JPH0617388A - 荷役機械用ワイヤロープ - Google Patents
荷役機械用ワイヤロープInfo
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- JPH0617388A JPH0617388A JP19131392A JP19131392A JPH0617388A JP H0617388 A JPH0617388 A JP H0617388A JP 19131392 A JP19131392 A JP 19131392A JP 19131392 A JP19131392 A JP 19131392A JP H0617388 A JPH0617388 A JP H0617388A
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- wire rope
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- wire
- tape
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- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B1/00—Constructional features of ropes or cables
- D07B1/16—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics
- D07B1/165—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber inlay
- D07B1/167—Ropes or cables with an enveloping sheathing or inlays of rubber or plastics characterised by a plastic or rubber inlay having a predetermined shape
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2071—Spacers
- D07B2201/2072—Spacers characterised by the materials used
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2201/00—Ropes or cables
- D07B2201/20—Rope or cable components
- D07B2201/2071—Spacers
- D07B2201/2074—Spacers in radial direction
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- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B2401/00—Aspects related to the problem to be solved or advantage
- D07B2401/20—Aspects related to the problem to be solved or advantage related to ropes or cables
- D07B2401/2065—Reducing wear
- D07B2401/207—Reducing wear internally
Landscapes
- Ropes Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】撚り減り率の減少を図りることができ、しか
も、悪環境下で使用されてワイヤロープの温度が高くな
っても、十分な高効率強度を維持することができ、かつ
製作も容易な荷役機械用のワイヤロープを提供すること
にある。 【構成】クレーン等で代表される荷役機械に使用される
ロープ心入りまたはストランド心入りワイヤロープにお
いて、150℃以上の融点を持つテープ状連続体を、ロ
ープ心またはストランド心の外周に厚さ約0.30mm
〜0.90mmとなるように巻き付け、その外周に側ス
トランドを撚合した。
も、悪環境下で使用されてワイヤロープの温度が高くな
っても、十分な高効率強度を維持することができ、かつ
製作も容易な荷役機械用のワイヤロープを提供すること
にある。 【構成】クレーン等で代表される荷役機械に使用される
ロープ心入りまたはストランド心入りワイヤロープにお
いて、150℃以上の融点を持つテープ状連続体を、ロ
ープ心またはストランド心の外周に厚さ約0.30mm
〜0.90mmとなるように巻き付け、その外周に側ス
