JPH0617582B2 - 近接線位置に連結壁及び接続壁を構築するための掘削穴を形造る掘削作業機械 - Google Patents

近接線位置に連結壁及び接続壁を構築するための掘削穴を形造る掘削作業機械

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JPH0617582B2
JPH0617582B2 JP31701088A JP31701088A JPH0617582B2 JP H0617582 B2 JPH0617582 B2 JP H0617582B2 JP 31701088 A JP31701088 A JP 31701088A JP 31701088 A JP31701088 A JP 31701088A JP H0617582 B2 JPH0617582 B2 JP H0617582B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、構築物(構造物・建物)の基礎工事に先立っ
て施工される境界線又は隣接する建物(以下、原則とし
て、境界線とする。)いっぱいの近接線(境界より10
mm〜700mmの範囲内を云う。)の所定位置(近接線位
置とする。)に、連結式の壁及び接続式の壁(本発明で
は、連結壁及び接続壁と称する。)を構築するための掘
削穴を形造る掘削作業機械に関する。
「従来の技術」 従来、この種、連続壁及び接続壁を構築する各種作動機
械又は工法として、例えば、家屋の連続壁工法として
は、一般に境界線より略100mm〜200mmの間隔を於
てH形鋼、矢板等を杭打機等で打ち込んで一応連続壁工
事が終了する。そして、前記位置より略400mm〜50
0mmの間隔を於て基礎工事をする。したがって、この基
礎工事が終了後、前記H形鋼、矢板等の連結壁用の機材
を引き抜き作業を終了すると、前記連続壁工事が最終的
に終了する。
その他、これに関する技術文献としては、特公昭49−
761号のロータリカッター式掘削機、及び特公昭49
−5402号のロータリカッター式掘削機による掘削方
法に開示されている掘削機があり、この掘削機は、ケー
シングと、このケーシングの下端で、かつ側板に設けた
スライドカッターと、このスライドカッター並びにケー
シング内に設けられる多数の爪を有する一対のロータリ
カッターとで構成されている。
また特公昭43−28150号の連続壁帯掘削機があ
り、この発明は、地表のレールを走行する走行部材と、
この走行部材に設けた側面崩壊防止板と、この防止板の
下端より突出するバケットと、及びこの下端に設けた刀
状部と、前記走行部材でかつ進行方向の後部に設けた後
部崩壊防止板とで構成されている。
また既設建物に近接の場所、或は施工重機を移動するこ
となく如何なる場所、地盤にもシートパイルを施工でき
るシートパイルの施工方法として、特開昭50−791
06号等の文献がある。
「発明が解決しようとする問題」 従来の連続壁工法によれば、前述の如く、その境界線よ
り略500mm〜700mmの処にしか基礎工事ができず、
土地の有効・有益利用が叫ばれている昨今問題があるこ
と。
また前述の記述文献は、確かに連続壁は構築される。し
かし、何れの文献も、掘削機の主要部となるバケット
が、側板(側面崩壊防止板)の前後方向(掘削機の前進
方向に於ける。)に大きく、又は幅方向に比較的小さく
突設されていないことから、掘削機本体に大きな土圧抵
抗がかかり、単なるカッター装着した構造の掘削機で
は、到底期待するほどの掘削は不可能であること。さら
に10m以上の長尺物のスプライン穴は、到底掘削でき
ないことは明らかである。
以上のようなことを主たる理由として、現在においても
製品化(殊に長尺の連結壁及び接続壁の掘削作業機械)
されていないのが、現状である。
またシートパイルの施工工法では、隣接構築物に近接し
てシートパイルが施工できるが、あくまでもシートパイ
ルの打設孔を掘削するに留まり、境界線、隣接構築物等
いっぱいに連結壁を構築するに際しては、構造面又は機
構面等において、その他の多くの付帯設備を要する課題
と、既述した従来の掘削機の構造と、原則として何ら変
