JPH06173602A - セラミック製回転体と金属製回転体との接合構造 - Google Patents
セラミック製回転体と金属製回転体との接合構造Info
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- JPH06173602A JPH06173602A JP32918992A JP32918992A JPH06173602A JP H06173602 A JPH06173602 A JP H06173602A JP 32918992 A JP32918992 A JP 32918992A JP 32918992 A JP32918992 A JP 32918992A JP H06173602 A JPH06173602 A JP H06173602A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミック製回転体の連結軸部と金属製回転
体の連結穴とが嵌合する嵌合部における応力を小に抑え
つつ嵌合力を十分に確保するとともに、シールリング溝
の深さを大とする。 【構成】 金属製回転体21の軸端部23に、セラミッ
ク製回転体27の連結軸部28が嵌合される連結穴26
を形成し、金属製回転体21の軸端部23の外周に、半
径方向外方に膨出しシールリング溝33を有する保持部
32を設け、保持部32と金属製回転体21の軸端部2
3との間に、少なくとも連結軸部28と連結穴26との
嵌合範囲で周方向に延びる間隙Sを設ける。
体の連結穴とが嵌合する嵌合部における応力を小に抑え
つつ嵌合力を十分に確保するとともに、シールリング溝
の深さを大とする。 【構成】 金属製回転体21の軸端部23に、セラミッ
ク製回転体27の連結軸部28が嵌合される連結穴26
を形成し、金属製回転体21の軸端部23の外周に、半
径方向外方に膨出しシールリング溝33を有する保持部
32を設け、保持部32と金属製回転体21の軸端部2
3との間に、少なくとも連結軸部28と連結穴26との
嵌合範囲で周方向に延びる間隙Sを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック製回転体と
金属製回転体との接合構造に関し、とくに嵌合部におけ
る十分な嵌合力および深いシールリング溝を得ることが
可能な接合構造に関する。
金属製回転体との接合構造に関し、とくに嵌合部におけ
る十分な嵌合力および深いシールリング溝を得ることが
可能な接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるターボチャージャで
は、急加速時のレスポンスを向上させるため、ロータを
軽量化することが要求されている。ロータを軽量化する
手段の一つとして、タービンをセラミックから構成する
技術が知られている。
は、急加速時のレスポンスを向上させるため、ロータを
軽量化することが要求されている。ロータを軽量化する
手段の一つとして、タービンをセラミックから構成する
技術が知られている。
【0003】タービンロータをセラミックで構成した場
合は、コンプレッサ側から延びる金属軸とセラミックか
らなるタービンロータとを確実に接合することが必要と
なる。これに関連する先行技術として、たとえば特開昭
61−16204号公報、特開昭62−78172号公
報、特開平3−65802号公報が知られている。
合は、コンプレッサ側から延びる金属軸とセラミックか
らなるタービンロータとを確実に接合することが必要と
なる。これに関連する先行技術として、たとえば特開昭
61−16204号公報、特開昭62−78172号公
報、特開平3−65802号公報が知られている。
【0004】図4は、従来のターボチャージャにおける
金属シャフトとセラミックからなるタービンロータとの
接合の一例を示している。図4において、1は金属シャ
フトを示しており、2は金属シャフト1の端部に取付け
られた接合リングを示している。接合リング2は、金属
部材からなり金属シャフト1と溶接によって接合されて
いる。接合リング2には、連結穴3が形成されている。
連結穴3には、セラミックからなるタービンロータ4の
連結軸部5が焼嵌めにより嵌合されている。
金属シャフトとセラミックからなるタービンロータとの
接合の一例を示している。図4において、1は金属シャ
フトを示しており、2は金属シャフト1の端部に取付け
られた接合リングを示している。接合リング2は、金属
部材からなり金属シャフト1と溶接によって接合されて
いる。接合リング2には、連結穴3が形成されている。
連結穴3には、セラミックからなるタービンロータ4の
連結軸部5が焼嵌めにより嵌合されている。
【0005】連結穴3と連結軸部5の嵌合部10は、金
属シャフト1の注入穴6および接合リングの注入穴7を
介して充填されたロー材によってロー付されている。接
合リング2の外周面には、周方向に延びるシールリング
溝8が形成されている。シールリング溝8には、図示さ
れないシールリングが装着されるようになっている。
属シャフト1の注入穴6および接合リングの注入穴7を
介して充填されたロー材によってロー付されている。接
