JPH06174396A - 防護衣 - Google Patents
防護衣Info
- Publication number
- JPH06174396A JPH06174396A JP4321628A JP32162892A JPH06174396A JP H06174396 A JPH06174396 A JP H06174396A JP 4321628 A JP4321628 A JP 4321628A JP 32162892 A JP32162892 A JP 32162892A JP H06174396 A JPH06174396 A JP H06174396A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- protective
- attached
- attack
- apron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンビニエンスストア等で深夜業を行なう人
が強盗により包丁やナイフ等で切り付けられても受傷す
ることがなく、かつ作業性に優れたエプロンや作業衣を
提供する。 【構成】 エプロンや作業衣の胸部や腹部に相当する部
分にポリアリレート繊維の紡績糸からなる布帛2が面フ
ァスナー3により取付けられている防護衣。
が強盗により包丁やナイフ等で切り付けられても受傷す
ることがなく、かつ作業性に優れたエプロンや作業衣を
提供する。 【構成】 エプロンや作業衣の胸部や腹部に相当する部
分にポリアリレート繊維の紡績糸からなる布帛2が面フ
ァスナー3により取付けられている防護衣。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンビニエンスストア、
スーパーマーケット等で働く人が着用する簡易防護衣に
関する物で、特に深夜業務において、作業性が良く、通
常の装いでありながら、十分に咄嗟の危険を防止できる
衣類に関するものである。
スーパーマーケット等で働く人が着用する簡易防護衣に
関する物で、特に深夜業務において、作業性が良く、通
常の装いでありながら、十分に咄嗟の危険を防止できる
衣類に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンビニエンスストアの店舗数は国内に
約5万店あるといわれ、その75%は終日・深夜営業で
あり、生活の24時間化を背景にその数は年々増加し我
々の生活をより便利にしている。しかしながら、それと
共に深夜犯罪が増え、コンビニエンスストアでも毎年数
十件以上の強盗事件が発生しており、該ストアで働く人
がナイフや包丁等で傷付けられることも多発している。
本発明はこれらを背景にした、全く新しい概念に基ずく
ものである。このような深夜犯罪を防ぐ方法としてたと
えば機械的防犯装置を設置する方法、警察・機動隊
用防弾チョッキを着用する方法、警察・機動隊用防刃
衣を着用する方法、現在使用の衣服又は作業着を分厚
く補強したもの(例えば、チェーンソー用ズボン)を着
用する方法等がある。
約5万店あるといわれ、その75%は終日・深夜営業で
あり、生活の24時間化を背景にその数は年々増加し我
々の生活をより便利にしている。しかしながら、それと
共に深夜犯罪が増え、コンビニエンスストアでも毎年数
十件以上の強盗事件が発生しており、該ストアで働く人
がナイフや包丁等で傷付けられることも多発している。
本発明はこれらを背景にした、全く新しい概念に基ずく
ものである。このような深夜犯罪を防ぐ方法としてたと
えば機械的防犯装置を設置する方法、警察・機動隊
用防弾チョッキを着用する方法、警察・機動隊用防刃
衣を着用する方法、現在使用の衣服又は作業着を分厚
く補強したもの(例えば、チェーンソー用ズボン)を着
用する方法等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】既に巷間にあるものと
して、上記の機械的防犯装置については、状況を記録
し、援助を求める事を主体としたもので、本発明品と
は、併用されるべきものであり、ストア従業員が傷害を
受けることを直接防ぐものではない。上記やの警察
・機動隊用防弾チョッキ・防刃衣については、これらは
各種本格的な武器に対して十分な防御性があり、一般に
コンビニエンスストアでの強盗傷害事件で用いられる武
器、出刃包丁・氷割りに対しては過剰なものである。す
