JPH083881A - スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法 - Google Patents
スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法Info
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- JPH083881A JPH083881A JP15173294A JP15173294A JPH083881A JP H083881 A JPH083881 A JP H083881A JP 15173294 A JP15173294 A JP 15173294A JP 15173294 A JP15173294 A JP 15173294A JP H083881 A JPH083881 A JP H083881A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐擦傷性及び外観、質感、触感などに優れ、
品質の安定したスエード調の表面を有するシート成形物
と、その生産性に優れた製造方法を提供する。 【構成】 平均粒径5〜50μm の着色ビーズ4を透明
なバインダー樹脂3溶液に分散したスエード調用塗布液
を熱可塑性樹脂のシート又はフィルム7に15〜50g
/m2 (固形分)の塗布量で均一に塗布し、塗布基材が
フィルム7の場合は更にその裏面に熱可塑性樹脂シート
1を接着剤層8を介して積層して、成形用シートとした
後、これらを真空成形又は圧空/真空成形などにより熱
成形する。尚、スエード調塗膜層の物性は、引張り強度
80Kg/cm2以上、伸び率200%以上、100%応力強
度が破断時強度の1/2以下とし、熱可塑性樹脂のシー
ト及びフィルムはいずれも破断伸度140%以上のもの
を用いる。
品質の安定したスエード調の表面を有するシート成形物
と、その生産性に優れた製造方法を提供する。 【構成】 平均粒径5〜50μm の着色ビーズ4を透明
なバインダー樹脂3溶液に分散したスエード調用塗布液
を熱可塑性樹脂のシート又はフィルム7に15〜50g
/m2 (固形分)の塗布量で均一に塗布し、塗布基材が
フィルム7の場合は更にその裏面に熱可塑性樹脂シート
1を接着剤層8を介して積層して、成形用シートとした
後、これらを真空成形又は圧空/真空成形などにより熱
成形する。尚、スエード調塗膜層の物性は、引張り強度
80Kg/cm2以上、伸び率200%以上、100%応力強
度が破断時強度の1/2以下とし、熱可塑性樹脂のシー
ト及びフィルムはいずれも破断伸度140%以上のもの
を用いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形物の表面加飾方法
に係り、特に、表面がスエード調の外観、風合いを有
し、高級感に優れた立体形状のシート成形物およびその
製造方法に関するものである。
に係り、特に、表面がスエード調の外観、風合いを有
し、高級感に優れた立体形状のシート成形物およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】成形品の表面加飾方法の中で、特にスエ
ード調の外観、風合いを付与する方法としては、例えば
静電植毛による方法、或いは着色ビーズ、繊維細片など
を利用したスエード調用塗布液をスプレーコーティング
する方法などがあり、更に特開平4−59212には、
スチレン系やオレフィン系等の熱成形性を有するフィル
ムに直接植毛感を有するインキを印刷し、次いでインサ
ートインジェクション法により一体化成形する方法が提
案されている。
ード調の外観、風合いを付与する方法としては、例えば
静電植毛による方法、或いは着色ビーズ、繊維細片など
を利用したスエード調用塗布液をスプレーコーティング
する方法などがあり、更に特開平4−59212には、
スチレン系やオレフィン系等の熱成形性を有するフィル
ムに直接植毛感を有するインキを印刷し、次いでインサ
ートインジェクション法により一体化成形する方法が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静電植毛は質
感、高級感には優れるが、材料費や生産性の点でコスト
アップを免れず、性能面でも耐摩擦性などに劣る欠点が
ある。そして、スプレーコーティングによるスエード調
加工は、耐性など性能面では優れているがスプレーむら
を生じ易く、塗布面積以上に塗布液をスプレーする必要
があり塗布液のロスも多くなりやすい。また、塗布液の
噴霧に伴う作業環境対策も必要であり、多品種少量生産
の場合、装置面で自動化が困難となる。これらは生産性
の向上を阻害するものであり、結果としてコストアップ
を来す要因となっている。
感、高級感には優れるが、材料費や生産性の点でコスト
アップを免れず、性能面でも耐摩擦性などに劣る欠点が
ある。そして、スプレーコーティングによるスエード調
加工は、耐性など性能面では優れているがスプレーむら
を生じ易く、塗布面積以上に塗布液をスプレーする必要
があり塗布液のロスも多くなりやすい。また、塗布液の
噴霧に伴う作業環境対策も必要であり、多品種少量生産
の場合、装置面で自動化が困難となる。これらは生産性
の向上を阻害するものであり、結果としてコストアップ
を来す要因となっている。
【0004】また、前記熱成形性を有するスチレン系や
オレフィン系のフィルムに直接植毛感を有するインキで
模様を印刷し、これをインサートインジェクションで一
体化成形する方法に挙げられているスチレン系やオレフ
ィン系フィルム、或いは、その他の熱成形性のよいPV
C(ポリ塩化ビニル),ABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合樹脂),A−PET(アモロ
ファスポリエチレンテレフタレート)などの汎用フィル
ムは耐溶剤性が必ずしも充分でなく、有機溶剤を大量に
含むスエード調塗布液を、満足できるスエード調の風合
いが得られる程度に厚塗り(固形分15g/m2 以上)
すると、塗布後加熱乾燥工程などでフィルム或いはシー
