JPH06172647A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH06172647A JPH06172647A JP35810292A JP35810292A JPH06172647A JP H06172647 A JPH06172647 A JP H06172647A JP 35810292 A JP35810292 A JP 35810292A JP 35810292 A JP35810292 A JP 35810292A JP H06172647 A JPH06172647 A JP H06172647A
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- JP
- Japan
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- acid
- weight
- parts
- aromatic
- resin
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 溶融時に光学異方性を示すポリエステルの優
れた加工性を維持しポリサルホン系樹脂のブレンドに際
して異方性を改良し機械特性を向上させた組成物を提供
する。 【構成】 ポリサルホン系樹脂(A)1〜99重量部お
よびサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂(B)99
〜1重量部に、(A)成分と(B)成分の合計としての
100重量部に対して、分子末端の少なくとも一つが下
記式の構造を有するポリエーテルサルフォン(C)1〜
50重量部を配合する。 −R−OMe (ここで、Rは二価の炭化水素残基、Meはアルカリ金
属である。)
れた加工性を維持しポリサルホン系樹脂のブレンドに際
して異方性を改良し機械特性を向上させた組成物を提供
する。 【構成】 ポリサルホン系樹脂(A)1〜99重量部お
よびサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂(B)99
〜1重量部に、(A)成分と(B)成分の合計としての
100重量部に対して、分子末端の少なくとも一つが下
記式の構造を有するポリエーテルサルフォン(C)1〜
50重量部を配合する。 −R−OMe (ここで、Rは二価の炭化水素残基、Meはアルカリ金
属である。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリサルフォン系樹脂、
サーモトロピック液晶ポリエステル樹脂および特定の構
造を有するポリエーテルサルフォンからなる樹脂組成物
に関する。
サーモトロピック液晶ポリエステル樹脂および特定の構
造を有するポリエーテルサルフォンからなる樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジニアリングプラスチックは非常に
多種類のものが上市され、耐熱性、機械強度に優れた樹
脂がそれぞれの特性にあわせて電気電子部品、自動車部
品、精密機械部品などに広く用いられている。しかしな
がら高性能化に対する要求はますます高まり、なかでも
特に剛直な分子鎖からなり、溶融時に光学的異方性を示
すポリエステル(以下、LCPと称することがある。)
は、溶融粘度が低く加工性が良好で優れた機械特性、耐
熱性を有することで知られている。
多種類のものが上市され、耐熱性、機械強度に優れた樹
脂がそれぞれの特性にあわせて電気電子部品、自動車部
品、精密機械部品などに広く用いられている。しかしな
がら高性能化に対する要求はますます高まり、なかでも
特に剛直な分子鎖からなり、溶融時に光学的異方性を示
すポリエステル(以下、LCPと称することがある。)
は、溶融粘度が低く加工性が良好で優れた機械特性、耐
熱性を有することで知られている。
【0003】しかしながらこれらのLCPは溶融状態で
高度な配向性を示しその結果機械的物性に異方性を生
じ、また成形品においてはそり易い、ウエルド強度が弱
い、表面がフィブリル化しやすく剥離しやすいなど、実
用上の欠点も有している。
高度な配向性を示しその結果機械的物性に異方性を生
じ、また成形品においてはそり易い、ウエルド強度が弱
い、表面がフィブリル化しやすく剥離しやすいなど、実
用上の欠点も有している。
【0004】この異方性の緩和方法としては種々の方法
が検討されている。例えばガラス繊維や無機フィラーを
充填して異方性を緩和する方法が考案されているが、こ
の方法では数+%充填しないと効果が得られないためL
CP本来の特徴である加工性が犠牲になり、また充填剤
があるためフィルムや繊維などに用いることができず実
用上不十分な点が多いのが問題となっている。
が検討されている。例えばガラス繊維や無機フィラーを
充填して異方性を緩和する方法が考案されているが、こ
の方法では数+%充填しないと効果が得られないためL
CP本来の特徴である加工性が犠牲になり、また充填剤
があるためフィルムや繊維などに用いることができず実
用上不十分な点が多いのが問題となっている。
【0005】またポリサルフォン系の樹脂も耐熱性が高
く高温での剛性が高い、寸法精度が良いなどの特徴を有
している。近年LCPの欠点を補う方法として種々のポ
リマーを混合して新しい材料を作ることがポリマーアロ
イまたはポリマーブレンドとして提案されており、たと
えば特開昭56−115357号公報ではLCPとポリ
エーテルエーテルサルフォン(PES)のブレンドによ
る検討がなされている。
く高温での剛性が高い、寸法精度が良いなどの特徴を有
している。近年LCPの欠点を補う方法として種々のポ
リマーを混合して新しい材料を作ることがポリマーアロ
イまたはポリマーブレンドとして提案されており、たと
えば特開昭56−115357号公報ではLCPとポリ
エーテルエーテルサルフォン(PES)のブレンドによ
る検討がなされている。
【0006】しかしこの単純なブレンドにおいて引張強
さや曲げ弾性率といった機械物性は十分でなく、さらに
異方性の改良もみられず好ましいものではなかった。こ
れは各樹脂のブレンドにおける相溶性が悪く、せっかく
混合してもそれぞれの樹脂そ分離が顕著な為である。
さや曲げ弾性率といった機械物性は十分でなく、さらに
異方性の改良もみられず好ましいものではなかった。こ
れは各樹脂のブレンドにおける相溶性が悪く、せっかく
混合してもそれぞれの樹脂そ分離が顕著な為である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これまで種々の方法が
検討され発表されているにも関わらず、LCPが実用化
されている例は少なく、フィラー充填によって改良され
たものが製品となっているにすぎない。これはポリマー
単体で用いるとこのポリマーが溶融状態で高度に配向
し、その結果異方性が大きくなる為である。
検討され発表されているにも関わらず、LCPが実用化
