JPH06172902A - 陽極酸化用アルミニウム合金およびその製造方法 - Google Patents
陽極酸化用アルミニウム合金およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH06172902A JPH06172902A JP34968992A JP34968992A JPH06172902A JP H06172902 A JPH06172902 A JP H06172902A JP 34968992 A JP34968992 A JP 34968992A JP 34968992 A JP34968992 A JP 34968992A JP H06172902 A JPH06172902 A JP H06172902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color tone
- aluminum alloy
- color
- anodic oxidation
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 19
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 title claims abstract description 9
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 title claims abstract description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 8
- 238000000137 annealing Methods 0.000 claims abstract description 22
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 239000000956 alloy Substances 0.000 claims abstract description 11
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 claims abstract description 7
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 5
- 238000002048 anodisation reaction Methods 0.000 claims description 3
- 238000005098 hot rolling Methods 0.000 abstract description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract description 2
- QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N Sulfuric acid Chemical compound OS(O)(=O)=O QAOWNCQODCNURD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 12
- 238000007743 anodising Methods 0.000 description 8
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 8
- 239000010407 anodic oxide Substances 0.000 description 6
- 238000000265 homogenisation Methods 0.000 description 5
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 4
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 3
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 3
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 3
- 229910021364 Al-Si alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 229910000765 intermetallic Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000002210 silicon-based material Substances 0.000 description 2
- 229910018084 Al-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910018192 Al—Fe Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910002551 Fe-Mn Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical group 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】建築用外装材や内装材等に使用される色調の安
定した淡灰色陽極酸化皮膜が得られる陽極酸化用アルミ
ニウム合金およびその製造方法を提供する。 【構成】Si0.3〜3.0%(重量%以下同じ)、F
e0.1〜1.0%、Cu0.1〜0.3%、Mn0.
05〜0.60%、Ti0.001〜0.10%を含
み、残部Alと不可避的不純物とからなる合金であり、
その製造方法としてはこの合金鋳塊に400〜600℃
の温度で均質化処理を施した後、500℃以下の温度で
