JPH06176689A - シャドウマスクの製造装置および製造方法 - Google Patents

シャドウマスクの製造装置および製造方法

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JPH06176689A
JPH06176689A JP33025692A JP33025692A JPH06176689A JP H06176689 A JPH06176689 A JP H06176689A JP 33025692 A JP33025692 A JP 33025692A JP 33025692 A JP33025692 A JP 33025692A JP H06176689 A JPH06176689 A JP H06176689A
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blank
shadow mask
punch
manufacturing
ray tube
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JP33025692A
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Fujio Takahashi
不二男 高橋
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラウン管用のシャドウマスクをプレス加工
した場合に周縁部に生じる「辺落ち」を有効に防止でき
るシャドウマスク製造装置を提供することを目的とする
ものである。 【構成】 ブランク8をプレス加工し、ブラウン管用の
シャドウマスクを製造するプレス装置であって、上記シ
ャドウマスクの中央部を成形する内側パンチ9aと、こ
の内側パンチ9aの外側に設けられ、上記シャドウマス
クの周縁部を成形する外側パンチ9bを具備するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シャドウマスク形カ
ラ−受像管(ブラウン管)に用いられるシャドウマスク
の製造装置および製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラ−テレビに用いるブラウン管には、
シャドウマスク形カラ−受像管(s-hadow mask type co
lor picture tube)と称されるものがある。このブラウ
ン管は、図11に示すようなもので、パネル1の内側近
傍にシャドウマスク2を具備する。
【0003】このシャドウマスク2は、図12(a)に
示すように、厚さ約0.1〜0.3mmの金属板で、同
図(b)に斜線で示す範囲に微小径の円形の孔が約33
万個規則的に穿設されたものである。
【0004】そして、このシャドウマスク2は、上記パ
ネル1の内側に赤緑青のドット状に塗布された三色蛍光
体5の近傍に配置され、図11に示すように、電子銃3
から出て偏光された電子ビ−ムLのうち上記孔を通過し
たものだけを上記三色蛍光体5に当て、発光させるよう
になっている。
【0005】また、上記シャドウマスク2は、上記偏光
された電子ビ−ムLの放射状の広がりに対応するため
に、一定の曲率半径を持つように曲成されている。この
ようなシャドウマスク2の成形は、例えば図13に示す
プレス装置を用いて行う。
【0006】このプレス装置は、下型7と、この下型7
に対向して設けられ、かつこの下型7に対して接離する
方向に駆動されることで上記下型7とでブランク8(上
記シャドウマスクの素材)のプレスを行うパンチ9(上
型)と、上記下型7の外側に設けられたダイ10と、上
記パンチ9の外側に設けられ、上記ダイ10の上面とで
上記ブランク8の外縁部をクランプするブランクホルダ
11とを具備する。
【0007】上記パンチ9の上部には押圧板12が設け
られ、この押圧板12の上面を図示しない油圧シリンダ
で押圧することで、上記パンチ9はプレス動作を行うよ
うになっている。また、上記下型7は、複数本のノック
アウトロッド13を介して油圧クッション14によって
弾性的に保持されるように制御するようになっている。
【0008】一方、上記シャドウマスク2の素材(ブラ
ンク8)としては、一般に鉄とニッケルの合金(アンバ
−材)が用いられる。このアンバ−材は、約200℃の
温間域で降伏応力が大きく低下する。したがって、上記
プレス成形は、上記シャドウマスク2の形状凍結性を高
めるために、約200℃の温間領域で行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題。】ところで、従来のプ
レス成形には、以下に説明する欠点がある。
【0010】すなわち、従来のプレス装置によって成形
されたシャドウマスク2は、図14に示すように、周縁
部2aの形状凍結性が悪く、「辺落ち」と称される曲率
半径が増加する現象が発生する。
【0011】次に、この「辺落ち」が発生する原因につ
