JPH06171204A - インクジェット記録シート - Google Patents
インクジェット記録シートInfo
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- JPH06171204A JPH06171204A JP43A JP32436092A JPH06171204A JP H06171204 A JPH06171204 A JP H06171204A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32436092 A JP32436092 A JP 32436092A JP H06171204 A JPH06171204 A JP H06171204A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- support
- recording sheet
- receiving layer
- roll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
Abstract
インク吸収性に優れ、重色部でのインク滲み出しの少な
い良好な画像再現性を有するコートタイプのインクジェ
ット記録シートを提供する。 【構成】 支持体上に少なくとも1層以上のインク受理
層が設けられたインクジェット記録シートに於いて、主
成分として木材パルプと顔料から成る支持体が、少なく
とも1ニップの金属ロールと合成樹脂ロールを有するカ
レンダー装置でカレンダー処理されたものであることを
特徴とするインクジェット記録シート。
Description
るインクジェット記録シートに関するものであり、特
に、印字後のシート表面にうねりが少なく、インクの吸
収性に優れ、重色部でのニジミ出しを著しく減少させた
インクジェット記録シートに関するものである。
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙などの記録
シートに付着させ、画像・文字などの記録を行なうもの
であるが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターン
の融通性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があり、
漢字を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として
種々の用途に於いて急速に普及している。更に、多色イ
ンクジェット方式により形成される画像は、製版方式に
よる多色印刷やカラー写真方式による印画に比較して、
遜色のない記録を得ることが可能である。又、作成部数
が少なくて済む用途に於いては、写真技術によるよりも
安価であることからフルカラー画像記録分野にまで広く
応用されつつある。
記録シートとしては、通常の印刷や筆記に使われる上質
紙やコーテッド紙を使うべく、装置やインク組成の面か
ら努力が成されてきた。しかし、装置の高速化・高精細
化あるいはフルカラー化などインクジェット記録装置の
性能の向上や用途の拡大に伴い、記録シートに対しても
より高度な特性が要求されるようになった。即ち、当該
記録シートとしては、印字ドットの濃度が高く色調が明
るく鮮やかであること、インクの吸収が早く印字ドット
が重なった場合に於いてもインクが流れ出したり滲んだ
りしないこと、印字ドットの横方向への拡散が必要以上
に大きくなく、且つ周辺が滑らかでぼやけないこと等の
高い画像再現性が要求される。
かの提案がなされてきた。例えば支持体表面にシリカ系
顔料を主成分とした空隙層となるインク受理層を設け
て、インク吸収性を向上させる工夫がなされてきた(特
開昭52-9074号公報、同58-72495号公報等)。このイン
ク受理層によってインク吸収性を上げ、高い印字ドット
濃度やインク滲みがない印字ドットを得るために、特開
昭55-51583号公報及び特開昭56-157号公報には、非膠質
シリカ粉末を配合する提案がある。また、色彩性や鮮明
性はインク中の染料のインク受理層に於ける分布状態に
あることに着目し、染料成分を吸着する特定の剤を用い
る提案(特開昭55-144172号公報)もなされてきた。
度の低塗工量の場合は、印字されたインクは、インク受
理層のみで受容することが出来ず、支持体にもインク吸
収性が必要となる。このことから、支持体は低サイズの
特性が必要となるが、低サイズ度の支持体を用いるとイ
ンク吸収性は良いものの、インクが支持体の厚さ方向に
深く浸透して裏抜けの問題が生じる。さらには、インク
が支持体の面方向に拡散して鳥の羽状にギザギザしたフ
ェザリング(Feathering)と呼ばれるドット形状の悪化
が生じる。
る目的で、塗工量を増やしてインク吸収性を高めると、
裏抜けやフェザリングの発生は抑制できるが、インク受
理層の接着性低下や粉落ちが生じやすくなる。さらに吸
水性を有する支持体表面にインク受理層を設ける塗工工
程に於いて、インク受理層塗被組成物中のバインダーや
溶媒(主に水)が支持体中に浸透したり、乾燥工程に於
いてはインク受理層表面にバインダーが移動したりす
る。その結果、インク受理層の面方向と厚さ方向のバイ
ンダー分布の不均一化が進み、インク吸収も不均一とな
り、ドット形状が不揃いとなる問題が生じる。また、塗
工量が1g/m2未満では、インク受理層の効果が得にく