合リング2の外周面には、周方向に延びるシールリング
溝8が形成されている。シールリング溝8には、図示さ
れないシールリングが装着されるようになっている。
【0006】連結穴3と連結軸部5の嵌合部10におけ
る嵌合力は、嵌め合い代を同一に設定しても、接合リン
グ2の肉厚大小によって変化する。たとえば接合リング
2の外径を一定とした場合、嵌合部10の径を大に変化
させると、接合リング2の肉厚が薄くなる分だけ接合リ
ング2が変形しやすくなり、嵌合力が小となる。また、
この状態では接合リング2の変形量が大となるので、接
合リング2に生じる応力は大となる。
る嵌合力は、嵌め合い代を同一に設定しても、接合リン
グ2の肉厚大小によって変化する。たとえば接合リング
2の外径を一定とした場合、嵌合部10の径を大に変化
させると、接合リング2の肉厚が薄くなる分だけ接合リ
ング2が変形しやすくなり、嵌合力が小となる。また、
この状態では接合リング2の変形量が大となるので、接
合リング2に生じる応力は大となる。
【0007】逆に嵌合部10の径を小に変化させると、
接合リング2の肉厚が厚くなる分だけ接合リング2が変
形しにくくなり、嵌合力が大となる。この状態では接合
リング2の変形量が小さいので接合リング2に生じる応
力は小となる。
接合リング2の肉厚が厚くなる分だけ接合リング2が変
形しにくくなり、嵌合力が大となる。この状態では接合
リング2の変形量が小さいので接合リング2に生じる応
力は小となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように接合リング2の肉厚を増加させて嵌合部10にお
ける嵌合力を高める場合は、セラミックからなるタービ
ンロータ4の連結軸部5に作用する面圧が著しく高くな
り、連結軸部5に発生する引張り応力が高くなってター
ビンロータ4が割れてしまうという問題がある。また、
接合リング2の肉厚を減少させて嵌合部10における嵌
合力を小さくした場合でも、接合リング2に生じる応力
は高くなるので、この応力によって接合リング2に亀裂
が生じるという問題がある。
ように接合リング2の肉厚を増加させて嵌合部10にお
ける嵌合力を高める場合は、セラミックからなるタービ
ンロータ4の連結軸部5に作用する面圧が著しく高くな
り、連結軸部5に発生する引張り応力が高くなってター
ビンロータ4が割れてしまうという問題がある。また、
接合リング2の肉厚を減少させて嵌合部10における嵌
合力を小さくした場合でも、接合リング2に生じる応力
は高くなるので、この応力によって接合リング2に亀裂
が生じるという問題がある。
【0009】一方、ガスタービンエンジンの場合は、ガ
ス圧がガス温度が高くなることから、接合リング2のシ
ールリング溝8に装着されるシールリングを大きくした
いという要求があるが、大きなシールリングを装着する
ためにはシールリング溝8の深さを大にしなければなら
ない。シールリング溝8の深さを大にするには、接合リ
ング2の肉厚を大にしなければならず、結果的にタービ
ンロータ4の連結軸部5に生じる引張り応力が高くな
り、上述と同様の問題が生じる。
ス圧がガス温度が高くなることから、接合リング2のシ
ールリング溝8に装着されるシールリングを大きくした
いという要求があるが、大きなシールリングを装着する
ためにはシールリング溝8の深さを大にしなければなら
ない。シールリング溝8の深さを大にするには、接合リ
ング2の肉厚を大にしなければならず、結果的にタービ
ンロータ4の連結軸部5に生じる引張り応力が高くな
り、上述と同様の問題が生じる。
【0010】本発明は、上記の問題に着目し、セラミッ
ク製回転体の連結軸部と金属製回転体の連結穴とが嵌合
する嵌合部における応力を小に抑えつつ嵌合力を十分に
確保するとともに、シールリング溝の深さを大とするこ
とが可能な接合構造を提供することを目的とする。
ク製回転体の連結軸部と金属製回転体の連結穴とが嵌合
する嵌合部における応力を小に抑えつつ嵌合力を十分に
確保するとともに、シールリング溝の深さを大とするこ
とが可能な接合構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係るセラミック製回転体と金属製回転との接
合構造は、金属製回転体の軸端部に、セラミック製回転
体の連結軸部が嵌合される連結穴を形成し、該金属製回
転体の軸端部の外周に、半径方向外方に膨出しシールリ
ング溝を有する保持部を設け、該保持部と金属製回転体
の軸端部との間に、少なくとも前記連結軸部と連結穴と
の嵌合範囲で周方向に延びる間隙を設けたものから成
る。
の本発明に係るセラミック製回転体と金属製回転との接
合構造は、金属製回転体の軸端部に、セラミック製回転
体の連結軸部が嵌合される連結穴を形成し、該金属製回
転体の軸端部の外周に、半径方向外方に膨出しシールリ
ング溝を有する保持部を設け、該保持部と金属製回転体
の軸端部との間に、少なくとも前記連結軸部と連結穴と
の嵌合範囲で周方向に延びる間隙を設けたものから成
る。
【0012】
【作用】このように構成されたセラミック製回転体と金
属製回転体との接合構造においては、シールリング溝を
有する保持部と金属製回転体の軸端部との間に、少なく