わらない処である。
殊に掘削機が、クレーンのブームの旋回方向とは無関係
に、常に一定の進行方向を維持する構成(換言すれば、
ブームに櫓を介して掘削機が旋回自在に設けられている
構成)、並びに掘削機が片持ち式に吊架されることが、
近接線位置(近接線内の位置を云う。)に連結壁を成す
際とか、その他隅部の連結壁を成すに際しては、必要不
可欠であるにかかわらず前述の技術文献の掘削機などの
構造では、この点が何ら開示されていない。
またシートパイルの施工工法では、確かに既設構築物に
近接した場所にシートパイルは施工できるが、主、従軸
のオーガーを並設する構成のために、掘削孔は単なるシ
ートパイル用の並設された二つの孔にすぎない。したが
って、連側壁用の掘削穴を掘削するためには、二つの孔
間の土砂を再度掘削、排土する必要があり、工程の複雑
化、工事の長期化を招来する虞があること、並びに従動
オーガーの旋回は、停止孔とボルトとの係合であること
から、必ずしも自由かつ精緻な旋回位置が確保されると
は思われない。
更に連続壁帯掘削機では、近接線上に連結壁を成す際と
か、その他隅部の連結壁及び接続壁を成すに際しては、
全く不可能と考えられる。
殊に従来の掘削機による、コンクリート壁相互間の補強
材として、何ら開示されていないところから、特に長尺
物については、強度的に問題があるものと思われる。
「問題点を解決するための手段」 以上のような問題点を解決するために、本発明は、以下
のような構成を採用した。
即ち、本発明の近接線位置に連結壁及び接続壁を構築す
るための掘削穴を形造る掘削作業機械は、 境界線に近接する近接線上に連結壁及び接続壁を構築す
るために、クレーンの櫓に片持ち式に吊架される狭隘な
間隔に設けた鋼板と、当該鋼板間に設けた上下部鎖車に
懸架され、かつ当該上下部鎖車の駆動で摺動移行する正
逆転可能なチェーンと、このチェーンに架承された多数
の爪付へら型両曲面金具と、で構成される幅狭状の掘削
作業機械であって、 前記掘削作業機械の鋼板の内の一方の鋼板には櫓に吊架
される架承部材を設けるとともに、この一方の鋼板に設
けた長孔又はアングルには前記櫓の下方に設けた規制板
が挿設され、また前記鋼板の内の他方の鋼板の外側は平
板状になし、 また前記掘削作業機械に設けられた多数の爪付へら型両
曲面金具は、当該各爪付へら型両曲面金具のへら本体の
除土曲面並びに爪の全部が、前記鋼板の前後方向並びに
下方の端面より完全に突出し、かつそれらの両側部が、
前記鋼板の幅方向の端面よりかなり突出するようにする
とともに、この爪付へら型両曲面金具のへら本体の前方
に、前記爪が着脱自在に設けられるようにして、 構成される。
「作用」 次に本発明の作用を説明すると、クレーンに立設された
ブームに180゜旋回できる櫓を設け、この櫓に設けた
滑車を介して多数の爪付へら型両曲面金具を備えた掘削
作業機械を片持ち式に吊架する。したがって、掘削作業
機械の他方の鋼板は平坦となっていることから、隣接構
築物等に接するが如く配置することができる。このよう
に吊架された掘削作業機械を、近接線上の所定位置であ
って、かつ連結壁及び接続壁を構築する位置に配置し、
一方クレーンは連結壁及び接続壁を構築する位置より離
れた場所を走行可能となるように配置される。
この状態において、掘削作業機械の爪付へら型両曲面金
具を正逆転方向へ周回移行させ、土砂を掘削、排土しつ
つ、当該掘削作業機械及び爪付へら型両曲面金具を、順
次地中に掘進させる。この際に、前述の如く、爪付へら
型両曲面金具の全部並びにこれに設けた爪の全部が、両
鋼板の前後方向並びに下方の端面より突設していること
から、掘削作業機械の本体より一回り大きなスプライン
穴が形造される(掘削される)。これによって、掘削作
業機械の本体は土圧抵抗を受けることなく沈下してい
く。そして、このような作業を繰り返し、当該掘削作業
機械及び爪付へら型両曲面金具を所定地中位置に到らし
めると、掘削作業機械の本体より一回り大きなスプライ
ン穴の形造りが終了する。
その後、爪付へら型両曲面金具を僅か逆転移行した後、
この掘削作業機械を吊上げを図りつつ、この吊上げを介