トランドを撚合した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンなどの荷役機械
用ロープとして好適な高効率ワイヤロープに関する。
用ロープとして好適な高効率ワイヤロープに関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】クレーンで代表され
る荷役機械においては、荷役の吊り上げ吊り下げ要素と
してワイヤロープが重要な地位を占め、かつ、高い強度
が要求される。かかる用途のワイヤロープとしては、旧
来の6×37型ロープや6×19型のワイヤロープの代
わりに、6×Fi(25)やロープ心入り6×Fi(29)
の構造が多く使用されている。一般にワイヤロープの強
度Tは、素線の引っ張り強さσwと、ロープの断面積S
および撚り減り率ρによって次式のように表される。 T=(1−ρ)×σw×S 最近、強度の要求に答えるべく、過共析鋼の線材や合金
鋼線材が開発され、また、伸線技術の発達により、かな
り高い引張り強さを持つ素線が製造されるようになった
が、素線引張り強さが高くなると、一般に撚り減り率も
高くなる傾向を示す。
る荷役機械においては、荷役の吊り上げ吊り下げ要素と
してワイヤロープが重要な地位を占め、かつ、高い強度
が要求される。かかる用途のワイヤロープとしては、旧
来の6×37型ロープや6×19型のワイヤロープの代
わりに、6×Fi(25)やロープ心入り6×Fi(29)
の構造が多く使用されている。一般にワイヤロープの強
度Tは、素線の引っ張り強さσwと、ロープの断面積S
および撚り減り率ρによって次式のように表される。 T=(1−ρ)×σw×S 最近、強度の要求に答えるべく、過共析鋼の線材や合金
鋼線材が開発され、また、伸線技術の発達により、かな
り高い引張り強さを持つ素線が製造されるようになった
が、素線引張り強さが高くなると、一般に撚り減り率も
高くなる傾向を示す。
【0003】この撚り減りを減少させる方法として、出
願人は特開平3−249288公報において、動索用ワ
イヤロープの心ロープを押出しダイス中を通過させるこ
とで外周にポリプロピレン樹脂層をコーティングするこ
とを提案した。しかし、この方法はロープ断面に対する
樹脂コーティング層の断面積比を6〜8%としており、
これは、被覆工程における偏心等を考慮すると、被覆厚
さは実質的に0.9mmを超える厚さが必要と考えられ
る。しかし、被覆厚さが0.9mmを超えるものである
と、ロープ心またはストランド心を構成する素線直径が
相対的に細くなるため、総合的なワイヤロープ強度は低
下する問題がある。また、撚り構造の特性から偏心現象
を伴うので、部分的に薄い被覆個所が生じ、この部分で
緩衝効果を十分に発現できないという欠点を有してい
た。また、押出しコーティング方式のため、層厚の調整
や変更が難しく、設備も高価となる問題があった。さら
に、この種の荷役用ワイヤロープ例えばクレーン用ワイ
ヤロープ等では、夏季の酷暑にさらされたり、ワイヤロ
ープとシーブの摩擦による熱を受けたり、ワイヤロープ
内の素線およびストランドの摺動摩擦による熱を受けた
りすることにより、ワイヤロープの表面温度が約130
℃にまで達すると推定される。さらに林業用ワイヤロー
プ等においては、樹木や伐採した木材との擦れによっ
て、ワイヤロープの表面温度は140℃程度にも達す
る。このような使用条件下において、先行技術の被覆層
では樹脂が溶解し、その溶解樹脂が側ストランドの隙間
からフイルム状となって外部に流出してしまい、緩衝効
果が喪失してしまうという問題があった。
願人は特開平3−249288公報において、動索用ワ
イヤロープの心ロープを押出しダイス中を通過させるこ
とで外周にポリプロピレン樹脂層をコーティングするこ
とを提案した。しかし、この方法はロープ断面に対する
樹脂コーティング層の断面積比を6〜8%としており、
これは、被覆工程における偏心等を考慮すると、被覆厚
さは実質的に0.9mmを超える厚さが必要と考えられ
る。しかし、被覆厚さが0.9mmを超えるものである
と、ロープ心またはストランド心を構成する素線直径が
相対的に細くなるため、総合的なワイヤロープ強度は低
下する問題がある。また、撚り構造の特性から偏心現象
を伴うので、部分的に薄い被覆個所が生じ、この部分で
緩衝効果を十分に発現できないという欠点を有してい
た。また、押出しコーティング方式のため、層厚の調整
や変更が難しく、設備も高価となる問題があった。さら
に、この種の荷役用ワイヤロープ例えばクレーン用ワイ
ヤロープ等では、夏季の酷暑にさらされたり、ワイヤロ
ープとシーブの摩擦による熱を受けたり、ワイヤロープ
内の素線およびストランドの摺動摩擦による熱を受けた
りすることにより、ワイヤロープの表面温度が約130