とも連結軸部と連結穴との嵌合範囲で周方向に延びる間
隙が設けられているので、連結穴と連結軸部との嵌合部
における嵌合力は、保持部の外径の大小に無関係とな
る。
属製回転体との接合構造においては、シールリング溝を
有する保持部と金属製回転体の軸端部との間に、少なく
とも連結軸部と連結穴との嵌合範囲で周方向に延びる間
隙が設けられているので、連結穴と連結軸部との嵌合部
における嵌合力は、保持部の外径の大小に無関係とな
る。
【0013】したがって、セラミック製回転体の連結軸
部が嵌合される金属製回転体の軸端部の肉厚は、シール
リング溝の深さを全く考慮することなく設定できること
になり、連結穴と連結軸部の嵌合部における嵌合力を十
分に確保することが可能となる。また、保持部の径を大
にしても連結穴と連結軸の嵌合力に影響はないので、保
持部の径を大きくする分だけシールリング溝の深さを大
にすることができる。
部が嵌合される金属製回転体の軸端部の肉厚は、シール
リング溝の深さを全く考慮することなく設定できること
になり、連結穴と連結軸部の嵌合部における嵌合力を十
分に確保することが可能となる。また、保持部の径を大
にしても連結穴と連結軸の嵌合力に影響はないので、保
持部の径を大きくする分だけシールリング溝の深さを大
にすることができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明に係るセラミック製回転体と
金属製回転体との接合構造の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。
金属製回転体との接合構造の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の第1実施例を示してお
り、とくに自動車のエンジンに搭載されるターボチャー
ジャに適用した場合について説明する。図1において、
21は金属製回転体としての金属シャフトを示してい
る。金属シャフト21は、図示されない軸受を介してハ
ウジングに回転自在に支持されている。金属シャフト2
1の一方には、図示されない金属製のコンプレッサ(翼
車)が接続されている。
り、とくに自動車のエンジンに搭載されるターボチャー
ジャに適用した場合について説明する。図1において、
21は金属製回転体としての金属シャフトを示してい
る。金属シャフト21は、図示されない軸受を介してハ
ウジングに回転自在に支持されている。金属シャフト2
1の一方には、図示されない金属製のコンプレッサ(翼
車)が接続されている。
【0016】金属シャフト21は、シャフト本体22と
軸端部としての接合リング23とから構成されている。
シャフト本体22と接合リング23は、共に金属部材か
ら構成されている。シャフト本体22の端部には、嵌合
穴24が形成されている。接合リング23の一方には、
嵌合突起25が形成されている。シャフト本体22と接
合リング23は、嵌合突起25が嵌合穴24に嵌合され
た状態で溶接によって接合されている。
軸端部としての接合リング23とから構成されている。
シャフト本体22と接合リング23は、共に金属部材か
ら構成されている。シャフト本体22の端部には、嵌合
穴24が形成されている。接合リング23の一方には、
嵌合突起25が形成されている。シャフト本体22と接
合リング23は、嵌合突起25が嵌合穴24に嵌合され
た状態で溶接によって接合されている。
【0017】接合リング23の嵌合突起25と反対側に
は、連結穴26が形成されている。接合リング23に
は、セラミック製回転体としてのタービンロータ27が
接合されている。タービンロータ27は、セラミックか
ら構成されており、一方に軸方向に突出する連結軸部2
8が形成されている。タービンロータ27の連結軸部2
8は、接合リング23の連結穴26に焼嵌めにより嵌合
されている。
は、連結穴26が形成されている。接合リング23に
は、セラミック製回転体としてのタービンロータ27が
接合されている。タービンロータ27は、セラミックか
ら構成されており、一方に軸方向に突出する連結軸部2
8が形成されている。タービンロータ27の連結軸部2
8は、接合リング23の連結穴26に焼嵌めにより嵌合
されている。
【0018】シャフト本体22の端部には、嵌合穴24
と連通する注入口29が形成されている。接合リング2
3には、一方が嵌合穴24に開口し、他方が連結穴26
に開口する貫通穴30が形成されている。連結軸部28
と連結穴26の嵌合部は、注入口29を介して貫通穴3
0へ充填されたロー材(図示略)によってロー付けされ
ている。
と連通する注入口29が形成されている。接合リング2
3には、一方が嵌合穴24に開口し、他方が連結穴26
に開口する貫通穴30が形成されている。連結軸部28
と連結穴26の嵌合部は、注入口29を介して貫通穴3
0へ充填されたロー材(図示略)によってロー付けされ
ている。
【0019】ここで、接合リング23の外径はD1 に設
定されており、連結軸部28の外径はD2 に設定されて
いる。したがって、接合リング23の連結軸部28が嵌
合される部位の肉厚Tは、T=D1 −D2 となる。接合
リング23の肉厚Tは、連結軸部28との嵌合力が十分
