JPH0617576A - 連 窓 - Google Patents

連 窓

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JPH0617576A
JPH0617576A JP26505691A JP26505691A JPH0617576A JP H0617576 A JPH0617576 A JP H0617576A JP 26505691 A JP26505691 A JP 26505691A JP 26505691 A JP26505691 A JP 26505691A JP H0617576 A JPH0617576 A JP H0617576A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結構造の確実化と連結作業の容易化を共に
充足し実現可能な連窓構造を得ること。 【構成】 縦横のサッシ枠を組み合わせて独立の窓を形
成するとともに、これらの窓を方立で連結してなる連窓
であって、各窓の縦枠は、建物躯体に対する取付け用構
成部分と、隣接する窓に対する連結用構成部分とを備
え、且つ、前記取付け用構成部分及び前記連結用構成部
分は、その構成部材が一部共通し、前記方立ては、サッ
シ枠の見込み方向に平行な部分と非平行な部分とを備え
た基板を有し、且つ、前記基板の平行な部分及び非平行
な部分が、前記縦枠の前記取付け用構成部分及び連結用
構成部分における前記一部共通構成部材との間で係止す
る構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物躯体に取付けられ
る連窓出窓体に関し、より詳細には、各々独立した窓を
左右に連結するとともに、中央部分の窓を室外側に突出
する形式の連窓出窓体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居住空間の拡大化要請に伴い、サ
ッシ枠の需要も内付けサッシから外付け式へと移行しつ
つある。特に半外付けサッシは、各種の窓、例えば引違
い窓、はめ殺し窓、回転窓など多種のものに用いられて
いる。
【0003】この半外付けサッシは、図8及び図9に示
すように、各種の窓によって必然的に異なる各個のサッ
シ主体部分8を除いては、各サッシに共通に、サッシ主
体部分の背面側において、見込み幅の略中央の箇所に建
物躯体取付け用の鉛直取付片81を有し、そして屋外側
が窓開部から突出する関係上、サッシ主体部分の室内側
端部を建物躯体取付片82となして固着の確実化を図
り、また、サッシ主体部分の背面側には、建物躯体ない
し補助部材に当接する一対の係止片83,84を備えて
サッシ枠固着の安定化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような半外付けサ
ッシを主流とする近時のサッシ窓において、本出願人は
先に、連窓構造体に好適な方立装置を提案した。これを
略述すると、前記半外付けサッシの取付片81を係止片
83,84の先端部分に揃えて剥取り、そのサッシ縦枠
と中骨なる方立補助枠とを組合せて方立組体を形成する
ものであった。
【0005】このような新しいタイプの方立組体におい
て、方立組体は、実際には各々独立した窓を方立補助枠
で連結する場合(連窓体)に現実化される。したがっ
て、当該連結部位は、これに加えられる荷重に対し剛性
を備えなければならないため、少なくとも複数箇所の螺
着を行うなど、わけても連結構造の確実化が要請されて
いる。
【0006】さらに、この連窓体は、その室外側部分は
所定幅だけ建物躯体から室外に突出せしめられることに
なる。
【0007】この場合、方立組体とともにサッシ窓の開
口部を構成する他の箇所、すなわち例えば室外側のガラ
ス障子などが装着される箇所は、それらの上下に上下枠
が取付けられるので問題ないが、方立組体の上下端部は
外部と連通することになるので、サッシ取付け時のモル
タル仕上げにおいて、また、雨仕舞などにおいて、当該
連通構造の存在は好ましくないことが判明した。
【0008】ところで、従来の連窓構造体の連結部位
に、キャップ材の用いられているものが知られている