されている例は少なく、フィラー充填によって改良され
たものが製品となっているにすぎない。これはポリマー
単体で用いるとこのポリマーが溶融状態で高度に配向
し、その結果異方性が大きくなる為である。
【0008】またポリサルホン系樹脂とのブレンドにお
いても、LCPは相溶性が悪いため分離が大きく、フィ
ルムなどの成形品にした場合その表面における表面フィ
ブリル化が激しく実用上の使用に耐えられない。
いても、LCPは相溶性が悪いため分離が大きく、フィ
ルムなどの成形品にした場合その表面における表面フィ
ブリル化が激しく実用上の使用に耐えられない。
【0009】本発明は、LCPの優れた加工性を維持し
ポリサルホン系樹脂のブレンドに際して異方性を改良し
機械特性を向上させた組成物を提供することにある。
ポリサルホン系樹脂のブレンドに際して異方性を改良し
機械特性を向上させた組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリサルホン
系樹脂(A)1〜99重量部およびサーモトロピック液
晶ポリエステル樹脂(B)99〜1重量部ならびに
(A)成分と(B)成分の合計としての100重量部に
対して、分子末端の少なくとも一つが下記式の構造を有
するポリエーテルサルフォン(C)1〜50重量部から
なることを特徴とする樹脂組成物にある。
系樹脂(A)1〜99重量部およびサーモトロピック液
晶ポリエステル樹脂(B)99〜1重量部ならびに
(A)成分と(B)成分の合計としての100重量部に
対して、分子末端の少なくとも一つが下記式の構造を有
するポリエーテルサルフォン(C)1〜50重量部から
なることを特徴とする樹脂組成物にある。
【0011】
【化2】
【0012】(ここで、Rは二価の炭化水素残基、Me
はアルカリ金属である。)
はアルカリ金属である。)
【0013】以下本発明をさらに説明する。
【0014】本発明で用いるポリサルホン系樹脂とは、
分子中にサルホン骨格構造を有する耐熱性に優れた熱可
塑性芳香族系ポリマーであって、エンジニアリングプラ
スチックスと称されるものの一つである。例えば、4,
4’−ジクロロジフェニルスルフォンから誘導される繰
返単位を有するポリマー、さらに具体的には例えば4,
4’−ジクロロジフェニル スルフォンおよびビスフェ
ノール Aから誘導される繰返単位を有するポリスルフ
ォンなどである。さらにポリアリールスルフォンと称さ
れる4,4’−ジクロロジフェニル スルフォンおよび
4,4’−ビフェノールから誘導される繰り返し単位を
有するポリマーも例示される。通常、分子中にサルホン
骨格のほかエーテル基をも有する。ポリサルホン系樹脂
は、例えば特開昭60−23448号公報に開示されて
いる。
分子中にサルホン骨格構造を有する耐熱性に優れた熱可
塑性芳香族系ポリマーであって、エンジニアリングプラ
スチックスと称されるものの一つである。例えば、4,
4’−ジクロロジフェニルスルフォンから誘導される繰
返単位を有するポリマー、さらに具体的には例えば4,
4’−ジクロロジフェニル スルフォンおよびビスフェ
ノール Aから誘導される繰返単位を有するポリスルフ
ォンなどである。さらにポリアリールスルフォンと称さ
れる4,4’−ジクロロジフェニル スルフォンおよび
4,4’−ビフェノールから誘導される繰り返し単位を
有するポリマーも例示される。通常、分子中にサルホン
骨格のほかエーテル基をも有する。ポリサルホン系樹脂
は、例えば特開昭60−23448号公報に開示されて
いる。
【0015】市販されているものとしては、ポリスルフ
ォンとしてアモコ社のユーデル、ミンデル(以上いずれ
も商品名)などが挙げられる。ポリアリールスルフォン
として同じくアモコ社のラーデル(商品名)、ポリエー
テルスルフォンとしてICI社のヴィクトレックス(商
品名)等があげられる。
ォンとしてアモコ社のユーデル、ミンデル(以上いずれ
も商品名)などが挙げられる。ポリアリールスルフォン
として同じくアモコ社のラーデル(商品名)、ポリエー
テルスルフォンとしてICI社のヴィクトレックス(商
品名)等があげられる。
【0016】尚、本発明で用いるポリサルホン系樹脂
は、たとえ製造過程の中間体がアルコラートまたはフェ
ノラートのアルカリ金属塩を含むものであっても、途中
で洗浄などによりこれらの金属を除去しているために最
終製品としての樹脂はこれらの金属を実質的に含まない
ものである。
は、たとえ製造過程の中間体がアルコラートまたはフェ
ノラートのアルカリ金属塩を含むものであっても、途中
で洗浄などによりこれらの金属を除去しているために最
終製品としての樹脂はこれらの金属を実質的に含まない
ものである。
【0017】上記(A)項のポリサルホン系樹脂は、次
に述べる(B)項のサーモトロピック液晶ポリエステル
との配合割合は、ポリサルホン系樹脂(A)1〜99重
量部およびサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂
(B)99〜1重量部(合計を100重量部とする)で
ある。望ましくは二成分系で一方をマトリックスとした
場合に、他方が連続層を示さない様な配合割合である。
に述べる(B)項のサーモトロピック液晶ポリエステル
との配合割合は、ポリサルホン系樹脂(A)1〜99重
量部およびサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂
(B)99〜1重量部(合計を100重量部とする)で
ある。望ましくは二成分系で一方をマトリックスとした
場合に、他方が連続層を示さない様な配合割合である。
【0018】本発明で用いるサーモトロピック液晶ポリ
エステル(B)は、溶融時に光学的異方性を示す熱可塑
性溶融可能なポリマーである。このような溶融時に光学
的異方性を示すポリマーは、溶融状態でポリマー分子鎖
が規則的な並行配列をとる性質を有している。光学的異
方性溶融相の性質は、直交偏光子を利用した通常の偏光
検査法により確認できる。一般の溶融異方性を示さない
ポリマーでは溶融状態で等方性となるが、溶融過程にお
いて異方性を示す場合固相から異方性の液晶相を経て等
方相に変化する。
エステル(B)は、溶融時に光学的異方性を示す熱可塑
性溶融可能なポリマーである。このような溶融時に光学
的異方性を示すポリマーは、溶融状態でポリマー分子鎖
が規則的な並行配列をとる性質を有している。光学的異
方性溶融相の性質は、直交偏光子を利用した通常の偏光
検査法により確認できる。一般の溶融異方性を示さない
ポリマーでは溶融状態で等方性となるが、溶融過程にお
いて異方性を示す場合固相から異方性の液晶相を経て等
方相に変化する。
【0019】また液晶ポリエステルは機械的異方性もも
つ、すなわち射出成形した場合に成形品表面の剥離、フ
ィブリル化が著しくなりまた、樹脂の流れ方向とその方
向に直角方向との物性の差が大きいことにより確認でき
る。
つ、すなわち射出成形した場合に成形品表面の剥離、フ
ィブリル化が著しくなりまた、樹脂の流れ方向とその方