熱間圧延を施し、更に冷間圧延を施す際に300〜50
0℃の温度で中間焼鈍または最終焼鈍を施すことを特徴
とする。
定した淡灰色陽極酸化皮膜が得られる陽極酸化用アルミ
ニウム合金およびその製造方法を提供する。 【構成】Si0.3〜3.0%(重量%以下同じ)、F
e0.1〜1.0%、Cu0.1〜0.3%、Mn0.
05〜0.60%、Ti0.001〜0.10%を含
み、残部Alと不可避的不純物とからなる合金であり、
その製造方法としてはこの合金鋳塊に400〜600℃
の温度で均質化処理を施した後、500℃以下の温度で
熱間圧延を施し、更に冷間圧延を施す際に300〜50
0℃の温度で中間焼鈍または最終焼鈍を施すことを特徴
とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硫酸浴陽極酸化処理に
より淡灰色の陽極酸化皮膜を形成する陽極酸化用アルミ
ニウム合金およびその製造方法に関するものである。
より淡灰色の陽極酸化皮膜を形成する陽極酸化用アルミ
ニウム合金およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、建築用外装材や内装
材、器物、電気装飾品等に使用されるアルミニウム合金
には耐食性や装飾性の向上の為に陽極酸化処理が施さ
れ、使用用途により陽極酸化皮膜に種々の色が要求され
ている。硫酸浴陽極酸化皮膜の場合、シルバー〜灰色系
に発色するものが多い。淡灰色系陽極酸化用アルミニウ
ム合金としてはAl−Si合金、Al−Fe合金が知ら
れている。従来の淡灰色系陽極酸化用アルミニウム合金
は、色調の安定性が悪く、ロット毎の色調やコイルの前
・後の色調のバラツキがみられた。ビル等の外板に使用
した場合はビルの外観を損なう為大きな問題となり、色
調の安定した淡灰色系陽極酸化用アルミニウム合金が求
められている。本発明はこのような色調の不安定さを解
決する為に、安定した色調の陽極酸化皮膜が得られる陽
極酸化用アルミニウム合金及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
材、器物、電気装飾品等に使用されるアルミニウム合金
には耐食性や装飾性の向上の為に陽極酸化処理が施さ
れ、使用用途により陽極酸化皮膜に種々の色が要求され
ている。硫酸浴陽極酸化皮膜の場合、シルバー〜灰色系
に発色するものが多い。淡灰色系陽極酸化用アルミニウ
ム合金としてはAl−Si合金、Al−Fe合金が知ら
れている。従来の淡灰色系陽極酸化用アルミニウム合金
は、色調の安定性が悪く、ロット毎の色調やコイルの前
・後の色調のバラツキがみられた。ビル等の外板に使用
した場合はビルの外観を損なう為大きな問題となり、色
調の安定した淡灰色系陽極酸化用アルミニウム合金が求
められている。本発明はこのような色調の不安定さを解
決する為に、安定した色調の陽極酸化皮膜が得られる陽
極酸化用アルミニウム合金及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの問題を
解決するために鋭意研究を行い、Al−Si系合金の組
成、製造工程を制御することにより、色調の安定した淡
灰色系陽極酸化皮膜が得られるアルミニウム合金とその
製造方法を開発したものである。
解決するために鋭意研究を行い、Al−Si系合金の組
成、製造工程を制御することにより、色調の安定した淡
灰色系陽極酸化皮膜が得られるアルミニウム合金とその
製造方法を開発したものである。
【0004】即ち、請求項1記載の発明はSi0.3〜
3.0%、Fe0.1〜1.0%、Cu0.1〜0.3
%、Mn0.05〜0.60%、Ti0.001〜0.
10%を含み、残部Alと不可避的不純物とからなるこ
とを特徴とする陽極酸化用アルミニウム合金であり、請
求項2記載の発明はSi0.3〜3.0%、Fe0.1
〜1.0%、Cu0.1〜0.3%、Mn0.05〜
0.60%、Ti0.001〜0.10%を含み、残部
Alと不可避的不純物とからなる合金鋳塊に400〜6
00℃の温度で均質化処理を施した後、500℃以下の
温度で熱間圧延を施し、更に冷間圧延を施す際に、35
0〜500℃の温度で中間焼鈍または最終焼鈍を施すこ
とを特徴とする陽極酸化用アルミニウム合金の製造方法
である。
3.0%、Fe0.1〜1.0%、Cu0.1〜0.3
%、Mn0.05〜0.60%、Ti0.001〜0.
10%を含み、残部Alと不可避的不純物とからなるこ
とを特徴とする陽極酸化用アルミニウム合金であり、請
求項2記載の発明はSi0.3〜3.0%、Fe0.1
〜1.0%、Cu0.1〜0.3%、Mn0.05〜
0.60%、Ti0.001〜0.10%を含み、残部
Alと不可避的不純物とからなる合金鋳塊に400〜6
00℃の温度で均質化処理を施した後、500℃以下の
温度で熱間圧延を施し、更に冷間圧延を施す際に、35
0〜500℃の温度で中間焼鈍または最終焼鈍を施すこ
とを特徴とする陽極酸化用アルミニウム合金の製造方法
である。
【0005】
【作用】まず本発明アルミニウム合金の合金組成につい
て説明する。Siは硫酸浴陽極酸化皮膜を淡灰色に発色
させる作用を有する。Si量が0.3%未満ではその作
用が弱く淡灰色に発色せず、3.0%を超えると濃く発
色し淡灰色に発色させるためには皮膜厚を薄くしなけれ
ばならず、耐食性を損なう。Feは材料強度を高める効
果および色調を安定させる効果がある。Fe量が0.1
%未満では材料強度が低く、1.0を超えると黄色味が
強くなり淡灰色の色調安定性を損なう。Cuは材料強度
を高める効果および陽極酸化処理前のアルカリエッチン
グ性を向上し短時間で均一な表面が得られ、色調を均一
化する効果がある。Cu量が0.1%未満では強度を高
める効果、エッチング性向上の効果が弱く、0.3%を
超えると色調に黄色味が強くなり、淡灰色の色調安定性
を損なう。Mnは材料強度の付与とSi系化合物の析出
を抑制し色調の安定性を増す効果がある。Mn量が0.
