JPH06171221A - 感熱記録媒体 - Google Patents
感熱記録媒体Info
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- JPH06171221A JPH06171221A JP43A JP35018292A JPH06171221A JP H06171221 A JPH06171221 A JP H06171221A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 35018292 A JP35018292 A JP 35018292A JP H06171221 A JPH06171221 A JP H06171221A
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- thin film
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Abstract
(57)【要約】
【構成】支持体上に着色層(または磁気記録層)、金属
薄膜層、接着層、保護層を順次設けた記録媒体におい
て、上記接着層が接着層中の全固形分比率で0.1〜5
%の変性シリコーンオイルを含有している感熱記録媒
体。 【効果】金属薄膜層と保護層が強固に接着されているた
め、保護層及び金属薄膜層に剥がれや傷がつきにくくな
る。また酸、アルカリ、アルコール等の薬品の混入を防
ぐこともでき、金属薄膜層の腐食を防止できる。
薄膜層、接着層、保護層を順次設けた記録媒体におい
て、上記接着層が接着層中の全固形分比率で0.1〜5
%の変性シリコーンオイルを含有している感熱記録媒
体。 【効果】金属薄膜層と保護層が強固に接着されているた
め、保護層及び金属薄膜層に剥がれや傷がつきにくくな
る。また酸、アルカリ、アルコール等の薬品の混入を防
ぐこともでき、金属薄膜層の腐食を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピューター
のプリントアウト、ファクシミリ受信用の記録紙や乗車
券、搭乗券等の切符類またはラベル、カード等、特にプ
リペイドカードとして利用される、加熱による物理的変
化により印字等の記録を行うようにした感熱記録媒体に
関するものである。
のプリントアウト、ファクシミリ受信用の記録紙や乗車
券、搭乗券等の切符類またはラベル、カード等、特にプ
リペイドカードとして利用される、加熱による物理的変
化により印字等の記録を行うようにした感熱記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば加熱等の熱エネルギーに
より物質の物理的または化学的変化を利用することによ
り、文字等の画像表示を得るようにした、いわゆる感熱
記録方式は、記録時に騒音が発生せず、また現像定着が
不用である等の利点があることから、複写機はもちろ
ん、コンピューターのプリントアウト、ファクシミリの
受信記録、切符、ラベル、各種カード類への印字記録の
ために、広く利用されている。この感熱記録方式で使用
される記録媒体としては、例えばフルオラン系染料等の
ロイコ体を発色剤とする記録媒体が、感熱度が優れてい
ることから多く使用されている。しかし、これらは圧
力、アルコール等の有機溶剤によっても容易に発色して
しまうと共に、耐光性、耐熱性、耐水性や印字記録の保
存性の点で問題があった。
より物質の物理的または化学的変化を利用することによ
り、文字等の画像表示を得るようにした、いわゆる感熱
記録方式は、記録時に騒音が発生せず、また現像定着が
不用である等の利点があることから、複写機はもちろ
ん、コンピューターのプリントアウト、ファクシミリの
受信記録、切符、ラベル、各種カード類への印字記録の
ために、広く利用されている。この感熱記録方式で使用
される記録媒体としては、例えばフルオラン系染料等の
ロイコ体を発色剤とする記録媒体が、感熱度が優れてい
ることから多く使用されている。しかし、これらは圧
力、アルコール等の有機溶剤によっても容易に発色して
しまうと共に、耐光性、耐熱性、耐水性や印字記録の保
存性の点で問題があった。
【0003】このため、例えば金属薄膜層を使用した感
熱記録媒体が、実用化されている。この記録媒体は、例
えばサーマルヘッド、レーザービーム、フラッシュ光等
の熱源によって上記金属薄膜層を記録すべき画像のパタ
ーンに基づいて破壊し、該金属薄膜層の下側に設けられ
た着色層を露出されることにより、画像を形成するよう
にしたものである。従って、印字等の画像表示が金属薄
膜層の輪郭により形成されていることから、その耐光
性、耐熱性、耐水性や印字記録の保存性は、前述した染
料を発色剤として利用した感熱記録媒体に比較して優れ
ている。
熱記録媒体が、実用化されている。この記録媒体は、例
えばサーマルヘッド、レーザービーム、フラッシュ光等
の熱源によって上記金属薄膜層を記録すべき画像のパタ
ーンに基づいて破壊し、該金属薄膜層の下側に設けられ
た着色層を露出されることにより、画像を形成するよう
にしたものである。従って、印字等の画像表示が金属薄
膜層の輪郭により形成されていることから、その耐光
性、耐熱性、耐水性や印字記録の保存性は、前述した染
料を発色剤として利用した感熱記録媒体に比較して優れ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】金属薄膜層を使用した
感熱記録媒体は、プリペイドカード、乗車券、ラベル等
に使用される場合、実用上、金属薄膜層を摩擦、引っか
き等の物理的刺激や、酸、アルカリ、アルコール等の薬
品などから保護するために最上層として保護層を備える
必要がある。該保護層としては、耐熱性のアクリル系樹
脂、エポキシ系樹脂等の樹脂に、無機・有機の顔料及び
ワックスやシリコーン等の滑剤を適量含有させたものが
一般的に知られている。さらに、特開昭59−1992
84号、特開平2−62287号等には、保護層を多層
構成とし、表面強度と媒体との接着性の機能を分離し
て、上記要求特性の向上を目指すという技術も記載され
ている。
感熱記録媒体は、プリペイドカード、乗車券、ラベル等
に使用される場合、実用上、金属薄膜層を摩擦、引っか
き等の物理的刺激や、酸、アルカリ、アルコール等の薬
品などから保護するために最上層として保護層を備える
必要がある。該保護層としては、耐熱性のアクリル系樹
脂、エポキシ系樹脂等の樹脂に、無機・有機の顔料及び
ワックスやシリコーン等の滑剤を適量含有させたものが
一般的に知られている。さらに、特開昭59−1992
84号、特開平2−62287号等には、保護層を多層
構成とし、表面強度と媒体との接着性の機能を分離し
て、上記要求特性の向上を目指すという技術も記載され
ている。
【0005】しかしながら、このような保護層を設けた
記録媒体においても、例えばプリペイドカードとして使
用された場合など、誤ってカードを洗濯するという過酷
なケースにより、保護層が剥がれてしまうという問題が
あった。また、磁気記録層を有したいわゆる磁気カード
としての利用分野では、自動改札機等にみられる高速搬
送により、保護層が削られる等の問題があった。さら
に、保護層の剥がれ、削れにより、金属薄膜層の耐薬品
性が著しく低下するという問題も有していた。本発明
は、以上の実状に鑑み、摩擦、引っかき等の物理的刺激
や酸、アルカリ、アルコール等の薬品に対して、優れた
記録媒体を提供することを目的としている。
記録媒体においても、例えばプリペイドカードとして使
用された場合など、誤ってカードを洗濯するという過酷
なケースにより、保護層が剥がれてしまうという問題が
あった。また、磁気記録層を有したいわゆる磁気カード
としての利用分野では、自動改札機等にみられる高速搬
送により、保護層が削られる等の問題があった。さら
に、保護層の剥がれ、削れにより、金属薄膜層の耐薬品
性が著しく低下するという問題も有していた。本発明
は、以上の実状に鑑み、摩擦、引っかき等の物理的刺激
や酸、アルカリ、アルコール等の薬品に対して、優れた
記録媒体を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上に、
順次形成された着色層(または磁気記録層)、金属薄膜
層、接着層、保護層とを含んでいる感熱記録媒体におい
て、上記接着層が少なくとも変性シリコーンオイルを接
着層中の全固形分比率で0.1〜5重量%含有しているこ
とを特徴とする感熱記録媒体である。また本発明は、一
面に磁気記録層を備えた支持体の他面に、順次形成され
た着色層(または磁気記録層)、金属薄膜層、接着層、
保護層とを含んでいる感熱記録媒体において、上記接着
層が少なくとも変性シリコーンオイルを接着層中の全固
形分比率で0.1〜5重量%含有していることを特徴とす
る感熱記録媒体である。
順次形成された着色層(または磁気記録層)、金属薄膜