なわち、これらをコンビニエンスストア等で使用するに
は4つの問題点がある。第一は作業性の悪さである。即
ち、警察用防弾チョッキと異なり、コンビニエンススト
アで着用するものは十分な準備をもって短時間の目的に
当たるのでは無く、24時間シフトの中で通常作業をこ
なしつつ着用する必要が有るため、出来るだけ軽量化が
必要であるが、防弾チョッキは1〜3kgもあり硬く、
作業性が悪い、第二は保守管理である。衣料として毎日
肉体労働・調理に使用する為、度々の洗濯・漂白に耐え
る必要があるが、通常の洗濯には問題が有る。第三は外
観の問題が有る。店の従業員は通常婦女子である場合が
多く、厳めしいスタイルは、集客性の点で大きな問題で
ある。第四は同じく外観の問題であるが、過激な装いは
攻撃側の手段をエスカレートさせてしまう事である。ま
た上記の通常の衣服・作業着を分厚く補強したものは
強度的に不十分な為、目付を大きくしなければならない
ため(約10kg/m2)、かえって作業性・易洗濯性
に問題を持つ。要は、刃物の(主として突攻撃)への十
分な防御性を持ち、作業性、保守管理そしてさり気ない
外観を有する物が求められている。
して、上記の機械的防犯装置については、状況を記録
し、援助を求める事を主体としたもので、本発明品と
は、併用されるべきものであり、ストア従業員が傷害を
受けることを直接防ぐものではない。上記やの警察
・機動隊用防弾チョッキ・防刃衣については、これらは
各種本格的な武器に対して十分な防御性があり、一般に
コンビニエンスストアでの強盗傷害事件で用いられる武
器、出刃包丁・氷割りに対しては過剰なものである。す
なわち、これらをコンビニエンスストア等で使用するに
は4つの問題点がある。第一は作業性の悪さである。即
ち、警察用防弾チョッキと異なり、コンビニエンススト
アで着用するものは十分な準備をもって短時間の目的に
当たるのでは無く、24時間シフトの中で通常作業をこ
なしつつ着用する必要が有るため、出来るだけ軽量化が
必要であるが、防弾チョッキは1〜3kgもあり硬く、
作業性が悪い、第二は保守管理である。衣料として毎日
肉体労働・調理に使用する為、度々の洗濯・漂白に耐え
る必要があるが、通常の洗濯には問題が有る。第三は外
観の問題が有る。店の従業員は通常婦女子である場合が
多く、厳めしいスタイルは、集客性の点で大きな問題で
ある。第四は同じく外観の問題であるが、過激な装いは
攻撃側の手段をエスカレートさせてしまう事である。ま
た上記の通常の衣服・作業着を分厚く補強したものは
強度的に不十分な為、目付を大きくしなければならない
ため(約10kg/m2)、かえって作業性・易洗濯性
に問題を持つ。要は、刃物の(主として突攻撃)への十
分な防御性を持ち、作業性、保守管理そしてさり気ない
外観を有する物が求められている。
【0004】
【問題を解決する手段】本発明は、作業着の上または内
側に単繊維の引張り強度15g/dr以上で引張り弾性
率500g/dr以上の有機繊維よりなる布帛であり、
目付が500〜1200g/m2、好ましくは800〜
1000g/m2である布帛が取り付けられた防護衣で
ある。そして好ましくはその有機繊維がポリアリレート
繊維であり、更に好ましくはポリアリレート繊維が紡績
糸として用いられている防護衣である。また取り付けら
れた布帛が着脱容易なように面ファスナーで作業着に取
り付けてある防護衣である。また本発明は、単繊維の引
張り強度15g/dr以上、引張り弾性率500g/d
r以上の有機繊維よりなる布帛で構成された防護衣であ
り、該防護衣の全体の総目付が100〜500g/m2
で部分的に500〜1200g/m2となっている防護
衣であり、この発明においても前記したように有機繊維
がポリアリレート繊維であること、特にポリアリレート
繊維の紡績糸であることが好ましく、また部分的に高目
付となるように取り付けられる布帛が着脱容易なように
面ファスナーで取付けられているのが好ましい。本発明
の作業着としては、エプロン、上着、作業着等のいずれ
であってもよく、取付けられる位置としては、主として
胸部、腹部等に相当する部分であり、作業着の全面に取
付けられていてもよい。また作業着の上に取付けても、
内部(いわゆる人体側や作業着の中間層として挿入)に
取り付けてもよい。
側に単繊維の引張り強度15g/dr以上で引張り弾性
率500g/dr以上の有機繊維よりなる布帛であり、
目付が500〜1200g/m2、好ましくは800〜