向に直角方向との物性の差が大きいことにより確認でき
る。
【0020】このサーモトロピック液晶ポリマーは、一
般に細長く、偏平で、分子の長鎖に沿って剛性が高く同
軸または並行のいずれかの関係にある複数の連鎖伸長結
合を有しているようなモノマーから製造される。
般に細長く、偏平で、分子の長鎖に沿って剛性が高く同
軸または並行のいずれかの関係にある複数の連鎖伸長結
合を有しているようなモノマーから製造される。
【0021】上記サーモトロピック液晶ポリエステルと
しては、たとえば、液晶性ポリエステル、液晶性ポリエ
ステルイミドなど、具体的には(全)芳香族ポリエステ
ル、ポリエステルアミド、ポリエステルカーボネート等
が挙げられる。すなわち、分子内にエステル結合を複数
個含む限りポリエステルの範中に含まれる。好ましいポ
リエステルは、芳香族ポリエステルである。
しては、たとえば、液晶性ポリエステル、液晶性ポリエ
ステルイミドなど、具体的には(全)芳香族ポリエステ
ル、ポリエステルアミド、ポリエステルカーボネート等
が挙げられる。すなわち、分子内にエステル結合を複数
個含む限りポリエステルの範中に含まれる。好ましいポ
リエステルは、芳香族ポリエステルである。
【0022】本発明において用いるサーモトロピック液
晶ポリエステルには、一つの高分子鎖の一部が異方性溶
融相を形成するポリマーのセグメントで構成され、残り
の部分が異方性溶融相を形成しないポリマーのセグメン
トから構成されるポリマーも含まれる。また、複数のサ
ーモトロピック液晶ポリマーを複合したものも含まれ
る。
晶ポリエステルには、一つの高分子鎖の一部が異方性溶
融相を形成するポリマーのセグメントで構成され、残り
の部分が異方性溶融相を形成しないポリマーのセグメン
トから構成されるポリマーも含まれる。また、複数のサ
ーモトロピック液晶ポリマーを複合したものも含まれ
る。
【0023】サーモトロピック液晶ポリエステルを構成
するモノマーの代表例としては (a)芳香族ジカルボン酸の少なくとも1種、 (b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合物の少なくと
も1種、 (c)芳香族ジオール系化合物の少なくとも1種、 (d)(d1)芳香族ジチオール、(d2)芳香族チオ
フェノール、(d3)芳香族チオールカルボン酸化合物
の少なくとも1種、 (e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミン系化合
物の少なくとも1種 等があげられる。これらは単独で構成される場合もある
が、多くは(a)と(c)、(a)と(d)、(a)
(b)と(c)、(a)(b)と(e)、あるいは
(a)(b)(c)と(e)等の様に組合せて構成され
る。
するモノマーの代表例としては (a)芳香族ジカルボン酸の少なくとも1種、 (b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合物の少なくと
も1種、 (c)芳香族ジオール系化合物の少なくとも1種、 (d)(d1)芳香族ジチオール、(d2)芳香族チオ
フェノール、(d3)芳香族チオールカルボン酸化合物
の少なくとも1種、 (e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミン系化合
物の少なくとも1種 等があげられる。これらは単独で構成される場合もある
が、多くは(a)と(c)、(a)と(d)、(a)
(b)と(c)、(a)(b)と(e)、あるいは
(a)(b)(c)と(e)等の様に組合せて構成され
る。
【0024】上記(a)芳香族ジカルボン酸系化合物と
しては、テレフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボ
ン酸、4,4’−トリフェニルジカルボン酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン
−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシブタン−4,
4’−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4,4’−ジ
カルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテル−3,
3’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3,3’−
ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3’−ジカルボ
ン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族
ジカルボン酸またはクロロテレフタル酸、ジクロロテレ
フタル酸、ブロモテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メトキシ
テレフタル酸、エトキシテレフタル酸等、上記芳香族ジ
カルボン酸のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換
体が挙げられる。
しては、テレフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボ
ン酸、4,4’−トリフェニルジカルボン酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン
−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシブタン−4,
4’−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4,4’−ジ
カルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテル−3,
3’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3,3’−
ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3’−ジカルボ
ン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族
ジカルボン酸またはクロロテレフタル酸、ジクロロテレ
フタル酸、ブロモテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メトキシ
テレフタル酸、エトキシテレフタル酸等、上記芳香族ジ
カルボン酸のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換
体が挙げられる。
【0025】(b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合