い。
存在すると、画像再現性に優れても官能的に評価される
美観の低下がある。このうねりは、浸透してきたインク
によって、支持体層の木材パルプの伸縮に起因した凹凸
の発生である。従って、支持体層へのインクの浸透を防
止することがうねりを回避する対策となるが、このこと
は、インク受理層で多量のインクを吸収することと同意
であり、インク受理層を増やすと上記した問題の発生が
ある。
の浸透を抑えることは、インク受理層の空隙量を減らす
ことと同意となり、その結果、インク受理層の空隙量が
減ることによって、インク受理層や支持体へのインクの
浸透が遅れ、インクが未乾燥となり、インクが重ねてド
ット印字される重色部では、ドット周辺にインクが溢れ
たり、インクジェット記録装置内でのシートの搬送中
に、搬送装置周辺の機器と接触して、ドットが擦れ、地
汚れと呼ばれるドットの擦れ汚れが発生する。この擦れ
汚れが広範囲に発生すると非画線部が汚れて美観を損な
うばかりか、極めて狭い範囲であると隣合うドットが接
触し合い、ドットの肥大化に伴う鮮明性の低下や混色に
よる色彩性の悪化が生じて、画像再現性を大きく劣るこ
とになる。
速化によって、インクの浸透の早い特性と印字後のシー
ト表面のうねりが少ない美観に優れた特性が必要となっ
ていが、これら相反した特性を向上させる難しさがあ
る。さらに、インクジェット記録シートに要求される画
像品位は益々高くなり、特に鮮明性や色彩性に対する要
求レベルは急速に高まっているのが現状である。
発明の目的は、印字後のシート表面のうねりが少なく、
インクの吸収性に優れ、重色部でのニジミ出しを著しく
減少させたコートタイプインクジェット記録シートを得
ることにある。
ジェット記録シートに用いられる支持体を、金属ロール
と合成樹脂ロールから成るカレンダー装置でカレンダー
処理することによって達成された。即ち、本発明は、支
持体上に、少なくとも1層以上のインク受理層が塗設さ
れたインクジェット記録シートに於いて、主成分として
木材パルプと顔料から成る支持体が、少なくとも1ニッ
プの金属ロールと合成樹脂ロールを有するカレンダー装
置によりカレンダー処理されたものであることを特徴す
るインクジェット記録シートを提供するものである。
ンクの浸透が、インク受理層を通して支持体まで達する
ことから、インク吸収性の優れた特性を有する支持体が
必要となる。しかし、支持体の厚さ方向に深くインクの
浸透が進行すると印字後のうねりの発生があり、また、
支持体の面方向に進行するとインク滲みやフェザリング
が発生する。このことから、支持体には、インク受理層
が設けられる支持体を空隙の大きい緻密な構造にするこ
とが望ましいが、支持体全体を緻密(厚さの減少)にす
ることは、厚さ方向へのインクの浸透が進行し、裏抜け
の問題が発生する。このことから、インク受理層が設け
られる支持体表面のみを空隙の大きい緻密な構造とする
ことが望ましい。
脂ロールから成るカレンダー装置でカレンダー処理する
ことによって、支持体全体の厚さ減少を抑える一方で、
支持体表面のみを緻密にして、本発明の目的である、印
字後のシート表面のうねりが少なく、インク吸収性に優
れ、重色部でのニジミ出しの少ない良好な画像再現性を
有する特性の得られることを見い出した。
於いては、インク受理層から支持体までインクの溶媒が
浸透するために、支持体中に顔料が存在すると、インク
受理層を通して浸透するインク溶媒が支持体中の顔料表
面に吸着されたり、木材パルプと顔料で構成される空隙
に吸収されるため、インク吸収容量が大きくなり、印字
濃度が高く、インク吸収性に優れ、重色部でのニジミ出
しの少ない良好な画像再現性を有するインクジェット記
録シートが得られる。特に顔料含有量が10重量%以
上、さらに好ましくは20重量%以上であると本発明の
効果は確実となる。
のではないが、あまり少ないとノンコートタイプインク
ジェット記録シートと同様にインクの吸収性は良いもの
の、画像濃度・色彩性・鮮明性が低く、フェザリングが
発生する。また、あまり塗工量が多いと塗工又は含浸後
の乾燥工程における乾燥負荷が高まり、塗工又は含浸速
度の低下に伴う生産性の低下ばかりでなく、高負荷での
乾燥では、インク受理層を構成する塗被組成物中のバイ
ンダーが、蒸発する溶媒と共にインク受理層表面に移動
して、その表面の空隙量を低下させるために、記録時に
地汚れなどの発生がある。塗工量の多いインク受理層で
生じる問題は、塗被組成物の濃度や乾燥工程の能力に影
響されるが、望ましくは、1〜10g/m2である。ま
た、本発明においては、バックコート層を設けても構わ
ない。バックコート層の塗工量は特に限定されるもので
はなく、塗工又は含浸する装置や乾燥工程の能力に合わ
せた選択が望ましい。
から成るカレンダー装置は、1ニップ方式や複数のロー
ルを組み合わせてなる多ニップ方式を示すが、少なくと
も1ニップ以上の金属ロールと合成樹脂ロールのニップ
を通したカレンダー処理が必要である。また、インク受
理層が設けられる支持体表面をカレンダー処理する際に
は、金属ロール表面の温度は高い方が良いが、300℃
を超えると支持体が焼けて白さを失ったり、斑に焼けた
りするため外観が損なわれることから、好ましくは、7
5〜300℃である。金属ロールには、炭鋼材質が多く
使用されるが、特に限定されるものでない。さらには、
セラミックやクロム等を溶射して、ロール表面を保護し
ても構わない。また、合成樹脂ロールの材質としては、