トにたるみなどの変形を生じ、特に、厚さの薄いフィル
ムの場合には切断を生じる等、工程ロスを増大させた
り、作業不能となるなどの問題があった。
オレフィン系のフィルムに直接植毛感を有するインキで
模様を印刷し、これをインサートインジェクションで一
体化成形する方法に挙げられているスチレン系やオレフ
ィン系フィルム、或いは、その他の熱成形性のよいPV
C(ポリ塩化ビニル),ABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン共重合樹脂),A−PET(アモロ
ファスポリエチレンテレフタレート)などの汎用フィル
ムは耐溶剤性が必ずしも充分でなく、有機溶剤を大量に
含むスエード調塗布液を、満足できるスエード調の風合
いが得られる程度に厚塗り(固形分15g/m2 以上)
すると、塗布後加熱乾燥工程などでフィルム或いはシー
トにたるみなどの変形を生じ、特に、厚さの薄いフィル
ムの場合には切断を生じる等、工程ロスを増大させた
り、作業不能となるなどの問題があった。
【0005】従って、本発明は上記のような問題点を解
決し、耐摩擦性などの性能と共に外観、質感、触感など
に優れたスエード調風合いを有するプラスチック成形品
を、生産性良く、低コストで提供することを目的とす
る。
決し、耐摩擦性などの性能と共に外観、質感、触感など
に優れたスエード調風合いを有するプラスチック成形品
を、生産性良く、低コストで提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め鋭意研究した結果、以下の本発明により目的を達成し
たものである。即ち、本請求項1の発明は、最外層に透
明なバインダー樹脂と着色ビーズとを主成分とするスエ
ード調の塗膜層を設けた熱可塑性樹脂のシートを熱成形
してなるスエード調の表面を有する成形物からなる。
め鋭意研究した結果、以下の本発明により目的を達成し
たものである。即ち、本請求項1の発明は、最外層に透
明なバインダー樹脂と着色ビーズとを主成分とするスエ
ード調の塗膜層を設けた熱可塑性樹脂のシートを熱成形
してなるスエード調の表面を有する成形物からなる。
【0007】そして、本請求項2の発明は、透明なバイ
ンダー樹脂の溶液中に着色ビーズを分散させてなるスエ
ード調用塗布液を、熱成形性を有する熱可塑性樹脂シー
トの一方の面に塗布、乾燥してスエード調の塗膜層を形
成した後、該シートを真空成形法または圧空/真空成形
法により成形することを特徴とするスエード調の表面を
有する成形物の製造方法からなる。また、本請求項3の
発明は、透明なバインダー樹脂の溶液中に着色ビーズを
分散させてなるスエード調用塗布液を、熱成形性を有す
る熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に塗布、乾燥してス
エード調の塗膜層を形成し、もう一方の面に接着剤層を
介して熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートを積層した
後、該積層シートを真空成形法または圧空/真空成形法
により成形することを特徴とするスエード調の表面を有
する成形物の製造方法からなる。
ンダー樹脂の溶液中に着色ビーズを分散させてなるスエ
ード調用塗布液を、熱成形性を有する熱可塑性樹脂シー
トの一方の面に塗布、乾燥してスエード調の塗膜層を形
成した後、該シートを真空成形法または圧空/真空成形
法により成形することを特徴とするスエード調の表面を
有する成形物の製造方法からなる。また、本請求項3の
発明は、透明なバインダー樹脂の溶液中に着色ビーズを
分散させてなるスエード調用塗布液を、熱成形性を有す
る熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に塗布、乾燥してス
エード調の塗膜層を形成し、もう一方の面に接着剤層を
介して熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートを積層した
後、該積層シートを真空成形法または圧空/真空成形法
により成形することを特徴とするスエード調の表面を有
する成形物の製造方法からなる。
【0008】本請求項4の発明は、前記着色ビーズが、
架橋反応したポリウレタンの着色ビーズであって、且
つ、平均粒径が5〜50μm の範囲にあることを特徴と
する請求項1記載のスエード調の表面を有する成形物で
ある。本請求項5の発明は、前記着色ビーズが、架橋反
応したポリウレタンの着色ビーズであって、且つ、平均
粒径が5〜50μm の範囲にあることを特徴とする請求
項2、3記載のスエード調の表面を有する成形物の製造
方法である。
架橋反応したポリウレタンの着色ビーズであって、且
つ、平均粒径が5〜50μm の範囲にあることを特徴と
する請求項1記載のスエード調の表面を有する成形物で
ある。本請求項5の発明は、前記着色ビーズが、架橋反
応したポリウレタンの着色ビーズであって、且つ、平均
粒径が5〜50μm の範囲にあることを特徴とする請求
項2、3記載のスエード調の表面を有する成形物の製造
方法である。
【0009】また、本請求項6の発明は、前記スエード
調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2 以上、伸び率2
00%以上、100%応力強度が破断時強度の1/2以
下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を有する熱可塑性
樹脂シートが、破断伸度140%以上であることを特徴
とする請求項1および4記載のスエード調の表面を有す
る成形物である。そして、本請求項7の発明は、前記ス
エード調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2 以上、伸
び率200%以上、100%応力強度が破断時強度の1
/2以下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を有する熱
可塑性樹脂フィルムおよびシートが、いずれも破断伸度