(例えば、実開昭59−60277号、同59−881
89号)。そこで、これら従来公知のキャップ材を、上
述した半外付けサッシからなる連窓構造体に適用するこ
とが考慮されることとなる。
【0009】そして、前記実開昭59−60277号公
報のキャップ材は、単に嵌め込まれている取付け態様で
あり、また、実開昭59−88189号公報のキャップ
材は、嵌着の後にスポット溶接によってサッシに取付け
られている。
【0010】しかし、キャップ材を単に嵌着する態様の
ものは、キャップ材とサッシとの間における相互の補強
がなされないし、他方、スポット溶接するものにあって
は、相互の補強がなされる反面、溶接作業という通常の
サッシ組立て作業では用いられない特段の作業を必要と
する不都合がある。
【0011】本発明は、半外付けサッシを用いて出窓体
を形成したものであって、所定幅だけ建物躯体から出窓
体を室外に突出させた場合に、その突出した部分の方立
組体の上下端部をキャップ材で閉蓋して、当該方立組体
の上下端部開口を閉塞するようにしたものであり、併せ
て、上記従来のキャップ材装着構造において有していた
欠点を解消することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、実
施例で用いた符号を付して記すと、縦横枠を組み合わせ
て独立の窓W1,W2を形成するとともに、これらの窓W1,
W2を方立補助枠4で連結してなる連窓出窓体であって、
前記窓W1,W2のうち、両側の窓W1,W1は建物壁面と平行
に設けられ、中央部分の窓W2,W2は室外側へ突出して設
けられ、さらに、前記方立補助枠4による窓W1,W2の連
結において、当該隣接する窓の各縦枠1,1と方立補助
材4は、それぞれの室外側端部において室内外方向の凹
凸嵌合の係止がなされるとともに、方立補助枠4の室内
側に設けたねじ受け部7bに、縦枠1の室内側取付片3
cからビスを挿通して、室内側端部において相互に螺着
され、前記縦枠1,1と方立補助材4との連結部の上下
端部に、室外側端縁と該端縁から所定幅Bだけ室内側に
入り込んだ部位との間にキャップ材9を装着してなり、
前記方立補助材4の室外側端縁から前記所定幅Bの範囲
内における適位部分にビスホール10を形成し、該ビス
ホールにキャップ材9からビスを挿通して、該キャップ
材を方立補助材4に固着した。
【0013】
【作用】このように構成した場合は、独立の窓が方立補
助枠を介装して相互に連結され、連窓出窓体が形成され
る。連結部位にはキャップ材が上下に螺着される。この
ように複数の窓が連結されて一つの出窓体を形成した
後、建物開口部の建物躯体に取付けられる。
【0014】上記出窓体は、隣接する窓の連結が、各窓
の縦枠と方立補助枠との結合において、室外側は螺着で
なく凹凸嵌合による係止にてなされているところ、この
係止に対しては、上下のキャップ材によって縦枠と方立
補助枠との挾持がなされているので、室内側の螺着と同
様の係合保持状態がもたらされることとなる。
【0015】そして、凹凸嵌合による係止は室内外方
向、室内側の螺着は左右方向、キャップ材による縦枠と
方立補助枠との挾持は上下方向、という具合に、それぞ
れの固定の方向がいわば座標軸のX,Y,Zに相当し、
これにより連窓出窓体の連結剛性を向上させうることと
なる。
【0016】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基いて説明す
る。
【0017】図1は本発明に係る連窓出窓体を示す図で
あって、図4の連窓出窓体の横断面図に該当する。な
お、同図において、連窓出窓は中央部分が三角状に突出
するもので、その中、建物壁面と平行な窓W1,W1は嵌め
殺し、中央の窓W2,W2は竪軸回転窓であり、窓W1,W2の
交わる角度(なす角度)は略135度、また、窓W2,W2は
略90度となっている。
【0018】上記連窓出窓体において、方立組体Aは窓
W1,W2及び窓W2,W2の連窓用の方立組体を構成するもの
で、左右一対の縦枠1,1を中骨なる方立補助枠4で連
結してなるものである。
【0019】縦枠1は、本例の場合図2に示すように、