層、接着層、保護層とを含んでいる感熱記録媒体におい
て、上記接着層が少なくとも変性シリコーンオイルを接
着層中の全固形分比率で0.1〜5重量%含有しているこ
とを特徴とする感熱記録媒体である。また本発明は、一
面に磁気記録層を備えた支持体の他面に、順次形成され
た着色層(または磁気記録層)、金属薄膜層、接着層、
保護層とを含んでいる感熱記録媒体において、上記接着
層が少なくとも変性シリコーンオイルを接着層中の全固
形分比率で0.1〜5重量%含有していることを特徴とす
る感熱記録媒体である。
【0007】本発明によれば、接着層内に少なくとも変
性シリコーンオイルを含有していることにより、保護層
は金属薄膜層上にしっかり固定されるため、強い物理的
衝撃から保護層の剥がれを防止できる。さらに該変性シ
リコーンオイルは撥水性があることから食塩水、酸、ア
ルカリ等の薬品の混入を防ぐことも可能となる。
性シリコーンオイルを含有していることにより、保護層
は金属薄膜層上にしっかり固定されるため、強い物理的
衝撃から保護層の剥がれを防止できる。さらに該変性シ
リコーンオイルは撥水性があることから食塩水、酸、ア
ルカリ等の薬品の混入を防ぐことも可能となる。
【0008】以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明
する。本発明の感熱記録媒体は、支持体1、着色層2、
金属薄膜層3、接着層4、保護層5、アンカー層6、磁
気記録層7の組合せから成るものであり、層構成の例を
図1〜5に示す。即ち、図1は本発明の感熱記録媒体を
構成する必須構成要素からなる基本構成を示しており、
感熱記録媒体は、支持体1の片側に着色層2、金属薄膜
層3、接着層4及び保護層5を順次積層したものであ
る。なお、本発明の感熱記録媒体は、図1における着色
層、金属薄膜層、接着層および保護層の積層構造を支持
体の両側に設けてもよい。
する。本発明の感熱記録媒体は、支持体1、着色層2、
金属薄膜層3、接着層4、保護層5、アンカー層6、磁
気記録層7の組合せから成るものであり、層構成の例を
図1〜5に示す。即ち、図1は本発明の感熱記録媒体を
構成する必須構成要素からなる基本構成を示しており、
感熱記録媒体は、支持体1の片側に着色層2、金属薄膜
層3、接着層4及び保護層5を順次積層したものであ
る。なお、本発明の感熱記録媒体は、図1における着色
層、金属薄膜層、接着層および保護層の積層構造を支持
体の両側に設けてもよい。
【0009】また、図2の感熱記録媒体は、アンカー層
6が着色層2と金属薄膜層3の間に設けられた構成より
なるものである。また、図3の感熱記録媒体は、図1の
着色層2の代わりに磁気記録層7が設けられた構成より
なるものである。なお本発明の感熱記録媒体は、図3に
おける着色層、金属薄膜層、接着層および保護層の積層
構造を支持体の両側に設けてもよい。また、図4の感熱
記録媒体は、図3のアンカー層6が磁気層7と金属薄膜
層3の間に設けられた構成よりなるものである。図5の
感熱記録媒体は、図3の金属薄膜層3の反対側の支持体
1上に磁気記録層7、保護層(II)8が順次設けられた
構成よりなるものである。なお本発明の感熱記録媒体
は、図3における着色層、金属薄膜層、接着層および保
護層の積層構造を支持体の両側に設けてもよい。図6の
感熱記録媒体は、図4の金属薄膜層3の反対側の支持体
1上に磁気記録層7、保護層(II)8が順次設けられた
構成よりなるものである。
6が着色層2と金属薄膜層3の間に設けられた構成より
なるものである。また、図3の感熱記録媒体は、図1の
着色層2の代わりに磁気記録層7が設けられた構成より
なるものである。なお本発明の感熱記録媒体は、図3に
おける着色層、金属薄膜層、接着層および保護層の積層
構造を支持体の両側に設けてもよい。また、図4の感熱
記録媒体は、図3のアンカー層6が磁気層7と金属薄膜
層3の間に設けられた構成よりなるものである。図5の
感熱記録媒体は、図3の金属薄膜層3の反対側の支持体
1上に磁気記録層7、保護層(II)8が順次設けられた
構成よりなるものである。なお本発明の感熱記録媒体
は、図3における着色層、金属薄膜層、接着層および保
護層の積層構造を支持体の両側に設けてもよい。図6の
感熱記録媒体は、図4の金属薄膜層3の反対側の支持体
1上に磁気記録層7、保護層(II)8が順次設けられた
構成よりなるものである。
【0010】上記各層について具体的に説明する。本発
明に用いられる支持体1としては、従来公知のフィル
ム、紙、ガラス、金属等をそのまま使用することができ
る。その具体例としては、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリイミド、ポリエーテル、ポリカーボネ
ート、ポリスルホン、セロファン、芳香族ポリアミド等
の各種の耐熱性樹脂フィルム及び、コンデンサー紙、硫
酸紙、アート紙、ネーマ紙、コート紙、ラミネート紙、
ポリエチレン合成紙等の紙基材、石英等のガラス基材、
アルミ等の金属基材等を好適に使用できる。
明に用いられる支持体1としては、従来公知のフィル
ム、紙、ガラス、金属等をそのまま使用することができ
る。その具体例としては、ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリイミド、ポリエーテル、ポリカーボネ
ート、ポリスルホン、セロファン、芳香族ポリアミド等
の各種の耐熱性樹脂フィルム及び、コンデンサー紙、硫
酸紙、アート紙、ネーマ紙、コート紙、ラミネート紙、
ポリエチレン合成紙等の紙基材、石英等のガラス基材、
アルミ等の金属基材等を好適に使用できる。
【0011】着色層2は、金属薄膜層3が画像パターン
の形成に従って加熱されることにより、光学的に露出せ
しめられたときに画像を表示し得るもので、バインダー
に、着色すべき色に応じて各種の有機・無機の着色顔料
もしくは着色染料を添加し、必要に応じて可塑剤、安定
剤、ワックス、硬化剤、分散剤を添加した後、溶剤また
は希釈剤により十分に混練することにより作製された着
色塗料またはインキを用い、いわゆるグラビア法、ロー
ル法、ナイフエッジ法、オフセット法等の塗布方法また
は印刷方法により形成される。バインダーとしては、例
えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セルロース
等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリ−α−メチ
ルスチレン等のスチレン樹脂またはスチレン共重合樹
脂、ポリメタクリル酸ブチル等のアクリル樹脂またはメ
タクリル樹脂の単独または共重合樹脂、ロジン、ロジン
変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、重合
ロジン等のロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂
等の樹脂単独もしくはこれらの樹脂の共重合体等が用い
られる。
の形成に従って加熱されることにより、光学的に露出せ
しめられたときに画像を表示し得るもので、バインダー
に、着色すべき色に応じて各種の有機・無機の着色顔料
もしくは着色染料を添加し、必要に応じて可塑剤、安定
剤、ワックス、硬化剤、分散剤を添加した後、溶剤また
は希釈剤により十分に混練することにより作製された着
色塗料またはインキを用い、いわゆるグラビア法、ロー
ル法、ナイフエッジ法、オフセット法等の塗布方法また
は印刷方法により形成される。バインダーとしては、例
えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
セルロースアセテートプロピオネート、酢酸セルロース
等のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリ−α−メチ
ルスチレン等のスチレン樹脂またはスチレン共重合樹
脂、ポリメタクリル酸ブチル等のアクリル樹脂またはメ
タクリル樹脂の単独または共重合樹脂、ロジン、ロジン
変性フェノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、重合
ロジン等のロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、
クマロン樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂
等の樹脂単独もしくはこれらの樹脂の共重合体等が用い
られる。
【0012】着色剤は顔料、染料等が使用可能である。
着色顔料の具体例として、シアン色色素としては、ダイ
アセリトンファストブリリアントブル−R(三菱化成社
製、商品名)、カヤロンポリエステルブル−B−SFコ
ンク(日本化薬社製、商品名)等、マゼンタ色色素とし
てはダイアセリトンファストレッドR(三菱化成社製、