05%未満では色調の安定性の効果が弱く、0.8%を
超えると粗大な金属間化合物を生成し色調の均一性を損
ない、色調の均一性および色調そのものにも影響し均質
な淡灰色の発色が得られなくなる。Tiはアルミニウム
合金の組織を微細化し、酸化皮膜の色調を均質化する効
果がある。Ti量が0.001%未満では均質化の効果
が少なく、0.10%を超えると粗大な金属間化合物を
生成し、鋳造割れ等の欠陥の原因となり、また、色調の
均一性も損なう。
て説明する。Siは硫酸浴陽極酸化皮膜を淡灰色に発色
させる作用を有する。Si量が0.3%未満ではその作
用が弱く淡灰色に発色せず、3.0%を超えると濃く発
色し淡灰色に発色させるためには皮膜厚を薄くしなけれ
ばならず、耐食性を損なう。Feは材料強度を高める効
果および色調を安定させる効果がある。Fe量が0.1
%未満では材料強度が低く、1.0を超えると黄色味が
強くなり淡灰色の色調安定性を損なう。Cuは材料強度
を高める効果および陽極酸化処理前のアルカリエッチン
グ性を向上し短時間で均一な表面が得られ、色調を均一
化する効果がある。Cu量が0.1%未満では強度を高
める効果、エッチング性向上の効果が弱く、0.3%を
超えると色調に黄色味が強くなり、淡灰色の色調安定性
を損なう。Mnは材料強度の付与とSi系化合物の析出
を抑制し色調の安定性を増す効果がある。Mn量が0.
05%未満では色調の安定性の効果が弱く、0.8%を
超えると粗大な金属間化合物を生成し色調の均一性を損
ない、色調の均一性および色調そのものにも影響し均質
な淡灰色の発色が得られなくなる。Tiはアルミニウム
合金の組織を微細化し、酸化皮膜の色調を均質化する効
果がある。Ti量が0.001%未満では均質化の効果
が少なく、0.10%を超えると粗大な金属間化合物を
生成し、鋳造割れ等の欠陥の原因となり、また、色調の
均一性も損なう。
【0006】本発明合金の製造方法は、所定組成の合金
鋳塊に400〜600℃の温度で均質化処理を施し、5
00℃以下で熱間圧延を行い、更に冷間圧延を施し最終
板厚の板を得、また冷間圧延の際、350〜500℃の
温度で中間焼鈍又は最終焼鈍を施す方法である。これ
は、均質化処理でβ−AlFeSi、Al−Fe−Mn
−Si系化合物としてSiを析出させSiの固溶量を制
御し、後工程の焼鈍での微細なSiの析出を抑え、焼鈍
温度による陽極酸化皮膜の色調変化を少なくし、安定し
た均質な淡灰色陽極酸化皮膜を得る方法である。均質化
処理温度が600℃を超えると、Si含有化合物が固溶
し、後工程の焼鈍でSiの析出が起こる。このSi析出
物は陽極酸化皮膜を灰色に発色させる効果があり、又、
微細なSi析出物は黄色味を帯びさせてしまう。このた
め、焼鈍温度による色調変化が大きく、色調の安定性に
乏しく、皮膜の色合わせが困難となる。また、400℃
未満では、組織の均質化が不十分であり、色調の安定性
がなくなる。熱間圧延温度が500℃を超えるとSi固
溶量が多くなり、焼鈍工程での微細なSiの析出が多く
なり、色調の安定性が損なわれる。焼鈍温度が500℃
を超えると、Siが固溶し陽極酸化皮膜の発色が少な
く、淡灰色にするには膜厚を厚くする必要があり、処理
時間が長く経済的でない。350℃未満では微細なSi
の析出が多く黄色味が強く均質な淡灰色の陽極酸化皮膜
が得られない。以上のようにして得られた本発明アルミ
ニウム合金の陽極酸化処理は、主に硫酸浴を用い、その
濃度、電流密度、処理温度等の条件は通常一般の条件が
適用される。
鋳塊に400〜600℃の温度で均質化処理を施し、5
00℃以下で熱間圧延を行い、更に冷間圧延を施し最終
板厚の板を得、また冷間圧延の際、350〜500℃の
温度で中間焼鈍又は最終焼鈍を施す方法である。これ