して、当該掘削作業機械とスプライン穴との間に隙間が
形成されるので、当該隙間に生コンクリートを充填する
とともに、この生コンクリートが生乾きの時に、その土
圧荷重に対応して型鋼を、ほぼ鉛直状に挿入する。これ
により、型鋼で十分に補強されたコンクリート壁が構築
される。
続いて、クレーンを走行し、通常は前記コンクリート壁
と、ほぼ同じ長さの未掘削部分を残して、前述と同様に
掘削、生コンクリート並びに型鋼の挿入を介して、ここ
にもコンクリート壁を構築する。
以上のような作業及び操作を、近接線上の所定の位置に
おいて、順次なすことにより、当該位置に間欠式にコン
クリート壁が構築される。
その後は、ほぼ一日程度の期間をおいて、前述の間引き
された未掘削部分における掘削、生コンクリート並びに
型鋼の挿入を介してここにもコンクリート壁を構築す
る。
以上のような、作業を近接線位置の未掘削部分において
も、次々になすことによって、当該近接線位置に、連結
式及び接続式のコンクリート壁が構築される。
尚、この場合、コンクリート壁の連結結節及び接続結節
の目的よりして、例えば、10m以上の深さの連結壁及
び接続壁の場合では、通常コンクリート壁間にH形鋼を
挿設し、コンクリート壁相互の連繋と、連結壁及び接続
壁の補強を達成するようになすことが理想である。
以上のようにして、各区画又は区域の連結壁及び接続壁
を構築するために、先ず、本発明の掘削作業機械を用い
て、前記境界線、境界線構築物等いっぱいの位置、即
ち、近接線上の所定位置に、連結壁及び接続壁用の掘削
穴を形造る構造となっている。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ説明する
と、1はクレーンで、1aは当該クレーン1のブームで
あり、このブーム1aに180゜旋回できる櫓2が設け
られている。この櫓2には、滑車3を介して後述する掘
削作業機械4が略垂直状態に吊架されている。
尚、この掘削作業機械4は、狭隘な問題をもって立設し
た二枚の鋼板5、5aと、この鋼板5、5a間の上、下
端に軸着された上下部鎖車6、7と、この上下部鎖車
6、7巻に捲装された多数の爪付へら型両曲面金具8・
・・・・(以下単に8とする。)を設けたチェーン9と
で構成されている。その寸法は、概ね幅が90〜120
mm、同鋼板5、5aの間隔が17〜30mm、同丈が45
0〜800mmが理想と考えられる。また前記上下部鎖車
6、7間に捲装されたチェーン9は、前記鋼板5、5a
間に設けたモータ10で駆動され、もって爪付へら型両
曲面金具8が正逆転する。
図中11は掘削作業機械4は吊架する滑車、12はロー
プで、18は前記滑車11を支持する掘削作業機械4の
一面側に設けた架承部材である。したがって、掘削作業
機械4はこの架承部材18及び滑車11、ロープ12並
びに滑車3を介して、櫓2に略垂直状態に吊架されてい
るとともに、当該掘削作業機械4はブーム1aに対して
180゜旋回可能な状態に吊架されている。
尚、一方の鋼板5aには、その長手方向で、かつその中
央部分に規制板用の長孔19が開設されており、この長
孔19には、櫓2の下方に設けた規制板20が挿設さ
れ、掘削作業機械4の降下時における盲動をなくすよう
にし、前記所定位置に向かって、確実に掘進し、かつ前
記所定位置に掘削穴を刑造る構成となっている。また前
記長孔19に変えて、アングルに規制板20を挿設する
構造でもよい。
また爪付へら型両曲面金具8は、前記チェーン9に連結
するための一対のブラケット21、21を有しており、
この一対のブラケット21、21を介して、当該爪付へ
ら型両曲面金具8は、前記チェーン9にほぼ平行状に取
り付けられる。したがって、当該一対のブラケット2
1、21は、チェーン9を挟むことのできる間隔に配設
されている。この各ブラケット21、21にはそれぞれ
縦方向に2個の透孔22が開設されている。この透孔2
2内にはチェーン9に設けられたピン23が挿着され
る。このようにして、ピン23がブラケット21に挿着
されることにより、ブラケット21とチェーン9は連結
される。更にピン23には、大きな転輪24が遊嵌され