1000g/m2である布帛が取り付けられた防護衣で
ある。そして好ましくはその有機繊維がポリアリレート
繊維であり、更に好ましくはポリアリレート繊維が紡績
糸として用いられている防護衣である。また取り付けら
れた布帛が着脱容易なように面ファスナーで作業着に取
り付けてある防護衣である。また本発明は、単繊維の引
張り強度15g/dr以上、引張り弾性率500g/d
r以上の有機繊維よりなる布帛で構成された防護衣であ
り、該防護衣の全体の総目付が100〜500g/m2
で部分的に500〜1200g/m2となっている防護
衣であり、この発明においても前記したように有機繊維
がポリアリレート繊維であること、特にポリアリレート
繊維の紡績糸であることが好ましく、また部分的に高目
付となるように取り付けられる布帛が着脱容易なように
面ファスナーで取付けられているのが好ましい。本発明
の作業着としては、エプロン、上着、作業着等のいずれ
であってもよく、取付けられる位置としては、主として
胸部、腹部等に相当する部分であり、作業着の全面に取
付けられていてもよい。また作業着の上に取付けても、
内部(いわゆる人体側や作業着の中間層として挿入)に
取り付けてもよい。
【0005】まず取付る布帛は、その使用する繊維物性
が引張り強度15g/dr以上、引張り弾性率500g
/dr以上で、且つ目付が500g/m2以上であるこ
とが必要である。この時初めて武器による突き攻撃に対
する一定の貫通防止性能(以下、耐突攻撃性と呼ぶ)を
得る事が出来る。即ち、深夜のコンビニエンスストアで
頻繁に武器として使用されている出刃包丁や氷割を使用
した突攻撃に対して約80%の防御性が発現する(咄嗟
の突攻撃に対し80%の武器の侵入を止めることがで
き、受傷してもかすり傷程度)。更に、目付が800g
/m2以上あれば100%の耐突攻撃性が得られる(無
傷)。しかし、繊維強度・布帛目付のどちらかでも、こ
れを下回ると、耐突攻撃性が十分で無い。例えば、比較
的強力なポリエステル繊維(引張り強度7g/dr)を
使用した場合、たとえ10000g/m2でも十分な耐
突攻撃性は得られない。
が引張り強度15g/dr以上、引張り弾性率500g
/dr以上で、且つ目付が500g/m2以上であるこ
とが必要である。この時初めて武器による突き攻撃に対
する一定の貫通防止性能(以下、耐突攻撃性と呼ぶ)を
得る事が出来る。即ち、深夜のコンビニエンスストアで
頻繁に武器として使用されている出刃包丁や氷割を使用
した突攻撃に対して約80%の防御性が発現する(咄嗟
の突攻撃に対し80%の武器の侵入を止めることがで
き、受傷してもかすり傷程度)。更に、目付が800g
/m2以上あれば100%の耐突攻撃性が得られる(無
傷)。しかし、繊維強度・布帛目付のどちらかでも、こ
れを下回ると、耐突攻撃性が十分で無い。例えば、比較
的強力なポリエステル繊維(引張り強度7g/dr)を
使用した場合、たとえ10000g/m2でも十分な耐
突攻撃性は得られない。
【0006】また目付の上限値としては、1200g/
m2で、好ましくは1000g/m2以下である。それは
警察の防弾チョッキとは異なり、決められた時間での使
用ではなく、常時着用し様々な日常業務労働をこなす必
要があるから、着用し易く違和感のない状態が必要であ
る。様々な肉体労働に対し、基布重量、厚みを考え、ア
ンケートを取った所、1200g/m2を越えると、著
しく作業性が低下する事が明らかとなった。
m2で、好ましくは1000g/m2以下である。それは
警察の防弾チョッキとは異なり、決められた時間での使
用ではなく、常時着用し様々な日常業務労働をこなす必
要があるから、着用し易く違和感のない状態が必要であ
る。様々な肉体労働に対し、基布重量、厚みを考え、ア
ンケートを取った所、1200g/m2を越えると、著
しく作業性が低下する事が明らかとなった。
【0007】またその繊維素材は柔軟性・触感・軽量性
・洗濯性から有機繊維である事は論を待たないが、特に
ポリアリレート繊維、更に好ましくはポリアリレート繊
維を紡績糸としたものを用いたものであれば更に良い。
それは2つの点で説明できる。第一は耐突攻撃性の1フ
ァクターと考えられる耐切創性、第二はこの防護衣の保
守管理の点である。下記表1の耐切創性から明らかな様
に、15g/d以上の高強力繊維の基布は刃物に対する
高い防御性を持つが、特に、ポリアリレート繊維の防御
力は高く、特にポリアリレート紡績糸は高いことが判