商品名)、カヤロンポリエステルピンクRCL−E(日
本化薬社製、商品名)等、イエロー色色素としては、カ
ヤロンポリエステルライトイエロー5G−S(日本化薬
社製、商品名)、アイゼンスピロインエロ−GRH(保
土谷化学社製、商品名)等を挙げることができる。また
シアン色顔料としては、セルリアンブル−、フタロシア
ニンブル−等、マゼンタ色顔料としてはブリリアントカ
ルミン、アルザリンレイク等、イエロー顔料としてはハ
ンザイエロー、ビスアゾイエロー等、黒色顔料としては
カーボンブラック、黒鉛、オイルブラック等を挙げるこ
とができる。さらに、Fe、Ni、Al等の金属、Fe2
O3 、SnO2 等の金属酸化物等も使用できる。着色染
料は、一般に繊維類の転写捺染や熱転写インク中に使用
される、分散染料、油溶染料、酸性染料、媒染染料、バ
ット染料、塩基性染料等の中から選ぶことができる。そ
の具体例としては、アゾ系、アントラキノン系、ニトロ
系、スチリル系、ナフトキノン系、キノフタロン系、ア
ゾメチン系、クマリン系、縮合多環系等の染料を挙げる
ことができる。また、燐光・蛍光顔料等も使用できる。
着色顔料の具体例として、シアン色色素としては、ダイ
アセリトンファストブリリアントブル−R(三菱化成社
製、商品名)、カヤロンポリエステルブル−B−SFコ
ンク(日本化薬社製、商品名)等、マゼンタ色色素とし
てはダイアセリトンファストレッドR(三菱化成社製、
商品名)、カヤロンポリエステルピンクRCL−E(日
本化薬社製、商品名)等、イエロー色色素としては、カ
ヤロンポリエステルライトイエロー5G−S(日本化薬
社製、商品名)、アイゼンスピロインエロ−GRH(保
土谷化学社製、商品名)等を挙げることができる。また
シアン色顔料としては、セルリアンブル−、フタロシア
ニンブル−等、マゼンタ色顔料としてはブリリアントカ
ルミン、アルザリンレイク等、イエロー顔料としてはハ
ンザイエロー、ビスアゾイエロー等、黒色顔料としては
カーボンブラック、黒鉛、オイルブラック等を挙げるこ
とができる。さらに、Fe、Ni、Al等の金属、Fe2
O3 、SnO2 等の金属酸化物等も使用できる。着色染
料は、一般に繊維類の転写捺染や熱転写インク中に使用
される、分散染料、油溶染料、酸性染料、媒染染料、バ
ット染料、塩基性染料等の中から選ぶことができる。そ
の具体例としては、アゾ系、アントラキノン系、ニトロ
系、スチリル系、ナフトキノン系、キノフタロン系、ア
ゾメチン系、クマリン系、縮合多環系等の染料を挙げる
ことができる。また、燐光・蛍光顔料等も使用できる。
【0013】金属薄膜層3は、Te、Sn、Al、B
i、Pb、Zn等の金属またはこれらの合金、あるいは
Teカーバイド等の上記金属の化合物を、真空蒸着法、
スパッタ法、CVD法、メッキ法等により、支持体1上
に設けられた着色層2の上面に形成することができる。
この場合、金属薄膜層3は、感熱記録層として利用され
得るように、好ましくは低融点であり、さらにその厚さ
は、100Å乃至1μm、好ましくは300及至600
Å程度に選定されている。
i、Pb、Zn等の金属またはこれらの合金、あるいは
Teカーバイド等の上記金属の化合物を、真空蒸着法、
スパッタ法、CVD法、メッキ法等により、支持体1上
に設けられた着色層2の上面に形成することができる。
この場合、金属薄膜層3は、感熱記録層として利用され
得るように、好ましくは低融点であり、さらにその厚さ
は、100Å乃至1μm、好ましくは300及至600
Å程度に選定されている。
【0014】本発明は、接着層4の構成材料に、変性シ
リコーンオイルを少なくとも含有していることを特徴と
するものである。接着層4に使用される樹脂としては、
金属薄膜層3と保護層5との間で、これらの相互接着性
を向上させ、また保護層5と共に金属薄膜層3を物理的
及び科学的に保護する機能を有していること、さらにま
た、感熱記録による金属薄膜層3の破壊を助長して熱エ
ネルギー感度を向上させる働きを有するものが選択され
る。具体的には、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、アミノアルキ
ッド系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は単独でも2
種以上を混合しても使用可能である。
リコーンオイルを少なくとも含有していることを特徴と
するものである。接着層4に使用される樹脂としては、
金属薄膜層3と保護層5との間で、これらの相互接着性
を向上させ、また保護層5と共に金属薄膜層3を物理的
及び科学的に保護する機能を有していること、さらにま
た、感熱記録による金属薄膜層3の破壊を助長して熱エ
ネルギー感度を向上させる働きを有するものが選択され
る。具体的には、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、エポキシ系樹脂、セルロース系樹脂、アミノアルキ
ッド系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は単独でも2
種以上を混合しても使用可能である。
【0015】本発明の変性シリコーンオイルは、ジメチ
ルポリシロキサンのメチル基の一部に各種の有機基を導
入したシリコーンオイルが好適に使用される。変性シリ
コーンオイルの具体例としては、オレフィン変性シリコ
ーンオイル、メチルスチレン変性シリコーンオイル、ポ
リエーテル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリ
コーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、メルカプ
ト変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイ
ル、カルボキシル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸変
性シリコーンオイル、シリコーンジオール、シリコーン
ジアミン等があげられる。
ルポリシロキサンのメチル基の一部に各種の有機基を導
入したシリコーンオイルが好適に使用される。変性シリ
コーンオイルの具体例としては、オレフィン変性シリコ
ーンオイル、メチルスチレン変性シリコーンオイル、ポ
リエーテル変性シリコーンオイル、アルコール変性シリ
コーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、メルカプ
ト変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイ
ル、カルボキシル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸変
性シリコーンオイル、シリコーンジオール、シリコーン
ジアミン等があげられる。
【0016】これらの変性シリコーンオイルを式で示す
と下記のとおりである。
と下記のとおりである。
【化1】
【0017】オレフィン変性シリコーンオイル: 式I
において、Rがメチル基であり、Aが炭素数2〜30の
アルキル基である化合物。 メチルスチレン系シリコーンオイル: 式Iにおいて、
Rがメチル基であり、Aがα−メチルフェニルエチル基
である化合物。 ポリエーテル変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、
Rがメチル基であり、Aが−CH2 CH2 O(C2 H4
O)a (C3 H6 O)b R1 (a及びbは1〜50の整
数、R1 はアルキル基を示す)で表される化合物。
において、Rがメチル基であり、Aが炭素数2〜30の
アルキル基である化合物。 メチルスチレン系シリコーンオイル: 式Iにおいて、
Rがメチル基であり、Aがα−メチルフェニルエチル基
である化合物。 ポリエーテル変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、
Rがメチル基であり、Aが−CH2 CH2 O(C2 H4
O)a (C3 H6 O)b R1 (a及びbは1〜50の整
数、R1 はアルキル基を示す)で表される化合物。
【0018】アルコール変性シリコーンオイル: 式I
において、一方のR及び/またはAが炭素数1〜30の
ヒドロキシアルキル基であり、残りがメチル基である化
合物。 シリコーンジオール: 式Iにおいて、Rが炭素数1〜
30のヒドロキシアルキル基であり、Aがメチル基であ
る化合物。 メルカプト変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、R
がメチル基であり、Aが−CH2 CH2 CH2 SHであ
る化合物。
において、一方のR及び/またはAが炭素数1〜30の
ヒドロキシアルキル基であり、残りがメチル基である化
合物。 シリコーンジオール: 式Iにおいて、Rが炭素数1〜
30のヒドロキシアルキル基であり、Aがメチル基であ