ており、この転輪24が掘削作業機械4の本体に設けた
チェーンガイド(図示せず)の沿って転動し、チェーン
9及び爪付へら型両曲面金具8等が、みだりにブレた
り、土圧抵抗により掘削作業機械4内に押し込まれる
(没入する)こと等がないように構成されている。
尚、爪付へら型両曲面金具8並びに後述の爪は、鍛造製
品が理想であるが、鋳造等その他の方法でも可能であ
る。またチェーンガイドは、後述の如く、爪付へら型両
曲面金具8を両鋼板5、5aより突出させる目的で、鋼
板5、5aの端面に可及的近くに設けられるとともに、
土砂の掘削作業機械4への付着を、極力少なくして作業
の容易化、簡易化、スピード化、省力化等に寄与する。
また図中25は後端にブラケット21、21を連設して
なるへら本体であって、このへら本体25の上下面には
除土曲面26をそれぞれ形成するとともに、この除土曲
面26は上下対称関係(掘削作業機械4を吊下した状態
で上下対称関係)となる側面視して略ト字型となってい
る。この一例では、除土曲面26の後部には数個の透孔
27が開設されており、除土曲面26の曲面と共に、す
くわれた掘削土砂の落下を容易にする等の目的で前記の
構造を採用する。又これにより、粘土質の掘削土砂にお
いても、爪付へら型両曲面金具8よりの掘削土砂のスム
ーズな落下を可能とする。また除土曲面26の根元部を
かなり肉厚として、土圧抵抗に対処し得る構成とする。
更にこのへら本体25の先端側には、一対のほぞ構造の
爪取付部25a、25aが突設されており、この爪取付
部25a、25aにはそれぞれ爪28が設けられてい
る。そして、取付手段として、例えばピン(図示せず)
の抜き差しを介して、この爪28が容易に取り外し又は
取り付けできる構成となっている。その主たる理由は、
当該爪28の例えば爪部28a、28aが磨耗又は磨損
等した場合、その取り替えを容易にするにある。
以上のように構成された爪付へら型両曲面金具8の主体
をなすへら本体25の除土曲面26の全部と、このへら
本体25に設けた爪28の全部が、両鋼鈑5、5aの前
後方向並びに下方の端面より完全に突出し、かつ幅方向
にもかなり突出する構成となっている。このように、除
土曲面26の両側並びに爪28の両側面が、両鋼鈑5、
5aの幅方向の端面よりかなり突出する構成であるの
で、掘削作業機械4で掘削されるフスプライン穴A、B
の形状は、この掘削作業機械4の本体より一回り大きく
掘削される。したがって、掘削作業機械4の本体に対す
る土圧抵抗をほぼ無くすことができることと、当該掘削
作業機械4の自重沈下が可能となる。また本発明が、主
目的とする処の長尺物の掘削穴でも、十分掘削ができる
ものである。
図中30はへら本体25の除土曲面26の先端と、爪2
8とで構成される凹部で、スプライン穴A、Bを形造っ
た場合に、連絡用の突部が形成されるように構成されて
いる。したがって、隣接するコンクリート壁14間に、
H形鋼を開設した場合に、H形鋼の隙間に突部が挿入さ
れ、ここに充填される生コンクリートを介してコンクリ
ート壁14間の連結が強固になる効果がある。
以上のように構成されたクレーン1並びに掘削作業機械
4を用いて、連結壁及び接続壁を構築する順序を第6図
を参照しつつ説明すると、先ずクレーン1を走行して停
止する。そして、掘削作業機械4を境界線15より僅か
離れた近接線11上の始端所定位置に停止させる。一
方、クレーン1は近接線17より離れた場所を走行可能
とする。
この状態において、モータ10をONしその出力軸に設
けた鎖車10aを回転させ、この回転を駆動側の上部鎖
車6に伝達する。この上部鎖車6の回転を介してチェー
ン9が、チェーンガイドに沿って周動移行し、もって爪
付へら型両曲面金具8が正逆転方向へ周回移行させる。
この爪付へら型両曲面金具8の爪28で掘削し、その掘
削土砂を除土曲面26で受け取る。このような爪付へら
型両曲面金具8の土砂の掘削、及び掘削土砂の排土(土
砂の掘削、排土とする。)を繰り返して掘削作業機械4
を掘進(沈下)作業及び操作をなすことにより、掘削作
業機械4の本体より一回り大きなスプライン穴Aが形造
られる。