℃にまで達すると推定される。さらに林業用ワイヤロー
プ等においては、樹木や伐採した木材との擦れによっ
て、ワイヤロープの表面温度は140℃程度にも達す
る。このような使用条件下において、先行技術の被覆層
では樹脂が溶解し、その溶解樹脂が側ストランドの隙間
からフイルム状となって外部に流出してしまい、緩衝効
果が喪失してしまうという問題があった。
【0004】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに創案されたもので、その目的とするところは、撚り
減り率の減少を図りることができ、しかも、悪環境下で
使用されてワイヤロープの温度が高くなっても、十分な
高効率強度を維持することができ、かつ製作も容易な荷
役機械用のワイヤロープを提供することにある。
めに創案されたもので、その目的とするところは、撚り
減り率の減少を図りることができ、しかも、悪環境下で
使用されてワイヤロープの温度が高くなっても、十分な
高効率強度を維持することができ、かつ製作も容易な荷
役機械用のワイヤロープを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、クレーン等で代表される荷役機械に使用
されるロープ心入りまたはストランド心入りワイヤロー
プにおいて、ロープ心またはストランド心の外周に、1
50℃以上の融点を持つテープ状連続体を厚さ約0.3
0mm〜0.90mmに巻き付け、その外周に側ストラ
ンドを撚合したものである。本発明のテープ状連続体
は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂、テトラ
フルオロエチレン樹脂等が使用される。
め、本発明は、クレーン等で代表される荷役機械に使用
されるロープ心入りまたはストランド心入りワイヤロー
プにおいて、ロープ心またはストランド心の外周に、1
50℃以上の融点を持つテープ状連続体を厚さ約0.3
0mm〜0.90mmに巻き付け、その外周に側ストラ
ンドを撚合したものである。本発明のテープ状連続体
は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂、テトラ
フルオロエチレン樹脂等が使用される。
【0006】
【実施例】以下本発明を添付図面に基づいて説明する。
図1と図2は本発明による荷役機械用ワイヤロープをロ
ープ心入り6×Fi(29)構造に適用した例を示してい
る。1はロープ心であり、7本の素線100からなるス
トランド10を7本撚り合わせ7×7構造にしたもので
ある。2はフィラー型の6本の側ストランドであり、各
側ストランド2は、径の太い心素線20と、これを囲む
7本の素線21と、それら素線間の谷間に配された細い
素線22と外層の14本の素線23からなっている。ロ
ープ心に替えてストランド心を使用してもよいことは言
うまでもない。3は、前記ロープ心1の回りにスパイラ
ル状に巻き付けられたテープ状連続体であり、ロープ心
1の外周に一重または多重層として巻き付けられること
で被覆層を構成している。このテープ状連続体3の巻き
付けは、ロープ心(またはストランド心)を製作する工程
で行うか、あるいは、側ストランド2を配してロープを
撚り合わせるのと同時の工程で実施すればよい。テープ
状連続体3の材質は150℃以上の高融点を有する合成
樹脂を用いる。酷暑、他物との摩擦、ワイヤロープ中の
素線やストランドの摩擦などの悪環境下でワイヤロープ
が使用される場合、ロープ心またはストランド心の温度
が150℃程度になると推定される。融点が150℃未
満の材料からなるテープ状連続体では、テープ状連続体
が上記の外部からの熱や内部の熱によって融解し、側ス
トランドの隙間からフィルム状の状態で外部に流出し、
緩衝層が喪失てしまう。そのため上記条件が必要であ
り、融点が150℃以上であれば、上記のような悪環境
下で使用されても、高効率を維持することができる。好
適なテープ状連続体としては、ポリフェニレンサルファ
イド、テトラフルオロエチレン、ポリイミド、ポリアリ
レート、ポリエーテルスルホン、ポリスルホンなどが挙
げられる。
図1と図2は本発明による荷役機械用ワイヤロープをロ
ープ心入り6×Fi(29)構造に適用した例を示してい
る。1はロープ心であり、7本の素線100からなるス
トランド10を7本撚り合わせ7×7構造にしたもので
ある。2はフィラー型の6本の側ストランドであり、各
側ストランド2は、径の太い心素線20と、これを囲む
7本の素線21と、それら素線間の谷間に配された細い
素線22と外層の14本の素線23からなっている。ロ
ープ心に替えてストランド心を使用してもよいことは言
うまでもない。3は、前記ロープ心1の回りにスパイラ
ル状に巻き付けられたテープ状連続体であり、ロープ心