る化合物。 メルカプト変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、R
がメチル基であり、Aが−CH2 CH2 CH2 SHであ
る化合物。
【0018】エポキシ変性シリコーンオイル: 式Iに
おいて、R及びAの少なくとも1個が
おいて、R及びAの少なくとも1個が
【化2】 (aは1〜30の整数を示す)であり、残りがメチル基
である化合物。 カルボキシル変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、
Rがメチル基であり、Aが−Cx HxaCOOH(x,a
は1〜30の整数)である化合物。 高級脂肪酸変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、A
がメチル基であり、Rが−R2 OCOR3 (R2 はC1
〜C30のアルキレン基、R3 はC1 〜C30のアルキル基
を示す)である化合物。
である化合物。 カルボキシル変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、
Rがメチル基であり、Aが−Cx HxaCOOH(x,a
は1〜30の整数)である化合物。 高級脂肪酸変性シリコーンオイル: 式Iにおいて、A
がメチル基であり、Rが−R2 OCOR3 (R2 はC1
〜C30のアルキレン基、R3 はC1 〜C30のアルキル基
を示す)である化合物。
【0020】シリコーンジアミン: 式Iにおいて、A
がメチル基、Rがアミノプロピル基である化合物。 アミノ変性シリコンオイル: 一般式
がメチル基、Rがアミノプロピル基である化合物。 アミノ変性シリコンオイル: 一般式
【化3】 (式中m,nは1以上の整数、Rはメチル基又はメトキ
シ基、Bは−CH2 CH2 CH2 NHCH2 CH2 NH
2 又は−CH2 CH2 CH2 NH2 を示す)で表される
化合物。
シ基、Bは−CH2 CH2 CH2 NHCH2 CH2 NH
2 又は−CH2 CH2 CH2 NH2 を示す)で表される
化合物。
【0021】これらの変性シリコーンオイルは単独で
も、2種類以上混合しても使用可能である。本発明の変
性シリコーンオイルは上記具体例で示された変性シリコ
ーンオイルに特に限定されるものではない。接着層中の
前記変性シリコーンオイルの含有量は、接着層中の全固
形分比率で0.1〜5重量%の範囲であることが必要で
ある。さらに好ましくは0.5〜2重量%の範囲がよ
い。変性シリコーンオイルの含有量が0.1重量%より
少ない場合は、金属薄膜層3との接着強度が低下し、物
理的衝撃により保護層5が剥離したりする。保護層5が
剥離したところは金属薄膜層3が表面部に露呈するの
で、耐薬品性が悪くなる。また溌水効果が低下すること
からも耐薬品性が悪くなる。含有量が5重量%より多い
場合は、接着層全体が熱的にかなり柔らかくなるので、
耐熱性や耐摩耗性が悪くなり、金属薄膜層を物理的衝撃
や薬品等から保護する能力が著しく低下する。また、こ
の耐熱性の低下は、感熱ヘッドの寿命を縮めるスティッ
キングやカス付着の原因にもなる。
も、2種類以上混合しても使用可能である。本発明の変
性シリコーンオイルは上記具体例で示された変性シリコ
ーンオイルに特に限定されるものではない。接着層中の
前記変性シリコーンオイルの含有量は、接着層中の全固
形分比率で0.1〜5重量%の範囲であることが必要で
ある。さらに好ましくは0.5〜2重量%の範囲がよ
い。変性シリコーンオイルの含有量が0.1重量%より
少ない場合は、金属薄膜層3との接着強度が低下し、物
理的衝撃により保護層5が剥離したりする。保護層5が
剥離したところは金属薄膜層3が表面部に露呈するの
で、耐薬品性が悪くなる。また溌水効果が低下すること
からも耐薬品性が悪くなる。含有量が5重量%より多い
場合は、接着層全体が熱的にかなり柔らかくなるので、
耐熱性や耐摩耗性が悪くなり、金属薄膜層を物理的衝撃
や薬品等から保護する能力が著しく低下する。また、こ
の耐熱性の低下は、感熱ヘッドの寿命を縮めるスティッ
キングやカス付着の原因にもなる。
【0022】接着層の厚さは、0.1〜5μmの範囲で
あることが望ましい。好ましくは1〜2μmの範囲がよ
い。0.1より薄いと耐薬品性、物理的衝撃に対する耐
性が悪くなる。5μmより厚いと印字エネルギー態度が
悪くなる。未変性のシリコーンオイルは、溌水・溌油性
を有しているため、保護層5を塗工等で設ける場合、ハ
ジキ等の問題が発生する。また、保護層5との接着力も
悪い。接着層4は上記樹脂に上記油脂を必要に応じて有
機・無機の顔料(前述の着色顔料含む)、可塑剤、安定
剤、硬化剤、分散剤、有機溶剤と共に、3本ロールやデ
ィスパー等の攪拌機で十分に分散もしくは溶解、混合す
ることにより作製された塗料またはインキを用い、公知
のグラビア法、ロール法、ナイフエッジ法、オフセット
法等の塗布方法または印刷方法により金属薄膜層3上に
形成される。
あることが望ましい。好ましくは1〜2μmの範囲がよ
い。0.1より薄いと耐薬品性、物理的衝撃に対する耐
性が悪くなる。5μmより厚いと印字エネルギー態度が
悪くなる。未変性のシリコーンオイルは、溌水・溌油性
を有しているため、保護層5を塗工等で設ける場合、ハ
ジキ等の問題が発生する。また、保護層5との接着力も
悪い。接着層4は上記樹脂に上記油脂を必要に応じて有
機・無機の顔料(前述の着色顔料含む)、可塑剤、安定
剤、硬化剤、分散剤、有機溶剤と共に、3本ロールやデ
ィスパー等の攪拌機で十分に分散もしくは溶解、混合す
ることにより作製された塗料またはインキを用い、公知
のグラビア法、ロール法、ナイフエッジ法、オフセット
法等の塗布方法または印刷方法により金属薄膜層3上に
形成される。
【0023】保護層5は、接着層4と同様、金属薄膜層
3を物理的及び化学的に保護すると共に、感熱記録の際
には、スティッキングやカスの付着が起こらないよう設
計する必要がある。本発明によれば、保護層5は少なく
とも耐熱性樹脂、滑剤からなるように構成されている。
以下保護層5の材料について具体的に述べる。上記耐熱
性樹脂は、例えばポリエステル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、エポキシ系樹脂、各種繊維素系樹脂、ポリイミド
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、フェノール系樹脂、アルキッド
系樹脂、メラミン系樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン
系樹脂、フッ素系樹脂及びこれらの樹脂間の共重合体か
ら成る熱可塑性樹脂類、熱硬化性樹脂類、UV硬化性樹
脂類、EB硬化性樹脂類のうち、少なくとも1つから構
成されており、そのガラス転移点(Tg)は、30℃以
上、好ましくは50℃以上に選定されている。ここで、
Tgが30℃より低い場合には、感熱記録の際に、ステ
ィッキングが生じたり、耐摩耗性が低下したりする。
3を物理的及び化学的に保護すると共に、感熱記録の際
には、スティッキングやカスの付着が起こらないよう設
計する必要がある。本発明によれば、保護層5は少なく
とも耐熱性樹脂、滑剤からなるように構成されている。
以下保護層5の材料について具体的に述べる。上記耐熱
性樹脂は、例えばポリエステル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、エポキシ系樹脂、各種繊維素系樹脂、ポリイミド
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポ
リカーボネート系樹脂、フェノール系樹脂、アルキッド
系樹脂、メラミン系樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン
系樹脂、フッ素系樹脂及びこれらの樹脂間の共重合体か
ら成る熱可塑性樹脂類、熱硬化性樹脂類、UV硬化性樹
脂類、EB硬化性樹脂類のうち、少なくとも1つから構
成されており、そのガラス転移点(Tg)は、30℃以
上、好ましくは50℃以上に選定されている。ここで、
Tgが30℃より低い場合には、感熱記録の際に、ステ
ィッキングが生じたり、耐摩耗性が低下したりする。
【0024】上記滑剤は、感熱ヘッドとのスティッキン
グを防止すると共に、摩擦係数を小さくして、耐摩耗性
を向上させる機能を有しており、ポリエチレンワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等のワックス類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム等の高級脂肪酸金属塩、ステアリン酸アミド、
ベヘン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等の油脂類、シリ