でかつ応力が著しく高くならない値に設定されている。
定されており、連結軸部28の外径はD2 に設定されて
いる。したがって、接合リング23の連結軸部28が嵌
合される部位の肉厚Tは、T=D1 −D2 となる。接合
リング23の肉厚Tは、連結軸部28との嵌合力が十分
でかつ応力が著しく高くならない値に設定されている。
【0020】接合リング23の外周面には、半径方向外
方に膨出する保持部32が固定されている。保持部32
は金属部材から構成され、たとえば接合リング23と溶
接によって接合されている。保持部32と接合リング2
3との間には、連結軸部28と連結穴26との嵌合範囲
で周方向に延びる間隙Sが設けられている。このよう
に、保持部32は片方のみで支持される片持ち構造にな
っている。
方に膨出する保持部32が固定されている。保持部32
は金属部材から構成され、たとえば接合リング23と溶
接によって接合されている。保持部32と接合リング2
3との間には、連結軸部28と連結穴26との嵌合範囲
で周方向に延びる間隙Sが設けられている。このよう
に、保持部32は片方のみで支持される片持ち構造にな
っている。
【0021】保持部32には、周方向に延びるシールリ
ング溝33が形成されている。シールリング溝33に
は、図示されないシールリングが装着されるようになっ
ている。保持部32の外径は、D3 に設定されている。
シールリング溝33の深さは、Hに設定されている。保
持部32の外径D3 は大に設定されており、これによっ
てシールリング溝33の深さHを大にすることが可能と
なっている。
ング溝33が形成されている。シールリング溝33に
は、図示されないシールリングが装着されるようになっ
ている。保持部32の外径は、D3 に設定されている。
シールリング溝33の深さは、Hに設定されている。保
持部32の外径D3 は大に設定されており、これによっ
てシールリング溝33の深さHを大にすることが可能と
なっている。
【0022】つぎに、第1実施例における作用について
説明する。セラミックターボロータの組付けにおいて
は、シャフト本体22と接合リング23がたとえば溶接
によって接合される。つぎに、接合リング23の外周面
に、保持部32がたとえば溶接によって取付けられる。
これによって、保持部32と接合リング23との間に
は、周方向に延びる隙間Sが形成される。
説明する。セラミックターボロータの組付けにおいて
は、シャフト本体22と接合リング23がたとえば溶接
によって接合される。つぎに、接合リング23の外周面
に、保持部32がたとえば溶接によって取付けられる。
これによって、保持部32と接合リング23との間に
は、周方向に延びる隙間Sが形成される。
【0023】保持部32が取付けられると、接合リング
23の連結穴26には、セラミックからなるタービンロ
ータ27の連結軸部28に焼嵌め(圧入)される。この
場合、保持部32と接合リング23との間には隙間Sが
設けられているので、接合リング23の嵌合部分は焼嵌
めによって半径方向外方に何ら拘束されることなく弾性
変形することが可能となる。したがって、保持部32の
外径D3 が大に設定されていても、嵌合部31の面圧が
過大になることは回避される。
23の連結穴26には、セラミックからなるタービンロ
ータ27の連結軸部28に焼嵌め(圧入)される。この
場合、保持部32と接合リング23との間には隙間Sが
設けられているので、接合リング23の嵌合部分は焼嵌
めによって半径方向外方に何ら拘束されることなく弾性
変形することが可能となる。したがって、保持部32の
外径D3 が大に設定されていても、嵌合部31の面圧が
過大になることは回避される。
【0024】また、接合リング23における嵌合部31
の肉厚Tは、接合リング23の外径D1 が一定であって
も連結軸部28の外径D2 を変化させることにより任意
に設定できるので、連結穴26と連結軸部28との嵌合
力を十分に高めることができる。このように、嵌合部3
1における嵌合力および応力は、外径D1 と外径D2と
の比率によって決定される。
の肉厚Tは、接合リング23の外径D1 が一定であって
も連結軸部28の外径D2 を変化させることにより任意
に設定できるので、連結穴26と連結軸部28との嵌合
力を十分に高めることができる。このように、嵌合部3
1における嵌合力および応力は、外径D1 と外径D2と
の比率によって決定される。
【0025】保持部32の外径D3 は、嵌合部31の嵌
合力および応力と無関係になるので、保持部32の外径
D3 を大に設定することができ、その分だけシールリン
グ溝33の深さHを大とすることが可能となる。
合力および応力と無関係になるので、保持部32の外径
D3 を大に設定することができ、その分だけシールリン
グ溝33の深さHを大とすることが可能となる。
【0026】第2実施例 図2は、本発明の第2実施例を示している。第2実施例
が第1実施例と異なるところは、金属製回転体の端部の
構成のみであり、その他の部分は第1実施例に準じるの
で、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すことに