いて図15(a)、(b)に示すグラフを参照して説明
する。なお、同図(a)は、上記シャドウマスク2の形
状を示すグラフである。
【0012】まず、同図(b)に示すように、上記ブラ
ンク8の塑性歪みは、このブランク8の中央部から周縁
部へと進行するが、周縁部では上記ブランクホルダ10
およびダイ11によって挟持されているために変位が規
制されるから、塑性歪みは次第に小さくなる。
【0013】一方、同図(b)に点線で示すのは、上記
塑性歪みのグラフに弾性歪みを足し合わせたものであ
る。この弾性歪みの大きさhは、上記塑性歪みとは異な
りブランク8の全幅に亘って略一定となる。これに対し
て、上述したように上記塑性歪みは、縁部に行くにした
がって小さくなるから、全歪みの大きさHに対する弾性
歪みの大きさhの割合は周縁部2aにいく程大きくな
る。これは、プレス解除後に周縁部2aの方が中央部に
比べて元の形状に復元しようとする傾向が大きいことを
示す。
【0014】このことにより、塑性変形と復元力との不
釣合が同図(a)にAで示す部分に集中し、この部分で
曲率が急激に変化する。これが辺落ちの原因であると考
えられる。
【0015】この辺落ちは、ブラウン管の蛍光面5とシ
ャドウマスク2との距離の不均一の原因となり、これが
電子ビ−ムLの焦点のぼけをもたらし、結果的に映像や
色のぼけの原因となる。特に高精度さを必要とするコン
ピュ−タ用のディスプレイ装置では特に問題となるた
め、この辺落ちの部分を除いた約90%の部分(図14
で2種類の斜線が重なっている部分)しかディスプレイ
面として使用できないということがある。
【0016】一方、この辺落ちの部分や絞りこみの部分
を切除して使用することも考えられるが、工数が多くな
ると共に、この部分を切除すると、全体の応力バランス
が変化して変形することが考えられる。また、ディスプ
レイ装置が大型化すると共に、材料の歩留まりも低いと
いうことがある。
【0017】この発明は、このような事情に鑑みて成さ
れたもので、周縁部に生じる辺落ちを有効に防止し、ブ
ラウン管用シャドウマスクの成形を良好に行えるシャド
ウマスクの製造装置および製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、ブランクをプレス加工し、ブラウン管用のシャドウ
マスクを製造するシャドウマスクの製造装置において、
上記シャドウマスクの中央部を成形する内側パンチと、
この内側パンチの外側に設けられ、上記シャドウマスク
の周縁部を成形する外側パンチとを具備することを特徴
とするものである。
【0019】第2の手段は、ブランクをプレス加工し、
ブラウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマス
クの製造方法において、ブランクを固定する第1の工程
と、シャドウマスクの周縁部を成形する第2の工程と、
シャドウマスクの中央部を成形する第3の工程とを具備
することを特徴とするものである。
【0020】第3の手段は、ブランクをプレス加工し、
ブラウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマス
クの製造装置において、上記シャドウマスクを成形する
パンチと、このパンチの上記シャドウマスクの周縁部を
成形する部位に設けられた段差部とを具備することを特
徴とするものである。
【0021】第4の手段は、ブランクをプレス加工し、
ブラウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマス
クの製造方法において、段差部を具備するパンチを用
い、このパンチでシャドウマスクを成形すると同時に、
上記段差部を上記シャドウマスクの周縁部に当接させ、
この部分の塑性歪みを増大させることを特徴とするもの
である。
【0022】第5の手段は、所定の温度以上で降伏応力
が低下する素材からなるブランクをプレス加工し、ブラ
ウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの
製造装置において、上記ブランクを所定温度以上に保温
する保温手段と、この保温されたブランクをプレス加工
しシャドウマスクを成形するパンチと、このパンチ内に
設けられ、成形したシャドウマスクを所定温度以下に冷
却する冷却手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0023】第6の手段は、所定の温度以上で降伏応力
が低下する素材からなるブランクをプレス加工し、ブラ
ウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの
製造方法において、ブランクを上記所定の温度以上に保
温する第1の工程と、所定温度以下に保温されたパンチ
を上記ブランクの中央部から周縁部へ順次当接させ、こ
のブランクをプレス加工つつ所定温度以下に冷却する第
2の工程とを具備することを特徴とするものである。
