JPH06340939A - 黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金 - Google Patents

黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金

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JPH06340939A
JPH06340939A JP15791093A JP15791093A JPH06340939A JP H06340939 A JPH06340939 A JP H06340939A JP 15791093 A JP15791093 A JP 15791093A JP 15791093 A JP15791093 A JP 15791093A JP H06340939 A JPH06340939 A JP H06340939A
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JP
Japan
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tincture
color
yellow
annealing
gray color
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Application number
JP15791093A
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English (en)
Inventor
Tokihiko Kobayashi
時彦 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Aluminum Co Ltd filed Critical Furukawa Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硫酸浴陽極酸化処理により黄色味の少ない淡
灰色の陽極酸化皮膜を形成するアルミニウム合金を提供
する。 【構成】 Si0.3〜3.0重量%、Mn0.01〜
0.60重量%を含み、残部Alと不可避的不純物とか
らなることを特徴とする黄色味の少ない淡灰色発色用ア
ルミニウム合金

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硫酸浴陽極酸化処理によ
り黄色味の少ない淡灰色の陽極酸化皮膜を形成するアル
ミニウム合金に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、建築用外装材や内装
材、器物、電気装飾品等に使用されるアルミニウム合金
は耐食性、装飾性の為に陽極酸化処理が施され、使用用
途により陽極酸化皮膜に種々の色が要求される。硫酸浴
陽極酸化皮膜の場合、シルバー〜灰色系に発色するもの
が多い。淡灰色系陽極酸化用アルミニウム合金としては
Al−Si系合金、Al−Fe合金が知られている。A
l−Si系合金の従来の淡灰色系陽極酸化用アルミニウ
ム合金は、高温での中間焼鈍もしくは最終焼鈍を行わな
いと黄色味の強い灰色系発色となり、400℃以上の温
度での焼鈍を必要としていた。高温での焼鈍を行うた
め、灰色の色調が淡くなる。そのため、色調の濃淡はS
i量を制御し所定の色調の淡灰色系発色材を得ている。
【0003】本発明は、中間焼鈍温度、最終焼鈍温度に
関係なしに黄色味の発生がなく、低濃度のSi量でも安
定した黄色味の少ない淡灰色系陽極酸化皮膜が得られる
アルミニウム合金を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの問題を
解決するために鋭意研究を行い、Al−Si系合金の組
成を制御することにより、黄色味の少ない色調の安定し
た淡灰色の陽極酸化皮膜が得られるアルミニウム合金を
開発したものである。即ち、本発明はSi:0.3〜
3.0重量%、Mn:0.01〜0.60重量%を含
み、残部Alと不可避的不純物とからなることを特徴と
する黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金であ
る。
【0005】
【作用】本発明アルミニウム合金の合金組成について説
明する。Siは硫酸浴陽極酸化皮膜を淡灰色に発色させ
る作用を有する。0.3重量%未満ではその作用が弱く
淡灰色に発色せず、3.0重量%を超えると濃く発色
し、淡灰色に発色させるためには皮膜厚を薄くしなけれ
ばならず、耐食性を損なう。
【0006】Mnは材料強度の付与と色調の安定性を増
す効果がある。特に、黄色味の原因である焼鈍工程での
微細なSi系の析出を抑制するための重要な添加元素で
ある。0.01重量%未満では色調の安定性の効果が弱
く、0.6重量%を超えると粗大な金属間化合物を生成
し色調の均一性を損ない、色調の均一性および色調その
ものにも影響し均質な淡灰色の発色が得られなくなる。
【0007】また、不可避不純物としてFe:1.0重
量%以下、Cu:0.3重量%以下、Ti:0.1重量
%以下を含んでも構わない。
【0008】本発明合金の製造方法は、通常の製造工程
つまり鋳造、均質化処理、熱間加工、冷間加工によりア
ルミニウム材料を得、必要に応じ、中間焼鈍、最終焼鈍
を行うものである。従来の材料は、焼鈍温度により、黄
色味の度合いが大きく異なるため、焼鈍温度を高くする
必要があった。しかし、本発明合金は焼鈍温度によらず