1の外周に一重または多重層として巻き付けられること
で被覆層を構成している。このテープ状連続体3の巻き
付けは、ロープ心(またはストランド心)を製作する工程
で行うか、あるいは、側ストランド2を配してロープを
撚り合わせるのと同時の工程で実施すればよい。テープ
状連続体3の材質は150℃以上の高融点を有する合成
樹脂を用いる。酷暑、他物との摩擦、ワイヤロープ中の
素線やストランドの摩擦などの悪環境下でワイヤロープ
が使用される場合、ロープ心またはストランド心の温度
が150℃程度になると推定される。融点が150℃未
満の材料からなるテープ状連続体では、テープ状連続体
が上記の外部からの熱や内部の熱によって融解し、側ス
トランドの隙間からフィルム状の状態で外部に流出し、
緩衝層が喪失てしまう。そのため上記条件が必要であ
り、融点が150℃以上であれば、上記のような悪環境
下で使用されても、高効率を維持することができる。好
適なテープ状連続体としては、ポリフェニレンサルファ
イド、テトラフルオロエチレン、ポリイミド、ポリアリ
レート、ポリエーテルスルホン、ポリスルホンなどが挙
げられる。
【0007】次にテープ状連続体3の巻き付け厚さは、
約0.30〜0.90mmが最適である。その理由は、テ
ープ状連続体の巻き付け厚さが約0.30mmよりも薄
い場合には、緩衝作用が弱くなり、撚り減りの減少効果
が乏しくなるからである。一方、被覆厚さが約0.90
mmを超えた場合、十分な緩衝効果によって撚り減り率
の改善は良好となるが、反面、心ロープまたは心ストラ
ンドの断面積が小さくなり、使用線径が細くなるため、
ワイヤロープ全体としての強度が低くなる。さらに、テ
ープ状連続体3の重なり層数が多くなったり、厚いテー
プ状連続体3を使用することになるため、ロープ心やス
トランド心の表面との密着が悪くなったり、不均一とな
りやすい。上記巻き付け厚さはテープ状連続体3の厚さ
又は/及び幅を替えて重なり具合を調整することで自由
に加減することができる。
約0.30〜0.90mmが最適である。その理由は、テ
ープ状連続体の巻き付け厚さが約0.30mmよりも薄
い場合には、緩衝作用が弱くなり、撚り減りの減少効果
が乏しくなるからである。一方、被覆厚さが約0.90
mmを超えた場合、十分な緩衝効果によって撚り減り率
の改善は良好となるが、反面、心ロープまたは心ストラ
ンドの断面積が小さくなり、使用線径が細くなるため、
ワイヤロープ全体としての強度が低くなる。さらに、テ
ープ状連続体3の重なり層数が多くなったり、厚いテー
プ状連続体3を使用することになるため、ロープ心やス
トランド心の表面との密着が悪くなったり、不均一とな
りやすい。上記巻き付け厚さはテープ状連続体3の厚さ
又は/及び幅を替えて重なり具合を調整することで自由
に加減することができる。
【0008】次に本発明の具体例を示す。表1と表2は
ロープ心入りフィラー型ワイヤロープIWRC+6×F
i(29)に本発明を適用した結果を示し、また、比較の
ため、ロープ心を無被覆としたワイヤロープ(試料1)、
およびロープ心に被覆するテープとして融点が120℃
であるポリエチレンを使用したワイヤロープ(試料10)
も示している。ロープを構成する各素線の原料はJIS
G−3506 SWRH82Aに相当する線材を使用
し、パテンティング処理後、冷間引抜き加工を施し、各
サイズの素線とした。側ストランドは各試料で全て同一
の素線を使用し、ロープ心は、テープ状連続体を巻き付
けた時の直径が所定の直径となるような素線の組合せと
した。すなわち、たとえば、表1の試料2については、
テープ状連続体の巻き付け厚さが0.15mmのため、
ロープ心の各素線は、δ11を0.670mm、δ01を0.
730mm、δ00を0.830mmとし、試料7につい
ては、テープ状連続体の巻き付け厚さが0.75mmの
ため、ロープ心の各素線は、δ11を0.590mm、δ
01を0.640mm、δ00を0.730mmとした。
ロープ心入りフィラー型ワイヤロープIWRC+6×F
i(29)に本発明を適用した結果を示し、また、比較の
ため、ロープ心を無被覆としたワイヤロープ(試料1)、
およびロープ心に被覆するテープとして融点が120℃
であるポリエチレンを使用したワイヤロープ(試料10)
も示している。ロープを構成する各素線の原料はJIS
G−3506 SWRH82Aに相当する線材を使用
し、パテンティング処理後、冷間引抜き加工を施し、各
サイズの素線とした。側ストランドは各試料で全て同一
の素線を使用し、ロープ心は、テープ状連続体を巻き付
けた時の直径が所定の直径となるような素線の組合せと
した。すなわち、たとえば、表1の試料2については、
テープ状連続体の巻き付け厚さが0.15mmのため、
ロープ心の各素線は、δ11を0.670mm、δ01を0.
