JPH0617231A - 硬質膜を有する透光窓およびその製造方法 - Google Patents

硬質膜を有する透光窓およびその製造方法

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JPH0617231A
JPH0617231A JP17307492A JP17307492A JPH0617231A JP H0617231 A JPH0617231 A JP H0617231A JP 17307492 A JP17307492 A JP 17307492A JP 17307492 A JP17307492 A JP 17307492A JP H0617231 A JPH0617231 A JP H0617231A
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JP
Japan
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film
light
window
glass
thickness
Prior art date
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JP17307492A
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English (en)
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Kazunori Soroe
和紀 揃
Yoshio Ueda
芳男 上田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ガラスからなる本体12の表面に厚み0.5〜
3.0μmのAl2 3膜11を形成して透光窓1を構
成する。 【効果】表面が硬度の高いAl2 3 膜11からなるた
め傷が付きにくく、しかも本体はガラス12であるから
加工が容易で低コストとでき、優れた透光性をもった透
光窓1を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腕時計やEP−ROM
などに用いられる透光窓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、腕時計には文字盤を覆うため
の透光窓が備えられている。例えば図2に概略断面図を
示すように、時計枠2を覆うように透光窓1が備えら
れ、時計枠2と接着剤3によって接合するようになって
いる(実開昭63−167292号公報等参照)。この
時計用の透光窓1の材質としては、アクリル樹脂、ソー
ダ石灰ガラス、硼珪酸ガラスなどの樹脂やガラスが一般
的に用いられているが、高級な腕時計には、より耐摩耗
性に優れた単結晶サファイアも用いられている。
【0003】一方、EP−ROMやCCD素子収納用パ
ッケージなどにも透光窓が備えられている。例えば、E
P−ROMパッケージの断面図を図3に示すように、セ
ラミック製のキャップ5とベース6からなり、キャップ
5に透光窓1を備え、ベース6には半導体素子を収納す
るためのキャビティ部6aを備えている。そして、この
キャビティ部6aに備えた半導体素子に、上記透光窓1
から紫外線などの光を照射することでメモリーの消去を
行うようになっている。この透光窓1の材質は、通常ガ
ラスが用いられるが、より強度を高め、セラミックスと
熱膨張率を一致させるために単結晶サファイアも用いら
れている(特公昭57−41102号公報等参照)。
【0004】さらに、図示していないが、POS装置の
バーコード読み取り用の透光窓や投影機用載物台にも、
単結晶サファイアが用いられている(実開昭60−59
244号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記樹脂や
ガラスからなる透光窓は、硬度がせいぜいビッカース硬
度1000kg/mm2 程度と低いため、耐摩耗性が低
く、簡単に傷が入りやすいという問題点があった。その
ため、製造工程や使用中に傷が入りやすく透光性が悪く
なってしまうという不都合があった。
【0006】一方、単結晶サファイアからなる透光窓
は、硬度が高く傷がつきにくいという特徴を持っている
ものの、単結晶体であるから製造が容易ではなく、しか
も所定形状に加工することが困難であり、製造コストが
高いという問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記に鑑みて本発明は、
ガラスからなる本体の表面に厚みが0.5〜3.0μm
の透光性をもったAl2 3 膜を形成して透光窓を構成
したものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、透光窓の表面にAl2 3
を形成したため、表面の硬度を高くして傷を付けにくく
できるとともに、本体がガラスであるから製造が容易で
低コストとできる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0010】図1に断面図を示すように、本発明の透光
窓1は、ソーダ石灰ガラスや硼珪酸ガラスなどのガラス
からなる本体12の表面にAl2 3 膜11を形成して
なるものである。そして、この透光窓1は、表面が硬度
の高いAl2 3 膜11からなるため、傷が付きにく
く、また本体12はガラスからなるため、加工が容易で
製造コストを低くできる。なお、この透光窓1におい
て、Al2 3 膜11は本体12のすべての表面に形成
する必要はなく、耐摩耗性を必要とする表面にのみ形成
すればよい。
【0011】このような本発明の透光窓1の使用例は以
下の通りである。
【0012】まず、図2に腕時計の概略断面図を示すよ
うに、時計枠2を覆うように、本発明の透光窓1が接着
剤3で接合されている。このようにして得られた腕時計
は使用中に透光窓1に傷が付きにくく、長期間優れた透
光性を保ち良好に使用することができる。
【0013】また、図3にEP−ROMパッケージの断
面図を示すように、セラミック製のキャップ5とベース
6からなり、上記キャップ5に本発明の透光窓1を接着
することでEP−ROMパッケージを構成している。さ
らに、図示していないが、POS用のバーコード読み取
り窓など、本発明の透光窓1はさまざまな用途に用いる
ことができる。
【0014】なお、図1に示す本発明の透光窓1におい
て、Al2 3 膜11の厚みtは0.5〜3.0μmの
範囲内としたものが良いが、これは厚みtが3.0μm
を超えるとAl2 3 膜11に黒ずみが出たり、透光性
が悪くなってしまい、一方厚みtが0.5μmより小さ
いとAl2 3 膜11に干渉ジマが生じやすくなってし
まうためである。そして、厚みtが0.5〜3.0μm
のAl2 3 膜11を形成した透光窓1は直線透過率が
80%以上となり、時計等に用いるには充分な透光性を
示している。
【0015】また、上記Al2 3 膜11を備えた透光
窓1の製造方法は、ガラスからなる本体を所定形状に加
工した後、プラズマCVD法やイオンプレーティング法
などによって、その表面に厚みtが0.5〜3.0μm
となるようにAl2 3 膜11を被着すれ良いが、膜付