る。
・洗濯性から有機繊維である事は論を待たないが、特に
ポリアリレート繊維、更に好ましくはポリアリレート繊
維を紡績糸としたものを用いたものであれば更に良い。
それは2つの点で説明できる。第一は耐突攻撃性の1フ
ァクターと考えられる耐切創性、第二はこの防護衣の保
守管理の点である。下記表1の耐切創性から明らかな様
に、15g/d以上の高強力繊維の基布は刃物に対する
高い防御性を持つが、特に、ポリアリレート繊維の防御
力は高く、特にポリアリレート紡績糸は高いことが判
る。
【0008】
【表1】
【0009】理由は定かではないが、紡績糸の構造が、
切る攻撃を受けた時、衝撃をより効率に他繊維に伝波さ
せることが可能であることが推定される。第二の保守管
理の点からも、ポリアリレート繊維が望ましい。即ち、
一般にこれらの高強力繊維は高価であり、長期に繰り返
して、また多人数で共同使用出来る事が経済性の面で重
要である。従って、洗濯・消毒・漂白が重要であるが、
現在市販されている高強力繊維を比較すると、ポリチエ
レン系の高強力繊維は融点が低く(110℃)、煮沸に
適さない。またポリアラミド系繊維は耐水性が悪く、且
つ、漂白剤に弱いため、煮沸・漂白剤が使用出来ない等
の欠点を有している。
切る攻撃を受けた時、衝撃をより効率に他繊維に伝波さ
せることが可能であることが推定される。第二の保守管
理の点からも、ポリアリレート繊維が望ましい。即ち、
一般にこれらの高強力繊維は高価であり、長期に繰り返
して、また多人数で共同使用出来る事が経済性の面で重
要である。従って、洗濯・消毒・漂白が重要であるが、
現在市販されている高強力繊維を比較すると、ポリチエ
レン系の高強力繊維は融点が低く(110℃)、煮沸に
適さない。またポリアラミド系繊維は耐水性が悪く、且
つ、漂白剤に弱いため、煮沸・漂白剤が使用出来ない等
の欠点を有している。
【0010】本発明で好適に使用されるポリアリレート
系繊維とは、芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール、芳
香族オキシカルボン酸またはそれらの誘導体を主原料と
して合成された、いわゆる全芳香族ポリエステルからな
るものであり、溶融時に液晶性を示す繊維が代表として
挙げられ、たとえば(株)クラレよりベクトランの商品
名で市販されている繊維である。
系繊維とは、芳香族ジカルボン酸、芳香族ジオール、芳
香族オキシカルボン酸またはそれらの誘導体を主原料と
して合成された、いわゆる全芳香族ポリエステルからな
るものであり、溶融時に液晶性を示す繊維が代表として
挙げられ、たとえば(株)クラレよりベクトランの商品
名で市販されている繊維である。
【0011】そして、該防護衣の部分的、又は、全面に
取り付けられる布帛は着脱容易な面ファスナーでシート
状で取り付けてある。それは、使用・保守・管理をより
機能的・効率的・経済的にするというメリットがある。
即ち、本質的に本防護衣は、それらについて一定の価値
を備えているが、分離・容易着脱機能により、より洗
濯頻度の高い化粧部(該布帛以外の部分)の別途洗濯が
可能、同じく低コスト化粧部の頻繁な交換が容易、
強盗傷害の可能性の無い時間帯では外しておき、深夜の
み着用、というメリットが得られる。
取り付けられる布帛は着脱容易な面ファスナーでシート
状で取り付けてある。それは、使用・保守・管理をより
機能的・効率的・経済的にするというメリットがある。
即ち、本質的に本防護衣は、それらについて一定の価値
を備えているが、分離・容易着脱機能により、より洗
濯頻度の高い化粧部(該布帛以外の部分)の別途洗濯が
可能、同じく低コスト化粧部の頻繁な交換が容易、
強盗傷害の可能性の無い時間帯では外しておき、深夜の
み着用、というメリットが得られる。
【0012】本発明のもう一つの発明は、前述したよう
に単繊維の引張り強度15g/dr以上、引張り弾性率
500g/dr以上の有機繊維よりなる布帛で構成され
た防護衣であり、該防護衣の通常部の目付が100〜5
00g/m2、好ましくは200〜400g/m2であ
り、部分的に500〜1200g/m2、好ましくは8
00〜1000g/m2とした防護衣である。同様に該
有機繊維としてポリアリレート繊維、特にポリアリレー
ト繊維を紡績糸としたものが好ましい。また部分的に高
目付部が該有機繊維からなる布帛が取付けられているこ
とによるものであり、しかもこの高目付部が着脱容易な