コーンオイル、テフロン微粉末、窒化ホウ素微粉末等の
公知の材料が使用され、必要に応じて、シリカ、炭酸カ
ルシウル、水酸化マグネシウム、ゼオライト、クレー、
タルク等の耐熱無機顔料も使用され得る。使用する顔料
の粒系は0.1〜10μm、特に1〜5μmの範囲が好
ましい。保護層5も接着層4と同様な方法により接着層
上に形成去れる。保護層5の厚さは、接着層4と同様の
理由から、0.1〜5、特に1〜2μmの範囲が好まし
い。
グを防止すると共に、摩擦係数を小さくして、耐摩耗性
を向上させる機能を有しており、ポリエチレンワック
ス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等のワックス類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カ
ルシウム等の高級脂肪酸金属塩、ステアリン酸アミド、
ベヘン酸アミド等の高級脂肪酸アミド等の油脂類、シリ
コーンオイル、テフロン微粉末、窒化ホウ素微粉末等の
公知の材料が使用され、必要に応じて、シリカ、炭酸カ
ルシウル、水酸化マグネシウム、ゼオライト、クレー、
タルク等の耐熱無機顔料も使用され得る。使用する顔料
の粒系は0.1〜10μm、特に1〜5μmの範囲が好
ましい。保護層5も接着層4と同様な方法により接着層
上に形成去れる。保護層5の厚さは、接着層4と同様の
理由から、0.1〜5、特に1〜2μmの範囲が好まし
い。
【0025】尚、バインダー、滑剤及び顔料の含有量比
率は、好ましくはそれぞれ50〜95重量%、2〜30
重量%、2〜40重量%である。滑剤の含有率が2重量
%より少なく場合は耐摩耗性が劣化し、感熱記録の際、
スティッキングを生じる。30重量%を超える場合は保
護層の耐熱性が劣化し、感熱ヘッドのカス付着が多くな
る。顔料の含有率が2重量%より少ない場合は、感熱ヘ
ッドのカス付着が多くなる。40重量%を超える場合
は、地肌濃度が増し、外観が悪くなり、さらには感熱ヘ
ッドを著しくさせる。
率は、好ましくはそれぞれ50〜95重量%、2〜30
重量%、2〜40重量%である。滑剤の含有率が2重量
%より少なく場合は耐摩耗性が劣化し、感熱記録の際、
スティッキングを生じる。30重量%を超える場合は保
護層の耐熱性が劣化し、感熱ヘッドのカス付着が多くな
る。顔料の含有率が2重量%より少ない場合は、感熱ヘ
ッドのカス付着が多くなる。40重量%を超える場合
は、地肌濃度が増し、外観が悪くなり、さらには感熱ヘ
ッドを著しくさせる。
【0026】アンカー層6は、着色層2と金属薄膜層3
との間で、これら相互の接着性を向上させると共に、感
熱記録の際には、該金属薄膜層3の破壊を促進させるこ
とにより、熱エネルギー感度を向上させる機能を有して
いる。このため適度の熱可塑性を有する樹脂、具体的に
は、例えばポリスチレン、ポリメタクリルメタクリレー
ト等のアクリル系樹脂、セルロースアセテートプロピオ
ネート等のセルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
エポキシ系樹脂、アミノアルキッド系樹脂及びこれらの
樹脂の共重合体等の単独または2種以上を混合して使用
され得る。さらに熱可塑性を制御するため、可塑剤やワ
ックス等の熱溶融性物質を添加するようにしてもよく、
また一定の耐溶剤性を付与して次の層の形成を容易にす
るために、硬化剤を添加するようにしてもよい。さら
に、金属薄膜層の光沢度を制御するために、前述の保護
層5で使用される得る顔料を添加してもよい。アンカー
層6も先述の接着層4、保護層5と同様に形成される。
アンカー層の厚さは特に規定されるものではないが、着
色層が磁気記録層である場合は、アンカー層が厚いと磁
気記録の読み取り、書き込みに支障がでるため、磁気記
録層の特性を考慮して、決定する。
との間で、これら相互の接着性を向上させると共に、感
熱記録の際には、該金属薄膜層3の破壊を促進させるこ
とにより、熱エネルギー感度を向上させる機能を有して
いる。このため適度の熱可塑性を有する樹脂、具体的に
は、例えばポリスチレン、ポリメタクリルメタクリレー
ト等のアクリル系樹脂、セルロースアセテートプロピオ
ネート等のセルロース系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
エポキシ系樹脂、アミノアルキッド系樹脂及びこれらの
樹脂の共重合体等の単独または2種以上を混合して使用
され得る。さらに熱可塑性を制御するため、可塑剤やワ
ックス等の熱溶融性物質を添加するようにしてもよく、
また一定の耐溶剤性を付与して次の層の形成を容易にす
るために、硬化剤を添加するようにしてもよい。さら
に、金属薄膜層の光沢度を制御するために、前述の保護
層5で使用される得る顔料を添加してもよい。アンカー
層6も先述の接着層4、保護層5と同様に形成される。
アンカー層の厚さは特に規定されるものではないが、着
色層が磁気記録層である場合は、アンカー層が厚いと磁
気記録の読み取り、書き込みに支障がでるため、磁気記
録層の特性を考慮して、決定する。
【0027】磁気記録層7は、磁気材料をバインダー樹
脂中に分散させてなるものであって、画像表示に関連
し、または対応したデータ等を記録する機能を有してお
り、適宜の構成の磁気カード読み取り、書き込み装置に
よって、データが読み書きされ得るようになっている。
磁性材料としては、Fe2O3 、バリウムフェライトその他
のフェライト類、マグネタイト等、鉄、ニッケル、マン
ガン、クロム等の金属或いはそれらの合金等、公知のも
のならば如何なるものでも使用することができ、また、
バインダー樹脂としては、着色層に関して例示したもの
が同様に使用できる。磁気記録層の膜厚は、通常0.1
〜30μmの範囲に設定される。本発明でいう磁気記録
層7は単層でもよいし、磁気特性の異なる二層の積層か
ら構成されていてもよい。また磁気記録層7は全面ベタ
の塗布層、ストライブ状およびバーコード状等の部分的
な塗布層であってもよい。また、本発明において、磁気
記録層を支持体と金属薄膜層の間に設ける際は、着色層
は必ずしも設けなくともよい。
脂中に分散させてなるものであって、画像表示に関連
し、または対応したデータ等を記録する機能を有してお
り、適宜の構成の磁気カード読み取り、書き込み装置に
よって、データが読み書きされ得るようになっている。
磁性材料としては、Fe2O3 、バリウムフェライトその他
のフェライト類、マグネタイト等、鉄、ニッケル、マン
ガン、クロム等の金属或いはそれらの合金等、公知のも
のならば如何なるものでも使用することができ、また、
バインダー樹脂としては、着色層に関して例示したもの
が同様に使用できる。磁気記録層の膜厚は、通常0.1
〜30μmの範囲に設定される。本発明でいう磁気記録
層7は単層でもよいし、磁気特性の異なる二層の積層か
ら構成されていてもよい。また磁気記録層7は全面ベタ
の塗布層、ストライブ状およびバーコード状等の部分的
な塗布層であってもよい。また、本発明において、磁気
記録層を支持体と金属薄膜層の間に設ける際は、着色層
は必ずしも設けなくともよい。
【0028】尚、アンカー層6、着色層2の少なくとも
何れかの一つの層内に、平均粒径1〜5μmの顔料を混
入させた場合には、塗工層のギラツキが減少せしめら
れ、これによって記録された画像表示が見易いものにな
る。この顔料の平均粒径が1μm未満の場合には、ギラ
ツキ防止の効果が現れず、また10μm以下の場合に
は、表面部の凹凸が大きくなるため、感熱ヘッドとの接
触面積が小さくなり、印字カスレや印字欠け等感熱記録
が充分に行われなくなってしまう。顔料としては、例え
ば、シリカ、炭酸カルシウム水酸化アルミニウム、クレ
ー、タルク等の無機系白色顔料、架橋ポリスチレン、ポ
リエチレンビーズ、シリコーン系ビーズ等有機系の透明
または白色顔料、鉛丹、群青、チタニウムイエロー、赤
口黄鉛、プラスチックタイプ蛍光顔料等の着色顔料が使
用され得る。保護層(II)8は保護層5の材料がそのま
ま適用できる。
何れかの一つの層内に、平均粒径1〜5μmの顔料を混
入させた場合には、塗工層のギラツキが減少せしめら
れ、これによって記録された画像表示が見易いものにな
る。この顔料の平均粒径が1μm未満の場合には、ギラ
ツキ防止の効果が現れず、また10μm以下の場合に
は、表面部の凹凸が大きくなるため、感熱ヘッドとの接
触面積が小さくなり、印字カスレや印字欠け等感熱記録
が充分に行われなくなってしまう。顔料としては、例え
ば、シリカ、炭酸カルシウム水酸化アルミニウム、クレ
ー、タルク等の無機系白色顔料、架橋ポリスチレン、ポ
リエチレンビーズ、シリコーン系ビーズ等有機系の透明
または白色顔料、鉛丹、群青、チタニウムイエロー、赤
口黄鉛、プラスチックタイプ蛍光顔料等の着色顔料が使
用され得る。保護層(II)8は保護層5の材料がそのま
ま適用できる。