ウレタン系、エボナイト系、ナイロン系、アラミド系等
の合成樹脂が用いられ、硬度としては、JIS−Z22
46規定のショア硬度でHsD70〜HsD95が用い
られる。合成樹脂ロールは、中央部が鉄芯、表層部が上
記材質の合成樹脂層から構成されるが、合成樹脂層が多
層となっていても構わない。
と顔料を主成分として構成される。木材パルプとして
は、LBKP、NBKP等の化学パルプ、GP、PG
W、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機
械パルプ、DIP等の古紙パルプ等のパルプを含み、必
要に応じて従来公知の顔料やバインダー及びサイズ剤や
定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等
の各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙機、円
網抄紙機、ツインワイヤ抄紙機等の各種装置で支持体の
製造が可能であり、酸性、中性、アルカリ性で抄造でき
る。また、該支持体にそのままインク受理層を設けても
良いし、澱粉、ポリビニルアルコール等でのサイズプレ
スやアンカーコート層を設けた後にインク受理層を設け
ても良い。
ルと合成樹脂ロールから成るカレンダー装置をオンマシ
ン処理することが好ましいが、オフマシン処理しても良
く、処理後に、さらにマシンカレンダー、スーパーカレ
ンダー等でカレンダー処理を施して平坦性をコントロー
ルしても良いが、インクの浸透を考慮するとカレンダー
処理後の密度は、0.80〜1.00g/cm3が好まし
い。
層やバックコート層には、公知の白色顔料を1種以上用
いることができる。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質
炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、
硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭
酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ
土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シ
リカ、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベー
マイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼ
オライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸
化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチ
ックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、
ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン
樹脂等の有機顔料等が挙げられる。上記の中でもインク
受理層中に主体成分として含有する白色顔料としては多
孔性無機顔料が好ましく、多孔性合成非晶質シリカ、多
孔性炭酸マグネシウム、多孔性アルミナ等があげられ、
特に細孔容積の大きい多孔性合成非晶質シリカが好まし
い。
ルアルコール、酢酸ビニル、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、
大豆蛋白、シリル変性ポリビニルアルコール等;無水マ
レイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチル
メタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系
共重合体ラテックス;アクリル酸エステル及びメタクリ
ル酸エステルの重合体又は共重合体、アクリル酸及びメ
タクリル酸の重合体又は共重合体等のアクリル系重合体
ラテックス;エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系
重合体ラテックス;或いはこれらの各種重合体のカルボ
キシル基等の官能基含有単量体による官能基変性重合体
ラテックス;メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹
脂系等の水性接着剤;ポリメチルメタクリレート、ポリ
ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキ
ッド樹脂等の合成樹脂系接着剤が挙げられ、1種以上で
使用される。
剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、
発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫
外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化
剤、湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤等を適宜配合する
こともできる。
ックコート層を塗工及び含浸する方法は、各種ブレード
コータ、ロールコータ、エアーナイフコータ、バーコー