140%以上であることを特徴とする請求項2、3およ
び5記載のスエード調の表面を有する成形物の製造方法
からなっている。
調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2 以上、伸び率2
00%以上、100%応力強度が破断時強度の1/2以
下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を有する熱可塑性
樹脂シートが、破断伸度140%以上であることを特徴
とする請求項1および4記載のスエード調の表面を有す
る成形物である。そして、本請求項7の発明は、前記ス
エード調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2 以上、伸
び率200%以上、100%応力強度が破断時強度の1
/2以下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を有する熱
可塑性樹脂フィルムおよびシートが、いずれも破断伸度
140%以上であることを特徴とする請求項2、3およ
び5記載のスエード調の表面を有する成形物の製造方法
からなっている。
【0010】〔好ましい実施態様〕上記の本発明におい
て、スエード調の塗膜層を形成するスエード調用塗布液
は、透明なバインダー樹脂を有機溶剤で溶解し、その溶
液中に着色ビーズを分散させた組成物を主成分とするも
ので、これを熱成形性を有する熱可塑性樹脂のシート或
いはフィルムに塗布、乾燥してスエード調の塗膜層を有
する熱成形用シートを作成している。
て、スエード調の塗膜層を形成するスエード調用塗布液
は、透明なバインダー樹脂を有機溶剤で溶解し、その溶
液中に着色ビーズを分散させた組成物を主成分とするも
ので、これを熱成形性を有する熱可塑性樹脂のシート或
いはフィルムに塗布、乾燥してスエード調の塗膜層を有
する熱成形用シートを作成している。
【0011】(透明なバインダー樹脂)そして、透明な
バインダー樹脂は、着色ビーズを熱成形性を有する熱可
塑性樹脂のシート或いはフィルムに強固に固着すると同
時に、形成したスエード調の塗膜層が、後工程で真空成
形或いは圧空/真空成形により熱可塑性樹脂のシート
と、また、フィルムの場合は更に熱可塑性樹脂シートと
積層した積層シートと共に熱成形されるため、これに対
応できる程度の柔軟性、伸び率、皮膜強度等を備えてい
ることが必要である。このようなバインダー樹脂として
は、特に限定はしないが、例えばポリエステルウレタン
系の樹脂などが使用でき、硬化剤の添加などにより、前
記着色ビーズの固着性と熱成形性とを適度に調整できる
点で好ましい。また、バインダー樹脂は、スエード調に
深みを出す点で基本的には無着色の透明がよいが、全体
の色調を調整する目的で透明な色剤を添加することもで
きる。
バインダー樹脂は、着色ビーズを熱成形性を有する熱可
塑性樹脂のシート或いはフィルムに強固に固着すると同
時に、形成したスエード調の塗膜層が、後工程で真空成
形或いは圧空/真空成形により熱可塑性樹脂のシート
と、また、フィルムの場合は更に熱可塑性樹脂シートと
積層した積層シートと共に熱成形されるため、これに対
応できる程度の柔軟性、伸び率、皮膜強度等を備えてい
ることが必要である。このようなバインダー樹脂として
は、特に限定はしないが、例えばポリエステルウレタン
系の樹脂などが使用でき、硬化剤の添加などにより、前
記着色ビーズの固着性と熱成形性とを適度に調整できる
点で好ましい。また、バインダー樹脂は、スエード調に
深みを出す点で基本的には無着色の透明がよいが、全体
の色調を調整する目的で透明な色剤を添加することもで
きる。
【0012】(着色ビーズ)バインダー樹脂に添加する
着色ビーズは平均粒径が5〜50μmの範囲のものが好
ましく、材質はウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、メラ
ミン系樹脂、シリコーン系樹脂、硝子などのビーズを使
用できる。只、塗布液に分散後有機溶剤で膨潤などの影
響を受けず、塗膜形成後のバインダー樹脂による固着
性、耐摩擦性、スエード調の風合い、比較的ソフトな肌
触りなど総合的に判断すると架橋反応したポリウレタン
の着色ビーズが特に好ましい。着色ビーズの平均粒径
が、5μm以下では塗膜表面の凹凸が不足してスエード
調の効果が不充分となり、50μm以上では触感におい
てザラツキが強くなり、スエード調の感覚から外れてく
るため好ましくない。尚、着色ビーズの色については、
特に限定がなく自由に作成でき、使用に際してこれを単
独で用いてもよく、また、2種以上を混合して用いても
よい。
着色ビーズは平均粒径が5〜50μmの範囲のものが好
ましく、材質はウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、メラ
ミン系樹脂、シリコーン系樹脂、硝子などのビーズを使
用できる。只、塗布液に分散後有機溶剤で膨潤などの影
響を受けず、塗膜形成後のバインダー樹脂による固着
性、耐摩擦性、スエード調の風合い、比較的ソフトな肌
触りなど総合的に判断すると架橋反応したポリウレタン
の着色ビーズが特に好ましい。着色ビーズの平均粒径
が、5μm以下では塗膜表面の凹凸が不足してスエード
調の効果が不充分となり、50μm以上では触感におい
てザラツキが強くなり、スエード調の感覚から外れてく
るため好ましくない。尚、着色ビーズの色については、
特に限定がなく自由に作成でき、使用に際してこれを単
独で用いてもよく、また、2種以上を混合して用いても
よい。
【0013】(スエード調用塗布液のコーティング)前
記のような材料で構成されるスエード調用塗布液の塗布
量は、15〜50g/m2 (固形分)の範囲が好まし
く、20〜40g/m2 (固形分)の範囲が更に好まし
い。塗布量が15g/m2 以下では凹凸が不足してスエ
ード調に深みが出ず、また、塗布量が50g/m2 以上
になっても着色ビーズがバインダー樹脂中に沈んで塗膜
表面が平滑になる傾向があり好ましくない。上記のよう