【0029】本発明の感熱記録媒体は以上のように構成
されており、感熱ヘッドの熱エネルギーによる物理的変
化によって、確実に画像が形成される。また表面が保護
層により覆われていることから、耐熱性、耐光性、耐薬
品性を有しており、さらに磁気記録層を形成することに
より、例えばプリペイドカードとして使用する場合に
は、放電方式、感熱記録方式のいずれの方式にも利用さ
れることから、汎用性の高いプリペイドカードが提供さ
れ得る。次に、本発明による感熱記録媒体の実施例につ
いて述べる。
されており、感熱ヘッドの熱エネルギーによる物理的変
化によって、確実に画像が形成される。また表面が保護
層により覆われていることから、耐熱性、耐光性、耐薬
品性を有しており、さらに磁気記録層を形成することに
より、例えばプリペイドカードとして使用する場合に
は、放電方式、感熱記録方式のいずれの方式にも利用さ
れることから、汎用性の高いプリペイドカードが提供さ
れ得る。次に、本発明による感熱記録媒体の実施例につ
いて述べる。
【0030】
実施例1 厚さ188μmの乳白色のポリエチレンテレフタレート
フィルムの支持体の表面に、以下の各層の塗工等により
順次積層することにより、本発明の感熱記録媒体を作製
した。 1.着色層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾
燥後に厚さ及び表面平滑度がそれぞれ3μm、500秒
となるように支持体上に塗布した。 ・線状ポリエステル樹脂(東洋紡社製:バイロン200) 36部 ・カーボン 5部 ・微粉末シリカ 5部 (徳山曹達社製:ファインシール X70、平均粒径2.0μm) ・イソシアネート系硬化剤 2部 (日本ポリウレタン社製:コロネートL) ・メチルエチルケトン 93部 ・トルエン 51部
フィルムの支持体の表面に、以下の各層の塗工等により
順次積層することにより、本発明の感熱記録媒体を作製
した。 1.着色層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾
燥後に厚さ及び表面平滑度がそれぞれ3μm、500秒
となるように支持体上に塗布した。 ・線状ポリエステル樹脂(東洋紡社製:バイロン200) 36部 ・カーボン 5部 ・微粉末シリカ 5部 (徳山曹達社製:ファインシール X70、平均粒径2.0μm) ・イソシアネート系硬化剤 2部 (日本ポリウレタン社製:コロネートL) ・メチルエチルケトン 93部 ・トルエン 51部
【0031】2.金属薄膜層:真空蒸着法により、スズ
を水晶振動子法による膜厚測定法で測定したときに60
0Åとなるように蒸着した。 3.接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾
燥後に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の
接着層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(UCC社製:VAGH) 67部 ・アクリル系樹脂 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) 28部 ・オレフィン変性シリコーンオイル 2部 (信越化学工業社製:KF−413) ・メチルエチルケトン 300部 ・トルエン 600部
を水晶振動子法による膜厚測定法で測定したときに60
0Åとなるように蒸着した。 3.接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾
燥後に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の
接着層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(UCC社製:VAGH) 67部 ・アクリル系樹脂 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) 28部 ・オレフィン変性シリコーンオイル 2部 (信越化学工業社製:KF−413) ・メチルエチルケトン 300部 ・トルエン 600部
【0032】4.保護層:以下の組成のものを乾燥温度
110℃で乾燥後に厚さが1.0μmとなるように塗布
し、本発明の保護層を形成した。 ・エポキシ樹脂 16部 (油化シェルエポキシ社製:エピコート1010 Tg85℃) ・ポリエステル樹脂(東洋紡社製:バイロン290 Tg80℃) 16部 ・滑剤(三井化学工業社製:三井ハイワックス 100P) 4部 ・顔料 4部 テトラフルオロエチレン (喜多村社製:KTL500F) ・トルエン 190部 ・メチルエチルケトン 190部
110℃で乾燥後に厚さが1.0μmとなるように塗布
し、本発明の保護層を形成した。 ・エポキシ樹脂 16部 (油化シェルエポキシ社製:エピコート1010 Tg85℃) ・ポリエステル樹脂(東洋紡社製:バイロン290 Tg80℃) 16部 ・滑剤(三井化学工業社製:三井ハイワックス 100P) 4部 ・顔料 4部 テトラフルオロエチレン (喜多村社製:KTL500F) ・トルエン 190部 ・メチルエチルケトン 190部
【0033】実施例2 厚さ188μmの乳白色のポリエチレンテレフタレート
フィルムの支持体の表面に、以下の各層を塗工等により
順次積層することにより、本発明の感熱記録媒体を作製
した。 1.着色層(磁気層) ・磁 性 粉:バリウムフェライト 100部 BaO・6(Fe2 O3 )(保磁力 2750エルステッド) ・バインダー:塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 20部 (UCC社製、商品名VAGH) ポリウレタン樹脂 20部 (日本ポリウレタン社製、ニッポランN−2304) ・顔 料:カーボンブラック 3部 ・分 散 剤:レシチン 1部 ・溶 剤:トルエン 60部 メチルエチルケトン 60部 メチルイソブチルケトン 60部
フィルムの支持体の表面に、以下の各層を塗工等により
順次積層することにより、本発明の感熱記録媒体を作製
した。 1.着色層(磁気層) ・磁 性 粉:バリウムフェライト 100部 BaO・6(Fe2 O3 )(保磁力 2750エルステッド) ・バインダー:塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 20部 (UCC社製、商品名VAGH) ポリウレタン樹脂 20部 (日本ポリウレタン社製、ニッポランN−2304) ・顔 料:カーボンブラック 3部 ・分 散 剤:レシチン 1部 ・溶 剤:トルエン 60部 メチルエチルケトン 60部 メチルイソブチルケトン 60部
【0034】上記混合液をボールミルで8時間分散後、 ・硬 化 剤:ポリイソシアネート 75%酢酸エチル溶液 12部 (日本ポリウレンタン社製、商品名コロネートL) 上記硬化剤を加え、さらに1時間分散後、厚さ188μ
mの乳白色のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、ソルベントコーティング法により塗布し、塗料が末
乾燥状態の間に磁場配向処理装置によって配向処理を行
い、100℃で5分間乾燥し、厚さ15μm、表面平滑
度500秒の磁気記録層を形成した。
mの乳白色のポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、ソルベントコーティング法により塗布し、塗料が末
乾燥状態の間に磁場配向処理装置によって配向処理を行
い、100℃で5分間乾燥し、厚さ15μm、表面平滑
度500秒の磁気記録層を形成した。
【0035】2.アンカー層:以下の組成のものを乾燥
温度110℃で、乾燥後の塗布量が1.8g/m2 とな
るよう塗布した。 ・水性ポリオレフィン系樹脂 100部 (製鉄化学社製:ザイクセンAC 固形分30%) ・微粉末シリカ 5部 (徳山曹達社製:ファインシール X70、平均粒径 2.0μm) ・トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート 1部 ・イソプロピオアルコール 15部 ・水 25部
温度110℃で、乾燥後の塗布量が1.8g/m2 とな
るよう塗布した。 ・水性ポリオレフィン系樹脂 100部 (製鉄化学社製:ザイクセンAC 固形分30%) ・微粉末シリカ 5部 (徳山曹達社製:ファインシール X70、平均粒径 2.0μm) ・トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート 1部 ・イソプロピオアルコール 15部 ・水 25部
【0036】3.金属薄膜層:真空蒸着法により、スズ
を水晶振動子法による膜厚測定法で測定したときに60