より、準じる部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明
する。後述する他の実施例も同様とする。
が第1実施例と異なるところは、金属製回転体の端部の
構成のみであり、その他の部分は第1実施例に準じるの
で、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すことに
より、準じる部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明
する。後述する他の実施例も同様とする。
【0027】第1実施例では、金属シャフト21の端部
は接合リング23に形成されていたが、本実施例では接
合リング23とシャフト本体22とが一体化されてい
る。金属シャフト21の軸端部21aには、セラミック
からなるタービンロータ27の連結軸部28が嵌合され
る連結穴26が形成されている。金属シャフト21の外
周面には、注入口29が穿設されている。注入口29
は、貫通穴30を介して連結穴26の底面部に開口して
いる。
は接合リング23に形成されていたが、本実施例では接
合リング23とシャフト本体22とが一体化されてい
る。金属シャフト21の軸端部21aには、セラミック
からなるタービンロータ27の連結軸部28が嵌合され
る連結穴26が形成されている。金属シャフト21の外
周面には、注入口29が穿設されている。注入口29
は、貫通穴30を介して連結穴26の底面部に開口して
いる。
【0028】このように構成された第2実施例において
は、第1実施例のような接合リング23が不要になるの
で、金属シャフト21の構成が簡素化される。
は、第1実施例のような接合リング23が不要になるの
で、金属シャフト21の構成が簡素化される。
【0029】第3実施例 図3は、本発明の第3実施例を示している。本実施例で
は、シールリング溝33を有する保持部32が金属シャ
フト21と一体化されている。保持部32と金属シャフ
ト21の軸端部21aとの間に位置する間隙Sは、機械
加工によって形成されている。このように構成された第
3実施例においては、第2実施例のように接合リング2
3が不要となり、かつ金属シャフト21に対して保持部
32を接合する必要がなくなる。その他の作用は、第1
実施例に準じる。
は、シールリング溝33を有する保持部32が金属シャ
フト21と一体化されている。保持部32と金属シャフ
ト21の軸端部21aとの間に位置する間隙Sは、機械
加工によって形成されている。このように構成された第
3実施例においては、第2実施例のように接合リング2
3が不要となり、かつ金属シャフト21に対して保持部
32を接合する必要がなくなる。その他の作用は、第1
実施例に準じる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。
る。
【0031】(1)金属製回転体の軸端部に、セラミッ
ク製回転体の軸端部に、セラミック製回転体の連結軸部
が嵌合される連結穴を形成し、金属製回転体の軸端部の
外周に、半径方向外方に膨出しシールリング溝を有する
保持部を設け、この保持部と金属製回転体の軸端部との
間に、少なくとも連結軸部と連結穴との嵌合範囲で周方
向に延びる間隙を設けたので、連結穴への連結軸部への
嵌合時には、金属製回転体の軸端部の嵌合部分を半径方
向外方に何ら拘束されることなく弾性変形させることが
できる。
ク製回転体の軸端部に、セラミック製回転体の連結軸部
が嵌合される連結穴を形成し、金属製回転体の軸端部の
外周に、半径方向外方に膨出しシールリング溝を有する
保持部を設け、この保持部と金属製回転体の軸端部との
間に、少なくとも連結軸部と連結穴との嵌合範囲で周方
向に延びる間隙を設けたので、連結穴への連結軸部への
嵌合時には、金属製回転体の軸端部の嵌合部分を半径方
向外方に何ら拘束されることなく弾性変形させることが
できる。
【0032】したがって、保持部の外径を大にした場合
でも、嵌合部におけるセラミック製回転体の連結軸部の
面圧が過大になることは回避される。その結果、連結軸
部に生じる引張り応力を小に抑えることができ、引張り
応力に起因するセラミック製回転体の割れが防止するこ
とができる。
でも、嵌合部におけるセラミック製回転体の連結軸部の
面圧が過大になることは回避される。その結果、連結軸
部に生じる引張り応力を小に抑えることができ、引張り
応力に起因するセラミック製回転体の割れが防止するこ
とができる。
【0033】(2)金属製回転体の軸端部における嵌合
部の肉厚は、セラミック製回転体の連結軸部の外径を変
化させることにより任意に設定できるので、この嵌合部
の肉厚を適宜設定することにより、連結軸部に作用する
応力を低く抑えつつ、連結穴と連結軸部との嵌合力を高
めることができる。
部の肉厚は、セラミック製回転体の連結軸部の外径を変
化させることにより任意に設定できるので、この嵌合部
の肉厚を適宜設定することにより、連結軸部に作用する
応力を低く抑えつつ、連結穴と連結軸部との嵌合力を高
めることができる。
【0034】(3)保持部の外径は、連結穴と連結軸部
の嵌合力と無関係になるので、保持部の外径を大に設定