730mm、δ00を0.830mmとし、試料7につい
ては、テープ状連続体の巻き付け厚さが0.75mmの
ため、ロープ心の各素線は、δ11を0.590mm、δ
01を0.640mm、δ00を0.730mmとした。
【0009】テープ状連続体は、テトラフルオロエチレ
ン樹脂製テープ(融点:327℃)を使用した。試料2に
ついては、0.15mm厚、幅20mmのテープを64
mmのピッチで、ほぼ1重なりとなるように巻き付け
た。試料3については、厚さ0.14mm、幅40mm
を64mmピッチでほぼ2重なりとなるように巻き付け
た。試料4については、厚さ0.25mm、幅40mm
を64mmのピッチでほぼ2重なりとなるように巻き付
けた。試料5は、厚さ0.15mm、幅60mmを64
mmのピッチでほぼ3重なりとなるように巻き付けた。
試料6は、厚さ0.30mm、幅40mmを64mmピ
ッチでほぼ2重なりとなるように巻き付けた。試料7
は、厚さ0.25mm、幅60mmを64mmのピッチ
でほぼ3重なりとなるように巻き付けた。試料8は、厚
さ0.45mm、幅40mmを64mmピッチでほぼ2
重なりとなるように巻き付けた。試料9は、厚さ0.4
6mm、幅40mmを64mmピッチでほぼ2重なりと
なるように巻き付けた。資料10は、厚さ0.30m
m、幅40mmを64mmピッチでほぼ2重なりとなる
ように巻き付けた。試料2ないし試料10のテープ巻き
付けは、いずれもロープ心を撚り合わせる工程で行っ
た。
ン樹脂製テープ(融点:327℃)を使用した。試料2に
ついては、0.15mm厚、幅20mmのテープを64
mmのピッチで、ほぼ1重なりとなるように巻き付け
た。試料3については、厚さ0.14mm、幅40mm
を64mmピッチでほぼ2重なりとなるように巻き付け
た。試料4については、厚さ0.25mm、幅40mm
を64mmのピッチでほぼ2重なりとなるように巻き付
けた。試料5は、厚さ0.15mm、幅60mmを64
mmのピッチでほぼ3重なりとなるように巻き付けた。
試料6は、厚さ0.30mm、幅40mmを64mmピ
ッチでほぼ2重なりとなるように巻き付けた。試料7
は、厚さ0.25mm、幅60mmを64mmのピッチ
でほぼ3重なりとなるように巻き付けた。試料8は、厚
さ0.45mm、幅40mmを64mmピッチでほぼ2
重なりとなるように巻き付けた。試料9は、厚さ0.4
6mm、幅40mmを64mmピッチでほぼ2重なりと
なるように巻き付けた。資料10は、厚さ0.30m
m、幅40mmを64mmピッチでほぼ2重なりとなる
ように巻き付けた。試料2ないし試料10のテープ巻き
付けは、いずれもロープ心を撚り合わせる工程で行っ
た。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】得られたワイヤロープの撚り減り率を表1
に示す。表1中のABSはロープを構成する各素線の破
断荷重であり、RBSはワイヤロープ破断荷重である。
試料1は無処理のワイヤロープであるためロープ破断荷
重は低い。これに対し、本発明の範囲内である試料4〜
8のワイヤロープ破断荷重は、24300kgf〜24
500kgfである。すなわち、本発明を適用すること
により、素材は同一でも、ほぼ10%以上の高効率のワ
イヤロープが得られている。試料2と試料3は巻き付け
厚さが本発明範囲よりも薄いものであり、本発明範囲の
試料に比べて撚り減り率が高く、効率が低くなってい
る。また、試料9は巻き付け厚さが本発明範囲よりも厚
いため、撚り減り率は低減しているがロープ全体の強度
が劣っている。
に示す。表1中のABSはロープを構成する各素線の破
断荷重であり、RBSはワイヤロープ破断荷重である。
試料1は無処理のワイヤロープであるためロープ破断荷
重は低い。これに対し、本発明の範囲内である試料4〜
8のワイヤロープ破断荷重は、24300kgf〜24
500kgfである。すなわち、本発明を適用すること
により、素材は同一でも、ほぼ10%以上の高効率のワ
イヤロープが得られている。試料2と試料3は巻き付け
厚さが本発明範囲よりも薄いものであり、本発明範囲の
試料に比べて撚り減り率が高く、効率が低くなってい
る。また、試料9は巻き付け厚さが本発明範囲よりも厚
いため、撚り減り率は低減しているがロープ全体の強度
が劣っている。
【0013】表2および図3は、得られた各試料につい
て、S曲げ疲労試験を実施した結果を示している。疲労
試験は、繰り返し曲げ回数毎の断線本数をチェックする
方法、およびその断線本数がロープピッチ当たり10%
になった繰り返し回数での断線分布状態を調査すること
で実施した。なお、疲労試験中のロープ心の温度を推定
するため、接触温度計にてワイヤロープの表面温度を実
測した。また、溶解したフィルム状の流出の有無も観察
した。疲労試験の条件は、シーブ径とロープ径の比が2
0、ロープに負荷した荷重は、試料1の破断荷重の1/
5に相当する4360kgfである。
て、S曲げ疲労試験を実施した結果を示している。疲労
試験は、繰り返し曲げ回数毎の断線本数をチェックする
方法、およびその断線本数がロープピッチ当たり10%
になった繰り返し回数での断線分布状態を調査すること
で実施した。なお、疲労試験中のロープ心の温度を推定
するため、接触温度計にてワイヤロープの表面温度を実
測した。また、溶解したフィルム状の流出の有無も観察
した。疲労試験の条件は、シーブ径とロープ径の比が2