は、均質化処理でβ−AlFeSi、Al−Fe−Mn
−Si系化合物としてSiを析出させSiの固溶量を制
御し、後工程の焼鈍での微細なSiの析出を抑え、焼鈍
温度による陽極酸化皮膜の色調変化を少なくし、安定し
た均質な淡灰色陽極酸化皮膜を得る方法である。均質化
処理温度が600℃を超えると、Si含有化合物が固溶
し、後工程の焼鈍でSiの析出が起こる。このSi析出
物は陽極酸化皮膜を灰色に発色させる効果があり、又、
微細なSi析出物は黄色味を帯びさせてしまう。このた
め、焼鈍温度による色調変化が大きく、色調の安定性に
乏しく、皮膜の色合わせが困難となる。また、400℃
未満では、組織の均質化が不十分であり、色調の安定性
がなくなる。熱間圧延温度が500℃を超えるとSi固
溶量が多くなり、焼鈍工程での微細なSiの析出が多く
なり、色調の安定性が損なわれる。焼鈍温度が500℃
を超えると、Siが固溶し陽極酸化皮膜の発色が少な
く、淡灰色にするには膜厚を厚くする必要があり、処理
時間が長く経済的でない。350℃未満では微細なSi
の析出が多く黄色味が強く均質な淡灰色の陽極酸化皮膜
が得られない。以上のようにして得られた本発明アルミ
ニウム合金の陽極酸化処理は、主に硫酸浴を用い、その
濃度、電流密度、処理温度等の条件は通常一般の条件が
適用される。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例により更に詳細に説明す
る。 実施例1 表1に示す合金組成のアルミニウム合金を溶解・鋳造し
て、巾1100mm、厚さ500mm、長さ2000m
mの鋳塊とし、それぞれの鋳塊を470℃で4時間均質
化処理し、430℃の温度で熱間圧延後、400℃で1
0時間中間焼鈍を施した後、冷間圧延を施し最終板厚
2.0mmの圧延板とした。得られた圧延板は、硫酸浴
中で陽極酸化処理し、厚さ20μmの酸化皮膜を形成
し、陽極酸化皮膜の色調は色差計にて測定した。陽極酸
化条件は、15%硫酸浴、処理温度20℃、電流密度
1.2A/dm2とした。また機械的性質も測定した。
色差計による色調の測定結果を表2に示す。表2のL値
は明度を示し、数値が高い程、明るく淡い色調である。
a値、b値は皮膜の色調を示し、a値が高いほど赤味を
帯び、低いほど緑色を帯び、b値が高いほど黄色味を帯
び、低いほど青味を帯びることを示している。なお、本
発明において淡灰色の色調とはL値が50〜75、a値
が−2〜2、b値が0〜2で表される色調をいうものと
する。
る。 実施例1 表1に示す合金組成のアルミニウム合金を溶解・鋳造し
て、巾1100mm、厚さ500mm、長さ2000m
mの鋳塊とし、それぞれの鋳塊を470℃で4時間均質
化処理し、430℃の温度で熱間圧延後、400℃で1
0時間中間焼鈍を施した後、冷間圧延を施し最終板厚
2.0mmの圧延板とした。得られた圧延板は、硫酸浴
中で陽極酸化処理し、厚さ20μmの酸化皮膜を形成
し、陽極酸化皮膜の色調は色差計にて測定した。陽極酸
化条件は、15%硫酸浴、処理温度20℃、電流密度
1.2A/dm2とした。また機械的性質も測定した。
色差計による色調の測定結果を表2に示す。表2のL値
は明度を示し、数値が高い程、明るく淡い色調である。
a値、b値は皮膜の色調を示し、a値が高いほど赤味を
帯び、低いほど緑色を帯び、b値が高いほど黄色味を帯
び、低いほど青味を帯びることを示している。なお、本
発明において淡灰色の色調とはL値が50〜75、a値
が−2〜2、b値が0〜2で表される色調をいうものと
する。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】表2より明らかなように本発明の合金は淡
灰色に発色することがわかる。これに対し比較例No.