することができ、保持部のシールリング溝の深さを大と
することが可能となる。したがって、ガス圧やガス温度
が高くなるガスタービンエンジンにも適用することが可
能となる。
の嵌合力と無関係になるので、保持部の外径を大に設定
することができ、保持部のシールリング溝の深さを大と
することが可能となる。したがって、ガス圧やガス温度
が高くなるガスタービンエンジンにも適用することが可
能となる。
【図1】本発明の第1実施例に係るセラミック製回転体
と金属製回転体との接合構造の要部拡大断面図である。
と金属製回転体との接合構造の要部拡大断面図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るセラミック製回転体
と金属製回転体との接合構造の要部拡大断面図である。
と金属製回転体との接合構造の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るセラミック製回転体
と金属製回転体との接合構造の要部拡大断面図である。
と金属製回転体との接合構造の要部拡大断面図である。
【図4】従来のターボチャージャにおける金属シャフト
とセラミック製タービンロータと接合部の要部拡大断面
図である。
とセラミック製タービンロータと接合部の要部拡大断面
図である。
21 金属製回転体としての金属シャフト 23 軸端部としての接合リング 26 連結穴 27 セラミック製回転体としてのタービンロータ 28 連結軸部 31 嵌合部 32 保持部 33 シールリング溝 T 連結軸部における嵌合部の肉厚 S 間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製回転体の軸端部に、セラミック製
回転体の連結軸部が嵌合される連結穴を形成し、該金属
製回転体の軸端部の外周に、半径方向外方に膨出しシー
ルリング溝を有する保持部を設け、該保持部と金属製回
転体の軸端部との間に、少なくとも前記連結軸部と連結
穴との嵌合範囲で周方向に延びる間隙を設けたことを特
徴とするセラミック製回転体と金属製回転体との接合構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32918992A JPH06173602A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | セラミック製回転体と金属製回転体との接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32918992A JPH06173602A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | セラミック製回転体と金属製回転体との接合構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06173602A true JPH06173602A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18218652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32918992A Pending JPH06173602A (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | セラミック製回転体と金属製回転体との接合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06173602A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097213A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Kyocera Corp | セラミック製タービンローター |
| JP2011241817A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Man Diesel & Turbo Se | ターボ機械 |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP32918992A patent/JPH06173602A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097213A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Kyocera Corp | セラミック製タービンローター |
| JP2011241817A (ja) * | 2010-05-18 | 2011-12-01 | Man Diesel & Turbo Se | ターボ機械 |
| CN102322304A (zh) * | 2010-05-18 | 2012-01-18 | 曼柴油机和涡轮机欧洲股份公司 | 涡轮机 |
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