物としては、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン
酸または3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−メチル−2−ナフトエ
酸、6−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−ナフトエ酸、
2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4
−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジクロロ−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息
香酸、2,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−
5−クロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−7−ク
ロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−5,7−ジク
ロロ−2−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン酸
のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体が挙げら
れる。
物としては、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン
酸または3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−メチル−2−ナフトエ
酸、6−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−ナフトエ酸、
2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4
−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジクロロ−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息
香酸、2,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−
5−クロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−7−ク
ロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−5,7−ジク
ロロ−2−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン酸
のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体が挙げら
れる。
【0026】(c)芳香族ジオールとしては、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、3,3’−ジヒドロキシジ
フェニル、4,4’−ジヒドロキシトリフェニル、ハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,6−ナフタレンジオー
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3,3’−ジヒ
ドロキシジフェニルエーテル、1,6−ナフタレンジオ
ール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン等の芳香族
ジオールまたはクロロハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、フェノキシハイドロ
キノン、4−クロロレゾルシン、4−メチルレゾルシン
等の芳香族ジオールのアルキル、アルコキシまたはハロ
ゲン置換体が挙げられる。
−ジヒドロキシジフェニル、3,3’−ジヒドロキシジ
フェニル、4,4’−ジヒドロキシトリフェニル、ハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,6−ナフタレンジオー
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3,3’−ジヒ
ドロキシジフェニルエーテル、1,6−ナフタレンジオ
ール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン等の芳香族
ジオールまたはクロロハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、フェノキシハイドロ
キノン、4−クロロレゾルシン、4−メチルレゾルシン
等の芳香族ジオールのアルキル、アルコキシまたはハロ
ゲン置換体が挙げられる。
【0027】(d1)芳香族ジチオールとしては、ベン
ゼン−1,4−ジチオール、ベンゼン−1,3−ジチオ
ール、2,6−ナフタレン−ジチオール、2,7−ナフ
タレン−ジチオール等が挙げられる。
ゼン−1,4−ジチオール、ベンゼン−1,3−ジチオ
ール、2,6−ナフタレン−ジチオール、2,7−ナフ
タレン−ジチオール等が挙げられる。
【0028】(d2)芳香族チオフェノールとしては、
4−メルカプトフェノール、3−メルカプトフェノー
ル、6−メルカプトフェノール等が挙げられる。
4−メルカプトフェノール、3−メルカプトフェノー
ル、6−メルカプトフェノール等が挙げられる。
【0029】(d3)芳香族チオールカルボン酸として
は、4−メルカプト安息香酸、3−メルカプト安息香
酸、6−メルカプト−2−ナフトエ酸、7−メルカプト
−2−ナフトエ酸等が挙げられる。
は、4−メルカプト安息香酸、3−メルカプト安息香
酸、6−メルカプト−2−ナフトエ酸、7−メルカプト
−2−ナフトエ酸等が挙げられる。
【0030】(e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジ
アミン系化合物としては、4−アミノフェノール、N−
メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジ
アミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、
N,N,−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3
−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノー
ル、2−クロロ−4−アミノフェノール、4−アミノ−
1−ナフトール、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェ
ニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルメタン、
4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4’−ジアミノフェニルスルフィド(チオジアニリ
ン)、4,4’ジアミノジフェニルスルホン、2,5−
ジアミノトルエン、4,4’−エチレンジアニリン、
4,4’−ジアミノジフェノキシエタン、4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル(オキシジアニリ
ン)等が挙げられる。
アミン系化合物としては、4−アミノフェノール、N−
メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジ
アミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、
N,N,−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3
−アミノフェノール、3−メチル−4−アミノフェノー
ル、2−クロロ−4−アミノフェノール、4−アミノ−
1−ナフトール、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェ
ニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルメタン、
4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4’−ジアミノフェニルスルフィド(チオジアニリ
ン)、4,4’ジアミノジフェニルスルホン、2,5−
ジアミノトルエン、4,4’−エチレンジアニリン、
4,4’−ジアミノジフェノキシエタン、4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル(オキシジアニリ
ン)等が挙げられる。
【0031】本発明で用いるサーモトロピック液晶ポリ
エステルは、上記モノマーから溶融アシドリシス法やス
ラリー重合法等の多様なエステル形成法などにより製造
することができる。
エステルは、上記モノマーから溶融アシドリシス法やス
ラリー重合法等の多様なエステル形成法などにより製造
することができる。
【0032】分子量としては、本発明に用いるに好適な
サーモトロピック液晶ポリエステルのそれは、約200
0〜200000、好ましくは約10000〜1000
00である。かかる分子量の測定は、例えば圧縮フィル
ムについて赤外分光法により末端基を測定して求めるこ
とができる。また溶液形成を伴う一般的な測定法である
GPCによることもできる。
サーモトロピック液晶ポリエステルのそれは、約200
0〜200000、好ましくは約10000〜1000
00である。かかる分子量の測定は、例えば圧縮フィル
ムについて赤外分光法により末端基を測定して求めるこ
とができる。また溶液形成を伴う一般的な測定法である
GPCによることもできる。
【0033】これらのモノマーから得られるサーモトロ
ピック液晶ポリマーのうち一般式〔I〕で表されるモノ
マー単位を必須成分として含む(共)重合体である芳香
族ポリエステルが好ましい。該モノマー単位は約5モル
%以上含むものが好ましい。
ピック液晶ポリマーのうち一般式〔I〕で表されるモノ
マー単位を必須成分として含む(共)重合体である芳香
族ポリエステルが好ましい。該モノマー単位は約5モル
%以上含むものが好ましい。
【0034】
【化3】
【0035】本発明の特に好ましい芳香族ポリエステル
は、p−ヒドロキシ安息香酸、フタル酸およびビフェノ
ールの3種の化合物からそれぞれ誘導される構造の繰り
返し単位を有する一般式〔II〕で表されるポリエステ
ル(この一般式〔II〕で表されるポリエステルのビフ
ェノールから誘導される構造の繰り返し単位は、その一
部または全部をジヒドロキシベンゼンから誘導される繰
り返し単位で置換されたポリエステルであることもでき
る)、p−ヒドロキシ安息香酸およびヒドロキシナフタ
リンカルボン酸の2種の化合物からそれぞれ誘導される
構造の繰り返し単位を有する一般式〔III〕で表され
るポリエステルである。
は、p−ヒドロキシ安息香酸、フタル酸およびビフェノ
ールの3種の化合物からそれぞれ誘導される構造の繰り
返し単位を有する一般式〔II〕で表されるポリエステ
ル(この一般式〔II〕で表されるポリエステルのビフ
ェノールから誘導される構造の繰り返し単位は、その一
部または全部をジヒドロキシベンゼンから誘導される繰
り返し単位で置換されたポリエステルであることもでき
る)、p−ヒドロキシ安息香酸およびヒドロキシナフタ
リンカルボン酸の2種の化合物からそれぞれ誘導される
構造の繰り返し単位を有する一般式〔III〕で表され
るポリエステルである。
【0036】
【化4】
【0037】
【化5】
【0038】本発明で用いる(C)項の成分は、その分
子末端の少なくとも一方が、前記したとおり、一般式
〔IV〕の構造を有するポリエーテルサルフォンであ
る。
子末端の少なくとも一方が、前記したとおり、一般式
〔IV〕の構造を有するポリエーテルサルフォンであ
る。
【0039】
【化6】
【0040】一般式〔IV〕において、Rは芳香族、脂
肪族または脂環族の二価の炭化水素残基であり、その炭
素数は1〜20、好ましくは6〜20である。
肪族または脂環族の二価の炭化水素残基であり、その炭
素数は1〜20、好ましくは6〜20である。
【0041】上記Meはアルカリ金属であり、具体的に
はLi、Na、K、Rb、Cs、Frなど、好ましくは
Li、Na、K、特に好ましくはNaである。
はLi、Na、K、Rb、Cs、Frなど、好ましくは
Li、Na、K、特に好ましくはNaである。
【0042】より具体的な本発明でいうポリエーテルサ
ルフォンとは、前記一般式〔IV〕の置換基を含むと共
に下記一般式〔IV〕で表される繰返単位をも含む化合
物である。
ルフォンとは、前記一般式〔IV〕の置換基を含むと共
に下記一般式〔IV〕で表される繰返単位をも含む化合
物である。
【0043】
【化7】
【0044】ここで、Xは、スルフォニル基(−SO2
−)であり、R1およびR2の基は、炭素数1〜20、
好ましくは6〜20の同一もしくは異なる二価の脂肪族
もしくは脂環族炭化水素残基または二価の芳香族炭化水
素残基である。R1およびR2の基の具体例としては、
フェニレン、ナフチレンおよびビフェニレンなどの二価
の芳香族炭化水素基である。nは3〜50の範囲の整数
を示す。3未満では得られた組成物の強度や表面性能が
向上しない場合があり50を越えると流動性が低下する
場合があるのでいずれも好ましくない。また前記一般式
〔V〕で表される繰返単位を含む限り、他の繰返単位例
えは、ビスフェノール−Aから誘導される繰返単位また
は4,4−ビフェノールから誘導される繰返単位などを
適宜に含むことができる。
−)であり、R1およびR2の基は、炭素数1〜20、