0Åとなるように蒸着した。 4.接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾
燥後に厚さが0.75μmとなるように塗布し、本発明
の接着層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学社製:エスレックM) 56部 ・アクリル系樹脂(酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) 24部 ・アルコール変性シリコーンオイル 1部 (東芝シリコーン社製: TSF4750) ・メチルエチルケトン 30部 ・トルエン 60部
を水晶振動子法による膜厚測定法で測定したときに60
0Åとなるように蒸着した。 4.接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾
燥後に厚さが0.75μmとなるように塗布し、本発明
の接着層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学社製:エスレックM) 56部 ・アクリル系樹脂(酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) 24部 ・アルコール変性シリコーンオイル 1部 (東芝シリコーン社製: TSF4750) ・メチルエチルケトン 30部 ・トルエン 60部
【0037】5.保護層:以下の組成のものを乾燥温度
100℃で乾燥後に厚さが0.75μmとなるように塗
布し、本発明の保護層を形成した。 ・アクリル系樹脂 15部 (サイデン化学社製:サイビノールS−14 Tg80℃) ・ポリウレタン樹脂 15部 (三菱化成社製:マイテックMX−4014 Tg70℃) ・滑剤 5部 (アクセル社製:Mold Wiz F−57 固形分 8%) ・顔料 水酸化アルミウム 5部 ・トルエン 190部 ・メチルエチルケトン 114部 ・シクロヘキサノン 76部
100℃で乾燥後に厚さが0.75μmとなるように塗
布し、本発明の保護層を形成した。 ・アクリル系樹脂 15部 (サイデン化学社製:サイビノールS−14 Tg80℃) ・ポリウレタン樹脂 15部 (三菱化成社製:マイテックMX−4014 Tg70℃) ・滑剤 5部 (アクセル社製:Mold Wiz F−57 固形分 8%) ・顔料 水酸化アルミウム 5部 ・トルエン 190部 ・メチルエチルケトン 114部 ・シクロヘキサノン 76部
【0038】実施例3 実施例2において、接着層の油脂成分を除いた他はすべ
て実施例2と同様にして、実施例3の感熱記録媒体を作
製した。 接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾燥後
に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の接着
層を形成した。 ・ポリウレタン系樹脂 45部 (三菱化成社製:MX−4014) ・エポキシ系樹脂 45部 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) ・高級脂肪酸変性シリコーンオイル (東芝シリコーン社製:TSF410) 1部 ・メチルエチルケトン 30部 ・トルエン 60部
て実施例2と同様にして、実施例3の感熱記録媒体を作
製した。 接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾燥後
に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の接着
層を形成した。 ・ポリウレタン系樹脂 45部 (三菱化成社製:MX−4014) ・エポキシ系樹脂 45部 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) ・高級脂肪酸変性シリコーンオイル (東芝シリコーン社製:TSF410) 1部 ・メチルエチルケトン 30部 ・トルエン 60部
【0039】比較例1 実施例2において、着色層の変性シリコーンオイル成分
を除いた他はすべて実施例2と同様にして、比較用の感
熱記録媒体を作製した。 比較例2 実施例2の接着層を以下に変更した以外はすべて実施例
2と同様にして、比較用の感熱記録媒体を作製した。 接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾燥後
に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の接着
層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 67部 (電気化学工業社製:デンカビニル1000GKT) ・アクリル系樹脂 28部 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) ・未変性ジメチルポリシロキサン系シリコーンオイル (信越化学工業社製:KF96) 0.2部 ・メチルエチルケトン 300部 ・トルエン 600部
を除いた他はすべて実施例2と同様にして、比較用の感
熱記録媒体を作製した。 比較例2 実施例2の接着層を以下に変更した以外はすべて実施例
2と同様にして、比較用の感熱記録媒体を作製した。 接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾燥後
に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の接着
層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 67部 (電気化学工業社製:デンカビニル1000GKT) ・アクリル系樹脂 28部 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) ・未変性ジメチルポリシロキサン系シリコーンオイル (信越化学工業社製:KF96) 0.2部 ・メチルエチルケトン 300部 ・トルエン 600部
【0040】比較例3 実施例2の接着層を以下に変更した以外はすべて実施例
2と同様にして、比較用の感熱記録媒体を作製した。 接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾燥後
に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の接着
層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部 (電気化学工業社製:デンカビニル1000GKT) ・アクリル系樹脂 20部 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) ・オレフィン変性シリコーンオイル (信越化学工業社製: KF−413) 20部 ・メチルエチルケトン 300部 ・トルエン 600部
2と同様にして、比較用の感熱記録媒体を作製した。 接着層:以下の組成のものを乾燥温度110℃で乾燥後
に厚さが1.0μmとなるように塗布し、本発明の接着
層を形成した。 ・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 20部 (電気化学工業社製:デンカビニル1000GKT) ・アクリル系樹脂 20部 (酸価:54、OH価:36、Tg:86℃) ・オレフィン変性シリコーンオイル (信越化学工業社製: KF−413) 20部 ・メチルエチルケトン 300部 ・トルエン 600部
【0041】以上に説明した実施例及び比較例につい
て、下記の諸特性評価テストを実施したところ、以下の
表1に示す結果が得られた。 (1)記録特性 6本/mmのドット密度をもつ薄膜型感熱ヘッドを搭載
した感熱印字装置により、パルス幅2.5ms、印加エ
ネルギー0.6Wで印字記録を行った。記録濃度及び地
肌濃度はマクベス濃度計RD−914(ビジュアルフィ
ルター)を用いて測定した。 (2)ヘッドマッチング性 上記の記録条件で連続10000回の印字を行い、ステ
ィック、カス付着状況を調べた。 (3)耐光性 フェードメーターで6時間露光後、記録部分及び地肌の
濃度を同様にマクベス濃度計で測定した。 (4)耐水性 20℃の水に3日間浸漬し、耐水性を調べた。 (5)耐アルコール性 エタノールの50%水溶液を滴下して2分後に拭き取
り、耐アルコール性を調べた。 (6)耐酸性 5%の酢酸水に24時間浸漬して、耐酸性を調べた。 (7)耐アルカリ性 1%の炭酸ナトリウム水溶液に24時間浸漬して、耐ア
ルカリ性を調べた。
て、下記の諸特性評価テストを実施したところ、以下の
表1に示す結果が得られた。 (1)記録特性 6本/mmのドット密度をもつ薄膜型感熱ヘッドを搭載
した感熱印字装置により、パルス幅2.5ms、印加エ
ネルギー0.6Wで印字記録を行った。記録濃度及び地