面ファスナーでシート状態で取り付けてある防護衣であ
る。部分的な高目付部とは、前記したように胸部や腹部
の相当部である。尚、ここで述べている布帛とは各種織
物・編み物・不織布を含む。この第2番目の本発明も前
記第1の発明と同原理の発明であり、やはりコンビニエ
ンスストア・スーパー等で使用するものであり、これは
特に裏方の精肉係の人が兼用する物である。
に単繊維の引張り強度15g/dr以上、引張り弾性率
500g/dr以上の有機繊維よりなる布帛で構成され
た防護衣であり、該防護衣の通常部の目付が100〜5
00g/m2、好ましくは200〜400g/m2であ
り、部分的に500〜1200g/m2、好ましくは8
00〜1000g/m2とした防護衣である。同様に該
有機繊維としてポリアリレート繊維、特にポリアリレー
ト繊維を紡績糸としたものが好ましい。また部分的に高
目付部が該有機繊維からなる布帛が取付けられているこ
とによるものであり、しかもこの高目付部が着脱容易な
面ファスナーでシート状態で取り付けてある防護衣であ
る。部分的な高目付部とは、前記したように胸部や腹部
の相当部である。尚、ここで述べている布帛とは各種織
物・編み物・不織布を含む。この第2番目の本発明も前
記第1の発明と同原理の発明であり、やはりコンビニエ
ンスストア・スーパー等で使用するものであり、これは
特に裏方の精肉係の人が兼用する物である。
【0013】先ず通常部の布帛は単繊維の引張り強度1
5g/dr以上、引張り弾性率500g/dr以上の有
機繊維であり、且つ、目付は100g/m2以上が必要
で、好ましくは200g/m2以上である。この時始め
て一定の耐切創性を得る事が出来る。即ち、包丁・ナイ
フで肉を切る際に誤動作での事故(膝、腹等の切創)を
防ぐ事が出来る。目付が100g/m2以上であるなら
ば軽微な切創ですみ、200g/m2以上では完全に防
ぐ事が出来る。尚、部分的に500g/m2、好ましく
は、800g/m2にして耐突攻撃性を持たせるのは、
前述と同じ考え方である。この時は基本の生地の単繊維
が引張り強度20g/dr以上、引張り弾性率500g
/dr以上の有機繊維で、目付が100g/m2、好ま
しくは200g/m2以上であるから、部分的な高目付
分はその差額の目付の布帛を着ける事になる。本発明に
用いられる上記有機繊維の太さとしては、単繊維当たり
3〜20デニールが、耐切創性がこの範囲内で著しく優
れていることより好ましい。なお本発明の防護衣の対突
攻撃性付与布帛は、全て前記した有機繊維で構成されて
いる必要はなく、性能を著しく低下させない範囲内で他
の繊維、たとえばポリエステル繊維やナイロン繊維等が
混合されていてもよい。
5g/dr以上、引張り弾性率500g/dr以上の有
機繊維であり、且つ、目付は100g/m2以上が必要
で、好ましくは200g/m2以上である。この時始め
て一定の耐切創性を得る事が出来る。即ち、包丁・ナイ
フで肉を切る際に誤動作での事故(膝、腹等の切創)を
防ぐ事が出来る。目付が100g/m2以上であるなら
ば軽微な切創ですみ、200g/m2以上では完全に防
ぐ事が出来る。尚、部分的に500g/m2、好ましく
は、800g/m2にして耐突攻撃性を持たせるのは、
前述と同じ考え方である。この時は基本の生地の単繊維
が引張り強度20g/dr以上、引張り弾性率500g
/dr以上の有機繊維で、目付が100g/m2、好ま
しくは200g/m2以上であるから、部分的な高目付
分はその差額の目付の布帛を着ける事になる。本発明に
用いられる上記有機繊維の太さとしては、単繊維当たり
3〜20デニールが、耐切創性がこの範囲内で著しく優
れていることより好ましい。なお本発明の防護衣の対突
攻撃性付与布帛は、全て前記した有機繊維で構成されて
いる必要はなく、性能を著しく低下させない範囲内で他
の繊維、たとえばポリエステル繊維やナイロン繊維等が
混合されていてもよい。
【0014】
【実施例】図1は防護衣の一例で、防護エプロンの形状
となっており、一般店員用である。昼間は化粧層のみ着
用し、夜間の危険時間帯は防護層を装着する。図中、1
は化粧層、2は防護層、3は着脱用面ファスナーであ
り、防護層は5デニールのポリアリレート繊維からなる
紡績糸の2/2綾織基布300g/m23plys(計
900g/m2)使用、エプロン着用した時防護層は人
体の心臓部・腹部等主要臓器を覆う様になっている。化
粧層と防護層は同時に洗濯出来るが、化粧層は、汚染機