本来は外付けサッシの縦枠として使用されているもの
で、主体部分2の背面に四つの突出片3,3が突設さ
れ、これらの突出片に屈曲片3a,3aが形成されてい
る。そして、二番目の突出片3には、屈曲片3aよりさ
らにフィン3bを延設してあるので、これを本発明の連
窓に用いるに際し、該フィン3bを屈曲片3aの箇所で
剥取ることになる。また、左右一対の縦枠1,1は、そ
の主体部分2の背面側を対称的に設ける。
【0020】なお、図2の縦枠1において、屈曲片3a
は前述図9縦枠の係止片83,84に、フィン3bは同
じく取付片81に、また、主体部分2の室内側取付片3
cは建物躯体取付片82に、それぞれ相当するものであ
る。
【0021】このように、縦枠1に外付けサッシの縦枠
を用いた場合は、縦枠自体を兼用することができ、別途
新たに型材を起すことを要しないので好都合である。
【0022】中骨なる方立補助枠4は、図3に示すよう
に、中空状基体5と、該基体に連接する延出片6とを備
え、延出片6に連接する基体5の側壁51,51は、窓
W1,W2の連窓用方立組体を構成する本例の場合、該延出
片の基部から、略45度拡開して設けられている。そし
て、方立補助枠4の基体5及び延出片6から、左右に対
称形状の突出片7,7を設けている。
【0023】この突出片7には、前記縦枠1の屈曲片3
a,3aを係止する溝部7a,7aと、縦枠主体部分2
に螺着されるねじ受け部7bとを備える。図3に示す実
施例では、溝部7aを備える突出片7を延出片6の先端
と基体5の側壁51に設け、ねじ受け部7bを備える突
出片7は基体5の室内側端に設けている。10はビスホ
ールで、建物躯体Pから突出した部分における方立補助
枠4に、図3では延出片6に、設けている。なお、本発
明において、上記実施例の場合、溝部7aは少なくとも
延出片6に形成してあればよく、基体5の側壁51に設
けた溝部7aは必須の構成要素ではない。
【0024】また、縦枠1と方立補助枠4との連結にお
いて、本例の場合は溝部7aの開口方向が一定(図中、
室外向き開口)で、かつねじ受け部7bは中空状基体5
の室内側端部の箇所、すなわち最も室内側に位置する縦
枠主体部分2の突出片3よりも室内側に設けてあるの
で、方立補助枠4は、所定角度を設けて対峙する縦枠
1,1間に適当に嵌挿した後、図1に示す矢印の方向へ
スライドさせるだけで、両者の連結位置決めはすこぶる
簡単になされることになる。因に、本発明の連窓出窓体
は、このように縦枠1,1と方立補助枠4とを連結し
て、すなわち隣接する窓W1,W1及びW2,W2を方立補助枠
4で連結して、一つの出窓体を形成し、この出窓体を建
物開口部の建物躯体Pに取付けるものである。
【0025】図1において、図中、右方の方立組体は他
の実施態様に係る方立補助枠4を用いた出隅方立で、図
4の中央の窓W2,W2の連窓用方立組体を構成するもので
ある。本例では、溝部7aを備える突出片7を基体5の
側壁51にのみ設け、ねじ受け部7bを備える突出片7
は延出片6の室内側端に設けている。なお、この場合
は、突出片7自体がねじ受け部7bを兼ね備えている。
【0026】なお、本発明において、方立補助枠突出片
7には、前記縦枠の屈曲片3aを係止する溝部7aと、
縦枠主体部分2に螺着されるねじ受け部7bとを少なく
とも各一つ備えておけばよい。すなわち、縦枠1と方立
補助枠4は、少なくとも、それぞれの室外側端部におい
て凹凸嵌合の係止がなされるとともに、室内側端部にお
いて相互に螺着されることになる。
【0027】さて、このような方立組体Aは、図5に示
すように、その室外側部分は所定幅Bだけ建物躯体Pか
ら室外に突出せしめられる。この場合、窓W1,W2のガラ
ス障子装着箇所はそれらの上下に上下枠が取付けられる
が、方立組体Aの上下端部は外部と連通することにな
る。
【0028】そこで、本発明では、その突出した部分の
上下端部をキャップ材9で閉蓋した。このキャップ材9
は、図6及び図7に示すように、建物躯体Pから突出し
た部分の方立組体Aの横断面形状に適合する蓋部91
と、該蓋部の室内側に立設した壁部92とを備えてなる
もので、図6のキャップ材9は図1・5の左側の方立組
体Aを、また、図7のキャップ材9は右側の方立組体A