好ましくは6〜20の同一もしくは異なる二価の脂肪族
もしくは脂環族炭化水素残基または二価の芳香族炭化水
素残基である。R1およびR2の基の具体例としては、
フェニレン、ナフチレンおよびビフェニレンなどの二価
の芳香族炭化水素基である。nは3〜50の範囲の整数
を示す。3未満では得られた組成物の強度や表面性能が
向上しない場合があり50を越えると流動性が低下する
場合があるのでいずれも好ましくない。また前記一般式
〔V〕で表される繰返単位を含む限り、他の繰返単位例
えは、ビスフェノール−Aから誘導される繰返単位また
は4,4−ビフェノールから誘導される繰返単位などを
適宜に含むことができる。
【0045】なお、末端に金属結合をもつことで前記
(A)のポリサルフォン系樹脂とは明確に区別される。
また、市販されているポリエーテルサルフォン樹脂など
は通常分子量が大きく、また末端金属部分を洗浄等で除
去しているのためにその末端は水酸基となっている。こ
のため、通常の入手し得るポリサルホン系樹脂を、たと
え本発明の(C)項のポリエーテルサルフォンとして配
合しようとも本発明の様な効果は得られない。
(A)のポリサルフォン系樹脂とは明確に区別される。
また、市販されているポリエーテルサルフォン樹脂など
は通常分子量が大きく、また末端金属部分を洗浄等で除
去しているのためにその末端は水酸基となっている。こ
のため、通常の入手し得るポリサルホン系樹脂を、たと
え本発明の(C)項のポリエーテルサルフォンとして配
合しようとも本発明の様な効果は得られない。
【0046】例えば、4,4’−ジクロロジフェニル
スルフォンから誘導される繰返単位を含む化合物、さら
に具体的には例えば4,4’−ジクロロジフェニル ス
ルフォンおよびビスフェノール Aから誘導される繰返
単位を含む化合物などである。さらに4,4’−ジクロ
ロジフェニル スルフォンおよび4,4’−ビフェノー
ルから誘導される繰返単位を有する化合物も例示され
る。なお分子中にサルホン骨格のほかエーテル基をも含
むものである。
スルフォンから誘導される繰返単位を含む化合物、さら
に具体的には例えば4,4’−ジクロロジフェニル ス
ルフォンおよびビスフェノール Aから誘導される繰返
単位を含む化合物などである。さらに4,4’−ジクロ
ロジフェニル スルフォンおよび4,4’−ビフェノー
ルから誘導される繰返単位を有する化合物も例示され
る。なお分子中にサルホン骨格のほかエーテル基をも含
むものである。
【0047】(C)項のポリエーテルサルフォンの合成
は特に限定されないが、一般にはWilliamson
合成方法によって合成することができる。例えばモノマ
ーとして4,4’−ジクロロジフェニルサルフォンと
4,4’−ジヒドロキシルジフェニルプロパンのアルカ
リ塩をサルフォンのアルカリ溶媒中で200℃で加熱す
ることで重合できる。
は特に限定されないが、一般にはWilliamson
合成方法によって合成することができる。例えばモノマ
ーとして4,4’−ジクロロジフェニルサルフォンと
4,4’−ジヒドロキシルジフェニルプロパンのアルカ
リ塩をサルフォンのアルカリ溶媒中で200℃で加熱す
ることで重合できる。
【0048】具体的な構造式で表される前記一般式
〔V〕の有機化合物の具体例は、以下のとおりである。
〔V〕の有機化合物の具体例は、以下のとおりである。
【0049】
【化8】
【0050】本発明では(A)および(B)の混合物の
合計を100重量部として、これに対して(C)ポリエ
ーテルスルフォンを1〜50重量部の割合で配合する。
1重量部未満では機械強度、表面性能が向上せず、一方
50重量部を越える量では物性の向上が少なく経済的に
不利になるだけである。
合計を100重量部として、これに対して(C)ポリエ
ーテルスルフォンを1〜50重量部の割合で配合する。
1重量部未満では機械強度、表面性能が向上せず、一方
50重量部を越える量では物性の向上が少なく経済的に
不利になるだけである。
【0051】本発明では(A)、(B)および(C)以
外に必要に応じて他の樹脂を混合することができる。そ
の例として熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の樹脂具体的に
ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルエ
ーテルケトン樹脂などの熱可塑性エンジニアリングプラ
スチックである。
外に必要に応じて他の樹脂を混合することができる。そ
の例として熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂の樹脂具体的に
ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルエ
ーテルケトン樹脂などの熱可塑性エンジニアリングプラ
スチックである。
【0052】なお本発明で得られる樹脂組成物に対し
て、さらに耐熱性、機械的性質を向上させるため強化剤
または充填剤を添加することができる。強化剤または充
填剤の具体例としては、繊維状、粉粒状および両者の混
合物が挙げられる。繊維状の強化剤としてはガラス繊
維、シラスガラス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊
維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石こう繊維、金
属繊維(例えばステンレス繊維など)などの無機質繊維
および炭素繊維などが挙げられる。また粉粒状の強化剤
としては、ワラステナイト、セリサイト、カオリン、マ
イカ、クレー、ベントナイト、アスベスト、タルク、ア
ルミナシリケートなどのケイ酸塩、アルミナ、酸化ケイ
素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニア、酸化チタンな
どの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、ピロリン酸
カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラスビー
ズ、窒化ほう素、炭化ケイ素、サロヤンなどが挙げら
れ、これらは中空であってもよい(例えば、中空ガラス
繊維、ガラスマイクロバルーン、シラスバルーン、カー
ボンバルーンなど)。上記強化剤は必要ならばシラン系
またはチタン系カップリング剤で予備処理して使用する
こともできる。
て、さらに耐熱性、機械的性質を向上させるため強化剤
または充填剤を添加することができる。強化剤または充
填剤の具体例としては、繊維状、粉粒状および両者の混
合物が挙げられる。繊維状の強化剤としてはガラス繊
維、シラスガラス繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊
維、セラミック繊維、アスベスト繊維、石こう繊維、金
属繊維(例えばステンレス繊維など)などの無機質繊維
および炭素繊維などが挙げられる。また粉粒状の強化剤