会が多い為、適宜外して、化粧層のみ洗濯する事も出来
る。また、総重量は460g(内防護層270g)でス
ーツ上着並であり、作業性は良好であった。
となっており、一般店員用である。昼間は化粧層のみ着
用し、夜間の危険時間帯は防護層を装着する。図中、1
は化粧層、2は防護層、3は着脱用面ファスナーであ
り、防護層は5デニールのポリアリレート繊維からなる
紡績糸の2/2綾織基布300g/m23plys(計
900g/m2)使用、エプロン着用した時防護層は人
体の心臓部・腹部等主要臓器を覆う様になっている。化
粧層と防護層は同時に洗濯出来るが、化粧層は、汚染機
会が多い為、適宜外して、化粧層のみ洗濯する事も出来
る。また、総重量は460g(内防護層270g)でス
ーツ上着並であり、作業性は良好であった。
【0015】図2は防護エプロン(2)で裏方肉捌用で
ある。図中、1は防護層(1)切創防止用、2は防護層
(2)(1)と合わせて、突攻撃防御用、3は着脱用面
ファスナーである。防護層(1)は5デニールのポリア
リレート紡績糸の2/2綾織基布300g/m2 1p
ly使用、防護層(2)は同基布2plysを使用、そ
の結果目付が計900g/m2である。昼時間は肉捌き
用に防護層(1)のみを用い、夜間危険性の高い時間は
防護層(2)を装着し咄嗟の突攻撃に備える。
ある。図中、1は防護層(1)切創防止用、2は防護層
(2)(1)と合わせて、突攻撃防御用、3は着脱用面
ファスナーである。防護層(1)は5デニールのポリア
リレート紡績糸の2/2綾織基布300g/m2 1p
ly使用、防護層(2)は同基布2plysを使用、そ
の結果目付が計900g/m2である。昼時間は肉捌き
用に防護層(1)のみを用い、夜間危険性の高い時間は
防護層(2)を装着し咄嗟の突攻撃に備える。
【0016】表2は上記の防護エプロン(1)につい
て、装着した防護層の耐突攻撃性と洗濯殺菌性、又、エ
プロン全体を付けた時の、作業性を見たものである。使
用繊維、布帛組織については、表3に示す。ここで耐突
攻撃性は出刃包丁、アイスピックを使用して、砂袋の上
に、布帛を置いて、筋肉質の成人男子4名(体重65〜
84kg)が、適切な時間を置きつつ、5回の振り下ろ
しを行い貫通しなかった率を百分率で示した。傷跡を判
定しつつ、80%以上を可とした。作業性については、
成人男子4名で8時間軽作業、体操を行いインタビュー
により判定した。耐煮沸性は100℃×60分での収
縮、変形状態で判定した。パラアラミドは収縮大で、P
Eは変形が大きかった。漂白剤処理は次亜塩素酸ソーダ
(市販品を10分の1に希釈)中、70℃×3時間で処
理したもので、パラアラミドは強度が20%に低下し
た。
て、装着した防護層の耐突攻撃性と洗濯殺菌性、又、エ
プロン全体を付けた時の、作業性を見たものである。使
用繊維、布帛組織については、表3に示す。ここで耐突
攻撃性は出刃包丁、アイスピックを使用して、砂袋の上
に、布帛を置いて、筋肉質の成人男子4名(体重65〜
84kg)が、適切な時間を置きつつ、5回の振り下ろ
しを行い貫通しなかった率を百分率で示した。傷跡を判
定しつつ、80%以上を可とした。作業性については、
成人男子4名で8時間軽作業、体操を行いインタビュー
により判定した。耐煮沸性は100℃×60分での収
縮、変形状態で判定した。パラアラミドは収縮大で、P
Eは変形が大きかった。漂白剤処理は次亜塩素酸ソーダ
(市販品を10分の1に希釈)中、70℃×3時間で処
理したもので、パラアラミドは強度が20%に低下し
た。
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】前記表1は防護エプロン(2)の防護層
(1)(対切創用)を試験したもので、耐切創性はイン
ストロンを用い、巾25mmの布帛をカッターナイフで
切れる用操作しながら測定した。絶対数値に大きな意味
は無く、判定はハンドによる直接のカット判定も併用し
た。作業性は前記と同じ方法を用いた。布帛目付の小さ
い割りに×判定の多いのは防護層(1)が大きく、作業
の傷害になったものと考える。洗濯性については、前記
と同じである。
(1)(対切創用)を試験したもので、耐切創性はイン
ストロンを用い、巾25mmの布帛をカッターナイフで
切れる用操作しながら測定した。絶対数値に大きな意味
は無く、判定はハンドによる直接のカット判定も併用し
た。作業性は前記と同じ方法を用いた。布帛目付の小さ
