバイン
ダー中に平均粒径40μmの着色ビーズが分散されたス
エード調塗工液を、固形分13g/m2の塗布量でロールコ
ーターを使用して塗布・乾燥し、スエード調塗工層を形
成した。
【0018】次に、その裏面にプライマーとしてアドコ
ート335AE(東洋モートン製)を塗布量5g/m2(固
形分)で塗布した後、接着剤としてポリエステル系樹脂
(バイロン 東洋紡製)を塗布量20g/m2(固形分)で
塗布した。このフィルムのスエード調加工面を、射出成
形機の金型に向けて装着し、接着剤層側からABS樹脂
を溶融・射出して一体化成形品を得た。この成形品表面
のスエード調加工は、着色ビーズによる凹凸の密度が低
下しており、質感に劣るものであった。これは一体化成
形前のフィルムに加工した段階でも同様であり成形によ
るスエード調効果の差は認められていない。
ート335AE(東洋モートン製)を塗布量5g/m2(固
形分)で塗布した後、接着剤としてポリエステル系樹脂
(バイロン 東洋紡製)を塗布量20g/m2(固形分)で
塗布した。このフィルムのスエード調加工面を、射出成
形機の金型に向けて装着し、接着剤層側からABS樹脂
を溶融・射出して一体化成形品を得た。この成形品表面
のスエード調加工は、着色ビーズによる凹凸の密度が低
下しており、質感に劣るものであった。これは一体化成
形前のフィルムに加工した段階でも同様であり成形によ
るスエード調効果の差は認められていない。
【0019】(比較例2)破断伸度140%以上を有
し、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミ
ラーF86 東レ製)25μmの表面に、透明なバイン
ダー中に平均粒径40μmの着色ビーズが分散されたス
エード調塗工液を、固形分55g/m2の塗布量でコンマコ
ーターを使用して塗布・乾燥し、スエード調塗工層を形
成した。このフィルムのスエード調加工面は塗布量が多
くなっており、色濃度は十分あるが、ビーズがバインダ
ー中に沈んで塗膜表面の凹凸が減少しており、質感の点
で不十分であった。(一体化成形は省略)
し、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィルム(ルミ
ラーF86 東レ製)25μmの表面に、透明なバイン
ダー中に平均粒径40μmの着色ビーズが分散されたス
エード調塗工液を、固形分55g/m2の塗布量でコンマコ
ーターを使用して塗布・乾燥し、スエード調塗工層を形
成した。このフィルムのスエード調加工面は塗布量が多
くなっており、色濃度は十分あるが、ビーズがバインダ
ー中に沈んで塗膜表面の凹凸が減少しており、質感の点
で不十分であった。(一体化成形は省略)
【0020】
【発明の効果】本発明は、立体的な成形物に対して、高
級感があり性能に優れたスエード調加工を品質安定性良
く、効率的に生産することを目的とするものである。こ
のスエード調塗工液は、比較的高沸点の有機溶剤を多く
含み、しかも性能上厚盛りを必要とするため、コーティ
ング基材となるフィルムに対しても特に、耐溶剤性、耐
熱性、強度、熱成形性などの性能が重要となる。この点
から基材フィルムとして、破断伸度140%以上で熱成
形可能な2軸延伸ポリエステルフィルムまたはシートを
選定しており、これによりスエード調塗工液のコーティ
ングにおいて、通常のロール・トウ ー・ロールのコーテ
ィング方式(ロールコート、リバースロールコート、ナ
イフコート、ダイコート、コンマコート、バーコート
等)で、原反のたるみや変形、切断などもなく、十分に
熱乾燥が可能となり、容易にスエード調塗工層を形成で
きる。
級感があり性能に優れたスエード調加工を品質安定性良
く、効率的に生産することを目的とするものである。こ
のスエード調塗工液は、比較的高沸点の有機溶剤を多く
含み、しかも性能上厚盛りを必要とするため、コーティ
ング基材となるフィルムに対しても特に、耐溶剤性、耐
熱性、強度、熱成形性などの性能が重要となる。この点
から基材フィルムとして、破断伸度140%以上で熱成
形可能な2軸延伸ポリエステルフィルムまたはシートを
選定しており、これによりスエード調塗工液のコーティ
ングにおいて、通常のロール・トウ ー・ロールのコーテ
ィング方式(ロールコート、リバースロールコート、ナ
イフコート、ダイコート、コンマコート、バーコート
等)で、原反のたるみや変形、切断などもなく、十分に
熱乾燥が可能となり、容易にスエード調塗工層を形成で
きる。
【0021】また、接着剤層あるいは熱接着性樹脂層形
成後の射出成形や圧空/真空成形による一体化成形にお
いても、破断伸度が大きいためフィルム切れなどのトラ
ブルもなく、高級感があって性能に優れたスエード調の
外観と触感を有する成形物を、安定かつ効率的に提供で
きる効果を奏するものである。
成後の射出成形や圧空/真空成形による一体化成形にお
いても、破断伸度が大きいためフィルム切れなどのトラ
ブルもなく、高級感があって性能に優れたスエード調の
外観と触感を有する成形物を、安定かつ効率的に提供で
きる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は、それぞれ本発明のスエード調
の表面を有する成形物の表面層の層構成の一実施例を示
す拡大断面図である。
の表面を有する成形物の表面層の層構成の一実施例を示
す拡大断面図である。
【図2】本発明のスエード調塗工層の一実施例を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
1 スエード調塗工層 2 下色層 3 2軸延伸ポリエステルフィルムまたはシート層 4 プライマーコート層 5 接着剤層 6 熱接着性樹脂層 7 プラスチック成形物層 8 着色ビーズ 9 透明バインダー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 67:00 B29L 9:00 4F
Claims (3)
- 【請求項1】 透明なバインダー中に、着色ビーズを分
散した塗工液を、熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフ
ィルム、もしくは2軸延伸ポリエステルシートの表面に
塗布、乾燥し、スエード調風合いの表面を形成すると共
に、その裏面には接着層を形成し、これをプラスチック
成形物の表面に一体化成形したことを特徴とするプラス
チック成形物。 - 【請求項2】 塗工液に分散されている着色ビーズの平
均粒径が5〜50μm の範囲にあることを特徴とする請
求項1記載のプラスチック成形物。 - 【請求項3】 熱成形可能な2軸延伸ポリエステルフィ
ルム、もしくは2軸延伸ポリエステルシートが、破断伸
度140%以上のものであることを特徴とする請求項1
または2記載のプラスチック成形物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35221192A JPH06171048A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | スエード調の表面を有するプラスチック成形物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35221192A JPH06171048A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | スエード調の表面を有するプラスチック成形物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171048A true JPH06171048A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18422522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35221192A Pending JPH06171048A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | スエード調の表面を有するプラスチック成形物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06171048A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002103371A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート及びそれを用いた射出成形同時積層絵付方法 |
| JP2005503936A (ja) * | 2000-07-31 | 2005-02-10 | エイブラムズ,ルイス,ビー. | 共成形されたフロック転写体およびその製法 |
| USRE45802E1 (en) | 2005-07-28 | 2015-11-17 | High Voltage Graphics, Inc. | Flocked articles having noncompatible insert and porous film |
| US9193214B2 (en) | 2012-10-12 | 2015-11-24 | High Voltage Graphics, Inc. | Flexible heat sealable decorative articles and method for making the same |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35221192A patent/JPH06171048A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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