け時の温度は200〜500℃の範囲内としたものが良
い。これは、膜付け時の温度が200℃よりも低いとA
2 3 膜11の接合強度が低く、簡単に剥離してしま
うためであり、一方膜付け時の温度が500℃よりも高
いと本体12を成すガラス自体が強度劣化したり、変形
を生じるためである。さらに、よりAl2 3 膜11の
接合強度を高くするためには、イオンプレーティング法
で、400〜500℃で膜付けした後、再度Ar雰囲気
中で膜付け時と同程度の温度で熱処理すれば良い。
【0016】実験例1 図1に示す本発明の透光窓1として、時計用のものを試
作した。本体12を硼珪酸ガラスにより直径30mm、
厚み1mmの円盤状とし、この片側表面のみにAl2
3 膜11を形成した。Al2 3 膜11の形成方法は、
表1に示すようにプラズマCVD法またはイオンプレー
ティング法(IP)とし、処理温度、膜の厚みtを種々
に変化させた。
【0017】得られた透光窓1について、波長600n
mの光の直線透過率、膜付け後の状態、実装評価後の表
面状態を調べた。なお、実装評価とは、一般的な時計の
評価テストのうち、透光窓1の表面にサンドブラストに
よる粒子噴射テストを行った後の傷の発生状況を調べた
ものである。そして、これらの結果を総合して評価を行
った。結果は表1に示す通りである。
【0018】
【表1】
【0019】この結果より、比較例であるAl2 3
11を形成しないもの(No.13)に比べて、Al2
3 膜11を形成した本発明実施例は傷が付きにくく、
また充分な直線透過率を示すことがわかる。特に、Al
2 3 膜11の厚みを0.5〜3.0μmとし、膜付け
温度を200〜500℃としたもの(No.2〜4、
7、9〜12)は、いずれも直線透過率が84%以上と
充分に高く、しかも実装評価後の傷がほとんど付いてい
ないなど、優れた結果を示した。
【0020】実験例2 次に、上記と同様にして、Al2 3 膜11の接合強度
をより厳しい試験で測定した。表2に示すようにさまざ
まな条件で膜付けを行った透光窓1について、Al2
3 膜11をダイヤモンド圧子で引っ掻き、剥離が生じる
までの接合強度を測定した。結果は表2に示す通りであ
る。
【0021】
【表2】
【0022】この結果より明らかに、CVD法によるも
の(No.16)や、イオンプレーティング法でも温度
が300℃と低いもの(No.14,15)では接合強
度が低かった。これに対し、イオンプレーティング法で
温度を450℃と高くしたものは膜の接合強度が高く、
中でもAr雰囲気中で再度熱処理したもの(No.1
7)は、最も優れた接合強度を示した。
【0023】なお、上記No.14〜18の実施例は、
いずれも通常の時計などとして使用するには問題ない程
度の接合強度を有している。そして、特に厳しい環境で
使用するような場合は、Al2 3 膜付け方法として上
記のように、イオンプレーティング法を用い、400〜
500℃で膜付けした後、再度Ar雰囲気中で膜付け時
と同程度の温度で熱処理したものが良いことがわかる。
【0024】
【発明の効果】このように本発明によれば、ガラスから
なる本体の表面に厚み0.5〜3.0μmのAl2 3
膜を形成して透光窓を構成したことによって、表面が硬
度の高いAl2 3 膜からなるため傷が付きにくく、し
かも本体はガラスであるから加工が容易で低コストとす
ることができ、透光性を高くすることができる。そのた
め、時計、半導体パッケージ、POS装置などのさまざ
まな分野に好適な透光窓を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の硬質膜を備えた透光窓を示す断面図で
ある。
【図2】透光窓を用いた腕時計を示す概略断面図であ
る。
【図3】透光窓を用いたEP−ROMパッケージを示す
断面図である。
【符号の説明】
1・・・透光窓 11・・Al2 3 膜 12・・本体 2・・・時計枠 3・・・接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスからなる本体の表面に、厚みが0.
    5〜3.0μmの透光性をもったAl2 3 膜を形成し
    たことを特徴とする硬質膜を有する透光窓。
  2. 【請求項2】ガラスからなる本体を所定形状に加工した
    後、その表面に、CVD法またはイオンプレーティング
    法により、200〜500℃の温度で、厚みが0.5〜
    3.0μmのAl2 3 膜を被着する工程からなる硬質
    膜を有する透光窓の製造方法。
JP17307492A 1992-06-30 1992-06-30 硬質膜を有する透光窓およびその製造方法 Pending JPH0617231A (ja)

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JP17307492A Pending JPH0617231A (ja) 1992-06-30 1992-06-30 硬質膜を有する透光窓およびその製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006028749A1 (de) * 2006-06-20 2007-12-27 Universität Bielefeld Verfahren zur Herstellung einer transparenten Aluminiumoxid-Schutzschicht auf einem Glassubstrat
US7407606B2 (en) 2003-07-23 2008-08-05 Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. Electroconductive powder and method for production thereof
US7514124B2 (en) 2003-07-23 2009-04-07 Kansai Paint Co., Ltd. White electrically conductive primer composition and method for forming multilayer coating film

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7514124B2 (en) 2003-07-23 2009-04-07 Kansai Paint Co., Ltd. White electrically conductive primer composition and method for forming multilayer coating film
DE102006028749A1 (de) * 2006-06-20 2007-12-27 Universität Bielefeld Verfahren zur Herstellung einer transparenten Aluminiumoxid-Schutzschicht auf einem Glassubstrat

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040330

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