0、ロープに負荷した荷重は、試料1の破断荷重の1/
5に相当する4360kgfである。
【0014】表2から明らかなように、本発明範囲であ
る試料4〜8は耐疲労性が良好であり、高温条件でも特
性が安定している。そして前記のように撚り減り率も低
く、ロープ全体の強度も高効率である。したがって、本
発明のワイヤロープは労働省告示のクレーン等構造規格
(使用されるシーブとロープ径の比は16倍または20
倍以上、ロープに負荷される荷重はロープ破断荷重の1
/5以下)を十分に満足し、さらに悪使用条件下でも十
分使用に耐え得ると判断される。補足すると、図3に示
す如く、本発明のワイヤロープの寿命は、ロープピッチ
当たり10%断線に至る繰り返し回数から判断して、試
料1の従来ロープの約2倍程度となっている。また、本
発明のワイヤロープの断線分布状態は、ほとんど外観か
ら分かる外部断線であるが、試料1のワイヤロープの場
合は内部断線の比率が大きい。このような内部断線の先
行は突発的破断の可能性があり、大事故に繁がる可能性
が存在する。これに対し、本発明は強度部材として使用
されるワイヤロープの損傷の程度が外部からわかるた
め、損傷の程度を観察することで余寿命を推定し、ワイ
ヤロープが破断する以前に交換できる利点がある。ま
た、疲労試験中でもワイヤロープの表面温度は表2のよ
うに約120℃に達している。試料10は被覆材がポリ
エチレンであるため、溶解固形物の発生が認められてい
る。これは炎天下の使用等、更に悪い環境での使用時に
フイルム状となって流出することが明らかであり、耐疲
労性が急激に低下することは明白である。
る試料4〜8は耐疲労性が良好であり、高温条件でも特
性が安定している。そして前記のように撚り減り率も低
く、ロープ全体の強度も高効率である。したがって、本
発明のワイヤロープは労働省告示のクレーン等構造規格
(使用されるシーブとロープ径の比は16倍または20
倍以上、ロープに負荷される荷重はロープ破断荷重の1
/5以下)を十分に満足し、さらに悪使用条件下でも十
分使用に耐え得ると判断される。補足すると、図3に示
す如く、本発明のワイヤロープの寿命は、ロープピッチ
当たり10%断線に至る繰り返し回数から判断して、試
料1の従来ロープの約2倍程度となっている。また、本
発明のワイヤロープの断線分布状態は、ほとんど外観か
ら分かる外部断線であるが、試料1のワイヤロープの場
合は内部断線の比率が大きい。このような内部断線の先
行は突発的破断の可能性があり、大事故に繁がる可能性
が存在する。これに対し、本発明は強度部材として使用
されるワイヤロープの損傷の程度が外部からわかるた
め、損傷の程度を観察することで余寿命を推定し、ワイ
ヤロープが破断する以前に交換できる利点がある。ま
た、疲労試験中でもワイヤロープの表面温度は表2のよ
うに約120℃に達している。試料10は被覆材がポリ
エチレンであるため、溶解固形物の発生が認められてい
る。これは炎天下の使用等、更に悪い環境での使用時に
フイルム状となって流出することが明らかであり、耐疲
労性が急激に低下することは明白である。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、荷役機械
用のワイヤロープにおいて、ロープ心またはストランド
心の外周に、150℃以上の融点を持つテープ状連続体
を厚さ約0.30mm〜0.90mmに巻き付け、その外
周に側ストランドを撚合したので、強度利用効率を高く
することができるとともに、炎天下や摩擦による外熱、
内熱を受けても安定した緩衝効果が維持され、したがっ
て、悪条件での使用においても高い疲労寿命を示し、さ
らに、本発明のワイヤロープは、外部断線先行タイプで
あり、保守点検もやり易く、切断に関する事故を未然に
防ぐことができる。加えて製作も容易であり、巻き厚さ
の調整も容易に行うことができるというすぐれた効果が
得られる。
用のワイヤロープにおいて、ロープ心またはストランド
心の外周に、150℃以上の融点を持つテープ状連続体
を厚さ約0.30mm〜0.90mmに巻き付け、その外
周に側ストランドを撚合したので、強度利用効率を高く
することができるとともに、炎天下や摩擦による外熱、
内熱を受けても安定した緩衝効果が維持され、したがっ
て、悪条件での使用においても高い疲労寿命を示し、さ
らに、本発明のワイヤロープは、外部断線先行タイプで
あり、保守点検もやり易く、切断に関する事故を未然に
防ぐことができる。加えて製作も容易であり、巻き厚さ
の調整も容易に行うことができるというすぐれた効果が
得られる。
【図1】本発明による荷役機械用ワイヤロープの一例を
示す部分切欠側面図である。
示す部分切欠側面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】本発明の実施例における疲労繰返し回数と外部
断線本数の推移を示す線図である。
断線本数の推移を示す線図である。
1 心ロープ 2 側ストランド 3 テープ状連続体
Claims (1)
- 【請求項1】クレーン等で代表される荷役機械に使用さ
れるロープ心入りまたはストランド心入りワイヤロープ
において、150℃以上の融点を持つテープ状連続体
を、ロープ心またはストランド心の外周に厚さ約0.3
0mm〜0.90mmとなるように巻き付け、その外周
に側ストランドを撚合したことを特徴とするワイヤロー