6はSi量が少なく淡灰色に発色せず、比較例No.7
はSi量が多く濃灰色となった。比較例No.8はCu
量、Mn量が少なく、色むらを生じ、強度も低くなっ
た。比較例No.9はCu量が多く黄色味を帯び、比較
例No.10はMn量が多く色むらを生じた。
灰色に発色することがわかる。これに対し比較例No.
6はSi量が少なく淡灰色に発色せず、比較例No.7
はSi量が多く濃灰色となった。比較例No.8はCu
量、Mn量が少なく、色むらを生じ、強度も低くなっ
た。比較例No.9はCu量が多く黄色味を帯び、比較
例No.10はMn量が多く色むらを生じた。
【0011】実施例2 表3に示す合金組成のアルミニウム合金を溶解・鋳造し
て、実施例1と同様の鋳塊とし、それぞれの鋳塊を47
0℃で3時間均質化処理し、450℃の温度で熱間圧延
後、表4に示す中間焼鈍を施した後、冷間圧延を施し最
終板厚2.0mmの圧延板とした。得られた圧延板は、
実施例1と同様の陽極酸化処理を施し、陽極酸化皮膜の
色調を色差計にて測定した。測定の結果を表5に示す。
て、実施例1と同様の鋳塊とし、それぞれの鋳塊を47
0℃で3時間均質化処理し、450℃の温度で熱間圧延
後、表4に示す中間焼鈍を施した後、冷間圧延を施し最
終板厚2.0mmの圧延板とした。得られた圧延板は、
実施例1と同様の陽極酸化処理を施し、陽極酸化皮膜の
色調を色差計にて測定した。測定の結果を表5に示す。
【0012】
【表3】
【0013】
【表4】
【0014】
【表5】
【0015】表5より明らかなように、本発明合金を用
いた本発明例は中間焼鈍温度による色調差△Eが1以下
と小さく、淡灰色酸化皮膜の色調が安定したものである
ことを示している。これに対し、比較合金を用いた比較
例はCu、Mn量が少なく中間焼鈍温度による色調差△
Eのバラツキが大きく、中間焼鈍温度による色調の安定
性が少ないことを示している。このことは、ロット内、
ロット間での色調のバラツキにもつながるものである。
また、中間焼鈍温度が本発明の範囲を外れた比較例は、
中間焼鈍温度が低いとb値が大きく黄色味が強くなり、
中間焼鈍温度が高いとL値が大きく発色が薄く、目的と
する淡灰色の酸化皮膜が得られないことが判る。
いた本発明例は中間焼鈍温度による色調差△Eが1以下
と小さく、淡灰色酸化皮膜の色調が安定したものである
ことを示している。これに対し、比較合金を用いた比較
例はCu、Mn量が少なく中間焼鈍温度による色調差△
Eのバラツキが大きく、中間焼鈍温度による色調の安定
性が少ないことを示している。このことは、ロット内、
ロット間での色調のバラツキにもつながるものである。
また、中間焼鈍温度が本発明の範囲を外れた比較例は、
中間焼鈍温度が低いとb値が大きく黄色味が強くなり、
中間焼鈍温度が高いとL値が大きく発色が薄く、目的と
する淡灰色の酸化皮膜が得られないことが判る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるアルミ
ニウム合金は、ロット内、ロット間の色むらのない淡灰
色発色の陽極酸化皮膜を得ることが可能でありビル外板
等の色違いの問題を解消し、工業上の顕著な効果を奏す
るものである。
ニウム合金は、ロット内、ロット間の色むらのない淡灰
色発色の陽極酸化皮膜を得ることが可能でありビル外板
等の色違いの問題を解消し、工業上の顕著な効果を奏す
るものである。
Claims (2)
- 【請求項1】Si0.3〜3.0%(重量%以下同
じ)、Fe0.1〜1.0%、Cu0.1〜0.3%、
Mn0.05〜0.60%、Ti0.001〜0.10
%を含み、残部Alと不可避的不純物とからなることを
特徴とする陽極酸化用アルミニウム合金。 - 【請求項2】Si0.3〜3.0%、Fe0.1〜1.