い割りに×判定の多いのは防護層(1)が大きく、作業
の傷害になったものと考える。洗濯性については、前記
と同じである。
【0020】
【発明の効果】本発明により、コンビニエンスストア等
で深夜業を行なう人が強盗により包丁やナイフ等で切り
付けられても受傷することがなく、かつ作業性に優れた
エプロンや作業衣を提供することができる。しかも該エ
プロンや作業衣は防護部分が着脱可能なように面ファス
ナーで取付けられているため、洗濯時や取付け不要時に
取り外すことが出来る。
で深夜業を行なう人が強盗により包丁やナイフ等で切り
付けられても受傷することがなく、かつ作業性に優れた
エプロンや作業衣を提供することができる。しかも該エ
プロンや作業衣は防護部分が着脱可能なように面ファス
ナーで取付けられているため、洗濯時や取付け不要時に
取り外すことが出来る。
【図1】本発明の防護衣の代表例の斜視図である。
【図2】本発明の防護衣の別の代表例の斜視図である。
1.化粧層(図2では耐切創用の防護層) 2.防護層(図2では耐突攻撃用防護層) 3.着脱用面ファスナー
Claims (2)
- 【請求項1】 作業着の上または内側に単繊維の引張り
強度15g/dr以上で引張り弾性率500g/dr以
上の有機繊維よりなり、目付が500〜1200g/m
2である布帛が取り付けられた防護衣。 - 【請求項2】 単繊維の引張り強度15g/dr以上、
引張り弾性率500g/dr以上の有機繊維よりなる布
帛で構成された防護衣であり、該防護衣の全体の総目付
が100〜500g/m2で、部分的に500〜120
0g/m2である防護衣。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321628A JPH06174396A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 防護衣 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4321628A JPH06174396A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 防護衣 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06174396A true JPH06174396A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18134633
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4321628A Pending JPH06174396A (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | 防護衣 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06174396A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002006757A3 (fr) * | 1997-10-16 | 2007-10-25 | Yoshiro Kawashima | Tablier pare-balles/pare-couteaux |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62135358A (ja) * | 1985-03-11 | 1987-06-18 | アライド・コ−ポレ−シヨン | 外来衝撃物の貫通を阻止するのに有効な製品 |
| JPH03109435A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-09 | Imperial Chem Ind Plc <Ici> | 複合外装材料 |
| JPH04263646A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-09-18 | Teijin Ltd | 防護衣用布帛 |