を、それぞれ閉蓋することになる。方立補助枠4にはビ
スホールを形成し、これにキャップ材9の蓋部91から
ビスを挿通して、キャップ材9を方立組体Aに固着す
る。この場合、キャップ材9は、前述のように、建物躯
体Pから突出した部分の方立組体Aに被着されるもので
あって、その壁部92は蓋部91の室内側に立設されて
いるので、壁部92は、その位置が必然的に上枠の鉛直
取付片(図8参照)と合致することとなる。したがっ
て、キャップ材9の蓋部91からビスを挿通して該キャ
ップ材を方立組体Aに固着すれば、前記壁部92は上枠
の前記鉛直取付片を室外側から覆うこととなる。
【0029】これらの実施例において、キャップ材9の
閉蓋後はその箇所にモルタル施工がなされることにな
る。
【0030】
【発明の効果】本発明の連窓出窓体は以上説明したよう
に、複数の独立した窓を方立補助枠で連結して、中央部
分を室外側へ突出した出窓として構成され、縦枠と方立
補助枠は、室外側端部において凹凸嵌合の係止がなされ
るとともに、室内側端部において螺着されるので、つま
り螺着が室内側でのみなされるので、組体の結合作業が
簡易化される。しかも、この場合、室外側の係止箇所に
はキャップ材が位置して、その蓋部で覆われるので、当
該係止部位が螺着されていなくても、すなわち単なる凹
凸嵌合の係止であっても、縦枠と方立補助枠との間に上
下方向のズレを生じることがなく、さらに、係止部位に
風雨が侵入するおそれも生じることがない。また、キャ
ップ材は蓋部の室内寄り位置にビスを挿通して方立補助
枠にビス止めしているので、上下のキャップ材が方立補
助枠と縦枠とを間に挾むようにしてこれらを固定するこ
ととなり、したがって、方立補助枠と縦枠との結合が確
実になされ、組み立てたものを運搬し、取付けるという
一連の作業において、その結合状態を十全に保持するこ
とができる。この点は、本発明のように、中央部分の窓
が室外側へ突出するものの場合にすこぶる有意義であ
り、この突出した窓の荷重の一部をキャップ材が担うと
いう機能を奏する。
【0031】上述したそれぞれの固定は、凹凸嵌合によ
る係止は室内外方向、室内側の螺着は左右方向、キャッ
プ材による縦枠と方立補助枠との挾持は上下方向、とい
う具合に、それぞれの固定の方向がいわば座標軸のX,
Y,Zに相当することとなり、したがって、これにより
連窓出窓体の連結剛性をより一層向上させることができ
る。
【0032】このように、本発明によれば、この種の連
窓出窓体において、連結剛性の向上を図りつつその上下
端部開口を閉塞し、以てサッシ取付け時のモルタル仕上
げや雨仕舞などに不都合をきたす事態を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる連窓出窓体を示す横断面図。
【図2】縦枠の斜視図。
【図3】方立補助枠を示す平面図。
【図4】本発明を実施した連窓出窓体を示す外観斜視
図。
【図5】図1の連窓出窓体においてその突出状態を示す
図。
【図6】本発明に用いるキャップ材を示す図で、(1),
(2) は斜視図と平面図。
【図7】本発明に用いるキャップ材を示す図で、(1),
(2) は斜視図と平面図。
【図8】半外付けサッシの縦断面図。
【図9】半外付けサッシの横断面図。
【符号の説明】
1 縦枠 2 主体部分 3 突出片 3a 屈曲片 4 方立補助枠 5 中空状基体 9 キャップ材 A 方立組体 B 幅 P 建物躯体
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月13日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 連窓
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物躯体に取付けられ
る連窓に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、居住空間の拡大化要請に伴い、サ
ッシ枠の需要も内付けサッシから外付け式へと移行しつ
つある。特に半外付けサッシは、各種の窓、例えば引違
い窓、はめ殺し窓、回転窓など多種のものに用いられて