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19131392A JPH0617388A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 荷役機械用ワイヤロープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19131392A JPH0617388A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 荷役機械用ワイヤロープ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617388A true JPH0617388A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16272483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19131392A Pending JPH0617388A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 荷役機械用ワイヤロープ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617388A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100443565B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2004-08-09 | 고려제강 주식회사 | 섬유심과 스프링 강재로 이루어진 와이어 로프 코어 |
| KR101127773B1 (ko) * | 2011-11-24 | 2012-03-23 | (주)신흥이앤지 | 와이어 로프 |
| WO2014038619A1 (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-13 | 横浜ゴム株式会社 | スチールコードおよびゴム製品の製造方法 |
| JP2020050969A (ja) * | 2018-09-24 | 2020-04-02 | セーレン株式会社 | ロープ及び保護テープ |
| JP2020515734A (ja) * | 2017-04-04 | 2020-05-28 | レダエッリ・テクナ・ソチエタ・ペル・アツィオーニRedaelli Tecna SpA | アクティブヒーブコンペンセーション(ahc)ロープの温度を評価する方法 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP19131392A patent/JPH0617388A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100443565B1 (ko) * | 2002-01-24 | 2004-08-09 | 고려제강 주식회사 | 섬유심과 스프링 강재로 이루어진 와이어 로프 코어 |
| KR101127773B1 (ko) * | 2011-11-24 | 2012-03-23 | (주)신흥이앤지 | 와이어 로프 |
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| JP2014051758A (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | スチールコードおよびゴム製品の製造方法 |
| AU2013314005B2 (en) * | 2012-09-07 | 2016-04-14 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Steel cord and method of manufacturing rubber product |
| US9994995B2 (en) | 2012-09-07 | 2018-06-12 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Steel cord and method of manufacturing rubber product |
| DE112013004391B4 (de) | 2012-09-07 | 2019-08-14 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Stahlcord und Verfahren zum Herstellen eines Kautschukprodukts |
| JP2020515734A (ja) * | 2017-04-04 | 2020-05-28 | レダエッリ・テクナ・ソチエタ・ペル・アツィオーニRedaelli Tecna SpA | アクティブヒーブコンペンセーション(ahc)ロープの温度を評価する方法 |
| JP2020050969A (ja) * | 2018-09-24 | 2020-04-02 | セーレン株式会社 | ロープ及び保護テープ |
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