に黄色味の発生がないため、焼鈍温度を高くする必要が
ない。また、黄色味の発生が抑えられるので、Si量だ
けでなく、焼鈍温度により淡灰色の色調を自由に制御可
能である。以上のようにして得られた本発明アルミニウ
ム合金の陽極酸化処理は、主に硫酸浴を用い、その濃
度、電流密度、処理温度等の条件は通常一般の条件が適
用される。なお、本合金は圧延材に限らず押出材の製造
も可能である。
【0009】
【実施例】以下本発明を実施例に基づいて更に詳細に説
明する。 (実施例1)表1に示す合金組成のアルミニウム合金を
溶解・鋳造し、それぞれの鋳塊を470℃で3時間の均
質処理し、熱間圧延後、冷間圧延を施し最終板厚さ2m
mの圧延板とした。このとき、350℃×10時間の中
間焼鈍を施した。得られた圧延板は、硫酸浴中で陽極酸
化処理し厚さ20μmの陽極酸化皮膜を形成し、陽極酸
化皮膜の色調を色差計にて測定した。陽極酸化条件は、
15%硫酸浴、処理温度20℃、電流密度1.2A/d
2 とした。色差計による色調の測定結果を表2に示
す。表2のL値は明度を示し、数値が高いほど、明るく
淡い色調である。a値、b値は皮膜の色調を示し、a値
が高いほど赤味を帯び、低いほど緑色を帯び、b値が高
いほど黄色を帯び、低いほど青味を帯びることを示して
いる。なお、本発明において淡灰色の色調とはL値が5
0〜75、a値が−2〜2、b値が0〜2で表される色
調をいうものとする。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】表2より明らかなように本発明例No.1
〜4は黄色味の少ない淡灰色に発色することがわかる。
これに対し比較例No.5はSi量が少なく淡灰色に発
色せず、比較例No.6はSi量が多く濃灰色となっ
た。比較例No.7はMn量が少なく黄色味の強い色調
となる。比較例No.8はMn量が多く色ムラを生じ、
色調も淡灰色でなくなる。
【0013】(実施例2)表3に示す組成のアルミニウ
ム合金を溶解・鋳造し、それぞれの鋳塊を520℃で1
時間の均質処理し、熱間圧延後、冷間圧延を施し最終板
厚さ2mmの圧延板とした。このとき、300℃から4
50℃で10時間の中間焼鈍を施した。得られた圧延板
は、実施例1と同様の陽極酸化処理を施し、陽極酸化皮
膜の色調を色差計にて測定した。測定結果を表4に示
す。
【0014】
【表3】
【0015】
【表4】
【0016】表4より明らかなように本発明例No.1
1,12は焼鈍温度に関係なく黄色味の少ない淡灰色に
発色し、焼鈍温度を低くすればL値が小さくなりSi量
が少なくても淡灰色に発色することがわかる。これに対
しMn量が本発明の範囲より少ない比較例No.13,
14は中間焼鈍温度が400℃以下では黄色味が強く、
焼鈍温度を高くする必要があり、更に、淡灰色に発色さ
せるには、Si量を多くする必要がある。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明アルミニウ
ム合金は、焼鈍温度に関係なく、黄色味の少ない淡灰色
発色の陽極酸化皮膜を得ることが可能であり、Si量及
び焼鈍温度により色調を自由にコントロールでき、焼鈍
温度も低くできるもので工業上顕著な効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si:0.3〜3.0重量%、Mn:
    0.01〜0.60重量%を含み、残部Alと不可避的
    不純物とからなることを特徴とする黄色味の少ない淡灰
    色発色用アルミニウム合金。
JP15791093A 1993-06-02 1993-06-02 黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金 Pending JPH06340939A (ja)

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JP15791093A JPH06340939A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金

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JPH06340939A true JPH06340939A (ja) 1994-12-13

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ID=15660127

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JP15791093A Pending JPH06340939A (ja) 1993-06-02 1993-06-02 黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金

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JP (1) JPH06340939A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107739197A (zh) * 2017-09-30 2018-02-27 佛山欧神诺陶瓷股份有限公司 一种灰色陶瓷砖及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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