いる。
【0003】この半外付けサッシは、図8及び図9に示
すように、各種の窓によって必然的に異なる各個のサッ
シ主体部分8を除いては、各サッシに共通に、サッシ主
体部分の背面側において、見込み幅の略中央の箇所に建
物躯体取付け用の鉛直取付片81を有し、そして屋外側
が窓開部から突出する関係上、サッシ主体部分の室内側
端部を建物躯体取付片82となして固着の確実化を図
り、また、サッシ主体部分の背面側には、建物躯体ない
し補助部材に当接する一対の係止片83,84を備えて
サッシ枠固着の安定化を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような半外付けサ
ッシを主流とする近時のサッシ窓において、本出願人は
先に、連窓構造体に好適な方立装置を提案した。これを
略述すると、前記半外付けサッシの取付片81を係止片
83,84の先端部分に揃えて剥取り、そのサッシ縦枠
と中骨なる方立とを組合せて方立組体を形成するもので
あった。
【0005】このような新しいタイプの方立組体におい
て、方立組体は、実際には各々独立した窓を方立で連結
する場合(連窓体)に現実化される。したがって、当該
連結部位は、これに加えられる荷重に対し剛性を備えな
ければならないため、少なくとも複数箇所の螺着を行う
など、わけても連結構造の確実化が要請されている。
【0006】他方、連結の際、それらの作業の容易化も
要請されている。この連結作業の容易化は、サッシ枠に
おける構成部材の構成の単純化を要請することとなる
が、その単純化が進むと、前記連結構造の確実化が図れ
なくなる。
【0007】本発明は、半外付けサッシを用いて連窓を
形成した場合に、連結構造の確実化と連結作業の容易化
というともすると二率背反する要請を実現可能な連窓構
造を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、縦
横のサッシ枠を組み合わせて独立の窓を形成するととも
に、これらの窓を方立で連結してなる連窓であって、各
窓の縦枠は、建物躯体に対する取付け用構成部分と、隣
接する窓に対する連結用構成部分とを備え、且つ、前記
取付け用構成部分及び前記連結用構成部分は、その構成
部材が一部共通し、前記方立ては、サッシ枠の見込み方
向に平行な部分と非平行な部分とを備えた基板を有し、
且つ、前記基板の平行な部分及び非平行な部分が、前記
縦枠の前記取付け用構成部分及び連結用構成部分におけ
る前記一部共通構成部材との間で係止する構成を有して
いる連窓である。
【0009】
【作用】このように構成した場合は、独立の窓が方立を
介装して相互に連結され、連窓が形成される。このよう
に複数の窓が連結されて一つの連窓体を形成した後、建
物開口部の建物躯体に取付けられる。
【0010】前記連窓は、隣接する窓の連結が、各窓の
縦枠における連結用部分と方立とによってなされ、ま
た、このようにして連結された状態の連窓は、建物躯体
に対し、その取付け用構成部分が取付けられる。
【0011】前記取付け用構成部分及び前記連結用構成
部分は、その構成部材が一部共通しているので、部材の
可及的省構成化を図ることができる。しかも、縦枠の一
面側が建物躯体に取付けられるときは、当該一面側が他
の窓と連結されることはなく、逆に、縦枠の一面側が他
の窓と連結するときは、当該一面側が建物躯体に取付け
られることがないので、前記一部共通部材が存在してい
ても支障を生じない。
【0012】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基いて説明す
る。
【0013】図1は本発明に係る連窓を示す図であっ
て、図4の連窓の横断面図に該当する。なお、同図にお
いて、連窓は中央部分が三角状に突出するもので、その
中、建物壁面と平行な窓W1,W1は嵌め殺し、中央の窓W
2,W2は竪軸回転窓であり、窓W1,W2の交わる角度(な
す角度)は略135度、また、窓W2,W2は略90度となって
いる。
【0014】上記連窓において、方立組体Aは窓W1,W2
及び窓W2,W2の連窓用の方立組体を構成するもので、左