なスエード調用塗布液を塗布する方法としては、比較的
厚盛りの可能な方法であれば特に限定はされず、従来公
知のロールコート、リバースロールコート、ナイフコー
ト、ダイコート、コンマコート、バーコートなどが使用
できる。
記のような材料で構成されるスエード調用塗布液の塗布
量は、15〜50g/m2 (固形分)の範囲が好まし
く、20〜40g/m2 (固形分)の範囲が更に好まし
い。塗布量が15g/m2 以下では凹凸が不足してスエ
ード調に深みが出ず、また、塗布量が50g/m2 以上
になっても着色ビーズがバインダー樹脂中に沈んで塗膜
表面が平滑になる傾向があり好ましくない。上記のよう
なスエード調用塗布液を塗布する方法としては、比較的
厚盛りの可能な方法であれば特に限定はされず、従来公
知のロールコート、リバースロールコート、ナイフコー
ト、ダイコート、コンマコート、バーコートなどが使用
できる。
【0014】そして、形成されたスエード調塗膜層と塗
布基材である熱可塑性樹脂のシートまたはフィルムとの
接着が弱い場合には、必要に応じて熱可塑性樹脂のシー
トまたはフィルム面にプライマーコート層を設けてもよ
く、また、スエード調塗膜層の色調を調整したり濃度感
を高めるために熱可塑性樹脂のシートまたはフィルム面
に印刷或いはコーティングにより下色層を設けてもよ
い。尚、形成したスエード調の塗膜層は、引張り強度8
0kg/cm2 以上、伸び率200%以上、100%応力強
度が破断時強度の1/2以下の物性を有するものであ
り、これにより熱可塑性樹脂シート、或いは、熱可塑性
樹脂フィルムとシートとを貼り合わせた積層シートと共
に塗膜層が真空成形または圧空/真空成形により成形さ
れても、塗膜の切断などもなく、また、スエード調の表
面効果を損なうこともなく成形できるようになる。
布基材である熱可塑性樹脂のシートまたはフィルムとの
接着が弱い場合には、必要に応じて熱可塑性樹脂のシー
トまたはフィルム面にプライマーコート層を設けてもよ
く、また、スエード調塗膜層の色調を調整したり濃度感
を高めるために熱可塑性樹脂のシートまたはフィルム面
に印刷或いはコーティングにより下色層を設けてもよ
い。尚、形成したスエード調の塗膜層は、引張り強度8
0kg/cm2 以上、伸び率200%以上、100%応力強
度が破断時強度の1/2以下の物性を有するものであ
り、これにより熱可塑性樹脂シート、或いは、熱可塑性
樹脂フィルムとシートとを貼り合わせた積層シートと共
に塗膜層が真空成形または圧空/真空成形により成形さ
れても、塗膜の切断などもなく、また、スエード調の表
面効果を損なうこともなく成形できるようになる。
【0015】(熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートお
よびフィルム等)前記のスエード調用塗布液を塗布する
熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートおよびフィルム、
そして、このフィルムと積層する熱可塑性樹脂シート
は、いずれも破断伸度が140%以上であることが好ま
しく、これにより真空成形或いは圧空/真空成形などの
熱成形を良好に行えるものである。また、スエード調用
塗布液は、有機溶剤を大量に含んでおり、しかも15〜
50g/m2 (固形分)の厚盛りで塗布するため、これ
を塗布する熱可塑性樹脂のシート或いはフィルムは、塗
布、乾燥に際して、たるみ等の変形を生じない程度の耐
有機溶剤性を有することが必要である。
よびフィルム等)前記のスエード調用塗布液を塗布する
熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートおよびフィルム、
そして、このフィルムと積層する熱可塑性樹脂シート
は、いずれも破断伸度が140%以上であることが好ま
しく、これにより真空成形或いは圧空/真空成形などの
熱成形を良好に行えるものである。また、スエード調用
塗布液は、有機溶剤を大量に含んでおり、しかも15〜
50g/m2 (固形分)の厚盛りで塗布するため、これ
を塗布する熱可塑性樹脂のシート或いはフィルムは、塗
布、乾燥に際して、たるみ等の変形を生じない程度の耐
有機溶剤性を有することが必要である。
【0016】これらの点から、厚みのあるシートとして
は、例えば比較的耐溶剤性のあるポリプロピレンなどの
ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアク
リロニトリル系樹脂などの単体のシートのほか、これら
と熱成形性のよいポリスチレン系樹脂等のシートとを積
層した2層以上の積層シートなどが使用可能であり、厚
さの薄いフィルムでは、熱成形性を有する2軸延伸ポリ
エステルフィルムなどが耐溶剤性もあり好適に使用でき
る。
は、例えば比較的耐溶剤性のあるポリプロピレンなどの
ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアク
リロニトリル系樹脂などの単体のシートのほか、これら
と熱成形性のよいポリスチレン系樹脂等のシートとを積
層した2層以上の積層シートなどが使用可能であり、厚
さの薄いフィルムでは、熱成形性を有する2軸延伸ポリ
エステルフィルムなどが耐溶剤性もあり好適に使用でき
る。
【0017】(スエード調塗膜層を設けた熱可塑性樹脂
シートの熱成形)尚、本発明において、スエード調の表
面を有する成形物の製造方法としては、スエード調用塗
布液を熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートに直接塗布
して、これを熱成形する方法と、熱成形性を有する熱可
塑性樹脂のフィルムに一旦塗布した後、これを別に用意
した熱可塑性樹脂シートに積層し、この積層シートを熱
成形する方法との2通りの方法がある。製造工程自体は
前者の方が単純であるが、厚物シートにコーティングす
る場合、機械の調整段階での材料ロスによるコスト負荷
が薄いフィルムにコーティングする場合より大きくなり
やすい。特にスエード調塗膜の接着性を強化するために
シートまたはフィルムにプライマーコートを施すとか、