【0024】第7の方法は、上面でブランクの縁部を保
持するダイと、このダイに接離する方向に駆動され、こ
のダイとの間で上記ブランクをクランプするブランクホ
ルダと、このダイおよびブランクホルダの内側に設けら
れ、上記ブランクをプレス加工しブラウン管用のシャド
ウマスクを成形するパンチとを具備するシャドウマスク
の製造装置において、上記ダイの上面の上記パンチ側の
部分に、上記ブランクをクランプする高さより低い段差
部を設け、上記ブランクのこの段差部に対応する部位は
クランプしないようにしたことを特徴とするシャドウマ
スクの製造装置。
【0025】第8の手段は、ブランクの外縁をクランプ
し、このクランプされたブランクをプレス加工すること
でブラウン管用のシャドウマスクを成形するシャドウマ
スクの製造方法において、上記ブランクの縁部をクラン
プする第1の工程と、上記ブランクの、クランプされた
部位から所定寸法内側の部分をプレス加工する第2の工
程とを具備することを特徴とするものである。
【0026】
【作用】このような構成によれば、プレス加工後に、シ
ャドウマスクの周縁部に辺落ちが生じることが少ない。
【0027】
【実施例】以下、この発明の一実施例である第1〜第4
の実施例について図面を参照して説明する。なお、従来
例と同様の構成要素には同一符号を付してその説明は省
略する。まず、第1の実施例について説明する。
【0028】図1は、この第1の実施例のプレス装置
(シャドウマスク製造装置)を示したものである。この
プレス装置は、従来例(図13)と略同様の構成を有す
るものであるが、パンチ9は、内側パンチ9aと外側パ
ンチ9bとに分割されている。
【0029】このうち外側パンチ9bは、上記押圧板1
2の下面に設けられた上下駆動シリンダ16によって、
上記内側パンチ9aとは独立に上下駆動されるようにな
っている。次に、このプレス装置の動作について説明す
る。
【0030】同図(a)に示すように、まず、上記ダイ
10上にシャドウマスク2の素材であるブランク8が投
入される。ブランク8が投入されたならば、上記ブラン
クホルダ11が下降し、上記ダイ10の上面とで上記ブ
ランク8をクランプし固定する。
【0031】次に、同図(b)に示すように、上記上下
駆動シリンダ16が作動し、上記外側パンチ9bを下降
駆動して、まず上記ブランク8の周縁部(図2に示す2
a)を張り出し加工する。このとき、上記上下駆動シリ
ンダ16の駆動力は、上記下型7を保持するクッション
用油圧シリンダ14の保持力よりも大きくなるように設
定されている。
【0032】ついで、同図(c)に示すように、上記内
側パンチ9aが下降して上記ブランク8の中央部を張り
出し加工する。このとき、上記上下駆動シリンダ16は
上記クッション用油圧シリンダ14の保持力によって押
し縮められるようになっていて、上記外側パンチ9bは
移動しない。
【0033】そして、上記内側パンチ9aの下面と外側
パンチ9bの下面の高さが一致したならば、同図(d)
に示すように上記クッション用油圧シリンダ14の保持
力よりも大きなプレス力が上記押圧板12に加えられ、
上記下型7を押し下げつつ、最終的なプレスが行われ
る。このようなプレス方法によれば、上記「辺落ち」が
防止される。この理由を図2および図3を参照して説明
する。
【0034】すなわち、図2に拡大して示すように、ま
ず外側パンチ9bによって、点Aより外側の周縁部2a
の部分のプレスが行われることで、この部分に塑性歪み
が生じ、ブランク8の中央部に向かって伸びる。
【0035】次に、内側パンチ9aによってブランク8
の点Aより中央よりの部分のプレスが行われることで、
この部分には、ブランク8の中央部から歪みが生じ、ブ
ランク8の周縁部に向かって伸びる。このことで、上記
点Aの部分の塑性歪みは図3(b)のグラフに示すよう
に他の部分に比べて極端に大きくなる。このように点A
の塑性歪みを大きくすることができるから、従来例と異
なりこの点Aの部分で曲率半径が変化することが防止さ
れる。このことで、同図(a)に示すように、周縁部2
aに「辺落ち」が生じることが有効に防止される。次
に、第2の実施例について図4および図5を参照して説
明する。
【0036】第2の実施例のプレス装置は、図4に示す
ように、パンチ9の下面(プレス面)の上記ブランク8
の点Aに対応する部分に段差20(段差部)を設けたも
のである。このようなプレス装置によれば、第1の実施
例と同様に、点Aの部分の塑性歪みを他の部分と比べて
大きくすることができる。したがって、図5(a)、
(b)のグラフに示すように、第1の実施例と略同様の
効果が得られ、辺落ちを有効に防止することができる。
次に、第3の実施例について図6および図7を参照して
説明する。
【0037】図6に示すように、このプレス装置は図1
3に示す従来例と略同様の構成を有する。また、このプ
レス装置の下型7、ダイ10およびブランクホルダ11
内には、従来例および第1、第2の実施例では図示を省
略したヒ−タ21…(保温手段)が埋設されている。こ