右一対の縦枠1,1を中骨なる方立4で連結してなるも
のである。
【0015】縦枠1は、本例の場合図2に示すように、
本来は半外付けサッシの縦枠として使用されているもの
で、主体部分2の背面に四つの突出片3,3が突設さ
れ、これらの突出片に屈曲片3a,3aが形成されてい
る。そして、二番目の突出片3には、屈曲片3aよりさ
らにフィン3bを延設してあるので、これを本発明の連
窓に用いるに際し、該フィン3bを屈曲片3aの箇所で
剥取ることになる。この剥取った後のフィン3bは連結
用構成部分をなすものである。また、左右一対の縦枠
1,1は、その主体部分2の背面側を対称的に設ける。
【0016】なお、図2の縦枠1において、屈曲片3a
は前述図9縦枠の係止片83,84に、フィン3bは同
じく取付片81に、また、主体部分2の室内側取付片3
cは建物躯体取付片82に、それぞれ相当する取付け用
構成部分をなすものである。
【0017】このように、縦枠1に外付けサッシの縦枠
を用いた場合は、取付け用構成部分及び前記連結用構成
部分の構成部材が一部共通しているので、縦枠自体を兼
用することができ、別途新たに型材を起すことを要しな
いので好都合である。
【0018】中骨なる方立4は、図3に示すように、中
空状基体5と、該基体に連接する延出片6とを備え、延
出片6に連接する基体5の側壁51,51は、窓W1,W2
の連窓用方立組体を構成する本例の場合、該延出片の基
部から、略45度拡開して設けられている。そして、方立
4の基体5及び延出片6から、左右に対称形状の突出片
7,7を設けている。
【0019】この突出片7には、前記縦枠1の屈曲片3
a,3aを係止する溝部7a,7aと、縦枠主体部分2
に螺着されるねじ受け部7bとを備える。図3に示す実
施例では、溝部7aを備える突出片7を延出片6の先端
と基体5の側壁51に設け、ねじ受け部7bを備える突
出片7は基体5の室内側端に設けている。10はビスホ
ールで、建物躯体Pから突出した部分における方立4
に、図3では延出片6に、設けている。なお、本発明に
おいて、上記実施例の場合、溝部7aは少なくとも延出
片6に形成してあればよく、基体5の側壁51に設けた
溝部7aは必須の構成要素ではない。
【0020】また、縦枠1と方立4との連結において、
本例の場合は溝部7aの開口方向が一定(図中、室外向
き開口)で、かつねじ受け部7bは中空状基体5の室内
側端部の箇所、すなわち最も室内側に位置する縦枠主体
部分2の突出片3よりも室内側に設けてあるので、方立
4は、所定角度を設けて対峙する縦枠1,1間に適当に
嵌挿した後、図1に示す矢印の方向へスライドさせるだ
けで、両者の連結位置決めはすこぶる簡単になされるこ
とになる。因に、本発明の連窓は、このように縦枠1,
1と方立4とを連結して、すなわち隣接する窓W1,W1及
びW2,W2を方立4で連結して、一つの出窓体を形成し、
この出窓体を建物開口部の建物躯体Pに取付けるもので
ある。
【0021】図1において、図中、右方の方立組体は他
の実施態様に係る方立4を用いた出隅方立で、図4の中
央の窓W2,W2の連窓用方立組体を構成するものである。
本例では、溝部7aを備える突出片7を基体5の側壁5
1にのみ設け、ねじ受け部7bを備える突出片7は延出
片6の室内側端に設けている。なお、この場合は、突出
片7自体がねじ受け部7bを兼ね備えている。
【0022】なお、本発明において、方立突出片7に
は、前記縦枠の屈曲片3aを係止する溝部7aと、縦枠
主体部分2に螺着されるねじ受け部7bとを少なくとも
各一つ備えておけばよい。すなわち、縦枠1と方立4
は、少なくとも、それぞれの室外側端部において凹凸嵌
合の係止がなされるとともに、室内側端部において相互
に螺着されることになる。
【0023】さて、このような方立組体Aは、図5に示
すように、その室外側部分は所定幅Bだけ建物躯体Pか
ら室外に突出せしめられる。この場合、窓W1,W2のガラ
ス障子装着箇所はそれらの上下に上下枠が取付けられる
が、方立組体Aの上下端部は外部と連通することにな
る。
【0024】そこで、本実施例では、その突出した部分
の上下端部をキャップ材9で閉蓋した。このキャップ材
9は、図6及び図7に示すように、建物躯体Pから突出