肌濃度はマクベス濃度計RD−914(ビジュアルフィ
ルター)を用いて測定した。 (2)ヘッドマッチング性 上記の記録条件で連続10000回の印字を行い、ステ
ィック、カス付着状況を調べた。 (3)耐光性 フェードメーターで6時間露光後、記録部分及び地肌の
濃度を同様にマクベス濃度計で測定した。 (4)耐水性 20℃の水に3日間浸漬し、耐水性を調べた。 (5)耐アルコール性 エタノールの50%水溶液を滴下して2分後に拭き取
り、耐アルコール性を調べた。 (6)耐酸性 5%の酢酸水に24時間浸漬して、耐酸性を調べた。 (7)耐アルカリ性 1%の炭酸ナトリウム水溶液に24時間浸漬して、耐ア
ルカリ性を調べた。
【0042】(8)耐食塩水性 5%の食塩水に24時間浸漬して、耐食塩水性を調べ
た。 (9)耐油性 綿実油を塗布し、20℃に24時間放置して耐油性を調
べた。 (10)耐可塑剤性 プラスチック消しゴム(トンボモノ)を100gの加重
をかけてのせ、20℃で24時間放置して耐可塑剤性を
調べた。 (11)耐熱性 100℃の乾燥機に10分間放置後、常温に戻してか
ら、爪によるスクラッチを行い、耐熱性を調べた。 (12)耐摩耗性 自動改札のゲートを同一方向に2000回通過させ耐摩
耗性を調べた。 (13)接着性 セロテープ剥離試験を行い、接着層、保護層等各層界面
の接着性を調べた。 (14)耐洗濯性 約35℃のお湯30cc対して中性洗剤約40mgを入
れ、カードを15分間洗濯する。以上の評価結果を表1
に○△×の3段階で示した。このように、実施例1〜3
は、比較例1〜3に比べて、テストの全ての項目に関し
て、優れていることが明らかになった。
た。 (9)耐油性 綿実油を塗布し、20℃に24時間放置して耐油性を調
べた。 (10)耐可塑剤性 プラスチック消しゴム(トンボモノ)を100gの加重
をかけてのせ、20℃で24時間放置して耐可塑剤性を
調べた。 (11)耐熱性 100℃の乾燥機に10分間放置後、常温に戻してか
ら、爪によるスクラッチを行い、耐熱性を調べた。 (12)耐摩耗性 自動改札のゲートを同一方向に2000回通過させ耐摩
耗性を調べた。 (13)接着性 セロテープ剥離試験を行い、接着層、保護層等各層界面
の接着性を調べた。 (14)耐洗濯性 約35℃のお湯30cc対して中性洗剤約40mgを入
れ、カードを15分間洗濯する。以上の評価結果を表1
に○△×の3段階で示した。このように、実施例1〜3
は、比較例1〜3に比べて、テストの全ての項目に関し
て、優れていることが明らかになった。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明の感熱記録媒体
は、接着層内に少なくとも変性シリコーンオイルを含有
していることから、金属薄膜層と保護層が強固に接着す
るため、例えば磁気記録層のデータを読み書きするため
の磁気ヘッドや印字を行うための感熱ヘッドとの擦れに
より、保護層もしくは金属薄膜層に剥がれや傷が極めて
つきにくくなる。また、油脂の溌水効果により、酸、ア
ルカリ、アルコール等の薬品の混入を防ぐこともでき、
金属薄膜層の腐食防止が著しく向上する。このように本
発明によれば、摩擦、引っかき等の物理的刺激や酸、ア
ルカリ、アルコール等の薬品に対して、優れた感熱記録
媒体を提供することができる。
は、接着層内に少なくとも変性シリコーンオイルを含有
していることから、金属薄膜層と保護層が強固に接着す
るため、例えば磁気記録層のデータを読み書きするため
の磁気ヘッドや印字を行うための感熱ヘッドとの擦れに
より、保護層もしくは金属薄膜層に剥がれや傷が極めて
つきにくくなる。また、油脂の溌水効果により、酸、ア
ルカリ、アルコール等の薬品の混入を防ぐこともでき、
金属薄膜層の腐食防止が著しく向上する。このように本
発明によれば、摩擦、引っかき等の物理的刺激や酸、ア
ルカリ、アルコール等の薬品に対して、優れた感熱記録
媒体を提供することができる。
【図1】本発明による記録媒体の一実施例の構成を示す
概略断面図である。
概略断面図である。
【図2】本発明による記録媒体の他の実施例の構成を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図3】本発明による記録媒体の他の実施例の構成を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図4】本発明による記録媒体の他の実施例の構成を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図5】本発明による記録媒体の他の実施例の構成を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
【図6】本発明による記録媒体の他の実施例の構成を示
す概略断面図である。
す概略断面図である。
1 支持体 2 着色層 3 金属薄膜層 4 接着層 5 保護層 6 アンカー層 7 磁気記録層 8 保護層(II)
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上に、順次形成された着色層、金
属薄膜層、接着層、保護層とを含んでいる感熱記録媒体
において、上記接着層が少なくとも変性シリコーンオイ
ルを接着層中の全固形分比率で0.1〜5重量%含有して
いることを特徴とする感熱記録媒体。 - 【請求項2】 支持体上に、順次形成された磁気記録
層、金属薄膜層、接着層、保護層とを含んでいる感熱記
録媒体において、上記接着層が少なくとも変性シリコー
ンオイルを接着層中の全固形分比率で0.1〜5重量%含
有していることを特徴とする感熱記録媒体。 - 【請求項3】 少なくとも一面に磁気記録層を備えた支
持体上に、順次形成された着色層、金属薄膜層、接着
層、保護層とを含んでいる感熱記録媒体において、上記
接着層が少なくとも変性シリコーンオイルを接着層中の
全固形分比率で0.1〜5重量%含有していることを特徴
とする感熱記録媒体。 - 【請求項4】 一面に磁気記録層を備えた支持体の他面
に、順次形成された磁気記録層、金属薄膜層、接着層、
保護層とを含んでいる感熱記録媒体において、上記接着
層が少なくとも変性シリコーンオイルを接着層中の全固
形分比率で0.1〜5重量%含有していることを特徴とす
る感熱記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350182A JP2704586B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 感熱記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350182A JP2704586B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 感熱記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171221A true JPH06171221A (ja) | 1994-06-21 |
| JP2704586B2 JP2704586B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=18408775
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4350182A Expired - Fee Related JP2704586B2 (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 感熱記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2704586B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002086924A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱印字記録媒体 |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4350182A patent/JP2704586B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002086924A (ja) * | 2000-09-19 | 2002-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 感熱印字記録媒体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2704586B2 (ja) | 1998-01-26 |
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