のヒ−タ21は、上記ブランク8(アンバ−材)をあら
かじめ200℃以上に保温する機能を有する。一方、こ
の実施例のパンチ9内には、従来例と異なり上記ヒ−タ
は設けられず、その代わりに冷却水が流通する冷却管2
2(冷却手段)が設けられている。次に、このプレス装
置の動作について説明する。
【0038】このプレス装置は、従来例と略同様の動作
でプレス作業を行う。すなわち、上記パンチ9と下型7
は互いに対向する方向に駆動されることで、上記ブラン
ク8をプレスする。このとき上記パンチ9の下面は曲面
であるために、上記ブランク8は中央部から先に上記パ
ンチの下面と接触し、この部分から周縁部へ向かって順
次張り出し加工されいく。このため、歪みはブランク8
の中央部から周縁部へと進行していく。
【0039】ところで、この実施例のパンチ9は、冷却
水が流通することで、約20〜50℃に冷却されてい
る。したがって、あらかじめ200℃以上に保温された
ブランク8は、パンチ9と接触しある程度塑性ひずみが
得られた段階で、200℃以下に冷却され、前述したア
ンバ−材の特性によって降伏応力が増大し、降伏しにく
くなる。このことにより、このブランク8の塑性歪み
は、ある程度の大きさ以上には増加しないように規制さ
れる。
【0040】したがって、従来例のようにブランク8の
中央部の塑性歪みが他の部分に比べて大きくなるという
ことがなく、図7(b)に示すように、この塑性歪みの
大きさはブランク8の全幅に亘って略均一化される。
【0041】このことにより、従来例と異なり弾性歪み
の大きさhの全歪みの大きさHに対する割合が変化する
ことがないので、同図(a)に示すように、周縁部2a
に辺落ちが生じることが有効に防止される。次に第4の
実施例について図8〜図10を参照して説明する。図8
に示すのは、この第4の実施例のプレス装置の全体図で
ある。
【0042】このプレス装置は、図13に示す従来例の
プレス装置と略同様の構成を有する。ただし、上記ダイ
10の上面には、ブランク8を保持する第1の段差面1
0aと、この第1の段差面より若干低く形成されたこの
発明の段差部としての第2の段差面10bが設けられて
いる。次に、この第4の実施例のプレス装置の動作につ
いて図9(a)〜(e)を参照して説明する。
【0043】まず、同図(a)に示すように、パンチ9
と下型7の間にブランク8が投入される。このブランク
8は、上記ダイ10の第1の段差面10a上に保持され
る。ついで、同図(b)に示すように、上記ブランクホ
ルダ11が下降し、このブランクホルダ11の下面と上
記第1の段差面10aとでブランク8の縁部2cをクラ
ンプし固定する。
【0044】次に、同図(c)に示すように、パンチ9
が下降し、上記ブランク8の中央部から張り出し加工を
開始する。そして、上記ブランク8の縁が上記パンチ9
とダイ10との間に所定量挟みこまれたならば、同図
(d)に示すように、上記ブランクホルダ11は上昇
し、上記ブランク8のクランプを解除する。
【0045】さらに、上記パンチ9が下降することで、
同図(e)に示すように、上記ブランク8の縁部2cは
上記パンチ9とダイ10との間に完全に挟まれ、絞りこ
みが終了する。
【0046】このようなプレスによれば、上記ブランク
8の張り出し成形終了間際に、このブランクの周縁部2
aは縁部2cに引っ張れられる。このことによりこのブ
ランク8の塑性歪みは図10(b)に示すようにブラン
ク8の全幅に亘って略一定になる。
【0047】また、このブランク8の縁部2cは上記第
2の段差面10bがあるために完全には固定されていな
いので、大きな引っ張り力が作用しても、この段差面1
0bに対応する部分でその引っ張り力の増加を吸収する
ことができる。このことにより、この部分で上記ブラン
ク8が破断することが有効に防止される。
【0048】このことで、第3の実施例(図7(b))
と同様に、全歪みに対する弾性歪みの占める割合が変化
しないから、図10(a)に示すように、辺落ちは有効
に防止される。
【0049】なお、この第4の実施例で、上記ブランク
8のクランプを解除するタイミングは、上記ブランク8
の縁が上記パンチ9とダイ10との間に所定量挟みこま
れたときであったが、これに限定されるものではなく、
上記ブランク8が、上記パンチ9と下型7との間に挟み
込まれたときであっても良い。
【0050】これら、第1〜第4の実施例によれば、成
形されたシャドウマスク2の周縁部2aに辺落ちが生じ
ることが有効に防止されるから、この周縁部2aまでデ
ィスプレイ面として使用することができる。このことに
より、材料の歩留まりが向上すると共に、製品の小形化
および大画面化を図ることができる効果がある。なお、
上記一実施例では、上記ブランク8の素材はアンバ−材
であったが、これに限定されるものではない。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の第1の構
成は、ブランクをプレス加工し、ブラウン管用のシャド