0%、Cu0.1〜0.3%、Mn0.05〜0.60
%、Ti0.001〜0.10%を含み、残部Alと不
可避的不純物とからなる合金鋳塊に400〜600℃の
温度で均質化処理を施した後、500℃以下の温度で熱
間圧延を施し、更に冷間圧延を施す際に、350〜50
0℃の温度で中間焼鈍または最終焼鈍を施すことを特徴
とする陽極酸化用アルミニウム合金の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34968992A JPH06172902A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 陽極酸化用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34968992A JPH06172902A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 陽極酸化用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06172902A true JPH06172902A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18405441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34968992A Pending JPH06172902A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 陽極酸化用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06172902A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114277323A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 镇江龙源铝业有限公司 | 一种车用散热铝材及其制备方法 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP34968992A patent/JPH06172902A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114277323A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-05 | 镇江龙源铝业有限公司 | 一种车用散热铝材及其制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2015022734A1 (ja) | 高強度アルマイト素材用アルミニウム合金板及びその製造方法、並びに高強度アルマイト皮膜付きアルミニウム合金板 | |
| JP2606469B2 (ja) | 自然発色用アルミニウム合金及びその製造方法 | |
| JP2544235B2 (ja) | 陽極酸化処理後の色調が灰色の高強度アルミニウム合金展伸材およびその製造方法 | |
| JPH06172902A (ja) | 陽極酸化用アルミニウム合金およびその製造方法 | |
| US5110371A (en) | Aluminum alloys for forming colored anodic oxide films thereon and method for producing a sheet material of the alloy | |
| JP3200523B2 (ja) | グレー発色用時効硬化型アルミニウム合金押出形材及びその製造方法 | |
| JPH01272739A (ja) | 発色用アルミニウム合金 | |
| JPH07100837B2 (ja) | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 | |
| US3793089A (en) | Aluminum sheet | |
| JPH06330212A (ja) | 陽極酸化処理後の色調が安定な淡色の建材用厚肉アルミニウム合金圧延板およびその製造方法 | |
| JPH0372048A (ja) | 安定したグレー色の陽極酸化皮膜を生成するアルミニウム合金 | |
| JP2544233B2 (ja) | 陽極酸化処理後の色調が青灰色のアルミニウム合金およびその製造方法 | |
| JPH08253831A (ja) | 色調均一性に優れた陽極酸化用アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
| JP2643632B2 (ja) | 着色酸化皮膜形成用アルミニウム合金展伸材及びその製造方法 | |
| US4098619A (en) | Architectural aluminum alloy sheet and method therefor | |
| JPH06340939A (ja) | 黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金 | |
| JPH0256414B2 (ja) | ||
| JP3080396B2 (ja) | 自然発色用アルミニウム合金 | |
| JPH0873971A (ja) | 縞模様付アルミ合金材、及びその製造方法 | |
| JPH0739622B2 (ja) | 陽極酸化処理後の色調が白色のアルミニウム合金板の製造方法 | |
| JPH05132731A (ja) | 陽極酸化処理後の色調が黄金色のアルミニウム合金およびその製造方法 | |
| US4915798A (en) | Corrosion resistant aluminum product with uniformly grey, light-fast surface and process for its manufacture | |
| JPH08311589A (ja) | 赤みのあるベージュ発色アルマイト用アルミニウム合金材、およびその製造方法 | |
| JPH116023A (ja) | アルミ合金材およびアルミ合金材の製造方法 | |
| JP3644817B2 (ja) | 陽極酸化処理後の色調が灰色のアルミニウム合金圧延板の製造方法 |