スエード調塗膜の色調を調整したり色濃度感を高めるた
めに、スエード調用塗布液のコーティング前に、シート
またはフィルムに下色層を印刷またはコーティングによ
り設けることもあり、このような場合にはフィルムにス
エード調用塗布加工を行い、これを熱可塑性樹脂シート
と積層する後者の方法の方が材料ロスも少なく、品質も
安定化できる。
シートの熱成形)尚、本発明において、スエード調の表
面を有する成形物の製造方法としては、スエード調用塗
布液を熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートに直接塗布
して、これを熱成形する方法と、熱成形性を有する熱可
塑性樹脂のフィルムに一旦塗布した後、これを別に用意
した熱可塑性樹脂シートに積層し、この積層シートを熱
成形する方法との2通りの方法がある。製造工程自体は
前者の方が単純であるが、厚物シートにコーティングす
る場合、機械の調整段階での材料ロスによるコスト負荷
が薄いフィルムにコーティングする場合より大きくなり
やすい。特にスエード調塗膜の接着性を強化するために
シートまたはフィルムにプライマーコートを施すとか、
スエード調塗膜の色調を調整したり色濃度感を高めるた
めに、スエード調用塗布液のコーティング前に、シート
またはフィルムに下色層を印刷またはコーティングによ
り設けることもあり、このような場合にはフィルムにス
エード調用塗布加工を行い、これを熱可塑性樹脂シート
と積層する後者の方法の方が材料ロスも少なく、品質も
安定化できる。
【0018】上記のように作成したスエード調塗膜層を
設けた熱可塑性樹脂シートの熱成形は、公知の真空成形
法または圧空/真空成形法により行うことができる。使
用する金型についても成形物の形状により雌型、雄型の
いずれを選定してもよく、必要に応じてプラグアシスト
などを利用することも自由である。
設けた熱可塑性樹脂シートの熱成形は、公知の真空成形
法または圧空/真空成形法により行うことができる。使
用する金型についても成形物の形状により雌型、雄型の
いずれを選定してもよく、必要に応じてプラグアシスト
などを利用することも自由である。
【0019】
【作用】本発明において、成形物表面のスエード調塗膜
層は、透明なバインダー樹脂により平均粒径5〜50μ
mの多数の着色ビーズが塗膜表面に不規則に露出するよ
うに固着して形成されており、この凹凸がマットで深み
のあるスエード調の外観、風合いを発現するものであ
る。また、必要に応じてスエード調塗膜層の下に印刷ま
たはコーティングにより下色層を設けることにより、ス
エード調塗膜層の呈する色調を調整したり色濃度感を高
めることができる。
層は、透明なバインダー樹脂により平均粒径5〜50μ
mの多数の着色ビーズが塗膜表面に不規則に露出するよ
うに固着して形成されており、この凹凸がマットで深み
のあるスエード調の外観、風合いを発現するものであ
る。また、必要に応じてスエード調塗膜層の下に印刷ま
たはコーティングにより下色層を設けることにより、ス
エード調塗膜層の呈する色調を調整したり色濃度感を高
めることができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて詳細に説明する。 (実施例1)熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートとし
て厚さ270μmで片面にコロナ放電処理を施したポリ
プロピレンシート(以下PPシート)を使用し、そのコ
ロナ放電処理面に塩素化ポリプロピレン系プライマーを
グラビア方式で塗布、乾燥し、続いてこのプライマーコ
ート面の上に下記の組成のスエード調用塗布液をコンマ
コーターにより、乾燥時の塗布量が30g/m2 となる
ように塗布、乾燥して一方の面にスエード調塗膜層を設
けた熱成形用のPPシートを作成した。
て厚さ270μmで片面にコロナ放電処理を施したポリ
プロピレンシート(以下PPシート)を使用し、そのコ
ロナ放電処理面に塩素化ポリプロピレン系プライマーを
グラビア方式で塗布、乾燥し、続いてこのプライマーコ
ート面の上に下記の組成のスエード調用塗布液をコンマ
コーターにより、乾燥時の塗布量が30g/m2 となる
ように塗布、乾燥して一方の面にスエード調塗膜層を設
けた熱成形用のPPシートを作成した。
【0021】次に、このスエード調塗膜層を有するPP
シートを公知のプラグアシスト付き真空成形機により、
深さ30mmのトレー形状の金型を用いてスエード調塗
膜面を上に向けて真空成形し、トレー成形物を得た。こ
の成形物の内面は成形前のスエード調加工面と略同等の
スエード調の外観及び触感を有しており良好な仕上がり
であった。尚、JIS K−5400の鉛筆引っかき試
験によるこの成形物のスエード調塗膜層の鉛筆引っかき
値は2Hを示し良好であった。
シートを公知のプラグアシスト付き真空成形機により、
深さ30mmのトレー形状の金型を用いてスエード調塗
膜面を上に向けて真空成形し、トレー成形物を得た。こ
の成形物の内面は成形前のスエード調加工面と略同等の
スエード調の外観及び触感を有しており良好な仕上がり
であった。尚、JIS K−5400の鉛筆引っかき試
験によるこの成形物のスエード調塗膜層の鉛筆引っかき
値は2Hを示し良好であった。
【0022】 スエード調用塗布液の組成 バインダー樹脂(ポリエステルウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(架橋ポリウレタンビーズ・白及び黒の混合物 平均粒子径 40μm、粒子径範囲 1〜90μm) 20重量部 溶剤(トルエン/酢酸エチル/メチルエチルケトン 重量比 2:1:1) 64重量部 分散剤 1重量部 (以下メチルエチルケトンはMEKと表示)
【0023】(実施例2)破断伸度が140%以上で、
厚さが40μmの熱成形可能な2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(以下PETフィルム)(ルミラ
ーF86 東レ製)の一方の面に、下色層としてグレー