ウマスクを製造するシャドウマスクの製造装置におい
て、上記シャドウマスクの中央部を成形する内側パンチ
と、この内側パンチの外側に設けられ、上記シャドウマ
スクの周縁部を成形する外側パンチとを具備するもので
ある。
【0052】第2の構成は、ブランクをプレス加工し、
ブラウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマス
クの製造方法において、ブランクを固定する第1の工程
と、シャドウマスクの周縁部を成形する第2の工程と、
シャドウマスクの中央部を成形する第3の工程とを具備
するものである。
【0053】第3の構成は、ブランクをプレス加工し、
ブラウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマス
クの製造装置において、上記シャドウマスクを成形する
パンチと、このパンチの上記シャドウマスクの周縁部を
成形する部位に設けられた段差部とを具備するものであ
る。
【0054】第4の構成は、ブランクをプレス加工し、
ブラウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマス
クの製造方法において、段差部を具備するパンチを用
い、このパンチでシャドウマスクを成形すると同時に、
上記段差部を上記シャドウマスクの周縁部に当接させ、
この部分の塑性歪みを増大させるものである。
【0055】第5の構成は、所定の温度以上で降伏応力
が低下する素材からなるブランクをプレス加工し、ブラ
ウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの
製造装置において、上記ブランクを所定温度以上に保温
する保温手段と、この保温されたブランクをプレス加工
しシャドウマスクを成形するパンチと、このパンチ内に
設けられ、成形したシャドウマスクを所定温度以下に冷
却する冷却手段とを具備するものである。
【0056】第6の構成は、所定の温度以上で降伏応力
が低下する素材からなるブランクをプレス加工し、ブラ
ウン管用のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの
製造方法において、ブランクを上記所定の温度以上に保
温する第1の工程と、所定温度以下に保温されたパンチ
を上記ブランクの中央部から周縁部へ順次当接させ、こ
のブランクをプレス加工つつ所定温度以下に冷却する第
2の工程とを具備するものである。
【0057】第7の方法は、上面でブランクの縁部を保
持するダイと、このダイに接離する方向に駆動され、こ
のダイとの間で上記ブランクをクランプするブランクホ
ルダと、このダイおよびブランクホルダの内側に設けら
れ、上記ブランクをプレス加工しブラウン管用のシャド
ウマスクを成形するパンチとを具備するシャドウマスク
の製造装置において、上記ダイの上面の上記パンチ側の
部分に、上記ブランクをクランプする高さより低い段差
部を設け、上記ブランクのこの段差部に対応する部位は
クランプしないようにしたことを特徴とするシャドウマ
スクの製造装置。
【0058】第8の構成は、ブランクの外縁をクランプ
し、このクランプされたブランクをプレス加工すること
でブラウン管用のシャドウマスクを成形するシャドウマ
スクの製造方法において、上記ブランクの縁部をクラン
プする第1の工程と、上記ブランクの、クランプされた
部位から所定寸法内側の部分をプレス加工する第2の工
程とを具備するものである。
【0059】このような構成によれば、成形されたシャ
ドウマスクの周縁部に辺落ちが生じることが有効に防止
でき、この周縁部をディスプレイ面として有効に使用す
ることができる。このことにより、材料の歩留まりが向
上すると共に、製品の小型化および大画面化を図ること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、この発明の第1の実施例を
示す工程図。
【図2】同じく、要部を拡大して示す縦断面図。
【図3】同じく、(a)は成形されたシャドウマスクの
形状を示すグラフ、(b)は成形後の半径方向の塑性歪
みを示すグラフ。
【図4】同じく、第2の実施例を示す縦断面図。
【図5】同じく、(a)は成形されたシャドウマスクの
形状を示すグラフ、(b)は成形後の半径方向の塑性歪
みを示すグラフ。
【図6】同じく、第3の実施例の要部を示す縦断面図。
【図7】同じく、(a)は成形されたシャドウマスクの
形状を示すグラフ、(b)は成形後の半径方向の塑性歪
みを示すグラフ。
【図8】同じく、第4の実施例を示す縦断面図。
【図9】(a)〜(e)は、同じく工程図。
【図10】同じく、(a)は成形されたシャドウマスク
の形状を示すグラフ、(b)は成形後の半径方向の塑性
歪みを示すグラフ。
【図11】ブラウン管を示す縦断面図。
【図12】(a)は、シャドウマスクを示す縦断面図、
(b)は平面図。
【図13】従来例を示す縦断面図。
【図14】(a)は、従来例で成形されたシャドウマス