タ、ロッドブレードコータ、ショートドウェルコータ、
サイズプレス等の各種装置をオンマシンあるいはオフマ
シンで用いることができる。また、塗工又は含浸後に
は、マシンカレンダー、TGカレンダー、スーパーカレ
ンダー、ソフトカレンダー等のカレンダーを用いて仕上
げても良い。
液媒体、その他の添加剤からなる記録液体である。着色
剤としては、直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性
染料或は食品用色素等の水溶性染料が挙げられる。
種有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、 sec−ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭
素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、
ジアセトンアルコール等のケトン又はケトンアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等
のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1,2,6 −ヘキサントリオール、チオジ
グリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコ
ール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリコー
ル類;グリセリン、エチレングリコールメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテ
ル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル等の多
価アルコールの低級アルキルエーテル類等が挙げられ
る。これらの多くの水溶性有機溶剤の中でも、ジエチレ
ングリコール等の多価アルコール、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テルが好ましい。その他の添加剤としては、例えば、P
H調節剤、金属封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張
力調整剤、湿潤剤、界面活性剤、及び防錆剤等が挙げら
れる。
は、インクジェット記録シートとしての使用に留まら
ず、記録時に液状であるインクを使用するどのような記
録シートとして用いてもかまわない。例えば、熱溶融性
物質、染顔料などを主成分とする熱溶融性インクを樹脂
フィルム、高密度紙、合成紙などの薄い支持体上に塗布
したインクシートを、その裏面より加熱し、インクを溶
融させて転写する熱転写記録用受像シート、熱溶融性イ
ンクを加熱溶融して微小液滴化、飛翔記録するインクジ
ェット記録シート、油溶性染料を溶媒に溶解したインク
を用いたインクジェット記録シート、光重合型モノマー
及び無色または有色の染顔料を内包したマイクロカプセ
ルを用いた感光感圧型ドナーシートに対応する受像シー
トなどが挙げられる。これらの記録シートの共通点は、
記録時にインクが液体状態である点である。液状インク
は、硬化、固化又は定着までに、記録シートのインク受
理層の深さ方向又は水平方向に対して浸透又は拡ってい
く。上述した各種記録シートは、それぞれの方式に応じ
た吸収性を必要とするもので、本発明のインクジェット
記録シートを上述した各種の記録シートとして利用して
も何ら構わない。更に、複写機・プリンター等に広く使
用されている電子写真記録方式のトナーを加熱定着する
記録シートとして、本発明におけるインクジェット記録
シートを使用しても構わない。
金属ロールと金属ロールから成るカレンダー装置のみで
カレンダー処理を行う際には、印字後のうねりを解消し
ようとすると支持体の密度上昇があり、インクの裏抜け
が発生する。また、コットンロールを合成樹脂ロールに
代えてカレンダー処理を行うと、印字前に既にうねりが
存在し、さらには、コットンロールの耐久性から、オン
マシンで使用することは難しくコスト的に不利になる。
これに対して、本発明に係る金属ロールと合成樹脂ロー
ルから成るカレンダー装置によるカレンダー処理では、
支持体全体の厚さ減少が少なく、支持体表面が空隙のあ
る緻密な構造となるために、印字後のうねりの発生がな
く、インク吸収性に優れ、重色部でのニジミ出しの少な
い良好な画像再現性を有する特性を得ることができる。
度が高く、インク受理層が設けられる支持体表面と接触
するカレンダー処理時の金属ロールの温度が高いと本発
明の効果がいっそう向上する。また、支持体中の顔料含
有量が10重量%以上有り、支持体の密度が0.80〜
1.00g/cm3となるように、本発明に係るカレンダー
装置でカレンダー処理を施したり、その後、金属ロール
と金属ロールから成るカレンダー装置でさらにカレンダ
ー処理することも本発明の効果を高める。
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
又、実施例に於いて示す「部」及び「%」は、特に明示
しない限り重量部及び重量%を示す。
体を入れ、温度550℃で燃焼させて、ルツボ中の残物
の重量Wを秤量後、下記数1で顔料含有量Pを算出し
た。単位は[%]である。
ェットプリンターにより、マゼンタインク単色、及びシ