としては、ワラステナイト、セリサイト、カオリン、マ
イカ、クレー、ベントナイト、アスベスト、タルク、ア
ルミナシリケートなどのケイ酸塩、アルミナ、酸化ケイ
素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニア、酸化チタンな
どの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウム、ピロリン酸
カルシウム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラスビー
ズ、窒化ほう素、炭化ケイ素、サロヤンなどが挙げら
れ、これらは中空であってもよい(例えば、中空ガラス
繊維、ガラスマイクロバルーン、シラスバルーン、カー
ボンバルーンなど)。上記強化剤は必要ならばシラン系
またはチタン系カップリング剤で予備処理して使用する
こともできる。
【0053】また、本発明の樹脂組成物には、本発明の
目的を損なわない範囲で、酸化防止剤および熱安定剤
(例えば、ヒンダードフェノール、ヒドロキノン、フォ
スファイト類およびこれらの置換体など)、紫外線吸収
剤(例えば、レゾルシノール、サリシレート、ベンゾト
リアゾール、ベンゾフェノンなど)、骨剤および離型
剤、染料(例えばニトロシンなど)、および顔料(例え
ば、硫化カドミウム、フタロシアニン、カーボンブラッ
クなど)を含む着色剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤な
どを通常の添加剤を添加し、所定の特性を付与すること
ができる。強化剤および充填剤などは、組成物全体に対
して80重量%以下、好ましくは70重量%以下まで配
合することができる。
目的を損なわない範囲で、酸化防止剤および熱安定剤
(例えば、ヒンダードフェノール、ヒドロキノン、フォ
スファイト類およびこれらの置換体など)、紫外線吸収
剤(例えば、レゾルシノール、サリシレート、ベンゾト
リアゾール、ベンゾフェノンなど)、骨剤および離型
剤、染料(例えばニトロシンなど)、および顔料(例え
ば、硫化カドミウム、フタロシアニン、カーボンブラッ
クなど)を含む着色剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤な
どを通常の添加剤を添加し、所定の特性を付与すること
ができる。強化剤および充填剤などは、組成物全体に対
して80重量%以下、好ましくは70重量%以下まで配
合することができる。
【0054】本発明の各成分の混合方法は、特に限定さ
れず従来公知の方法で行うことができる。例えば押出機
を用いて加熱溶融して反応させる方法、LCPを溶融合
成する過程でポリサルホン系樹脂とポリエーテルスルフ
ォンとを混合する方法、さらにこの混合物を粉砕して固
相状態で反応させる方法がある。そのほか、あらかじめ
LCPとポリエーテルスルフォンを混合したものにロポ
リサルホン系樹脂を混合しても良い。さらにLCPにポ
リサルホン系樹脂をあらかじめ混合した後、ポリエーテ
ルスルフォンを混合しても良い。
れず従来公知の方法で行うことができる。例えば押出機
を用いて加熱溶融して反応させる方法、LCPを溶融合
成する過程でポリサルホン系樹脂とポリエーテルスルフ
ォンとを混合する方法、さらにこの混合物を粉砕して固
相状態で反応させる方法がある。そのほか、あらかじめ
LCPとポリエーテルスルフォンを混合したものにロポ
リサルホン系樹脂を混合しても良い。さらにLCPにポ
リサルホン系樹脂をあらかじめ混合した後、ポリエーテ
ルスルフォンを混合しても良い。
【0055】本発明においては押出機で溶融混練する方
法が簡便でありながら均一に混合できるので最も好まし
い。この時適宜に少量の溶剤を添加することも可能であ
る。溶融混練する装置としては、バンバリーミキサー、
スタチックミキサーローラー、ニーダー等を連続的或い
は回分的に用いることができるが、単軸押出機、2軸押
出機を連続で用いることが効果的である。
法が簡便でありながら均一に混合できるので最も好まし
い。この時適宜に少量の溶剤を添加することも可能であ
る。溶融混練する装置としては、バンバリーミキサー、
スタチックミキサーローラー、ニーダー等を連続的或い
は回分的に用いることができるが、単軸押出機、2軸押
出機を連続で用いることが効果的である。
【0056】
【実施例】以下実施例にて本発明を詳述する。
【0057】実施例において使用した配合物は以下のと
おりである。
おりである。
【0058】ポリスルホン系樹脂(A)として; ポリスルホン系樹脂(A−1):アモコ社製ユーデルP
1700(商品名) 引張強さ:720kg/cm2、曲げ強さ1080kg
/cm2、HDT174℃ ポリスルホン系樹脂(A−2):アモコ社製ミンデルS
−1000(商品名) 引張強さ:670kg/cm2、曲げ強さ990kg/
cm2、HDT149℃ ポリスルホン系樹脂(A−3):ICI社製ヴィクトレ
ックス450G(商品名) 引張強さ:8400kg/cm2、曲げ強さ1130k
g/cm2、HDT204℃
1700(商品名) 引張強さ:720kg/cm2、曲げ強さ1080kg
/cm2、HDT174℃ ポリスルホン系樹脂(A−2):アモコ社製ミンデルS
−1000(商品名) 引張強さ:670kg/cm2、曲げ強さ990kg/
cm2、HDT149℃ ポリスルホン系樹脂(A−3):ICI社製ヴィクトレ
ックス450G(商品名) 引張強さ:8400kg/cm2、曲げ強さ1130k
g/cm2、HDT204℃
【0059】液晶ポリエステル(B)として; LCP(B−1):フタル酸、イソフタル酸、4−ヒ
ドロキシ安息香酸および4,4−ジヒドロキシジフェニ
ルから合成されたLCPの粉状物。ホットステージを装
着した偏光顕微鏡を用いて光学的異方性を観察したとこ
ろ340℃以上の溶融状態で光学的異方性を示した。
ドロキシ安息香酸および4,4−ジヒドロキシジフェニ
ルから合成されたLCPの粉状物。ホットステージを装
着した偏光顕微鏡を用いて光学的異方性を観察したとこ
ろ340℃以上の溶融状態で光学的異方性を示した。
【0060】LCP(B−2):ポリエチレンテレフ
タレートおよび4−アセトキシ安息香酸から合成された
LCP。このポリエステルは210℃〜370℃の温度
範囲で溶融状態にあり偏光顕微鏡による観察で光学的異
方性を示した。
タレートおよび4−アセトキシ安息香酸から合成された
LCP。このポリエステルは210℃〜370℃の温度
範囲で溶融状態にあり偏光顕微鏡による観察で光学的異
方性を示した。
【0061】C項のポリエーテルスルフォンとして;
【0062】
【化9】
【0063】金属フェノラート(C−1):4,4’−
ジヒヒドロキシフェニルスルフォンおよび4,4’−ジ
クロロフェニルスルフォンをモノマーとして過剰の水酸
化ナトリウムのスルフォラン溶媒中で合成された金属フ
ェノラート化合物。
ジヒヒドロキシフェニルスルフォンおよび4,4’−ジ