した部分の方立組体Aの横断面形状に適合する蓋部91
と、該蓋部の室内側に立設した壁部92とを備えてなる
もので、図6のキャップ材9は図1・5の左側の方立組
体Aを、また、図7のキャップ材9は右側の方立組体A
を、それぞれ閉蓋することになる。方立4にはビスホー
ルを形成し、これにキャップ材9の蓋部91からビスを
挿通して、キャップ材9を方立組体Aに固着する。この
場合、キャップ材9は、前述のように、建物躯体Pから
突出した部分の方立組体Aに被着されるものであって、
その壁部92は蓋部91の室内側に立設されているの
で、壁部92は、その位置が必然的に上枠の鉛直取付片
(図8参照)と合致することとなる。したがって、キャ
ップ材9の蓋部91からビスを挿通して該キャップ材を
方立組体Aに固着すれば、前記壁部92は上枠の前記鉛
直取付片を室外側から覆うこととなる。
【0025】これらの実施例において、キャップ材9の
閉蓋後はその箇所にモルタル施工がなされることにな
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の連窓、は以上説明したように構
成されるので、隣接する窓の連結が、各窓の縦枠におけ
る連結用部分と方立とによってなされ、また、このよう
にして連結された状態の連窓は、建物躯体に対し、その
取付け用構成部分が取付けられる。前記取付け用構成部
分及び前記連結用構成部分は、その構成部材が一部共通
しているので、部材の可及的省構成化を図ることができ
る。しかも、縦枠の一面側が建物躯体に取付けられると
きは、当該一面側が他の窓と連結されることはなく、逆
に、縦枠の一面側が他の窓と連結するときは、当該一面
側が建物躯体に取付けられることがないので、前記一部
共通部材が存在していても支障を生じない。
【0027】このように、本発明によれば、この種の連
窓において連結構造の確実化と連結作業の容易化という
二率背反する要請を、共に充足し実現可能な連窓構造を
得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる連窓を示す横断面図。
【図2】縦枠の斜視図。
【図3】方立を示す平面図。
【図4】本発明を実施した連窓を示す外観斜視図。
【図5】図1の連窓においてその突出状態を示す図。
【図6】キャップ材を示す図で、(1),(2) は斜視図と平
面図。
【図7】キャップ材を示す図で、(1),(2) は斜視図と平
面図。
【図8】半外付けサッシの縦断面図。
【図9】半外付けサッシの横断面図。
【符号の説明】 1 縦枠 2 主体部分 3 突出片 3a 屈曲片 4 方立 5 中空状基体 9 キャップ材 A 方立組体 B 幅 P 建物躯体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横枠を組み合わせて独立の窓W1,W2を
    形成するとともに、これらの窓W1,W2を方立補助枠4で
    連結してなる連窓出窓体であって、前記窓W1,W2のう
    ち、両側の窓W1,W1は建物壁面と平行に設けられ、中央
    部分の窓W2,W2は室外側へ突出して設けられ、さらに、
    前記方立補助枠4による窓W1,W2の連結において、当該
    隣接する窓の各縦枠1,1と方立補助材4は、それぞれ
    の室外側端部において室内外方向の凹凸嵌合の係止がな
    されるとともに、方立補助枠4の室内側に設けたねじ受
    け部7bに、縦枠1の室内側取付片3cからビスを挿通
    して、室内側端部において相互に螺着され、前記縦枠
    1,1と方立補助材4との連結部の上下端部に、室外側
    端縁と該端縁から所定幅Bだけ室内側に入り込んだ部位
    との間にキャップ材9を装着してなり、前記方立補助材
    4の室外側端縁から前記所定幅Bの範囲内における適位
    部分にビスホール10を形成し、該ビスホールにキャッ
    プ材9からビスを挿通して、該キャップ材を方立補助材
    4に固着したことを特徴とする連窓出窓体。
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