のポリウレタン系インキをグラビア印刷方式で全ベタ版
を用いて印刷した。続いて下記組成のスエード調用塗布
液を下色層の上にコンマコーターを使用して塗布量が2
5g/m2 (固形分)となるように塗布、乾燥し、スエ
ード調塗膜層を形成した。
厚さが40μmの熱成形可能な2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(以下PETフィルム)(ルミラ
ーF86 東レ製)の一方の面に、下色層としてグレー
のポリウレタン系インキをグラビア印刷方式で全ベタ版
を用いて印刷した。続いて下記組成のスエード調用塗布
液を下色層の上にコンマコーターを使用して塗布量が2
5g/m2 (固形分)となるように塗布、乾燥し、スエ
ード調塗膜層を形成した。
【0024】次に、上記PETフィルムのもう一方の面
に、ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネート法
により厚さ250μmのアクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン共重合樹脂シート(以下ABSシート)(エ
ムロンABSシート 森野加工製)を貼り合わせてスエ
ード調塗膜層を設けた熱成形用の積層シートを作成し
た。このスエード調塗膜層を設けた積層シートを公知の
プラグアシスト付き真空成形機により、深さ30mmの
トレー形状の金型を用いてスエード調塗膜面を上に向け
て真空成形し、トレー成形物を得た。この成形物の内面
は下色層の効果もあり、スエード調の濃度感が高く、成
形前のスエード調加工面と略同等のスエード調の外観及
び触感を有しており良好な仕上がりであった。尚、JI
S K−5400の鉛筆引っかき試験によるこの成形物
のスエード調塗膜層の鉛筆引っかき値は9Hを示し性能
面でも優れたものであった。
に、ポリウレタン系接着剤を用いてドライラミネート法
により厚さ250μmのアクリロニトリル・ブタジエン
・スチレン共重合樹脂シート(以下ABSシート)(エ
ムロンABSシート 森野加工製)を貼り合わせてスエ
ード調塗膜層を設けた熱成形用の積層シートを作成し
た。このスエード調塗膜層を設けた積層シートを公知の
プラグアシスト付き真空成形機により、深さ30mmの
トレー形状の金型を用いてスエード調塗膜面を上に向け
て真空成形し、トレー成形物を得た。この成形物の内面
は下色層の効果もあり、スエード調の濃度感が高く、成
形前のスエード調加工面と略同等のスエード調の外観及
び触感を有しており良好な仕上がりであった。尚、JI
S K−5400の鉛筆引っかき試験によるこの成形物
のスエード調塗膜層の鉛筆引っかき値は9Hを示し性能
面でも優れたものであった。
【0025】 スエード調用塗布液の組成 バインダー樹脂(ポリエステルウレタン系樹脂) 15重量部 着色ビーズ(架橋ポリウレタンビーズ・白及び黒の混合物 平均粒子径 40μm、粒子径範囲 1〜90μm) 20重量部 溶剤(トルエン/酢酸エチル/MEK/イソプロピルアルコール 重量比 6:3:3:2) 64重量部 分散剤 1重量部 硬化剤(イソシアネート硬化剤) 2重量部
【0026】(比較例1)実施例1の構成のスエード調
の表面を有する成形物の製造において、スエード調用塗
布液の塗布量のみを14g/m2 (固形分)となるよう
に塗布し、その他は総て実施例1と同様に加工して比較
例1のスエード調の表面を有する成形物を製造した。こ
の成形物のスエード調加工面は、着色ビーズの単位面積
当たりの密度が低くなっており、色濃度の低下と共に表
面の凹凸も減少し、特に真空成形により引き伸ばされた
立ち上がり部ではこの傾向が著しく、スエード調の深み
も低下し、質感に劣るものであった。
の表面を有する成形物の製造において、スエード調用塗
布液の塗布量のみを14g/m2 (固形分)となるよう
に塗布し、その他は総て実施例1と同様に加工して比較
例1のスエード調の表面を有する成形物を製造した。こ
の成形物のスエード調加工面は、着色ビーズの単位面積
当たりの密度が低くなっており、色濃度の低下と共に表
面の凹凸も減少し、特に真空成形により引き伸ばされた
立ち上がり部ではこの傾向が著しく、スエード調の深み
も低下し、質感に劣るものであった。
【0027】(比較例2)実施例1の構成のスエード調
の表面を有する成形物の製造において、スエード調用塗
布液の塗布量のみを55g/m2 (固形分)となるよう
に塗布し、その他は総て実施例1と同様に加工して比較
例2のスエード調の表面を有する成形物を製造した。こ
の成形物のスエード調加工面は、着色ビーズの密度が高
くなっており、色濃度は充分あるが、ビーズがバインダ
ー中に沈んで塗膜表面の凹凸が減少した状態となり、ス
エードの質感にやや劣るものとなった。
の表面を有する成形物の製造において、スエード調用塗
布液の塗布量のみを55g/m2 (固形分)となるよう
に塗布し、その他は総て実施例1と同様に加工して比較
例2のスエード調の表面を有する成形物を製造した。こ
の成形物のスエード調加工面は、着色ビーズの密度が高
くなっており、色濃度は充分あるが、ビーズがバインダ
ー中に沈んで塗膜表面の凹凸が減少した状態となり、ス
エードの質感にやや劣るものとなった。
【0028】
【発明の効果】以上に詳しく説明したように、本発明で
は、透明なバインダー樹脂に平均粒径5〜50μmの着
色ビーズを分散したスエード調用塗布液を、15〜50
g/m2 (固形分)の間の塗布量で成形前のフラットな
状態のシートまたはフィルムにコーティングし、その後
必要に応じて厚さをシート成形に適するように積層して
調整し、真空成形または圧空/真空成形により熱成形し
ているので、耐擦傷性など性能に優れると共に、塗布ム
ラがなく均一で高級感のあるスエード調の表面を有する
成形物と、その生産性のよい製造方法を提供できる効果
を奏する。また、スエード調の塗膜層の物性を、引張り
強度80kg/cm2以上、伸び率200%以上、100%応
力強度が破断時強度の1/2以下とし、更に、塗布基材
である熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートまたはフィ
ルム、そして、前記フィルムに積層する熱可塑性樹脂シ
ートのそれぞれを、破断伸度が140%以上のもので構
成することにより、スエード調塗膜層を設けた熱可塑性
樹脂シートをスエード調の風合いを損なうことなく容易
に成形できる効果を奏する。
は、透明なバインダー樹脂に平均粒径5〜50μmの着
色ビーズを分散したスエード調用塗布液を、15〜50
g/m2 (固形分)の間の塗布量で成形前のフラットな
状態のシートまたはフィルムにコーティングし、その後
必要に応じて厚さをシート成形に適するように積層して
調整し、真空成形または圧空/真空成形により熱成形し
ているので、耐擦傷性など性能に優れると共に、塗布ム
ラがなく均一で高級感のあるスエード調の表面を有する
成形物と、その生産性のよい製造方法を提供できる効果
を奏する。また、スエード調の塗膜層の物性を、引張り
強度80kg/cm2以上、伸び率200%以上、100%応
力強度が破断時強度の1/2以下とし、更に、塗布基材
である熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートまたはフィ
ルム、そして、前記フィルムに積層する熱可塑性樹脂シ
ートのそれぞれを、破断伸度が140%以上のもので構
成することにより、スエード調塗膜層を設けた熱可塑性
樹脂シートをスエード調の風合いを損なうことなく容易
に成形できる効果を奏する。
【図1】本発明のスエード調の表面を有する成形物の一
実施例の構成を示す模式断面図である。
実施例の構成を示す模式断面図である。
【図2】本発明のスエード調の表面を有する成形物の一
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
【図3】本発明のスエード調の表面を有する成形物の一
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
【図4】本発明のスエード調の表面を有する成形物の一
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
【図5】本発明のスエード調の表面を有する成形物の一
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
実施例の構成を示す部分模式断面図である。
1 熱可塑性樹脂シート 2 スエード調塗膜層 3 バインダー樹脂 4 着色ビーズ 5 プライマーコート層 6 下色層 7 熱可塑性樹脂フィルム 8 接着剤層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、本請求項6の発明は、前記スエード
調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2以上、伸び
率200%以上、100%応力強度が破断時強度の1/
2以下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を有する熱可
塑性樹脂シートが、破断伸度140%以上であることを
特徴とする請求項1または4記載のスエード調の表面を
有する成形物である。そして、本請求項7の発明は、前
記スエード調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2
以上、伸び率200%以上、100%応力強度が破断時
強度の1/2以下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を
有する熱可塑性樹脂フィルムまたはシートが、いずれも
破断伸度140%以上であることを特徴とする請求項
2、3または5に記載のスエード調の表面を有する成形
物の製造方法からなっている。
調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2以上、伸び
率200%以上、100%応力強度が破断時強度の1/
2以下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を有する熱可
塑性樹脂シートが、破断伸度140%以上であることを
特徴とする請求項1または4記載のスエード調の表面を
有する成形物である。そして、本請求項7の発明は、前
記スエード調の塗膜層が、引張り強度80kg/cm2
以上、伸び率200%以上、100%応力強度が破断時
強度の1/2以下の特性を有し、且つ、前記熱成形性を
有する熱可塑性樹脂フィルムまたはシートが、いずれも
破断伸度140%以上であることを特徴とする請求項
2、3または5に記載のスエード調の表面を有する成形
物の製造方法からなっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】(熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートま
たはフィルム等)前記のスエード調用塗布液を塗布する
熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートまたはフィルム、
そして、このフィルムと積層する熱可塑性樹脂シート
は、いずれも破断伸度が140%以上であることが好ま
しく、これにより真空成形或いは圧空/真空成形などの
熱成形を良好に行えるものである。また、スエード調用
塗布液は、有機溶剤を大量に含んでおり、しかも15〜
50g/m2(固形分)の厚盛りで塗布するため、これ
を塗布する熱可塑性樹脂のシートまたはフィルムは、塗
布、乾燥に際して、たるみ等の変形を生じない程度の耐
有機溶剤性を有することが必要である。
たはフィルム等)前記のスエード調用塗布液を塗布する
熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートまたはフィルム、
そして、このフィルムと積層する熱可塑性樹脂シート
は、いずれも破断伸度が140%以上であることが好ま
しく、これにより真空成形或いは圧空/真空成形などの
熱成形を良好に行えるものである。また、スエード調用