クロロフェニルスルフォンをモノマーとして過剰の水酸
化ナトリウムのスルフォラン溶媒中で合成された金属フ
ェノラート化合物。
【0064】金属フェノラート(C−2):4,4’−
ジヒヒドロキシフェニルスルフォンおよび4,4−クロ
ルスルフォニルビフェニルをモノマーとして過剰の水酸
化ナトリウムのスルフォラン溶媒中で合成された金属フ
ェノラート化合物。
ジヒヒドロキシフェニルスルフォンおよび4,4−クロ
ルスルフォニルビフェニルをモノマーとして過剰の水酸
化ナトリウムのスルフォラン溶媒中で合成された金属フ
ェノラート化合物。
【0065】実施例及び比較例 2軸押出機で混練部の温度350℃にて、表に示す原料
を溶融混合して押出しによりペレットを作った。このペ
レットから各種測定用の試料片を射出成形により作成し
た。
を溶融混合して押出しによりペレットを作った。このペ
レットから各種測定用の試料片を射出成形により作成し
た。
【0066】評価項目は作成した試験片について機械特
性の測定として引張強さ試験(ASTM D638)、
HDT(荷重たわみ温度;ASTM D648)の測定
を行った。
性の測定として引張強さ試験(ASTM D638)、
HDT(荷重たわみ温度;ASTM D648)の測定
を行った。
【0067】異方性の改善の指標として成形品表面を表
面のフィブリル化の度合いの確認を行った。確認は直径
5mmの鋼棒に市販の粘着テープを巻き、試験片の表面
を5kgfの力を加えて10回擦りその跡を目視で確認
した。
面のフィブリル化の度合いの確認を行った。確認は直径
5mmの鋼棒に市販の粘着テープを巻き、試験片の表面
を5kgfの力を加えて10回擦りその跡を目視で確認
した。
【0068】成形性の指標として成形品外観の良否を目
視で鑑定した。
視で鑑定した。
【0069】結果を表に示す。
【0070】
【発明の効果】本発明の効果は、LCPのフィブリルが
抑えられ、しかも機械強度が向上することである。本発
明によってLCPの問題点が解決され応用範囲を広げる
ことができ工業的に有用である。
抑えられ、しかも機械強度が向上することである。本発
明によってLCPの問題点が解決され応用範囲を広げる
ことができ工業的に有用である。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリサルホン系樹脂(A)1〜99重量
部およびサーモトロピック液晶ポリエステル樹脂(B)
99〜1重量部ならびに(A)成分と(B)成分の合計
としての100重量部に対して、分子末端の少なくとも
一つが下記式の構造を有するポリエーテルサルフォン
(C)1〜50重量部からなることを特徴とする樹脂組
成物。 【化1】 (ここで、Rは二価の炭化水素残基、Meはアルカリ金
属である。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35810292A JPH06172647A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35810292A JPH06172647A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06172647A true JPH06172647A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18457555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35810292A Pending JPH06172647A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06172647A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6433071B1 (en) | 1999-06-24 | 2002-08-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Aromatic polysulfone resin composition and molded article thereof |
| JP2011178829A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 液晶高分子組成物及びその成形体 |
| JP2011178830A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物及びその成形体 |
| JP2014528017A (ja) * | 2011-09-30 | 2014-10-23 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ポリアリーレンエーテルをベースとする高強度配合物 |
| CN109777105A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-21 | 珠海派锐尔新材料有限公司 | 一种高流动聚砜复合材料及其制备方法 |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP35810292A patent/JPH06172647A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6433071B1 (en) | 1999-06-24 | 2002-08-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Aromatic polysulfone resin composition and molded article thereof |
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| TWI507482B (zh) * | 2010-02-26 | 2015-11-11 | Sumitomo Chemical Co | 液晶高分子組成物及其成型物 |
| JP2014528017A (ja) * | 2011-09-30 | 2014-10-23 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ポリアリーレンエーテルをベースとする高強度配合物 |
| CN109777105A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-05-21 | 珠海派锐尔新材料有限公司 | 一种高流动聚砜复合材料及其制备方法 |
| CN109777105B (zh) * | 2019-01-31 | 2021-08-31 | 珠海派锐尔新材料有限公司 | 一种高流动聚砜复合材料及其制备方法 |
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