アンインク+マゼンタインク重色で網点を印字して得た
ドットについて、画像解析装置を用いて、下記数2で示
される計算式にしたがってドットの円相当径について算
出した。
m)、Aは、実測面積(単位:μm2)を示す。
と、シアンインクとマゼンタインクの重色ドット径(C
M)の比(CM/M)で、良否を判定した。CM/M値
が1.0以上となり、1.0に近い値が、単色ドットと
重色ドットの径がより等しく、鮮明性と色彩性が高く、
近年高まっている画像品位レベルの確保が可能となる。
題とならないのは、A及びBの評価である。 A:うねりは判らず、美観を損なわない。 B:うねりは小さく、美観を損なうことはない。 C:うねりは大きく、美観が損なわれる。
プリンターを用いて、青印字(シアン+マゼンタ)の重
色ベタ印字を行い、記録画像の裏面側からマゼンタの光
学濃度を測定した。光学濃度が0.25以下であれば実
使用上特に問題ではないが、0.25を超えると裏側に
抜けていることが明確となり実使用上問題となる。
とNBKP(濾水度480mlcsf)20部から成る
木材パルプ100部に対して、軽質炭酸カルシウム/重
質炭酸カルシウム/タルクの比率が30/35/35の
顔料30部、市販アルキルケテンダイマー0.10部、
市販のカチオン系アクリルアミド0.05部及び市販カ
チオン化澱粉1.0部、硫酸バンド0.5部を調整後、
長網抄紙機で抄造し、坪量90g/m2、顔料含有量2
1.3%の支持体を得た。抄造後、表1で示すカレンダ
ー装置を用いて、インク受理層が設けられる支持体面を
表1に示す線圧及び表面温度の金属ロールと接触させ、
カレンダー処理を行った。
ンシールX37B:徳山曹達社製)100部、ポリビニ
ルアルコール(PVA117:クラレ社製)50部、カ
チオン性染料定着剤(スミレーズレジン1001:住友
化学工業社製)20部を調液し、固形分濃度13%で、
エアーナイフコータにより塗工量5g/m2となるように
支持体表面に塗工した。さらに、インク受理層の設けら
れた反対面に、バックコート層を設けた。バックコート
層は、カオリン(ハイドラスパース:Huber社製)
100部とポリビニルアルコール(Rポリマー113
0:クラレ社製)5部及びスチレン・ブタジエン系ラテ
ックス(0617:日本合成ゴム社製)15部を調液
し、固形分濃度35%で、エアーナイフコータにより塗
工量5g/m2となるようにインク受理層の反対面に塗工
した。乾燥後、カレンダー処理を行い、実施例1〜4の
インクジェット記録シートを得た。
3と同じ条件でカレンダー処理を2回行った。その後、
実施例1〜4と同じ条件でインク受理層、バックコート
層を設けてカレンダー処理を行い、実施例5のインクジ
ェット記録シートを得た。
3と同じ条件でカレンダー処理を1回行った後、金属ロ
ールと金属ロールから成るカレンダー装置を用いて、線
圧50kg/cmの条件で連続に4回(ニップ数4)カ
レンダー処理を行った。その後、実施例1〜4と同じ条
件でインク受理層、バックコート層を設けてカレンダー
処理を行い、実施例6のインクジェット記録シートを得
た。
ー処理せず、実施例1〜4と同じ条件でインク受理層、
バックコート層を設けてカレンダー処理を行い、比較例
1のインクジェット記録シートを得た。
ールと金属ロールから成るカレンダー装置を用いて、線
圧150kg/cmの条件で連続に4回(ニップ数4)
カレンダー処理を行った。その後、実施例1〜4と同じ
条件でインク受理層、バックコート層を設けてカレンダ
ー処理を行い、比較例2のインクジェット記録シートを
得た。
ンロールと金属ロールから成るカレンダー装置を用い
て、線圧200kg/cmの条件で連続に4回(ニップ
数4)カレンダー処理を行った。その後、実施例1〜4
と同じ条件でインク受理層、バックコート層を設けてカ
レンダー処理を行い、比較例2のインクジェット記録シ
ートを得た。
ートに使用した支持体のカレンダー処理条件を表1に示
す。なお、表1中の注意書きした*1は、次のとおりで
ある。 *1:インク受理層が塗設される支持体表面の反対面と
接触するロールの種類を表1に記載した。ここで、樹脂
ロールは、合成樹脂ロールを指し、()内はショア硬度
を示す。
ールと合成樹脂ロールから成るカレンダー装置を用いて
カレンダー処理を施すと、印字ドット径と重色にじみ率
より、ドットの肥大がなく鮮明性に優れ、色彩性も良好
であることが判る。また、金属ロールと合成樹脂ロール
から成るカレンダー装置でのカレンダー処理を2回施し
た実施例5から、大幅な密度上昇なしにドット径や重色
にじみ率の減少を図ることの可能であることが判る。さ
らに、金属ロールと金属ロールのカレンダー装置による
カレンダー処理前に、本発明に係る金属ロールと合成樹
脂ロールのカレンダー装置を適用した実施例6は、金属
ロールと金属ロールのカレンダー装置のみを適用した比
較例2と比較して、同密度でありながら、鮮明性や色彩
性に優れることが判る。
ダー処理しない場合やコットンロールを適用したカレン
ダー処理では、うねりの問題とインク滲みを回避するこ
とは難しいことが判る。
うねりの発生がなく、インク吸収性に優れ、重色部での
ニジミ出しの少ない良好な画像再現性を有するインクジ
ェット記録シートを得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 支持体上に、少なくとも1層以上のイン
ク受理層が塗設されたインクジェット記録シートに於い