塗布液は、有機溶剤を大量に含んでおり、しかも15〜
50g/m2(固形分)の厚盛りで塗布するため、これ
を塗布する熱可塑性樹脂のシートまたはフィルムは、塗
布、乾燥に際して、たるみ等の変形を生じない程度の耐
有機溶剤性を有することが必要である。
Claims (7)
- 【請求項1】 最外層に透明なバインダー樹脂と着色ビ
ーズとを主成分とするスエード調の塗膜層を設けた熱可
塑性樹脂のシートを熱成形してなるスエード調の表面を
有する成形物。 - 【請求項2】 透明なバインダー樹脂の溶液中に着色ビ
ーズを分散させてなるスエード調用塗布液を、熱成形性
を有する熱可塑性樹脂シートの一方の面に塗布、乾燥し
てスエード調の塗膜層を形成した後、該シートを真空成
形法または圧空/真空成形法により成形することを特徴
とするスエード調の表面を有する成形物の製造方法。 - 【請求項3】 透明なバインダー樹脂の溶液中に着色ビ
ーズを分散させてなるスエード調用塗布液を、熱成形性
を有する熱可塑性樹脂フィルムの一方の面に塗布、乾燥
してスエード調の塗膜層を形成し、もう一方の面に接着
剤層を介して熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートを積
層した後、該積層シートを真空成形法または圧空/真空
成形法により成形することを特徴とするスエード調の表
面を有する成形物の製造方法。 - 【請求項4】 前記着色ビーズが、架橋反応したポリウ
レタンの着色ビーズであって、且つ、平均粒径が5〜5
0μm の範囲にあることを特徴とする請求項1記載のス
エード調の表面を有する成形物。 - 【請求項5】 前記着色ビーズが、架橋反応したポリウ
レタンの着色ビーズであって、且つ、平均粒径が5〜5
0μm の範囲にあることを特徴とする請求項2、3記載
のスエード調の表面を有する成形物の製造方法。 - 【請求項6】 前記スエード調の塗膜層が、引張り強度
80kg/cm2 以上、伸び率200%以上、100%応力
強度が破断時強度の1/2以下の特性を有し、且つ、前
記熱成形性を有する熱可塑性樹脂シートが、破断伸度1
40%以上であることを特徴とする請求項1および4記
載のスエード調の表面を有する成形物。 - 【請求項7】 前記スエード調の塗膜層が、引張り強度
80kg/cm2 以上、伸び率200%以上、100%応力
強度が破断時強度の1/2以下の特性を有し、且つ、前
記熱成形性を有する熱可塑性樹脂フィルムおよびシート
が、いずれも破断伸度140%以上であることを特徴と
する請求項2、3および5記載のスエード調の表面を有
する成形物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15173294A JPH083881A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15173294A JPH083881A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083881A true JPH083881A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15525087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15173294A Withdrawn JPH083881A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | スエード調の表面を有する成形物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083881A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005123379A1 (en) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Sang-Woon Kwak | Structure of preventing sticking and method of preparing the same |
| KR100614005B1 (ko) * | 2004-06-17 | 2006-08-21 | 곽상운 | 부착방지체 형성방법 |
| US7351476B2 (en) | 2003-11-05 | 2008-04-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Two-package curing type polyurethane coating composition and coated article |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP15173294A patent/JPH083881A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7351476B2 (en) | 2003-11-05 | 2008-04-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Two-package curing type polyurethane coating composition and coated article |
| WO2005123379A1 (en) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Sang-Woon Kwak | Structure of preventing sticking and method of preparing the same |
| KR100614005B1 (ko) * | 2004-06-17 | 2006-08-21 | 곽상운 | 부착방지체 형성방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010904 |