クを示す縦断面図、(b)は平面図。
【図15】同じく、(a)は成形されたシャドウマスク
の形状を示すグラフ、(b)は成形後の半径方向の塑性
歪みを示すグラフ。
【符号の説明】
2…シャドウマスク、2a…周縁部、2c…縁部、8…
ブランク、9…パンチ、9a…内側パンチ、9b…外側
パンチ、10…ダイ、11…ブランクホルダ、10b…
第2の段差面(段差部)、20…段差(段差部)、21
…ヒ−タ(保温手段)、22…冷却管(冷却手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブランクをプレス加工し、ブラウン管用
    のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの製造装置
    において、上記シャドウマスクの中央部を成形する内側
    パンチと、この内側パンチの外側に設けられ、上記シャ
    ドウマスクの周縁部を成形する外側パンチとを具備する
    ことを特徴とするシャドウマスクの製造装置。
  2. 【請求項2】 ブランクをプレス加工し、ブラウン管用
    のシャドウマスクを製造するブラウン管シャドウマスク
    の製造方法において、ブランクを固定する第1の工程
    と、シャドウマスクの周縁部を成形する第2の工程と、
    シャドウマスクの中央部を成形する第3の工程とを具備
    することを特徴とするシャドウマスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 ブランクをプレス加工し、ブラウン管用
    のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの製造装置
    において、上記シャドウマスクを成形するパンチと、こ
    のパンチの上記シャドウマスクの周縁部を成形する部位
    に設けられた段差部とを具備することを特徴とするシャ
    ドウマスクの製造装置。
  4. 【請求項4】 ブランクをプレス加工し、ブラウン管用
    のシャドウマスクを製造するシャドウマスクの製造方法
    において、段差部を具備するパンチを用い、このパンチ
    でシャドウマスクを成形すると同時に、上記段差部を上
    記シャドウマスクの周縁部に当接させ、この部分の塑性
    歪みを増大させることを特徴とするシャドウマスクの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 所定の温度以上で降伏応力が低下する素
    材からなるブランクをプレス加工し、ブラウン管用のシ
    ャドウマスクを製造するシャドウマスクの製造装置にお
    いて、上記ブランクを所定温度以上に保温する保温手段
    と、この保温されたブランクをプレス加工しシャドウマ
    スクを成形するパンチと、このパンチ内に設けられ、成
    形したシャドウマスクを所定温度以下に冷却する冷却手
    段とを具備することを特徴とするシャドウマスクの製造
    装置。
  6. 【請求項6】 所定の温度以上で降伏応力が低下する素
    材からなるブランクをプレス加工し、ブラウン管用のシ
    ャドウマスクを製造するシャドウマスクの製造方法にお
    いてブランクを上記所定の温度以上に保温する第1の工
    程と、所定温度以下に保温されたパンチを上記ブランク
    の中央部から周縁部へ順次当接させ、このブランクをプ
    レス加工つつ所定温度以下に冷却する第2の工程とを具
    備することを特徴とするシャドウマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 上面でブランクの縁部を保持するダイ
    と、このダイに接離する方向に駆動され、このダイとの
    間で上記ブランクをクランプするブランクホルダと、こ
    のダイおよびブランクホルダの内側に設けられ、上記ブ
    ランクをプレス加工しブラウン管用のシャドウマスクを
    成形するパンチとを具備するシャドウマスクの製造装置
    において、上記ダイの上面の上記パンチ側の部分に、上
    記ブランクをクランプする高さより低い段差部を設け、
    上記ブランクのこの段差部に対応する部位はクランプし
    ないようにしたことを特徴とするシャドウマスクの製造
    装置。
  8. 【請求項8】 ブランクの外縁をクランプし、このクラ
    ンプされたブランクをプレス加工することでブラウン管
    用のシャドウマスクを成形するシャドウマスクの製造方
    法において、上記ブランクの縁部をクランプする第1の
    工程と、上記ブランクの、クランプされた部位から所定
    寸法内側の部分をプレス加工する第2の工程とを具備す
    ることを特徴とするシャドウマスクの製造方法。
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