て、主成分として木材パルプと顔料から成る支持体が、
少なくとも1ニップの金属ロールと合成樹脂ロールを有
するカレンダー装置によりカレンダー処理されたもので
あることを特徴するインクジェット記録シート。 - 【請求項2】 合成樹脂ロールが、JIS−Z2246
規定のショア硬度で、HsD70〜HsD95にあるこ
とを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録シー
ト。 - 【請求項3】 支持体が、金属ロールと合成樹脂ロール
によるカレンダー処理後に、金属ロールと金属ロールか
ら成るカレンダー装置によりカレンダー処理されたもの
であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット
記録シート。 - 【請求項4】 支持体が、インク受理層の塗設される側
の支持体表面を表面温度75〜300℃の金属ロールで
カレンダー処理されたものであることを特徴とする請求
項1記載のインクジェット記録シート。 - 【請求項5】 支持体が、該支持体中に10重量%以上
の顔料を含有するものであり、且つカレンダー処理後の
該支持体の密度が、0.80〜1.00g/cm3であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェッ
ト記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32436092A JP3625217B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | インクジェット記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32436092A JP3625217B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | インクジェット記録シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171204A true JPH06171204A (ja) | 1994-06-21 |
| JP3625217B2 JP3625217B2 (ja) | 2005-03-02 |
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ID=18164919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32436092A Expired - Lifetime JP3625217B2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | インクジェット記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3625217B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4887655A (en) * | 1986-06-20 | 1989-12-19 | Bridgestone Corporation | Heavy duty-high pressure pneumatic radial tires |
| WO2006062228A1 (en) | 2004-12-09 | 2006-06-15 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording medium and process for manufacturing the same |
| JP2007211390A (ja) * | 1999-04-13 | 2007-08-23 | Technocell Dekor Gmbh & Co Kg | インクジェット受容層を有する化粧ベース紙 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP32436092A patent/JP3625217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4887655A (en) * | 1986-06-20 | 1989-12-19 | Bridgestone Corporation | Heavy duty-high pressure pneumatic radial tires |
| JP2007211390A (ja) * | 1999-04-13 | 2007-08-23 | Technocell Dekor Gmbh & Co Kg | インクジェット受容層を有する化粧ベース紙 |
| WO2006062228A1 (en) | 2004-12-09 | 2006-06-15 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording medium and process for manufacturing the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3625217B2 (ja) | 2005-03-02 |
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