このようにして、スプライン穴Aの形造り、又は土砂の
排土が完了すると、前述の大きさで、かつ所定の深さの
スプライン穴Aが形造られる。その後、この掘削作業機
械4を吊上げると、当該掘削作業機械4とスプライン穴
Aとの間に、隙間が形成されるので、この隙間に生コン
クリートを充填する。以上の操作、即ち、掘削作業機械
4の吊上げ及び生コンクリートの充填を繰り返し、当該
掘削作業機械4をスプライン穴Aより吊上げると、当該
スプライン穴Aに生コンクリートが充填される。そこ
で、所定時間経過後で、かつ生コンクリートが生乾き時
に、土圧荷重に対応して、例えば数本のH形鋼材、鋼
板、補強材等の型鋼16をほぼ鉛直状に挿入する。
このようにして、型鋼16で十分に補強されたコンクリ
ート壁14が構築されたならば、その後は前述の如く作
業を繰り返すことにより、三本斜線で示すように、間引
きされた未掘削部分の長さを残して、コンクリート壁1
4を間欠式に設けることがよい。
そうして、ほぼ一日程度経過後、前記コンクリート壁1
4が硬化した時点で、前述と同様な作業を介して間引き
された未掘削部分に、スプライン穴Bを形造るととも
に、掘削作業機械4の吊上及び生コンクリート並びに型
鋼16の挿入を介して、この部分にコンクリート壁14
を構築する。そして、硬化しているコンクリート壁14
との間に、H形鋼材等の補強部材を入れて、両者の連繋
を強固にする。
以上のような作業を繰り返して、近接線17上の所定位
置に、連結壁及び接続壁が構築されるものである。
尚、本発明では、爪付へら型両曲面金具8が正逆転可能
であるので、一方回転で、例えば正転で石等を咬んだ場
合は、逆転操作等をなすことにより、この咬んだ状態を
回避できる。またチェーン9のピン23間に、一対のブ
ラケット21を介して爪付へら型両曲面金具8を設ける
構成となっていることから、チェーン9の緊張並びに弛
緩を有効に利用して、へら本体25及び爪28の揺動が
可能となり、もって土中に石等がある場合は、爪付へら
型両曲面金具8の首を振り動作により、当該爪付へら型
両曲面金具8の破損、磨耗の減少に役立つ処である。
尚、以上のようにして、この一例では、近接線17上の
すべて位置に連結壁及び接続壁の工事終了する。この構
築された連結壁及び接続壁を利用して、例えば、従来と
同様に掘削、排土をした後に基礎工事をする。
「発明の効果」 以上詳述したように、本発明では、クレーンのブームに
180゜旋回できる櫓には、平面視して幅狭状でかつ多
数の爪付へら型両曲面金具を備えた掘削作業機械を吊架
し、しかもこの掘削作業機械はブームに180゜旋回で
きるように片持ち式に吊架し、前記多数の爪付へら型両
曲面金具を備えた掘削作業機械を、クレーンのブームの
旋回方向とは無関係に、常に一定の進行方向を維持する
構成である。
したがって、この掘削作業機械の駆動を介してスプライ
ン穴を形造り、かつ当該掘削作業機械の吊上げ及び当該
スプライン穴への生コンクリートの充填作業、更に型鋼
の挿入を介して境界線、隣接構築物等いっぱいに、かつ
連結壁及び接続壁を構築することができる。原則とし
て、連結壁及び接続壁する場所等にとらわれることな
く、確実かつ簡易に連結壁及び接続壁工事ができるこ
と。殊に、この掘削作業機械を利用することにより、境
界線、隣接構築物等いっぱいの近接線位置に連結壁及び
接続壁が構築されること、並びに連結壁及び接続壁の隅
部をも、確実かつほぼ完全になすことができる。また連
結壁及び接続壁の隅部、並びに前述の境界線、隣接構築
物等いっぱいの近接線位置への構築を介して、土地の有
効・有益利用が達成されること、並びに近接線位置に細
幅のスプライン穴を形造り、ここに生コンクリート並び
に型鋼を挿入して連結壁及び接続壁を構築することか
ら、従来問題となっていた隣地地盤のゆるみとか、家屋
等の傾きなどのトラブルがなくなり、住民や建築業者等
の関係者にとっては、大変に有益である。
殊に本発明は、掘削作業機械を構築する両鋼板と前後方
向及び下方の端面より爪付へら型両曲面金具を構築する
へら本体の除土曲面並びに爪の全部が突出し、またその
幅方向の端面より爪付へら型両曲面金具のへら本体の除