| JPH04333603A (ja) * | 1990-11-26 | 1992-11-20 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 護身用衣料 |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP4321628A patent/JPH06174396A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62135358A (ja) * | 1985-03-11 | 1987-06-18 | アライド・コ−ポレ−シヨン | 外来衝撃物の貫通を阻止するのに有効な製品 |
| JPH03109435A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-05-09 | Imperial Chem Ind Plc <Ici> | 複合外装材料 |
| JPH04333603A (ja) * | 1990-11-26 | 1992-11-20 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | 護身用衣料 |
| JPH04263646A (ja) * | 1991-02-15 | 1992-09-18 | Teijin Ltd | 防護衣用布帛 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002006757A3 (fr) * | 1997-10-16 | 2007-10-25 | Yoshiro Kawashima | Tablier pare-balles/pare-couteaux |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6581212B1 (en) | Protective garment | |
| WO2001067902A2 (en) | A protective garment | |
| DE10030747A1 (de) | Eindringfestes Kleidungsstück | |
| JPH11513444A (ja) | ポリウレタンで被覆した耐摩損性材料から成る作業パンツ衣料 | |
| US6696128B2 (en) | Safety blanket for accident victim | |
| US20070099528A1 (en) | Reinforced multilayer material and protective wear made therefrom | |
| US8978162B2 (en) | Cut resistant garment | |
| CN210226934U (zh) | 多功能作战背心 | |
| CA2140509A1 (en) | Three dimensional camouflage material | |
| CN212806747U (zh) | 一种防弹防刺服 | |
| EP2873336B1 (en) | Adjustable cut resistant protective garment and kit therefore | |
| CN214283375U (zh) | 一种具有防割功能安全穿戴套装 | |
| JP3782427B2 (ja) | 防刃服 | |
| EP0475958B1 (en) | Pierceproof clothing material and objects such as work gloves and vests made entirely or partly of such material | |
| CA2858880A1 (en) | Composite fabric assembly | |
| CN219869304U (zh) | 一种带有便拆式护颈的警用防刺服 | |
| CN219556368U (zh) | 防冲撞背心 | |
| CN211379752U (zh) | 一种警用擒拿用耐割防刺手套 | |
| JP4186272B2 (ja) | 防刃衣 | |
| CN212728858U (zh) | 一种高性能轻便型防砍服 | |
| CN214950896U (zh) | 一种快穿轻便型防暴服 | |
| CN212754334U (zh) | 一种多功能防护服 | |
| CN2281665Y (zh) | 全防型防护马甲 | |
| JP3053590U (ja) | ベスト | |
| JP3131940U (ja) | 防刃衣料 |