土曲面並びに爪のかなりの部分が突出される構築である
ので、掘削作業機械の本体より一回り大きな掘削穴がで
きる効果と、この効果を介して、掘削作業機械の本体に
対する土圧抵抗をほぼ無くすことができ効果、並びに掘
削作業機械の自重沈下が可能となり、かつ従来この種掘
削作業機械では、困難視されていた、長尺物の掘削穴で
も十分形造ることができる。また鋼板等の破損、磨耗は
極めて少なく、大変に有益である。更に磨耗する爪等
は、容易に取り替えができ、工事作業の容易化、迅速化
等に役立ち、かつ経済面なメリットも有する。
更に一方の鋼板に長孔等を設け、この長孔等に櫓の規制
板を挿設する構成であるので、掘削作業機械の盲動を防
止でき、所定の位置に確実にスプライン穴を形造れる効
果、更には強度の優れたコンクリート壁の構築ができ
る。
また掘削作業機械の爪付へら型両曲面金具の正逆転と、
掘削作業機械の吊上げ方式であるので、工事の簡素化、
迅速化に大いに役立つものである。
更に最も磨耗の激しい爪は、取り替えが簡易かつ容易に
おこなえるもので、大変に重宝すること。また掘削作業
中でも可能であり、工期の短縮化に寄与できる。更に土
質の条件に対応して取り替えができる利点と、これによ
り効率的な掘削が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示す図であり、第1図は正面
図、第2図同上拡大断面図、第3図は掘削作業機械の下
部と長孔等を示す拡大した図、第4図は爪付へら型両曲
面金具を更に拡大して示す平面図、また第5図は第4図
の側面図、第6図は施工の一例を示す説明図である。 1:クレーン、2:櫓 3、11:滑車、4:掘削作業機械 5、5a:鋼板、6:上部鎖車 7:下部鎖車、8:爪付へら型両曲面金具 9:チェーン、14:コンクリート壁 15:境界線、16:型鋼 17:近接線、18:架承部材 19:長孔、20:規制板 21:ブラケット、22、27:透孔 23:凹部、24:転輪 25:へら本体、25a:爪取付部 29:除土曲面、28:爪 28a:爪部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】境界線に近接する近接線上に連結壁及び接
    続壁を構築するために、クレーンの櫓に吊架される狭隘
    な間隔に設けた鋼板と、当該鋼板間に設ける上下部鎖車
    に懸架され、かつ当該上下部鎖車の駆動で摺動移行する
    正逆転可能なチェーンと、このチェーンに架承された多
    数の爪付へら型両曲面金具と、で構成される幅狭状の掘
    削作業機械であって、 前記掘削作業機械の鋼板の内の一方の鋼板には櫓に吊架
    される架承部材を設けるとともに、この一方の鋼板に設
    けた長孔又はアングルには前記櫓の下方に設けた規制板
    が挿設され、また前記鋼板の内の他方の鋼板の外側は平
    板状になし、 また前記掘削作業機械に設けられた多数の爪付へら型両
    曲面金具は、当該各爪付へら型両曲面金具のへら本体の
    除土曲面並びに爪の全部が、前記鋼板の前後方向並びに
    下方の端面より完全に突出し、かつそれらの両側部が、
    前記鋼板の幅方向の端面よりかなり突出するようにする
    とともに、この爪付へら型両曲面金具のへら本体の前方
    に、前記爪が着脱自在に設けられるようにして、 構成された近接線位置に連結壁及び接続壁を構築するた
    めの掘削穴を形造る掘削作業機械。
  2. 【請求項2】すき本体に設けた一対の爪の間に凹部が設
    けられる構成となっている特許請求の範囲第1項記載の
    近接線位置に連結壁及び接続壁を構築するための掘削穴
    を形造る掘削作業機械。
  3. 【請求項3】チェーンの緊張又は弛緩を介して爪付へら
    型両曲面金具に、僅かの首振り運動が付与される構成と
    なっている特許請求の範囲第1項又は第2項記載の近接
    線位置に連結壁及び接続壁を構築するための掘削穴を形
    造る掘削作業機械。
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